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マヤ

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  • 1:

    マヤ

    「お疲れ〜」
    今日も一日が終わる。

    2008-11-11 18:29:00
  • 2:

    マヤ

    夕方に起き、朝方眠りにつく。こんな毎日を繰り返すようになったのは、いつの頃からだろう…

    2008-11-11 18:42:00
  • 3:

    マヤ

    そんな場所で私は、友達を作ろうとか考えもせず早く免許を取る事に必死だった。
    ある日、次の授業が始まるまで待合室で座っていると見知らぬ男の人に声をかけられた。

    2008-11-11 19:05:00
  • 4:

    マヤ

    「この前、一緒やったよなぁ〜」
    私は正直、人見知りが激しく、全く覚えてなかったから適当に答えた。
    マ「あぁ〜・・覚えてないわ。ゴメン」
    これが、大ちゃんとの初めての会話。

    2008-11-11 19:11:00
  • 5:

    マヤ

    それから、授業開始のチャイムが鳴った為、私はそそくさと教室へと向かった。
    あの子、何だったんだろう?とか絶対、一コ下やろぉ。とか思ったけど、あんま深くは考えなかった。どうせ、もぉ〜会う事ないやろぉって思ったし。

    2008-11-11 19:16:00
  • 6:

    マヤ

    だるッ!!って思ったけど、まぁ〜会うだけやしって思いながら「良いよ」って言った。ヒカリは嬉しそうに彼氏に連絡をし会う日を決めていた。

    2008-11-11 19:37:00
  • 7:

    マヤ

    それからも、私の生活にコレといった変化はなく、学校→教習所。時々バイトってゆう、生活の繰り返しだった。
    だけど、教習所通いも慣れた頃、大ちゃんとよく会うようになり普通に話したりもするようになった。

    2008-11-11 19:43:00
  • 8:

    マヤ

    大ちゃんは、人懐っこい性格で男前。笑った顔が可愛いのが印象的だった。
    私は大ちゃんの事が、だんだん気になりだし教習所へ行くのが楽しみになっていた。
    私達は、携帯を持っていたが、お互い番号を聞く事もなく教習所でしか会わなかった。

    2008-11-11 19:49:00
  • 9:

    マヤ

    そんな、ある日、私は授業が終わったにもかかわらず教習所に残っていた。
    今日、大ちゃんと会ってないなぁ〜会いたいなぁ〜とか思いながら待合室で、ボ〜っとしていた。

    2008-11-11 19:54:00
  • 10:

    マヤ

    そろそろ帰ろ!!って思った時、大ちゃんが入ってきて
    「何してんの?授業?」って聞いてきた。
    マ「いや、今から帰ろうと思って…」
    大「なら、少し話しせん?俺も授業ないし」
    マ「良いよぉ〜暇やしな!!笑」
    って、それから少し話しをした。

    2008-11-11 20:00:00
  • 11:

    名無しさん

    略1
    って、それから少し話しをした。

    2008-11-11 20:04:00
  • 12:

    マヤ

    それから、話しをしてる途中で大ちゃんが、いきなり…
    大「なぁ〜番号教えて。本当は今日、授業なかったけどマヤに会いたくて来たんよ」
    マ「まぢで?ウチも会いたくて待ってたんよ。笑」

    2008-11-11 20:09:00
  • 13:

    マヤ

    私は、めちゃ嬉しくて喜んで番号を交換した。
    それから、少し話して、その日はバイバイした。

    2008-11-11 20:18:00
  • 14:

    マヤ

    ※読んでくれてる人がいるか分かりませんが、マヤの会話は全て、「りお」でした。
    ややこしくて、すいません(:_;)

    2008-11-11 20:25:00
  • 15:

    名無しさん

    どぉゆう事?

    2008-11-11 20:36:00
  • 16:

    マヤ

    ※「マヤ」ぢゃなく「りお」として読んでくれれば嬉しいです(>_

    2008-11-11 20:47:00
  • 17:

    名無しさん

    >>19読んでいます^^
    楽しみにしてますので、完結まで頑張って下さいね☆(・ω・)照

    2008-11-11 20:51:00
  • 18:

    マヤ

    20さん、ありがとうございますo(^-^)o
    頑張って完結しますね!!
    ************************
    16の続きから〜
    それから、毎日のように大ちゃんとはメールをした。
    でも会うのは、やっぱり教習所だけだった。

    2008-11-11 21:05:00
  • 19:

    マヤ

    略1
    でも、会うのは教習所だけだった。

    2008-11-11 21:07:00
  • 20:

    マヤ

    だんだん、元彼の事を忘れかけていたけれど、完璧に忘れられたわけではなかった。
    だから大ちゃんとも程よい関係をたもっていた。

    2008-11-11 21:20:00
  • 21:

    マヤ

    そんな頃、ヒカルから連絡があった。
    ヒ「明日、夜暇?」
    り「どうしたぁ?」
    ヒ「前に言ってた彼氏と彼氏の友達と遊ぼうやぁ」

    2008-11-11 21:26:00
  • 22:

    マヤ

    り「完璧忘れとったわぁ〜別にえぇけど」
    って事で、次の日の夜に遊ぶ事になった。
    とりあえずヒカルと合流して待ち合わせ場所へ向かう事にした。

    2008-11-11 21:52:00
  • 23:

    マヤ

    待ち合わせ場所へ向かう途中…
    り「めっちゃ緊張するわぁ〜あぁ〜私、絶対喋れんし!!」
    ヒ「別に何も深く考えんと友達になれば良いやん」
    り「ん〜・・友達かぁ〜」

    2008-11-11 21:58:00
  • 24:

    マヤ

    そんな会話をしながら待ち合わせ場所に着いたが、ヒカルの彼氏達は、まだ来ていなかった。
    ヒカルの彼氏は地元の一コ下で、しゅうちゃんって子だとヒカルから聞いていた。

    2008-11-11 22:14:00
  • 25:

    マヤ

    しばらくすると、原付きに乗った2人組が、こっちへむかってきた。
    「待たせてゴメン!!」
    ヒ「いや、えぇよぉ〜私らも、さっき来たし。なぁ?」
    り「うん。」
    あぁ〜この子がヒカルの彼氏かぁとか思いながら私は答えた。

    2008-11-11 22:21:00
  • 26:

    マヤ

    そんな会話をしていると、しゅうちゃんの隣にいた、少し背が低い男の子が私とヒカルにジュースをくれた。
    ホットのレモンとカルピス。
    私とヒカルは「ホットのカルピスって…笑」って言いながらも「ありがとう」って言って受け取った。

    2008-11-11 22:32:00
  • 27:

    マヤ

    それから場所をうつす事になり近くの運動公園に行く事になった。
    ベンチに4人で座り、とりあえず自己紹介をする事になった。
    ヒカルの彼氏、しゅうちゃんの隣にいる子は安藤君って子だとヒカルから教えてもらった。

    2008-11-11 22:41:00
  • 28:

    マヤ

    それから、少し話しをしたけど、私はやっぱり人見知りが激しくヒカルの会話に相槌をうつだけで、何も喋れなかった。
    安藤君も人見知りが激しいらしく、あまり喋ってなかった。笑

    2008-11-11 22:46:00
  • 29:

    マヤ

    正直、おもんなくって早く帰りたい。私の頭の中は本当に、ただそれだけだった。
    とりあえず、アドレスを交換し、その日は無事帰る事が出来てホッとした。

    2008-11-11 22:51:00
  • 30:

    マヤ

    略1
    安藤君とは全く違う…残念。笑

    2008-11-11 23:02:00
  • 31:

    マヤ

    それから、しばらく、大ちゃんとも安藤君とも適当にメールをしたりしていた。
    別に2人とも付き合うとかぢゃなかったし、遊んだりもしなかった。

    2008-11-11 23:06:00
  • 32:

    マヤ

    教習所も卒業間近になった頃、大ちゃんが
    「一緒に免許取りに行こうや」っ誘ってくれた。
    だけど大ちゃんは単車の免許を持っている為、書き換えだけだった。私は最終試験に受かる自信がなく、とっても不安だった。

    2008-11-11 23:26:00
  • 33:

    マヤ

    それから無事、教習所を卒業し、最終試験を間近にむかえた頃。
    いきなり安藤君からメールで告白された。。
    よく考えたなぁ〜って思う程の長い文章に私は笑った。
    正直、告白なんか滅多にされない私は素直に嬉しかった。

    2008-11-11 23:50:00
  • 34:

    マヤ

    でも、私は、どうしたら良いか分からず、とりあえずヒカルに相談する事にした。
    り「安藤君に告白されたんだけど…好きとかは全くないんよなぁ。どうしよ?」
    ヒ「とりあえず付き合えば?好きになるかもしれんし」って、ヒカルは人事のようにサラッと言った。

    2008-11-11 23:55:00
  • 35:

    マヤ

    確かに好きになるかもしれんなぁ〜とか思いながら私は特に何も考えず安藤君と付き合う事にした。

    2008-11-12 00:02:00
  • 36:

    マヤ

    だけど、安藤君を好きになれるか本当に不安だった。
    ってゆうか、好きになれる気が全くしなかった。
    それから少し経ち、私は免許の最終試験の日を迎えた。試験後に大ちゃんと待ち合わせをしていた。試験に受かるかも分からないのに…笑

    2008-11-12 00:06:00
  • 37:

    マヤ

    だけど、どうしても大ちゃんと一緒に免許を取得したかったから私は頑張った。
    その結果、私は無事に合格。
    すぐに安藤君に嘘のメールをした。
    「試験落ちたぁ〜」

    2008-11-12 00:13:00
  • 38:

    マヤ

    そしたら安藤君は
    「まぁ〜あんま落ち込まんように!!次頑張れ!!」って。
    安藤君に悪い気がして、すぐに「嘘だよ。受かったぁ〜」って返信した。
    その後「おめでとう!!」っと言ってくれた。

    2008-11-12 00:19:00
  • 39:

    マヤ

    受かるなんて思ってなかったから凄く嬉しかった。
    それから大ちゃんにもメールをしたら大ちゃんも自分の事のように喜んでくれた。
    その後、免許の写真をとったりして大ちゃんと合流する事になった。

    2008-11-12 00:22:00
  • 40:

    マヤ

    大ちゃんと合流し、2人で喜んだ。
    「これからも仲良くしようなぁ〜」とか「車買ったらドライブ行こうや」って、約束して、はしゃぎまくった後、バイバイした。

    2008-11-12 00:30:00
  • 41:

    マヤ

    11月18日。無事免許取得。
    それからは、又、学校とバイトの繰り返しになった。
    卒業に向けて足りないぶんの単位を一生懸命、検定を受けまくって補っていた。笑

    2008-11-12 00:34:00
  • 42:

    マヤ

    大ちゃんとは、たまに連絡をとる程度で全く遊んだりはしなかった。
    免許を取り、安藤君と久々に遊ぶ事になった。私は車をもっていなかった為、姉に車を借りた。

    2008-11-12 00:38:00
  • 43:

    名無しさん

    リアルタイム♪♪(´・ω・`)

    頑張って〜☆^^

    2008-11-12 00:40:00
  • 44:

    マヤ

    安藤君と夜、ドライブする事になった。行くあてもなくダラダラ話しながら車を走らせる。
    初めて2人で遊ぶとゆう事もあり緊張してヤバかった。だけど私は、その緊張を紛らわせる為に学校の事やバイトの事を喋りまくった。聞きまくった。笑

    2008-11-12 00:43:00
  • 45:

    マヤ

    48さん、ありがとうございます(^-^)
    初めて書くので上手く書けませんが頑張るので良かったら読んで下さい。嬉しいです!!

    2008-11-12 00:48:00
  • 46:

    マヤ

    私が、何気なく安藤君に誕生日を聞いた時、私は言葉を失った。
    り「誕生日いつなん?」
    安「2月17日やで〜」
    り「…」
    安「どしたん?」

    2008-11-12 00:53:00
  • 47:

    マヤ

    り「…元彼と一緒やし。」
    安「まぢで?偶然やな」

    何か複雑だった。だけど、この事がキッカケで安藤君に少しずつ興味をもつようになった。

    2008-11-12 00:56:00
  • 48:

    マヤ

    それからしばらく、たわいもない話しをし家に帰った。初めてのデ-ト終了。笑
    次の日から、頻繁に安藤君とは連絡を取り合うようになり遊ぶようになった。
    だけど私からは全く連絡をしなかった。

    2008-11-12 01:02:00
  • 49:

    マヤ

    理由は特にない。
    メールがきたら返す。遊ぼうと言われ暇なら遊ぶ。ただソレだけ。私は恋愛に対して臆病になっていた。
    大好きだった元彼。
    「ずっと一緒にいようね」
    「結婚しようね」「大好き」

    2008-11-12 01:07:00
  • 50:

    マヤ

    その言葉に嘘はないと思っていたし、終わりがあるなんて考えてもなかった。
    それなのに、あっけなく終わった恋。誰も信じられなくなっていたんだと思う。

    2008-11-12 01:10:00
  • 51:

    マヤ

    そんな事を思いながらも安藤君とは普通に付き合っていた。ただ手を繋ぐ事もなければ、キスをする事もない純粋な付き合い。笑

    2008-11-12 01:14:00
  • 52:

    マヤ

    私は、だんだん不安になってきた。安藤君、本当に私の事を好きなのかな?好きぢゃないんかな?って考えるようになっていた。
    多分、この頃から安藤君の事を好きになりかけていたんだと思う。

    2008-11-12 01:18:00
  • 53:

    マヤ

    そんなある日、安藤君が友達を紹介したいと言ってきた。
    毎日と言っていい程、安藤君とは遊んでいたけど友達を紹介してもらうのは初めてで、本当に嬉しかった。

    2008-11-12 01:23:00
  • 54:

    マヤ

    その子の名前は、りょうちゃん。
    安藤君とは違い体格の良い優しそうな子だった。りょうちゃんとは、直ぐに仲良くなり3人で公園の駐車場に車をとめ話しをした。

    2008-11-12 01:26:00
  • 55:

    マヤ

    話しの途中で安藤君がトイレに行くと言い車から出て行った。私は、りょうちゃんに思いきって色々、安藤君の事を聞く事にした。
    私「安藤君って本当に私の事を好きなんかなぁ?」
    り「好きだと思うよ。何でなん?」

    2008-11-12 01:30:00
  • 56:

    マヤ

    私「付き合って結構経つのに手も繋いだ事ないし…」
    少し間をあけて、
    り「…言って良いんか分からんけど、安藤、嫌われるん怖くて、りおちゃんに手、出せんらしいよ。笑」って言われた。私は恥ずかしくて下を向いた。

    2008-11-12 01:37:00
  • 57:

    マヤ

    私が恥ずかしそうにしてると、りょうちゃんが
    り「安藤が手を出しても嫌いにならん?」って聞いてきた。
    私は「うん」って答え、それまでの会話が中学生のようで何だか、おかしくて、りょうちゃんと笑った。

    2008-11-12 01:41:00
  • 58:

    マヤ

    少し経って何も知らない安藤君が不思議そうに「どしたん?」って帰ってきたから、又りょうちゃんと2人で爆笑した。
    本当に楽しくて安藤君を初めて愛しいと思えた一日だった。

    2008-11-12 03:03:00
  • 59:

    マヤ

    それから度々、安藤君、りょうちゃん、私と3人で遊ぶ日があった。何をするわけでもなく、ドライブへ行って、ただ話しをするだけ。
    それだけでも、あの頃の私は本当に楽しかったし満たされてた。幸せだった。

    2008-11-12 03:07:00
  • 60:

