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俺の女
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1:
俺は悠久。二十歳。容姿は普通。女にもそこそこモテる。この二十年間やんちゃもしてきた。女遊びもしてきた。でも今まで理性を失う事は無かった。あの女と会うまでは―" " "05/08/12 04:55
2007-08-25 07:12:00 -
71:
名無しさん
それから???
2005-08-13 01:04:00 -
72:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はそれだけ言い放つと、掴んだ服を話し、部屋から出て行った。圭はもう何も言わなかった。
俺はすぐ佐里に電話した。声が聞きたい。会いたい。抱きしめたい。あんな事ゆわれて、不安にならない訳は無い。俺は普段通りの佐里を自分で確かめて、安心したかった。2005-08-13 01:10:00 -
73:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
でも何時かけても佐里の電話は繋がらなかった。
とりあえず、タクシーに乗って、家まで帰った。
玄関に着くと、鍵を開けようとした。すると、何故か鍵は開いていた。
佐里だ!直感でそう思った。2005-08-13 01:13:00 -
74:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
何時じゃなくて何回でした!失礼(。pд`q。)
2005-08-13 01:14:00 -
75:
まつたく?
実話デスか?
今初めからぃっきに読んでバリはまってもた??ガンバって完結してな?2005-08-13 01:15:00 -
76:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
部屋に入ると、部屋は真っ暗だった。すぐ電気をつける。
ベッドには茶髪の頭が見える。佐里だ。佐里の方へ行くとすやすやと気持ちよさそうに眠っていた。
「ん…悠久?」
「あっ…起こしてもた?ゴメン」2005-08-13 01:17:00 -
77:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
まつたくさん、実話は実話なんですけど、脚色してます!だから、少し現実離れしてるように感じるとは思いますよ。
2005-08-13 01:19:00 -
78:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「佐里…」
俺は佐里をゆっくり抱きしめた。佐里は俺の腕の中にいる。現在ここにいるのが本当の佐里だ。俺は心地いい体温を肌で感じながら、佐里の存在を実感した。
「佐里…好きやで」2005-08-13 01:22:00 -
79:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そう言いながら、佐里の柔らかい手を触る。
「…めて!」
すると佐里がいきなり手を離した。
「俺なんかした?」
「ゴメン…なんでも無いから。」
「なんやねん!」
俺はもう一度手を掴んだ。2005-08-13 01:25:00 -
80:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺が握った佐里の細い手首からは血が滲んでいた。
「お前これ…」
「…………」
佐里は黙り込んだ。
「あたしな…レイプされてから、ずっとリスカしてんねん。癖やから、止められん。」2005-08-13 01:28:00 -
81:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前の体やろ?大切にしろよ」
「みんなそーやって同じ事言うねん。でも止められん。レイプの事考えたら、悠久とはエッチも出来ん。だからってちょっとでも悠久があたしの前から居なくなる事が怖い!あたし耐えられんねん。一緒に居ても、何も出来んのに、一緒におらな死んでまう。あたしってワガママやんな?」2005-08-13 01:33:00 -
82:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「俺はどんな佐里でもいいねん。俺はどこにも行かんし、お前と一緒におる」
俺はこの時、こいつの為になんでも出来ると思った。もう俺は佐里という麻薬にはまってしまったのかもしれない。周りなんか見えてなかった。2005-08-13 01:36:00 -
83:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はその日は佐里が寝るまで起きてやった。佐里が寝た事を確認すると俺も眠りについた。
2005-08-13 01:39:00 -
84:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
今日は仕事だ。俺は朝早くから、起きた。佐里は気持ちよさそうに眠ってたから、俺だけ先に出勤した。
「悠久!おはよう」
「おはよう!おとん最近どないや?」
「相変わらずやわ。お前が一人で暮らすようになってから、俺も一人やし、なぁーんもする事無いわ」2005-08-13 01:45:00 -
85:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「おかんとは会ってないんか?」
「お母さんなぁ、再婚して新しい旦那に子供もおるみたいやから、会う機会も無いわ」
「まぁー元気出せや!おとんらし無いで!笑」2005-08-13 01:47:00 -
86:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「おう!分かっとるわ!お前もはよ結婚して、孫の姿見せてくれよ。笑」
「それはまだちょっと気ぃ早いな!笑」
「そーいえば昨日、佐里ちゃんから電話あって、仕事辞めたいってゆわれてんけど、お前なんか知っとるか?」
佐里が…?なんでやろ?まぁ、俺からしたらそっちのが嬉しいねんけど…。2005-08-13 01:55:00 -
87:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「知らんなぁ!あいつ連絡とかしてこんし、わからんわ!」
「まぁ、給料だけ渡したいし、佐里ちゃんに来てもらうようにゆうといてくれるか」
「分かった!」
まぁ、そんなこんなで俺は仕事を片付けさっさと家に帰った。2005-08-13 01:57:00 -
88:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
佐里の事は未だにおとんに秘密にしてた。また機会があれば、話そうと思っていた。
「ただいま!」
「おかえり!悠久、御飯出来てるよ?」
「じゃあ、すぐ御飯食べるわ!」
