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匿 名 メ ー ル 。

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  • 1:

    MiO.☆

    ねえねえ、知ってる?

    何が?

    他人のアドレス使ってメール送れる方法があるんだって。

    マジで?何ていうの?


    「匿名メール。」

    2006-01-04 01:59:00
  • 50:

    MiO.☆

    体育倉庫は夜の見回りも来ないし、職員室からは離れてて見えない。声だって聞こえやしない。もう知らないよ、サエ。

    昨日や今朝までの怖さは全く無くなってた。サエの姿を見ると、かわいそうなんて気持ちは無くなってて。昨日のあの誓いも、無駄だったかもしれない。
    二人は体育倉庫に入っていく。私も体育倉庫に近づくと、脇から先輩とその友達が出てきた。

    2006-01-04 03:26:00
  • 51:

    MiO.☆

    「ユイちゃん来てたんだ♪」
    「い、一応…」
    「これからだよ☆」
    そう言う先輩の笑顔に、ぞっとした。
    耳をすますと、中からはサエの声が聞こえる。「先輩、忘れ物ってどこぉー??」だって。そんなの、あるわけないのに。
    「じゃ、俺たちいってくるね♪」
    そう言い残して先輩とその友達は倉庫に入っていった。すぐにサエの悲鳴が聞こえる。けれど倉庫のドアは厚いから、ドアに耳をくっつけてようやく聞こえる程度だった。

    2006-01-04 03:29:00
  • 52:

    MiO.☆

    −−−−−
    今日はここまでにしとくね♪
    29さん43さんありがと♪頑張って完結させるよ☆

    2006-01-04 03:32:00
  • 53:

    りん

    ?しおり?
    この小説めっちゃ面白い?ハマったぁ??主さん頑張ってね???

    2006-01-04 03:47:00
  • 54:

    名無しさん

    あンたドコの仔??
    あきらか話おかしLlやンοゆLlとサエ??なンやろ??先輩ッてどーゆーコトやネン?あなたのガッコ?にわ?ネン以?の在学者がLlてるンでつかア?????
    すッげッ?七不思議やン?笑

    2006-01-04 04:47:00
  • 55:

    56

    あと「受験勉強」ではなく「試験勉強」の間違いちゃう?笑
    中学やったらわっかいな〜ちょっと痛々しいわ〜
    読んでるんで続き頑張って!

    2006-01-04 05:32:00
  • 56:

    名無しさん

    2006-01-04 07:51:00
  • 57:

    名無しさん

    55→本間やぁ!気づかんかった(笑)

    2006-01-04 10:27:00
  • 58:

    名無しさん

    フィクションやろぅ?おもろいから続きまってます?

    2006-01-04 12:16:00
  • 59:

    名無しさん

    もうそんなんどうでもええやん?おもろい話やねんし続きがはよ読みたい?主さん完結まで頑張ってな?

    2006-01-05 01:02:00
  • 60:

    ぁ-

    しぉリ?・?・)??

    2006-01-05 01:24:00
  • 61:

    名無しさん

    しおり

    2006-01-05 02:43:00
  • 62:

    名無しさん

    試験勉強のほうが使う人少ないで

    2006-01-05 04:39:00
  • 63:

    名無しさん

    しぉり?

    2006-01-05 18:51:00
  • 64:

    名無しさん

    今までで1番や完結頼む

    2006-01-05 20:12:00
  • 65:

    レ〜ナ ◆oNhAxtUiOY

    主さあン!!
    これむちア気になるわ〜レ〜ナ(゜∀゜)ワラ
    完結マデ応援してるかんネ-☆☆

    2006-01-05 22:31:00
  • 66:

    名無しさん

    2006-01-05 22:42:00
  • 67:

    名無しさん

    改行やめて。読みにくいねん。改行は四回までやったら略されへんから。

    2006-01-06 02:09:00
  • 68:

    きゃン

    これまぢハマッた(゚Д゚*)?完結まぢ頼む。・゚・(?Д`)・。・゚

    2006-01-06 18:34:00
  • 69:

    ???

    頑張って?

    2006-01-06 19:53:00
  • 70:

    名無しさん

    うちもハマった?????頑張って完結させて?さいね??(????)?出来れば早く更新して欲しいな?

