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僕等がいた。

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  • 1:

    奈津美

    まだ17才だったあの頃
    そこには確かに
    僕等がいた。

    2005-05-17 15:34:00
  • 2:

    奈津美

    掲示板の周りにはたくさんの人が騒いでた。
    由美子「同じクラスになれたやぁん!めっちゃうれちぃわぁ」
    奈津美「そうやなぁ(o^_^o)あたしも嬉しいわぁ」
    二人で手を取り合って喜んでた時。

    2005-05-17 15:42:00
  • 3:

    奈津美

    「うるせぇ・・・」あたしに向かってぽつりと毒を吐いた。

    それが海だった。

    2005-05-17 15:45:00
  • 4:

    奈津美

    「冬月ってかっこいいなぁ」「彼女おるんかなぁ」「冬月見てたら他の男子が汚く見えるし」「あははは!分かるそれぇ」
    更衣室での女子達の話題。
    冬月海と私は同じクラスになって一ヶ月が経った。海は女子からかなり人気がある。由美子もメロメロ・・・。あたしには分からない。あんな冷たい感じの男子なんか興味ない。

    2005-05-17 17:59:00
  • 5:

    奈津美

    「冬月ってさぁ、めっちゃクールやんかぁ。あれが魅力やなぁ」「けど東京からこっちに来てまだ二年らしくてさぁ向こうに彼女がいるかも」
    女子達がまだ騒いでる?
    制服に着替え終わった由美子が
    由美子「奈津美ぃ、今日部活のとき話あるんだぁ」

    2005-05-17 18:03:00
  • 6:

    奈津美

    第1話「はじまり」

    2005-05-17 20:48:00
  • 7:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 8:

    奈津美

    部活の時間、部員7人しかいない美術部の美術室で由美子が海の話をしだした。毎日聞かされてる私の身にもなってよ?

    由美子「冬月君に告白しようと思うんだ」由美子は真っ直ぐな目で私を見た。
    奈津美「話した事ないのに?・・・あんな奴のどこがいいの?みんなおかしいよ」

    2005-05-17 21:02:00
  • 9:

    奈津美

    海は、物静かで女に興味なんてなさげな感じがしていた。男子とは仲良しみたいだけど女子と話したりするところを見た事がなかった。ミーハーな女子が話かけても冷たい答えしかしない。そんな奴で、それでも人気がある意味が私には本当にわからなかった

    2005-05-17 21:05:00
  • 10:

    奈津美

    由美子「明日告白してみようと思って・・・。でね、冬月君と席が近い奈津美にこれを明日渡してもらいたいねん」
    由美子はポケットから手紙を出して私に差し出した。私は手紙を受けとらず自分で渡せと言った。由美子「お願い!」
    由美子は諦めなかった。30分くらいねばられてしまい、私は仕方なく受け取った

    2005-05-17 21:10:00
  • 11:

    奈津美

    次の日朝から気が重かった・・・。
    由美子「おっはよ?」元気よく教室で由美子がお出迎え。奈津美「はよぉ。元気やねぇ」
    教室には、もうみんな来てわいわい話してる。海も男子と仲良く話してる。はぁ・・。由美子は耳元で《御礼はするから?よろしくな?》と言った。この教室でいつ渡せばいいんだろう。女子の視線は海に集中してんのに。

    2005-05-17 22:20:00
  • 12:

    奈津美

    授業は全く頭に入らずずっとタイミングをうかがっていたが結局五時間目になってしまった。由美子は不安そうにしてるし・・・はぁ。海と私は一番後ろの席でしかも隣。よし!教科書を落としてその時に渡そう!
    先生が黒板に書いてる時に私は教科書を落とした。

    2005-05-17 22:24:00
  • 13:

    奈津美

    ばさっ!
    みんなが注目?奈津美「すいませんっ・・・」
    先生が一つ咳をしてみんなが前を見た。教科書を取ろうとした時、「はい」海が私の教科書を取ってくれた。
    海と目が合う。
    奈津美「ありがとう・・・」

    2005-05-17 23:07:00
  • 14:

    奈津美

    後ろを見ると

    海が立っていた。

    由美子「冬月君・・・」そう言いかけた時すごい勢いで海が由美子に向かって歩いてきた。私はただ呆然とした・・・。由美子「ごめん。奈津美。私が呼び出したんだぁ・・・教室で待ってて」

    2005-05-17 23:16:00
  • 15:

    続き気になるから早くはいてなぁ???まってまぁす?

