小説掲示板∞ぽん酢∞のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

∞ぽん酢∞

スレッド内検索:
  • 1:

    あたしの名前は御浜めい。友達には、マメって呼ばれたり呼ばれなかったり。昭和五十年後半に産声を上げてはや二十年は過ぎました。そんなの私の今までのお話。始まり始まり*。'・゚;*。・。

    2005-12-12 17:01:00
  • 198:

    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪

    静まり返った室内に電話の音楽が鳴り響く。

    *゚Д゚){ホッ。助かった…

    2005-12-21 14:11:00
  • 199:

    鳴り響いたのはコウタの電話だった。
    『んー、はいはい。ってか面接どーやった今日の2人。あっそーなん。はいはーい。』
    。。。ブチッ
    『コウタ忙しいんやろ。帰りなされよ。』
    豆が呟き放つ。

    2005-12-21 14:14:00
  • 200:

    『大丈夫大丈夫』
    『遅刻やん』
    『俺が規則やし大丈夫。』
    『ん(*゚Д゚)?』
    『あれ、言ってへんかったっけや。俺店長』

    2005-12-21 14:15:00
  • 201:

    『あ、そ。』
    元カレの出世なんかより、また修羅場が始まる事へのウンザリ感でいっぱいの豆。

    『俺行くわ』
    隆介が背をむけた。

    2005-12-21 14:17:00
  • 202:

    『ちょっと、隆チャン…!!』
    ハッとして立ち上がり、隆介のスーツを摘む
    『俺は雇われホストなんで。遅刻罰金あるんで。』
    隆介は冷たい目で豆を見た。
    『アイリも帰る!!』

    2005-12-21 14:20:00
  • 203:

    立ち上がったアイリが豆の肩にぶつかり、振り向くと豆を見て笑う。
    ----まるで勝ち誇ったような笑顔に虫酸が走った。
    アイリは隆介の後ろにピタリとくっつき玄関へ二人が歩いて行く

    2005-12-21 14:22:00
  • 204:

    足が床に張り付いてるかの様に動けない。

    ………バタンッッ!!!

    力が抜け落ち、ヘロヘロと床に座り込んだ。

    2005-12-21 14:25:00
  • 205:

    『行ってもたな』
    後ろのソファからコウタが言った。
    『…………ちょっ…とォォ』
    すするような女の声が部屋に流れる。
    『え、泣いてんのメイ。』

    2005-12-21 14:31:00
  • 206:

    『泣いてるか。┰Д┰)!!』
    『鼻声やん』
    『っさい!!!ズッ…』
    『あっハッッハ』
    『何笑ってん!!コウタがッッ!!コウタのせいやねんで!!』

    2005-12-21 14:34:00
  • 207:

    震えっぱなしの、豆のビブラートした声は、鼻水と共に部屋に響く。
    『まぁまぁ涙を拭いて』
    ティッシュが横からニュッッと出て来た。
    『やかましい!!出てけ!!』
    払い落とす。

    2005-12-21 14:37:00
  • 208:

    ?アカン??鼻水が出過ぎて鼻かんでる時間の方が長いので??また後で書きます??
    >>200-210まで?

    2005-12-21 14:40:00
  • 209:

    グイッッッ………!!!

    『ちょっ…!!』
    豆の体はコウタの胸にスッポリと埋まっていた。

    2005-12-21 22:06:00
  • 210:

    『ぎゅーッッ』
    コウタがささやく。
    不謹慎にもコウタの体はあったかかかった。

    『なぁメイー…?』

    2005-12-21 22:08:00
  • 211:

    『……ん?』
    『元カノチャン、彼氏の事好きってー。』
    『うん。』
    『ついてったよー。』
    『うん。』

    2005-12-21 22:10:00
  • 212:

    『あの元カノは手強いよ』
    『ハハッッ。うん。』
    『彼氏もキレてたよねー』
    『…うん。』
    抱きしめてるコウタの腕が、小さく震えてる事に気付いた。不謹慎に輪をかけて不謹慎だが、居心地がよかった。

    2005-12-21 22:16:00
  • 213:



    『……俺でいーやん?』

    コウタの声が耳にかかる。こそばくてキュンと身震いした。

    2005-12-21 22:19:00
  • 214:

