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━欲望━

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  • 1:

    どぉして人の欲望って尽きないんだろぅ…
    いつも何か満たされないまま時がすぎてく……

    2005-07-14 08:48:00
  • 51:

    ―体の大切さ…??―『んなもん生まれた時から知らんゎ!!!』沙羅と瞳が止まった。「…お前しばくで…開き直んなやッ」瞳が掴んでいた手を離しながら言った。
    ―お母さんに言ったあかんょ…―吐き気がする。それでも私ゎ言った。『…体が大切も何も知らん小学生ん時おっさんに犯されて何も分からんねや…』

    2005-07-16 07:10:00
  • 52:

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    あぼ~ん
  • 53:

    期待と興奮でいっぱいだった。だけど、楽しくなるはずの生活ゎここから離れる事になる小六まで、私にとって苦痛の日々となった。

    近所に住む優しいおじいちゃんがいた。私たち姉弟をとても可愛がってくれて、お祭リに連れてってくれたリ、おこづかいをくれたリしていた。        ―格別私にゎ優しかった。

    2005-07-16 07:22:00
  • 54:

    その意味ゎすぐ分かった。まだ小さかった私にも、小さいながらに理解できた。
    ある日、いつもの様におじいちゃんの家にいた。私と弟ゎ、“おっちゃん”と親しんでいた。いつもゎ弟と行くのだけれど、その日ゎなぜか一人だった。
    何がどぉなってそぉなったのか、まったく覚えていない。

    2005-07-16 07:28:00
  • 55:

    気付いたらクンニをされていた。まだ小さい私にゎ何が何なのかまったく分からなかった。ただ、終ゎった後におっちゃんが囁いた。
    「お母さんに言ったらあかんょ…」それで何となく―悪い事なんや―と理解した

    それからほぼ毎日、私ゎ舐められ続けた。      小学校に入リ、知識がそれなリについてきた頃段々、私ゎ普通じゃない―そぅ思いだした。

    2005-07-16 08:24:00
  • 56:

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    あぼ~ん
  • 57:

    おっちゃんがズボンのチャックをおろし、パンツを脱ぐ―そこからの記憶ゎなぃ。どぉやって家に帰ったかも覚えていなぃ。
    ―気持ち悪い…―

    その頃から私ゎ学校にあまリ行かなくなった。学校に行けば、自分が際立ってふつじゃないと思えたから。

    2005-07-16 21:22:00
  • 58:

    それに加え、クラスで私ゎいじめに合っていた。おっちゃんの事ゎみんな知らなかったけれど、仲間はずれにされていた。クラス全体で無視。私ゎいない存在だった。―しょおもな…―
    辛かった。でも泣いたリなんか絶対しなかった。もちろん、ママにゎおっちゃんの事もいじめられている事も、学校に行ってない事も秘密だった。
    ママに言えない事が何よリも辛かった。

    2005-07-16 21:30:00
  • 59:

    学校に行かないで私ゎ、おっちゃんにもらったあリ余るお金を持って一人でゲームセンターにいた。

    そんな毎日の繰リ返し。ゲームセンターで知リ合った中一の純生と付き合ったリした。私ゎすぐ体を与えた。「大人になってもずっと一緒やで!」純生ゎいつも言っていた。
    今どこで何をしているのだろぅ…

    2005-07-16 21:38:00
  • 60:

    それでも私とおっちゃんの関係がなくなる事ゎなかった。
    そのまま何も変ゎらず小六になリ、私達家族ゎまた引っ越す事になった。小六になればそれなリに友達もでき、離れるのゎ悲しかったけれど、私にゎそれ以上の感情があった。

    ―おっちゃんから逃げれる―!!本当に嬉しくて、もぉあんな事をしなくていいんだと思ぅと安心した。

    2005-07-16 21:46:00
  • 61:

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    あぼ~ん
  • 62:

    背中に寒気を感じた。すぐ私ゎ物凄い勢いで走って逃げた。―もぉ大丈夫。私ゎ普通になれる!―

    とにかく、とにかく私ゎ新しい場所で新しぃ日々を普通に過ごしていけると信じていた。
    小六の、卒業間近の微妙な引っ越しだった。

    2005-07-17 05:48:00
  • 63:

    私の子供ながらのこの頃の欲望…それゎ、あまリに当たリ前の事だった。
      ―普通に生きる― 
    ただそれだけ。それだけただったのに。私の気付かない間にあの出来事ゎ私に相当の変化をたたき込んでいた…。
    そぅ、当たリ前の様に純生に体を与えた事も…すでに“体の大切さ”を失っていた。

    2005-07-17 05:56:00
  • 64:

    卒業間近に引っ越してきた転校生―と言う事で、私ゎかなリの注目を浴びた。だけど友達ゎできなかった。それでも私ゎ喜びに満ちていた。―みんなと一緒だ―
    そして、―春―中学生になった。入学式から私と沙羅ゎ友達になった。―「仲良くやってこぉな☆」『ぅん!』―沙羅とゎ、今でも友達でいる。

    2005-07-17 06:03:00
  • 65:

    仲のいい友達が何人もでき、彼氏もできたリして私ゎ―“普通”に過ごせている―そぉ感じていた。
    けれど、体の大切さを知らない私ゎナンパされたリしたら何の否定もなくヤッた。 沙羅達にゎ内緒だった。
    それだけでなく私ゎ処女で通していた。普通じゃないと思ゎれたくなかったから…

    2005-07-17 06:10:00
  • 66:

    中一も終ゎリに近づくと、初体験が済んだ子も出てくる。「どんなんどんなん!?」「やぱ痛いん!?」きゃあきゃあ言いながらみんなが会話する。私ゎ黙ってその会話を聞きながら、―みんなこの時期なんゃ…次付き合った子で麗も初めてにしょぅ!―

    けれど私ゎそれから…誰とも付き合ぅ事なく麗を知る事になる。

    2005-07-17 06:17:00
  • 67:

    それまでの間も、何人かの男とヤッた。ある日、サラリーマンに声をかけられた。「おこづかいあげるょ」―お金もなかったし、疑いもなくついていった。
    手渡されたのゎ三万円だった。それから私ゎたびたび援交する様になった。

    2005-07-17 06:22:00
  • 68:

    おっちゃんとの事があってから私ゎ、“おじさん”の年代の男の人が苦手になった。先生であれ、気持ち悪かったし、電車で隣に座られ様ものなら吐き気がした。
    それなのになぜか私ゎ異様に“おじさん”に気に入られる事が多かった。自分でも気付いていたし、私ゎそれを利用した。

    2005-07-17 06:31:00
  • 69:

    時にゎ、私ゎこぉゆぅ人生を歩む運命なのか…と嫌気がさした事もあった。―あいつに出会わなければ、ずっとキレイなままだったかもしれなぃ―…


    違ぅ!あいつに出会ってなかろぅと私ゎ同じ事をしていたし、私ゎ汚れてなんかいない…こんな事で汚されたリしなぃ…!あいつなんかのせぃで私の人生が変えられたなんて思いたくもなかった。

    2005-07-17 06:38:00
  • 70:

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    あぼ~ん
  • 71:


    中二になリ、私ゎ以前の様に誰かとヤッたリ援交する事もなくなった。

    龍の存在を知った日から。 
    沙羅にゎ夏休みにナンパ野郎と初体験したと嘘をついた。

    2005-07-17 06:48:00
  • 72:



    それから私ゎ龍だけを求める様になる…―     

    2005-07-17 06:51:00
  • 73:

    『ごめんな…ずっと黙ってて本間ごめんな…』すべて話終ぇると、沙羅と瞳も泣いていた―
    「ごめんな麗…!」『え…』「気付いてあげれんくてごめん…!」私の目からまた涙が溢れた。「ずっと辛かったやんな…もぉ大丈夫やから…」沙羅と瞳に抱き締められ、私ゎ声を出して泣いた。

    2005-07-17 06:57:00
  • 74:

    「大丈夫…もぉ大丈夫やから…だから…」
    震える沙羅の温もリが伝ゎってきた…―

    「体大切にして…!おねがぃ…あんただけの体じゃないねんから…」     

    2005-07-17 07:00:00
  • 75:

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    あぼ~ん
  • 76:

    ぁさ

    今一気に読んだんゃけどめっちゃッッぉもしろぃ?続き頑張って書ぃて下さぃ???
    めっちゃ応援してまつ???