    2005-05-17 23:52:00
  • 16:

    奈津美

    わぁぁヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノめっさ嬉しいねんけど??ありがとう読んでくれて?感謝感謝やわぁ??

    2005-05-17 23:59:00
  • 17:

    奈津美

    奈津美「うっ・・・うん分かったぁ」そう言って速足で屋上から校舎内に行った。
    手紙には・・・屋上に来てって書いてあったんやぁ・・・。頑張れぇ由美子!教室には誰もいなかった。夕日が教室をオレンジに染める。グラウンドでは野球部が練習してる。窓際の席から窓を開けてただグラウンドを眺めてた

    2005-05-18 00:03:00
  • 18:

    奈津美

    教室のカーテンが風で揺れる。
    由美子どうなったのかなぁ・・まだかなぁ・・もう10分くらい待ってるんだけどなぁ・・・。
    そう考えながらもただグラウンドをぼぉっと見ていた。由美子は私と違ってかわいいから絶対大丈夫だろなぁ・・・。昔からモテたもんなぁ・・・由美子はぁ。

    2005-05-18 00:07:00
  • 19:

    奈津美

    ガラッ
    教室のドアが勢いよく開いた。慌ててドアを見ると

    海がいた。

    ピシャン!海は勢いよく扉をしめてこっちに向かって歩いてきた。私はびっくりして黙って見ていた。

    2005-05-18 00:10:00
  • 20:

    奈津美

    海は私の座ってる席の一つ前に座ってため息を着きながら外を見た。
    海の背中は寂しそうだった。
    何故だかそう思った。
    沈黙が少し続いた。変な空間だった。野球部の声とバットがボールに当たる音だけが教室に聞こえる。

    2005-05-18 00:14:00
  • 21:

    奈津美

    奈津美「冬月・・・由美子は・・・?」
    海「夜電話するからって伝えてくれって言われた・・・先帰るって・・・」低い声で海はそう言った。
    奈津美「・・・っ・・・」何か言おうとしたけどそれ以上は言えなかった。というか聞けなかった。海「あんたさぁ・・・」そう言いながら海は後ろを向いて私の瞳をじっと見た。
    海「・・・」奈津美「・・・」

    2005-05-18 00:21:00
  • 22:

    奈津美

    海「・・・じゃあな」海はそれ以上何も言わず席を立って教室を出た。
    私も少ししてから教室を出て、家に帰った。
    由美子に電話しても結局由美子はその晩は一度も出なかった。

    2005-05-18 00:25:00
  • 23:

    奈津美

    次の日由美子は元気だった。いつもの由美子だった。海もいつもの海だった。放課後由美子がカラオケに私を誘ったから二人で言った。そして由美子はカラオケ歌いながら泣き出した。
    奈津美「・・・由美子・・・」
    由美子「・・・だめやった・・・好きな人がおるねんて・・・」小さな声でそう言った。私は由美子の隣に座り、由美子の頭を撫でながら、「元気を出して」をアカペラでマイクなしで歌った。由美子は私の腕の中で泣いた。

    2005-05-18 00:32:00
  • 24:

    奈津美

    奈津美「由美子・・・泣かんとってやぁ・・・あたしまで泣けてくるやん・・・」由美子「・・奈津美ぃ・・あたし諦めへん・・これからはいっぱい冬月に話し掛ける・・だってなぁ・・好きやもん・・」奈津美「・・うんっ・・あたしも応援する・・!」
    二人で泣いた。勇気づけあった。友達ってええやんなぁ!二人でカラオケ歌いまくりはしゃぎまくった。頑張れ!由美子!

