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ホスト。
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1:
主
俺の名前は
【信楽 楓】
18才。
夜の街に憧れた。2005-06-02 15:06:00 -
151:
名無しさん
??
2005-06-07 14:29:00 -
152:
その日もキャッチは相変わらずやった。でも店の人から電話で客が来たからあがれと言われた店に戻った。『良かったなぁ!』
彼方さんが俺を見るなりそぅ言ってきた。
何がやねん?とか思って
席に行くとそこには美江がおった。
『美江!』
『久しぶり。』2005-06-07 14:30:00 -
153:
『お前どないしてたん?ずっと連絡取れんかったけど。』
『早く光の事忘れよぅと思って連絡とらんかってん。でも、やっぱ無理やから最後に会っておこかな思って今日来た。』
『最後って?』
『あたしもぅ実家帰るんよ。』
『実家どこなん?』
『九州。』
『何でなん?』
『親が倒れて、看病したいのもあるし、もぅそろ?あたしも帰ろう思ってたし。丁度いぃかなって。』2005-06-07 14:31:00 -
154:
美江の突然の話に俺は、何か淋しくなった。
『そぅやったんか…。九州帰ったらもぅ関西にはこんのか?』
美江はゆっくりと頷いた。『仕事はむこうにもあるし。』
『そっか…九州帰っても元気でな。』
俺はそれを言うのが精一杯やった。後はひたすら酒を作り続けた。2005-06-07 14:32:00 -
155:
まともに美江の顔を見て話しをする事が出来んかった。美江も美江で下ばっかり向いていた。
『……………………』。
俺らの席だけ妙な空気やった。
『九州帰っても、元気でな。』
それを言うのがやっとやった。2005-06-07 14:33:00 -
156:
『光、そろ?チェックして。』
携帯を見ると朝の十時やった。
『アレ?俺寝てた??』
『うん。6時くらいからもぅ寝始めてたでぇ〜』
『嘘??ごめんなぁ!!ちょっと待っててな!すぐ伝票持って来るから!!』
『ありやぁーーっす!』
『美江今日はありがとう』『こっちこそ。ありがとう。』2005-06-07 14:34:00 -
157:
美江を見送って俺は店に戻った。
何か俺はこの店に初めて入った時の事を思いだしていた。店に入ってすぐに、ナンバー入れて…浮かれていた。中途半端な色に、情が入りやすい自分。
俺はこの時思った。
このままやったあかん。
俺は客に対する情を捨てる事にした。甘いままやったらこの世界では生きていけん。
変わらな。2005-06-07 14:35:00 -
158:
次の日から俺は変わった。細客に対しても色を
使うよぅになった。
言えば育てをするよぅになった。
『明里。俺にはもぅお前だけしかおらんわ。』
『何言ってるんよ〜』
『本間や。明里は俺の事、好きちゃうんか?俺は好きやのに。』
『酔ってるん?』
『酔ってないわ。』
明里は最初半信半疑やったけど次第に俺の色にハマッていった。2005-06-07 14:36:00 -
159:
明里はキャバ嬢やった。
けど、いつの間にかキャバ嬢やなくて、ソープ嬢になっていた。一回に店で使う金額もじょじょに変わっていった。
俺はキャッチがあかんって思ってキャバや風俗に営業をしに行きまくった。
客も増え始めた。
色を使う事にも何も思わなくなった。2005-06-07 14:37:00 -
160:
たまたまサイトを見ていた。そしたら俺の事が書いてあった。
光は色ホスト。
光むかつく。
あいつは客を金としか見てない!!
