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?ペット?-?-

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  • 1:

    ◆1pKdxKNrNo


    ?は?http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1138919740/-5

    2006-04-03 01:10:00
  • 591:

    ◆1pKdxKNrNo

    『お前ホンマなんや!殺したろかぁ!!』客は怯む事なくあたしの腕を掴んでくる。この態度を見ると大方、いつもこんな事をやってるんだろう――。
    〈ナメんなよ!〉『殺したかったら殺したら?あたし悪い事はしてないですよね?』そのやり取りに店内はざわめき再びマキが駆けつける。

    2006-06-18 07:46:00
  • 592:

    ◆1pKdxKNrNo

    『とりあえず落ち着いて下さい!』そう言ってあたしを掴んでる手を引き離そうとするマキを押して怒鳴り散らす客。
    『もお俺は怒ったぞ!!この女もこの店もめちゃくちゃにしたるわぁ!!!』
    そう言ってあたしを引っ張り出口の方へ引きずる。
    『ちょッ!マジやめて下さいって!』マキがあたしの前に立つ。

    2006-06-18 07:49:00
  • 593:

    ◆1pKdxKNrNo

    『おぅお前!やめて欲しかったらこの女土下座させろ!!俺は失礼な事ゆわれて気い済まんぞ!!!』
    〈どっちが…―ッ!〉
    『だから…』マキにも喋る隙を与えない。『お前、一番上のモン呼んでこい!今すぐ!!』他のボーイが急いで外に呼びに行き、静まりかえる店内――…。その中で再び奴があたしを睨み、『ホンマこいつのせいで皆大変よなあ!!!!』―ドンッ―『キャ!』女の子が何人か叫んでるのが聞こえた。

    2006-06-18 07:57:00
  • 594:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしは出口のドアで頭を打った。
    『やめて下さい!!』奴の体を抑えるマキ。今、あたしは頭を殴られ吹き飛んだのだ。〈…―ッ!〉その瞬間、あたしの中の何かが弾けた――。
    ―グイッ―『ぇッ?!』マキを退けて客に怒鳴った。

    『…いい加減にしろやお前!!外出ろや!オッサン!』

    2006-06-18 08:02:00
  • 595:

    ◆1pKdxKNrNo

    『んやとお前!!!!おうおぅ出ろや!いてもうたる!!!』と、ますます顔を赤くして切れる客。
    "やってもうた…" 実際マキもあたしもそんな顔してたけど、切れてたし、もう遅い。ヤケクソだ。あたしは間違ってない―!あたしの頭を抑えてくる客の手を引っ剥がし、外に追いやった。
    『このクソガキホンマに殺したる!!!』

    2006-06-18 08:06:00
  • 596:

    ◆1pKdxKNrNo

    『口だけのオッサンがイキがんなよ!!どっちがナメとんねん、ふざけんな!!!』
    『…お前ドコの娘や!!!?』客は切れてあたしの髪を引っ張る。あたしはその手をひっぱたく。
    『触んな!あたしが何悪い事してん!いい年して遊び方考えや!!!』『綾!!』マキがあたしの腕を引っ張るがあたしは気が立っていて口が止まらない。
    『何が謝れやねん!!客が偉いと思って…店ちゃうんじゃ!!女チョクるんもいい加減しろや!!!』

    2006-06-18 08:13:00
  • 597:

    ◆1pKdxKNrNo

    『綾子!お前、コイツ戻せ!』マキはそうあたしの体ごとそばにいたボーイの方へやった。〈――…ッ…〉
    『綾サン、とりあえず中いこ!なッ!落ち着きって!』そうしてあたしは引きずられる様に店内に引っ張られた。皆、あたしを見ていた。ボーイに更衣室に連れられ、『大丈夫?』と頭を撫でられ、あたしは我に帰った様に脱力した。
    〈やってもた…あたし…〉そうはわかっているのに、苛立ちがまだ収まらず、『あたし謝らんから。』とそっぽを向いて言っていた。

    2006-06-18 08:20:00
  • 598:

    ◆1pKdxKNrNo

    "最悪だ――。"
    更衣室にも誰のかもわからない怒鳴り声が聞こえてて、しばらくしてからマキが入ってきて座り込むあたしの両腕を引っ張った。
    『…何…?』彼を見上げる。もう、どうでもいい―…『謝って。』『誰に…?』『誰ってアイツやんけ。今落ち着いてるから!』『何であたしが……。』
    立とうとしないあたしを持ち上げる様に立たせ、マキはちょっと怒った様に言った。

    2006-06-18 08:27:00
  • 599:

    ◆1pKdxKNrNo

    『…綾、仕事やぞ。その辺のオッサンとケンカしたんちゃうねん。客やぞ。』…久しぶりにマキの怒った顔見るカモ…。あたしこんな時でさえ、そんな事を思ってしまうが、意地を張った。悔しいってゆうのもあって、ふてくされた様に言ってしまう。
    『…あんな客いらんやろ。』口が勝手に――…。
    『どんなんでも客は客やろ。そんくらいわかるやろ?』

    2006-06-18 08:32:00
  • 600:

    ◆1pKdxKNrNo

    〈なんなん客客って…。〉あたし触られたんやで?それでも客やししゃあないってゆうん?いっつもああゆう客はマキも怒るやん…。何でなん―…。
    この時のあたしは仕事とは関係ない、マキに対しての醜い気持ちでいっぱいだった。
    『あたしは間違った事ゆうてへんし、悪ない。謝る必要あるん?それでも謝れってゆうん?』

    2006-06-18 08:37:00
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