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ツインソウル

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  • 1:

    名無しさん

    ねぇ今、なにをおもってる?

    誰をおもってる?

    なにをしてる?

    あなたにあえなくなってもうすぐ四年。

    今でも貴方を変わらず思い続けているよ。



    ‥愛してる

    2013-05-24 07:51:00
  • 2:

    美月

    あたしの名前は、美月。年齢まで書いちゃうとばれそうだから、年齢は不詳ということで‥

    君との話を初めて書きます。どうか、君がここに気づいてくれますように‥

    白夜に光る月に祈りを込めてこれを書きます。愛なんかじゃ計り知れなかった君との長い様で短いお話。

    2013-05-24 07:56:00
  • 3:

    美月

    少しここで自己紹介。美月、性格は明るくて八方美人、世渡り上手、だけどじつは人見知りだしどっちかゆうたら根暗。

    だけど曲がった事は大嫌いな女?いや、男前ってよく言われるのは何故?どこが女らしないんかこのとしなってもわけわかってない助からん女(ええ年)ですわ!!

    2013-05-24 08:00:00
  • 4:

    名無しさん

    そんなあたしの現職業はまさかの風俗嬢。ホストにはまって?ううん、違う。じゃぁ、借金?それも違う。

    じゃぁ、なんでかって??

    2013-05-24 08:03:00
  • 5:

    美月

    あたしは実は病気持ち。そうそう、今流行りの精神病ってやつ。
    病名は珍しい病気らしい解離性同一性障害って名前らしーよ。うん。

    精神的ショックが原因で一つだった人格がその辛さに耐えれずバラバラになっちゃうって病気。

    じゃぁ、病気になった理由は?ってそんな事とっくの昔にわすれちゃった

    2013-05-24 08:08:00
  • 6:

    美月

    そんなこんなもあり、甘えって言われればそれまでだけど
    普通の仕事が今出来ないんだ。まず、それで。

    でも、お金が大好きってゆうのも勿論ある。お金はあたしを裏切らないから。

    2013-05-24 08:11:00
  • 7:

    美月

    そうだなぁ、なにから話をしようか。

    そう、君と出会った時、僕はパチンコ屋さんのカウンターでせかせかと働いてたね。その時先輩にきらわれちゃってたみたいで人間関係がイマイチ上手くいってなくて、
    それを違う子に相談したら飲みに行こうって話になったんだ。

    2013-05-24 08:16:00
  • 8:

    美月

    遅番だったから終わるのはいつも10時〜11時の間位で。

    ユカ『美月さーん!!帰りましょうか?!』

    美月「あー!!、うん!!ごめんね?急に無理言って誘っちゃったりして!!」

    ユカ『いーんですってば!きにしないで下さい♪駅前の和民でいっすか??』

    美月「なんでも❤」

    2013-05-24 08:22:00
  • 9:

    美月

    パチンコ屋さんからチャリンコで五分位の居酒屋さんへ2人でそそくさと入って、まず駆けつけビールを一気!

    ユカ、美月『「うんまー!!」』

    ユカ『‥んで、上原さんと上手くいってなくて悩んでるって本当ですか??』

    美月「‥う、うん。話かけてもスルーされる時有るし、酷い時は目も合わしてくれへんねん‥上原さん、カウンターの責任者みたいなもんやし、ほら、あたしホールできひんやん?やし、やっぱ一緒に仕事する機会も多いわけやん?それで、このままの態度されたまんま仕事するのってやっぱ結構辛いってゆーかさぁ‥

    2013-05-24 08:30:00
  • 10:

    美月

    って本気で相談はしたものの、実はユカとあたしはあまり仲良くはなかったんだ笑

    んじゃぁ、何故ユカに相談したんや?って?その時のあたしに聞いてくらはい‥笑

    ユカ『いやー、上原さん、凄い気分屋なんでー!美月さんが悩む程気にしない方がいいと思いますよ?大丈夫ですってー!!今はカウンターのポスが変わったりで覚えなきゃいけないし教えなきゃいけないで、ピリピリしてるだけだと思いますよ?すぐに普通の上原さんに戻りますってー笑』

    いや、あたし普通しらない‥

    2013-05-24 08:37:00
  • 11:

    美月

    話は変わるけど、あたしには小さい頃から何か感じる力の様なものがあった。妄想と言われればそれまでだけど、
    そんな簡単な言葉じゃ表さられない様な変な予感とゆうか、とにかく何か普通じゃ分からない筈のものを感じとる力の様なものがあった。

    2013-05-24 08:40:00
  • 12:

    美月

    それは一体どうゆうものかとゆうと、まずは嘘だ。嘘をつかれると、胸の奥の奥の奥らへんに違和感というか、不快感を感じる。

    難しく考えて疑ってかかってる訳じゃない。なのに、頭の中がこう判断する、


    あ、嘘だ。

    2013-05-24 08:44:00
  • 13:

    美月

    みんな、そうだと思ってた。
    だから、そう思ってた幼稚園と小学校低学年の時は酷くきみ悪がられてた。

    更にはネグレクトを受けててみすぼらしかった私を皆は美月菌、触ると感染する、えんがっちょ!と言って心が痛かった

    2013-05-24 08:48:00
  • 14:

    美月

    あたしに対してイライラしてる人、あたしが気に入らない人、あたしが嫌いな人の気持ちも何と無くだけど感じれる気がする。(やっぱ頭おかしいんかなぁ、あたし笑)

