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伍行国

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  • 1:

    ヌッシー

    「はぁ。はぁ。」
    幼い少女が息を切らせて走っている。年の頃は10ばかしだろうか。
    少女は崖っぷちに追い詰められた。
    5メートルはあるだろ、大きく黒い鷹のような魔物が少女を襲う。

    2009-05-30 02:36:00
  • 2:

    名無しさん

    傷だらけになり、逃げて来たが数十センチ後ろは荒れ狂う海だ。もう後が無い。
    ここまでか……
    少女が諦めかけたその時黄金に輝く美しい龍が現れ魔物に牙をむいた。
    龍の牙は魔物の分厚い皮膚を突き破り、肉を引きちぎった。大量の血しぶきが上った。

    2009-05-30 02:39:00
  • 3:

    名無しさん

    少女は血の雨をかぶりながら目の前の出来事に呆然と立ちすむ。龍がとどめを刺そうとしたその時、魔物は地に落のた打ちまわった。その衝撃は凄まじく地面がめくれ上がり、再び飛び立とうと羽ばたくと爆風が起こった。
    「きゃっ!」
    『はっ!しまった!!!』
    少女の足元が崩れた。
    「キャァァーーーーー」

    2009-05-30 02:42:00
  • 4:

    名無しさん

    2009-05-30 02:43:00
  • 5:

    名無しさん

    「キャァァ〜〜〜〜〜」バシッ!!顔面に衝撃が走った。
    『うるせえよ。早くおきろ。』
    「いったぁ…。何すんのよ」
    目の前にはスリッパを握った男が立っていた。ぼやけてよく見えないがこんな起こし方をするのは琥珀(こはく)しかいない。

    2009-05-30 02:45:00
  • 6:

    名無しさん

    (あれ?凄く怖い夢を見たような。どんな夢だったけ?んー…まぁいいか。それにしても綺麗な金髪だなぁ。太陽の光が反射してキラキラしてる)
    『タラタラすんな。もう朝飯できてるぞ。』
    「へいへい。うぅ。まだ顔が痛い」
    このぶっきらぼうな金髪男は琥珀。顔は良いんだけど性格に難ありかな?

    2009-05-30 02:50:00
  • 7:

    名無しさん

    琥珀は私の従兄弟で幼い頃から仲が良かったそうだ。
    5年前、私と琥珀の家族で海に行きそこで事故が起こった。記録的な大津波だ。奇跡的に助かったのは私と琥珀の二人だけで他の人達は皆、海に飲み込まれ行方知れずだという。そう。琥珀の両親も…
    そして、両親をなくした琥珀をうちで引き取ったという話だ。

    2009-05-30 02:53:00
  • 8:

    名無しさん

    ん?なぜ伝聞口調かって?
    それは……それは、あの事故で私の記憶もすべて無くしてしまったからだ。 私の記憶は五年分しかない。始めは凄く怖かった。だって目が覚めると皆知らない人達に囲まれていて…
    家族の事も琥珀の事も私が誰なのかさえも忘れてしまったのだから。でも優しい父さんと母さん、そして馬鹿で生意気だけどイザって時には頼りになる琥珀。そんな家族に囲まれて私は幸せだと思う。…でも時々、とてつもない不安感がこみ上げてくる。
    最近、よく怖い夢や懐かしい夢を見る。この夢も私の記憶の一部かもしれない。起きると忘れてしまうのでその夢が何なのかは分からないが。

    2009-05-30 03:07:00
  • 9:

    名無しさん

    あまりに面白くないのでオーガズムに達しました

    2009-05-30 04:36:00
  • 10:

    名無しさん

    私は続きが読みたい。

    2009-05-30 12:29:00
  • 11:

    名無しさん

    「おお。やっと起きたか。いつも起こしてもらって悪いな。琥珀。」
    「おはよう。さぁさぁ桜花ちゃん早く食べちゃって。琥珀ちゃんもね。今日から夏合宿でしょ」
    『おじさん、おばさん、いつもの事ですからきにしないで下さい。いただきます。』
    「何よー。その言い方。」
    私の父と母だ。

    2009-05-30 15:44:00
  • 12:

    名無しさん

    「そうか、今日から琥珀と桜花は合宿か。寂しくなるな。はぁ↓」
    「何言ってるんですか。アナタ。たったの一週間ですよ。」
    「何を言ってる。一週間だぞ!?一週間!可愛い娘と息子の顔が一週間も見れないなんて。」
    「まあ。アナタたったら。」
    笑い声の絶えない、いつも変わらない朝食風景。優しい家族に囲まれて私は幸せだ。何も不安になる事はない。此処が私の居場所なんだ。

    2009-05-30 15:47:00
  • 13:

    名無しさん

    いや、学力が低下と言うより今まで覚えてきた数字や文字、歴史や地理の知識を忘れてしまった。が正しいかな。
    それだけじゃない世間の常識をすべて忘れてしまったのだ。
    例えば、テレビや自転車が何をする為のものなのかも全くわからなかった。
    こんな状態では勿論学校なんか行けないよね。 だから中学入学の時期に私達はこのフリースクールに入学した。入学してもう四年になるかな。

    2009-05-30 15:54:00
  • 14:

    名無しさん

    「おーい!!桜花ちゃーん!琥珀くーん!こっちこっち!」
    賑わう駅の改札で女の子がピョコピョコ跳ねながら手を振っている。
    あの声はミカちゃんだ。という事は隣で立ってる男は佐々木君だな。
    ミカちゃんと佐々木君のお父さんは有名な政治家でとてもお金持ちだ。数年前はエスカレーター式の名門校に通っていたのだが、ある事情により今はこのフリースクールに通っている。

    2009-05-30 19:45:00
  • 15:

    名無しさん

    「もー遅いよぉ。二人ともー。待ちくたびれちゃった。ね、お兄ちゃん?」
    『…ああ。』
    「ごめっ」『すまない。誰かが、チンタラしてて、それを待ってたら俺まで遅くなてしまったんだ』
    それはその通りなんだが、台詞をかぶせた上その言い方は酷いんじゃないか。しかし琥珀の嫌味は悪意のある嫌味ではないので自然と皆の笑顔を誘う。

    2009-05-30 20:47:00
  • 16:

    名無しさん

    「ところで、佐々木君。他の子達や先生はまだ来てないの?」
    『…ああ。さっき先生から連絡があって合宿は中止だそうだ』
    「ええー!?なんで!?」
    『…先生が事故に巻き込まれて怪我したそうだ。他の奴らはドタキャンだ』
    「あ、でもガッカリしないで。桜花ちゃん琥珀くん!合宿予定のペンションの近くにウチの別荘があるの。折角だからそこに行こうかって話してたの。二人が良いならだけど…」

    2009-05-30 21:05:00
  • 17:

    名無しさん

    『俺は問題ないが。桜花はどうだ?』
    「勿論行くわよ!!是非とも。ありがとうね。ミカちゃん佐々木君。でも、先生の怪我は大丈夫かな?」
    『…ああ。怪我といってもかすり傷だそうだ。』
    「そうなんだ。なら良かった。」
    「そうそう。心配いらないって。それじゃ、行こっか」

    2009-05-30 21:22:00
  • 18:

    名無しさん

    訂正。琥珀の台詞北山ではなく前田です。

    2009-05-30 22:24:00
  • 19:

    名無しさん

    レス気付かなかった。
    >>9せっかく見てくれたのに面白くなくてスマソ
    >>10一人でも見てくれててる人がいるなら書きつづけます。
    書いてるウチに設定矛盾が出てきて書き直しながらアップしてるから更新遅いです。見てくれてありがとう。

    2009-05-30 22:37:00
  • 20:

    名無しさん

    車に乗り込みしばらく山道を走ると、私達が泊まるはずだったペンションがみえた。ん!?いやペンションというかあれはコテージだ。確かに海は見えるが小さく古い小屋が数件並んでいるだけではないか。少し騙された気分だ。
    更に車を走らせていると西洋風の建物が見えてきた。なんと優美な建物だろう。まるでお城だ。
    まさかね。いくら佐々木君の家庭がお金持ちとはいえ、流石にここでは無いだろと思った。

