小説掲示板優ちゃんのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

• シェア！
• ツイート
• LINEで送る
• ブックマーク
• メールで送る

優ちゃん

• 1:

  えり

  今は２４歳…

  2009-12-16 23:35:00
• 2:

  えり

  優と初めて出会ったのは、小学二年の春だった。
  
  私は両親が父親の母親に対する暴力、罵倒により離婚し、母親に引き取られ転校した。
  そこで出会ったのが優ちゃん。

  2009-12-16 23:39:00
• 3:

  えり

  見た目は普通のコだった。
  友達も多いコだった。
  
  ｢優ってゆうねん★よろしく｣
  
  転校したばっかりの私に、優はすぐ話しかけてくれた。このことは今でも覚えている。

  2009-12-16 23:43:00
• 4:

  えり

  それからすぐに仲良くなった。
  学校では一緒に行動し、学校が終わったら遊ぶ。
  遊ぶと言ってもまだ小学生。
  家で私の飼っている犬と遊んだり、鬼ごっこやかくれんぼをよくした。

  2009-12-16 23:46:00
• 5:

  えり

  私は人見知りで友達があまりできなかった。優がみんなを誘ってくれたりしたお陰で、私も友達が増えた。
  少しして噂を聞いた。優はいじめっこだそうで、みんなが優と仲良くしてるのは、いじめられるのが怖いからって聞いた。

  2009-12-16 23:50:00
• 6:

  えり

  優の口癖はというと、“うざい”だった。
  今思えば生意気なガキだが、当時の私たちからしたら｢優の言うことは絶対！｣みたいな暗黙の了承があった。

  2009-12-16 23:53:00
• 7:

  えり

  優に嫌われたら、クラスのみんなから無視される。不登校になったコもいる。それが怖くて、みんなは優には常に気を使っていた。私もそのうちの一人だった。

  2009-12-16 23:55:00
• 8:

  えり

  ｢明日からあいつ無視な！｣この優のセリフからいじめが始まる。けど小学２年生のいじめなんて知れていた。
  私は一番仲良かったのでいじめられることはなく一年は終わり、三年生になった。

  2009-12-16 23:57:00
• 9:

  えり

  三年生になってクラス替えで優とは離れた。仲良い友達が一人もいなかった。少しして愛(めぐみ)という友達ができた。いつも二人でいた。

  2009-12-17 00:00:00
• 10:

  えり

  優はというと、優も仲良いコがいなく、初めは少し寂しそうだった。しばらくして新しい友達もでき、楽しそうだった。３年生から４年生までの二年間、クラスも違うので疎遠になった。私はそれなりに二年間楽しんだ。

  2009-12-17 00:03:00
• 11:

  えり

  五年生になり、優とまた同じクラスになった。妙な距離があり、あまり仲良くできなかった。優に対する印象が悪かったからだ。
  優は一人でいることが多かった。

  2009-12-17 00:05:00
• 12:

  えり

  夏休み、私は毎日のように遊んだ。友達もいっぱいでき、毎日楽しかった。学校が始まり、運動会の練習を頑張った。運動会の日に思いきって優に話しかけてみた。

  2009-12-17 00:08:00
• 13:

  えり

  そこからまた仲良くなり、私のグループに優が加わり、いつも６人で行動していた。
  この頃は普通にみんな仲良くて楽しかった。
  六年生になり、優の悪い癖がまたでてきた。

  2009-12-17 00:10:00
• 14:

  えり

  グループ内でいじめのローテーション。先生に対する嫌がらせ。グループ以外のコにもいじめ。
  他にもいろいろあったが、今思えば優は、この頃からぶっ飛んでいた。

  2009-12-17 00:12:00
• 15:

  えり

  いじめは主に、ハミゴ、画ビョウを靴に入れる、いじめの対象者二人を殴り合いさせる、動けなくなるまで優が殴る などだった。
  今思えば女の子のいじめじゃないな…

  2009-12-17 00:15:00
• 16:

  えり

  先生に対しては物をなげたり、画ビョウを椅子に起き座らせる、授業で使うものを接着剤で机につけるなどだった。たかが小学生。
  何回も担任が変わった。

  2009-12-17 00:18:00
• 17:

  えり

  六年生の冬、私もいじめられた。その時にいじめられたコみんなで、優とは関わらないと決めた。小学校を卒業し、中学生になった。
  優とはずっと疎遠だった。

  2009-12-17 00:20:00
• 18:

  えり

  優は相変わらずだった。だから友達は少なかった。優は小学校から仲良しの、奈美といつも一緒にいた。二人は親友だった。奈美は友達が多く、人気者だった。二人はよく喧嘩をしてたけど、なんだかんだで仲良しだった。

  2009-12-17 00:23:00
• 19:

  えり

  中学３年生の夏、奈美が優から離れた。詳しく事情はわからないが、一緒にいるのがしんどくなったのだろう。奈美は優の事が嫌いなコたちと組み、みんなで優を無視した。
  優は一人ぼっちになった。

  2009-12-17 00:26:00
• 20:

  えり

  ここから優の何かが変わった。
  
  学校にもこなくなり、きても昼からだった。私は優のことを噂で聞き、何故か心配になり、よく遊ぶようになった。優は強がりで人に弱みをみせないこだった。

  2009-12-17 00:28:00
• 21:

  えり

  学校が終わりマクドナルドに行った。
  ｢学校こやんで何してんの？｣と聞くと｢別に…｣と言われた。
  優が｢別に｣と言う時は絶対に何かがあるときだ。だから問いただした。いつもなら弱みを見せないが、初めて私に弱みをみせてくれて、こう言った。

  2009-12-17 00:31:00
• 22:

  えり

  ｢自分のしてきたことが返ってきたんはわかってるけど、めっちゃ辛いねん！寂しいしな。ほんま後悔してるで。けど後の祭りやし、今更何ゆうてもしゃーないしな！｣
  どこか寂しそうだった。噂で優が援交してると聞いたからそれも聞いてみた。

  2009-12-17 00:34:00
• 23:

  えり

  ｢してんで！金ほしいしな！一緒にやる？｣と言っていた。自分の体大切にしいや、とだけ言ってその日は帰った。それからも月１くらいで遊んだ。優は相変わらず学校にはこなかった。受験の時期になった。

  2009-12-17 00:36:00
• 24:

  えり

  また遊ぼ！と言って帰った。次の日私は愛と会って、懐かしい話に華を咲かせた。何故か優の話になり、愛から優は覚醒剤をしていると聞いた。水商売というのも風俗だった。確かに思い当たる節はあった。

  2009-12-17 00:46:00