小説掲示板【triangle】…☆☆☆のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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【triangle】…☆☆☆

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  • 1:

    里菜

    あの頃の三人、今の三人。おかしな位変わった。

    今となれば笑い話だけどあの頃のあたし達、幼すぎて頑張り過ぎてたね。

    あたしにとってかけがえのないtriangle。

    2006-02-25 19:31:00
  • 101:

    里菜

    同性愛とかレズとかそんなんじゃない。
    ただ純粋に"友達になりたいな―…"そう思ってた。

    なぁ優梨?この気持ち、嘘じゃないんやで―?
    優梨もそ-思ってくれてた―…?

    2006-03-02 19:54:00
  • 102:

    里菜

    けど、桜君がいる限りそんな事は無理な話―。
    担当が被ってる同士が仲良くなる事を許されるはずがない―
    純粋にそう思ってたあの頃の優梨と里菜。

    そして桜君―。

    2006-03-02 20:03:00
  • 103:

    里菜

    けどそんな気持ちと−緒に、目障りに思う気持ちがあった事も間違いはない。

    2006-03-02 20:06:00
  • 104:

    里菜

    中断します?

    2006-03-02 20:06:00
  • 105:

    名無しさん

    テンポが早いから読みやすい!頑張ってな☆

    2006-03-02 20:07:00
  • 106:

    ???

    しおり?

    2006-03-02 23:16:00
  • 107:

    里菜

    111さん?
    読みやすいとかめちゃ嬉しいです??書き込みとか全然ないから、読んでくれている人がいるのかすごい不安でした?よければ引き続きお願いしますね?

    112さん?
    しおりありがとうございます?引き続き頑張るんでお願いします??

    2006-03-03 10:36:00
  • 108:

    里菜

    ―イベント当日の夜―
    少し早めに店に行った美奈とあたし。
    店にはもう何組かお客さんがいて、普段暗めの店内はブラックライトで青く光っていた。
    席の配置もイベント用に設置され、壁側にはズラッとスタンドの花が飾られてあった。
    あたしからの花もばっちりあって、とりあえずホッと−安心。

    2006-03-03 10:40:00
  • 109:

    名無しさん

    確かに読みやすい?頑張ってな?

    2006-03-03 10:40:00
  • 110:

    里菜

    美奈の担当の真に
    『桜君が席着いてる間に合図するし、カフェド出して欲しいねん』とお願いしてみた。
    けど真はやっぱり『おまえほんまにいいんけ?』と言う。
    けど今日のあたしは負けない。
    里『イベントやで?それぐらいいいやん??お願い!!』さすがイベント。真もオッケ-してくれて準備は整った。

    2006-03-03 10:44:00
  • 111:

    里菜

    すると桜君がグラスを持って席に回って来た。
    桜『おはよぉ♪おまえ花ありがと-なぁ。ビックリしたやんけぇ☆』
    里『うん☆』あたしはニコッと笑う事しかできなかったけど、桜君が喜んでくれてすごい嬉しかった。

    2006-03-03 10:48:00
  • 112:

    里菜

    店もお客さんが入り始めて満席になり始めた頃、桜君が周りを見ている隙に、紙袋から海老フライの入った入れ物を取り出し、机の上に広げた。
    里『桜君☆里菜作って来たでっ(^-^)v』
    桜君はビックリした様子で『おまえやばいってぇぇぇ!!!!』と大喜びしてくれた。
    それと同時にバ-バリ-の誕生日プレゼントを渡すと、桜『何もせんでえ-ゆ-たのに-…』と少しテンションが落ちた様に見えた。
    "…気に入らんかったんかな…"

    2006-03-03 10:55:00
  • 113:

    里菜

    ソッと桜君の顔を除き込むと、プレゼントをボ-っと見つめながら、少し目が潤んでるのが見えてしまった。
    "やばっっ"とっさに見てないフリをすると、桜君もいつものテンションに戻り、『えっ中何なん何なんっ☆』とプレゼントを開けはじめた。
    "気のせいかな?"

