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4年前の今日、私は彼に出会った

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  • 1:

    2006年。ホストブーム真っ只中。テレビでホスト特集を見て憧れを持った女がいた。希美19歳。地元の安キャバで朝まで働きながら地元のショボイボーイズバーに通っていた。
    希美は決意する。大阪に行こうと。
    本物のホストクラブにいこうと!

    2010-05-12 10:15:00
  • 50:

    孝太からの手紙やった。
    ごめんな。一人前でもない俺が希美のこと幸せになんかできんよな。でも幸せにしたいねん。俺ホンマに好きやから。頑張るから。
    みたいな内容やった。汚い字で4枚もにおよぶ手紙・・・私は泣いていた。孝太に電話する。出ない。メールで帰っておいでと送った。
    孝太への気持ちはなんなのか自分でも分からんかったけど、放ったらいけない気がした。
    この日、孝太から連絡はなかった。

    2010-05-13 04:57:00
  • 51:

    次の日仕事に行く。孝太からまだ連絡はなく、あっ君からは昨日会えんで寂しかったで〜的な甘いメールが来ていた。
    孝太が出てって何日か後、知らん番号からの電話に出た。B店のあいかの口座M君からやった。何回か4人でも遊んだし、店でもよく話した。電話なんてなんかあったんやろか?
    孝太がここ数日店を無断欠勤してるって話やった。
    今はもうこの家にはおらんことを伝え、電話を切った。孝太はどこで何をしてるんだろう。

    2010-05-13 10:14:00
  • 52:

    孝太を心配しつつも、仕事後にあっ君に会うのは止められなかった。もちろん孝太の話なんかしない。あっ君の前では処女です!くらいの良い子ちゃんやった(笑)
    『希美ちゃんはホンマ良い子やな〜』よく言われた気がする。私は細客だからこそ良い子でおった。他の客が嫌がるようなつまらんヘルプとも仲良く話したし、あっ君がなかなか付かんでも文句なんて言わなかった。
    お金がない私が少しでもあっ君に気に入られるにはこれしかなかった。
    その成果か嘘か『希美ちゃんめっちゃお気に入りやねん。落ち着くわ〜』と言われたり、ヘルプ君にも『敦也さん、希美ちゃんのことめっちゃ気に入ってますよ』なんて言われて気分良くなっていた(笑)

    2010-05-13 10:16:00
  • 53:

    孝太の新しい職場はミナミから遠く、そのまま泊まることもあって毎日は帰って来なくなっていた。
    私もその頃、金がなくてお店以外でも客に会って服や食料買ってもらったり、営業で忙しくて孝太のことまであんま回らんかった。
    それでも日払いとアフターでもらうタク代であっ君とこには通い続けた。
    あいか含め、地元の友達にはそろそろやめとき〜って言われていた(笑)

    2010-05-13 10:23:00
  • 54:

    孝太がいない時、M君から電話があった。孝太は店を飛んでいたがM君とは連絡を取ってみたいで私の家にいることも知っていた。
    M君から言われたのは孝太は今ヤバイ仕事してること。薬関係で、孝太もやってるで。と。そういえば、孝太が変なテンションで帰って来る日が多かった気がする。
    薬とか絶対関わりたくない。孝太とは切ろう。そう思った。
    でもその日は孝太は帰って来ず、また帰ってきたら話そうと思った。

    2010-05-13 10:25:00
  • 55:

    次の日、いつものように仕事後にあっ君のとこへ行く。今日はいつもより混んでるなと思ったら締め日やった。
    ヤバイ。細客が来れる日ちゃうやん。店は忙しくヘルプ君も付かんかった。早く帰ろうと思っているとあっ君が付いた。すでにけっこう酔っていた。
    『今日いくらいける?』
    初めてあっ君に煽られた。え??めっちゃ焦った。締め日のつもりで来てないし、あっ君に煽られるなんて思ってなかったから。

    2010-05-13 10:28:00
  • 56:

    チェックしてその日は帰った。7万の未収。初めて未収。気分は最悪やった。
    『希美のこと信じてるから住所はええよ』
    ??その時は意味が分からなかったけど未収って借金やから住所書くんやね。
    この信じてるは喜んでいいんかわからんかった。

    2010-05-13 10:36:00
  • 57:

    次の日帝王に頼んで給料を少し前払いしてもらうことにした。早く未収を返したかったから。帝王はあっ君に怒っていた。少し嬉しかった。帝王は営業前に返しに行けるようにしたると店に電話してくれた。営業中やとまた使ってしまうことを察してくれたんだろう。
    営業前の店に7万払いに行って、なぜか帝王と内勤の子と店の掃除をした。
    後から聞いたが、帝王は昔C店の代表やったらしい。そりゃ顔きくし汚かったら掃除もしたなるわな(笑)

    2010-05-13 10:39:00
  • 58:

    あっ君には未収返したことと、しばらく行けんとメールした。もう未収もあんな惨めな思いもしたくなかった。
    その日はホンマ久しぶりに酒を飲まずに寝た気がする。

    2010-05-13 10:42:00
  • 59:

    起きたらあっ君から何通かメールと着信があった。
    『行けんってなんかあったんか?』『心配やけん連絡して』
    そんな内容やったと思う。
    お金がないこと、もうホスト卒業した方がいいと思ってることを書いたメールを送り仕事に向かった。返信はなかった。

    2010-05-13 10:44:00
  • 60:

    店が終わって帰る頃、タイミングを見計らったかのようにあっ君から電話があった。
    『話がしたいから店に来てや。お金の心配はいらんから』
    正直、この頃の私は前みたいに割り切れてなかった。ギリギリのとこやった。風俗してでも稼いであっ君に使いたいと思ったりすることもあって自分が怖かった。
    もう毎日通うのはやめよう。卒業したい・・・ちゃんとあっ君に話そう。店に向かった。

    2010-05-14 07:50:00
  • 61:

    あっ君にはメールでも書いたお金のこと。そして今まで楽しませてくれてありがとうと伝えた。
    『いやいや、そんなん言わんでや。とりあえず店終わったら連絡するから起きて待っとって?今日はお金いらんし』
    でもちゃんと1時間のセット料金を払って帰った。う〜ん、甘えとけば良かったわ(笑)

    2010-05-14 07:52:00
  • 62:

    10時過ぎくらいにあっ君から連絡があった。カラオケでも行こうや!と。
    断る理由もなかったし、何より嬉しくてカラオケへ向かった。
    あっ君はめっちゃ酔っていたのにまだ酒を頼んでいた。
    対面で座りカラオケを楽しむ。あっ君からあゆの『YOU』を歌ってと言われて歌った。

    2010-05-14 07:54:00
  • 63:

    【そばにいるだけでただ心が癒されてく
    そんな支えにいつかなりたいと願うよ】
    勝手に共感した(笑)
    その日からあっ君の着信は『YOU』になったのは言うまでもない。しかも二番のサビの途中【そばにいる〜】からのがなかなか見つからんで苦労した。

    2010-05-14 07:58:00
  • 64:

    いつの間にかあっ君は私の隣にピッタリくっついて座り、肩に手を回していた。もう私はドキドキが止まらない
    『希美、好きやで』
    そう言ってあっ君は私にキスをした。
    タバコと酒の味がした。中学の頃のファーストキスよりドキドキしたと思う。

    2010-05-14 08:15:00
  • 65:

    このドキドキは私の人生史上最大で、これからもこれ以上にドキドキすることはないやろな・・・
    『信じてもらえんかもしらんけど、ホンマに好きやから』
    届かんとこにおった人が手に入った気がして幸せでいっぱいやった。
    私もあっ君が好きと伝えたけど、『ホンマに好きになったら伝えてや?』と言われかわされた。

    2010-05-14 08:18:00
  • 66:

    その日はフレンチなキッスを何回かしてバイバイした。帰りに宗右衛門の交番前で路チューもした。
    夜遊び書かれたらどうしよとか思った(笑)ホンマあほ過ぎて恥ずかしい。
    でも幸せすぎて顔がニヤけて痛かった。

    2010-05-14 08:20:00
  • 67:

    名無しさん

    見てるでぇo(^∇^o)(o^∇^)o

    2010-05-14 16:31:00
  • 68:

    名無しさん

    忙しぃんかな?