とか、潰しばっかりやった。
当たってるわぁ。とか思いながら見ていた。まぁ何を書かれても俺は気にせんけかった。サイトを信じてキレる客はそれだけの奴や。と思ってたから。2005-06-07 14:38:00 -
161:
『なぁ、光。あたしの事色とかじゃないやんな?』
『当たり前やろ。』
『でも、サイトとか見てたら不安になるねん。』
『俺の言葉よりサイトを信じるねんな。ならもぅえぇわ。』
『ごめん!光を信じるから怒らんといてよ…。』
『もぅえぇって。』
『何か卸すから許してよ?ドンペリでいぃ?』2005-06-07 14:39:00 -
162:
落ちるのはこんなにも簡単やねんな・・・。
俺は・・・。
何がしたいんやろ。
ナンバーにもまた入れた。
でも、このままでいぃんか?って俺の中のもぅ一人の俺が聞いてくる。
『光〜!来たよ〜☆』
俺のエースの理子。
風俗嬢。コイツも最初はスナックで働いていたけど
風俗に落とした。
今じゃ店のナンバー1らしい。2005-06-07 14:41:00 -
163:
『でもこれ、光が大切にしてるって言ってたヤツやん。』
『えぇねん。俺にはそれよりこっちのが大切やわ。理子が俺の為に買ってくれたやつやし。』
ブルガリのリングはまた客に買ってもらえばえぇ事やし。
『本間にうれしい☆これずっと大事にするな!』
アホやなこの女も。
俺は最低やけど。2005-06-07 14:42:00 -
164:
女は簡単。扱い方が。
ちょっと気のある事を言えばすぐその気になる。
色は正直しんどい。
好きでもない女に好きだのお前だけだの、言うのが。じゃあやめたら。
そゆわけにもいかん。
せっかくナンバー入り出来たのに。2005-06-07 14:43:00 -
165:
『なぁ光。今日アフターしてや。』
理子が小さい声で俺に言ってきた。
『アフターしてくれたら、うち今週リシャール卸すから。』
リシャールかぁ…リシャールさぇおりれば今月ナンバー1になれる。
『えぇで。ほな、店終わるまでどっかで待っててや。』
『うん☆』2005-06-07 14:44:00 -
166:
店も終わり俺は理子に電話をした。
『ごめんな?待ったやろ?』
『うぅん。そんな事ないでぇ。じゃあ行こっかぁ☆』俺は理子と近くのラブホに行った。
風呂に入ろうと思って服を脱ぐと理子がいきなりキスをしてきた。2005-06-07 14:45:00 -
167:
『風呂なんかいぃやん☆』そぅ言ってまたキスをしてくる。
理子は嬉しそうに俺の息子を口にくわえる。
ヤル気があんまなかったけど、さすがに現役ソープ嬢うまい。
そんな事を思った。2005-06-07 14:46:00 -
168:
俺もこれで枕ホストか…。
何か虚しくなってしまった。けど、俺の息子は理子の中で益々元気になっていく。
『あっ…』
理子の悶えてる顔を見たらイキそぅになった。
『俺もぅイクわ。』
そぅ言って俺はイッた。
ヤッた後、俺らは爆睡。2005-06-07 14:47:00 -
169:
ヤッた事が関係あるかないか分からんけど理子は次の日から凄くなった。
今までは週に四日来てたのが今じゃ週に六日になった。リシャールも約束通り卸してくれた。
俺は念願のナンバー1になれた。
でも、嬉しくなかった。2005-06-07 14:48:00 -
170:
そして俺は店の中で少しづつ
嫌われ始めた。別に他の奴の客をとったりしてない。けど、俺に追い越された先輩ホストが俺に対して敵意を持っているのはすぐに分かった。
俺は別に人に嫌われよぅがそんなんどぅでもいぃ。
俺は自分の実力でナンバー1になったんや。
そぅ思うのに、なんか心の中がちょっとづつからになっていく。2005-06-07 14:48:00 -
171:
枕もやり始めた。
枕をやれば今までたいした額しか使ってなかった客がもっと使うよぅになった。『今月のナンバー1は、相変わらず光かぁ〜』
『そら、色、枕しとったら誰でもナンバー1なれるやろ。』
『あーぁ、俺も客に枕使おうかな。なぁ光さん。』