    2006-03-03 10:59:00
  • 114:

    里菜

    『カフスや〜んっ☆俺カフス欲しかってんってぇ!』そう言いながら腕の裾に付け始めた。
    "喜んでもらえて良かった―…"
    『里菜ありがとうな。ずっと付けるしな。』
    真剣な顔であたしに向かって微笑みながらゆってくれた。
    もうそれだけであたしの胸は−杯や―…

    2006-03-03 11:02:00
  • 115:

    里菜

    『海老フライ食お〜や海老フライっ♪』その桜君の−言と同時に、真にカフェドの合図をした。
    小皿に分けていると、シャンパンコ-ルの曲がかかった。
    シャンパンコ-ルなんて初めてのあたしはドキドキが鳴り止まない―
    すると、真があたしの席に向かって歩きながら『里菜ちゃんから〜誕生日の桜ちゃんにカフェド・カフェドパリ頂きやしたぁ☆☆☆あ〜りやっすぅ!!!!』とマイクに向かって叫んだ。

    2006-03-03 11:09:00
  • 116:

    里菜

    115さん?
    読みやすいとかありがとうございます?読んでもらえててめっちゃ嬉しいいです?徐々にtriangleになってくるんで、引き続きお願いします??

    2006-03-03 11:13:00
  • 117:

    里菜

    中断します?

    2006-03-03 11:13:00
  • 118:

    里菜

    "うわぁぁ恥ずかしっ"パッと右隣の桜君を見ると…真の方を見て唖然としている。
    "怒られるかな…"と思いながらもドキドキ。
    真『そんな桜君に里菜ちゃんから−言お願いしまぁす☆3・2・1ッ♪』
    あたしの元にマイクが向けられた。
    『桜君誕生日おめでとう☆』

    2006-03-03 12:18:00
  • 119:

    里菜

    『おめでと〜ございまぁぁす!!』店中の従業員が音楽に合わせて叫ぶ。
    シャンパンが運ばれてき、真も席に戻ってグラスにシャンパンを注ぐ。
    桜君は『ありがとうな…』そうあたしにつぶやくと、目からは涙がこぼれてた。
    たかがカフェドごときで涙を流してくれた―
    これがあたしが初めて見る桜君の涙やった。

    2006-03-03 12:22:00
  • 120:

    里菜

    店もだいぶ忙しくなってきた頃、桜君は『行ってくるわな☆』そう言うとグラスをカンッと鳴らして回って行った。
    "ふぅ-っ"あたしが−息付いたと同時に
    『いらっしゃいませぇ!!』
    パッと入り口を見ると―
    優梨が立っていた。

    2006-03-03 12:29:00
  • 121:

    里菜

    "来た―"
    優梨はこっちに向かってヒ-ルをカツカツ鳴らしながら歩いてくる―
    "―えっ…???"
    ≪ドカッ≫そう。優梨はあたしの隣の席に座ったのだ。
    "よりによってなんで隣なん…"そう思いながらも、ニコッと笑い合う当時の腹黒かったうちら―。

    2006-03-03 12:34:00
  • 122:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 123:

    里菜

    中断します?

    2006-03-03 12:41:00
  • 124:

    里菜

    気になりながらもあたしは美奈とヘルプと話す。
    ―すると何やらまたシャンパンコ-ルが始まるようだった。
    さすがイベント。シャンパンコ-ルは鳴り止まない。
    ふとコ-ルの主を見ると―
    優梨…そう、優梨だった。

    2006-03-04 20:13:00
  • 125:

    里菜

    優梨はカフェドから始まり、ドンペリ、ピンドン、バカラ、とどんどん格をげ、卸していく。
    そして、最後に卸した物、それは…
    リシャ-ル―。
    当時では150万はするであろう、夜の世界では十分王道であろう酒―。
    優梨は誇らしげにリシャ-ルを口にしていた。

    2006-03-04 20:19:00
  • 126:

    里菜

    その姿は、若干18歳ながらも、どれほど凛としていた事か―…
    たかがカフェド1本で涙を流してくれた桜君に少し…ほんの少し、申し訳なくなってしまった―
    そしてこんな自分がすごく…すごく―
    恥ずかしく、嫌になった。

