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純愛小説【BUS?STOP】
-
1:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
エスプレッソの匂い。
心地良い日差し。
弟と母親のしょうもない喧嘩。
いつもと変わらない朝。2006-04-17 03:09:00 -
2:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
AM8:24
いつも私はこのBUSに乗って大学まで通う。
私は21歳の3回生だ。2006-04-17 03:22:00 -
3:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
PM12:45
「千夏っ☆コンビニいこっ☆」
元気よく話し掛けてきた彼女は大学で一番仲の良い
《沢村 綾乃》
私『うん☆玲奈も行こ☆』
《牧 玲奈》
すごく明るい子だけど考え方は同い年だと思えないくらいシッカリした子。
この2人とは大学に入ってからの友達でいつも一緒にいる。
そして私の名前は
《中村 千夏》
この平凡な毎日に退屈してる暇な女だ。2006-04-17 03:39:00 -
4:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
大学のすぐ隣にあるローソン。
昼食はいつもココで買う。
私『何食べようかなぁ。』
迷った時はいつも海老フライの入ったお弁当と爽健美茶。
綾乃「またそれ〜?よく飽きんねぇ(笑)」
玲奈「アタシ、ラーメンにしよっかな。」
迷ってる2人をよそに1人レジに向かう。
私『あれ……!?』2006-04-17 03:48:00 -
5:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
財布がない事に気付く。
私『あれ!?あれ!?何で!?』
綾乃「どしたん?」
私『財布がない!!』
玲奈「家に忘れて来たん違うん?」
私『そーかも…玲奈1000円貸しといて。』
私はその日玲奈に千円借りてお弁当を買うことにした。内心本当に家に忘れて来たのか心配でたまらなかった。2006-04-17 04:11:00 -
6:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
午後になって寄り道もせず自宅に向かった。
でも財布はどこにもなかった。
千夏『最悪や…』
きっと通学路のどこかに落としたんだろう。
私は落胆したまま床に伏した。2006-04-17 13:51:00 -
7:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
そしていつもとは違う朝。
元気なんかあったもんじゃない。
気分は最悪だ。
食欲もなくていつもより早く家を出た。2006-04-17 13:56:00 -
8:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
いつも通るバス停までの道筋を今日はずっと下を向いたまま歩いた。
まさか財布が落ちているわけもなくバス停に到着した。
一つ大きく溜め息をついてバス停のベンチに座った。2006-04-17 14:03:00 -
9:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
いつもより早く出た為少しBUSが来るまで時間を持て余した。
ベンチに座り込みボーッと空を眺めていた。
私はその時職を失って公園でボーっと座っているサラリーマンの気持ちがなんとなくわかった気がした。2006-04-17 14:10:00 -
10:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
優しい光を浴びながらボーッとしていると知らない間に時間は過ぎていた。
気がつくとバス停にはワラワラと人が沢山集まっていた。2006-04-17 14:24:00 -
11:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
「元気ないなぁ!悩み事?」
ふいに耳に入ってきた。
私は一瞬で現実に帰って気がした。
千夏『えっ!?』2006-04-17 14:56:00 -
12:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
「腹痛か?」
千夏『はぃ!?あの…どっかで会いましたっけ?』
「写真でね☆」
と、男は言った。
【写真!?なんのこっちゃ】
と、思っていると続けて男は言う。
「中村千夏ちゃん」
ビックリした。2006-04-17 15:24:00 -
13:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
『何で!?何でアタシの名前知って…』
すると男は目の前に何かを差し出した。
千夏『あっ!財布!!』2006-04-17 15:55:00 -
14:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
その男は私の財布を差し出してきた。
千夏『どうしてっ…コレ…』
私は疑問と喜びでいっぱいになった。2006-04-17 15:58:00 -
15:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
男は言う。
男「いつも8:24分のBUSに乗ってるでしょ?」
千夏『うん…』
男の話を聞くとどうやら私と毎日同じBUSに乗っているらしい。
だけど昨日バス停手前で走ってるとき私が目の前で財布落としてそれを1度警察届けようと思ったけどいっつも同じBUSに乗るから、1日預かってくれていたとの事。
男「俺は上川政斗。拾ったのが俺で良かったね。」2006-04-17 16:59:00 -
16:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
千夏『ほんっっっとにありがとうございます!!』