    逆に好意とかそうゆうのも感じれる。嫌な力だ。本当に。例えば相手があたしの発言にイラっとするしたとする、そしたらあたしはそれを感じる=無意識に謝っているのだ。相手側からしたらなんで今気分を害する様な事をわざと言ったのだとなる。

    ‥決してわざとじゃないのにね‥

    2013-05-24 09:03:00
  • 15:

    美月




    ‥君なら分かるこの気持ち

    2013-05-24 09:06:00
  • 16:

    美月

    だから、気分屋とかじゃなしに上原さんがあたしを完全に嫌ってるのはスルーされたり、目を合わしてくれなくなる前から
    なんとなしに気づいてた。

    理由もここには書かないけど、何と無く分かってた。

    でも、それを急に「あの、あたしなにかしました?なにかしたなら、謝ります。ごめんなさい。」じゃ、ちんぷんかんぷんだし、逆に相手に余計に嫌われかねない

    2013-05-24 09:15:00
  • 17:

    美月

    だからこそ、上原さんと仲のいいけどあたしとは余り仲のよくないユカに相談するしか解決策が思い浮かばなかった。

    初めてと言ってもいい夜以外の仕事。

    意地でも辞めてたまるかと思っていたからだ。

    2013-05-24 09:18:00
  • 18:

    美月

    何時間と飲み交わしてみても、あたしは嫌われてるって事は分かって貰えなかった。

    "きにしない事''

    それがユカがくれた助言だったから、今はとりあえずあたしは忘れる事にして久しぶりの酒をたらふく飲んだ。

    いや、忘れる為にも

    2013-05-24 09:22:00
  • 19:

    美月

    ここで、記憶が途切れた。お酒のせいでは決してない。

    人格交代を起こしたのだ。

    人格交代を起こす時、この時は気が付いてなかったが目の前に霧がかかった様になり、白目を向きぐわんと次元が歪む。

    2013-05-24 09:27:00
  • 20:

    美月

    おっさん「おーーーい!!ねぇちゃん!!こんなとこで寝てたら危ないで!!起きー!!」気が付けばニヤニヤした顔が気持ち悪い数人のおっさんに囲まれていた。

    美月『だーいじょぶですよぉぉお!!!ほらぁぁあ!!』

    とあたしは立ち上がってみせる。あれ?何でこんな所で1人で寝てたんだろう‥

    そして体が、口が、あたしの意思とは裏腹に勝手に動く。
    あたしはその姿、現状をまるで心の奥のスクリーンから見てるだけの何も出来ない傍観者。

    2013-05-24 09:36:00
  • 21:

    美月

    そこで感じた何か、ヤバイ事がおきそうな気がする。でもそれが何かが分からない。

    とりあえず、あたしじゃないあたし‥今だけ美香と名付けよう。(あたしは別人格に名前を付ける事を余り好まないので‥)

    は、必死におっさんの機嫌を取る。ヤバイ、全然何かが起きるよ。

    2013-05-24 09:42:00
  • 22:

    美月

    ※全然じゃなくて絶対でした、修正します

    2013-05-24 09:45:00
  • 23:

    美月

    "やだ‥怖い‥"

    そう思った瞬間にまた記憶が途切れた。

    顔にかかる臭い息。体に覆いかぶさってこようとする醜い体。

    「きゃーーー!!!!!」

    2013-05-24 09:52:00
  • 24:

    美月

    "ここ?どこ??"

    真っ暗な部屋の中のベットの上にあたしはいた。目の前には太った醜い酒くさいおっさんの顔。

    必死にあたしのスカートを捲り上げ、パンツを脱がそうとする。

    「やめてーー
    !!!!」

    2013-05-24 09:57:00
  • 25:

    美月

    『さっさと入れさせたらええねん!!すぐに終わるから!!ほら!ジッとせんかい!!』

    「いやいやいやいやー!!!絶対いやーー!!!!」

    あたしはもがき暴れ拒絶しまくった。だが、おっさんの力に勝てる訳もない。

    そして、無理矢理挿入された。あたしはおっさんを蹴りまくる、泣き叫ぶ。

    2013-05-24 10:00:00
  • 26:

    美月

    おっさん『なんやねん!もうやる気なくしたわ!』

    2、3回腰を振ったあたりで、あたしの余りの嫌がり様に覚めたのかおっさんは諦めてくれた。

    でも、あたしの恐怖心は収まらない。

    "誰か‥"

    2013-05-24 10:03:00
  • 27:

    美月

    午前七時。

    君はまだ眠っていたのかな。

    どうしてだろう、まだメールと電話しかしたことなかったあなたへ1番初めに助けを求める電話をかけた‥

    あたしさ、こんな事言ったら疑似恋愛だとか、妄想が激しいだとか言われちゃうだろうけどさ、連絡先を交換する前から君に恋い焦がれていたんだ。

    2013-05-24 10:07:00
  • 28:

    美月

    何度かけても君は出なかった。

    眠っていたのなら、ごめんね。

    今思えば君に1番見せたくない姿だったのに、君がもしあの時来てくれていたらきっとあたし‥

    2013-05-24 10:10:00
  • 29:

    美月

    その後も何人と電話をかけまくった。

    "誰か、誰か"

    そんな事をしている間に泥酔いだったおっさんは呑気に居眠りを始めた。

    "誰かに来てもらうなら今だ''

    2013-05-24 10:18:00
  • 30:

    美月

    みよ【はぁい?どしたん?美月ちゃん?】

    美月[みよちゃん??変なおっさんに犯されて助けて!!お願い!!]

