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夢の先の現実

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  • 1:

    いつから狂い出したかなんてわからない。
    薄暗い部屋…煙草の煙が充満する。

    『私…シアワセだよ…』
    赤くついた印から涙がこぼれた。

    2008-10-17 19:00:00
  • 2:

    中学2年、14の夏。あのとき私の中にもうひとりの私が誕生した。

    「まこと!まことぉ〜??」
    大嫌いな母親の脅迫にも似た叫び声に飛び起きた。
    すぐ目の前で寝ている私をたたき起こす母親を押し退けた。
    『やばい、遅刻だ』

    2008-10-17 19:07:00
  • 3:

    母親の起こし方からそう判断した私はリビングに駆け込んだ。

    バンッ!

    けたたましくドアを開け、飛び込んだ私は思わず立ち尽くした。
    目に飛び込んだのは…
    焼き付いたのは…

    赤、赤、赤、赤、赤。

    2008-10-17 19:10:00
  • 4:

    「おつかれぇ。」

    バイトの休憩時間、バイト仲間で年下のちえが話しかけてきた。
    「あのさぁ、まこと彼氏と別れたんよなぁ?なんかなぁ、友達で女紹介しろって子がいるんやけど」

    2008-10-17 19:27:00
  • 5:

    私は内心だるいなぁと思いながらもなるべく感じよく「えっ、紹介してやぁ!」

    と答えた。

    今思えば、あれがなかったら私は貴方に出会ってなかったね…

    2008-10-17 19:30:00
  • 6:

    ちえから紹介された男の名前は健也。同い年の19才のトラック運転手だった。

    「で、その後どぉなん?健也くんと」
    「どぉって、まだ3日やし!まぁ、毎日メールはしてるけどなぁ。あっ、なんか今日友達と食べに来るとかいってたわぁ」

    今日も同じ時間バイトのちえと準備しながらそんなことを話していた。

    2008-10-17 19:36:00
  • 7:

    ちょうど日付がかわるころだったね…

    「ありがとうございました。いらっしゃいませぇ。」
    (あっ、多分あれ健也くんだ!)
    作業着のままの同世代の2人組。間違いないなと思いつつ、メールで想像した彼とかけはなれていないことにほっとした。
    深夜のファミレス。他には常連さん数組。ちえは今日は私より早くあがっていた。
    「お待たせ致しましたぁ。」

    2008-10-18 00:33:00
  • 8:

    …ピピピピピッ

    (朝か…)

    まだ半分以上寝てる体を無理やり起こした。

    2008-11-11 19:35:00
  • 9:

    嫌な夢みた…

    5年前のあの頃の夢。
    ため息をつきながら、その残骸の残る左腕に目をやった…

    2008-11-11 19:37:00
  • 10:

    名無しさん

    詳しくはこちら

    http://ac.la/onna

    2008-11-12 03:39:00
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