よかった。いつもの佐里だった。このままこのまんまの佐里でいて欲しい。2005-08-13 02:01:00 -
89:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
御飯も食べ終わって、二人でお笑い番組を見ていた。「キャハハハ!これおもしろい!」
「本間やな!」
「あたし本間お笑い好きやわぁ!」
「じゃあ、俺頑張って芸人目指すわ。笑」
「えー!悠久は無理やわ!笑いのセンス無いもん。笑」2005-08-13 02:05:00 -
90:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「それひどいなー笑」
「じゃあ、夫婦漫才でもする?あたしがボケるわ!悠久、突っ込みな!笑」
「お前なぁー笑」
そんな冗談を言い合いながら、笑っていた。
佐里が自然と俺に寄り掛かってくる。2005-08-13 02:10:00 -
91:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「なぁ?お前、仕事辞めるんか?」
「もうお父さんから聞いたんや。仕事辞めるで。御飯作ったり、掃除したり、悠久の為に働きたいねん。仕事してたらもっと一緒におれるけど、悠久の為になりたい。」2005-08-13 02:13:00 -
92:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はそんな佐里の言葉に感動した。なぜか泣いてしまった。
「ちょっとぉ…なんで泣くんよ?笑」
「ねぇ?聞いてる?」
俺が黙っていると、佐里の方からいきなりキスされた。びっくりした俺は目が点。笑2005-08-13 02:17:00 -
93:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
初めての佐里からのキスは俺の涙と混ざってしょっぱい味がした。笑
俺のせいでムードぶち壊しだった。笑
けど、佐里はケラケラ笑いながら、俺の泣き顔を見ていた。俺って男失格……………………泣2005-08-13 02:20:00 -
94:
りぁ
最初から読んで楽しみにしてまぁ???悠久クン頑張れッ?(?≧?≦)?
2005-08-13 02:25:00 -
95:
星羅
ガンバってぇぇ??
2005-08-13 06:41:00 -
96:
のあ
のあゎそ-ゆぅ涙なら好き??ってゆ-ょり涙してくれた方が嬉しさ倍増??ヮラ
悠久クンずっと読むから頑張って完結させてね?2005-08-13 11:12:00 -
97:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
りあさん、せいらさん、のあさんありがとう☆
また合間みて書くので、楽しみにして下さい!2005-08-13 12:26:00 -
98:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
佐里は少しずつだが、俺に心を開いてくれているようだった。でもまだ前の事があって、なかなか進展はしなかった。それでも俺はいいと思った。それ以上に佐里とは何かが通じ合ってってる気がしていたからだ。このままこの幸せが永く続きますように……なんて祈ってみたりして。笑
2005-08-13 12:41:00 -
99:
名無しさん
100
2005-08-13 12:48:00 -
100:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
もう佐里と付き合って、3ヶ月が経っていた。この3ヶ月間本当に色んな事があった。
俺は気付けば、週の半分は佐里といるようになっていた。でも、俺は佐里の家にすら行った事は無かったし、家族や友達の話は聞いた事が無かった。俺はもっと佐里の事が知りくなった。2005-08-13 12:51:00 -
101:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
100取られた!笑
2005-08-13 12:52:00 -
102:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そんな事を考え出してから、何日か経ったある日、おとんから預けられた佐里の給料を貰って、帰宅した。「おかえり!」
「ただいまぁ!お前の給料持って帰ってきたで。」
「本間?ありがとう。お父さんには怪しまれんかった?」
「おう!でもいつかおとんにもお前の事は話さなあかんな。」2005-08-13 15:47:00 -
103:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「そうやな。」
「お前の親は俺等が付き合ってるんとか知ってるんか?」
「……うん。まぁ…ね」
佐里の表情が一変した。
「そっか。俺もまた挨拶にでも行かなあかんしな」
俺は平然な顔をした。何か隠されてる気はする。ただ佐里の顔を見ていると何も聞けなかった。2005-08-13 15:51:00 -
104:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「あたし…」
佐里が突然、口を開いた。「あたし実は片親やねん。父親しかおらへんし」
「そうなんか…」
「でもその父親には暴力振るわれて、今は一緒に住んでない。」2005-08-13 15:56:00 -
105:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「じゃあ、お前俺とおらん時はどこで寝てんねん?」「従兄弟のとこ」
「はっ?俺そんなん初めて聞いたし。」
「隠す気は無かってんけど、なかなか言いづらくて…」
「まぁ、ええねんけどな」2005-08-13 15:59:00 -
106:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「それと…もう一つ話さなあかん事があるねん」
「何?」
「あたし、ずっと悠久にお金渡してたやん?でももうお金無いねん」
「何や、そんな事か!それなら、俺が稼ぐから、心配はいらんで」2005-08-13 16:02:00 -
107:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「ゴメン……」
「お前が謝る事じゃないで?俺が迷惑かけててんから。俺がこれからお前を養ってたる!だから、心配すんな」
「ありがとう。あたしってなんか悠久に迷惑かけてばっかりやな…」
「ええねんで!気にすんなや!」2005-08-13 16:05:00 -
108:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は完璧に佐里にはまっているようだ…。今の俺には『道徳』なんて言葉すら無かった。佐里を幸せにしてあげたい。その一心だった。
2005-08-13 16:09:00 -
109:
?ニャア?