    2010-05-14 23:32:00
  • 69:

    >>73さん>>74さんありがとう♪また明日夜になるけど書きます!

    2010-05-15 03:02:00
  • 70:

    少し書けたので>>72のつづきから
    帰り道、嬉しすぎて電話しまくった。あいかや里奈はもちろん、ホストにも行ったことない地元のまじめな友達にも(笑)
    みんなに言われたんが『キスぐらいで騒ぐなんて中学生か!』あの日はホンマ中学生やったわ(笑)

    2010-05-15 03:28:00
  • 71:

    家に帰っても幸せの余韻に浸っていると久しぶりに孝太が帰ってきた。
    タイミング悪〜と思いつつ、薬やってる話を聞いた。孝太は悪びれることもなく『希美もキメてヤル?めっちゃええで!』なんて言ってきた。キモい。マジ無い。私は何かが吹っ切れたように無い無いと繰り返しながら孝太を追い出した。『なんでなん?希美』孝太の言葉も全部無視して追い出した。最悪な追い出し方やったと思うけど、あっ君とのこともあったし孝太とはもう関わりたくなかった。
    孝太はええ奴やけど流されやすかった。弱かったんやと思う。

    2010-05-15 03:30:00
  • 72:

    名無しさん

    早く続き見たぃな。

    2010-05-15 14:20:00
  • 73:

    >>78さんありがとうございます♪ちょっとスランプ気味で・・・書くの遅くなってしまうかもです。

    2010-05-16 02:19:00
  • 74:

    >>77からつづき
    孝太を追い出してからもっと私の頭はあっ君でいっぱいになった。
    そして、キスしてから気持ちは大きく2つにわかれた。
    あっ君と両思いやって思って嬉しい私。
    本格的に色が始まったんかなと疑う私。

    2010-05-16 02:21:00
  • 75:

    期待はしないようにしないようにと思った。あっ君はホストや。しかも売れっ子。誰が見てもこれは色やのに、やっぱり心のどこかで期待してしまっていた。
    あっ君は相変わらず毎日メールをくれていた。『好きやで』って言葉の入った前より大部甘いメールやった。

    2010-05-16 02:23:00
  • 76:

    メールが来るたび会いたくてたまらなかった。店には行かんと言った手前行きづらかったし、何より前払いしたせいで日払いもできんし給料日前で余裕がなかった。
    私は会いたくてたまらんのにあっ君はそうでもないんやとイラついたり落ちたりした。
    やっぱり色なんや。色ホストや。あっ君が憎く思えることもあった。
    ギリギリ割り切れていたホストと客の線引きがもうできなくなっていた。お互いに好きなら付き合いたい。もっと一緒にいたい。あっ君の告白は何やったん?

    2010-05-16 02:28:00
  • 77:

    色々言いたいことはあってもいざ電話すると言えなかった。『今日も仕事頑張ってね・・・』私たちの最長通話時間はたったの7分やった。
    あっ君に会いたい。会いたい。会いたい会いたい!私の気持ちは抑えられず、給料日にそっこう店に行ってしまった。
    ホンマあっ君の思うつぼやんな。

    2010-05-16 02:31:00
  • 78:

    店での距離は前より近くて、あの日のことは夢じゃなかったんやとニヤけた。他の客に睨まれたりもしたけど、それさえも快感になるほど私はあっ君に狂っていた。
    会計も前より少しだけやけど安くしてくれてて、勘違いするには充分やったし(笑)

    2010-05-16 02:35:00
  • 79:

    でもホンマにお金はギリギリでC店に行く回数は激減した。週1行くか行かんかくらい。
    友達たちからも本気で行くのを止められ始めてたし、色じゃないって思いたくて我慢した。
    仕事が終わってまっすぐ家に帰るのにも慣れた頃やった、営業時間中に珍しくあっ君から電話があった。