拾ってくれたのがこの人で良かった。本気でその時思った。
気が付くといつものBUSは出発した後で、私は午後から授業に出る事にした。
彼も大学生で私が降りるバス停の2つ前のバス停近くの大学らしい。
2人ともBUSに乗り遅れたので流れで近くの喫茶店に入りお茶をすることになった。2006-04-17 17:08:00 -
17:
名無しさん
略なくして
2006-04-17 17:34:00 -
18:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
それから2時間程で喫茶店を後にした。
《上川政斗》
この2時間の間に話したことそれは、彼の家は私の家の近くで歩いて5分くらいのとこにある。
年は1つ上の22歳らしい。
兄弟は2人。弟と妹1人づつ。
など色々。他愛もない話をした。2006-04-17 21:12:00 -
19:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
略
など色々。他愛もない話をした。2006-04-17 22:08:00 -
20:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
PM11:00
綾乃「まーじーでー!」
玲奈「中々けーへんと思ったらそんな事が!」
綾乃「でっ!?」
千夏『でっ?って言われても…』
2人に今朝の話をしたところ、仲良くなれ!との命令を降された上、仲良くなった後紹介しろと。2006-04-17 22:42:00 -
21:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
すみません略いっぱいあって面倒やと思うけど読んでくださいm(__)m
2006-04-18 01:58:00 -
23:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
マジですか?
23サンありがとうございます(`∀´)/-゚゚2006-04-18 15:00:00 -
24:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
言われずともそれから毎日政斗とはBUSで会い会話をするようになって次第に仲良くなっていった。
2006-04-18 16:59:00 -
25:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
ある日の事。
綾乃が久しぶりにカラオケに行こうと言い出した。
お昼の授業を受けずに3人で遊びに出た。
駅前のカラオケに行く事になり久しぶりってこともあり大騒ぎしながら向かった。2006-04-18 17:04:00 -
26:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
「うおっ!千夏っ!」
その声でフト前を見ると男が3人でいた。
その中に政斗がいた。
政斗「何してん☆」
千夏『今からカラオケ行くねん☆』
政斗「えぇなぁ!俺らも交ぜてや☆」
綾乃・玲奈『全然OK☆』
綾乃と玲奈の一言で6人でカラオケに行く事になった。2006-04-18 17:19:00 -
27:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私は綾乃と玲奈の耳元にコソッと言った。
千夏『BUSの人!』
綾乃・玲奈「そーなん!?めっちゃ男前やん!ってか3人とも!」
私はそぅ思わなかった。でも政斗に興味がないのではなく男に最近興味が持てなかっただけだ。2006-04-18 17:29:00 -
28:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
最後尾を歩く私の横に政斗とその友達が来た。
政斗「コイツ陸。俺の大学の友達。」
そぅ政斗は私に紹介した。いかにもジャニーズ系の顔をした男は私に挨拶してきた。
陸「どーも!陸です。千夏ちゃんやんね?聞いてるよ☆」
何を聞いているんだろう。と疑問に思いつつカラオケに行った。2006-04-18 17:38:00 -
29:
名無しさん
http://ezrk.jp/r/jump.php?z=siru2&u=olojg
2006-04-18 17:55:00 -
30:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
《前田 陸》
ジャニーズ顔の男前。政斗とは中学からの友達で腐れ縁らしい。
《山田 誠二》
あだ名はセイ。政斗のもう一人の友達。
セイは大学で知り合った友達らしい。ワイルド系のヒゲの生えた男前。2006-04-18 17:55:00 -
31:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
楽しい時間はあっとゆぅ間に過ぎて帰る事になった。
私は陸クンに番号を聞かれ、交換した。
みんなは個々に電車などで帰って行った。
私と政斗はBUSなのでバス停に向かった。2006-04-18 23:56:00 -
32:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
バス停のベンチに2人で並んで座って色々喋った。
政斗「今日楽しかったなぁ!どーやった?ってか陸に番号聞かれてたやろ!」
千夏『んー。聞かれたなぁ(笑)ちゃっかり教えたけど!』
政斗「はは。だって陸お前の事可愛い?ゆーてたもん!珍しいんやぞー!」
千夏『あっ☆やっぱりぃ?まぁ生まれ持った美貌ですからぁ(笑)』
政斗「それはそれは大層なことで!って調子にのんな!あほっ(笑)」2006-04-19 00:07:00 -
33:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗は昔からの知り合いみたいなカンジがして何でも喋れる。
幼なじみみたいなカンジかな。
私たちはBUSの中でも喋り続けてアッとゆぅ間にいつものバス停に着いた。
アナウンスが響く。
「○×車庫前〜…」
政斗「おいっ!あほぉ!降りるぞ!」
千夏『誰がアホじゃ!はげ!』
