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俺の女
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1:
俺は悠久。二十歳。容姿は普通。女にもそこそこモテる。この二十年間やんちゃもしてきた。女遊びもしてきた。でも今まで理性を失う事は無かった。あの女と会うまでは―" " "05/08/12 04:55
2007-08-25 07:12:00 -
51:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「俺、何にも知らんくて…なんてゆっていいか…ゴメン」
「いいねん。あたしが悪いねん。こんな女嫌やろ?」佐里は寂しそうな顔で俺を見つめる。
「俺はどんな過去があっても佐里の事好きやし、この気持ちだけは変わらん。」2005-08-12 23:32:00 -
52:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「悠久ッ…本間にゴメン」佐里は泣きながら、俺に謝ってきた。俺は優しく佐里の肩を抱き寄せた。
「ええねん。ずっと辛い思いしてきてんな。俺がおるから、俺がお前を守る。」そう言うと、佐里は俺の胸でワンワン泣いた。
その日、佐里は泣いた後の少し腫れた目で自分の家へ帰った。2005-08-12 23:36:00 -
53:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
次の日の朝―携帯が鳴る音で目が覚めた。
「もしもし?」
「悠久!お前最近ノリ悪いなぁ!女とずっと一緒なんやろ?お前、クラブにも顔出さんし、飲み会にも来んから、みんな淋しがっとるで!」
「俺は圭等とは違って暇人ちゃうねん!」
「今から行くから、用意しとけよ!」2005-08-12 23:41:00 -
54:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「はぁ?」
「ええから、用意しとけや!切んで!」
なんでやねん!と思いながら、久しぶりに連れに会いたい気持ちも会ったから、佐里にはメールだけ入れて、連れのとこへ行った。2005-08-12 23:44:00 -
55:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「久しぶりやん!お前なんかふけたなぁ!おっさん化してるやん!笑」
「うっさいわ!お前等みたいなガキとはちゃうねや!笑」
まぁ、そんなこんなで久しぶりの連れ3人で遊ぶ事になった。しかもクラブで。笑。正直行きたくは無かったが、無理矢理連れてかれた。2005-08-12 23:49:00 -
56:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
久しぶりのクラブ。
懐かしい気分になった。
「悠久、お前何飲む?」
「ジーマ。」
「分かった。兄ちゃん、テキーラ三杯な!笑」
「お前、なめとるやろ!笑」
とまあ、圭のペースに乗せられ、予想通り酔っ払い親父になってしまった俺。笑2005-08-12 23:54:00 -
57:
名無しさん
テステステス〜?ただ今、荒らしのテスト?
2005-08-12 23:56:00 -
58:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は気付けば、圭の家のベッドで寝てしまっていた。佐里の事を思いだし、携帯を見ると、着信が全部、佐里で埋まる始末。メールも10分おきに入っていた。正直めっちゃビビってもた…笑
2005-08-12 23:57:00 -
59:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
慌てて、佐里に電話した。すると、佐里は携帯の電源か入っていなかった。俺は少しホッとした。
「悠久、起きてたんか」
「おう!よー寝たわ。」
「てかお前、クラブんなかの事覚えてるか?」
「全く!!笑」2005-08-13 00:00:00 -
60:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前、佐里好きやー!とか佐里は俺のもんやー!とか大声張り上げて、めっちゃ恥ずかしかったわ!笑」「作り話やろ?」
「本間。笑」
「俺めっちゃ恥ずかしいやんけ!笑」
「だからもう一人おった俺の連れ帰ってもたしな。笑」2005-08-13 00:05:00 -
61:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は我ながら、自分のした事にザンゲをした。笑
「てかお前の付き合ってる女、佐里って名前なん?」「そやで。」
「可愛い名前やな。写メとかないん?」
「あるで。」
俺は唯一、自分で撮った佐里の写メを見せた。2005-08-13 00:10:00 -
62:
のあ
読んでるょ-??なんか楽しい?最後まで読むからね-?
2005-08-13 00:14:00 -
63:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
遅くなりましたが、
14さん、(´ー`)さん、28さん、のあさん、読んでくれてありがとうございます。必ず完結させるので、応援して下さいね☆彡2005-08-13 00:41:00 -
64:
のあ
はぁ-ぃ???
2005-08-13 00:44:00 -
65:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
佐里の写メを見るなり、圭は黙り込んだ。
「圭…?」
「この子の名前、荒木佐里やろ?」
「なんで知ってるん?」
嫌な予感がした。俺の嫌な予感…どうか神様、的中させないで下さい。2005-08-13 00:45:00 -
66:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「実は…こいつ付き合ってた女やねん」
「誰が?」
「俺…やで」
「はっ?」
「実は名前聞いた時から、まさかな…とは思っててんけど、まさかあの佐里やとは思わんかった」2005-08-13 00:49:00 -
67:
星羅
バリ気になるゥゥ??
