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すっぴん

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  • 1:

    名無しさん

    優香に似てるとよく言われる私が、化粧を落とすと…山田花子になるのだ。

    2012-02-25 17:43:00
  • 2:

    名無しさん

    かろうじて肌だけは自慢できる。あくまでも肌だけ。化粧しても隠しきれない豚鼻。ちっちゃいおちょぼ口はつねに口紅をオーバーライン。

    2012-02-25 17:45:00
  • 3:

    名無しさん

    目は重たすぎる一重をこれでもかってくらいメザイクを貼りたくる。おまけに筋の"ス"の字も通ってないぺしゃんこの鼻に、研究を重ねたノーズシャドーとハイライト。カラコンにつけまつげ。偽物の涙袋。

    2012-02-25 17:48:00
  • 4:

    名無しさん

    そんな私にも初めて彼氏ができた。もちろん変身後の姿で出会った。あれは16才の時やった。

    2012-02-25 17:50:00
  • 5:

    名無しさん

    彼氏の名前はホクロとする。やけに顔にホクロが多いイケメンやった。
    ホクロは1ヶ月付き合ったくらいに、家に泊まりにこいと言った。

    2012-02-25 17:52:00
  • 6:

    名無しさん

    だめだ。泊まりとなると化粧直しをしきりにできない。寝たら確実によれまくるだろう。最悪、お風呂入ってきいやとか言われたら…素っぴんの私を見た彼氏の反応が目に浮かぶ。断ってもただの不潔女になってしまう。どうしよう。

    2012-02-25 17:55:00
  • 7:

    名無しさん

    ここは丁重に断るしかないか…「ごめん、親がめっちゃ厳しくて…」嘘である。うちの親は育児放棄寸前のところを歩いているような人だ。

    2012-02-25 17:57:00
  • 8:

    名無しさん

    ごめんね、ホクロ…
    それからお泊まりだけは断り続けた結果、3ヶ月で破局。まぁ目に見えていた結果だ。仕方ないかぁ。私は特に悲しむこともなく、ホクロにさよならを告げた。

    2012-02-25 18:00:00
  • 9:

    名無しさん

    友達からは化粧詐欺師と罵倒され続け、夜遊びでは顔変わりすぎやろ化粧おばけと叩かれ続け、迎えた18の夏。彼氏ができた。5つ上の……名前は柴犬としよう。柴犬みたいな人やった。

    2012-02-25 18:02:00
  • 10:

    名無しさん

    柴犬は、ドナルシストだった。そのことについて「きもいねん」と言えるような、兄と妹のような、いい関係やった。
    そんな柴犬やから、家にもよく遊びに行った。
    一緒に過ごすうちに、この人とは別れたくないなぁなんてぼんやり思っていた。

    2012-02-25 18:06:00
  • 11:

    名無しさん

    その日がきた。
    バイトが夜中の1時に終わり、柴犬が店の前に車をつけて待っていたのだ。

    どうしたん?!「ま、とりあえず乗れよ」と柴犬。私の脳みその中で会議が始まる。

    2012-02-25 18:08:00
  • 12:

    名無しさん

    この時間やと泊まりになる可能性大。でもわざわざバイト先にまで来てくれたのに断るわけにいかん。いや、最悪、朝から用事あるから帰るとかなんとか言って帰れるか…よし。「ビックリするやんかー」バタン。車に乗った。

    2012-02-25 18:11:00
  • 13:

    名無しさん

    柴犬「なんか寝れんかってん。帰ってビールでも飲もか」……やっぱり な…家コースかぁ…しかもバイト後のビールかぁ…寝そうやなぁ。寝たら負けやから絶対朝まで寝ないように頑張ろう。

    2012-02-25 18:15:00
  • 14:

    名無しさん

    家に着く。ビール飲んでいちゃつく。お決まりのコースだがここからが勝負だ。こいつは寝ない。本当の意味でこいつは寝ないのだ。私が寝るまでずぅっと起きてる。だが睡魔に負けるわけにはいかない。私の睡魔はピークに達しようとしていた。

    2012-02-25 18:18:00
  • 15:

    名無しさん

    こいつ、ほんまに寝やがらんな…時刻4時。まだ中途半端な時間だ。眠気覚まさな…
    私「なんかゲームしよ」
    柴犬「眠いしえぇやん。こっちおいで」

    2012-02-25 18:23:00
  • 16:

    名無しさん

    そ ん な 犬のような、柴犬のような目でこっちおいでなんて言わないで。ニッコリ笑って八重歯なんて見せないで。次の瞬間、私は彼の腕の中にいた。もっと言えば、私は彼の腕の中で眠っていた。

    2012-02-25 18:25:00
  • 17:

    名無しさん

    次の日。目覚めると腕の中。男臭いシーツ。「やばい」枕元にある携帯の画面を真っ暗にして顔をチェックする。分かりずらい…触ってチェック。顔が脂ぎってる。マツゲ取れてる。メザイクも限界突破して多分半一重に戻ってる。鏡を見るのも怖い。でも見ないと。

    2012-02-25 18:29:00
  • 18:

    名無しさん

    起き上がろうとする私を抱く柴犬。「優香〜」名前を呼ぶ。しかし今は山田花子に戻りかけているので優子でいいのだ。そんなことはどうでもいい。化粧を直さないと。でも柴犬に起きられても困る。

    2012-02-25 18:32:00
  • 19:

    名無しさん

    ハッ!ひらめいた。「喉かわいたしコンビニ行ってくるな」カバンを手にダッシュで外に出た。風が気持ちい。なんだこの解放感は。ついでに昨日から我慢していた屁もかましてやった。

    2012-02-25 18:35:00
  • 20:

    名無しさん

    コンビニで化粧を直す。時間の言い訳になるようにお菓子やら飲み物を買い込み帰宅すると、柴犬は起きて煙草を吸っていた。
    いつも以上の満面の笑みで部屋に入る。「何笑ってんねん」そうなるよね。でも今は何も言わないで。初のお泊まり大成功を喜んでいるのだ。

    2012-02-25 18:47:00
  • 21:

    名無しさん

    めっちゃおもろい?がんばって?

    2012-02-25 22:03:00
  • 22:

    名無しさん

    21さん、ありがとうございます(^ー^)?

    2012-02-26 00:17:00
  • 23:

    名無しさん

    そんなギリギリお泊まりをちょくちょくはさみつつ、仲良く過ごしていたある日の日曜日。時刻昼。なにやらパソコンをイジル犬。洗濯物を干し終わった私が部屋に足を踏み入れた次の瞬間、私は聞きたくなかった一言を聞くことになる。

    「一緒住もかぁ」

    2012-02-26 00:21:00
  • 24:

    名無しさん

    聞こえなかったふりをしよう。瞬時に決断した私は何事もなかったかのようにスタスタと部屋にいてる柴を素通りして洗濯機のある脱衣所へと向かった。
    脱衣場のドアを閉める。
    はぁ…。そうきたか…そうきましたか…
    頭の中は大混乱だ。丁重に断る為の返し方が分からない。へたにいいなぁとも言えへんし…あまりにも否定的に無理とかって言っても喧嘩になりそう。どうしよう。

    2012-02-26 00:27:00
  • 25:

    名無しさん

    が、柴犬のいる部屋に戻ると、意外にも「腹減ったなぁ」なんて全く関係ないことを言うもんだから私はホッとしていた。しかし、この時の"ホッ"と引き換えに、私は柴犬を失うことになる。

    2012-02-26 00:30:00
  • 26:

    名無しさん

    この世で一番大事な柴犬を、失うことになるのだ。

    2012-02-26 00:31:00
  • 27:

    名無しさん

    次の日、親友の…名前はリンゴにしよう。リンゴっぽいのだ。
    リンゴに昨日の出来事を隅々まで話す。「…あんたそれ、まずいやろ」え?何で?「無視はあかんて。柴は空気読んで話し変えたんやろ。」

    2012-02-26 00:42:00
  • 28:

    名無しさん

    「やしあんたちょくちょく変な行動するやん。朝起きたら絶対コンビニ行くしつねに鏡チェックばっかするし旅行海プール全部拒否。挙げ句同棲の誘い無視やで。離れていくで〜ほんまのこと言わな」

    2012-02-26 00:46:00
  • 29:

    名無しさん

    その通りかも…ちょっと胸を痛めたが、私のすっぴんは山田花子。誰がなんと言おうと山田花子なのだ。そんな山田の気持ちがリンゴに分かるのか?
    確かにこのままじゃあかんのは分かる。けど…どうせ振られるなら、優香の記憶だけを残したいのよ。

    2012-02-26 00:50:00
  • 30:

    名無しさん

    案の定、次の週、柴犬は私を振った。付き合ってきた一年ちょっとは、旅行等を拒否し続け、同棲を無視して逃げた私と、山田花子のおかげで。あっさりと、いかにもあっさりと、幕を閉じたのだ。

    2012-02-26 00:53:00
  • 31:

    名無しさん

    ちょっと待ってなんて格好の悪いこと言えるはずもなく、「分かった」とだけ言って部屋の鍵と指輪を返した。

    2012-02-26 00:56:00
  • 32:

    名無しさん

    しかし、二十歳の梅雨。雨の中開かれた合同コンパにて、私は出会う。
    名前は…ハゲにしよう。ハゲやったからだ。
    とにかく、ハゲに出会う。

    2012-02-26 01:01:00
  • 33:

    名無しさん

    私の第一印象は「うわぁ…ハゲやん」ハゲ以外に何も特徴がないのだ。あるとすれば帽子のツバにシールが貼りっぱなしなことくらいだ。
    ハゲは逐一私の横を離れない。「優香ちゃん可愛いわ〜」そら化粧してるからな。「優香に似てる!」帰ったら山田花子やけどな。「よう飲むな〜。俺眠いわ〜」永遠に眠っとけ
    なんて言葉を心の中で呟きつつ二次会へいくことになる。

    2012-02-26 01:09:00
  • 34:

    名無しさん

    二次会のダーツバーにて。ハゲが言う。「番号教えといて」赤外線を済ませて、とにかく飲み続け、女子陣はトイレに化粧直しへ。
    「普通やな〜今日」「ん〜まさしく普通やな。」「あれ飲んだらおさらばしよか」
    ということで、上手いこと交わして、女子だけ三次会へ。

    2012-02-26 01:14:00
  • 35:

    名無しさん

    すると道中、携帯が鳴る。
    メール受信‐ハゲ
    「今どこo(^-^)o」
    o(^-^)oって…「今どこ?」じゃあかんのか。コッサンかお前は。なんてマニアックな話題はどうでもいいのだ。解散したばかりで、今どこにいるのなんて聞くKY馬鹿、空気読めない馬鹿がいるなんて。

    2012-02-26 01:18:00
  • 36:

    名無しさん

    もちろんメールは無視。朝方、女子会も終盤にさしかかる。「まだ雨ざざぶりやなぁ」
    あ!ハゲに電話しよう。とゆうことになり、女子二人は無事送り届け、私も家路へ…「眠いわぁ。ちょっと寝させてもうていい?何もせんし」
    まぁ送ってもらったからなぁ…いいよ
    ということになり。我が城へ突入してきたハゲ。すぐパジャマに着替え私はベッドへ。ハゲはテレビの前で正座をしている。絶対に何もするなと威圧をかけながら布団に潜る。時刻朝6時。

    2012-02-26 01:33:00
  • 37:

    名無しさん

    「寒い!風呂借りていい?」とハゲ。
    あつかましっ。「いいよー適当につこて」ハゲが出てくるまでに睡魔に負ける私やった。

    2012-02-26 01:37:00
  • 38:

    名無しさん

    飲みすぎたせいもあり、三時間程で目が覚める。頭いたぁ。ソファーを見る。……ハゲェ…………。すこぶる気分の悪い朝だった。
    風呂。風呂に入りたい。でも男子がおる…まぁ……ハゲやしいぃか。
    わっさわさ髪を洗い、ザッバザバ顔を洗う。はぁ〜気持ちい。

    2012-02-26 01:42:00
  • 39:

    名無しさん

    数時間後、ハゲ起床。山田花子な私を見て一言「おは…よ?!」なに?誰が優香に似てるって?と心の中で呟きつつ「おはよ〜」と一言言った。
    きまづい雰囲気が流れる。

    2012-02-26 01:47:00
  • 40:

    名無しさん

    なんですか。こっち見るのやめてもらえますか。
    私「ん?」
    すっぴんだと声が2オクターブ下がるのはなぜだろう。顔は山田花子、声はカルーセル麻紀。だが笑顔で「んっ?」と言える私のことをリンゴは「変態」と言う。

    2012-02-26 01:56:00
  • 41:

    名無しさん

    「でもあんま変わらんなぁ」嘘800。嘘ッパチが丸分かりである。嘘がヘタな奴だ。おまけにハゲだ。
    そんで「でも」って何に対しての「でも」だ。
    「お世辞はいいよ」と私は化粧をしてバイトへ。ハゲとも解散。

    2012-02-26 02:04:00
  • 42:

    名無しさん

    おもしろい。

    2012-02-26 05:27:00
  • 43:

    名無しさん

    42さん ありがとうございます('▽'*)

    2012-02-27 06:22:00
  • 44:

    名無しさん

    また更新してくれるとうれしいです。楽しみにしてます。

    2012-02-27 14:04:00
  • 45:

    名無しさん

    原付きにまたがりふと振り返る。
    …見てる…確かにハゲは車の横で煙草をくわえこちらを見ていた。見てる…めっちゃ見てる……「ほな私行くな。昨日ありがとう。」と言うとハゲは腕を組んだままヒラヒラと手をふり笑った。

    2012-02-27 17:47:00
  • 46:

    名無しさん

    その日からハゲからのメールや電話が毎日途切れなかった。突然今家行ったんやけどo(^-^)oとか言われ心底気持ち悪く思った日もあった。

    ここまでする人なんているか?私のあの山田姿を見たのに…?すごいよ、ハゲ。よっぽど飢えてるのね。あのハゲ。

    2012-02-27 17:50:00
  • 47:

    名無しさん


    だが、最初はうざかった着信も、不思議なことに、いつのまにか日課のようになり、バイトが終わるとこっちからかけるようにもなり。
    話題が途切れることもなく、私たちは暇さえあれば電話をしていた。

    2012-02-27 17:51:00
  • 48:

    名無しさん

    そんなある日。
    当時一人暮らしをしていた私の家のインターホンが鳴る。時刻、夜中二時。ビクッ(°?°;;;)こんな真夜中に誰だ?ドキドキ…のそのそと無音で、まさに忍び足で、ドアに近付きスコープを覗く。
    誰もいてない…

    2012-02-27 17:53:00
  • 49:

    名無しさん

    その時、携帯が鳴った。メール受信‐ハゲ
    「今家行ったんやけどおらんみたいo(^-^)o」
    テメー…
    しかもおらんみたいo(^-^)oって………o(^-^)oが腹立たしい。

    2012-02-27 17:55:00
  • 50:

    名無しさん

    電話をかけてみる。「居留守かいな!今から行くし鍵開けてな」とハゲ。今私、山田ver.やけど…まぁいっか。
    ピンポンが鳴る。ガチャッ。
    「うわぁ誰!家間違えましたぁ!うそうそ!ヒッヒッ」と変な笑い声を振り撒きながら、ハゲては散らかしながら、我が城へ突入するハゲ。酔ってるこいつ…しかも作業着のままのガテンハゲ。

    2012-02-27 17:58:00
  • 51:

    名無しさん

    ちょ、ハゲ…砂落ちるし先服着替えてくれへん?
    と言い、ふとハゲの手元を見るとコンビニ袋にビールたんまり。しかも少しリッチにアサヒスーパードライだ。そうくるなれば私は大歓迎だ。
    ハゲは私の山田顔を見て「ヒッヒッ!」と笑った。…無意味に、笑ったのだ。

    2012-02-27 17:59:00
  • 52:

    名無しさん

    それから私らは朝の9時頃まで飲んだ。ほんまに兄弟みたいに。色んなことを語り合った。私のぺしゃんこ豚鼻について。ハゲがハゲてしまった経緯について。
    ここまで全部語り合える人は、この顔で目を見て話せるのは、家族とリンゴとハゲくらいやなぁ。なんて思っていた。

    その瞬間からハゲが一番の男友達になるまでに、そう時間はかからなかった。

    2012-02-27 18:01:00
  • 53:

    名無しさん


    これは余談になるが、ハゲはよく私の頭を優しく撫でた。そして決まって「毛ぇくれや」と呟く。そんな面白いハゲが大好きだった。二十歳にして私は、ハゲた人と友達になったのである。

    2012-02-27 18:04:00
  • 54:

    名無しさん


    「てかさぁ…それ恋じゃないん?」
    リンゴが爪をカリカリカリカリと削りながら言う。
    恋愛経験0に等しい私はバカにしたような笑いで「や、ハゲやで?ハゲてんねんで。ないない」と言う。山田花子の分際でひどく上から目線である。

    2012-02-27 18:05:00
  • 55:

    名無しさん

    「そう?そんなもん?」とリンゴ。うむ…山田花子の分際であれやけど…正直ハゲと恋愛とか心の底から気持ち悪い。
    「そっかぁ…」カリカリカリカリ…リンゴはつまらなそうにまた爪をカリカリしだした。

    2012-02-27 18:07:00
  • 56:

    名無しさん

    リンゴの問いも全く気にせず、
    ハゲとはいい友達関係を築いていった。こんな日が続けばいいなと、ぼんやりと考えていた。
    男女の友情は、ある!ハゲのおかげで気付けたのだ。

    2012-02-27 18:10:00
  • 57:

    名無しさん

    二十歳、秋。当時私は某居酒屋さんでバイトをしていた。オープン前のモッサリした店内に入る。「クサッ………あ、おはよう」バイト仲間の、名前は…益若にしよう。益若つばさっぽいのだ。

    「おはよ〜☆今日新人入ってくるって〜」と益若。
    あ?そうなん?「しかもな…イケメンやで!」「えーどこで見たん。」「履歴書!」見間違いやて。

    2012-02-27 18:14:00
  • 58:

    名無しさん

    そんなことをあーだこーだ言っていると、更衣室のドアがノックされた。「お〜い開けて、新人紹介するわ」と店長。はいはい、とドアを開けるとそこには…

    2012-02-27 18:15:00
  • 59:

    名無しさん

    店もオープンとなり、キッチンで掃除をする新人君に早速話しかけてみる。「私優香ですよろしく!何歳?」
    「18っす!」と新人君。2つも年下やし…だがそんなことはどうでもいい。福山雅治だもの。

    2012-02-27 18:25:00
  • 60:

    名無しさん

    私「そっか〜大人っぽいな☆」
    新人君「やっそんなことないっすよ!へへっ」
    新人君が笑った!
    私は次の瞬間、驚愕の事実を知ることになる。

    2012-02-27 18:27:00
  • 61:

    名無しさん

    なんと、彼の歯がない。歯がないのだ。もっと言えば前歯が一本綺麗に無いのだ。
    まさかそんなことって…雅治が歯抜けだなんて………
    や、歯なんてものは歯医者に行けばどうにかなる。だって雅治だもの。これが歯抜けとの出会いだった。

    2012-02-27 18:28:00
  • 62:

    名無しさん

    読んでてめちゃ笑いました。すらすら引き込まれるしファンになりました。また楽しみにしています。

    2012-02-27 20:26:00
  • 63:

    名無しさん

    ヒェー!こんな小学生レベルの小説にもったいないお言葉ありがとうございます(;∇;*)また夜中に書くので読んで頂けると幸いです☆

    2012-02-27 21:18:00
  • 64:

    名無しさん

    その日にアドレスを聞き出し、一週間後、私の猛烈アタックにより、二人で食事に行けることになってしまった。私は完全に舞い上がっていた。
    自分が山田花子だということも忘れる程に、舞い上がっていたのだ。

    2012-02-28 06:30:00
  • 65:

    名無しさん


    ある日の夜。私はこれでもかという程に入念にメイクをし、胸元がガッツリ開いたワンピースを着た。もちろんヌーブラ二枚重ねでだ。
    そして原付きにまたがり、バイト先へ向かう。歯抜けに電話すると、すぐに店から出てきた。

    2012-02-28 06:31:00
  • 66:

    名無しさん

    私「お疲れ様☆忙しかった?」歯抜け「めっちゃ忙しかったっすよ〜優香さん何で休みなんすかぁ。」私「日曜日は公休やもん〜☆」

    「やもん〜☆」やってよ。リンゴとハゲに聞かせてやりたいものだ。
    そんなこんなで、私らは近くの居酒屋へ行き、カラオケでワキャワキャはしゃぎ、朝まで二人で過ごした。

    2012-02-28 06:42:00
  • 67:

    名無しさん

    それから4日後、私は遂に歯抜けを手に入れたのだ。

    付き合ってからの歯抜けは意外にもベタベタタイプで、甘えたで、一途で優しくて、日を数えるごとに好きになっていき、ヤキモチ焼きぃな可愛い歯抜けを、心底愛しく思っていた。

    2012-02-28 06:44:00
  • 68:

    名無しさん

    だが、私の家にちょくちょく泊まりに来てくれる歯抜けにもやはり、すっぴんを見せることができないでいた。歯抜けはよく寝る人やし学生だったので、一人の時間も多く、苦労はしなかった。けど…

    2012-02-28 06:46:00
  • 69:

    名無しさん

    過去一度、これが原因でふられているじゃないか。このままじゃ、また同じことを繰り返してしまう。
    私は携帯を手に取り、リンゴに電話をかけた。
    ……………出ない。
    ハゲにかけてみた。………出ない。なんなんだもう!

