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男心

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  • 1:

    名無しさん

    男なんて結局、単純な生き物。
    自分は違うって生きてきたけど…                                   

    2009-01-06 00:52:00
  • 7:

    名無しさん

    新宿付近のとあるカフェで、愛梨はか細い声でそう呟いた。
    突然の別れだった。いや、心のどこかではもうずっと前から覚悟してたのかもしれない。
    東京の街はクリスマスモードで、本来ならこれから二人でクリスマスプレゼントを買いに行く予定だった。

    2009-01-06 01:22:00
  • 8:

    名無しさん

    「やっぱり、彼のことが忘れられない…」                 「そっか…」

    今にも泣きそうな愛梨を目の前にして、なぜか俺はひどく冷静だった。このクソ寒い中、なんでオープンカフェなんだよと苛立ちさえも感じた。
    寒さのせいか俺の右足はカタカタと震え、その震動がテーブルへと伝い、ホットコーヒーが少しこぼれてしまった。

    2009-01-06 01:30:00
  • 9:

    名無しさん

    俺が怒ってるとでも思ってるのか、愛梨は俯いたまま、何も話さなくなった。
    少し肩が震えている。
    泣きたいのは俺の方だ、と言い掛けた言葉を飲み込み、テーブルの上に金を置いて席を立った。

    2009-01-06 01:37:00
  • 10:

    名無しさん

    「雅司…!」      
    慌てて愛梨も席を立った。
    隣の席に座っていたカップルと目が合う。好奇心丸出しの目でこっちを見ている。

    2009-01-06 01:42:00
  • 11:

    名無しさん

    俺は小さく舌打ちをしてから、そのカップルを軽く睨んだ。
    彼らは慌てて視線を反らし、クリスマスどうしよっか〜なんて白々しく会話をしだした。
    「雅司…その…なんていうか…あの…」

    2009-01-06 01:47:00
  • 12:

    名無しさん

    「愛梨、バイバイ。」

    そう言って、俺は愛梨の頭をポンポンと叩き、背を向けた。
    最後に愛梨がごめんって言ったけど、あえて聞こえないふりをしてそのまま店を出た。

    2009-01-06 01:51:00
  • 13:

    名無しさん

    低い空を見上げながら、ただ目的もなく歩いた。不思議と、寂しいとか、悲しいとかそういう感情はなかった。
    「あぁやっぱりね…」
    結局そんなものだと、妥協に近い納得。

    2009-01-06 01:55:00
  • 14:

    名無しさん

    仲良く腕を組むカップルや仲良く寄り添う夫婦を見て、この一年のことを思い出していたー…


    2009-01-06 02:01:00
  • 15:

    名無しさん

    読んでます☆

    2009-01-06 14:17:00
  • 16:

    名無しさん

    15さんありがとうございます?
    頑張ります?

    2009-01-06 23:34:00
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