    2006-01-06 21:05:00
  • 71:

    MiO.☆

    「え、先輩…?」
    「忘れ物なんてあるわけねーだろ?」
    「…?」
    「みんなにお前を食べてもらうんだよ☆」
    「な、何言って…キャァアッ!!!」
    それ以上は怖くなって聞けなかった。けど、中からはかすかにカメラのシャッター音が聞こえた。写真、撮ってるんだ…。それをネタにして脅すのかな…?それとも、売る気?

    2006-01-07 00:59:00
  • 72:

    MiO.☆

    どっちにしても、先輩達やけにこういうことに慣れてる…。そのうち、私もヤられるかもしれない。そう考えた途端、足はひとりでに走り出していた。急いで家へ戻ると、思わず尻もちをついてしまった。
    「…いい気味」
    私はもう、おかしくなっていた。麻痺していた。人の心の傷みなど、分からなくなっていた。匿名メールをやめるなんて、到底無理。
    「だって、面白いんだもん♪」

    2006-01-07 01:01:00
  • 73:

    MiO.☆

    さっきのレイプ現場は、衝撃的だった。だけど、アレは何かの引き金となったようだった。もう、止まらない。面白くて、しょうがない。机の引き出しから、修学旅行の集合写真を取り出す。近くにあったカッターで、サエの顔を潰すように刺した。
    「一人目、完了。次のターゲットは…」
    そう言いながら集合写真の上でカッターをグルグルと回す。
    「コイツだ…」

    2006-01-07 01:03:00
  • 74:

    MiO.☆

    紙が破れるような音とともに、ミカの顔にカッターが刺さる。金魚のフンは金魚のフンらしくしてりゃいいものの、最近サエに便乗して威張り始めてる。サエが私の悪口を言った時、アンタは笑ってた。一人じゃ何も出来ないくせして。
    罰を受けるのが、当たり前だよね?私は何も、間違ってないよね?
    ねえ?ミカ。

    2006-01-07 01:04:00
  • 75:

    MiO.☆

    今日は土曜日。塾も無いし、久しぶりに一日休める。起きて朝食をとった後すぐに、匿名メール。ミカは所詮金魚のフン。適当にやっとけば、どうせすぐヘコたれる。
    けど、今日の匿名メールは、時間と手間がかかりそうだ。




    送る内容をまず入力する。

    2006-01-07 01:06:00
  • 76:

    MiO.☆

    【マジウザイんだけど。サエがいるからっていい気になんなよ】
    【死んで】
    【ウザイキモイブス】
    【金魚のフンって呼ばれてんの知ってたぁ?笑】
    【学校来なくていーから。誰も必要としてないし】
    【3年嫌われ者ランキング、3年連続ベスト3入りとかどんだけですかぁ〜??ww】

    2006-01-07 01:07:00
  • 77:

    MiO.☆

    内容や文体は様々。けど全てミカへの悪口だった。こちら側のアドレスは、クラスの色んな人のアドレス。送り先のアドレスは、もちろんミカ。そ、勝手に自分はイジメられてると勘違いさせて、孤立させんの♪本当、私ってば頭いい。ミカが怖がってみんなを自然に避けてれば、みんながミカを本当にハブりだす。これでつじつまは合う。
    「送信っと♪」
    これだから、やめられない。

    2006-01-07 01:09:00
  • 78:

    MiO.☆

    私は心躍る思いで、翌朝学校へと向かった。普段より少しだけ、遅めに向かう。教室のドアを開けると、予想通りみんなが集まっていて、沈黙が流れていた。
    「お、はよ…?ど、どうしたの?」
    私は何も知らないフリを装う。演劇部のエースになれるぐらい、自然な演技で。するとユリが近づいてきて、耳元で囁いた。
    「なんかね、ミカがみんなのことシカトすんだって…」

    2006-01-07 01:11:00
  • 79:

    MiO.☆

    「えっ?何で…?」
    「分かんないんだけど…クラス全員シカト」
    本当は何もかも知っているのに、何も知らないフリをしたり、キョトンとした表情で物を尋ねるのは想像以上に苦しいことだった。嗚呼、今ここで全てネタバラししてやりたい。そんな衝動をかきたてながら、ユリと共にみんなの様子を伺う。するとクラスのまとめ役のサチが席を立った。みんなサチに目が釘付けになる。一人席に座っているミカの目の前で、サチは止まった。
    「何でシカトすんの?何かあんなら堂々と言って」

    2006-01-07 01:13:00
  • 80:

    MiO.☆

    流石サチだ。みんなから慕われているだけある。突然のクラスの問題にも、冷静に対処することが出来ている。
    「…」
    「またシカト?それしか出来ないんだ、ダサ」
    サチが吐き捨てるように言い、小さく笑う。それを聞いたミカはそっぽを向いていた顔をサチの方へと向け、眉間にシワを寄せてめいいっぱいサチを睨んだ。

    2006-01-07 01:15:00
  • 81:

    MiO.☆

    「暴力でも振るう気?脳無いもんね」
    「っざけんなよ。シカト?ハァ?お前らあたしのこと散々言った癖して」
    サチは言い返せなかった。確かにみんな、影ではミカやサエのことを嫌っていて、悪口を言っていたから。サチはきっとそのことを言われたのだと思ったのだろう。違うのに…。そんなこと程度で、クラス全員をシカト?ミカはそんな度胸ある奴でも無いし、そこまで馬鹿じゃないよ。
    嗚呼、下劣で馬鹿な野郎共の戦いは実に面白い。

    2006-01-07 01:17:00
  • 82:

    MiO.☆

    サチが黙っていると、ミカは席を立ち教室から出て行った。今日はサエも休みだし、行くあても無い。どうせ屋上で寝てるんだろう。馬鹿のやることなんて、目に見えてる。それにしても、本当いい気味。私は裏で簡単な下準備をしておくだけで、後は勝手に役者達が動いてくれる。今回の場合は、クラスのみんな。私は何もしなくても、みんなが自動的に動く。何も知らないからこそ、扱いやすい。

    ミカ、まだまだお楽しみはこれからだよ?

    2006-01-07 01:19:00
  • 83:

    MiO.☆

    放課後、よくミカを見かけるゲーセンに行ってみると、やはりミカはいた。他中の友達と遊んでいた。私は物陰からミカをじっと見つめて、機会を伺う。ある事を実行する機会を、ただただ待った。
    すると、ミカと他中の友達はUFOキャッチャーに夢中になった。後ろの椅子には、ミカの荷物が置いてある。
    「今だ…!」

    2006-01-07 01:20:00
  • 84:

    MiO.☆

    私は小声でそう呟くと、ミカの荷物をサッと取ってトイレへ逃げ込んだ。後ろを振り返ったが、ミカは全く気づいていない。トイレの個室の中でカバンを漁ると、携帯が出てくる。私はその携帯から、ある電話番号に電話する。その電話番号とは…
    この間ネットの情報サイトでゲットした、有名ヤクザの○△組本部の電話番号だった。私は番号通知の状態で、その電話番号に電話する。
    プルルルル…プルルルル…
    「○△組本部ですが」

    2006-01-07 01:23:00
  • 85:

    MiO.☆

    「お前んとこの組長この間見たけどマジしょぼ。アレ、小さそうだよね(笑)絶対うちら勝てるから」
    「あぁ?」
    「殺せるもんなら殺せって。どうせ出来ねぇんだろ?■○組とは違ってお前んとこは臆病者ばっかだもんな」
    「んだとコラ!ガキィ!待ってろ!」
    「ガキじゃなくて、ミカって言うんだけど?」

    2006-01-07 01:24:00
  • 86:

    MiO.☆

    低い声でそう言い残して、私は電話を切る。
    そう、ミカの携帯からヤクザに挑発的な電話をかけて、またもや他人にミカをどうにかしてもらおうと考えた。最初は相手にしないかと思ったけど、ライバルの■○組の名前を出したことが正解だったようだ。
    「頑張ってね…ミカ…♪」
    その後、ミカの携帯をそっと元の場所に置きにいった。きっと、逆探知してこのゲーセンの居場所をつかむだろう。
    あんたもここで終わり、ミカ。

    2006-01-07 01:27:00
  • 87:

    MiO.☆

    ヤクザが来るかどうかは少し不安だったけど、来なきゃ来ないで他の手を打てば良い。私には匿名メールがついてるんだから。学校どころか、住む場所さえも無くしたらアンタはどうなるんだろうね?その姿、是非私に見させてよ。
    「ギャハハハ!何このゲーム、マジウケる☆」
    そんなことも露知らず、ミカは友達と大爆笑。何も知らない人は気楽でいいね?
    ほうら、来たよ。ゲーセンのドアをバンっと開いてこちらへやってくる、イカツい顔の坊主頭。

    2006-01-07 01:29:00
  • 88:

    MiO.☆

    「…ビンゴ」
    一人、物陰に隠れて呟く。男はゲーセンの中をうろうろと歩き回る。ミカ達は、それにも気づかずに大騒ぎ。
    「まじウケるって、ミカもやってみ?」
    「やるしー♪」
    ミカの友人がその言葉を口にした途端、私はやったと思った。予想通り、その言葉を耳にしたヤクザの男がミカ達に近づく。それにミカ達も気づいて途端に黙る。

    2006-01-07 01:31:00
  • 89:

    MiO.☆

    「お前か?ミカってガキは」
    「は…はい、そうですけど…」
    馬鹿だなぁ、ミカも。ま、ヤクザとか恐喝には素直に従うべきって、自分が散々やってきたから知ってるもんね?ミカがそう言うと、ヤクザはミカの髪の毛をつかみ、顔を引き寄せる。
    「キャァアァアア!!!」

    2006-01-07 01:32:00
  • 90:

    MiO.☆

    その叫び声と共に、ミカの姿を見た友人は震えながら逃げていく。
    「ま、ま、待ってよ!みんなァ!」
    「ゴルァ。ガキがナメた真似してんじゃねーぞオラ」
    「な、何のことですっ…」
    そう言いかけたミカの腹に、ヤクザは一発パンチをお見舞いする。ミカは「グハ」と漫画のような台詞を残して、その場に崩れ落ちた。

    2006-01-07 01:33:00
  • 91:

    MiO.☆

    「売られた喧嘩は買ってやらァ」
    「あ、あたし何も…」
    「黙れや!!」
    そう言ってミカの腹にもう一発、パンチをした。先ほどよりも力を込めて。ミカはやはり女の子だ。たったパンチ二発でぐったりと倒れこんでしまった。ヤクザはそれを抱えて、車に連れ込んで行ってしまった。

    2006-01-07 01:35:00
  • 92:

    MiO.☆

    「アハ、ハハハハ、アハハハハ」
    誰もいなくなった小さなゲームセンターで、一人笑う私。笑いが止まらない。あまりにも、おかしくて。この矛盾だらけの腐った世の中を、まさに今、垣間見た。
    ミカはどうなるかって?どうせ風俗店にでもぶっこまれるんだろう。○△組は若いのが多すぎて仁義も何も無いって聞いた。ああいうガキの小さな挑発にも、乗っちゃう奴ら。
    「どいつもこいつも馬鹿ばっか♪」
    私はまた、携帯を取り出してそう呟く。

    2006-01-07 01:38:00
  • 93:

    名無しさん

    2006-01-07 01:41:00
  • 94:

    MiO.☆

    −−−−−
    今日はここまでで☆
    こんな暗い話にするつちもりじゃなかったんやけどどんどん暗くなってく^^;完結までどうぞよろしくおねがいしますw

    2006-01-07 01:43:00
  • 95:

    ゆな

    100?ッと(*^_-*)
    早く更新∪てね☆
    ?〇∪ぉり〇?

    2006-01-07 01:47:00
  • 96:

    ?ハナ?

    むちゃんこオモロイ???楽しみにしてるんでマタ暇できたら更新ぉ願ぃしまス??

    2006-01-07 01:50:00
  • 97:

    名無しさん

    2006-01-07 01:51:00
  • 98:

    ???

    しおり?

    2006-01-07 02:10:00
  • 99:

    しにょ

    おもろぃ?(′艸`*)
    続きまってまぁ???

    2006-01-07 02:28:00
  • 100:

    名無しさん

    実話やないよね?(^_^;)

    2006-01-07 03:45:00
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