政斗「まだハゲてないわ!」
しょーもない話をしている間に政斗の家に着いた。
政斗の家は私の家の少し手前だった。2006-04-19 00:23:00 -
34:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「家近いんか?送ってったるわ!」
政斗の一言で私の家まで送ってもらう事になった。2006-04-19 00:26:00 -
35:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
5分ほどで私の家に到着した。
千夏『ジィ。ご苦労。』
政斗「誰がジィじゃ!ほなまた明日な!」
〈また明日な!〉何の違和感も感じなかった。
それが当たり前になってるから。2006-04-19 00:30:00 -
36:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
部屋に着いてベットに倒れ込んだ。
千夏『はぁ〜。眠た〜。』
布団に顔を伏して眠りかけた時に携帯が鳴る。2006-04-19 00:36:00 -
37:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
〜♪
《陸クン》
「今日楽しかったわ??また遊ぼなぁ?」
私は返事を返さずMAILの内容を見て眠ってしまった。2006-04-19 01:28:00 -
38:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
AM8:24
政斗「おはよ☆」
政斗に昨日陸クンからMAILがきたことを伝えた。
千夏『陸クンってどんな人なん?』
陸の事を聞いてみた。2006-04-19 01:58:00 -
39:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「遊び人に見えるけど結構真面目やでアイツ。」
政斗は陸の事を色々教えてくれた。
ただそこまで興味も持てなくて相槌だけ打っておいた。2006-04-19 02:14:00 -
40:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「あっ!!!」
急に声を張り上げた政斗にビックリした。
千夏『ナニ!?』
CDの予約してるのを忘れてたかららしい。
私は政斗と学校をサボってCDショップに行く事にした。2006-04-19 02:40:00 -
41:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
TSUTAYAに入ってCDレンタルを色々物色していると政斗が1枚のCDを手にしてこっちにきた。
《木蘭の涙》
それがCDの題名だった。政斗「知ってる?これ。めっちゃ良い歌やで☆」
千夏『そーなんや☆私も借りよ−かな。』
すると政斗は2泊で借りて1日私に貸してくれると言う。2006-04-19 03:26:00 -
42:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗は購入したCDを手にしていた。
千夏『それは?』
政斗「これは彼女の。」
なんとなく私はビックリした。今までそぉゆぅ恋愛の話を政斗から聞いたことなかったから。2006-04-19 03:29:00 -
43:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私はあまり深くは突っ込まず話を終わらせた。政斗「メシ食おか?」千夏『そーやな☆』2人で近くのDenny'sに入った。
2006-04-19 03:32:00 -
44:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
2人とも料理を注文をして待っている時の事。
政斗の携帯が鳴り響く。
〜♪
政斗「へい!」
私はボーッと政斗の会話を聞いていた。
なんとなく今からココに誰か来るのだけは分かった。2006-04-19 03:39:00 -
45:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「あっ!今から陸来るって言うてんねんけど良いよな?」
千夏『全然いいよ☆なんやったら帰ってくれてもよろしくてよ(笑)』
政斗「黙れ阿呆(笑)」
私は昨日MAILを返していなかったことを謝ろうと思った。2006-04-19 03:46:00 -
46:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
それから30分くらいして陸が現れた。
陸「学校けーへん思ったらこんなとこでイチャこきやがってぇ!」
政斗「イチャこいてないし!」2006-04-19 03:50:00 -
47:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
御飯を食べて一服している時に政斗がトイレに立った。
千夏『あっ!そぅそぅ!昨日MAIL返せんくてゴメンね。寝ちゃってて。』
陸「あぁ。いいよ?それより最近よく政斗とおるみたいやね。好きなん?」
私は必死に違うと言い張った。政斗は幼なじみみたいな感じだと説明した。
それで陸は納得していた。2006-04-19 03:55:00 -
48:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗が帰って来て、そこを出る事にした。
それからボーリングに行く事になった。
政斗「1ピン10円で賭けようや!」
千夏『えぇ〜!』
政斗「負けへんかったらいいやろ〜(笑)」2006-04-19 04:26:00 -
49:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
1時間後−…
千夏『イエーイ☆30ピン差〜☆300円づつ頂戴☆』
陸 「強いし〜(笑)」
政斗「最初のためらい何やってん!」
それから3人は適当に夜まで遊んで帰った。2006-04-19 05:19:00 -
50:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
