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人生落下一直線

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  • 1:

    まゆ


    バカな女の虚しいお話。
    オチはありません

    2009-01-27 14:20:00
  • 8:

    ビックリした。
    あたしのことをいじめていた友達が泣きながら抱き着いてきた。

    ・もう会えないのかと思った。あやまりたくて…本当は嫌いになったことなんてなかった。
    最初はムカついてやってしまったけど、だんだんあとにひけなくなって…

    頭おかしいんじゃないの?って思った。
    一度あんな事されて信じられるわけがない…

    でも

    ありがとう、また仲良くできるなんて嘘みたい。

    あたしは今度こそ上手くやっていこうと思った。

    2009-01-27 15:03:00
  • 9:

    中学三年の6月、何故か父が帰ってきてまた母、父、兄、あたしの四人で暮らす事になった。

    兄はヤンキーになっていた。

    その頃から母が精神的に不安定になりだし、自殺行為を繰り返すようになっていた

    ・『あんたなんて生まなかったら良かった。
    そしたら楽に死ねるのに』
    それが母の口ぐせだった

    あたしはどうすることもできず、ただ黙って聞くことしかできなかった。

    そして夏、私の誕生日
    家には誰もいなかった。

    夕方になっても夜中になっても日にちが変わっても…
    家族に祝ってもらえると期待してまっていたのに…

    そのとき、知り合いから電話がかかってきて

    『あんたのお母さん、男と出ていったよ』

    信じられなかった
    父が不倫してるのは知ってたけど…まさかお母さんまで…

    2009-01-27 15:10:00
  • 10:

    もう誰も信じられなくなってた。
    何日かして母が帰ってきた。
    父に連れ戻されて…

    もうどうでも良かった。

    その頃からあたしはグレだし、タバコ、無免許バイク、ケンカを繰り返すようになっていた。

    希望とかゆう言葉大嫌いだった。
    あたしの顔は特別不細工だった。
    えぐれた鼻、腫れぼったい目、汚い肌。
    化粧して髪の毛は染めていたけど醜かった。


    ある日、先輩にCDを貸してもらった。
    そのCDがあたしの人生を変えるなんて…その時は思いもしなかった。

    2009-01-27 15:15:00
  • 11:

    あたしは映画を見たりして感動したことがなかった。
    だけどその音楽を初めてきいたときに凄く涙が溢れた。
    感じたことがない感情。

    それと同時に自分の心の醜さが凄く恥ずかしくなった。
    私はずっと誰かのせいにしてきた。

    音楽ひとつで。って思うかもしれないけど…
    あたしには凄く大きな出会いだった。

    それから私はその音楽にハマった。
    家に居る機会も多くなった。
    そして母との会話も増えた。


    今思えばお母さんが怖くて避けてた…



    でも
    誕生日の日、なんであたしよりも男を選んだの?
    ずっとそれが聞きたかった。

    2009-01-27 15:23:00
  • 12:

    同じバイト先の先輩に恋をしていた。
    目が合うだけでドキドキ…

    それが初恋だった。


    なのに…すぐにそれはおわった。

    『不細工すぎるし…ネタやろ、あの顔』

    先輩と友達が更衣室で喋っているのを聞いてしまった

    悔しかった
    悲しかった
    自分の顔を憎んだ

    そして私は生まれ変わることを決意した。

    2009-01-27 15:32:00
  • 13:

    大学では過去の私を知ってる人が誰もいなかった。

    『熊田曜子に似てるね。』
    よくそうやって言われるようになった。

    でも誰とも付き合うことはできなかった。
    誰の事も信用できなかったから。


    2009-01-27 15:47:00
  • 14:

    よくナンパもされるようになった。


    それと同じくらい夜の仕事&ホストにもキャッチされた。

    ある月曜日、ある男に声をかけられた。

    明らかにホスト。

    でも男はホストじゃないと言い張った。

    そしてどうしても遊びたい、お金は出すから遊びにいこうと。

    2009-01-27 15:51:00
  • 15:

    私は散々悩んだ揚げ句、遊びに行く事にした。
    …顔がめちゃめちゃタイプだったから。
    そして映画、カラオケ、ご飯にいった。
    楽しかった。
    実は初めて男と二人で遊んだのはこれが初めてだった。
    その男は口が上手くて、まるで私の事をお姫様扱い。
    そして帰り際に告白された。
    それと同時に
    『実は俺、結構でかいホストの店の代表やねん』と暴露された。

    私達は付き合う事にした。
    初めてのデート
    初めての告白

    そして初めてのキス。

    夢の中にいるみたいだった。
    初めて人に愛された気がした。
    それから彼が休みの日はほとんどデートした。
    私が仕事の事を聞くと
    『お前はこんな汚い世界知らなくていい』
    そう言って頭を撫でてくれた。
    私も本気で愛していた。

    ナンパで出会い、その日に付き合い…
    今思えばもっと彼のことを知っておくべきだったのかもしれない…

    2009-01-27 16:00:00
  • 16:

    名無しさん

    読んでます

    2009-01-27 16:06:00
  • 17:

    私は彼の家に通った。
    そして家事をし、通い妻みたいになっていた。

    ある日、彼が携帯のメールを作成してる最中に寝てしまっていた。

    私はみてはいけないと感じつつも見てしまった。
    そして見た瞬間に目の前が真っ暗になった

    『はやく一緒に住みたいな?お前を1番愛してんぞ?』

    私は泣くことしかできなかった。
    泣いて彼を問い詰めた。
    すると逆ギレ。

    別れると言ったら彼が首をしめてきた。

    私は怖くなり必死に謝った。

    これはただの色彼だと彼は言った。

    そのあと
    『お前だけやから…』と抱きしめてくれて

    全部許してしまった。

    もしこの時に気づいていれば…

    2009-01-27 16:08:00
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