読んでるょ?ぉもしろぃ?頑張ってネ?
2005-08-13 16:51:00 -
110:
(-∀+)
リアルタイム?で見+ニぁ?
続き+ニの∪みに∪てる-?早く更新∪てネ???
これからも頑張れッ?2005-08-13 17:36:00 -
111:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
ニャアさん、(-∀+)さん、ありがとうこざいます☆彡また夜に書きます♪
2005-08-13 17:55:00 -
112:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
実はもうすぐ佐里の二十歳の誕生日が来る予定だった。佐里には何もしなくていいと言われたが、俺は佐里に何かしてあげたかった。佐里はこれが欲しいとかここに行きたいとかあまりワガママを言うタイプでは無かったから、何をしてあげたらいいのかかなり悩んだ。
2005-08-13 21:03:00 -
113:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
誕生日当日―俺は店の前で待ち合わせする事にした。いつもとは違って、少し大人っぽい格好で、髪形もビシィィィ!っと決めてやった!笑。香水はシャネルのエゴイストをつけた。我ながら、ナルシストな俺は鏡の中の自分に陶酔した。笑
2005-08-13 21:13:00 -
114:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は待ち合わせの10分前に店で待つ事にした。
それから、10分、20分、30分………なかなか佐里は来ない。俺は耐え切れず、佐里に電話する。何回かけても佐里はなかなか電話に出ない。
俺は佐里に[いつまでも待つから、出来るだけ早く来てくれ!悠久]とだけメールを入れた。2005-08-13 21:19:00 -
115:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
結局その日は佐里は現れなかった。俺は一人で家まで帰って、ベッドに潜り込んだ。一人でいるとなぜか涙が出てきた。佐里…佐里…俺は佐里が来なかった事より佐里が隣にいない不安に襲われた。
2005-08-13 21:48:00 -
116:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
次の日、パッと目が覚めると隣に佐里がいた。俺はベッドから起きると、佐里に抱き着いた。
「悠久…?昨日ゴメンね。実はお父さんが事故で救急病院に運ばれて…」
「そんな事いいねん…」
俺は佐里の胸で泣いていた。声が震える…。
「俺、佐里が心配で…何も考えられなくて…それで、俺……っ」2005-08-13 21:53:00 -
117:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「なんで怒らんの?」
佐里の一言に俺の涙は引っ込んだ。
「はっ!?」
「あたし昨日約束破ってんで?連絡の一つもいれてないし。なんで怒らんの?」「俺は怒ってもしゃあないって思うし…佐里には来れん事情があるやろ?」2005-08-13 21:57:00 -
118:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もういいわ!悠久なんか知らんし!」
佐里は怒るだけ怒って、家を出て行った。
俺ははっ???って感じだった。初めて佐里の気持ちが分からなくなった。これが女心なのか…?俺は何が何なのか本当に分からなくなった。2005-08-13 22:00:00 -
119:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
それから、何日かずっと佐里からは一切、電話もメールも来なかった。俺は毎日メールを入れた。でも帰ってくる事は無かった。本当なら佐里の家を探して、佐里に問い詰めたかったが、俺はなぜかそこまでする気にはならなかった。佐里がいつか謝ってきてくれる…そう信じていたからだ。俺には変な自信があった。
2005-08-13 22:05:00 -
120:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そんなある日、佐里からメールが来た。携帯を開きメールを見る。
[あたし達、もう別れよう]俺は状況が飲み込めなかった。俺はすぐさま佐里に電話をした。なかなか出ない。
[話がしたいから、電話に出てくれ]
それだけメールを送った。2005-08-13 22:47:00 -
121:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はその日から、仕事に行かず、家でボーっとしていた。佐里に買った指輪を見ながら、いつか佐里から連絡があると信じて待っていた。
すると、電話が鳴った。
佐里だ!すぐ電話に出た。2005-08-13 22:49:00 -
122:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もしもし?佐里?」
「話があるから、今からそっちに行ってもいい?」
「いいで。迎えにいこか?」
「いいわ。今から行くから、家におってな。」
俺は佐里が気を取り直してくれたと思って、喜んだ。早く逢いたい。2005-08-13 22:52:00 -
123:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
インターホンが鳴った。それを聞くと同時に、俺はドアを開けた。
「佐里!お前…」
よく見ると佐里の後ろには知らない男が立っていた。こいつ、誰や…?