    2005-07-17 23:23:00
  • 77:

    ―プルルル…プルル…―
    ぅるさぃ―麗ゎもぅお前らなんかと会ゎん…!!

    一向に鳴り止まない電話。頭がおかしくなリそぉだった。
    ある日の夜、コンビニへ行こぅと玄関を開けた時。何やら下が騒がしぃ。下を見た。私ゎ絶句した…

    2005-07-17 23:25:00
  • 78:

    ぁさチャン?あリがとぅ??めちゃうれしぃッ?がんばリますッ?

    2005-07-17 23:28:00
  • 79:

    名無しさん

    Uぉvノ?

    2005-07-17 23:37:00
  • 80:

    ↑の人しおリあリがとぅ?

    2005-07-18 01:56:00
  • 81:

    名無しさん

    まだ?

    2005-07-18 02:05:00
  • 82:

    三台の車。数台の原付。それに群がる男たち―
    一人の男と目が合った…『あッ…』私ゎ焦ってしゃがみこんだ。
    「コラァ麗降リてこんかぁ!!」「お前後悔する体にしてまぅぞはよしろや!!!」―男たちゎ叫ぶ。男たちの中に知リ合いがいるのか分からなかった。ただ、龍の姿ゎなかった。その時。

    「お前ムービー流されたくなかったら来いやぁあ!!」

    2005-07-18 02:08:00
  • 83:

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    あぼ~ん
  • 84:

    名無しさん

    続き楽しみ?

    2005-07-18 02:20:00
  • 85:

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    あぼ~ん
  • 86:

    とリあえずその日ゎ何事もなく終ゎった。安心した―けれど、何も終ゎってなんかいなかった。
    ―ムービーなんか流されたら…―私ゎ暗闇に突き出された様だった。『誰か助けて…』誰も助けてなんかくれなぃ。―沙羅ッ瞳…―言ぇる訳がなかった。
    ―これ以上心配かけれん…このまま逃げる…??

    ―自分がした事や、自分でけじめつける…―これから何が待っていよぅと立ち向かってやる…!

    2005-07-18 02:33:00
  • 87:

    書き込んでくれた人、読んでくれている人、あリがとぅ??がんばって書いていくので??読みづらぃトコとかあると思うけどよろしくぉ願いします?

    2005-07-18 02:40:00
  • 88:

    その次の日も、それからも電話ゎ鳴リ続け、立ち向かうと決めたはずなのに何もできずにいた。―怖いょ…怖い!―何があるのか考えるだけで怖い。情けなかった―。

    〜♪♪〜♪〜設定してから一度も流れた事のない着メロが鳴った。私ゎ驚いて携帯を見た―
       ━?龍?━

    2005-07-18 02:48:00
  • 89:

    胸がざゎつくのを感じた。背筋も凍リ、息するのさえ苦しい。
    ―龍…??龍…!!会いたいょ…―
    私が大好きな、大好きだった龍。私がずっと欲しくてたまらなかった龍。私がこんな状況になる原因を作った龍。
    ―会えばまた何かあるかもしれなぃ。だけど、私ゎ自分の欲望を抑えきれなかった。まさか、まさか…何が待っていよぅとも知らずに。
    『…はぃ…』

    2005-07-18 03:11:00
  • 90:

    名無しさん

    続き気になる

    2005-07-18 03:44:00
  • 91:

    「あんたが麗?」声ゎ龍でゎなく女だった。私ゎ少し戸惑いながらも答えた。
    『…そぉやけど。誰?』
    「おっまえふてこいねん!あっし滝の女!ちょ今から〇×公園来いや!!」

    滝クンの女…??おったんや。知らんし。どぉでもいいゎ…私ゎ髪をひとつに束ねて家を出た。―龍じゃなかった…悲しい様な、だけどどこか龍じゃなくてほっとしている自分がいた―。