    2006-03-04 20:29:00
  • 127:

    里菜

    優梨は当時も現在も売れっ子のクラブ嬢。
    15歳から実の母―ママの元で水商売に浸かった彼女の貫禄は18とは思えないほどのモノだった。
    後に分かった話、当時の優梨の月収は200を超えるモノだったそう―
    それに引き替え、あたし―里菜、はキャバクラ嬢とゆう名ももったいないほどのしょぼいモノだった。

    2006-03-04 20:41:00
  • 128:

    里菜

    そんな彼女にあたしはどこか憧れていたのかもしれない―。

    2006-03-04 20:42:00
  • 129:

    里菜

    その日の桜君のバ-スデイイベントは盛大なモノだった。
    店も終わり会計をし、あたしと美奈は優梨と千晶より先に、桜君と真に送り出しをされた。
    "…優梨ら、この後桜君らと逢うんかな…"
    当時のあたしと美奈はこんな事ばかり思っていた。

    2006-03-04 20:46:00
  • 130:

    里菜

    ビルの下に下りると、真の客が泣き暴れていた。
    『真呼んでっ!真っ!!』早くっっ!!!!桃、帰らへんもんっ!!!!』
    だいぶ酔っているのであろう彼女は、ツレや従業員に止められながらもひたすら暴れ続けていた。
    『えっ、何なんやろ…』それを気にする美奈。
    『…何なんやろなぁ…。』

    2006-03-04 20:50:00
  • 131:

    里菜

    腑に落ちない美奈を連れ、近くのコンビニに寄った。
    別に何か買う為じゃない。ただ、店の帰りは必ずといっていいほどこのコンビニに寄っていた。

    あの時コンビニに寄っていなかったら―
    今のうちらはなかったんかな…―?

    2006-03-04 20:55:00
  • 132:

    里菜

    中断します?

    2006-03-04 20:56:00
  • 133:

    名無しさん

    みてます???頑張って?さいね?

    2006-03-04 21:20:00
  • 134:

    里菜

    140さん?
    ありがとうございます?思い出しながら書いてるんで少しゆっくりになりますが、引き続きお願いします??

    2006-03-04 21:33:00
  • 135:

    里菜

    適当に立ち読みをしたり、店内をうろついて、ふと外を見てみると―
    そこにいたのは優梨と千晶やった。
    コンビニの外の手すりにもたれながら話している優梨と千晶…。
    あたしは咄嗟に『美奈!外に優梨と千晶おんで』と美奈に伝えていた。

    2006-03-04 21:36:00
  • 136:

    里菜

    担当が被っているうちら優梨と里菜、千晶と美奈…。
    喋るなんて絶対したらあかんかった事やのに…、あんだけ止められてた事やったのに―…
    あたしは約束を破り―…桜を裏切ってしまった。

    2006-03-04 21:39:00
  • 137:

    名無しさん

    2006-03-04 21:40:00
  • 138:

    里菜

    なぁ、桜。
    今でもあたしが裏切ってしまった事怒ってる?
    …でもな、あたしは後悔なんかしてないねん。
    あの時、あの場所であった事、あたしは後悔なんかしてへんねん―…逆にあたしは、誇りにさえ思ってる。
    ―だってな、こんなに大事な偉大なパ-トナ-と出逢えたんやで―?

    2006-03-04 21:44:00
  • 139:

    里菜

    "話したい…けどそんな勇気ない…"
    あたしはそんな気持ちと葛藤していた。
    "話したい"
    その気持ちはきっと、あたしと優梨を出逢わすべき運命からきたモノやとあたしは信じてる。
    けどその反面は…腹の底から煮えくり返る、憎い気持ちが大半やったのも間違いはない。

    2006-03-04 21:52:00
  • 140:

    里菜

    すると美奈が口を開いた。
    『…なぁ里菜。千晶ら、さっき下で暴れてた客、まだ下いるんか知ってるかな…?』
    どうやら美奈はさっき下で泣き暴れていた客の事を気にしているようやった。
    『ん-…気になるんやったら聞いてみたら?―』
    あたしは思った通りに答えた。

    2006-03-04 21:56:00
  • 141:

    里菜

    あたしは無責任な事を言ってしまったんかな…?

