小説掲示板『あの夏を もう一度』のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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『あの夏を もう一度』

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  • 1:

    ◆/fmXna4sZY

    耳をすませば 今も聞こえてくる
    あの日の 波の音
    指の隙間から 零れ落ちる砂のように…

    いつか、消えてしまうの?

    2006-05-22 04:35:00
  • 31:

    名無しさん

    あげ?あげ

    2006-05-23 06:45:00
  • 32:

    ◆/fmXna4sZY

    美雨サン、ありがとうございます★良ければ完結までお付き合い下さい(*^_^*)
    32サン、ありがとうございます★

    2006-05-23 15:00:00
  • 33:

    ◆/fmXna4sZY

    なんだ、まだいたんだ… 「あれ、いづみ帰ってきてたの?おかえりぃー」  『ただいま…』
    嫌なニオイ。鼻が、ムズムズする。キライ―――…     
    「泉ちゃん、こんばんは。おかえりなさい」
    『あ…こんばんは…』  テレビの音が鳴り響くリビングの中から、ひょこっと顔を出してきたこの人― この人が、ママの年下の彼氏。長身で細身なスタイルに、屈託のない笑顔は、33歳という実年齢よりも、数倍若く見える。

    2006-05-23 15:09:00
  • 34:

    ◆/fmXna4sZY

    「お邪魔してます。良かったらケーキ買ってきてあるから、食べないかな?」 愛想のないあたしにニッコリと笑いかけるこの人は、悪い人ではないと思う。 だけど… 
    『今お腹すいてないから…あとで頂きます。』   「ちょ…いづみ」
    タンタンタンタン― カチャッバタン――

    だけど、 パパがあまりに可哀相で――…

    2006-05-23 15:18:00
  • 35:

    ◆/fmXna4sZY

    パパとママの離婚した原因は、パパが作った借金。 いや、正確には… パパが覆い被ってしまった借金。

    パパは、建設会社の社長をしてた。そんなパパには、若い頃から付き合いがある大親友がいた。ある日、その親友に告げられる。  「なぁ俺、リストラにあっちまった…このご時世にだよ?俺…これからどうしたらいいかっ……うっ…」 勤めていた会社からリストラにあったという彼に、パパは落ち着いて言った。 「なら、うちの会社で働けばいい。ちょうど人が足りてなかったとこなんだよ」笑顔に話すパパに、彼は、泣きながら喜び感謝した。  
    その後、真面目に働く彼の姿を見て…パパは言う。 「竹下、お前には20年来の信頼がある。私一人じゃ管理しきれない…会社の資産管理をお前に任せたい。」

    2006-05-23 15:42:00
  • 36:

    ◆/fmXna4sZY

    「資産管理…?俺が…?でも、あそこは他の従業員だって立ち入り禁止だろ?」「金庫か、大丈夫だよ。お前には信用があるからな」「……そうか、分かった。じゃあ、明日からは責任持って管理するよ。」


    その日、パパは、竹下さんに金庫の鍵を預けた。まさか、信頼の厚い彼に裏切られるなんて思ってもみなかった事だろう――――…

    2006-05-26 06:07:00
  • 37:

    ◆/fmXna4sZY

    パパとママの離婚が決まったのは、その日から、半年も経たないうちの事。    
    竹下さんは、もともと自分の背負っていた多額の借金の保証人をパパに頼んだ。そしてその一ヵ月後…  会社の金庫から、お金を持ち出したまま音信不通となってしまう――――  


    【信用】って、本当に当てにならない。所詮は、みんな他人だもんね。ママも、ママだよ。ショックとストレスで入院までしたパパを見捨てて、アッサリ離婚するなんて……

    2006-05-26 06:21:00
  • 38:

    ◆/fmXna4sZY

    圭吾だって伊織だって、人はみーんな簡単に他人を裏切れるんだ。――そんなの良く分かってる。


    だから、あたしは今こうしてこの場所に… 立っていられるのかも知れない。 

    2006-05-26 06:32:00
  • 39:

    ◆/fmXna4sZY

    ♪♪着信 伊織♪♪

    「あれ?伊織…?」
    伊織と再会してから、三日後。寝呆けつつディスプレイを覗くと、早速の着信に思わず目が覚めた。
    「もしもし…どした?」 《あ、泉ちん?何してんのさっ?遊ぼーぜぃっ!!》

    2006-05-26 06:41:00
  • 40:

    ◆/fmXna4sZY

    朝から疲れるそのテンションに、あたしは開きかけてた目を再び閉じた…   「…今何時?は?まだ六時じゃん。相変わらずあんたは人の迷惑考えないね…」《そんな堅い事言わないでさぁ〜!二時間後に迎え行くから用意しとけよんっ★じゃっまた後でなぁ!》 「…え?ちょっ…伊織!」

    プツップープープープー・・・   
    「はぁぁぁ…」
    伊織の性格は、昔からこんな感じ。末っ子のせいか、悪く言えば子供っぽくて自己中心的…。だけど、人なつっこっくてこう見えて意外と頼りになったりする。だから、憎めないんだ―。

    2006-05-26 06:58:00
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