    が、そのまさかだった。

    2009-05-30 23:07:00
  • 21:

    名無しさん

    私達がお城に付くとお手伝いさんが出迎えてくれた。
    部屋は沢山あるのだけれど、一人一部屋ではつまらないという事で、私はミカちゃんと琥珀は佐々木君と同室する事に決め早々に荷物をかたした。
    勉学に励む為に合宿に来たのだが初日は遊び尽くす事にした。
    残り6日もあるんだもの、今日くらい遊んでもいいじゃないか。

    2009-05-30 23:21:00
  • 22:

    名無しさん

    遊び尽くすと決めたものの、長旅でつかれた私達の体力は真中の太陽には勝てなかった。避暑地といえども、流石に暑い。
    早々に城に引き帰り、映画鑑賞に浸ったのであった。

    2009-05-30 23:37:00
  • 23:

    名無しさん

    遊び尽くすと決めたものの、長旅でつかれた私達の体力は真中の太陽には勝てなかった。避暑地といえども、流石に暑い。
    早々に城に引き帰り、映画鑑賞に浸ったのであった。

    2009-05-30 23:38:00
  • 24:

    名無しさん

    夕食をすませ、ひと段落つい事ミカちゃんから提案があった。
    「夏の夜と言えば肝試しでしょ。ね、お兄ちゃん。」
    『…ああ。』
    皆遊び足りないと感じていたのか、全員一致で決定した。
    コースも一本道だというし、ミカちゃんの強い希望もあって、私&琥珀ペア。佐々木君&ミカちゃんペアの二組で順に山道を歩く事にした。

    2009-05-30 23:50:00
  • 25:

    名無しさん

    夕食をすませ、ひと段落つい事ミカちゃんから提案があった。
    「夏の夜と言えば肝試しでしょ。ね、お兄ちゃん。」
    『…ああ。』
    皆遊び足りないと感じていたのか、全員一致で決定した。
    コースも一本道だというし、ミカちゃんの強い希望もあって、私&琥珀ペア。佐々木君&ミカちゃんペアの二組で順に山道を歩く事にした。

    2009-05-30 23:51:00
  • 26:

    名無しさん

    この道は真っ直ぐ一本道でそのまま進むと崖があり、そこが折り返し地点だ。懐中電灯を手に私達が先陣をきった。
    すっかり辺りは暗くなっていた。昼間のあの暑さはなんだったのか。昼とは打って変わって冷え込み、肌寒いくらいだ。気味は悪いが怖くはない。何だかんだイヤミな奴ではあるが、琥珀はいざという時は頼りになる男だと私はしっている。
    そういえば、こんな遠出をして、更に夜2人っきりで歩くなんて初めての事だ。なんだか急に恥ずかしくなってきた。
    しばらく歩くと崖が見えてきた。あそこだ!!
    ーーーードクンッーーーーー

    2009-05-31 01:02:00
  • 27:

    名無しさん

    ーーーードクンッーーーー
    崖の手前までくると、頭に衝撃が走り鼓動が速まるのを感じた。
    「…うっ……わ…私、前もここに来たことがある………」
    『……それは、ここじゃない…』

    2009-05-31 01:10:00
  • 28:

    名無しさん

    『……ここじゃない世界だ…』
    「…え!?何行ってるの?…意味分かんない」
    頭が痛い。鼓動がドンドン速くなる。脈うつ血液が蒸発しそうだ。それに琥珀の様子も変だ。ここじゃない世界!?なんの事??
    『…。』
    「…うっぐ…。ね、ねぇ琥珀。それより私、何か思い出しそうなの。はぁはぁ。この先に行くと私の過去を取り戻せる気がするの…でも怖い。凄く怖い。」

    2009-05-31 01:25:00
  • 29:

    名無しさん

    『…』
    琥珀は黙ったままだ。
    私は琥珀に止めて欲しかった。気分が悪いなら皆の所に戻ろと言って欲しかった。
    しかし、琥珀は何も言わない。琥珀はまるで私に選べと言っているかのようだ。そうに違いない。前に進むも、このまま立ち止まるも、自分で決めろと言っているんだ。

    2009-05-31 01:45:00
  • 30:

    名無しさん

    あんなに知りたかった私の過去がその先にある。知りたい!知るのが怖い。でも、私は知らなきゃいけない。
    過去の私に何があったのかは分からない。でも過去の私も今の私も、どちらも私なのだ。受け止めなきゃ行けない。
    私はふらつく体を奮い立たせ一歩一歩、前に進んだ。少しずつ少しずつ崖に近づく。近づく毎に恐怖が蘇ってきた。

    2009-05-31 01:48:00
  • 31:

    名無しさん

    「あ、わ…私、大きな鳥に…そ、そう【鬼鳥】に追われて崖まで逃げてきて…それで…えっと、それから。い…いえ、あれはただの鬼鳥じゃなかったわ。何者かに操られた【入内鷹】……」
    (えっ!!?鬼鳥!?入内鷹!?なんで私あの鳥の名前しってるの!?)
    『それで?』

    2009-05-31 02:07:00
  • 32:

    名無しさん

    「うん。えと、龍が…そう!凄く綺麗な金色の龍が現れたの…月の光に照らされてキラキラ輝いて…その龍は私を助けてくれようとしたみたいなんだけど、私崖から落っこちちゃって。…あ、でもコレは夢の話なの。そう。今朝見た夢。この夢のせいで叫んじゃったの。あはは。でもス…スリッパで叩くん事ないじゃない。…あはは…は」
    『…それは夢では御座いませぬ。あちらの世界で体験された記憶に御座います。スリッパの件は…申し訳ございませんでした。今までのご無礼お許し下さい。』
    琥珀はそう言うと、肩方の膝付き頭を下げた。
    私の下に膝を付いた琥珀の金髪は月の光に照らされてキラキラ輝いていた。

    2009-05-31 02:21:00
  • 33:

    名無しさん

    「やだ何言ってんのよ!!やめてよ!!やめて!顔を上げてよ!それになんなのその喋り方!私は、この世界の人間よ!前田桜花よ!私にはお母さんもお父さんもいる。琥珀だって知ってるでしょ!!今朝だって一緒に朝食食べたじゃない!」
    震える体に力込め目一杯叫んだ。目の前の人は本当に琥珀なのか?琥珀が琥珀じゃないみたいで私はただただ震えた。
    『おじさん、おばさん…いえ、あの方達は、本当のご両親ではありません。私も前田琥珀ではありません。それに本当の前田桜花という少女は5年前、前田琥珀と共に亡くなっておいでです。あなた様の本当の名は……』
    聞きたくない。聞きたくない。聞きたくない。聞きたくない。

    2009-05-31 03:16:00
  • 34:

    名無しさん

    『あなた様は…伍行国次期国王・女嘩(じょか)様であらせられる』
    「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
    その名を聞いた瞬間、あらゆる記憶が蘇った。私の失った過去が津波のように私の中に押し戻されてくる。頭が痛くて破裂してしまいそうだ。
    『琥珀、桜花!どうした。怒鳴り声が聞こえて来てみたら、今度は叫び声だ。おい!桜花大丈夫か?』

    2009-05-31 03:33:00
  • 35:

    名無しさん

    「まってよー。お兄ちゃん。置いてかないで。って、桜花ちゃん危ないよ!落っこちちゃうよ。速く崖から離れて!」
    佐々木君とミカちゃんが走って様子を見にきたようだ。
    佐々木君はミカちゃん置いて走って来たらしい。
    「佐々木君…ミカちゃ…」
    ーガラッー
    私は目の前が真っ暗になって足を滑らせた。
    ゆっくり意識が遠のいていくのが分かる。(私このまま落ちて死んじゃうんだ。で、なんで佐々木君まで落っこちてんの。あ、手を伸ばして助けてくれようとしたんだ。ダメだ佐々木君まで死んじゃう。助けて琥珀。助けて!)
    「助けて!黄龍ぅぅーーーーーーーーー。」
    『御意。』

    2009-05-31 03:54:00
  • 36:

    名無しさん

    ー黄龍ーあの時助けてくれた美しい龍の名前だ。そして私の本当の名は女嘩。
    全て思い出した。そう、私は天帝により次期王に選ばれたのだ。そして私を護るため黄龍が生まれた。
    私は、意識が無くなる直前に私の主従に助けを求めた。その名を呼んだのは何年ぶりだろうか。薄れ行く意識の中で私は見た。金色に輝く黄龍を。久しぶりに見たなはずなのに、それは見慣れた輝きを放っていた。
    (そっか。そうだったんだ。いつもそばに居てくれてたんだね。琥珀…)
    私と佐々木君は金色のそれに身をまかせ崖下の深い深い海にのまれた。そして次に目を覚ました時は夢で見たあの場所だった。

    2009-05-31 14:52:00
  • 37:

    名無しさん

    訂正ー主従でなはなく従臣

    2009-05-31 15:37:00
  • 38:

    名無しさん

    ーパチパチー薪のはぜる音がする。そして懐かしく優しい風の匂い。ここは確かに私の故郷、伍行国青州だ。重たい瞼をあげると、そこには見慣れた顔が焚き火に薪をくべていた。
    「琥珀…私帰って来たんだね。…守ってくれてありがとう。」
    『女嘩さま…お目覚めになられましたか。顔色が悪う御座います。』
    琥珀はそう言うと、私の額に掛かった前髪をすくい上げた。

    2009-05-31 17:49:00
  • 39:

    名無しさん

    前髪をすくった手がそのまま頬を撫で、跪いたままの琥珀は私の顔を心配そうに覗き込んだ。綺麗な顔をしているのは知っていたが間近でみると物凄い迫力だ。私の頬に当てられた彼の長く白い指は暖かく心地よい。だが妙に恥ずかしく、私のぼやけた頭を覚醒させた。
    「はっ!佐々木君…佐々木君は無事なの!?」

    2009-06-01 01:23:00
  • 40:

    名無しさん

    『…ああ。俺は無事だ。』
    私のすぐ近くからクールな声がした。少し体を起こすと上半身裸の佐々木君が膝を抱え焚き火の前で暖を取っていた。(良かった。無事だったんだ。)
    『…ところで、いったい此処はどこなんだ。それにあの龍は?女嘩とはなんだ。』
    いつもの口調で聞いてきた。さすがは佐々木君。いつもながら落ち着いた人だ。普通の人なら龍を見た上、目が覚めたら知らない土地にいた、なんて事になったらパニックを起こすところだろう。佐々木君ならこれから話す事を直ぐに理解してくれるに違いない。私は重い頭を持ち上げ佐々木君の横に腰を下ろした。
    「此処は私の本当の故郷伍行国よ。」

    2009-06-01 01:57:00
  • 41:

    名無しさん

    「伍行国-それは天帝・太一神により作られた5つの州からなる国よ。
    黄州・王都を中心とし、東の青州、西の白州、南の朱州、北の真州でなり、五つの聖獣に護られている。
    それぞれを黄龍、青龍、白虎、朱雀、玄武に加護されし国。
    ここは青州に位置しているわ。
    私はここ青州で産まれたの。」

    2009-06-01 02:05:00
  • 42:

    名無しさん

    『…じゃあ何か。あの金色の龍は聖獣って事か?色からして黄龍ってところか?で、桜花のこっちでの名前が女嘩って事で良いんだな。』
    話の分かる男である。
    「そう。その通り」
    『…なら変な話だな。なぜ国を守る為の聖獣が、使命を放棄してよその世界に来てるんだ。桜花一人…自国民を一人助ける為に世界をまたいで来てたんじゃ国を守る暇なんて無いはずだ。しかも黄龍は王都を守る聖獣だと言っていたな。尚更、使命として成り立たんだろ。』
    これだけの話でそこまで矛盾を探しだすなんて…流石!としか言いようがない。政治家を目指していただけはあるな。

    2009-06-01 02:32:00
  • 43:

    名無しさん

    見てる方がいらっしゃると信じつつ、お知らせです。
    今日からお仕事なのでしばらく更新止まります。
    生暖かく見守って下されば嬉しいです。

    2009-06-01 02:37:00
  • 44:

    10です。

    待ってます?

    2009-06-02 17:47:00
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