    マヤ

    安藤君と付き合って1ヶ月が過ぎた頃、いつものように、りょうちゃんの家で3人、仲良く話しをしたりしていた。
    安藤君は、りょうちゃんのベッドでゴロゴロしていて私は床に座っていた。

    2008-11-12 03:12:00
  • 61:

    マヤ

    りょうちゃんは飲み物、取って来るわぁ〜って部屋を出て行った。
    その間、安藤君のひざの上でゴロゴロしてると、いきなりキスをされた。
    安藤君と初めてのキス。
    お互い凄く照れていた。笑

    2008-11-12 03:19:00
  • 62:

    マヤ

    その頃から私達は普通の恋人みたいに順調に付き合っていた。
    私は安藤君を好きで安藤君も私が好き。ただソレだけ。
    ソレだけで良かったのに、子供だった私は喧嘩をしては何度も「別れる」「別れたい!!」って安藤君を困らせた。

    2008-11-12 03:27:00
  • 63:

    名無しさん

    詳しくはこちら

    http://ac.la/onna

    2008-11-12 03:35:00
  • 64:

    マヤ

    その度に悪くもないのに「ゴメン!!」って必死に謝る安藤君。
    また、それが気に入らない私。
    安藤君が泣いて、すがる事も度々あった。今思えば本当に私は糞ガキだ。

    2008-11-12 03:37:00
  • 65:

    マヤ

    本当に安藤君が私を好きなのか確かめてるだけで実際別れる気なんてなかったし大好きだった。
    今になれば、こんな事で安藤君を試した自分が本当に恥ずかしいし申し訳なく思う。バカだった私。

    2008-11-12 03:45:00
  • 66:

    マヤ

    そんな事が、ありながらも飽きずに安藤君は私の側にいてくれた。
    もうすぐ2人にとって初めてのクリスマス。2人で話しをして、今年は付き合って、あまり経ってないのでプレゼントは、お互い、渡さない事に決めた。

    2008-11-12 03:51:00
  • 67:

    マヤ

    それから、イヴの日は学校の家庭科の先生に頼み家庭科室を借りてケ-キを作る事にした。
    もちろん、だるがりな私は、安藤君と、りょうちゃんも呼んで一緒に作った。笑
    まぁ〜2人とも喜んでたし、りょうちゃん彼女いないしね…笑

    2008-11-12 04:03:00
  • 68:

    マヤ

    ケ-キが出来上がり、りょうちゃんの家へ行き3人で食べた。正直、あんまり美味しくなかったけど2人とも「美味しい!!」って言って食べてくれた。本当に嬉しかった。
    作ったの、ほとんど安藤君と、りょうちゃんだけど。笑

    2008-11-12 04:07:00
  • 69:

    マヤ

    それから、りょうちゃんとバイバイして、安藤君と2人で定番になった近くの公園へ行き車で話しをした。
    いつもと変わらない。普通に話しをして笑い合っていた。
    イヴからクリスマスに変わる時。
    安「はい!クリスマスプレゼント」

    2008-11-12 04:16:00
  • 70:

    マヤ

    り「何これ?クリスマスプレゼント、お互い渡さない約束やったやん!!笑」
    安「内緒で買ったぁ〜」
    凄くビックリした。安藤君がくれたプレゼントをあけるとブランド物のキーケースだった。
    それに対して私が買った物。ミッキーの置き時計。…ゴメン安藤。

    2008-11-12 04:22:00
  • 71:

    マヤ

    私は申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちやらで、なかなかミッキーの置き時計のプレゼントを渡せずにいた。
    でも、せっかく買ったし、一応、渡そうと思い、安藤君にヘンテコな安っぽいミッキーの置き時計をあげた。

    2008-11-12 04:27:00
  • 72:

    マヤ

    私の気持ちを察してかは分からないけど、安藤君は凄く喜んでくれた。
    安「ちょうど置き時計欲しかったんよなぁ〜」とか言いながら、ヘンテコなミッキーの置き時計を可愛がってくれた。笑

    2008-11-12 04:31:00
  • 73:

    マヤ

    クリスマスが終わり"今年"が"去年"に変わる瞬間。
    寒さに凍えそうになりながら、私と安藤君は地元の小さな神社にいた。
    周りにも大勢の人。
    彼氏と行く初詣は初めてで何だか照れ臭かった。

    2008-11-12 17:35:00
  • 74:

    マヤ

    安藤君が、何をお願いしたかは教えてくれなかったけど、私は
    "これからもずっと一緒にいれますように…"
    ってお願いしたんだよ。今となっては叶わなかったけれど、安藤君も同じ事を願ってくれたって信じてるよ。

    2008-11-12 17:39:00
  • 75:

    マヤ

    卒業まで2ヶ月になった頃。
    1年、留年した私は将来の事を考えずフリ-タ-に。安藤君は県内の専門学校に行くんだって言ってたっけ。だから、不安もあったけど大丈夫だって信じてた。

    2008-11-12 17:46:00
  • 76:

    マヤ

    学校も後少し、色んな事があったなぁ〜とか長かったなぁ〜とか思いながらも、やっと卒業出来るってのが本音で嬉しかった。
    そんなある日、安藤君から話しがあるって言われた。
    何だろう?別れ話かな?とか色んな事が頭をよぎる。

    2008-11-12 17:52:00
  • 77:

    マヤ

    不安になりながらも私は安藤君を迎えに行き、いつもの公園に車を停めた。
    車内は沈黙で2人の息でガラスが白く曇ってしまう。
    私は窓に指で落書きをしながら不安な気持ちを必死に紛らわせてたんだ。
    そんな沈黙を破ったのは安藤君だった。

    2008-11-12 17:57:00
  • 78:

    マヤ

    安「…あんなぁ、専門学校の事なんやけど…」
    そぉ気まずそうに話す安藤君とは反対に、私は別れ話じゃないんだと確信し、安心した。
    だけど、安藤君が、そんな気まずそうに話す理由が分からなかった。

    2008-11-13 05:42:00
  • 79:

    マヤ

    り「いきなりどしたん?笑」
    安「いやぁ〜・・本当は付き合う前から決まってた事なんやけど…本当は県外の専門学校なんよ。」
    り「…………?」
    安藤君の言葉が全く理解出来なくて私は言葉を失った。

    2008-11-13 05:49:00
  • 80:

    マヤ

    安藤君、あんた県内の専門学校行くって言ってたやん!!それに卒業まで後、1ヶ月やし!!遠距離になるん?別れるつもりなん?
    もぉ〜何が何だか分からず、安藤君に詳しく聞いてみる事にした。

    2008-11-13 05:55:00
  • 81:

    マヤ

    り「何で今まで言わなかったん?付き合う前から決まってたなら言って欲しかったし!!」
    安「ゴメン…でも、なかなか言い出せんかった」
    その後、安藤君は自分の気持ちやら、これからの事を、時々、言葉に詰まりながらも、ゆっくり話してくれた。

    2008-11-13 06:01:00
  • 82:

    名無しさん

    更新さりてる♪(・ω・)ヤッタww

    頑張ってくだつあいぬん☆

    2008-11-13 06:06:00
  • 83:

    マヤ

    安藤君の話しは、こんな内容だった。
    大ちゃんと私が付き合う気がしたから焦って告白したとゆう事。
    付き合い始めた頃は私の事を、ここまで好きになるとは思わなかったとゆう事。

    2008-11-13 06:08:00
  • 84:

    マヤ

    県外に行くまで付き合おうと思ってた事。
    卒業したら別れるつもりだった事。←はい最低。笑
    だけど、そんなバカな安藤君は本当に私を好きになってしまい、県外までついて来て欲しいと言った。同棲したいと…。

    2008-11-13 06:13:00
  • 85:

    マヤ

    88さん、ありがとうございますo(^-^)o
    読んでくれてる方がいると思うと嬉しいし頑張れます♪

    2008-11-13 06:16:00
  • 86:

    マヤ

    90から続き♪
    私は頭の中で色々考えてみたけれど正直、戸惑っていた。
    親には何て言えば良いの?知らない土地で、本当にやっていけるの?とか、これからの2人の事で、いっぱい、いっぱいだった。

    2008-11-13 06:24:00
  • 87:

    マヤ

    正直、遠距離をするってゆう選択肢は私にはなかった。きっと安藤君も同じだったと思う。
    だからといって別れる気なんて、全く考えもしなかった。
    じゃぁ〜・・同棲?

    2008-11-13 06:29:00
  • 88:

    マヤ

    だんだん、相手の小さな行動に対しても、気にるし、イライラする事が増えていった。
    そのくせ、私は元彼に、どんどん依存していった。
    結果、元彼は私の存在が、重くなり振られてしまったのだ。

    2008-11-13 06:41:00
  • 89:

    マヤ

    同棲=依存。
    重い女=私。
    みたいな。笑
    だから、同棲に対して良いイメージが全くなかった。むしろマイナスばっか。

    2008-11-13 06:45:00
  • 90:

    マヤ

    今すぐは決められない。
    だけど卒業まで後1ヶ月。
    とりあえず、安藤君に1週間だけ考えさせてと言って、その日は帰る事にした。

    2008-11-13 06:49:00
  • 91:

    マヤ

    それからの1週間、私は必死に考えた。

    考えて私が決めた結果は"別れ"だった。

    2008-11-13 06:57:00
  • 92:

    マヤ

    その結果を伝えた時、安藤君は泣きながら一緒に来て欲しいと言った。
    そんな安藤君を見て私は切なくなった。
    だけど私は私なりに一生懸命考えて決めた結果だったから結果を変える事は出来なかった。

    2008-11-13 07:04:00
  • 93:

    マヤ

    それでも安藤君は必死に私を説得してくれた。
    それに対して私も、安藤君に"別れ"を受け入れてもらえるように説得した。笑
    話しは平行線のまま、1週間が過ぎていった。

    2008-11-13 07:08:00
  • 94:

    マヤ

    あまりにも真剣な安藤君に対して条件を出し、それを受け入れてもらえるならと同棲を承諾した。
    私が出した条件。
    両親に同棲を認めてもらう事。

    2008-11-13 07:13:00
  • 95:

    マヤ

    それから直ぐ、両親に同棲を認めてもらう為、私の家に来た。
    私の両親は放任主義。
    中学生の頃から夜中に帰っても何も言わない。
    「人に迷惑はかけなければ良い」と言われ育ってきた私。

    2008-11-13 07:22:00
  • 96:

    マヤ

    案外、あっさり認めてもらった。そればかりか、ちゃんと挨拶にきた安藤君を、えらく気に入っていた。
    それからの残りの1週間は引っ越しの準備やらで忙しく過ぎていった。