俺は嫌な予感がした。2005-08-13 22:54:00 -
124:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「とりあえず、中入っていい?」
佐里は前とは違った冷たい目付きと、冷たい口調で、俺に話し掛ける。
男と一緒に俺の家に上がり込んできた。
「お前が佐里の別れた男か?」
男が俺に尋ねる。2005-08-13 22:58:00 -
125:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「そうやけど…てか佐里こいつ誰なん?」
「………」
佐里は黙っている。
「あたしの…旦那…」
俺はあまりの衝撃に腑抜けをした。2005-08-13 22:59:00 -
126:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「はっ?嘘やろ?冗談はもうええって!」
佐里が俺をからかっているようにしか見えなかった。「本間やで…あたし16で結婚してん。子供も一人おるし」
「………」
俺は言葉を失った…。2005-08-13 23:04:00 -
127:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「あたしが悠久と知り合った時、ちょうど旦那と喧嘩してて、誰でも良かってんけど、誰かに淋しさを埋めてほしくて…で、悠久にあんな風に声かけてん。じゃあ、悠久もそこまでまんざらでもない様子やったから、旦那の貯金から、お金盗んで悠久んとこ持ってきたり、悠久の会社にいきなり現れたりして、悠久の気を引こうとしててん」
2005-08-13 23:10:00 -
128:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「正直な話、悠久じゃなくてもよかってん。誰でもよかった。旦那に、愛してる人に相手にされんくて、誰かに愛されたかってん。だから、悠久を利用した…ごめんなさい。」
俺はまだ佐里の言った事が理解出来ない。
「じゃあ…レイプの話は?」2005-08-13 23:14:00 -
129:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「あれは嘘ついた。エッチしたくなかったし、悠久の事愛してないから…」
「じゃあ、俺の身の回りの世話とかしてくれたりしてたんは?」
「あれは…自分の家におるんも嫌やったし、だからしてただけ」
「じゃあ………」2005-08-13 23:17:00 -
130:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もう、ええやろ!」
男が話しを止めた。
「佐里、もう行くぞ。」
「うん。あと、悠久…あたしがあげた携帯解約しとくからね」
佐里と男が席を立つ。
「ちょっ…まっ…」2005-08-13 23:19:00 -
131:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「待って…く……」
バタン!!
ドアの閉まる音―
俺は腰の力が抜けたて、ベッドにへたり込んだ。
俺は―俺は―何をしてたんだ?今まで、間違っていたのかもしれない―。いや、違う。俺は一人の女を愛した。愛し通した。2005-08-13 23:24:00 -
132:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
でもなぜか目から涙がでてきた。
「…っ、佐里…っ」
俺は一晩中、泣き明かした。どれだけ泣いても心が晴れる事は無かった―。2005-08-13 23:26:00 -
133:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
次の日―またその次の日も俺は家に引きこもった。
もうあれから、二週間ほど仕事にも行って無ければ、誰とも会ってもいない。
そんな時、ある電話がかかってきた。2005-08-13 23:28:00 -
134:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「………は…い」
「もしもし?悠久?俺」
「だ…れ?」
「圭や。お前が絶交やゆうた奴や」
「あ…あぁ」
「お前どないしてん?大丈夫か?」2005-08-13 23:31:00 -
135:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「今からそっち行くから、待っとけ!」
するとすぐ、圭は俺ん家に来た。鍵を開けると、圭はものすごい驚いた顔をしていた。
「ゆう…お前…」
「………」2005-08-13 23:33:00 -
136:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前、なんかあったんやろ?話してみぃや」
「……もない」
「佐里の事か?」
俺は久々にその名前を聞いた。
「あいつの事か…前、俺がゆうた意味分かったか?」2005-08-13 23:36:00 -
137:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「…う……ん」
俺が頷くと、圭は一言俺に言った。
「喧嘩した時、お前の気持ち分かってあげれんかってゴメン。許してくれるか?」
「俺こそ…ゴメン」2005-08-13 23:39:00 -
138:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「まぁ、泣きたい時は泣けや」
俺は圭のその言葉に何かに解放されたかのように、涙が零れ落ちた。
今まで自分が必死に保ってきた何かが一気に崩れると同時に安心感を覚えた。2005-08-13 23:42:00 -
139:
名無しさん
続き早くみたぁぁぃo(≧∀≦)o
2005-08-14 00:34:00 -
140:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
141さん、ありがとう。
2005-08-14 00:51:00