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うみけむし
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1:
ex
あの頃の私は
どーでもよかった。
何でもあるけど
何もない
何もないけど
何でもある
何が必要かも
判らなかった
2011-11-18 23:59:00 -
2:
ex
視界が揺れる。ガチガチと。
「どう?」
さっきまでは吐き気を催しそうな顔面の、前歯の無い男の気持ち悪い笑みもどーでもよくなってきた。
サイケの音が…脳に響く…
今まで見たことのあるのか分からないガネーシャがクラブの壁に浮き上がる。
何この世界…
男は気持ち悪い面を私の唇に近付けてきた。
2011-11-19 00:10:00 -
3:
ex
受け入れた。
全て。
暗い暗い海にどんどん
沈んでく。
あ〜これからどうなってしまうんだろう…
脳の奥のちっぽけな理性が問い掛ける。
水面から見た月は歪んでた。
でも私はその理性を閉じ込めた。
十何年生きてきてこんなに幸せを感じる事がなかった。
薬物というものが心の穴を埋めてくれた。
それがすぐに崩れるものであっても。
2011-11-19 00:21:00 -
4:
ex
あえて家庭環境は言わない。
だって今時普通でしょ?
母子家庭、父子家庭、
施設育ち、水商売、一家離散、借金、浮気、ギャンブル、アル中、ポン中、家庭内別居、親との死別、虐待、偽善者の親戚…
そんな家庭、腐るほどある。
腐った人間多いから。
自分の欲、満たすこと求めてばかりの人達。
私もそう。
2011-11-19 00:30:00 -
5:
ex
今日も買ってきた。
前までバツだったけど、
最近はずっと、シャブ。
ガラパイであぶる。
ホテヘルの店員と欲しさで付き合って教えてもらった。
あの前歯のない人。
2011-11-19 00:36:00 -
6:
ex
「おい、あんまキメすぎんなよ。そんな目で客にばれたらどーすんの」
「大丈夫だから。」
グリグリになりながらも私は答える。
こいつと知り合って17サイポン中ホテヘル嬢。
キメなきゃこんな仕事やってらんねーよ。
だけど…シャブ買うために仕事する。
どんどん深い深いところにしずんでく。
月の明かりももう見えない。
2011-11-19 00:44:00 -
7:
ex
あぁ…気持ちいい…
油ぎってるハゲ頭のオヤジの顔に股を埋める。
「ハァ… ハァ… まりちゃんいいよぉぉ」
ハゲ頭の声にもノイズがかかる。
「ゥン…イク…イキそぉ……」
シャブがあればこの仕事は私の天職かもしれない…
気持ち良すぎて意識が…
2011-11-19 01:04:00 -
8:
ex
「まりちゃん!?まりちゃん!?」
ハゲ頭の顔が目の前にある。
「急に失神するからびっくりしたよ!?」
ヤバい…入れすぎたかな今日は…。
「お客さんに舐められて気持ち良すぎて…こんなの初めて…」
「オレそんなに上手かった!?嬉しいなぁ…またくるよ!」
顔の油がさっき以上にテカッてる。
そんなことよりも、出勤前にシャブ入れすぎてヨレはじめてる。
「ちょっとお手洗い行ってくるね〜」
フラフラといって、
赤玉を噛んだ。
2011-11-19 01:12:00 -
9:
ex
洗面所の鏡をみたら、
そこには知らない女がいた。
艶の無い髪、肌荒れした顔、痩せ細った身体。
2011-11-19 02:01:00 -
10:
ex
瞳孔が開きまくて
真っ黒で死んだような目。
私が願ったのは
こんな…私?
こんな…未来?
閉じ込めてきた理性が
問い掛けてきた。2011-11-19 02:04:00 -
11:
ex
もう一錠
赤玉を噛み砕いた。
視界は歪んで あの女の姿は消えた。 よかった。
「まりちゃ〜ん?」
2011-11-19 02:07:00 -
12:
ex
「はいはーい
もうお時間れすよね
また待ってるねぇ〜?」
呂律も回ってない…。
2011-11-19 02:16:00 -
13:
ex
「う…うんまた来るよ。でも大丈夫?」
「お酒のんでたからかも…大丈夫だよ」
客も異常に気付いたのか。変にグリグリになる。
「ありがとう〜気をつけてね〜」ホテルから見送る。2011-11-19 02:17:00 -
14:
ex
ホテルから帰り道
夕日が眩しくて
重ね塗りした汚い顔が顕になる。何故か涙が出てきたけど拭って走って店に帰った…きっとしゃがんで泣きじゃくりたかったんだろう。でも私は今切れ目だ。早く身体にいれなくちゃ。
2011-11-19 02:26:00 -
15:
ex
私は随分前に親友がいた。天真爛漫で明るい可愛い子。その親友まで海の底に連れていった。
私は汚い最低なうみけむし
2011-11-19 02:54:00 -
16:
名無しさん
はいはいw
2011-11-22 02:18:00 -
17:
「まり〜?元気してた?心配してたんやから?なんかまたやせたんちゃうん?」
屈託のないあゆみの笑顔。
この時、私は言わなくていい事をいった。
仲間が欲しいから。
「まり、ダイエットでシャブ教えてもらってん?ほんま痩せるし楽しいでぇ。」
あゆみ「あんたあかんやん。それで痩せたん?」
「うん。やるのも、やらんのも自由やけどやるんやったらうちが打つでぇ?」
2011-11-22 21:02:00 -
18:
ex
主ですが、この小説みなさんでいい感じに仕上げてください。
出来ればボロボロになった少女が失ったものの大きさに気付き前を向いていく的な!
2011-11-25 12:39:00 -
19:
名無しさん
えっー。
2011-12-05 22:58:00 -
20:
名無しさん
そして、20年後ーーーーー。
気づくのが遅過ぎて、失ったものは大きかったが、今はそれがあるからこそ、まっすぐ前を向いて歩いて行ける。
あの頃の自分にはない強さが今の自分にはある。もう言い訳をして逃げたりしない!2011-12-20 23:42:00