    2010-05-16 02:40:00
  • 80:

    『新規の団体にめっちゃ飲まされて死にそう。お願いやからちょっと来て欲しい』と。
    あっ君は今まで一回も店に来てとは言ってこなかった。私が勝手に毎日行ってたから。
    あっ君から初めてのお願いやったから、寝ててボサボサの頭に帽子とサングラスで急いで店に向かった。
    その日のC店は空いてて、その団体さんと奥に1人で来てる代表のお客さんだけやった。

    2010-05-16 02:42:00
  • 81:

    私はその団体さんが見える位置に座った。めちゃめちゃ酔ってはる団体さんやった。まさにあっ君や他のホストがガンガン飲まされてる最中。テキーラかな?しんどそうやった(笑)
    あっ君が一瞬付き『ここおりたいからカフェパおろして。お金出すから』と。言われるままにカフェパ頼んだ。あっ君には水。カフェパは1人でゆっくり飲んだ。
    いつの間にかあっ君は私の肩にもたれて寝はじめた。まぁしゃあないかなと寝かせといた。代表が付いてくれ『敦也が席で寝るん見るの初めてやわ〜希美ちゃんとおると落ち着くんやね』なんて言われてやっぱり嬉しかった。

    2010-05-16 02:45:00
  • 82:

    団体さんも帰り、もうラストの時間やった。あっ君は体勢を変えて膝枕状態で寝てた。店のストールにヨダレが付いていた。よーく見るとヒゲも少し生えて汚い感じやった(笑)
    会計になっても起きんあっ君の代わりに代表が伝票を持ってきた。3万くらいやったけど、あっ君出す言うてたし手持ちはなかった。あっ君の頭をどけてコンビニにお金を下ろしに行った。あっ君は起きんかった。そのまま支払いして代表に送り出しもしてもらった。
    帰り道イライラが止まらんかった。私はお金を払ってあっ君の介護しに行ったんか?ホンマに送り出しまで寝てるホストなんか初めて見たし、ムカついた勢いで着拒にした。
    前のあっ君はお金分以上に楽しませてくれたし、私に甘えたりせんかった。ヨダレやヒゲもなんか冷める要因やったし(笑)
    『ホンマに好きになったら伝えてや?』あの時のあっ君の言葉を思い出す。私はホンマのあっ君やなくてホストのあっ君が好きなんやろうなと気が付いた。

    2010-05-16 02:47:00
  • 83:

    名無しさん

    待ってますょ?

    2010-05-17 13:31:00
  • 84:

    >>89さんありがとう♪今から書きます!

    2010-05-18 13:16:00
  • 85:

    >>88からつづき。
    ピンポーン♪ドンドンドン!
    家のドアをめっちゃ叩く音で目が覚めた。怖かった。とりあえず携帯見ると昼過ぎで、着歴はあっ君で埋まっていた。メールには『ホンマごめん』『なんで着拒なん?』『今から行くわ』ん!?行く?ドンドン叩かれてるドアに近づいて穴から覗いた。そこにおるのはあっ君やった。
    あっ君は寝てしまったことやお金のことも謝ってきた。私はそれよりも何であっ君が私の部屋まで知ってるんかが気になった。マンション名はもちろん、何階の何号室なんてそんな詳しく酔っても絶対話さん。てかマンション名覚えてなかったし(笑)

    2010-05-18 13:18:00
  • 86:

    話を聞くと衝撃的やった。
    この部屋にはあっ君が住んでたこと。帝王と話して空けてくれたこと。『でもホンマ引っ越すとこやったからタイミング良かっただけやで〜』ってあっ君は笑った。私の大阪生活はホンマにあっ君のおかげで出来たんやなと心から思った。なんかあっ君の器みたいなものがデカ過ぎて、小さなことでムカついてた自分が恥ずかしかった。
    『あ、このコンポ買ったばったやったんやで』確かにこの部屋の中で異質なくらい新品やった。引っ越し先に持って行こうとしたのを帝王に阻止されたらしい(笑)なんで今まで話してくれんかったか聞くと『キモがられたら嫌やん』と笑った。
    これはホンマのあっ君?それともホストのあっ君?
    私はホンマのあっ君も好きになりたいと思った。

