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男心

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  • 1:

    名無しさん

    男なんて結局、単純な生き物。
    自分は違うって生きてきたけど…                                   

    2009-01-06 00:52:00
  • 2:

    名無しさん

    「雅司〜お前いい加減、携帯変えろよ(笑)」
    「そだなぁ…」
    みんな次々に携帯をコロコロ変えていく中、化石のような携帯を持ってる俺に、親友の俊が笑いながら言った。

    2009-01-06 00:59:00
  • 3:

    名無しさん

    「別にいいんだけどな。電話とメールさえ出来たら。」
    「けどお前の携帯、ボロすぎてすぐ電源切れるじゃん!傷だらけだし。何年持ってんだよ(笑)」
    「うーん…まぁ、明日ショップ行くよ。」

    2009-01-06 01:03:00
  • 4:

    名無しさん

    俊のこの一言で、俺の人生は180度変わることになる。

    2009-01-06 01:05:00
  • 5:

    名無しさん

    女なんて信じれなかった。
    けど、ただのひがみだったのかもしれない。
    今まで気付かなかったけど、君に出会えたから…

    2009-01-06 01:07:00
  • 6:

    名無しさん

    200×年 冬ー…


    「ごめん、もう雅司とは付き合えない…」

    2009-01-06 01:11:00
  • 7:

    名無しさん

    新宿付近のとあるカフェで、愛梨はか細い声でそう呟いた。
    突然の別れだった。いや、心のどこかではもうずっと前から覚悟してたのかもしれない。
    東京の街はクリスマスモードで、本来ならこれから二人でクリスマスプレゼントを買いに行く予定だった。

    2009-01-06 01:22:00
  • 8:

    名無しさん

    「やっぱり、彼のことが忘れられない…」                 「そっか…」

    今にも泣きそうな愛梨を目の前にして、なぜか俺はひどく冷静だった。このクソ寒い中、なんでオープンカフェなんだよと苛立ちさえも感じた。
    寒さのせいか俺の右足はカタカタと震え、その震動がテーブルへと伝い、ホットコーヒーが少しこぼれてしまった。

    2009-01-06 01:30:00
  • 9:

    名無しさん

    俺が怒ってるとでも思ってるのか、愛梨は俯いたまま、何も話さなくなった。
    少し肩が震えている。
    泣きたいのは俺の方だ、と言い掛けた言葉を飲み込み、テーブルの上に金を置いて席を立った。

    2009-01-06 01:37:00
  • 10:

    名無しさん

    「雅司…!」      
    慌てて愛梨も席を立った。
    隣の席に座っていたカップルと目が合う。好奇心丸出しの目でこっちを見ている。

    2009-01-06 01:42:00
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