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白い花を、照らす太陽。

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  • 1:

    ◆Hs6xa60aIc

      
    死にたいわけじゃない。    

    ただ 深く永い     眠りに就きたい―…   そして目が覚めたら     
    世界が変わっています様に。

    2008-11-03 14:15:00
  • 2:

    ◆Hs6xa60aIc

       
    もう、何時間経ったんだろう。…白い息を、赤くなりかじかんだ手に吹きかける。「・・・寒。」思わず、声をもらしてしまうくらい外の空気は冷たい。   季節は、12月。道路挟んだ向かいの商店街では、キラキラと陳腐なイルミネーションが光る中、
    サンタクロースのコスプレを着た店員が必死に呼び掛けをしているのが見える…。

    2008-11-03 14:29:00
  • 3:

    ◆Hs6xa60aIc

    遅いな・・。
    コートのポケットから、携帯を取り出してメールを問い合わせしてみる。【問い合わせ終了…新着メール0件】虚しく表示された画面に、思わずため息をつく―。
    ピリリリリリ―     びくっと、突然響いた音に体が反応する。閉じかけたディスプレイに目を向けると、【受信?1件・修治】の文字があった。

    2008-11-03 14:34:00
  • 4:

    ◆Hs6xa60aIc

    うまく動かない指先で、そのメールを開く…。   【無題: 遅くなりそうやから、先帰ってて。】  ――やっぱりか。       
    あたしは、携帯を閉じてポケットに突っ込んだ。  「・・……連絡するの遅いっつーの…。」結局、待ち合わせ時間より二時間以上も待っていたのに。   三年も付き合うとこんなもんかと、半ば諦めな恋人の修治とはー、
    ここんとこいつもこんな調子。

    2008-11-03 14:44:00
  • 5:

    ◆Hs6xa60aIc

    あたしは、マフラーを巻き直して駅へと歩いていく事にした。駅から、タクシーを拾って修治の家に向かう為に…。修治の家は、駅から少し離れた一人暮らしのマンション。
    最近いつも家で会う以外なかったから、今日は仕事終わりに待ち合わせをして久しぶりのデート予定だった。だって、今日は―…恋人達なら誰もが幸せな時を過ごすクリスマス・イブ。     
    待ちぼうけの間、幸せそうに手を繋ぎ歩く街中のカップル達が正直羨ましかった。

    2008-11-03 14:59:00
  • 6:

    ◆Hs6xa60aIc

    【Re:分かった。気を付けて帰ってきて(^ε^)何か美味しいもの作って待ってるね。】         「…すいません、○○通りまでお願いします。」「かしこまりました。ドア、閉めますねー。」        
    ―修治の事は、もちろん好きだ。3年付き合って新鮮味はないかも知れないけど、あたしは今でも一緒にいるとドキドキするしちゃんと幸せを感じれる。

    【Re:鍵、いつもんとこやから。】

    2008-11-03 15:05:00
  • 7:

    ◆Hs6xa60aIc

    学生時代から付き合っている修治は、見た目も中身も何もかも変わっていって、今ではすっかり《大人の男》。学校を卒業してそこそこ大手の営業マンになり、初めは着慣れないスーツに違和感を感じたりしたけど…今ではバッチリ着こなしている。

    それと同時にいつの頃か、あたしは自分だけが置いていかれないようにと生まれた焦燥感で―必死になっていたと思う…。

    2008-11-03 15:25:00
  • 8:

    ◆Hs6xa60aIc

    修治の家に着き、炊事場に溜まった洗い物を先に片付けて冷蔵庫を開ける。
    中には、適当な材料が入っていて、あたしは一応クリスマス仕様?にチキンライスとクリームシチューを作る事にした。

    「ただいまー。やばいわぁ外寒っ…!!」     ようやくシチューが頃良く煮えたった頃に、修治が帰ってきた。あたしは、おたま片手に台所から笑顔で「おかえりー」と、答えた。

    2008-11-03 15:31:00
  • 9:

    ◆Hs6xa60aIc

    「あー…ほんま寒いわっ。エアコン、エアコン…」 部屋着に着替えて、エアコンのスイッチを探す修治。ようやく暖まった部屋でテレビを見ながら待つ修治に、あたしは料理を運ぶ。 「はい、ご飯出来たよー。チキンライスもあるから、ちょっと待っててな。」    
    二人で料理を食べながら、テレビを見る。ちょうどテレビで、外でやってる芸能人のイベントみたいな番組を見ていた。
    「うーわ…雪降ってるやん。そりゃ寒いわ。俺、冬ってほんま嫌いやわー…」 《その寒い中、あたしは二時間以上待ってたんやけど・・》心の中で皮肉を言いながら、あたしはスプーンを口に入れた。    

    2008-11-03 15:48:00
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