嫌味を言ってるんやろぅけど、俺からしたら僻みにしか聞こえん。
『やれるんならさっさしたら?』
それだけ言って俺は仕事に戻った。2005-06-07 14:49:00 -
172:
もぅこの頃の俺は落ちるとこまで落ちていた。
『光が飲みたい騒ぎたい!!』
一気コールが明里の席から出てくる。
俺は手に持ったスードンを一気した。酔いが回る。
その日は明里がスードンを二本卸しラスト近くなって理子が来てカフェパリを五本卸して帰って行った。
俺は店の中で潰れて寝ていた。
その時、腹に激痛が走った。
(※スードンとはドンペリスーパーの事)2005-06-07 14:50:00 -
173:
蹲る俺の腹にもぅ一発激痛が襲った。
薄く目を開けるとそこには俺にナンバーを抜かれた、広美さんと紀一さんが立っていた。
『お前本間ムカつくねん!』
そぅ言って俺の腹を蹴りまくる二人。
『悔しかったら…俺抜けや…。』
それだけ言うのがやっとやった。
頭を蹴られ俺は気を失った。2005-06-07 14:51:00 -
174:
目が覚めると病院やった。代表やら彼方さんやらがいた。
『大丈夫か?』
代表のその優しい声で
頬に涙が伝うのが分かった。
『どないした?』
彼方さんがティッシュを
一枚とり渡してくれた。
『ズッ…迷惑かけて…ヒック…す・すいま…すいません…ウッ…』2005-06-07 14:52:00 -
175:
何かの糸が切れたかのよぅに俺は泣いた。
代表と彼方さんは黙っていた。
『俺、店やめます…。』
俺は泣きながらそぅ言った。
『お前…』
彼方さんが何かを言い掛けた時、代表が止めた。2005-06-07 14:53:00 -
176:
『辞める、辞めんはお前の勝手や。けどな一つだけ言っとくわ。俺がお前を新店の代表にしたいって思った時のお前はどこ行ったんや?今のお前は金にしか興味のない奴にしか見えんぞ。』
『……………………。』
『色や枕ばっかしてナンバー入って嬉しいか?そんな客はすぐにキレるねんぞ。』それだけ言うと代表は出て行った。2005-06-07 14:54:00 -
177:
『ゆっくり休み。』
彼方さんもそれだけ言って出て行った。
入院は一日だけですんだ。次の日俺は店を休んだ。
久しぶりに実家に帰り、おかんの飯を食って、地元の連れと遊んだ。
『楓久しぶりやん!』
『元気にしてたんか?』
俺はずっと【光】って言うもぅ一人の人間をやって生きていたから久しぶりに
【信楽 楓】になれた事が嬉しかった。
『お前、ホストしてもまったく変わらんなぁ!』2005-06-07 14:55:00 -
178:
『楓は楓やんけ!』
と口々に皆が言う。
俺は皆が言う事を聞こえないふりをしていた。
その日は、久々集まったと言う事もあって
街に出る事になった。2005-06-07 14:55:00 -
180:
ホストをして半年もたってないけど、色んな経験もした。
だけど、もぅホストをやり続ける自信は俺にはなかった。
ボコられて辞める。
格好悪い。
けど、それでも良かった。色や枕をするのも疲れた。そんなんでナンバー1になっても嬉しくも何ともなかった。2005-06-07 14:57:00 -
181:
俺は、何がしたかったんやろか。
皆が騒いでる中
一人、そんな事を考えた。『楓!』
誰かが俺の名前を呼び俺はハッとした。
『早く来いやぁ!』
『おぅッ!』
俺は次の日、店のオーナーに今月一杯店を辞めると告げた。2005-06-07 14:58:00 -
182:
オーナーは
『どないしたんや。急に?何かあったんか?』
と言ってきたけど俺は
『家の事情で。』
とだけ告げた。
オーナーは辞めてほしくないよぅにしていたけど
俺はそれだけ言って出て行った。
客には何も言わんとこうと思った。
俺が辞める事は
代表と彼方さんと颯太さんにだけ伝えた。2005-06-07 14:59:00 -
183:
そしてラストの日―――。その日も店は賑わった。
すると代表がスードンとマイクを持って来た。