    みよ【ええ?今どこおんの?そのおっさんは?】

    美月[今酔っ払って寝てる‥]

    みよ【今どこ??今から行くからどこおんの?】

    美月[何処におるかわからへん‥何か‥ホテル?みたいやねんけど‥]

    みよ【フロントに電話して、ホテルの名前聞いて早く!】

    美月[ちょ、ちょっと待ってな、朝早くに何かごめんな泣]

    そしてあたしはフロントにここ何処ですか?とゆうわけのわからないコールをかけた。

    2013-05-24 10:25:00
  • 31:

    美月

    美月[ホテル○○やって。]

    みよ【おっさん、寝てるんやんな?今からあたしそこ行くから、そこにおれる?いける?】

    美月[‥うん、爆睡してるみたいやしいけると思う‥]

    みよ【じゃぁ、すぐに行くから待っといて、電話、切らん方がいい?】

    美月[うん、出来れば‥]

    そういって、このころ毎週の様にクラブへいったり、ご飯を食べに行ったりと仲の良かったみよちゃんが飛んで来てくれた。

    その時、思った。何処の誰だか分からないおっさんに乱暴された状態の場所に来るだなんて凄く危ないのに、この子はあたしを助ける為だけに来てくれている大切にしなきゃって‥

    2013-05-24 10:34:00
  • 32:

    美月

    何分位経過しただろうか、みよがものすごい形相でホテルのドアを開けた。

    そして呑気に居眠りぶっこいてるおっさんを見るや否や‥

    "ぱちーーん!!!"

    部屋に響き渡る大きなビンタの音(笑)

    『あんたー!!あたしの友達に何してくれてんのよーーー!!!!!』

    ‥つ‥強い‥

    2013-05-24 10:51:00
  • 33:

    美月

    順番間違えました

    ↑と↓逆に読んで下さい、すみません。

    2013-05-24 10:54:00
  • 34:

    美月

    部屋に入るやいなや、

    みよ『早く!』

    美月「ええ?」

    みよ「免許証やって!」

    放心しているあたしを裏腹にみよはおっさんを起こさない様に胸ポケットを漁る。

    そして、見事に免許証GET!

    その瞬間!!!

    続き↓

    >>32

    2013-05-24 11:01:00
  • 35:

    名無しさん

    激しくも激しいビンタをくらったおっさんは慌てて起きた。

    おっさん「な、なんや自分!?」

    みよ『あんたー!あたしの友達になにしてくれたん?!なぁ!?なぁって!?」

    おっさん「な、な、なんもしてへんがな!!なにをわけの分からんことゆうてんねん!」

    みよ『何もしてない訳ないやろー?!しら切るのもいい加減にしぃやー!?』

    おっさん「わしゃなんもしらんがな!か、帰る!」

    そう言い残すとおっさんはそそくさと部屋を出て行こうとする。

    みよ「あんた、ちょっと待ちぃや!」

    おっさん「なんやねん!わしゃなんもしとらんゆうとるがな!」

    2013-05-24 11:07:00
  • 36:

    美月

    おっさん慌てて逃げる、みよは服を掴んで引っ張りまわす。

    おっさん「や、やめてくれや!わしゃなんもしてないがな!なんもしらん!」

    それでもしらを切り通すおっさん

    みよ『警察行くから!』

    おっさん「勝手にしてくれ!わしゃなんもしらん!」

    みよ『美月ちゃん警察行くで!!』

    2013-05-24 11:11:00
  • 37:

    美月

    まさか免許証を抜かれてるだとは思いも寄らないおっさんはそそくさと逃げていった。

    みよ「前にタクシー待たして有るからはよ警察行こ!」

    美月『う、うん!てかみよありがとう‥こんなとこまで来てくれて‥」

    みよ『美月ちゃんの為やもん!気にせんといて!』

    あたしはみよという友達を持って本当に嬉しかった。

    ホテルを出ると、待たしてあったタクシーに乗り警察署へ向かった。

    清算をしようとしたその時‥

    あれ‥サイフ‥空っぽや‥

    2013-05-24 11:24:00
  • 38:

    美月

    美月『あの‥すみません‥お金、抜かれたみたいで‥お金払えないです!本当すみません!後で必ず払うんで!』

    タクシーうんちゃん「悪い奴もおるもんやでなー、ええよ、ええよ、かまへん!仕方ないわ!」

    後で必ず支払うという約束でタクシーを降りた。

    凄くいい人だったので、なんだかとても心が痛んだ

    2013-05-24 11:28:00
  • 39:

    美月

    警察署へ着き、事情を話すと強行犯という係りへ連れて行かれ根掘り葉堀り事情を聞かれた。あたしは酒が入っていたのも有るが、自分は解離性障害で精神的ショックがあると記憶が飛んでしまう事等を必死に説明した。

    "自分も悪いのでは?"

    そう言われる事を覚悟していたあたしだったけど、そんな事は一切言われず、親身になって話を聞いてくれた。

    2013-05-24 11:40:00
  • 40:

    美月

    事情聴取は夕方まで続いた。みよちゃんが抜いてくれた免許証のお陰で、直ぐにでも身柄を確保してくれるといってくれた。その日は沈んだ気持ちで家に帰り、

    眠れなかった

    2013-05-24 11:45:00
  • 41:

    美月

    それから、多分調子は良くなかったんだったと思う。余り覚えてはいないけど、
    どうして、ホテルまであたしはついて行ったのか。いくら記憶がないとはいえ、そんな自分が気持ち悪くて仕方がなかった。

    2013-05-24 11:56:00
  • 42:

    美月

    月に祈りを捧げましょう。あなたの心もお見通しな月なのです。

    さぁ、今日の月は満月?