    2012-02-28 06:47:00
  • 70:

    名無しさん


    はぁ。どうしよう。
    歯抜けだけは失いたくない…。

    2012-02-28 06:56:00
  • 71:

    名無しさん


    ………やっぱり今はまだ、優香を貫き通そう。時期を見て、山田ver.をお披露目すりゃあいい。
    今はまだ夢を見ていたいのだ。

    その時、私のメール受信音が鳴った。

    2012-02-28 07:03:00
  • 72:

    名無しさん

    メール受信‐ハゲ
    「お前連絡ぶちりすぎなo(^-^)o久々やなどないしてん」
    「んー別に☆ハゲが寂しがってるかな思って」メール返信。
    それからハゲと長電話をした。彼氏ができた話し、彼氏が歯抜けな話し、ハゲのM字ハゲがMじゃなくなってきている話し。

    2012-02-28 07:04:00
  • 73:

    名無しさん


    それからいつものようにバッチリ化粧をして、いつものように歯抜けの帰りを待った。

    2012-02-28 07:10:00
  • 74:

    名無しさん


    次の日の朝。歯抜けの携帯のアラームが鳴る。昨日は一日中ゴロゴロしっぱなしで疲れてなかったからか、珍しく眠りの浅い私は、すぐにアラームの音で目が覚めた。
    …歯抜けが学校の時間だ。

    2012-02-28 07:15:00
  • 75:

    名無しさん

    起こしてあげたい…けど…きっと私は今目を開けると半一重にぺしゃんこ豚鼻だ…おまけに絶対脂ぎってるから布団から顔を出せない。

    こんな顔で「おはよう」なんて言おうもんなら…あぁ…ドン引きする歯抜けの顔が目に浮かぶ。
    私はひたすら寝たふりを続ける。

    2012-02-28 07:16:00
  • 76:

    名無しさん

    おもろ

    2012-02-29 04:48:00
  • 77:

    名無しさん

    >>79ありがとうございます(*^▽^*)

    2012-02-29 07:00:00
  • 78:

    名無しさん

    その時もそもそと歯抜けが動いた。ベッドから出て、アラームを止めたみたいだ。私は寝たふりを続ける。カシュッ。歯抜けはスライド式ケータイなので携帯を開閉する時、こんな音がする。

    次の瞬間、「パカッ」無音の部屋に、私と同じパカパカ式ケータイ電話を開く音がした。カチカチカチカチ…見てる…こいつ絶対に私の携帯見てる。
    私が寝てるのを見計らって…………こいつ絶対、初犯じゃねぇ…

    2012-02-29 07:02:00
  • 79:

    名無しさん

    あっ!そういえば昨日ハゲと連絡取った…けど大丈夫やんな。普通の友達やし。
    そんなアマチャンの考えなどすぐに打ち砕かれ、現実の厳しさを思いしることになる。

    歯抜けが部屋を出てすぐに携帯を見ると、案の定、私の携帯からハゲのメモリ、メール、発着履歴が綺麗に消されていた。

    2012-02-29 07:05:00
  • 80:

    名無しさん

    私は何とも言えない怒りに刈られ、その日の夜は案の定大喧嘩になった。だが、話し合いの結果私は番号を変え、メモリーも男性は家族と店長以外全て消去することになる。
    そう、歯抜けのことが好きやったのだ。
    少し違和感を感じたが、どうでもよかった。心の底から、歯抜けを愛していたのだ。

    2012-02-29 07:07:00
  • 81:

    名無しさん


    バイバイ、ハゲ。私の大事な友達が一人減った瞬間だった。

    2012-02-29 07:09:00
  • 82:

    名無しさん

    それから半年くらい経った頃。
    ピンポーン「優香〜あけてぇ〜!」ピンポンピンポンピンポン…
    えぇ…?ピンポンは鳴り止まない。ついでに電話も鳴り止まない。
    そう、歯抜けは予告無しに突然やってきたのだ。「今日は大学の友達と飲んでそのまま泊まる」なんて言ってたのに…なんで…!飛び起きてパニクる私。お察しの通り、私は今、山田花子ver.である。

    2012-02-29 07:17:00
  • 83:

    名無しさん

    「優香ぁ〜!」ピンポンピンポン。酔っ払っているようだ。あぁもぅ近所迷惑やし……私の緊張はピークに達していた。
    …ここは自然にドヤ顔で登場するしかない!
    ガチャ。私「どうしたん」歯抜けを見る。切傷のような目で歯抜けを見る。オカメのようなおちょぼ口で呟く。「泊まりやなかったん?」

    2012-02-29 07:32:00
  • 84:

    名無しさん

    ズカズカと部屋に入り無言で布団に潜り込む歯抜け…無言はよしてよ…
    私「すっぴんめっちゃ不細工やろごめんな」
    ………歯抜けは言った。歯抜け「優香は可愛いでぇ〜?」いや、よく見ろよ酔っ払い。早く私の顔を見て!私は早くこの緊張を解きほぐして欲しいのだ。

    2012-02-29 07:36:00
  • 85:

    名無しさん


    私「ちゃんと見て。ほんまに不細工やから」
    ジーッと私を見つめる歯抜け。

    2012-02-29 07:42:00
  • 86:

    名無しさん

    「……ほんまや。不細工」
    いかにも「クッサー」と言うときのような表情で、彼は言った。
    彼は確かに言ったのだ。人が変わったかのように言ったのだ。あの顔だけは、二度と忘れないだろう。

    2012-02-29 07:43:00
  • 87:

    名無しさん

    それだけ言って、歯抜けは眠ってしまった。私はトイレで少し泣いた。ショックやったから泣いてるんじゃない。
    自分が言わせる方向に持っていったくせに、「不細工」の一言に心底傷ついた自分がマヌケで惨めで情けなくて、泣いていたのだ。

    2012-02-29 07:44:00
  • 88:

    名無しさん

    あぁ…めんどくさいなぁもう。疲れた。頭の中で何かがプツリと音を立てて切れた。

    2012-02-29 08:07:00
  • 89:

    名無しさん

    後日、私は歯抜けに別れを切り出した。あの日、あの泣いた日、歯抜けとの別れを決意したのだ。
    本当は可愛い歯抜けの束縛にウンザリきてたのかもしれない。居心地が悪かったのかも。漠然と、何かが違うって思うようになってた。
    でも心底好きやったのは本当。

    2012-02-29 08:08:00
  • 90:

    名無しさん

    さよなら、忘れへんよ、歯抜け。早く歯ぁ入れや。
    私は歯抜けにサヨナラを告げた。

    2012-02-29 08:09:00
  • 91:

    名無しさん

    余談だがあんなに私にベタベタだった歯抜けは、私が別れを切り出したその時、意外にもアッサリ「分かった」なんて言うものだから、拍子抜けをしたことは言うまでもない。

    こうして歯抜けと過ごした半年ちょっとも、アッサリと幕を閉じたのだ。

    2012-02-29 08:13:00
  • 92:

    名無しさん


    「や、あんたのすっぴん見て百年の恋も冷めただけやろ」リンゴがワキャワキャ笑う。
    御堂筋を真っ直ぐ歩きながら呟く。「笑うなて」声のトーンはいつもより3オクターブ下だ。時刻18時すぎ。今日は飲み潰れるつもりなのだ。

    2012-02-29 08:24:00
  • 93:

    名無しさん

    「すんませぇん☆お姉さんら今ひま?!」
    見て分からないのか。暇じゃない。暇してたら家で寝ているはずだ。目的があるから私達は歩いているのだ。

    私は都会が嫌いだ。心底嫌いだ。もっと言えば都会によくいる馴れ馴れしい男子が嫌いだ。靴が尖っているからだ。八割型、歯が黄色いからだ。

    2012-02-29 09:01:00
  • 94:

    名無しさん

    驚く程のしかめっ面をして私たちは、無言でずんずん歩いた。スカウトだかキャッチだか知らんが、歯について切ない思い出のある私は、その黄色い歯を見るだけで胸が痛んだのを今でも覚えている。
    向かうは、リンゴの元彼氏の家だ。

    2012-02-29 09:11:00
  • 95:

    名無しさん

    五分程歩き、マンションの下に着いた。
    「ちゃちゃっと済ますし、待ってて」「ほい。」

    駐輪場にリンゴの原付きを見つけ、それにまたがる。(春やなぁ。)なんて一人でぼけっとしていると、リンゴが降りてきた。

    2012-03-02 07:36:00
  • 96:

    名無しさん

    「ごめんごめん」
    現れたリンゴの手には原付きの鍵と車の鍵。
    「部屋開けたらコレおったわ」小指を立てながらリンゴが笑う。無理矢理笑う。
    私「えっ…おかん?」リンゴ「なんでやねんw」 先週別れたらしいリンゴの元彼氏さんとやらは、早速新しい同居人を見つけたみたいだ。

    2012-03-02 07:48:00
  • 97:

    名無しさん


    リンゴ「………なんか、ダサいな私らw」私「やな。何となくダサい。」
    自分からフッたが、何か惨めな気分の私達。
    女二人、失笑をした後、原付きと車を地元に戻した。

    2012-03-02 07:56:00
  • 98:

    名無しさん


    その日の夜。再びミナミ。夜のミナミは嫌いだ。無視し続けても50mはついてくるようなホスト屋さんがうじゃうじゃだからだ。
    飲み屋を探しとことこ歩いていたその時、夕方の「すんませぇん☆」な人に再びキャッチされた。
    「なぁなぁ!わっ!久しぶり!」あぁ夕方の…名前は、イエローにしよう。歯がびっくりするくらい黄色いのだ。

    2012-03-02 08:11:00
  • 99:

    名無しさん

    「ホスト?金ないで」
    「ホストちゃうよ!w今なんの仕事してるっ?w」
    しきりに笑うイエロー。「二人ともニートw」つい、つられて笑ってしまう。
    彼はお仕事紹介屋さんであった。
    適当に安い飲み屋を紹介してもらい、サヨナラをする。

    2012-03-02 08:21:00
  • 100:

    名無しさん

    それから二人で延々と呑んだ。たんまり愚痴ってたんまり呑んだがまだ深夜2時。夜はまだまだこれからだ。
    焼酎片手にほっけの開きをつつく。「大根おろしあんなんで足りるかいな」「や、ほんまやもうないやん」「ほっけの大きさと大根の量の比率がおかしいわ」
    何とも男子が嫌いそうな会話をしていると、イエローが現れた。

    2012-03-02 08:34:00
  • 101:

    名無しさん

    これ笑ける

    2012-03-02 10:42:00
  • 102:

    名無しさん

    ちょ、あたしと似てるwwwwww

    2012-03-05 00:35:00
  • 103:

    名無しさん

    104さん?ありがとうございます(*^o^*)
    105さん?本当ですか?w何か嬉しい(^▽^*)

    2012-03-05 12:20:00
  • 104:

    名無しさん

    イエロー「おるしw」私「おるわ!」
    イエロー「腹減った!なんか食わしてw」
    「つれかw」強引に座敷に座ると、イエローは割り箸を割りほっけをつつきだした。リンゴ「ちょ、一番えぇとこ食べんなて」
    酒が入ってたこともあり、すぐにイエローとは打ち解けた私達。

    2012-03-05 12:44:00
  • 105:

    名無しさん

    そんなこんなで、後日私らはまんまとイエローの口車に乗せられ、ミナミのキャバクラへ入店することになる。
    それから、私の勘違いライフが始まった。
    自分が山田花子だということも忘れて。

    2012-03-05 12:45:00
  • 106:

    名無しさん

    夜のお店にも慣れ、そこそこ客もつき、だんだん男関係も無茶苦茶になっていった。
    あの頃の私を飲み物に例えるならば、コーラ。まさしくコーラだ。炭酸抜けるの早いくせに、調子に乗って一際激しくハジける。好かれる人には好かれるが、嫌いな人はびっくりするくらい嫌う。おまけに炭酸抜けると山田花子だ。

    2012-03-05 12:47:00
  • 107:

    名無しさん

    大嫌いだった都会のホスト屋さんを、上手にかわせるようになったある頃。
    21歳の、肌寒くなってきた頃だ。

    2012-03-05 12:48:00
  • 108:

    名無しさん

    「優香、話しあんねん。」
    向かいに座る男が呟く。場所は私のお気に入り居酒屋だ。
    ししゃもをかじりながら「なによ?」と言うと、
    男は「本気で俺と付き合って欲しい」と言った。

    2012-03-05 12:51:00
  • 109:

    名無しさん

    私「……はぁ!?」なぜか眉間にはシワ。
    「だから、本気で付き合お!俺ちゃんと昼働くから!」
    私「いや、ちょい待って…」なぜか眉間にはシワ。右手にはししゃも。無意味にししゃもでマヨネーズをグリグリ。
    私「ビックリするわ!!!」

    2012-03-05 12:54:00
  • 110:

    名無しさん

    無理もない。その男は、出会った時からずっと友達で、私に夜の世界を教えてくれた、歯が黄色いあの男、イエローだったのだ。

    イエロー「無理?」
    私「ちゃうやん。友達でいいやん。」ししゃもでマヨネーズをグリグリ。

    2012-03-05 12:56:00
  • 111:

    名無しさん

    イエロー「友達は無理!好きやねん」
    私「ちゃうやん。やめてやビックリするから。」イエロー「好きやねん」私「ビックリするて。」

    もう、「ビックリした」「ちゃうやん」としか言いようが無い程にビックリしていた。右手のししゃもはマヨネーズだらけになっていた。

    2012-03-05 13:01:00
  • 112:

    名無しさん


    イエローと恋愛するなど、私の脳裏には一ミリ足りとも無かったからだ。

    2012-03-05 13:02:00
  • 113:

    名無しさん


    『ヒーヒッヒ!あかんお腹痛い』電話の向こうでリンゴが笑う。「私は心が痛いわ…」
    『あーおもろ。付き合ったら良かったのに』私「いやや!友達やのに」
    リンゴ『いいやん!友達から彼氏になった方が続くかもやのに』

    2012-03-05 13:03:00
  • 114:

    名無しさん

    ないわぁ…
    「イエローと恋愛するとかは考えれへん。」、あの日私はそう言ったのだ。

    その日から、イエローからの連絡は途切れた。

    2012-03-05 13:06:00
  • 115:

    名無しさん


    ある日のお昼、私はOPAの某靴屋さんに勤める友達を冷やかしに行っていた。私「あの…下駄ありますか?」友達「無いわ!w」
    その友達の名前は…アメリにしよう。アメリカ人っぽいのだ。
    アメリ「てかすっぴんで来んなやw」私「これの方が誰か分からんから都合えぇねん」

    2012-03-05 13:31:00
  • 116:

    名無しさん

    なんて世間話しをして、新作とやらのブーツを買った。アメリ「っあ!てか今日花子仕事?!」
    ややこしくて申し訳ないが、私は今花子である。
    私「ん?休みやで」
    アメリ「んじゃクラブ行こ!」「おっけ!歓迎。」アメリ「ほんじゃ終わったら電話するなぁ!」

    2012-03-05 13:33:00
  • 117:

    名無しさん

    ↑ミスりましたごめんなさい。

    2012-03-05 13:39:00
  • 118:

    名無しさん

    その後、城へ戻り、すぐさまリンゴに電話。「アメリと某クラブへ行く」話しをすると、『誘うやんな?私のこと誘うやんな?』とリンゴ。私「や、誘わんて」
    と言った10分後、リンゴは我が城へ飛んでやって来た。

    2012-03-05 13:42:00
  • 119:

    名無しさん

    大好きなぽたぽた焼きを食べて、優香に変身。リンゴも、群馬産から青森産のリンゴに変身したようだ。
    夜になり、私達は某居酒屋で一杯飲んでいた。そしてアメリも合流。