家に着いてからベットに横になっていると携帯がなった。
〜♪
《陸クン》
「今寝かかってるやろ(笑)今週の日曜なんか用事ある??」
との内容だった。
特に用もなかったのでナイと答えた。
すると陸クンはユニバ−サルに行こうと言ぅ。
陸クンと初めて2人で会う事になった。2006-04-19 21:12:00 -
51:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
ユニバ−サルに着いて早速乗ったのが[ジュラシックパーク]陸クンは絶叫系が苦手らしく半泣きになっていた。
千夏『写真買おうよ!この顔ヒドイで(笑)』
陸 「嫌やし〜(笑)」
あっとゆぅ間に時間は過ぎて日は暮れていた。2006-04-19 21:26:00 -
52:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私たちは1日中遊びっぱなしでお腹が空いていたので御飯を食べに行く事にした。
2006-04-19 21:30:00 -
53:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
居酒屋に入って向かい合って座った。
とりあえず2人ともビールを頼んで乾杯することにした。2006-04-19 22:39:00 -
54:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
そぅこぅしているうちに時間も経って御飯も食べ終え送ってもらってる時の事。
陸 「俺と付き合ってくれへん?」
あまりに急な出来事でビックリした。こんな男前が私にこんな事言うなんて信じられなかった。2006-04-19 22:44:00 -
55:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私はそこまで好きってわけでもないし断ろうと思った。
でも私はYESと答えた。
なんとなく
【愛される恋愛】ってものをしてみようかと思った。ただそれだけ。
きっとそのうちに私も好きになると思ったから。2006-04-19 22:51:00 -
56:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
めでたく私に彼氏というものができた。
明くる日親友2人に伝えた。
2人は中々彼氏を作らなかった私に彼氏ができたことを祝福してくれた。2006-04-19 23:21:00 -
57:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
帰りのBUSの中。
「よぉっ!」
政斗だった。2006-04-20 23:43:00 -
58:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「陸と付き合ったんやろ?おめでと☆」
千夏『ありがと。』
フト私は政斗の首元で光る物が目についた。2006-04-20 23:51:00 -
59:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
それはチェーンで繋がれた軟禁錠だった。
千夏『何それ(笑)NANAのパクリ?』
政斗「そぅ。彼女がね(笑)」
その瞬間に政斗は凄く優しい顔をした。
彼女にはそんな顔見せるんだね。
千夏『愛されてんだね。』まだ見たことのない政斗の一面だった。2006-04-21 00:10:00 -
60:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
BUSを降りてからの帰り道。
政斗の家の前に差し掛かった時。
政斗「うち寄ってく?」
別に用もなかったので寄る事にした。2006-04-21 01:25:00 -
61:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
PM18:25
彼の部屋は生活に不自由しない程度の物しか置かれていないシンプルな部屋だった。
政斗「あっ!そーいえばDVD借りてんの忘れてた!一緒に見よや☆1人で見るの嫌やってん。」
千夏『恐いやつ?』
政斗「私の頭の中の消しゴム?ってやつ。」
と、DVD片手に政斗は言った。2006-04-21 02:32:00 -
62:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
その時私の携帯が鳴った。
着信《陸》2006-04-23 05:32:00 -
63:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
千夏『もしもし☆』
陸 「何してるん?会いたいねんけど今から家行っていい?」
千夏『今、政斗ん家やねん。今から映画見るしおいでよ☆』
陸 「わかった〜。行くから待ってて☆まだみんといてゃ。」
陸は怒らない。
私と政斗が仲良いのを知ってるから。
それと政斗には彼女がいるし自分と政斗が友達だから心配しない。2006-04-23 06:37:00 -
64:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗に陸が来る事を告げるとフザけて自分は邪魔者だから出ていくと言い出したので、とりあえず政斗の家だしいてもらう方向で丸め込んだ。
そうこうする内に陸が到着した。2006-04-23 23:42:00 -
65:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
陸が来てから映画を見ることになり、私は2人に挟まれて横並びになって映画を見た。
陸以外の私たち2人は笑えるほど号泣した。
映画を見終わった後に3人で喋りっていた時に政斗と陸は学校の事を喋り出した。2006-04-24 00:19:00 -
66:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
陸 「そーいえばお前!佐野美沙子フッたらしいな!何でよ!?」
政斗「何でよって言われても…彼女いるし。」