    2013-05-24 11:59:00
  • 43:

    美月

    事情聴取、検察調べ、その他諸々が終わりおっさんが起訴されるって時、
    急に検事から電話がかかってきた。

    検事【美月さんの携帯でよろしいでしょうか?】

    美月〈あ、はい。どちらさまでしょうか?〉

    検事【私、今回の事件を担当させて頂いております、○○という検事をやらせて頂いてるものです。今回、被疑者の方から示談して頂けないかという話が出まして、その旨お伝えすべくお電話させて頂きました。】

    2013-05-24 12:10:00
  • 44:

    美月

    それを聞いてあたしは絶句した。

    示談?お金?冗談じゃない。

    あたしの汚れた体は誰が浄化してくれるの?

    教えてよ‥

    2013-05-24 13:47:00
  • 45:

    美月

    美月〈あの、申し訳ないですけど今はそんな事考えれる余裕ないんで〉

    検事《美月さん、よく考えてみて下さい。裁判でも嫌な事、思い出したくない事根掘り葉堀りもう一度聞かれると思います。そんな目に合う位なら、示談にして忘れてしまうのが1番だと思いますよ?》

    ‥‥

    2013-05-24 13:54:00
  • 46:

    美月

    罰を与えて欲しい訳じゃない。

    お金が欲しい訳じゃないんだ。



    あたしが求めてるのは、あたしという汚物の浄化

    2013-05-24 13:56:00
  • 47:

    美月

    検事《三百万、用意すると言ってきています。もう一度、よく考えてみて後日お返事下さい。》

    美月〈‥三百万〉

    何かもう、何もかもが嫌になってきてた。どーでもいいよ。あの記憶はあたしの中から消えやしないんだから

    2013-05-24 14:00:00
  • 48:

    美月

    結局、お金はいらない。そう思ってたあたしだったけど、やっぱり綺麗事言っててもあたしも金に生きてる女なんだな。

    数日悩んだものの、三百万貰っての示談を選んだ。

    2013-05-24 14:10:00
  • 49:

    美月

    さぁ、この汚れたお金をどう使ってしまおうか。


    お金を手に入れた喜びなんかじゃない。
    お金を自由に使える喜びなんかじゃなかった。

    使えば使う程、自分の汚れが浄化されていくような‥

    そんなわけ、ないのにね‥

    2013-05-24 14:14:00
  • 50:

    美月

    さぁ、この汚れたお金をどう使ってしまおうか。


    お金を手に入れた喜びなんかじゃない。
    お金を自由に使える喜びなんかじゃなかった。

    使えば使う程、自分の汚れが浄化されていくような‥

    そんなわけ、ないのにね‥

    2013-05-24 14:17:00
  • 51:

    美月

    自己紹介の時に言うべきだったが、あたしは17から覚醒剤中毒になってしまった、情けない人間だ。

    この頃はもう本当にたまにしかやっていなかったし、辞めようと思えばきっと辞めれていた筈。

    だけど、辞めたくなかった。
    本当のあたし、そう、君が一緒にいてくれたあたし。アレが本当のあたし。
    あたしは、本当のあたしに会いたかった

    2013-05-24 15:09:00
  • 52:

    美月

    お金の最大の無駄遣い。馬鹿なあたしが思いついたのは、覚醒剤に費やす事。

    たかあき‥決して君をその為だけに迎えに来て貰った訳じゃなかったんだよ。

    ハッキリ言って必要なかった。

    でも、その理由なら君が来てくれる様なそんな気がした。失礼だよね、でもその予感はビンゴだった。

    ‥少し、悲しかった。でも、それ以上に君に会えるのが楽しみで楽しみで。いつもよりも、念入りに化粧もしたんだよ。

    2013-05-24 15:15:00
  • 53:

    美月

    君‥たかあきもジャンキーだった。

    まず、はじめに話が盛り上がったのもその話だったね。君の言葉や語尾、文書の使い回し凄く面白くて大好きだった。

    君に会いたくて堪らなくなったあの日、君にいをけっしてメールを送った。

    2013-05-24 15:19:00
  • 54:

    美月

    20g引きたいねんけど、引ける所知らんかな??至急連絡下さい\(^o^)/

    そんな量別に必要なかった。プッシャーをやろうかなって言ったのも押す先なんて対して知らない。

    ただ、たかあきの気を引きたくて必死だった。

    今、思えば‥顔から火が出る位に恥ずかしい馬鹿女だよね(笑)

    2013-05-24 15:23:00
  • 55:

    美月

    直ぐに君から電話がかかって来た。電話に出るだけで凄くドキドキしたのを今でも覚えてる。

    美月〈はぁい♪〉

    たかあき《20引くてマジゆうてん?》

    美月〈いくらくらいするかなぁ?質はいい奴でお願いします!!〉

    たかあき《一回、聞いてみるから折り返すわぁ☆》

    美月〈おっけ!了解っ☆面倒な事頼んでごめんやでー!!m(_ _)m〉

    2013-05-24 15:29:00
  • 56:

    美月

    仕事帰りで汗臭いから、今の内お風呂入っとこ。あたしは慌ててお風呂場へ駆け込む。

    その間も君はあたしの為に探してくれてたんだよね。感謝してます。ありがとん♪

    2013-05-24 15:32:00
  • 57:

    美月

    お風呂から上がると、たかあきから鬼の様な着信が‥ちょっとビックリした(笑)

    美月〈もしもし?ごめーん!お風呂入っとったぁ〉

    たかあき《なんや、もう要らんなったんかなおもったわぁ(笑)聞いて見てんけど20で50万やって!》

    "ゔ‥た、高い‥

    2013-05-24 15:36:00
  • 58:

    美月

    美月〈あー、やったらさ、一応、初めて引く訳やし質とかも分からんしさ、今回は10じゃあかんかな?汗 すんません‥〉

    たかあき《いけると思うでー、引き先梅田やけどどうする?俺、そっちまで迎えに行こうか??》

    美月〈マジで??車有るん??てか、ええの?〉

    明らかに恥ずかしい位にテンションの上がるあたし(笑)

    2013-05-24 15:40:00
  • 59:

    美月

    今から仕事の用意しなきゃならないので、今日はこの辺で終わります。

    誰か読んでくれてますかー?!ワクワク

    2013-05-24 15:54:00
  • 60:

    美月

    まだ少し時間が有るので続きを書きます

    2013-05-24 16:25:00
  • 61:

    美月

    たかゆき《じゃぁ、あそこのローソン前着いたら電話するわぁ♪》

    美月〈ありがとー♪了解でっす☆〉

    〜ガチャン〜

    さぁて!!気合い入れて用意しまっさ〜♪
    あたしはいつも以上にメイクに時間をかけた。少しでも印象良くみられたかったから。まぁ、あたしじゃたかがしれてますけどね(苦笑)

    2013-05-24 16:30:00
  • 62:

    美月

    そろそろかな?

    そう思ってあたしは電話も待たずに待ち合わせ場所へ向かった。

    今でも覚えてる
    足取り軽かったあの夜道。

    君に会ってみたくて、
    会いたくて
    大好きな君のあの甘い声を直接聞いてみたくて
    まるでスキップするかの様に
    君の待つ何時もの場所へ向かった

    2013-05-24 16:36:00
  • 63:

    名無しさん

    >>52ハッキリ言って必要なかった。は覚醒剤の事です。

    ややこしくてすみません

    2013-05-24 17:02:00
  • 64:

    美月

    プルるるる

    電話が鳴る。たかあきだ。ドキドキしながら、電話に出るあたし(笑)

    美月〈はぁい☆〉

    たかあき《着いたでー!!》

    美月〈マジで?直ぐ行くわ!ちぃっと待ってて☆〉

    ‥ダメだ、ドキドキする‥。
    たいして、とゆうより不細工の部類に入るあたし。ぁあ、嫌われちゃったらどないしよ‥立ち直れん‥

    2013-05-24 17:08:00
  • 65:

    美月

    夜中とゆう事も有って、たかゆきの車はすぐに分かった。とゆうより、わざわざ車から降りて出迎えてくれた(笑)

    美月『こんな夜中に急にごめんなぁ!!わざわざ来てくれてありがとー☆』

    たかゆき「‥ってゆーか、美月ちゃんバリ可愛い‥」

    はぁ??何をおっしゃってまっしゃろ??
    そうゆうたかゆきもあたしのタイプにどストライクだったから、目ん玉でも悪いのかと思いつつ、心の中では嬉しかった




    2013-05-24 17:14:00
  • 66:

    美月

    なーんか、そんな事言って貰って例えお世辞でも、相手がたかあきだったから
    なーんだか、むず痒くてドキドキしてまともに顔が見れない(笑)

    うわぁ!色の白い男の子やなぁ。てか、可愛い過ぎる!照

    たかあき「美月ちゃん、暑くない?クーラーとか、大丈夫?あ、コレ、飲む?」

    めっちゃ気遣いできる子やん!で、渡されたのは何故か飲みかけのお茶(笑)

    2013-05-24 17:19:00
  • 67:

    美月

    ちょっとビックリしたけど(笑)全然嫌な気もせんとむしろ何してもとにかく

    "可愛い"

    美月『あ、うん!貰う〜♪』ちょっと得した気分。(笑)あたしはおっさんですか?(笑)

    2013-05-24 17:23:00
  • 68:

    美月

    あたしもお茶が大好きだから、同じ物が好きな事が凄く嬉しかった。

    そっから、梅田まで本当他愛もない話をした。あたしのしょうもないわけの分からない話でも、たかあきは馬鹿にしたりせずちゃんと聞いてくれた。笑ってくれた。

    ‥この人、今まで出会った人達と何かが違う気がする。

    2013-05-24 17:36:00
  • 69:

    美月

    ひであき「美月ちゃん、ラッド好きやねんやんな?俺もめっちゃ好きやねん!この曲とかバリよくない?」

    嬉しそうに趣味の音楽について語るひであき。全く音楽も薬の話(ツボ(笑))もそれになんて事ない、しょうもない話も、全てがフィーリングしては語りあい、一緒にいるだけでワクワクしてきては楽しい。

    2013-05-24 23:35:00
  • 70:

    美月

    車にいた数十分があっという間に過ぎていった。今思えば、それはとても神聖で、貴重な切ない時間だった。

    あたしにとっても、俺たかあきにとってもそれは一緒だったんだよ。

    美月、心から君を愛してる。四年たった今でも変わらずに。

    2013-05-24 23:45:00
  • 71:

    美月

    楽しい時間はあっという間に過ぎるとは正にこのことだと思った。

    たかあきが到着の電話を隣で入れていた。

    少し経ってから、車が二台来た。

    たかあき「あの、後ろの車。」

    え?あたしが行くの?突然のたかあきの言葉に少し戸惑いを感じながらも

    美月『ちょっと待っててなー☆』

    2013-05-25 03:01:00
  • 72:

    美月

    あたしは何か変な胸騒ぎを感じながら言われた通りの車を覗いた。中には五人はいただろう人数が乗っていた。

    "はぁ?これなんかおかしいやろ"

    そう思ったあたしは、急いでたかあきの車へ戻った。

    2013-05-25 03:05:00
  • 73:

    美月

    美月『あのさ、なんか車いっぱい人乗ってるねんけど?』

    そういいながらもあたしの胸騒ぎは収まらない。

    たかあき「あ、ごめん!間違った前の車やったわ」

    さっきまでとは打って変わって冷たい顔のたかあき。

    "何かおかしい"

    2013-05-25 03:12:00
  • 74:

    美月

    "はめようとしてる?"