『えぇ、光には黙っててほしいと言われたんやけど、えぇやろ?光?』
俺は代表が何を言いたいか分かった。
そして、軽く頷いた。2005-06-07 15:01:00 -
184:
店の中は、ザワザワした。『今日を持ってうちの光が店を辞めます。』
客はビックリしていた。
他の従業員もビックリしていた。
『光、辞めるって本間なん!?』
『何でなん!?』
と俺の客が悲しそうに言った。2005-06-07 15:02:00 -
185:
俺は皆に家の事情でと言いまくった。
すると代表が
『光が、この店に入ってまだ半年もたってないしいきなりの事なんで正直悲しい。でも、辞めるのは光が悩んで決めた末の結果やから俺は何も言わん。』
一瞬店が沈黙になった。2005-06-07 15:02:00 -
186:
『光…今までよぅ頑張ったな。』
代表の目にはうっすらと
涙が溜まっていた。
『俺は光と会えて良かったで。何かあったらいつでも店に帰って来い。俺はいつでもここにおる。』2005-06-07 15:03:00 -
187:
俺は気付いたら泣いてた。代表の優しい言葉に胸がつまる。
『光、お疲れ!!』
その代表の声とともに手に持っていたスードンが開けられた。
音楽が鳴りシャンパンコールが始まる。
皆、従業員は泣いていた。2005-06-07 15:04:00 -
188:
その日は、全席からドンペリやらカフェパリやらが卸された。
俺は全部の席を周り一通り飲んだ。
涙で顔がぐしゃぐしゃになっているのなんか気にせんかった。
涙は止まる事なく流れた。2005-06-07 15:05:00 -
189:
自分の席のドンペリを全部飲み干し俺はマイクを持った。
『酔って言うのも何やけど…ズッ…』
『今まで、お世話になりましたぁ!!』
それだけ言って、深く頭を下げた。2005-06-07 15:06:00 -
190:
どこからともなく
『光、お疲れ!』
と言う声が聞こえた。
それのせいで余計涙が
溢れだした。
『ヒッ…ウック……』
代表が横に来て肩をたたいた。
『あんま泣くなよぉ!男前が台無しやぞ。』
代表もボロ泣きやった。2005-06-07 15:07:00 -
191:
彼方さんが、どこからか花束を持ってきた。
花束にはカードが付いていて見ると
【光へ。今までお疲れ!】と汚い字で書いてあった。ポンポンと頭を叩かれた。『彼方さん、字汚いっすよ…。』2005-06-07 15:08:00 -
192:
『うっさいわ!!』
彼方さんは笑って言った。でも泣いた後が残っていた。
その日は営業終了時間を過ぎても営業をしていた。
客が全員帰ったのは昼過ぎやった。2005-06-07 15:09:00 -
194:
帰りしな沙織と久しぶりに会った。
『光やん!元気してたぁ?』
『元気しとったで☆沙織も元気してたんか?』
『もちろん!』
ニコっと笑う沙織。もぅ薬をやってないよぅやった。2005-06-07 15:10:00 -
195:
俺は沙織に軽く店を辞めた事を言った。すると沙織はビックリしてたけど
『お疲れ☆』
とだけ言ってくれた。
沙織とは、何となくまた連絡をとりたくなったから
番号をかえる事とかえたらまた連絡すると言って別れた。2005-06-07 15:11:00 -
196:
俺は夜の街が好きやった。夜の街に憧れた。
ただ、ホストと言う仕事をしただけで夜に関係のある
仕事やったら何でも良かった。
そしてホストをした。
結局、ホストをして何かが変わったとかはなかった。2005-06-07 15:12:00 -
199:
ホスト。第一部終わりました。最初は自分がホストやったらこぅなりたいって気持ちで書いてたつもりなんですが…いつのまにかその気持ちを無視して話が一人歩き状態になってしまった…(@_@;)このままやったら光は最低なホストで終わってしまうと思ったので第二部を書かせて下さいm(__)m
また読んで貰えたら嬉しいです。フィクションやけど…。2005-06-07 15:15:00