陸 「勿体ない!あんな可愛い子!」
その時、陸の方を見た。
陸 「違うよ!?もちろん一番は千夏☆」
必死に弁解してる陸は凄く可愛かった。2006-04-24 00:29:00 -
67:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
陸の話によると、政斗は学校一可愛いと言われる“佐野美沙子”と言う人に告白されたらしい。
けどその娘を政斗はフッたとの事。
千夏『彼女よっぽど可愛いんやね。』
すると陸と政斗は目を合わせて陸がいきなり笑い出した。2006-04-24 00:37:00 -
68:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私は何か変なことを言ったのかと思って焦った。
すると笑い治まった陸が喋り出す。2006-04-24 00:39:00 -
69:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
陸 「いやね、こいつのタイプだけは昔っから不思議なのよ!」
すると、政斗は言う。2006-04-24 00:42:00 -
70:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
「俺がイイんやしいいやん。」
その瞬間、私は心臓が一瞬止まった。
もし私が彼女ならめちゃくちゃ嬉しいよ。その言葉。
【私が彼女なら……−−】2006-04-24 00:46:00 -
71:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
その後すぐに政斗の家を陸と2人で出て私の家に行って陸は泊まって帰る事になった。
次の日は学校も休みなのでデートすることになり早々に眠りについた。2006-04-24 00:49:00 -
72:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−明くる日−−
家を出てとりあえず行き先も決めずBUSに乗りこんだ。
千夏『今日どこ行く?』
陸 「ベタに海遊館とか行ってみーひん?」
陸の一言で海遊館に行くことになった。2006-04-24 00:54:00 -
73:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
向かう途中も海遊館に着いてからも陸は優しく、久しく味わっていなかった愛情というものを感じた。
それはとても心地のいいもので…。
「おぃ!陸!」
後ろから突如声が聞こえた。2006-04-24 01:45:00 -
74:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私はすぐに分かった。
その声の主が政斗であることを。2006-04-24 01:46:00 -
75:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
振り返ると政斗は彼女と一緒だった。
陸と政斗とその彼女は昔からの友達で仲良さそうに喋っていたので私は1人で俯(うつむ)いていた。
足元しか見えない視界に急に政斗が入ってきた。2006-04-24 01:51:00 -
76:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「気分でも悪いんか?」
政斗の問いに私は嘘をついた。
『ちょっとね…』
それは早くこの場から開放されたかったから。2006-04-24 01:53:00 -
77:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
彼女「もぅ行こう政斗。邪魔しちゃ悪いよ。」
政斗「せやな。じゃまたな!」
陸は気分が悪いと言った私に気を使ってくれて海遊館を出て家までおくってくれた。2006-04-24 01:57:00 -
78:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
家に着いてベットに横になり天上を見ながら今日の事を思い返していた。
2006-04-24 01:59:00 -
79:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
彼女は最後に私にこう言った。
「邪魔しちゃってゴメンね。陸をヨロシクね。」と。その声は凄く可愛くて、優しくて、政斗の気持ちが分かった気がした。2006-04-24 02:02:00 -
80:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−−−…
次の日いつもの朝。
バス停で「おはよう」と笑う政斗がいる。2006-04-24 02:04:00 -
81:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗「ラブラブですやんおたくら☆ごめんなさいねぇ昨日邪魔しちゃって☆」
その言葉に言わなくてもいい事を私は言ってしまった。2006-04-24 02:06:00 -
82:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
千夏『別にそんなことないよ。なんとなく付き合ってるだけ。愛されてるのって楽やし。』
その瞬間政斗の表情が変わる。2006-04-24 02:09:00 -
83:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
「それは別に俺にゆぅことちゃうやろ。」
私は最低だ。
言ってはいけない事を言ったんだから。
私は『ごめん』とだけ言った。2006-04-24 02:13:00 -
84:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
嫌われる事は、たやすくて笑える。2006-04-24 02:19:00 -
85:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
それから暫く政斗とは会わなくなった。
