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「うちのコウタ」

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  • 1:

    アコ

    小説初めて作りました。ヨカッタら最後まで読んでいただけたら嬉しいです。感想、アドバイスなんかも頂けたらら嬉しいです。

    2006-05-05 11:10:00
  • 11:

    コウタは床に寝転び、ぼーとしていた。
    コウタふと本棚の下段にある本をみつけた!!
    その本を手にとってみた。★「あぁ!!やっぱり、この絵本か。ここにあったのか」昔を思いだしながらコウタはページを次に次にめくった。
    ★「小さい雪乃ちゃんがいっつも寝る前に一生懸命読んでくれたピノキオだ。
    人間に愛されたくて、そして人間を愛したいと思い、人間になりたいと願ったまるで僕はピノキオみたいだ」
    そう呟きながらコウタは願いが叶ったことを幸せに思い、ぐっすり眠りについた。

    2006-05-05 16:21:00
  • 12:

    ?【そばにいるよ】
    ●「あぁ〜遅れるっ!!」雪乃が騒がしく階段をおりてきた。
    ○「今日は何なのよ?」
    ●「昨日さぁ、タクが会わないか?って言ってきたの!」嬉しそうに自慢する雪乃。
    ★「雪乃さん!いってらっしゃい」朝ご飯を食べていたコウタが雪乃に言った。●「うん。いってきます」ちょっと照れ臭そうに言って出ていった。

    ○「あのコいつもあーなのよ!すぐ男のこと好きになって振り回されてるのよ!」呆れて母が言う。
    ★「でも僕はいつもそんなまっすぐすぎる雪乃チャンが大好きなんだけど…。」小さな声で呟いた。

    2006-05-05 23:18:00
  • 13:

    ○「ん!?何か言った?」聞こえなかったのか母は聞き返した。
    ★「いえ。別に何もないです!!」コウタが焦ってごまかした。
    ★「僕もちょっと散歩にいってきます。」
    ○「そうね!天気もいいし!ゆっくりしてきなさい!」そう言って母は見送った。
    コウタはいつも見慣れた街をいつもの散歩ルートで歩いた。
    ★「ただいまぁ」
    ○「えっ?!もう帰ってきたの?まだ30分しかたってないわょ。」驚いた母が言った。
    ★「いや〜ちょっと用を足してきただけなんで」と言って部屋に戻った。
    ○「用!?って、犬じゃあるまいし…。家ですればいいのに」

    2006-05-05 23:30:00
  • 14:

    母はおもしろいコと思いながら家事をした。
    〜その日の夕方〜
    今日はいつもより早く帰宅してきた雪乃。
    ○「あらっ!おかえり!早いのね?」夜ゴハンの支度をしながら言った。
    雪乃の帰りに気付いて部屋からコウタが出てきた。
    ★「雪乃さん。おかえりなさい」笑顔で言った。
    ●「…」雪乃は何も言わずに部屋に入っていった。
    ○「何かあったのかしら?感じ悪いコ!」
    コウタはなぜ元気がないか悟ったため何も言えなかった。

    2006-05-06 11:22:00
  • 15:

    〜その日の夜〜
    ○「やっぱり、雪乃食べないのかしら?!部屋から一歩もでないわね」母は少し心配そうな顔でコウタに言った。
    ★「ちょっと僕呼んできますね」コウタはダメもとで雪乃の部屋へ呼びに行った。
    ★「雪乃さん…。ご飯ですよ!雪乃さんの好きな肉じゃがですよ。」部屋のドアを叩き言った。
    ●「いらないっ!ほっといて!」
    思った通りの答えが返ってきた。
    ★「本当にいらないんですか?」
    雪乃は答えなかった。コウタは諦め、母と二人で食事をした。
    ○「おにぎり作ったから後で部屋の前に置いといてあげて」

    2006-05-08 00:33:00
  • 16:

    母はそう言ってコウタに肉じゃがとおにぎりが入ったタッパをコウタに渡した。
    ★「わかりました!」
    食事を終えた後、コウタは雪乃の部屋の前にタッパを置き、★「雪乃さん。食事おいときますのでお腹すいたらたべてくださいね」そう言って部屋に戻った。
    2時間も強がっていた雪乃もお腹がなってゴハンを食べようとドアを開けた。
    ●「あぁ〜お腹すいたぁぁ(´д`)」
    物音に気付いて、コウタが部屋からでてきた!
    ★「お腹すいてたんでしょ?強がったらダメですよ!」少し笑いながら言った。

    2006-05-08 00:45:00
  • 17:

    ●「別に強がってないし!ただ残ったらもったいナイからよ!」
    ★「そうですね。僕も与えられた物は何がなんでも食べる主義です!」
    ●「そうそう!私もそんな主義なのよ。」
    コウタはクスクス笑った。●「何がおかしいのよ!」★「なんでもないですよ。今お茶いれてきますね」
    〜リビングにおりてきた二人〜
    ★「はい!どーぞ」雪乃にお茶を渡す。
    ●「あのさ…。なんで何も聞かないの?何かあったとか気にならないの?」不思議そうに尋ねた。
    ★「僕が聞かなくても話してくれると思うし、なんとなくわかります。」コウタは微笑みながら言った。

    2006-05-08 00:55:00
  • 18:

    ●「何よ!じゃ〜言わない!」
    ★「嘘です。聞かせてください。何があったんですか?」焦ってコウタは聞き返した。
    ●「アタシね…。振られちゃった!魅力ないんだって!」雪乃が笑いながら言った。
    ★「こんなにカワイイし、すごく優しいコなのに?その男かわいそう」コウタは少し怒った声で言った。
    ●「アタシってさぁ!いつも男の人にスグこびちゃうんだよね。本当に好きになりすぎちゃって、自分の事も好きになってほしくて、いつも彼の理想ばっかり追い掛けちゃって。本当、何回失敗したら…。」雪乃はだんだん泣きそうになってきた。

    2006-05-08 01:05:00
  • 19:

    ●「なんかもう嫌になっちゃうよ…。もうこれからどうしよ」雪乃の声と体が震えてるのがコウタにははっきりわかった。
    ★「雪乃さん。大丈夫ですよ?お喋りはチョット休憩して今は思う存分泣いて下さい。お願いします。」コウタは笑顔で言った。
    雪乃はその言葉で安心したのか大声で赤ん坊のように泣き出した。
    その姿を見てコウタは雪乃の頭を撫でた。
    ★「もぅここにはタクさんはいません。でも友達もお母さんも僕もいつでも雪乃さんのそばにいます。だから明日からヒトリなんて思わないで下さいね?」
    ●「コウタ君…。ありがとう…。」

    2006-05-08 01:16:00
  • 20:

    雪乃は泣きながらコウタにお礼を言った。
    その夜は雪乃は泣き疲れてリビングのソファーで眠ってしまった。
    ★「まるで昔の雪乃ちゃんみたいだ。おやすみ。」
    そう言って毛布をかけコウタは部屋に戻った。

    2006-05-08 01:20:00
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