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1:
◆1pKdxKNrNo
?は?http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1138919740/-52006-04-03 01:10:00 -
301:
◆1pKdxKNrNo
ビックリしてるあたしの頭を撫でながら彼が言った。
『嘘やで!笑 今日はお前につきあったろぉと思って。』『…は?』"嘘やで―"その言葉に拍子抜けして、更にホントにしようとしてた自分に恥ずかしくなった。〈何や……。〉そしてソレを残念がってる自分に気付いてまた恥ずかしさが増した。
『いちよお前も別れた訳やし落ちてるやろ?今日は飲めや。つきあったるし。』そう言ってベットから下り冷蔵庫の方へ歩くマキ。2006-05-10 06:02:00 -
302:
◆1pKdxKNrNo
そして缶ビールや酎ハイを取出しベットの上に並べた。『…何なんそれ!もぅ!ぢゃあ何でラブホなんよぉ〜!笑』そうベットに倒れ込むあたしの頬に缶ビールをあててくるマキ。
『あぁ。笑 初めは居酒屋でも何でも入ろおと思ってたけどあんまりにもお前が警戒してくるねんもん。俺おもろなってきてやなぁ。笑』『何なんよソレ!!笑』
『まぁ飲もや。笑 はぃ!』缶ビールをあけて渡された。
〈もう…。〉ホッとしたの半分、ガッカリしたの半分で、複雑な気分だ。2006-05-10 06:14:00 -
303:
◆1pKdxKNrNo
〈――でも。〉
この一週間、あたしが調子悪かったカラ慰めてくれようとしてるんだろう。後、ちょっとは責任感じてるんかな?ワカランけど。。
『ハィ、お疲れ〜。』マキもビールを開け、乾杯してきた。〈…酒も飲まれへん癖に。〉これが彼の優しさだ。あたしはだんだん気分が良くなってきてビールに口を付けた。
『そうそう、飲め飲め。今日の事とか何も考えんな!な!笑 あ、何か食うか?』そう言って何やら注文しだすマキ。
〈…んま、もぅ。〉愛しくて仕方ナィ――。2006-05-10 06:26:00 -
304:
◆1pKdxKNrNo
今思えば、あたしは彼に全く恋愛感情がなかった訳じゃないのかもしれない。
だって昔から、マキの笑った顔を見るのが好きやった。それだけで嬉しい気分になれてた。
――マキは…どうやろう。「お前見てたらおもろなってきて。」それだけで、あんなキスしたりできんの?
なんかズルイわ――…。2006-05-10 06:32:00 -
305:
◆1pKdxKNrNo
『バリ美味い!笑 マキ、コレ食ってみって!』『いいって。』『いいから食ってみって!笑』しばらくして、注文した食べ物をテーブルに並べ、2人地べたに座り込んでいた。
『…かッら!無理!笑 水ちょーだい水!』『キャハハ!!笑 顔真っ赤やでマキ!笑ハィ!コレ飲み!笑』あたしは彼に焼酎の入ったコップを渡す。『水ちゃうやんけ!!笑 お前しばくで!笑』
そう言って冷蔵庫に走るマキ。『キャハハ!!さっきマキがあたしにやった事やも〜ん♪笑』腹を抱えて笑うあたし。お酒も進む。
〈"楽しい"。〉こんなんいつ位ぶりやろう――?2006-05-10 06:44:00 -
306:
◆1pKdxKNrNo
ヒカリと付き合うちょっと前までは2人でよくこんな風に飲んだり遊んだりしてたなぁ。なんか久しぶりで嬉しいなぁ。まさかマキ、あたしが好きなんて思わんやろな…知ったら、こんな普通にできひんくなるかな?エッチしたからって、つきあってる訳じゃナィし。でもほんならいわゆる"セフレ"ってヤツ?それでもいいかも……。でもマキに好きな子出来たら――…
あたしまた幼なじみに戻されるんかな?てか、戻れんのかなぁ……。
『…綾子って!』『へッ!?』『お前聞いてへんやろ?酔ってんの?』2006-05-10 07:10:00 -
307:
◆1pKdxKNrNo
『ゴメン、考え事してた。』そう言って酎ハイを開ける。何やろ、さっきまで頭痛かったのに今は余裕。まだまだ飲めそう。
『ヒカリの事やろ?笑』マキは壁にもたれジュースを飲んでる。多分ちょっと酔ってるんやろう『ちゃうちゃう。てかアンタ何ジュースのんでるん?笑 もう終わりなん?』彼の頬に缶ビールをあてた。
『潰す気か?笑』『ハハッ!!笑 弱ッ!笑』『うっさい。笑 てかお前、携帯鳴ってない?』『え?あーんまやー。』カバンの中から光ってる携帯を取り出す。2006-05-10 07:19:00 -
308:
◆1pKdxKNrNo
画面を見てすぐカバンに戻す。『ダレ?出んでいいん?』『いいねん。非通知やし、どうせ痛電やろ。』
酎ハイをグビッと飲んだ。『痛電ってあのサイトのん?まだかかってくんの?』
『ウン、だいぶ減ったけどなぁ〜。』するとマキが呆れた様に笑いながら言う。
『てか、お前もホンマ災難やったな。サイトに番号載るとか女って恐いわ。笑』〈―あ…。〉そう言えば一つずっと引っ掛かってた事がある。
『てかさ、結局あたしの番号載せたんって桃香やったん?マキ聞いた?』2006-05-10 07:28:00 -
309:
◆1pKdxKNrNo
『そうちゃう?聞いてへんけどアイツ以外おらんやろ。』『ふぅん…そっか。』〈やっぱそうやったんカナ。〉もう終わった事だけどそんな事するような子じゃナィと思ってんけどな…。
〈ま…いいけどな。〉
『お前よー飲むなぁ。変わってくれや。笑』『飲まな仕事ならへんでしょ〜笑』それからしばらく楽しく色んな事を喋りながらあたしは一人飲み続けていた。2006-05-10 07:34:00 -
310:
名無しさん
リアルタイム?楽しみにしてます?頑張ってください
2006-05-10 07:39:00