    ―…けど、もうこの衝動は止められへんわ―…
    美奈はコンビニの外にいる、優梨と千晶の元に向かって歩いて行った。
    それを見たあたしは、少し遅れて、美奈の後ろをついて行った。

    2006-03-04 21:59:00
  • 142:

    里菜

    144さん?
    ありがとうございます?めっちゃ嬉しいです?

    2006-03-04 22:05:00
  • 143:

    里菜

    中断します?

    2006-03-04 22:06:00
  • 144:

    名無しさん

    2006-03-05 06:06:00
  • 145:

    里菜

    151さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-06 10:25:00
  • 146:

    里菜

    『なぁなぁ』美奈が2人に声をかける。
    千『えっ?』
    美『あんな、真の客で桃って子知ってる?店の下におらんかった?』
    美奈はすごい。度胸が座ってるというか、ひるむ事を知らない。
    優梨と千晶は顔を合わせて『知らんなぁ?』と答えた。

    2006-03-06 10:29:00
  • 147:

    里菜

    そこからは4人で『自分ら、毎日来てんなぁ☆』
    なんて会話をしたり、結構話は弾んでいた。
    すると優梨があたしに
    『なぁ、里菜ちゃんって桜に店呼ばれる?』
    と聞いてきた。

    2006-03-06 12:14:00
  • 148:

    里菜

    あたしは実際、桜に店に呼ばれた事はなかった。
    店には毎回、あたしの意志で行っていたし、桜に『来いや』などと、営業をかけられた事は−度もなかった。
    だからあたしは
    『呼ばれへんなぁ。店にはあたしが勝手に行ってる☆』この時のあたしの頭の中は"???"状態。
    "なんでこんな事聞いてくるんやろ-?"程度にしか思ってなかった。

    2006-03-06 12:20:00
  • 149:

    里菜

    すると、ふと横断歩道を挟んだ向かいの道を見てみると―…
    桜のエ-ス≪ゆかちゃん≫が、うちらの方を見て、"あっ"とゆう顔をして歩いていった―。
    "やばいっっ"そう思ったあたしは、美奈と優梨と千晶に
    『やばい!今、ゆかちゃんに絶対見られたわ!』コンビニ前で話してたうちらをゆかちゃんに見られてしまった。
    "桜にバレるっ―"

    2006-03-06 12:26:00
  • 150:

    里菜

    案の定、優梨には桜から電話が、美奈には真から電話が鳴った―。
    "も-絶対ばれたわ…"
    当たり前に、桜と真は電話越しに怒鳴りちらしていた。
    優梨も口ぱくで『ばれた』と教えてくれた。
    そう、ここからがあたし達の泥沼生活―。

    2006-03-06 12:29:00
  • 151:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 152:

    里菜

    中断します?

    2006-03-06 12:36:00
  • 153:

    里菜

    『おいっ!おまえどこいんねんっ!』怒り狂った桜の声に耳が痛くなったあたしは、少し電話を耳から離した。
    『コンビニの近く…』
    そう答えると桜は
    『薬局の前いとけ。車で来いよ。1人でやぞ』不機嫌満開のドスの効いた声で桜はあたしにそう言うと、電話は−方的に切られた。
    あたしは苦笑いで、優梨と千晶に『薬局の前いとけやって…』と言った。

    2006-03-06 15:01:00
  • 154:

    里菜

    "急がな"そう思ったあたしは、その場で自分の携帯番号とアドレスを紙切れに書き、優梨にソレを渡し
    『これ、あたしの連絡先やしまた良かったら連絡して☆』と告げ、その日はばいばいした。
    美奈はと言うと、真にくそかすキレられ、泣いているようだったが、とりあえず美奈にも経緯を説明し別れ、あたしは車で薬局前まで向かった。

    2006-03-06 15:06:00
  • 155:

    里菜

    薬局前に着いたあたしは桜君に『着いたよ』と電話をかけ、『待っとけ』の−言で電話は−方的に切られた。
    『はぁ…』携帯を閉じ、あたしは大きなため息をついた。
    "厄介な事なっても-たなぁ…"
    けどあたしは、後悔など何−つしていない。
    ≪きっといつかはこうなってた≫あたしはそう思った。

    2006-03-06 15:12:00
  • 156:

    里菜

    ―≪運命≫って絶対あると、あたしは思うんよな。
    だから、この時の出来事も全て≪運命≫やったに違いないと思うねん。
    神様が産まれた時に、うちら−人−人に与えた
    【台本の−説】
    に過ぎひんと、あたしは思うねん―…

    2006-03-06 15:17:00
  • 157:

    里菜

    『はぁ…』
    大きなため息と共に、桜の口から出た−言は、呆れと怒りと悲しみが入り交じったような
    『やってくれたねぇ…』
    の−言やった。
    あたしの目からは、涙が溢れ出そうになっていた―。

    2006-03-06 15:23:00
  • 158:

    里菜

    中断します?

    2006-03-06 15:26:00
  • 159:

    名無しさん

    2006-03-06 15:55:00
  • 160:

    里菜

    あたしは何も言えず、ずっと下を向いて黙っていた。
    すると桜は『聞いてんのけぇ!』とイライラしているのが十分伝わる口調で、あたしに向かって怒鳴り散らしてきた。
    『聞いてるっ…』あたしは怖くてそれ以上何も言えなかった。
    『何喋ってん』とゆう桜の問いに、馬鹿正直にすべてを話した。
    だって別に疚しい事は何−つ話してない。だからあたしは正直に全てを話した。

    2006-03-06 19:27:00
  • 161:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 162:

    里菜

    『おまえな、なんで優梨が今日あんだけボトル卸したか分かるけ』
    と煙草をふかしながら、さっきとは違う静かな落ち着いた声であたしに問いかけてきた。
    あたしは分からなく、何も答えず下を向いていた。
    『俺の事が好きやからちゃうんけ?』
    桜の答えに"あぁそっか…"と思ったあたしは、静かに頷いた。

    2006-03-06 19:33:00
  • 163:

    里菜

    『優梨は俺の事が好きやからあんだけするんちゃうんけ?それを女のおまえが邪魔してど-すんねん。』
    淡々と話す桜の言葉に、あたしの目からはずっと我慢していた涙がス-ッと流れ落ちていた。
    『優梨は俺の事が好きやから、おまえの事なんてえ-風に思とらへんわ。おまえらが話して−体何になんねん?俺の仕事邪魔したいねんやったらも-店には来んな。』―
    あたしは下を向いて泣きながら、思いっきり首を横に振った。

    2006-03-06 19:36:00
  • 164:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 165:

    里菜

    "も-二度と桜君を悲しませる様な事はせんとこ"
    そう思える筈やのに。
    桜君と約束した筈やのに―…
    桜君。
    神様から与えられた台本には、そんな−説は無かったみたいやわ――

    2006-03-06 19:39:00
  • 166:

    里菜

    中断します?

    2006-03-06 19:40:00
  • 167:

    里菜

    その日は桜君を家まで送り届け、あたしは家に帰るとすぐに眠りについた。
    起きると夕方を回り、夜に近い時間だった。
    起きていつも通り携帯をチェックする―。
    ≪カチッカチッ≫

    2006-03-07 01:05:00
  • 168:

    里菜

    昨日あれから、優梨の事はずっと考えていた。
    心の中で
    "連絡来るかなぁ"
    と期待しつつ…
    桜君にあれだけ言われたにも関わらず、懲りないあたし。

    2006-03-07 01:05:00
  • 169:

    里菜

    ≪カチッカチッ≫
    着歴と受信メ-ルをチェックする。
    が、優梨からの連絡は期待も虚しくなかった。
    あたしは何も考えず携帯を閉じ下におり、テレビを見ながらママの作ったご飯を食べた。

    2006-03-07 01:08:00
  • 170:

    里菜

    〜♪♪♪〜
    着信【桜君】
    "あぁも-そんな時間か…"あたしはいつも通り、電話に出る。
    里『はいはい☆おはようっ♪』桜『おはよう♪』
    そこからはいつもの会話。

    2006-03-07 01:09:00
  • 171:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 172:

    里菜

    167さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-07 01:11:00
  • 173:

    里菜

    中断します?