    そんな勘繰りが頭を過る。大丈夫、なんでもない、たかあきがそんな事する筈はない。

    そう自分に言い聞かせ、再び言われた通りの車へ急ぐ。

    運転席には男の人、助手席には若い女。
    今度は大丈夫そうだ、そう思った。

    2013-05-25 03:16:00
  • 75:

    美月

    車の中を覗いてると運転席にいた男に乗って!と言われた。

    美月『お邪魔しまーす☆』

    そう言ってあたしは車の後部座席に乗り込んだ。

    男「こんな量どーすんのー?商売でもすんのー?(笑)」

    美月『いや、何と無く!必要かなーと思って照』

    そんな会話だけ交わし、品物をお金と引き換えに受け取る。

    美月『ありがとうございましたー☆』

    2013-05-25 03:23:00
  • 76:

    たかあき

    本当はお前をさらってしまうつもりだった。きっと高値で売れる、そう思った俺たちは、お前を海外へ売り飛ばしてやろうと計画していた。

    だけど、美月の心からこう聞こえたんだ。

    "あなた、あたしを売り飛ばす気でしょ?"ってさ。

    その時感じた、こいつは俺らに似ている生き物だ。売り飛ばしたりしたら勿体無い。
    使い道がまだある筈だってね。

    2013-05-25 03:31:00
  • 77:

    たかあき

    この時から、何と無く感じてた筈だった。それを分かってて分からないふりをして自分を偽ってた。

    俺、、、こいつの事‥もしかして好きなんじゃないのか??

    そういう考えは駄目だ。俺らは人を好きになる資格なんて無いのだから

    2013-05-25 03:39:00
  • 78:

    美月

    美月『あー、さっきめっちゃびっくりしたやん!もー!たかゆきたんのバカー!』

    たかゆき「いや、ごめん。勘違いやった申し訳ない(笑)」

    そういうたかゆきの顔を見てもなんだかしっくりこない。何かこの人、、、

    2013-05-25 03:44:00
  • 79:

    たかゆき

    そう言って笑うお前を見て心が痛んだ。俺はお前の思ってる様な奴じゃない。気が付いた筈だ。君の力はきっととてつもなく果てしない。気が付かない訳はない、そう思った。

    なのに、どうして君はそうやって笑うんだ?まるで、泣くかの様に笑うお前。

    全てが知りたいかい?きっと、俺の事を嫌いになるに決まってる。そう思ってた。

    2013-05-25 03:48:00
  • 80:

    美月

    とにかく落ち着け、あたし。ほら、大丈夫だった。何も無かったでしょ?だからいつものあたしに戻ってお願い。

    あたしはこの時、何と無く気が付いてた筈だった。君があたしとは全く違う世界の住人だって。でもね、それでも良かった。

    あと少し、この人と一緒にいたい。それが例え危険な事だとしても。

    2013-05-25 03:53:00
  • 81:

    たかゆき

    きっとお前は俺を軽蔑した筈だ。しない訳がない。だって、俺らはお前をお金に変えようとしていたんだぜ?

    なのにどうして、まだ、お前は俺にそうやって優しい笑顔を向けれるんだ?

    "怖い"

    俺は、こいつの事が無性に怖くなった。
    どんな精神力があるんだ、こんな小さな体に。女の子なのに、どうしてこんなにもお前は強く、そして輝かしい。

    そんなお前の事が気になって仕方がなかった。守られた事が無いのだろう、急に可哀想になって、涙がこぼれそうになった。

    守ってやれるものなら、俺が守ってやりたい。

    2013-05-25 04:02:00
  • 82:

    美月

    たかゆき、あなたの事が気になって仕方がない。愛してるってこの事を言うのかも知れない。

    ねぇ、あなたを愛してしまう事は、神様‥どれ程の罪なんですか?

    あなたと背負う罪ならば、あたし何も怖くなかった。

    むしろ、あたしが一緒に背負う事であなたの罪は軽くはなりませんか?神様‥

    2013-05-25 04:10:00
  • 83:

    たかゆき

    あはははは!そんな言葉なんて嘘に決まってる。

    そんな女今まで見た事は無かった。そんな奴いる筈はない。それが俺の概念だ。そうやって諦めて必死に1人で生きてきた。

    それをお前はいとも簡単に踏みにじるのかい?そうやって俺のとっくに消し去ってしまっていた人間らしい心を取り戻せというのか?そうはさせない。俺に近付いたこと、絶対に後悔するから。その覚悟が有ってかの事かい?

    2013-05-25 04:17:00
  • 84:

    美月

    美月『たかゆきたん♪今からどーするぅ??』

    たかゆき「‥え?どうするって?」

    美月『虫、湧いてない?(笑)あたしバリヤバイ!』

    美月『個室行こ!個室!一緒にキメようやぁ☆』

    "はぁ?こいつ、なにゆってるん?さっきの怖い気持ち、もう忘れてもうたん?"