    何杯か引っかけて、世間話も済み、女三人某クラブへ向かう。

    2012-03-05 13:56:00
  • 120:

    名無しさん


    「何か飲むー?!」「テキーラー!」知ってる人も知らない人も一緒に、気が狂ったように踊りまくり、気が狂うまで呑み続けた。
    この日は本当に飲みすぎてしまった。

    2012-03-05 19:46:00
  • 121:

    名無しさん

    次の日。「ウエッ…」吐き気で目が覚め、飛び起きる。…間違いなくラブホの部屋だ。だが、気にしてる暇は今無い。適当にトイレを見つけ、マーライオンになった。
    「ヴヵγχЁ∇◎∂…ゴホゴホ…ゲホッ」便器に抱きつく姿が何とも情けない。最悪の寝起きであった。

    2012-03-05 19:49:00
  • 122:

    名無しさん


    しかしここはどこなんだろう。昨日、知らない男にテキーラの瓶を渡された辺りから、一切の記憶がない。
    記憶ないし頭痛いしパンツ履いてないし…「ダサ…。」

    2012-03-05 19:50:00
  • 123:

    名無しさん

    更新ありがとう。

    2012-03-06 05:15:00
  • 124:

    名無しさん

    やぁ!とんでもないです(>▽

    2012-03-06 12:19:00
  • 125:

    名無しさん

    なんて独り言を呟き、洗面所へ。
    「うわ…ビックリした」鏡を見て自分の顔にビックリできるのも私くらいである。なぜか山田花子ver.だったのだ。

    ……きまづいなぁ。

    2012-03-06 12:21:00
  • 126:

    名無しさん


    部屋へ戻ると、布団に潜り眠る男がいる。顔は全く見えないが、昨日のクラブのテキーラ瓶男に多分間違いない。

    ふぅ。こいつが起きるまでに帰ろう。

    2012-03-06 12:22:00
  • 127:

    名無しさん

    急いで服を着て、部屋を出る。あぁ…吐き気と頭痛で頭がおかしくなりそうだ…
    昨日何があったんやろ。リンゴに電話をかけようと着信履歴を開く。
    「…っは?!?」全く今日はビックリしっぱなしである。
    なんと着信履歴は、イエローの名前で埋まっていたのだ。

    2012-03-06 12:30:00
  • 128:

    名無しさん

    わけが分からない。携帯を見つめたまま、瞳が全く動かない。口は開いたまま。まるで漫画だ。
    まさか…横に寝てたのはイエロー?

    2012-03-06 12:31:00
  • 129:

    名無しさん


    リンゴ『あぁ!あんたクラブ出て迷子なってイエローに電話かけたみたいやで』
    私「えっ。…なんで?」リンゴ『知らんわ!私の電話も出くさらんしさぁ。イエローからは鬼着信やし。ほんで今どこ?帰れたん?』
    私「なんかよく分からん…行くわ」

    2012-03-06 16:58:00
  • 130:

    名無しさん

    半泣きでリンゴのもとへ向かった。

    2012-03-06 17:00:00
  • 131:

    名無しさん

    リンゴ「えぇ!イエローのやつ見つけ出せたんや!ww神w」私「笑い事ちゃうし!やってもうたわ…」
    リンゴ「は?!一線を超えたん?!」私「分からんけどパンツ履いてなかった。」
    リンゴは声を発せない程に笑い転げていた。
    その時、電話が鳴った。

    2012-03-06 17:02:00
  • 132:

    名無しさん

    着信‐イエロー
    私「はい。」イエロー『帰るんなら起こせよ!』
    やっぱり隣のあいつはイエローだったのか。
    「あぁ、ごめん…」『てかお前のこと大事にするからなっ!』「え?うん。(?)」『昨日の日付覚えとけよっ!』「うん…(?)」電話をきる。

    2012-03-06 17:05:00
  • 133:

    名無しさん

    リンゴ「ちゃっかり付き合っとん!!!wwWWWw」
    私「やっぱそうやんな、どうしよう。記憶なさすぎて泣ける」
    リンゴ「私笑いすぎて泣けるわ!」

    2012-03-06 17:05:00
  • 134:

    名無しさん

    そんなこんなで、私とイエローは付き合い始めた。
    最初は友達から突然彼氏になったイエローに違和感しか無かったが、イエローは本当に昼間の仕事に就き、私を本当に大事にしてくれた。
    何よりイエローは私のすっぴんを見て「可愛い」と言う。嘘とは分かっているが、目尻を下げて「好きやで」なんて言われると、ひどく信用してしまう。自分が、山田花子で良かったとさえ思う時があったのだ。

    2012-03-06 17:07:00
  • 135:

    名無しさん

    これは余談になるが、イエローはよく、「ぶたー」と言いながら私の鼻をつまんだ。怒る私に、決まって「可愛いなぁ」と言う。その度に私はイエローで良かったな、と思うようになった。
    言うまでもないが、結局私はイエローのことが大好きになった。
    働いていたお店も辞めたのだ。

    2012-03-06 17:08:00
  • 136:

    名無しさん

    付き合ってすぐに私らは同棲を始めた。私は専らの平和主義。イエローは優しすぎるイエスマン。
    そんな二人なので、喧嘩なんてしたことがなかった。
    したとしても、私「ホワイトニング行きぃや」イエロー「うっさい!分かっとるわ」くらいだった。

    2012-03-06 17:11:00
  • 137:

    名無しさん

    そんな幸せ真っ最中、付き合って一年を迎えようとしていたある日のこと。
    メール受信‐イエロー
    「今日飲み会行くから飯いらん!」
    またか…。寂しいなぁ。晩御飯作ってなくて良かった!てかイエローの会社飲み会しすぎやろ。なんて考えていた。

    2012-03-06 17:15:00
  • 138:

    名無しさん

    一人で缶ビール片手に、イカの塩辛をつつく。一人の晩ご飯なんてこんなものである。

    「待って。イエロー遅ない?」独り言を呟く。22時を過ぎている。缶は6本を超えていた。

    2012-03-06 17:19:00
  • 139:

    名無しさん

    イエローに電話をかける。
    私「いつ帰ってくるん。」イエロー「んー分からん!」
    私「待って、女の声せぇへん?」
    イエロー「あー関係無い人!てかちょ待って、電池切れる!かけ直すわ!」

    2012-03-06 17:20:00
  • 140:

    名無しさん

    ああっ気になるよー主!!神?

    2012-03-08 23:22:00
  • 141:

    名無しさん

    >>145さん?神て(>_

    2012-03-09 04:07:00
  • 142:

    名無しさん

    無惨にも、電話はすぐに切れた。私は久々にイラっとしたが、「あかんあかん、勘繰ってるだけやな。」自分に言い聞かせた。
    当時、イヤと言う程、愛されてる感を感じていた私。勿論それ以上イエローを疑うこともなく、帰りを待った。

    2012-03-09 04:09:00
  • 143:

    名無しさん

    ところが、テレビではテレフォンショッピングが流れ始め、時計は3時を過ぎた。この前お土産で貰った、芋焼酎も空になりそうだ。一人でため息つくと、そのままテーブルで、寝てしまった。
    三時間程寝て、アラームの音で目が覚めると、飛び起きて寝室に向かう。はぁ。…帰ってきてないし。
    私はいつものようにお弁当を詰めて、朝ごはんを作り、イエローの作業着を出した。念のためだ。
    電話を鳴らしてみたが、イエローの電池はまだ切れている。お天気お姉さんが、今日は冷えるなんて笑顔で言っている。まさか…死んでる?警察?私は最後の手段に出た。

    2012-03-09 04:48:00
  • 144:

    名無しさん

    会社の社長さんに電話をしたのだ。『もしもーし。』「あ、すみませんこんな時間に!イエローの彼女です」『おぉ!イエロー代わろか!』「わーごめんなさい、お願いします」

    『はい』「イエロー?仕事行ったん?」『行った。てかお前何社長にまでかけてんねん』「え?あんたが連絡よこさず帰ってけぇへんから心配やったんやん」『きしょいって。空気読めや。恥ずかしい』

    2012-03-09 04:49:00
  • 145:

    名無しさん

    その後も罵声を浴びせ続けられ、電話を切られた。「why…?」
    英語になるのも無理は無い。私は心底ビックリしていた。イエローに本気で怒られたのは、多分初めてだ。しかも会社に確認電話一本しただけでだ。
    何だか女の勘が働いた私は、ネットオタクのリンゴを起こし、イエローを探ってもらった。

    2012-03-09 13:14:00
  • 146:

    名無しさん

    彼のことだ。浮気なんて器用なことは、出来ないであろう。あの態度は浮気というよりも、本気だ。
    いかにも「もうお前のこと冷めていい子見つけたから別れたいねん!察しろや!」と言われている気分であった。
    なんとなくの勘だが、昨日の飲み会に浮気相手が居る。と確信していた。

    2012-03-09 13:19:00
  • 147:

    名無しさん

    更新されてるー!!ヤッホー主、ありがとう!神?

    2012-03-09 16:46:00
  • 148:

    名無しさん

    気持ちわかるこの小説おもろいしほんま楽しみ

    2012-03-09 17:10:00
  • 149:

    名無しさん

    >>152さん?ヤッホーw神…wやめて下さいwこちらこそ読んでくれてありがとうございます(*^3^)
    >>153さん?楽しみなんてっ!嬉しすぎます(*>▽

    2012-03-10 11:13:00
  • 150:

    名無しさん

    この時初めてイエローを疑った私は、ネットオタクのリンゴに頼み、イエローの周辺を探ってもらった。

    2012-03-10 11:17:00
  • 151:

    名無しさん

    終わった。

    2012-03-10 11:20:00
  • 152:

    名無しさん

    私は平和主義だ。根っからの平和主義だ。無駄な争いはしたくないし、負けが見えてる争いも極力したくはない。
    言いたいことは山ほどあったが、あえて何も言わなかった。
    と、いうよりも、言えなかったのだ。
    帰ってくるなり、ふてこい顔したイエローが、低い声で「話しがある」なんて言うからだ。

    2012-03-10 11:22:00
  • 153:

    名無しさん

    別れ話をされる前に、私はテーブルに鍵を置いた。すぐ必要な物だけカバンに詰めて、部屋を出る。
    イエローは全てを悟ったのか、引き留めることもなく。小さな声で「気つけてな」なんて言っていた。
    私は無言で部屋を出た。イエローの顔は、見れなかった。

    2012-03-10 11:28:00
  • 154:

    名無しさん

    玄関のドアを閉めた瞬間、私の顔は一瞬で歪んだ。エレベーターの鏡に写る山田花子を見た瞬間、「好きや」と笑ったイエローを思い出した。
    「っひぃ〜ん。」あの顔で、「ひぃ〜ん」は無いだろうと思われがちだが、私は実際「っひぃん」と泣くのだ。
    「ひぃひぃ〜ん」人目もはばからずに、ロビーで泣き崩れた。
    なんやかんやと言いながらも、私はイエローを愛していた。

    2012-03-10 11:30:00
  • 155:

    名無しさん

    それから一週間程、私は携帯の電源を切り、実家に引きこもった。
    イエローは今頃あの家に、あの子と二人で居るんだろうか。私のタンスにはあの子の服が並んで、私しか立たへんあのキッチンには、今頃あの子が立ってるんだろうか。
    そんなことばかり考えた。

    ご飯もろくに食べず、上の空。たまに突然泣き出し、怒る。あの時の私はまさに、きちがいと呼ぶに相応しい人種であった。

    2012-03-10 11:33:00
  • 156:

    名無しさん

    「はぁ…リンゴ心配してるやろうなぁ。」私は一週間ぶりに携帯の電源を入れた。
    案の定、リンゴからは大量にメールが入っている。

    「優香!あんたがおらな酒がまずい!」「あっ来週土曜日合コン入れたから☆消防士!」「返信待つ!」「優香まだ引きこもり?そろそろ家燃やすで☆」「しばくで」

    2012-03-10 12:28:00
  • 157:

    名無しさん

    悔しいことに最後の一通に少し笑ってしまった私は、床擦れ寸前の体を起こし呟いた。「消防士…」
    山田花子復活の瞬間である。

    2012-03-10 15:09:00
  • 158:

    名無しさん

    次の日。「酒を奢る」とリンゴが珍しく言うので、半ば強引にだが、ミナミに居た。イエローと出会ったあの日に行った、居酒屋に入る。
    懐かしい雰囲気に胸が少し痛んだが、相変わらずの大根おろしの少なさに、私らは笑った。
    「あいつ(店長)私らのこと嫌いかて!」とリンゴは笑った。

    2012-03-10 15:11:00
  • 159:

    名無しさん

    私にとってのベストな友達って、後にも先にもこの女以上は現れないと思う。小学校の時からいつも隣には、頬っぺたピンクのリンゴがいた。彼女は言うのだ。「あんたと呑む酒がいっちゃん美味い」と。言うまでもないが、私だって同感だ。

    ありがとうリンゴ。
    彼女の優しさに涙しつつ、私はほっけを必死につついた。

    2012-03-10 16:54:00
  • 160:

    名無しさん

    それから合コンや仲間内の飲み会を重ねたりして、だんだんイエローの存在も薄れていった、22才の冬。

    「うぅ…さぶ。店しょぼかったらヌッコロス。」「間違いないな。」
    今日は地元の知り合いが新しくBARをOPENさせたらしいので、顔を出しに行くのだ。

    2012-03-10 17:02:00
  • 161:

    名無しさん

    店長「おう!リンゴ久しぶり!えらい可愛らしいなって☆」リンゴ「シネ☆」店長「お前もしや優香?なんやねん!」私「なんやねんてなんやねんw」やけにチャラついたこいつはこの店の店長で、中学校の一つ上の先輩の、名前は…ヒゲにしよう。
    ヒゲ「お前顔どないしてんw整形か?!」「や、残念ながら化粧w」ヒゲ「あかん笑うなドキドキする!」「あっそ、ほなお金ちょーだい。」
    なんて話しをしていた。

    2012-03-10 17:07:00
  • 162:

    名無しさん

    リンゴは奥のダーツのところで男性グループと喋っている。「コッチコイ」なんて手招きをしている。

    気にせず私はカウンターに腰を下ろした。「何この店、焼き魚ないし終わってる。そのうち潰れんで、てか潰すで。」なんてブツブツ言っていると、隣に誰かが座った。
    「久しぶり!」

    2012-03-10 17:23:00
  • 163:

    名無しさん

    久しぶり……?私は目だけを左に向けた。
    私「わぁ…相変わらず眩しいこと。」なんと隣には、ハゲがいた。
    もっと言うと、ちょっとだけ毛の増えたハゲがいた。
    偶然にもヒゲとハゲは知り合いだったらしい。

    2012-03-10 21:16:00
  • 164:

    名無しさん

    「お前、歯抜けの彼氏は?」「別れた。んで歯黄色い奴と付き合ってたけどふられた」「ヒッヒヒ!お前歯ぁ変な奴好きやなw」「あんたはあきらかに頭が変やけどな。」

    懐かしいやり取りに、私は心底喜んだ。

    2012-03-10 22:12:00
  • 165:

    名無しさん

    それからは小さなラウンジでアルバイトの日々をのんびりと送った。友達皆で海へ行ったり、合コンで出会った人に恋をしたり、すっぴん見せたらふられたり、お酒の飲みすぎで痔になったり。

    月日は経ち、私は24歳になった。
    季節はもうすぐ冬だ。

    2012-03-10 22:17:00
  • 166:

    名無しさん

    「また呑みにおいでや。」閉店した薄暗い店内で、お店のママが笑う。今日は私の退店日だ。
    「うん、絶対来る!色々お世話になりました。」
    ママ「これ。早いけど出産祝いや!もっていき。」私「まだ産んでないwけどありがたく頂きます。」「ん!気張りや!」
    私のお腹には、赤ちゃんがいた。

    2012-03-10 22:19:00
  • 167:

    名無しさん

    「エレベーター使えや!しばくぞ」お店のビルを出ると、道路に止まっていた車の中から男に怒られた。
    私「混んでたんやもん〜☆」「何がやもん〜☆やねん。可愛いやんけ。」私「そら化粧してるからな」
    車に乗り込み、ママからもらった出産祝いを開ける。なんと三人の諭吉さんと、お店にいた頃の写真が数枚入っていた。

    2012-03-10 22:23:00
  • 168:

    名無しさん

    「また呑みに行かななぁ。」ハンドルを切りながら、ハゲが笑う。

    そう、お腹の子供のパパはこいつである。私「ん。ただ一緒には行かんでw」
    よりによってハゲかよっ!と思った人も多数居てるだろう。私自身、未だに「ハゲかよ…」と思っているくらいだ。

    2012-03-10 22:24:00
  • 169:

    名無しさん

    ハゲは昔と変わらず、私の頭をよく撫でる。そして「毛ぇくれや」と呟く。たまにちょっと照れながら呟く。そんな時はたまらずハゲを抱きしめたくなるのだ。

    今の私の一番の願いは、お腹の子供が元気に産まれてくること。毛根は私に似てくれると、なお嬉しい。だけどどうか、顔だけは私に似ないで欲しい。切なる願いだ。

    2012-03-10 22:26:00
  • 170:

    名無しさん

    だいぶ前に聞いた噂によると、イエローも結婚したそうだ。相手は誰か知らないが、幸せになって欲しいと思う。できれば、私よりも幸せになって欲しいと思う。

    リンゴは職場を北新地へ移し、なんとも羨ましい額を稼いでるみたいだ。週に一回は必ず、缶ビールを持って我が城を荒らしに来る。

    2012-03-10 22:31:00
  • 171:

    名無しさん

    私は、何とも安っぽいアパートで、平凡な毎日を送っている。家事をして、ぽたぽた焼きを食べながら昼ドラを見て、大きなお腹で、魚を焼く。
    ハゲた旦那と、可愛い子供の為に、地味に生きてみるのも悪くはないはずだ。

    2012-03-10 22:34:00
  • 172:

    名無しさん


    「ちょ、ハゲ。この子私に似たらどうする?」
    「何で?お前に似たら可愛いで〜。」

    「うそつけハゲw」「嘘やてw」

    2012-03-10 22:36:00
  • 173:

    名無しさん

    すっぴんが山田花子ゆえに、苦しみ続けた過去を乗り越え。
    私は今、世界で一番幸せである。

    終わり

    2012-03-10 22:39:00
  • 174:

    名無しさん

    終盤無理矢理な感じでしたが終わります(*>〜

    2012-03-10 22:42:00
  • 175:

    名無しさん

    完結おめでとう(^O^)いちばんいい男と結婚したんだねよかった。お腹の赤ちゃんが産まれてくるの楽しみですね。体むりしないでくださいね、優しい旦那さんが居るから大丈夫ですね。私も子供がいますがほんと子供って可愛い。お幸せにヽ(^o^)丿おめでとう

    2012-03-10 22:47:00
  • 176:

    名無しさん

    ヤッホー主、なんか、あったかあい気持ちになった(涙)やっばり神だよ!お疲れ様でした?

    2012-03-11 04:47:00
  • 177:

    名無しさん

    実話ですか???

    2012-03-13 21:07:00
  • 178:

    名無しさん

    面白かった?分かる!って場面がちらほら?また何か書いて欲しい!!!

    2012-03-14 08:07:00
  • 179:

    名無しさん

    りんごとの絡みがさいこ-やった。笑かしてくれてありがとう。お幸せに

    2012-03-14 08:17:00
  • 180:

    名無しさん

    >>181さん?早速の書き込みありがとうございます(*>∪

    2012-03-15 03:19:00
  • 181:

    名無しさん

    >>182さん?ヤッホー!なんとか無理矢理完結できました(>△

    2012-03-15 03:21:00
  • 182:

    名無しさん

    >>183さん?恥ずかしながら実話ですが記憶が曖昧なところもあるので半フィクションです☆

    2012-03-15 03:23:00
  • 183:

    名無しさん

    181です☆ほんとこの小説にハマってました。ファンになってからずっとファンです。文章や表現がうまいのでほんとすらすら引き込まれました。ほんとにありがとう。子供産まれたら子育て大変だけど主さんきっといいママになると思うヽ(^o^)丿

    2012-03-15 03:38:00
  • 184:

    名無しさん

    184さん?わー!共感ありがとうございます(*>∪

    2012-03-15 14:33:00
  • 185:

    名無しさん

    >>185さん?リンゴはかなりあなどれない奴ですww笑ってもらえてよかったです(*>▽

    2012-03-15 14:36:00
  • 186:

    名無しさん

    めっちゃ面白かった!!主さん素敵な話ありがとうございました(^○^)
    何か元気でた♪

    2012-04-06 21:22:00
  • 187:

    名無しさん

    主(神)ヤッホー!!またなんか書いて頂きたい(笑)是非…("ΦωΦ)

    2012-04-14 05:41:00
  • 188:

    名無しさん

    >>192さん?ありがとうございます(*^o^*)元気出たなんて…とっても嬉しいです(>ω>192レスで元気頂きましたっ☆

    2012-04-16 16:52:00
  • 189:

    名無しさん

    >>193さん?わー(>▽

    2012-04-16 16:57:00
  • 190:

    名無しさん

    >>194さん?ヤッホー☆w文才全く無しの花子には何て嬉しいお言葉…(´ω`*)また何か書くと思いますっ☆その時はまた読んで頂けると幸いです(*^o^*)

    2012-04-16 17:04:00
  • 191:

    名無しさん

    小説の途中で何レスか、なぜか削除されてます。管理人意味分からん(>_

    2012-05-04 04:03:00
  • 192:

    名無しさん

    えっどこ?

    2012-05-04 07:44:00
  • 193:

    名無しさん

    夜遊びの小説読んで初めて声をだして笑わさせていただきました?ハゲとのやり取り最高?ぜひ次作も書いてください?

    2012-05-04 15:51:00
  • 194:

    名無しさん

    ほんまにおもしろかったです??

    2012-05-04 20:17:00
  • 195:

    名無しさん

    >>59>>60>>120>>121
    削除されてます(>_

    2012-05-05 03:29:00
  • 196:

    名無しさん

    お前は俺かwww完全に私とダブってます。やばい。しかも私の息子は私に似てしまった。すまない息子!

    2013-07-06 02:29:00
  • 197:

    名無しさん

    面白かった!

    2013-08-08 22:26:00
  • 198:

    名無しさん

    ぬし、さくらももこ好き?

    2013-08-09 03:11:00
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