    2008-11-13 07:25:00
  • 97:

    マヤ

    19才の私と18才の安藤君。
    あの頃の私達の選択は間違っていたのかな?
    違う道を選んだら今頃、2人、一緒にいれたのかな?
    安藤君は言ったよね。
    「今なら、連れていかない」
    って。

    2008-11-13 07:30:00
  • 98:

    マヤ

    略1
    って。

    2008-11-13 07:31:00
  • 99:

    マヤ

    梅田から電車に乗り、マンションに着くまで、私は安藤君の手をしっかり握っていた。
    マンションは、あまり綺麗とはいえないけれどオートロックだった。適当に押しても開きそうなぐらい。笑

    2008-11-13 23:49:00
  • 100:

    マヤ

    部屋はワンルーム。
    すでに、安藤君が持ち込んだ家具とかで部屋は狭くなっていた。今日から2人。
    お互い、頑張ろうね♪と言い合い、この日は疲れたので、早々と寝る事にした。

    2008-11-13 23:54:00
  • 101:

    マヤ

    安藤君の専門学校が始まるまでは、本当に楽しかった。
    お昼ぐらいに起き、一緒に買い物へ行き、一緒に料理を作り、一緒にお風呂に入る。たまには喧嘩もするけど。こんな日がずっと続けば良いなと思った。

    2008-11-13 23:58:00
  • 102:

    マヤ

    だけど、そんなに楽しい日々がずっと続くわけがない。
    安藤君は専門学校へ行き出してから変わった。
    それから私も。

    2008-11-14 00:01:00
  • 103:

    マヤ

    お互いの些細な行動にもイライラを隠せず、度々喧嘩になる事が増えていった。
    もっと思いやりをもてたなら、もっと上手くやっていけたかもしれない。
    だけど、あの頃の私は本当に子供で。

    2008-11-14 02:08:00
  • 104:

    マヤ

    自分の事しか考えていなかったんだ。
    安藤君が学校へ行っている間、バイトをしていない私は寝ていて、夜中になれば暇で。先に寝ようとする安藤君を無理矢理、叩き起こす。

    2008-11-14 02:11:00
  • 105:

    マヤ

    安藤君は、本当に優しい子やった。
    そんな私に文句一つ言わず、一緒にDVDを借りに行き眠たい目をこすりながらも一緒に見てくれた。

    2008-11-14 02:13:00
  • 106:

    マヤ

    夜中に私が京都へ行きたい!!と言えば、自転車の後ろに私を乗せて連れて行ってくれた。
    途中、道に迷い、私が言いだしたくせに機嫌が悪くなり帰りたい!!って言ったよね。

    2008-11-14 02:18:00
  • 107:

    マヤ

    そんな時も必ず悪くもないのに「ゴメン!!」って謝ってくれた安藤君。
    それから、こんな事もあった。
    夜中に地震があった時、私は怖くなり、安藤君に荷物をまとめるように言った。

    2008-11-14 02:23:00
  • 108:

    マヤ

    鞄にカップ麺や、花火を詰めこみ、淀川の河川敷へ行った。余震が怖くて。
    そこで花火をし、自転車をおして帰る途中、警察に職務質問された。

    2008-11-14 02:28:00
  • 109:

    マヤ

    お巡りさんに、鞄の中身を見られ笑われた。
    「地震の時は水にも困るからカップ麺は意味ないよ」
    なんて言われたっけ。笑

    2008-11-14 02:31:00
  • 110:

    マヤ

    そんな突拍子もない、私の行動にも付き合ってくれた安藤君。
    バカにする事もなく、文句一つ言わず、私の言う事を何でも聞いてくれた。

    2008-11-14 02:35:00
  • 111:

    マヤ

    私は、安藤君の優しさに甘えていて、安藤君の気持ちや悩みに全く気付かなかった。今さらだけど、本当に、あの時はゴメンね…。

    2008-11-14 02:38:00
  • 112:

    マヤ

    ある日、安藤君と喧嘩をした。多分、キッカケは些細な事だったと思う。
    ふてて、黙り込む私。
    いつものように謝ってくれると思っていた私。

    2008-11-14 02:40:00
  • 113:

    マヤ

    だけど安藤君の口から出た言葉は、私が予想もしなかった言葉。
    安「もう、同棲辞めたい…」

    2008-11-14 02:43:00
  • 114:

    マヤ

    り「何でなん?好きじゃなくなったん?今さら帰れん…」
    安「嫌いになったわけじゃない。けど友達と、もっと遊びたい…」
    安藤君は気まずそうに、そぉ言った。

    2008-11-14 02:46:00
  • 115:

    マヤ

    続けて安藤君は、友達を家に呼んで遊ぶにしても、りおが居るから気を使うと。
    それから「ゴメン」と言った。
    私は、何とも言えない気持ちになった。

    2008-11-14 03:24:00
  • 116:

    マヤ

    私は、安藤君の言葉が信じられなかった。
    数ヶ月前までは、あんなに必死に同棲をしたいと言ってくれたのに。なのに…。
    どうして、こうなっちゃったの?