    2013-05-25 04:22:00
  • 85:

    たかゆき

    アホとしかいい様が無かった。普通、あたしもう帰る!とか何とかゆうて帰ろうとせーへん?さっき分かったやろ?俺の正体が。

    やのになんでなん?なんで、まだ、俺の側にいようとするん?そんなお前がとてもじゃないけど、理解出来なかった。愛してしまう、これ以上こいつといると、離れたく無くなってしまう、こいつの魅力は悪魔の様だ

    ‥そう思った。

    2013-05-25 04:29:00
  • 86:

    たかゆき

    愛が怖い。怖くて仕方がなかった。愛なんていつかは壊れてしまうものだ。
    俺にはそうとしか思えなかった。お前と出会うまで。
    会いたい。そんな気持ちになったのは美月に感じた事がはじめてだった。
    俺には、きっともうお前しかいない。

    2013-05-25 07:27:00
  • 87:

    美月

    美月『個室いこぉ?あかん?時間、ヤバイ?』

    たかゆき「うーん‥そやな、ええよ。いこか、でも俺、金無いで?」

    美月『お金なら大丈夫!あたし出すし♪』

    こうして、あたしとたかゆきはラブホへ行く事になった。別にエッチがしたいパンコな発言のつもりは無かった。

    ただ、たかゆきと一緒に居たい、それだけだった。

    2013-05-25 07:32:00
  • 88:

    たかゆき

    困った‥。恥ずかしい事にラブホなんて物にはあまり行った事が無かった。

    "あー!どこ行ったらええんやろ‥"

    真剣に悩んだ。綺麗で美月が喜ぶ様な所が俺には分からない。

    たかゆき「どこいったらいいんやろ?」

    美月『どこでもいいよ☆たかゆきと一緒に居れるなら』

    俺には、そう聞こえた。

    2013-05-25 07:37:00
  • 89:

    たかゆき

    もうこの時、俺はお前の虜だったに違いない。美月とまだ一緒に居れる。とても幸せな気分だった。

    俺の事だけを見て。そして、俺を会いしてください。俺の美月。俺だけに微笑みかけてください。貴方の笑顔はもう、俺だけにしか向けないで、お願いします。

    2013-05-25 07:40:00
  • 90:

    美月

    美月『あー、この辺ラブホ有るで!ココでええんちゃうんかな?』

    結局美月の意見に任せる事にした。

    でも、何か外観とか微妙。美月とのはじめての記念の場所なのに、美月はこんな所でもいいん?引っ張ってあげれなくてごめんな。何だか情けなくなった。

    2013-05-25 07:45:00
  • 91:

    たかゆき

    こんな所でごめん。俺の頭の中は申し訳なさでいっぱいやった。
    でも、美月は一切嫌な顔一つしなかった。それどころか、ずっとニコニコ可愛い顔で笑ってくれてた。まるで

    "きにしないで"
    そう、励ますかのように

    2013-05-25 07:48:00
  • 92:

    たかゆき

    部屋に入るやいなや、美月は10gの覚醒剤を取り出した。物凄い量で、はじめてこんな量を見た俺は正直釘付けになった。

    たかゆき「俺、こんな量の覚醒剤見たんはじめてやぁー!」

    ちょっとテンションが上がった

    2013-05-25 07:51:00
  • 93:

    たかゆき

    美月『さ、キメるで!早く!もー!虫湧いてやばーいっ!(笑)』

    そんな事ばかり明るく言う美月。可愛い。無邪気な君に僕は釘付けだった。

    美月『たかゆきたんのポンプ貸して、入れたるわ、何メモリ行く?』

    たかゆき「あ、ありがとう‥じゃぁ、美月と同じ量いくわ(笑)」

    美月『了解〜♪』

    2013-05-25 07:55:00
  • 94:

    たかゆき

    お前は他のポン中と全然違った。普通は覚醒剤くれてホテル代まで出してくれる様な鴨はおらんで?いつもそんなんなん?
    なぁ、俺だけやんな?

    "俺だけって言って"

    2013-05-25 07:58:00
  • 95:

    美月

    あたしは、たかゆきのポンプに七メモリを入れた。コレで足りるんかな?そんな不安が胸をよぎる。

    美月『はぁい♪コレでいい??』

    たかゆき「充分!充分!ありがとう♪なぁ、美月ちゃん、俺に打ってや!」

    美月『ええ?あたし上手とちゃうで?それでもいいん?』

    たかゆき「ええよええよ、美月ちゃんに打ってもらいたいねん!(笑)」

    2013-05-25 08:02:00
  • 96:

    美月

    上手い事入れれるかな?ちょっと不安。
    あたしはたかあきの腕を持つと血管を探した。あ、コレならいれれるかも。

    思い切って注入!!

    美月『痛くない?痛かったらゆうてや☆』

    たかゆき「あ、ちょっと痛い‥」

    美月『うそん。ゴメン、コレで大丈夫?』

    正直結構痛かった(笑)でも真剣な美月の顔。俺は痛さを我慢した。

    2013-05-25 08:06:00
  • 97:

    美月

    たかゆき「あー!!めっちゃキタ!!これめっちゃ良く無い?俺ヤバイねんけど!」

    美月『待って待って!あたしも即効で逝くから!!』

    美月のポンプの持ち方はハッキリゆって変(笑)でも、バリうまかった。秒速で注入する美月。なれとんなぁ‥

    2013-05-25 08:09:00
  • 98:

    たかゆき

    注入した後、美月が顔を上げた。

    "美月??"

    さっきまでの美月じゃない。顔つきも、話し方も、仕草も、何もかもがまるで別人の様だった。

    "一体どないなってるん??どうしたん?美月?"

