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SARA
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1:
◆8x8z91r9YM
いつもすべてを見透かしたようなそんな眼差しをしていた。。
彼女の名は、さら。2006-05-01 23:47:00 -
21:
◆8x8z91r9YM
何がよくて私に話し掛けてくるのかはまったく分からなくて、毎回びびりながら私は話かけられると答えていた。もちろん授業中のほんの数回。それでもクラスメイトは私と城崎さんが実は仲良しなんじゃないかとか言いだした。
もちろんそんな訳まったくない。2006-05-02 23:25:00 -
22:
◆8x8z91r9YM
城崎さんが転校してきて半年。
少しずつ休むことが増えてきた。あたしと城崎さんの席は席替えで一番端と端になった。まるで大きな壁が一枚どかんと置かれたみたいだった。
席がただ前だったから話し掛けてもらえただけで、それ意外で話す事なんて絶対にないし友達にもなれないしやっぱ恐いからなりたく…ない。2006-05-02 23:30:00 -
23:
◆8x8z91r9YM
「よかったやん!ゆみちゃん!城崎さんと席が離れて!」学校の帰り道香が嬉しそうに言ってきた。
あたしは群れからはみでたくないばかりに本心を言う勇気がなかったから、お得意の良くも悪くもない意見を言う。2006-05-02 23:34:00 -
24:
◆8x8z91r9YM
何をするにも周りの目が気になる。そして安全な言葉を探し、選ぶ。
傷つかないように安全な道を選ぶ。
本心を隠して。。隠して。。2006-05-02 23:36:00 -
25:
◆8x8z91r9YM
うちの家庭はまじめで、お母さんとお父さんは教育一番って感じで、出来のいい姉といつも何かと比べられてきた。
あたしもそれに答えれば怒られなくて済むと考え必死に答えてきた。
服だって、靴だって何だって姉のお下がり。だけど文句言えなかった。
ちょっとでも姉より上になりたくて必死で何でも取り組むけどいつも勝てなかった。2006-05-02 23:40:00 -
26:
◆8x8z91r9YM
知らないうちに身についたある意味自分を守る手段であり知恵。
一人部屋で勉強しながらこっそり机の引き出しからノートを取出し漫画を描いてることとか本当の夢は漫画家になりたいこととかあるけど、そんなの許してもらえるわけないからまたノートをこそっと引き出しの中の奥の奥に直して勉強を再開する。2006-05-02 23:45:00 -
27:
◆8x8z91r9YM
「そうだね…良かった…」あたしは笑顔を見せて答える。
あたしは城崎さんみたいになりたいけどなりたくない。あたしはそんな強くないから。2006-05-02 23:48:00 -
28:
◆8x8z91r9YM
城崎さんは、楽しそうに笑った後、わたしの視線に気付いたのかこっちを向いた。
――――ブーン…‥――――――
一台の車があたしと城崎さんの間を走ったからあたしはあわてて目を反らして香と何もなかったように歩きだした。2006-05-03 01:35:00 -
29:
◆8x8z91r9YM
帰り道、ほとんど香と話した会話は覚えていなかった。
城崎さんの笑った顔ってああなんだぁ……。
そればっか頭に残っていた。なんか胸にもやもやが出来ていた。2006-05-03 01:37:00 -
30:
◆8x8z91r9YM
こんこん。。
部屋をノックする音。母だろう、たたき方で分かる。私はすぐさま漫画ノートを引き出しにしまい、
「はいどうぞ」と答える。そして部屋のドアがゆっくり開きおぼんに紅茶とクッキーを乗せ母が部屋に入ってくる。2006-05-03 01:45:00