    2008-11-14 03:26:00
  • 117:

    マヤ

    多分、安藤君が"同棲をやめたい"と言った理由は、もっと他にあったと思う。
    だけど、この時の私は気付かなかった。ってゆうより気付かないフリをしていたんだ。

    2008-11-14 03:29:00
  • 118:

    マヤ

    私は、今までにないくらい泣いた。泣きじゃくりながら、安藤君に考え直して欲しいとお願いした。
    もぉ、私には、すがるしかなかった。

    2008-11-14 03:31:00
  • 119:

    マヤ

    親には今さら帰るなんて言えなかったし申し訳なかった。
    それに、そんな事よりも、安藤君と離れる事が本当に嫌だったんだ。

    2008-11-14 03:35:00
  • 120:

    マヤ

    私は、本当にどうしたら良いのか分からなかった。
    いくら私が「一緒に居て」と言っても、安藤君は首を縦にはふってはくれなくて、辛かった。

    2008-11-14 03:40:00
  • 121:

    マヤ

    気づけば泣き疲れて私は寝てしまっていた。
    私が起きると、優しい顔で私を見つめる愛しい人。
    昨日の事が全て嘘だったら良いのにって思った。

    2008-11-14 03:44:00
  • 122:

    マヤ

    すると、安藤君は私の髪を撫でながら「ゴメンなぁ。もう同棲やめたいとか言わんから」って真剣に言ってくれた。
    正直安心したけど、安藤君の顔を見ると私は複雑な気持ちになった。

    2008-11-14 03:48:00
  • 123:

    マヤ

    疲れたような、無理をしているような表情の安藤君。
    それでも「頑張ろうなっ!!」って笑って言う安藤君。
    私は、彼の何を見てきたんだろうか。

    2008-11-14 03:51:00
  • 124:

    マヤ

    それでも離れる事が嫌だった私は安藤君の苦しみに気付かないフリを続けた。
    本当に私は最低。

    2008-11-14 03:57:00
  • 125:

    マヤ

    それから、少しでも安藤君の重荷にならないように私はバイトを始めた。
    駅前のスーパーで。
    思った以上に忙しくて、コンビニでしかバイトをした事のない私にとっては大変だった。

    2008-11-14 04:00:00
  • 126:

    マヤ

    そんな、ある日、安藤君が友達を家に連れてくると言った。
    私は安藤君が"遠距離をやめたい"と言った日の事を思い出していた。

    2008-11-14 04:05:00
  • 127:

    マヤ

    「りおが居ると気を使う」
    私はバイトが休みだったが、バイトの用意をし、安藤君に、「行ってきます」と言い、家を出た。
    行くあてはない。もちろん友達もいない。

    2008-11-14 04:08:00
  • 128:

    マヤ

    とりあえず、マンションの屋上へいき時間をつぶす事にした。
    安藤君の友達が帰るまで…。
    それから、いつものバイトが終わる時間ぐらいに安藤君にメールをした。

    2008-11-14 04:11:00
  • 129:

    マヤ

    "疲れたぁ〜今から帰る"

    本当は疲れてなんかなかったけど、安藤君に気付かれないように、何食わぬ顔をして帰った。

    2008-11-14 04:15:00
  • 130:

    マヤ

    そんな日々に、私も安藤君も限界を感じていた。
    それでも、離れられない2人。
    2人を繋ぎとめているものは何だったんだろう…。
    ただ好きとゆう、わずかな気持ちだけ。

    2008-11-14 04:23:00
  • 131:

    マヤ

    それから、しばらく経ち、安藤君は夏休みに入った。
    8月の終わり頃から、2人で地元に帰る事になった。
    久しぶりの地元。
    懐かしい町並み。

    2008-11-14 04:26:00
  • 132:

    マヤ

    まだ半年しか経ってないってゆうのに、全てが懐かしく感じた。
    久しぶりに逢う、家族や友達と楽しく過ごした。

    2008-11-14 04:30:00
  • 133:

    マヤ

    そんなある日、地元の友達のマイが相談に乗って欲しいと言ってきた。
    マイは一回り以上離れた37才の人と職場恋愛をしていた。

    2008-11-14 04:34:00
  • 134:

    マヤ

    マイと合流し、車の中でお互いの近況報告をしたりした。するとマイが複雑そうな顔をしながら、ゆっくりと喋りだした。

    2008-11-14 04:37:00
  • 135:

    マヤ

    マイ「あんなぁ〜私、妊娠したかもしれん」
    りお「まぢで?調べたん?」
    マイ「まだ…。でも、出来てたら産むよ!!」
    って笑って言った彼女に私はホッとした。

    2008-11-14 04:41:00
  • 136:

    マヤ

    それから2人で薬局へ行き、妊娠の検査をするやつを買った。
    その後、マイの彼氏の家へ行き検査をする為トイレへ行った。

    2008-11-14 04:45:00
  • 137:

    マヤ

    マイの検査結果が出るまで私は落ち着かず、初めてみる薬局で買った妊娠の検査をするやつが入っていた箱を手に取り見ていた。

    2008-11-14 04:48:00
  • 138:

    マヤ

    すると、私が思っていたよりも早くマイがトイレから出てきた。
    マイ「出来てなかったわ〜」
    そう言う、彼女はどこか淋しげだった。
    その後マイが、「妊娠検査薬、もう一本あるし、りおも検査したら?笑」と言ってきた。

    2008-11-14 04:55:00
  • 139:

    マヤ

    りお「私は絶対ないで!!大丈夫!!笑」
    って言ってみたものの興味はあった。
    マイに急かされながらも、とりあえず検査をしてみる事にした。

    2008-11-14 04:58:00
  • 140:

    マヤ

    結果が出るまでドキドキしながらソレを見つめていた。

    結果は陽性。
    私のお腹に、赤ちゃんがいる。

    2008-11-14 05:01:00
  • 141:

    マヤ

    私は信じられなかった。
    私達は、避妊をしていたから。なのに何で?
    ふと前にゴムが破けた事があったのを思い出した。
    あっ…あの時…。

    2008-11-14 05:04:00
  • 142:

    マヤ

    慌てる私をマイがなだめる。
    マイは、「安藤君にちゃんと話しなぁ」と言ってくれ、その言葉で我にかえった。

    2008-11-14 05:06:00
  • 143:

    マヤ

    安藤君に話さなきゃ。
    今さら慌てたって私のお腹の中には、安藤君と私の赤ちゃんがいる。
    私は不安もあったけれど素直に嬉しいと思えた。

    2008-11-14 05:08:00
  • 144:

    マヤ

    きっと安藤君も喜んでくれる。そんな自信があった。
    とりあえず安藤君にメールする事にした。
    "今マイの彼氏の家にいるんだけど少し逢える?"

    2008-11-14 05:11:00
  • 145:

    マヤ

    マイの彼氏の家と安藤君の実家は、すぐ近くで、外で待っていると何にも知らない安藤君が歩いてくる。
    そんな安藤君に私は抱き着いた。

    2008-11-14 05:15:00
  • 146:

    マヤ

    普段、そんな事をしない私に安藤君は何かを察したかのように「どしたん?」と聞いてきた。
    私は「赤ちゃん出来たぁ」って恥ずかしがりながらも答えた。

    2008-11-14 05:18:00
  • 147:

    マヤ

    とりあえず2人で車に乗り、久しぶりに地元にいた時に、よく行ってた公園へと向かった。
    それから2人の"これから"について話す事にした。

    2008-11-14 05:21:00
  • 148:

    マヤ

    話しを切り出したのは私。
    り「私、赤ちゃん産んで良いよね?」
    安「…本当に出来たん?俺の子?」
    り「は?どうゆう意味?」
    そう言いながら私は検査薬を安藤君に見せた。

    2008-11-14 05:25:00
  • 149:

    マヤ

    安「ゴメン…」
    私は安藤君が言う"ゴメン"の意味が分からなかった。
    確かに私にとっても思い掛けない事だったよ。

    2008-11-14 05:30:00
  • 150:

    マヤ

    だけど前に、「もしも私に赤ちゃん出来たら産んで良い?笑」って聞いた時、安藤君は「良いよ!!」って当たり前のように言ってくれたじゃん!!
    なのに何で?
    私の知っている安藤君じゃないみたい。

    2008-11-14 05:33:00
  • 151:

    マヤ

    私は泣きながらキレた。
    初めて安藤君を殴った。

    私が引っ掻いた傷…
    今だに安藤君の腕に跡として残ってる。ソレを見る度、私は切なくなるよ。

    2008-11-14 05:36:00
  • 152:

    マヤ

    今回は絶対に引かない。
    私は安藤君の赤ちゃんを産むんだ!!
    私は泣きながら殴りながら必死に、安藤君を責めながら訴えた。

    2008-11-14 05:39:00
  • 153:

    マヤ

    そんな私を見かねてか、しばらくすると安藤君も弱々しく「分かった…」と言ってくれた。
    それから、そのまま2人で私の姉に報告をしに行く事になった。

    2008-11-14 05:41:00
  • 154:

    マヤ

    姉の家に着き、姉に報告をすると複雑そうな顔を見せた。
    多分、安藤君の顔を見て何かを察したのだろう。

    2008-11-14 05:43:00
  • 155:

    マヤ

    姉に安藤君と2人で話しがしたいと言われ私は隣の部屋で聞き耳をたてていた。
    姉には子供が1人いた。

    2008-11-14 05:47:00
  • 156:

    マヤ

    その子は、まだ2才で、事情なんて分かるはずもない。
    無邪気に私に笑いかける。
    とても可愛かった。
    しばらくすると、隣の部屋から、啜り泣く声がきこえてきた。

    2008-11-14 05:52:00
  • 157:

    マヤ

    安藤君が泣いていた。
    安藤君は、私の事を本当に好きだと言っていた。
    だけど自分には夢がある。
    裕福ではない安藤君の家庭。無理を言って専門学校に通わせてもらった事。

    2008-11-14 05:55:00
  • 158:

    マヤ

    そして最後に、どちらも選べないと言った。
    私の夢は、好きな人と幸せな家庭を築く事。
    神様は意地悪だ。

    2008-11-14 06:00:00
  • 159:

    マヤ

    しばらくすると、隣の部屋の姉に呼ばれた。
    それから、今度は安藤君が、さっき私が居た部屋へと移る。
    姉と2人。
    何を言われるんだろう?と考えていると姉が重い口を開いた。

    2008-11-14 06:04:00
  • 160:

    マヤ

    姉「安藤君には、安藤君の人生がある。りおにも、りおの人生がある。りおが産みたいなら私は応援するよ」って言った。
    その言葉で全てを察した。

    2008-11-14 06:06:00
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