    『……………ッッ…。』
    『…メイ、俺はほんまにお前すきやし。』
    包まれていた温かい腕がほどかれる。
    『ま…、考えとけ』
    立ち上がり、ジャケットを取ると玄関へと向くコウタ。

    2005-12-21 22:22:00
  • 215:

    『…………コウ…』
    綺麗にシワひとつない、細めのスーツに甘い香りを纏ったコウタの体が振り向く。
    『ん?』
    『……あ…、いや何もない…』

    2005-12-21 22:26:00
  • 216:

    『ハハ。何やそれ。ほな』
    コウタを目で送る。
    立ち上がる気力がなくて、座り込んだまま。
    『じゃねー☆』
    『ん。お疲れ。』

    2005-12-21 22:30:00
  • 217:

    …パタンッッ。。。。
    隆介と元カノが出て行った時よりも、それはそれは柔らかい音で、
    コウタを送り出したドアは部屋に音を響かせた。

    『…ッハァァァァ。。。。まじヤバイって。どーしよぉ……』

    2005-12-21 22:34:00
  • 218:

    ?今日はこのへんで??
    >>200-220まで?

    2005-12-21 22:35:00
  • 219:

    部屋にぽつんと一人。
    『ってか寒。』
    身震いすると、暖房をつけ、カーテンにくるまり、初春の夜空を見上げた。
    『ハーァ。もー…。』
    一人で見上げる夜空はあまりに大きくて、真っ暗な世界に一人ぼっちになってしまったかのような孤独が襲いかかってきそうで恐くて慌ててカーテンを閉めた。

    2005-12-22 01:31:00
  • 220:

    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪

    『ん?鳴ってる*゚Д゚)?』
    ソファに転がっている携帯を手に取る。
    -------パカッッ。。。

    2005-12-22 01:33:00
  • 221:

    『メールか…。』
    -----ピッ!!
    『はぅッッ*゚Д゚)!!隆チャンから!!どどどーしよ!!別れるとかかカカカ!?』
    -----ピッ!!
    『……*゚_゚)ん?』

    2005-12-22 01:37:00
  • 222:

    【今日から、しばらくは実家帰るわ☆】



    『…………。……こんなん…こんなん明らか修復不可能なんちゃうん…。いきなり実家とか、……ちょっ…と、もーぉ…』

    2005-12-22 01:41:00
  • 223:

    ?本当に寝ます?おやすみなさい?

    2005-12-22 01:42:00
  • 224:

    名無しさん

    2005-12-22 02:04:00
  • 225:

    それから何日も、
    魂がどっか行っちゃったみたいに抜け殻の様になりながら豆は生活をしていた。
    バイトへ行き、職務をはたして家に帰る。
    何日たったかも振り返らず、気の抜けた生活を送っていた。

    2005-12-22 14:18:00
  • 226:

    『は!?』
    『だから、終わったって』
    『それから隆介くんからの連絡は?』
    『ん、ない。』
    豆のバイト先に来てアイスティーを飲みながらサリは鏡を見ていた。

    2005-12-22 14:23:00
  • 227:

    『あんたは隆介くんに連絡しないん?』
    『んー。ねぇ』
    『いやいや、大丈夫なん?あんた!?』
    『え、大丈夫やん。健康よ』
    -----カウンターで向かい合いながら洗いものに集中して、サリの声も上の空。

    2005-12-22 14:26:00
  • 228:

    『まぁ、隆チャンは隆チャンなりに考えた結果なんちゃうか』
    『他人事やな*゚Д゚)』
    『だってねぇー。あたしがバタついても、隆チャンの気持ちはどーにもならんでひょ』
    『せやけどやな』
    ----サリの顔はいつになく困った顔。ボーーっと眺める豆。

    2005-12-22 14:30:00
  • 229:

    カランカラン。。。。

    『あ、いらっしゃっいま…』
    豆は目を疑った。
    『もっももも元カノ*゚Д゚)!!』

    2005-12-22 14:33:00
  • 230:

    『え(。゚∀゚。)』
    サリは、カウンターの豆と、ドアに立ってる隆介の元カノ、アイリと友達の二人組をなぜか嬉しそうに見合わせる。
    『しょっぼい店』
    ------小さな声でアイリの友達が言った。続けてアイリが鼻で笑う。
    『……いらっしゃいませー。』

    2005-12-22 14:36:00
  • 231:

    『ご注文は?』
    『ドンペリ』
    『…アルコールはご提供してないんですよー。』
    『じゃあピッチャーでオレンジジュース』
    『アイリまじウケるってぇ☆あたしもピッチャーでぇ』

    2005-12-22 17:54:00
  • 232:

    ぶっ殺したい気持ちを押さえ、ヒクヒクしながら握る伝票は、今にも半分に割れそうになっていた。
    『ってかァァ、ピッチャーもないトカぁ?』
    『…………オレンジジュースですね。』
    はち切れんばかりの血管が脈打ちながら、豆はカウンターに戻るなり食器棚の1番下を勢いよく開けた。

    2005-12-22 17:59:00
  • 233:

    『ってかアイリまじで!?』
    無駄にでかい声が狭い店内に充満する。
    『まーぁじで☆アイリなぁ隆介とヨリ戻ってぇん☆』

    ?(`Д´*!!?

    2005-12-22 18:03:00
  • 234:


    いち早く反応したのは、カウンターの下にしゃがみ込んでいる豆、
    …ではなくカウンターに座っているサリだった。
    『ちょっッッ豆っ!!!聞いた今!!?おい豆!!』
    カウンターから身を乗り出してサリはしゃがみ込んでいる豆にぼそぼそ話しかける。

    2005-12-22 18:06:00
  • 235:

    『聞いた聞いた』
    スッと立ち上がると、冷蔵庫から缶のオレンジジュースを両手いっぱい取り出す。
    『ん*゚Д゚)豆?ジュース多くない??』
    『(。゚∀゚。)いーのだ☆』
    そんな中、アイリと、その友達は相変わらずボリュームMAXで会話を続ける。

    2005-12-22 18:12:00
  • 236:

    *+*+*スタスタスタスタ
    『お待たせしました』
    『早!!ピッチャーじゃないとアイリ飲まへんで〜ッッ☆』
    『(。゚∀゚。)どーぞ』
    ━━━━━━━━━ドンッッ!!

    2005-12-22 18:15:00
  • 237:

    『ッッハァ!!?ちょっと!!何なんよこれ!!』
    アイリと、その友達の前には並々とオレンジジュースの注がれた………花瓶。

    『ダッヒャッヒャッヒャーーッッ!!』
    サリが笑い出す。

    2005-12-22 18:18:00
  • 238:

    『意味不明やし!!あんた客馬鹿にしてんの!!?』
    ----アイリは黒いヒジキみたいな目で豆を睨み上げる。
    『いえ(。゚∀゚。)お客様がピッチャーとオーダーしたんで。たらふく飲みたいのかと。』
    ----しれっと返答。

    2005-12-22 18:21:00
  • 239:

    『なめてんちゃうで!!』
    幸い、客の居ない店内で、アイリの友達が怒鳴りながら立ち上がる。
    『ダッヒャッヒャッ!!!いやいや!!君らが頼んだんやん☆』
    サリがカウンターから立ち上がり近付く。

    2005-12-22 18:25:00
  • 240:

    『ハァ!!?誰あんた』
    ----サリを睨みつけるアイリの友達。
    『あたし?サリ。』
    『聞いてへんしな』

    2005-12-22 18:27:00
  • 241:

    『ほんなら、お前らの糞やかましい恋愛話しこそ聞いてへんしなぁ』
    サリは笑いながら睨む。
    『んやとコラ』
    どうやらアイリの友達はヤンチャ娘みたい。
    舌を回しながらサリに啖呵を切る。

    2005-12-22 18:30:00
  • 242:

    ------パシャッッ。。。

    アイリ友達が突如サリにオレンジジュースをぶっかけた。

    キレたのは、豆。

    2005-12-22 18:31:00
  • 243:

    『………だぁっとったらイチビリやがって。しゃしゃってんちゃうぞゴラァ!!!』

    いきなりの豆の怒鳴り声にサリ以外は一瞬びっくり。
    サリは笑う。

    2005-12-22 18:34:00
  • 244:

    『久々に乱闘じゃい』
    『間違いない』

    豆はシャツの袖をめくる。
    サリは手のひらをコキコキ。

    2005-12-22 18:35:00
  • 245:

    ?中断します??
    >>228-247まで

    2005-12-22 18:38:00
  • 246:

    ここまで豆がキレたのはアイリの一言が引き金だった。

    『隆介はホストやし〜。何気売れっ子やん☆地元でも昔から目立ってたし。あたしフラれた事なかったしまじ腹立ってなぁ☆まぁちょっと泣いたらホイホイ寄ってきたわ。』

    これはアイリの友達がオレンジジュースをサリにぶっかける何分か前のアイリの一言。

    2005-12-23 13:50:00
  • 247:

    豆は豆なりに隆介を大切にしていた。
    それをこんな女の安っぽい『見栄』と『プライド』に掻き乱されたんだと確信すると、なにかがブチ切れた。

    『キャハハ!!まじキレてんのー?ってか顔こわぁッッ』
    ブチ切れた。

    2005-12-23 13:53:00
  • 248:

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━
    『ってッッ』
    『豆かなり暴れたな』
    『サリこそ。ッッいてて』
    『泣いてたしな。なんやあれ。おもんない』

    2005-12-23 13:55:00
  • 249:

    サリの手から吹き出すマキロソが、豆の顔の赤々しい擦り傷にしみる。
    『ってか、店これ大丈夫なん?かなり痛々しいで。』
    『昨日から店長旅行行ってるしあさってまでに片付けたら何とかいけるやろ。サリこそ、ホステスが顔腫れてるとか大丈夫なん。』
    『休み決定やわ』
    『ヒャヒャ。ほんまやな。ごめんやで。』

    2005-12-23 14:00:00
  • 250:

    『謝んなって』
    ----このサリの言葉はマキロソより身に染みた。

    それから何日かはまた、何にもなく平々凡々に流れて行った。

    2005-12-23 14:04:00
  • 251:

    ♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪

    『*゚_゚)?誰これ』
    豆は仕事の帰り道、携帯に写る見慣れない番号を見つめながら歩いていた。
    『………ハイ?』

    2005-12-23 14:07:00
  • 252:

    『メイ…?俺。隆介やけど。連絡できんくてごめん』
    『…………あ、うん。』
    『アイリに何かした?』

    *゚Д゚)!!?

    2005-12-23 14:14:00
  • 253:

    名無しさん

    ぁげます?

    2005-12-23 14:15:00
  • 254:

    名無しさん

    2005-12-23 17:42:00
  • 255:

    名無しさん

    マキロソってなに?

    2005-12-23 22:04:00
  • 256:

    商品名とかは本間は書いたらアカンから気にしてるんちゃうかな??

    2005-12-23 22:29:00
  • 257:

    ?名無しサマ達サマ?書き書きありがとうございます??マキロソはご説明の通り?ちょっと気を使いました?またわからんかったら書き書きして下さいね?

    2005-12-23 22:55:00
  • 258:

    『なんかって何。』
    『いや、アイリがメイとメイの連れにしばかれたって言って泣いてたし、』
    『それ鵜呑みにしてかけてきたん』
    『いや、だからホンマか確かめよう思って』
    ----こっちは相手女やし気使って顔は殴ってへんのにアイリと連れには顔まで殴られたってのに何が泣いてたやねん。

    2005-12-23 23:00:00
  • 259:

    『だいたい隆チャン、いきなり久しぶりに電話かけてきたらそれかいな。』
    『連絡出来んかったんはホンマごめん。携帯なくして今連れに借りてんやって。』
    『さいでっか。用件それだけ?疲れてんねんか』
    ----久しぶりに最愛の人の声を聞けてるってのに、その時の感情は【喜び】ではなく【欝陶しい】だった。

    2005-12-23 23:04:00
  • 260:

    『ごめん。』
    『謝ってもらっても。もー…、切っていい?』
    『……またかけるわ』
    『うん。仕事頑張ってな』
    *+*+*ピッ。。。。。

    2005-12-23 23:07:00
  • 261:

    そもそも、あんな乱闘が起きた事の発端は、アイリが隆介をけなして腹が立ったのだ。
    つまりあたしはあんたを馬鹿にしたアイリにお仕置きしてやる為だったのだ。

    『くそ。あ゛ー胸糞悪。』
    帰り道、目についた看板を蹴った。看板が凹んでビビった。

    2005-12-23 23:13:00
  • 262:

    『そらないわなぁ』
    サリは鍋を突きながら言う。
    『やろー。』
    鍋は真っ赤なキムチ鍋。辛い辛いとサリが突く。主人の帰らぬ我が家でサリとサリの生意気娘と楽しく鍋パーチー中。
    『でも豆、別れる気はないんやろ?あ、白菜取って』

    2005-12-23 23:17:00
  • 263:

    『ホイ。あ、春雨も入れて。ってかなぁ、別れるとか別れへんとかの前に、別れてるんちゃうかいな。すでに』
    『(゚Θ゚・)………アハハ』
    『アハハ(。゚∀゚。)』
    『ってあんた笑ってる場合か。ビール取って』

    2005-12-23 23:21:00
  • 264:

    ?今日はここまでデス?
    >>249-267まで?