    2010-05-18 13:21:00
  • 87:

    でも解決してないもやもやはいっぱいあった。あっ君のホンマの気持ちを確認したかったし、私の不安もいっぱいある。
    私はあっ君に初めて気持ちをぶつけてしまった。あっ君は謝った。『今はホストやから付き合ったりはできん。時間もなかなか作れんけど、気持ちはホンマやから』あっ君にはホストで成功する夢があった。それを叶えるまで彼女は作れないと。じゃあ私はどうすればいいの・・・?『俺は希美が好き。それだけじゃあかんの?』『いえ、充分です(笑)』色々話して結局丸め込まれた気がする。

    2010-05-18 13:30:00
  • 88:

    それからあっ君は営業後や休みの日にたまに家に来てくれるようになった。
    でも行為なんかはなくめちゃめちゃプラトニックやった(笑)
    ちょっとえっちな雰囲気になった時には『(私があっ君を)ホンマに好きになったら抱かせてや?』って言われたりしてごまかされたけど当時は私大切にされてる〜なんて思って素直に納得していた(笑)

    2010-05-18 13:32:00
  • 89:

    家に来てくれるようになったことは私の不安をだいぶ減らしてくれたし、幸せやった。でもあっ君は絶対泊まらないし、ちょっと寝たりはあっても絶対に家に帰って行ったけど幸せやった。
    この時が一番幸せで、一番あっ君を信じようとしてた時だった。

    2010-05-18 13:35:00
  • 90:

    私が初めて未収した日から1ヶ月くらいたった頃、あっ君から締日に来て欲しいと頼まれた。『今月ナンバー1いけそうやねん!お願いやから希美も力貸して欲しい。』
    あ〜やっぱり色か。気付かないように、見て見ぬふりしてたのに。わかってたけど、認めたくなかったのに・・・もう色でもいいや。違う方向に割り切れてしまった。この人はホスト。私は客。それはきっとこれからも変わらない。あっ君は手に入らない。たくさん泣いて諦めることを決意した。そして、締日に使って終わりにしようと・・・。

    2010-05-18 13:40:00
  • 91:

    仕事の方はママにも気に入られたり、休みの日も積極的にお客さんとご飯行ったり営業してたおかげで日給は上がってたし、ついでにお小遣い的なお金ももらってたから少しお金はあった。
    未収せずにいける額全部使おう。締日、私は初めてドンペリをおろした。その日のことはあんまり覚えてないけど、楽しかったと思う。
    でもその月、あっ君は2位やった。それだけは許せん(笑)

    2010-05-18 13:45:00
  • 92:

    あっ君をあきらめると決めてから大阪を離れることを考えた。あっ君と出会って大阪に住みたいと思った。あっ君のおかげで大阪に住めた。私の大阪生活はあっ君でいっぱいだった。大阪にいる限りあっ君から離れられないと思った。
    そんな時タイミングよく母から連絡があった。父が倒れたと。父さんは大したことはないけれど、実家に帰って来る気はないかと。帰ってきて欲しいと。母さんは私がホストにハマってることも知ってたから。

    2010-05-18 13:48:00
  • 93:

    私は実家に帰ることにした。帝王に事情を話し、お店も数日後円満退店できることになった。私の大阪生活が終わっていく・・・。
    あっ君には言えなかった。
    締日以降は普通にメールはするけど、家に来ようとするのはなにかと理由付けて断っていた。会うと決心が鈍ってしまうと思ったから。

    2010-05-18 13:50:00
  • 94:

    大阪を去る一週間くらい前、あっ君から電話があった『今何してるん?』『家おるけど?』ピンポーン!・・・あっ君やった。すっぴんスウェットなんですけど。こうでもしないと会えないと思ったらしい。そしてちょっと嬉しい私(笑)
    実家帰ること帝王から聞いたらしい。『なんで黙ってたん?』や『お父さんの具合どうなん?』色々聞かれ、もう全部言ったれ!とあっ君を諦めることも父さんはもう元気なことも正直に話した。『諦めるって何なん。大阪おったらええやん』首を横に振る私。『なんでなん?大阪おってや。そばにおってや。』泣いてしまった。嬉しい気持ちと、ホストと客としてやろって思ってしまう気持ちで。
    あっ君は大阪におってと何度も言ってくれたが、私の気持ちは変わらなかった。あっ君を信じるのが怖かったから。
    『・・・わかった。希美、付き合おうや。せやからたまには大阪帰ってきてな。』嬉しい。嬉しすぎる。やっぱりあっ君のこと大好きや・・・『うん。』やっぱり流された。あっ君は『ホンマに?ありがとう。今日から恋人やな(笑)よろしく』って笑って抱きしめてくれた。
    出会ってから5ヶ月たった頃やった。

    2010-05-18 13:53:00
  • 95:

    次の日もその次の日もあっ君は営業後に家に来てくれた。でも大したご飯も作れんでごめんね。あっ君がめっちゃ美味しいって食べてくれた炊き込みご飯は、ダイソーの炊き込みご飯の元入れただけのやったんよ(笑)
    数日間だけやったけど、ホンマの恋人になれたってホンマに嬉しかった。

    2010-05-18 14:01:00
  • 96:

    私がお店最後の日に同じ店のルリちゃんが送別会や〜っておごりでC店に連れてってくれた。
    久しぶりに店で会うホストのあっ君。やっぱりかっこよかった。ルリちゃんには付き合うことになったのも話してて、自分のことのように喜んでくれていた。ルリちゃんはあっ君に『希美ちゃん一旦地元帰るんやろ?なんかあげたりしぃーや(笑)さみしいやん!』と煽った。あっ君はちょっと考えて、首に付けていたネックレスを外して私に付けてくれた。『え?もらってもいいん?』『もらってや。今はこれでごめんやで。また買いにいこな♪』そのネックレスはチェーンがちょっと長いくらいで、女の子が付けてもそんなに違和感ないクロスのデザインやった。『ありがとう!めっちゃ大切にする・・・』その日、ルリちゃんが撮ってくれた写真は笑顔のあっ君と目が真っ赤な私。ギリギリ泣かんかったと思ったのに泣いてたんやね。

    2010-05-18 14:04:00
  • 97:

    次の日の朝、私は大阪を去った。
    もちろんあっ君は営業中。
    家から新大阪までのタクシーの中。ひんやりした朝の空気が余計寂しかった。
    私の大阪生活は終わった。

    2010-05-18 14:08:00
  • 98:

    遠距離恋愛には無理があった。日に日に減ってくメール。電話はほとんど出てくれなくなっていた。会えなきゃ意味がない。店に来てくれなきゃ意味がない。そう言われてるような気がした。近くにいても遠くにいっても同じことの繰り返し。変わらないのは不安な気持ち。自分が本彼のじゃないってわかってた。

    2010-05-18 14:10:00
  • 99:

    私は大阪には戻らなかった。
    結局私はあっ君から逃げた。好きで好きでたまらなかったから逃げた。あっ君の本心を知るのが怖かったから。真実と向き合いたくなかったから。あの5ヶ月を憎しみに変えたくなかったから。

    2010-05-18 14:12:00
  • 100:

    ねぇ、あっ君?あの時逃げずにおったら何か違う未来があったんかな?
    もっと頑張れば、ずっとそばにおったら、もしかして・・・今でもたまにそんなことを思ってしまう。
    4年も前のことなのに。昨日のことのように思い出せるあっ君との思い出。あっ君は私の最後の恋やった。叶わん辛い恋やった。あっ君ほどもう誰かを好きになんてなれんと思ってた。
    でもね、あっ君・・・

    2010-05-18 14:15:00
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