    2006-03-07 01:11:00
  • 174:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 175:

    里菜

    と思ってたのは、どうやらあたしだけのようだった―。
    桜君のあたしへの信用が音を立て、崩れていく事なんて…
    その時のあたしはまだ知る由もなく――

    2006-03-07 11:57:00
  • 176:

    里菜

    それからのうちら3人は泥々の毎日だった。
    店が終わると桜君に内緒で優梨と逢う日々。
    店の中でのメ-ルのやり取り。手紙のやり取り。
    ヘルプにも誰にもばれないように、そのスリルを楽しんでいた。
    ―が、勘の鋭い桜君が気付いていない訳がなかった。

    2006-03-07 11:58:00
  • 177:

    里菜

    当のうちらは腹の探り合い。
    ばか正直なあたしは、桜君との全てを優梨に話し、何の根拠もなく、優梨の事を信用しようとしていた。
    しかし優梨はというと
    『桜君とは付き合ってない』『千晶が行ってるから、あたしも店に行ってるだけ』―とあたしに話していた。
    ―その言葉を信じようとしながらも、あたしの中から疑いの心が晴れる事はなかった。

    2006-03-07 12:00:00
  • 178:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 179:

    里菜

    "やっぱりな―…"この時のあたしは、もう疲れきっていた。
    どうしようもない三角関係。
    桜君の事が真剣に好きなだけに、あたしの心のダメ-ジは、思ったよりきついものがあった。
    桜君に優梨との事を話してしまえば、何かが崩れ始める―
    そう分かっているだけに、何も行動に移せず、我慢するしかない自分がいた。

    2006-03-07 12:03:00
  • 180:

    里菜

    『も-桜にゆおか』
    あたしの気持ちは固まっていた。
    『ゆうん?』と言う優梨の問いにも、
    『うん。なんかも-腹立ってしゃあないわ』と、笑って見せてみた。
    優梨はあまり何も言わなかった。

    2006-03-07 12:04:00
  • 181:

    里菜

    "真実を知ってしまうのが怖い"
    そんな事はお互い様。
    ただ、この時のうちらは、ただ純粋に桜と自分の関係を信じていたから―
    いつかは知る筈の真実―
    今なら…今なら知ってしまってもいいよね―…?

    2006-03-07 12:04:00
  • 182:

    里菜

    中断します?

    2006-03-07 12:05:00
  • 183:

    名無しさん

    メッチャ楽しい?続き書いて?

    2006-03-08 04:43:00
  • 184:

    里菜

    あたしは桜君にメ-ルを打った。
    『今日終わってから話あんねんけど、空いてる?』 ピッ -送信完了-

    あたしの頭の中は爆発しそうなくらい、怒りと悲しみで溢れていた。
    逆に、そこまでいくと、も-軽く開き直れるぐらいまでやった。

    2006-03-08 09:30:00
  • 185:

    里菜

    優梨はというと、複雑そうな顔をしていた。
    笑っていても、笑えてない、そんな感じやった。
    すると
    〜♪♪♪〜【桜君】
    桜君から電話が鳴った。

    2006-03-08 09:34:00
  • 186:

    里菜

    "電話かい…"意を決して電話に出てみた。
    里『はい』
    桜『何やねん』
    苛々しているのがモロ分かる口調で桜は言った。
    里『だから話あんねん』桜『だから何やねんゆ-てんねん』更に苛々し出した桜に、普段あまりキレないあたしまで少し苛々してきた。

    2006-03-08 09:38:00
  • 187:

    里菜

    里『とりあえず終わったら連絡して』
    そう言うと、電話は勝手に切られた。
    勘の鋭い桜の事やから、この時にはもう何となく気付いてたんちゃうかな、とあたしは思う。
    里『行こか』
    "連絡無しで帰られたら困る"そう思ったあたしは、優梨とビル下で待ち伏せする事にした。

    2006-03-08 09:42:00
  • 188:

    優梨

    しかし、相変わらず優梨の顔は曇っている。
    "なんでっ―?"そう思いながらも、あたしはその事について何も触れられなかった。
    ビルの下に着き、優梨と喋りながら、桜が下りてくるのをひたすら待った。
    すると2人の従業員が下りて来た―…

    2006-03-08 09:46:00
  • 189:

    里菜

    191さん?
    楽しいとか最強の誉め言葉です???
    まだ?続くんで、引き続きお付き合いよろしくです(′・?・)?