    2005-12-23 23:29:00
  • 265:

    名無しさん

    2005-12-24 00:18:00
  • 266:

    『…い!!おーい豆ー』
    ?(`Д´*)!!
    『ん…。オハヨ。。。』
    『ヨダレ、ダッハッハ!!ヨダレたれてんであんた!!』
    ----気がついた時は既に朝だった。

    2005-12-24 15:04:00
  • 267:

    『頭いてー…。』
    『帰るわ』
    『お疲れ。』
    ----サリが出て行った後、ゆっくりと体を起こす。
    『烏龍茶ー…飲まな死ぬゥゥ』はいつくばりながら冷蔵庫へ向かう。

    2005-12-24 15:07:00
  • 268:

    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪♪

    『やかましいぃぃ(*Д*)誰やねん』
    死にかけの二日酔いの頭を摩りながら携帯を捜す。

    2005-12-24 15:10:00
  • 269:

    ピッ。。。。『はいィー。』
    『メイ?俺やヶド』
    『あぁコウタ。』
    『寝起き?』
    『ぅん。何か用?』

    2005-12-24 21:41:00
  • 270:

    『彼氏とどーなったー』
    『君のおかげで最悪や。』
    『まじで』
    『はは、嘘嘘。』
    ----くわえた煙草から白い煙が舞い上がる。

    2005-12-24 21:43:00
  • 271:

    『コウタは関係なしで隆チャンとは終わったでー』
    『まじで?』
    ----電話ごしのコウタの声は、一瞬真剣さを醸し出していた。
    『まじで。』
    フゥっとため息のように煙を吐き出す。クラクラと頭が回ったように暈がした。

    2005-12-24 21:48:00
  • 272:

    『そっかー。つまり俺と…』
    『ないない。』
    『返事早いねん!!』
    さっきまで、鉛のように重く痛かったはずの頭が少し軽くなった気がした。
    『あはは。コウター?』

    2005-12-24 21:53:00
  • 273:

    『んー?』
    ----電話ごしのコウタの声が柔らかい。
    『…ありがとな』
    『はぁ?何やそれ』
    『何となく。感謝した、今』

    2005-12-24 21:55:00
  • 274:

    『あはは……』
    『メイ、泣いてんの?』
    ----つくづく、コウタは勘がいい男だと思う。
    『泣いてへんわ!!』
    『…大丈夫か?メイ?』

    2005-12-24 21:58:00
  • 275:

    『大丈夫。切るわ』
    *+*ブチッッ…。。。
    半ば無理矢理に電話を切る。携帯を持つ手で目を拭う。

    何故涙が出るのかはわからないが、コウタと話して気付いた事が有った。コウタと話して初めて気付いた。

    2005-12-24 22:02:00
  • 276:



    聞きたかった声は、他の何でもなく、隆介の声だった。

    2005-12-24 22:03:00
  • 277:

    コウタと別れてから、もうきっと一生ひとりで。
    老後は白髪で猫でも撫でてるような淋しい老婆になるんだと思って生きてきた。
    隆介なんて計算違いだった。
    気がつけば、自分でも見失ってしまうほどに、
    ━━━隆介が好きだった。

    2005-12-24 22:08:00
  • 278:

    『隆チャン…隆チャぁぁ…!!!会いたい…隆チャンに会いたいぃ……!!!ぅわぁぁん!!!』

    誰も居ない、本当はもう一人居るはずの誰も居ない部屋で、女が一人、声をあらげて泣いていた。

    『グスッ…グシッッ…』

    2005-12-24 22:13:00
  • 279:

    アイリとヨリを戻したって聞いた日から、豆はどこかでずっと我慢してきていた。
    何かのフタが、飛び出した。

    泣いて泣いて、枕に顔を押し付けて泣いた。

    2005-12-24 22:16:00
  • 280:

    ────淋しい。

    豆は泣き疲れてソファにもたれていた。その時。。。。

    *+*+*ピンポ────ン!!