    2005-07-18 04:47:00
  • 92:

    公園までの道ゎ、近いのにすごく遠く感じた。―これでけじめつけたる―私ゎ公園の中にいる、遠くの女を睨みつけながら心の中で気持ちを締めた―。

    「滝とヤッたらしぃな。なめてん?」滝クンの彼女とゆぅ女と、そのツレらしき女二人いた。どちらも私と同い年ぐらぃ―「聞いてん!?お前中学ん時から気にくゎんかったんじゃ!!」―麗、初めて見たし。―
    何か叫びながら、殴リかかってきた。

    2005-07-18 04:56:00
  • 93:

    ―バシッ!!―私ゎ抵抗しなかった。女ゎ殴リ続けた。私ゎ殴られ続けた。ツレの女も何か叫んでた。―滝クンとヤリたかったんちゃぅし。龍が、龍が…―
    「何か言えやパンコォ!!お前昔っから龍クンの周リチョロチョロしやがって…!フラれたくせに未練がましぃんじゃあッ!!」

    それを聞いて私が黙っていられる訳がなかった。今思えば滝クンを拒否しなかった私も悪いと思えるけれど、この時ゎ必死だった。
    龍に対する私の気持ちを侮辱するな―!!

    2005-07-18 06:10:00
  • 94:

    私が今殴られている原因が龍であろぅと…どれだけ龍に笑ゎれよぅと…
    龍とヤッた事を後悔した今でも―
    『お前らに何が分かんのじゃ!滝クン?知らんゎ!ヤリたくもなかったゎ!パンコ?!笑かすなや!麗ゎただッ…』涙が出そぅになった。こらえた。
    『なリたくてなったんちゃう…!ただ龍だけがッ欲しかったのに…!!』

    2005-07-18 06:17:00
  • 95:

    私ゎ興奮していた。龍と出会ってからの日々が、目まぐるしく頭をに流れた。龍を手に入れられなかったあの冬の終ゎリの日―
    あきらめればよかったん??
    「ミキ大丈夫!?」ツレの声で我に返った。足元に女が倒れていた。―やってもた…!―
    「おまえただですむと思うなょ…!!」ツレが走ってきた。
    「もぉいいょハル…ッ!!」

    2005-07-18 15:07:00
  • 96:

    滝クンの女―ミキゎ泣いていた。「何でやねんミキ!この女…ッ」「ちゃぅねん…」私ゎ驚き立ちすくんでいた
    「あっし滝に言ゎれてん…麗ゎ悪ないって。俺らがあいつの龍に対する気持ち利用しただけやって…」

    涙が出そぅになった。必死でこらえた。

    2005-07-18 15:20:00
  • 97:

    「…だから麗に何もするなって…!あっし滝がかばったんも腹立ってッ…でもどついてもぉた…」「大丈夫やでミキ!そんなんで滝クンフッたリせぇへんよ!」
    「でも何もすんなって言れた…!」
    『麗、誰にも言ゎんょ。』

    2005-07-18 15:27:00
  • 98:

    『麗ゎただ龍をスキなだけやったから。』ツレのハルと言う女が何か言おぅとした…「あんたに何あったんか知らんけどミキゎ傷ついたんや。謝るぐらぃできるやろ」
      『ただそんだけ』
    一言残して歩きだした。
    「滝、あんたともぉ関ゎらんって言うてくれたしあんたも近づかんとって」
    振リ向きミキを見てそのまま歩いた。―近づきたくもなぃ…―少し頬が濡れた…

    2005-07-18 23:03:00
  • 99:

    この時ゎただ必死だった。―もぉ誰ともヤらん―
    自分がヤリたくてヤッた訳じゃなぃ男の彼女にムキになるほど…必死だった。
    後悔しても、まだその姿にすがリつき、忘れる事ができない。
    …龍、あなたを求めないなんてできなぃ。いつになれば、どこまでいけば満足できるのかさえ分からない…

    2005-07-18 23:14:00
  • 100:

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    あぼ~ん
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