2006-04-24 02:20:00 -
86:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
そんなある日陸が家まで遊びに来て私は帰りにバス停まで送って行った。
BUSを待ってる間2人でベンチに座って陸が私を抱き寄せてキスをした。
その瞬間私の目にあるモノが飛び込んできた。2006-04-24 02:24:00 -
87:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
陸 「えっ!?え!?えぇ!!?何で泣いてんの!?」
私の目から大粒の涙が溢れてきた…。2006-04-24 02:28:00 -
88:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
あるモノ…それは
“政斗”だった。
愚かな私は“愛”の意味を知ってしまった。2006-04-24 02:30:00 -
89:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
明くる日−−−…2006-04-24 02:34:00 -
90:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−政斗達の学校−
陸 「あ゙ぁーー!何で〜!」
政斗「どしたん!?」
陸 「昨日千夏にフラれた。」
政斗「何で!?別に昨日キスしたのが初めてじゃないんやろ?」
陸 「何で知ってんねーん!!」
政斗「あんなとこでしてたら見られても仕方ないやろ。」
政斗は急な出来事に驚いていた。2006-04-24 02:42:00 -
91:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
ボソっと政斗は呟いた。
政斗「ってゆーかアイツ言ってること違うし。」
陸 「何〜!何か言った?ってゆーか今日なぐさめろよ!泣」2006-04-24 02:48:00 -
92:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−千夏の学校−
千夏『陸と別れた。』
玲・綾『何で!?』
親友2人には本当の事を話した。
謝って仲直りした方がいいと言われた。2006-04-24 02:56:00 -
93:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
学校が終わって一目さんにバス停まで走って待ってみた。
けど政斗の姿はない。
諦めてBUSに乗ろうとしたとき一本の連絡が入る。2006-04-24 03:01:00 -
94:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
陸だ。
私は申し訳い気持ちでいっぱいで低いトーンで電話に出た。
千夏『もしもし…』
けれど陸は違った。かなり慌てた様子だった。2006-04-24 03:04:00 -
95:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
「すぐ病院来て!!」
あまりに気が動転している陸を落ち着かせ話を聞いて私は頭が真っ白になった。2006-04-24 03:06:00 -
96:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
政斗が事故にあって重体だという。
私は急いで病院に向かった。2006-04-24 03:08:00 -
97:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−−−−…
私はもう2度と政斗に会う事はできなかった。
もう2度と謝る事もできない…。2006-04-24 03:23:00 -
98:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
事故の原因は陸をかばって事故にあったと言う。
陸は私に急な別れを告げられヤケ酒をして酔っ払って道路に飛び出てそれを助けて身代わりになったという。
涙が止まらなかった。2006-04-24 03:28:00 -
99:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
私はもう2度と鳴らない政斗からの着信を
《木蘭の涙》
に設定した。2006-04-24 03:30:00 -
100:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
《木蘭の涙》
逢いたくて 逢いたくて
この胸の囁きが
あなたを探している
あなたを呼んでいる……2006-04-24 03:32:00 -
101:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−−−−完−−−−
2006-04-24 03:33:00 -
102:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
−−あとがき−−
完結しました。
自己満足で書きましたので読みづらいと思いますが、もしこの小説を見つけた方いましたら読んで下さい。2006-04-24 03:35:00 -
103:
◆LXqUcBnrXM
ズット最初カラ読んでましたッッ???
最後?きましたァァ???
これゎどんな歌ですか??2006-04-24 03:36:00 -
104:
桜井 ◆t4dLnSr2XU
ありがとうございます?
読んでくれてる人いないと思ってたからめっちゃ嬉しいです?
この歌はスターダスト・レビューって人の木蘭の涙《モクレンノナミダ》って曲です?
最近ウイスキーか何かのCMソングで使われてます。イイ曲ですよ?一回聞いてみて下さい?2006-04-24 03:57:00 -
105:
◆LXqUcBnrXM
ぁりが?ござぃますッッ???
?回聞ぃてみますッッ(?^?^)?2006-04-24 03:59:00 -
106:
◆LXqUcBnrXM
はぁ?ッッぃ??
楽しみにしときまっす??2006-04-24 04:22:00