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□17□

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  • 1:

    hanna


    初めまして、主のhannaです。基本的にノンフィクションですが一部個人名、団体名等脚色してあります。

    2010-08-16 17:57:00
  • 2:

    hanna

    そのせいかクラス内でのいじめは日常茶飯事、数の少ない男子は見て見ぬふり・・というのが暗黙のルール。
    そんな中唯一気の合う女の子が一人いた。それが綾。
    綾はどちらかというと一匹狼タイプで群れるのを嫌った。勉強も私とは違いよく出来たしなによりめんどくさいことが何より嫌いで、もちろんクラス内の女子のいざこざも快く思っては無かったようだ。
    「なぁ綾、ちょっと相談あんねんけど・・・」
    「・・・智香がうちに相談なんて珍しいやん。めんどくさい事ならパスやで。」
    「うん・・・あんなぁ今度の特別授業で5人のグループつくらなあかんやん?」
    「あぁ・・そんなんあったな。めんど・・・」
    「それで早苗と、麻衣と遙を入れよいと思ってんねんケド・・いい?」
    「はぁ!?いやいや、なんであんなややこしい奴らやねん!」
    「だからやん。」
    「どういうこと?」
    「あいつら今ハブられてるしさぁ・・他に入れるグループないやろし、うちらもこのまま2人はあかんやろ?笑」
    「あーーーもうっまじめんどくさい!まぁしょうがないか・・・今回だけやし我慢するわ↓」
    「さんきゅ★じゃあの3人にはうちから話ししとくわ。」

    早苗はおしゃべりで男好き。おまけに自信家でたまにぶりっ子。
    麻衣は色白でちっちゃくて美人だか早苗にも勝る男好き。
    (美人の男好きにかなうものはない。)
    遙は典型的な八方美人でそのせいであっちにいったりこっちにいったりしているうちにどこのグループにも入れてもらえずそのままはぶられてしまっていた。

    皆それぞれに癖があったけど、それ以前に私も浮いていた・・・と思う。
    顔はそこそこだとは思うがどうも垢抜けない。きっと性格ももともと明るくは無かったのだと思う。
    それでも中学校時代は友達もいたしいじめらしいいじめにはあったこともなかった。

    2010-08-16 18:35:00
  • 3:

    hanna

    「ほんまにいいのぉ!!!」
    「めっちゃ嬉しい!!」
    「どうしようかと思ってたから助かったわ〜!」
    次の日早苗、麻衣、遙、それぞれに声をかけると待ってましたといわんばかりに3人は飛び上がった。
    「まぁ・・・課題が終わるまでの我慢やしな。」
    あいかわらず綾は不機嫌だったが、5人がうちとけるまでにそんなに時間はかからなかった。
    「ねぇねぇ、智香ちゃんって彼氏とかいるぅ?」
    真っ白な肌に透き通るような茶色い目をくりくりさせて麻衣が私に聞いてくる。
    この子は自分の男の話も好きだが人のことにも興味があるのか・・・
    なんてちょっとイライラしながら
    「いないよ。」
    とだけ答えると、すぐに「うっそー麻衣の彼氏はね〜・・・」と同じ部活の後輩で先週告白された自分の彼氏の話を嬉しそうにし始めた。
    「・・・うっざ」

    聞こえるか聞こえないかの声で綾がつぶやく。
    グループを作ってからというもの、お昼時間も一緒にすごすようになってきた為、
    最近の綾はずっと眉間にシワをよせたままだ。
    「もー綾ちゃん、聞こえるから(笑)今日アイスおごったるから機嫌なおしいな♪」
    「・・・約束やぞ。」
    そういうと普段はきつい顔つきの綾が目だけで嬉しそうに微笑んだ。

    (綾ってスタイルもいいし・・・ニコニコしてたらモテると思うんだけどな〜)
    結局その日は学校の近くにあるマクドで綾と約束のソフトクリームを食べて帰った。

    2010-08-16 18:58:00
  • 4:

    hannna

    それからしばらくの間は不機嫌な綾はさておきわりと平和に過ぎていった。
    「今日身体測定やん!」「うちまじ体重やばいってー」女子ばかりのクラスから次々に愚痴が聞こえ、今日は体育館での合同身体測定だと気づいた私は
    綾と香水のきつい匂いの充満する教室を離れそそくさと体育館に向かう。
    「だる。」綾の口癖だ。
    「しっかし合同だけあってほんま人多いな・・・」各クラス40人程度で1学年だけでも300人近くはいるというのに・・・
    綾ではないがさすがに私もだる・・と思って人ごみを掻き分けると一人だけ、
    見事な金髪の女の子が人だかりの中心に見えた。
    「なぁ・・・綾。あれすごない?」
    「ああ、木下さんやろ。うちらとタメやん」
    「あれでタメ!?校則完璧無視やん!笑」
    興味本位もあって近くまで行くとその金髪がくるっとこっちを振り帰った。
    「・・・?もしかして、智香ちゃんちゃうん!!?」
    「え・・・うん。てかなんで私の事知ってるん?」
    「知ってるよー!いろいろ有名やで♪笑」
    いたずらっぽく笑ったその顔は間違いなく外人・・・いや、ハーフかな?
    はっきりとした顔立ちに、麻衣よりもはるかに薄い茶色の目。すぅっと通った鼻筋。
    「色々!?」
    「うん♪」
    この頃になると私はもともとキツイ性格と変わった雰囲気のせいか周りに集まってくる子もいわゆる「ヤンキー」っぽい子が多かった。
    顔じゅうにピアスを開けている子。朝から化粧ばっちりの子。170センチはあるであろうモデルのような子。
    それでもさばさばした性格からか割と仲良く出来た。
    「智香ちゃん今携帯もってる?うち前から一回遊んでみたかってん★」
    「あ・・うん。」
    「よし!じゃーまたメールするから、無視せんとってやぁ♪」
    顔とは違いぺらぺらと日本語をしゃべるその子にあっけにとられていると、これまた外人丸出しの
    ハグとほっぺにキスをして友達の元に戻っていった。

    2010-08-17 19:37:00
  • 5:

    hannna

    「すっご。」
    そばで一部始終を見ていた綾は完全に引いている。
    「ここの先公なにを見てんねやろね。笑」
    「多分地毛で通してんちゃうか?」
    確かにあそこまではっきりとした顔立ちなら髪の毛に違和感はない。

    「なぁ智香、お前って有名なん?笑」
    「知らんよ。しかもあれ絶対いい意味と違うやろ・・・」
    「ふーん♪」
    綾はいじわるそうにニヤニヤと私に目配せすると、トモダチ増えてよかったね〜といい
    さっさと自分の身長を測るため列に並びだした。

    ブーンッブーンッ

    さっきポケットに直したばかりの携帯に振動が走る。

    (?)
    スカートに隠しながら確認するとさっきアドレスを交換したばかりの「木下さん」からだ。
    「hallo〜♪さっきはいきなりごめんね↓いきなりやけど、今日うちに遊びにこぉへん?学校からバリ近やしぃ(≧▽≦)あ!うちの事はリリーって呼んでねん♪」
    さっき彼女がいた辺りに目をやるが金髪は見当たらない。
    (もう測定終わったのかな・・・)
    そうおもいながら急すぎるお誘いに返事を打つ。

    「さっきはども★今日全然いけるでぇ〜ほんなら家わからへんからまた放課後電話するわ♪」

    カチカチと打ち終えると同時に先生の「次の方〜」という声が響き携帯を閉じた。

    2010-08-17 19:46:00
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