    2006-03-08 09:50:00
  • 190:

    里菜

    中断します?

    2006-03-08 09:51:00
  • 191:

    里菜

    『あれ?何してんの-?』1人の従業員があたし達に声をかけた。
    すると、あたしらの顔を交互に見るなり、だんだん顔色が変わっていくのが分かった。
    『いやいや何してるんっ!あかんてっ!』
    あたし達の担当が被っている事に驚いたのであろう、従業員はめちゃくちゃ焦っている。
    『桜君は?ちょ、呼んでくれへん?』そう言うと、従業員はダッシュで上に上がって行った。

    2006-03-08 14:44:00
  • 192:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 193:

    里菜

    『何してんねん』
    やけに偉そうな桜君の言葉にあたしは"何しにそない強気やねん"と怒りがこみ上げてきた。
    『何してんとかちゃうやん。−体ど-ゆう事なん?説明して-や。』
    強気に言ってみたものの、あたしは今にも泣き出してしまいそうな位、怖くて仕方なかった。

    2006-03-08 14:52:00
  • 194:

    里菜

    『何がやねん。おまえらよ-やってくれたの〜』と言う桜君にあたしは
    『ど-ゆう事なん?優梨とも付き合ってんやろ!?嘘ばっかやん!!』
    と泣き叫んでいた。
    『…も-無理や。帰れ。』
    冷静に淡々と答える桜君に、どうしたらいいか分からなくなったあたしは、近くにいた真の胸に飛び込んで泣き叫んでいた。

    2006-03-08 14:55:00
  • 195:

    里菜

    『悔しいっ…悔しい…!なんでなんっ!?なぁ!!なんでなんっっ―…』
    必死に真に問いかけるあたし。
    辛かった。めっちゃ悔しくて仕方なかった。
    そんなあたしに真は
    『おまえな、優梨を目の前にしたら、桜はあ-ゆうしかないやろ?とりあえず今日はも-帰れ。なっ?俺からも桜にちゃんとゆうといたるから…』

    2006-03-08 14:59:00
  • 196:

    里菜

    あたしは惨めな気持ちで一杯になった―。
    何も言わない優梨。
    あほみたいに泣き叫ぶあたし…。情けなくもなるよね?
    どんなに痛い子になってもいい。桜君があたしの事を1番に好きでいてくれるなら…
    あたしはそれだけで良かったのに…。

    2006-03-08 15:01:00
  • 197:

    里菜

    桜君と真は帰って行った。
    "−体、何の意味があったんやろ―…"
    あたしは抜け殻状態やった。
    その後、優梨と何を話したかなんて全く覚えてない。
    ただ、虚しさと敗北感だけが…あたしの中に残った。

    2006-03-08 15:04:00
  • 198:

    里菜

    それからの桜君とあたしの間には、分厚い壁が出来たようだった。
    信用を失ったあたし。
    信用を失った桜君―。
    それはもう修復不可能なまでに音を立て、今までのうちらはまるでなかったかの様に…取り返しのつかない程の距離感ができてしまった。

    2006-03-08 15:08:00
  • 199:

    里菜

    あたしは泣く事が増え、毎日の様に泣いていた。
    "も-誰も信じれへん"

    それでも店に行く事をやめなかったあたしは、店の中でも病みっぱなしの泣きっぱなしだった。
    そんなあたしに疲れきっていただろう桜君が―…とうとうあたしに別れを切り出した。

    2006-03-08 15:15:00
  • 200:

    里菜

    中断します?

    2006-03-08 15:16:00
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