2005-08-13 00:51:00 -
68:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もしかして…今も好きとか?」
「そんなんちゃうで!けど…」
「本間に好きちゃうねんな?それやったら、問題無いやん。」
「あいつは止めとけ!あいつだけは止めとけ!」
「なんやそれ。未練でもあるんか?」2005-08-13 00:51:00 -
69:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
せいらさんありがとう☆彡
「ちゃうねんて!」
圭は血相を変えて、声を張り上げた。
「じゃあなんやねん!」
「あいつはろくな女ちゃう!お前は知らんだけや。素直に俺のゆう事聞いとけ」「俺の女をろくな女ちゃうとかようゆえんなぁ!」
俺はかーっとなって圭の胸ぐらを掴んだ。2005-08-13 00:57:00 -
70:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前が心配やねん…」
圭のこんな悲しそうな顔、今まで見た事無かった。中学から今までずっと親友だった。でも俺はたった一人の女の為にとんでもない事を言ってしまった。
「お前なんか連れちゃうわ!俺の事はほっといてくれ!佐里の事悪くゆう奴は例え連れでも許さん!」2005-08-13 01:04:00 -
71:
名無しさん
それから???
2005-08-13 01:04:00 -
72:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はそれだけ言い放つと、掴んだ服を話し、部屋から出て行った。圭はもう何も言わなかった。
俺はすぐ佐里に電話した。声が聞きたい。会いたい。抱きしめたい。あんな事ゆわれて、不安にならない訳は無い。俺は普段通りの佐里を自分で確かめて、安心したかった。2005-08-13 01:10:00 -
73:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
でも何時かけても佐里の電話は繋がらなかった。
とりあえず、タクシーに乗って、家まで帰った。
玄関に着くと、鍵を開けようとした。すると、何故か鍵は開いていた。
佐里だ!直感でそう思った。2005-08-13 01:13:00 -
74:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
何時じゃなくて何回でした!失礼(。pд`q。)
2005-08-13 01:14:00 -
75:
まつたく?
実話デスか?
今初めからぃっきに読んでバリはまってもた??ガンバって完結してな?2005-08-13 01:15:00 -
76:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
部屋に入ると、部屋は真っ暗だった。すぐ電気をつける。
ベッドには茶髪の頭が見える。佐里だ。佐里の方へ行くとすやすやと気持ちよさそうに眠っていた。
「ん…悠久?」
「あっ…起こしてもた?ゴメン」2005-08-13 01:17:00 -
77:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
まつたくさん、実話は実話なんですけど、脚色してます!だから、少し現実離れしてるように感じるとは思いますよ。
2005-08-13 01:19:00 -
78:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「佐里…」
俺は佐里をゆっくり抱きしめた。佐里は俺の腕の中にいる。現在ここにいるのが本当の佐里だ。俺は心地いい体温を肌で感じながら、佐里の存在を実感した。
「佐里…好きやで」2005-08-13 01:22:00 -
79:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そう言いながら、佐里の柔らかい手を触る。
「…めて!」
すると佐里がいきなり手を離した。
「俺なんかした?」
「ゴメン…なんでも無いから。」
「なんやねん!」
俺はもう一度手を掴んだ。2005-08-13 01:25:00 -
80:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺が握った佐里の細い手首からは血が滲んでいた。
「お前これ…」
「…………」
佐里は黙り込んだ。
「あたしな…レイプされてから、ずっとリスカしてんねん。癖やから、止められん。」2005-08-13 01:28:00 -
81:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前の体やろ?大切にしろよ」
「みんなそーやって同じ事言うねん。でも止められん。レイプの事考えたら、悠久とはエッチも出来ん。だからってちょっとでも悠久があたしの前から居なくなる事が怖い!あたし耐えられんねん。一緒に居ても、何も出来んのに、一緒におらな死んでまう。あたしってワガママやんな?」2005-08-13 01:33:00 -
82:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「俺はどんな佐里でもいいねん。俺はどこにも行かんし、お前と一緒におる」
俺はこの時、こいつの為になんでも出来ると思った。もう俺は佐里という麻薬にはまってしまったのかもしれない。周りなんか見えてなかった。2005-08-13 01:36:00 -
83:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はその日は佐里が寝るまで起きてやった。佐里が寝た事を確認すると俺も眠りについた。
2005-08-13 01:39:00 -
84:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
今日は仕事だ。俺は朝早くから、起きた。佐里は気持ちよさそうに眠ってたから、俺だけ先に出勤した。
「悠久!おはよう」
「おはよう!おとん最近どないや?」
「相変わらずやわ。お前が一人で暮らすようになってから、俺も一人やし、なぁーんもする事無いわ」2005-08-13 01:45:00 -
85:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「おかんとは会ってないんか?」
「お母さんなぁ、再婚して新しい旦那に子供もおるみたいやから、会う機会も無いわ」
「まぁー元気出せや!おとんらし無いで!笑」2005-08-13 01:47:00 -
86:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「おう!分かっとるわ!お前もはよ結婚して、孫の姿見せてくれよ。笑」
「それはまだちょっと気ぃ早いな!笑」
「そーいえば昨日、佐里ちゃんから電話あって、仕事辞めたいってゆわれてんけど、お前なんか知っとるか?」
佐里が…?なんでやろ?まぁ、俺からしたらそっちのが嬉しいねんけど…。2005-08-13 01:55:00 -
87:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「知らんなぁ!あいつ連絡とかしてこんし、わからんわ!」
「まぁ、給料だけ渡したいし、佐里ちゃんに来てもらうようにゆうといてくれるか」
「分かった!」
まぁ、そんなこんなで俺は仕事を片付けさっさと家に帰った。2005-08-13 01:57:00 -
88:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
佐里の事は未だにおとんに秘密にしてた。また機会があれば、話そうと思っていた。
「ただいま!」
「おかえり!悠久、御飯出来てるよ?」
「じゃあ、すぐ御飯食べるわ!」
よかった。いつもの佐里だった。このままこのまんまの佐里でいて欲しい。2005-08-13 02:01:00 -
89:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
御飯も食べ終わって、二人でお笑い番組を見ていた。「キャハハハ!これおもしろい!」
「本間やな!」
「あたし本間お笑い好きやわぁ!」
「じゃあ、俺頑張って芸人目指すわ。笑」
「えー!悠久は無理やわ!笑いのセンス無いもん。笑」2005-08-13 02:05:00 -
90:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「それひどいなー笑」
「じゃあ、夫婦漫才でもする?あたしがボケるわ!悠久、突っ込みな!笑」
「お前なぁー笑」
そんな冗談を言い合いながら、笑っていた。
佐里が自然と俺に寄り掛かってくる。2005-08-13 02:10:00 -
91:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「なぁ?お前、仕事辞めるんか?」
「もうお父さんから聞いたんや。仕事辞めるで。御飯作ったり、掃除したり、悠久の為に働きたいねん。仕事してたらもっと一緒におれるけど、悠久の為になりたい。」2005-08-13 02:13:00 -
92:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はそんな佐里の言葉に感動した。なぜか泣いてしまった。
「ちょっとぉ…なんで泣くんよ?笑」
「ねぇ?聞いてる?」
俺が黙っていると、佐里の方からいきなりキスされた。びっくりした俺は目が点。笑2005-08-13 02:17:00 -
93:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
初めての佐里からのキスは俺の涙と混ざってしょっぱい味がした。笑
俺のせいでムードぶち壊しだった。笑
けど、佐里はケラケラ笑いながら、俺の泣き顔を見ていた。俺って男失格……………………泣2005-08-13 02:20:00 -
94:
りぁ
最初から読んで楽しみにしてまぁ???悠久クン頑張れッ?(?≧?≦)?
2005-08-13 02:25:00 -
95:
星羅
ガンバってぇぇ??
2005-08-13 06:41:00 -
96:
のあ
のあゎそ-ゆぅ涙なら好き??ってゆ-ょり涙してくれた方が嬉しさ倍増??ヮラ
悠久クンずっと読むから頑張って完結させてね?2005-08-13 11:12:00 -
97:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
りあさん、せいらさん、のあさんありがとう☆
また合間みて書くので、楽しみにして下さい!2005-08-13 12:26:00 -
98:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
佐里は少しずつだが、俺に心を開いてくれているようだった。でもまだ前の事があって、なかなか進展はしなかった。それでも俺はいいと思った。それ以上に佐里とは何かが通じ合ってってる気がしていたからだ。このままこの幸せが永く続きますように……なんて祈ってみたりして。笑
2005-08-13 12:41:00 -
99:
名無しさん
100
2005-08-13 12:48:00 -
100:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
もう佐里と付き合って、3ヶ月が経っていた。この3ヶ月間本当に色んな事があった。
俺は気付けば、週の半分は佐里といるようになっていた。でも、俺は佐里の家にすら行った事は無かったし、家族や友達の話は聞いた事が無かった。俺はもっと佐里の事が知りくなった。2005-08-13 12:51:00