    2013-05-25 08:14:00
  • 99:

    たかゆき

    たかゆき「大丈夫?ききすぎてない?」

    美月『たかゆきたん♪大丈夫やでぇ☆これめっちゃいいなぁ、久しぶりにこんないいネタ当たったわ、ありがとう♪』

    良かった、俺の事は分かってるみたいや、確かに覚醒剤をいったら、少しは様子がおかしくはなる。でも美月は何かちゃうかった。まるで、別人だ。

    2013-05-25 08:18:00
  • 100:

    たかゆき

    でも、あたりそれには触れない様にする事にした。人それぞれカタがあるもんな、俺は美月の変貌をそうやって、納得させる事にした。

    たかゆき『美月ちゃん、マッサージしたるから、横なって♪俺、美月ちゃんの事マッサージしてあげたかってん♪』

    俺はそう言って美月をベットへと促した。下心満開だ。やばい。ムラムラふる

    2013-05-25 08:24:00
  • 101:

    たかゆき

    美月『いいのぉ?やったぁ♪』

    美月は警戒する事も無く、ベットに横になった。

    たかゆき「あかん!バリエロい!!」

    俺の理性は既にぶっ飛んでいた。

    美月を抱きたい‥

    2013-05-25 08:27:00
  • 102:

    たかゆき

    あの時、既に君のすべてをめちゃくちゃにしてでも君を自分のものにしたかったのかもしれない。

    今でも後悔している、あの時、君に少しでもふれるべきじゃなかったんだ。

    この俺の血にまみれたきたない手で、君に触れようだなんて考えてしまったばっかりに、綺麗で、純粋で、澄み切った水面の様な君をきっと汚してしまったに、違いなかった。

    今からでも間に合うのなら、神様、今の美月の狂い、汚れ、憎しみと憎悪の悪魔に支配されてしまいそうになっている美月を、どうか、お願いします‥

    助けてください‥そのためなら、この命、差し出す事に躊躇いなんて有りません。神様‥

    美月のなかで着々と膨らんでいっている浅井という狂い切った人格を、消し去って下さい…お願いします‥

    2013-06-03 03:57:00
  • 103:

    美月

    "やっぱりこの子もそうなんだな"

    あたしは喜んだ素振りを見せながらも、心の奥底ではこう感じていた。そうさ、男なんて皆そんなものさ。女を、金か穴かとしか見ていやしない。だから、あたしは大嫌いだった、好意を向けてきている事を感じる胸のモヤモヤした違和感が。気持ち悪かった。

    でも、たかあきには感じられなかった、何も。だった、
    "触れたい"そんな純粋な心の声だけが聞こえた。

    2013-06-03 04:05:00
  • 104:

    たかあき

    美月‥俺にはお前しかいない事を何故あの時気がつかなかったんだろう‥

    あの時、君が前世の一つだった僕の魂が二つに別れてしまった片方の僕だと直ぐに気が付いていれば、
    僕は君をあのまま連れて逃がしてあげてただろう。俺に関わってはいけなかったんだよ。もう、気が付いているだろう?

    いや、君を逃がすじゃないな。
    君と二人、誰にも見つからない場所で仲睦まじく暮らしてみたかった。

    あの時、そうしていればきっと俺も、美月も、感じた事の無かった、生きていくっていう幸せ、感じれていたかなぁ‥

    出来る事なら美月、もうすぐ殺されてしまう事になってしまった君を何処かへ逃がしてやりたい。それが俺の出来る精一杯の償いかもしれない‥

    美月、君は誰よりも強くなったね。そんなにも、強くなっては欲しく無かったよ、僕は。普通じゃ考えられない様な、そう、SF映画でも思いつかない様な出来事が君に降りかかりはじめて、もう何年立つんだい?もう8年だろ?

    それでも、君はまだ俺に微笑みかけてこう言うんだ、
    "大丈夫だから、貴方はあたしが守るから"

    美月‥もうすぐ君の命日が来るよ‥

    きっと、君が死んでなんてしまったら、僕の命の炎も消えてしまうだろう。

    ツインソウルの、俺と美月。
    前世のカルマが重すぎた様だね。
    ただ、幸せになってみたかった、それだけなのに、それさえも許してくれやしなかった神様‥

    貴方の残酷さは計り知れません。どうか、どうか、美月だけでも、助けてください

    2013-06-03 04:21:00
  • 105:

    美月

    たかあきはそう言うとうつぶせに寝転んだあたしの上にまたがった。力任せにマッサージするんでは無く
    優しさのような、心の様なものがこもった貴方の手の動き‥

    たかゆきの上手な手つきや指圧で、ギシギシに凝っていた自分の体は確かに確実な位に解れていっていんだけれど、
    それよりも、相手を労う様な、愛おしむ様な、貴方の手の動きにあたしは夢中で、ウットリとさえした。

    "幸せってこう言う事を言うのかな"

    何故か、生まれてはじめてあたしの心にそう思い浮かんだ。

    2013-06-03 04:36:00
  • 106:

    名無しさん

    見てます(^^)

    たかゆきとはどこで知り合ったんですか?
    書いてたらごめんなさい

    2013-06-03 15:52:00
  • 107:

    美月

    身元がチョンばれだとおもいますが、これはたかあきへの最近で最後の手紙のつもりで書かせて貰ってる作品なので、本当の事を書かせて貰います

    たかあきとは、ここ、夜遊びwebで知り合いました。コレできっとあたしが誰だか分かったと思います。

    2013-06-10 04:24:00
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