    2005-12-24 22:19:00
  • 281:

    『…隆チャン!?隆チャン!!』

    インターホンの鳴る玄関に一目散に走り出す。
    ガチャガチャガチャガチャ!!!
    『隆ッッ!!!……!?』

    2005-12-24 22:21:00
  • 282:

    『……コウタ…』
    『やっぱり。泣いたんや。ってブッサイクな顔。』
    コウタの手が頬に触れる。
    『手、冷た…』
    頬に触れたコウタの大きくて細い手が冷たくて、心地よい。

    2005-12-24 22:25:00
  • 283:





    ━━━━━もうどうでもいい。怖い位に愛おしい人は、もういらない。忘れたい。

    2005-12-24 22:28:00
  • 284:



    *+*+*パタンッッ。。

    コウタと豆を、ドアは静かに部屋へと仕舞い込んだ。

    2005-12-24 22:30:00
  • 285:

    ??今日はここまで?
    >>270-288まで書きますた?

    2005-12-24 22:31:00
  • 286:

    さら

    あげ??

    2005-12-25 15:10:00
  • 287:

    名無しさん

    ?

    2005-12-26 14:51:00
  • 288:
    2005-12-26 14:52:00
  • 289:

    『…………』
    ----会話はない。
    『ま、鼻でもかみなよ』
    『………ヂーン…』
    『まだ要る?』

    2005-12-26 17:28:00
  • 290:

    『…いらん』
    『そ。』
    ----ボスッっとソファに腰を落としたコウタ。
    『……………。』
    『メイ。おいでー?』

    2005-12-26 17:38:00
  • 291:

    チョイチョイと、コウタの指が立ちんぼの豆の手先に触れる。

    *+*+*+*ポスンッッ…

    肩に沿って置かれているコウタの腕を包むスーツは少し冷たくて、でも首筋をみると少しだけ汗ばんでいた。急いで来てくれたんだろう。

    2005-12-26 17:44:00
  • 292:

    騙くらかして何分も立つ。
    コウタの薄い唇から吐き出される白い煙を見つめたまま。
    『………』
    『あーぁ。なんか俺なー、来る時とかお前とヤル気満々やってんヶドなぁあ。』
    『*゚Д゚)!?』

    2005-12-26 17:48:00
  • 293:

    『暇やしー、ヤっちゃう?』
    ---ニカッと笑うコウタ。
    『……プッ。アハハ』
    ---つられて笑う豆。
    『アハハ。……飯でも行くか☆』

    2005-12-26 17:51:00
  • 294:

    『…うん☆』
    『決まりやな☆お前、上とって来いや』
    ----コウタが奥の部屋にアゴを向けた。
    『おーょ☆』
    立ち上がり、スタスタとスリッパを鳴らしながら廊下を歩く。

    2005-12-26 18:12:00
  • 295:

    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪♪

    『メイー!!!電話!!』
    『ん?はいー。』
    。。。。。。。。。。。パタパタパタ!!!

    2005-12-26 18:18:00
  • 296:

    『?(゚Θ゚・。』
    『ん?出ーへんの?』
    『あ、出る。』

    *+*+**+*+**+*+ピッッッ!!

    2005-12-26 18:20:00
  • 297:

    『……はい』
    『メイ?俺。隆介やけど』
    『うん。』
    『今どこ?』
    『え?なんでなん』

    2005-12-26 18:22:00
  • 298:

    『俺な、やっぱりちゃんと仲直りしたくて、ハァ、着いた。
    今家の前☆』
    『え*゚Д゚)!!?』

    ピンポ───────ン。。

    2005-12-26 18:24:00
  • 299:





    ━━━━━━━ヤバイ━━

    2005-12-26 18:24:00
  • 300:

    ?中断します??
    >>293-303まで書きました?

    ?さらチャン?ヵキコありがとうございます??よかったら下げでヵキコお願いしますね??またヵキコ待ってます???
    ?名無しサマ?絵文字かな?見えないヶド足跡??ありがとうございます??
    ?名無しサマ?sage協力ありがとうございます??また感想待ってます?

    2005-12-26 18:29:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
∞ぽん酢∞を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。