    2005-05-18 00:46:00
  • 25:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 26:

    奈津美

    2話「君が笑った」

    2005-05-18 00:52:00
  • 27:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 28:

    奈津美

    梅雨の季節になった。毎日毎日雨雨雨!本間うざいにも程があるわっ

    由美子はフラれた日から海に少しずつ話し掛けるようになった。海は不器用に返事をするだけ。それでも由美子はめげずに話し掛ける。
    女子達は何人も海に告白してフラれてその頃には海の話題はなくなりかけていた。

    2005-05-18 00:59:00
  • 29:

    みぃ

    こうゆうの好きです?? 頑張ってください?

    2005-05-18 01:35:00
  • 30:

    かな

    しぉりぃ??

    2005-05-18 01:36:00
  • 31:

    奈津美

    わぁぁ(*⌒▽⌒*)ありがとう??本間に本間にうれしいわぁ??

    2005-05-18 01:47:00
  • 32:

    名無しさん

    しぉり?

    2005-05-18 09:59:00
  • 33:

    奈津美

    神田「ここじゃちょっと話せないからさぁ、放課後時間作ってほしい」
    奈津美「わかった・・・」

    2005-05-18 10:24:00
  • 34:

    まお

    続き気になるΨ(`∀´)Ψ頑張ってくらはい??

    2005-05-18 11:05:00
  • 35:

    奈津美

    まおちゃんぁりがと??いっぱい書くからね??

    2005-05-18 13:19:00
  • 36:

    奈津美

    教室に戻ると由美子が私の腕をひっぱった。そして耳元で《ちょっとちょっと!神田と何話したん?!》とすごい興味ありげに興奮しながらそう言った。奈津美「なんか。修学旅行一緒の班になってって言われた」
    由美子《えっ?!まじで?!・・・って事は・・・冬月君も一緒って事やんなぁ?!ばりうれしい》奈津美「けど、まだ先やし、どうなるか分からんし・・・それに他の女子だって絶対狙ってるやろうしなぁ」

    2005-05-18 13:27:00
  • 37:

    奈津美

    ?キーンコーン カーンコーン
    チャイムが鳴った。奈津美「じゃあまた後で話すわ」由美子「わかった」

    2005-05-18 13:30:00
  • 38:

    奈津美

    神田「まじで?!やったぁ!山村ってかわいいからてっきりおるもんやと思ってた・・・じゃあな!ありがとう」
    そう言うと神田は教室から出て行った。教室に一人残って考えた。
    由美子は海が好き。海の仲良い神田は由美子が好き。海は神田の気持ち知ってるのかなぁ?知ってて由美子を振ったのかなぁ?どうなんだろぅ。

    2005-05-18 13:52:00
  • 39:

    奈津美

    部室で由美子にさんざん問い詰められたけど、曖昧な返事で何とか乗り切った。神田から言わないでと頼まれたから言えなかった。きっとこの事を由美子が知ったらと考えると言わないでおいた方がいいと思った。

    2005-05-18 13:55:00
  • 40:

    奈津美

    その日以来神田が由美子に視線を送っている事に気付き出した。女子も気付いていたが由美子は気付いていなかった。海は相変わらず冷静だった。
    由美子「はぁ。お腹すいたぁはやく弁当食べたいわぁ」由美子は気楽だった。最近女子達の間で自分が話題になってるなんて気付いてないようだ。奈津美「本間あんた気楽やなぁ」つい言ってしまった。
    由美子「えっ?何で?・・・あぁ試験が近いのに勉強もしてへんから?」

    2005-05-18 14:01:00
  • 41:

    奈津美

    気楽な子だなぁ・・・由美子は中学の時めっちゃモテて女子からはひそかに憧れられた存在で、由美子が持っている物はみんな真似していた。けど本人は全く気付いていなかった。
    普通気付く事でも由美子は気付かないのだ。

    2005-05-18 14:58:00
  • 42:

    奈津美

    その日は部活には行かないで久々に由美子と町へ制服のまま出た。夏祭りの浴衣をお揃いにしようと由美子が言い出したのだ。
    奈津美「あたし青にする!由美子は?」由美子「あたしピンク?」そして二人でお揃いをかった。店員さんに「お二人共とっても似合うと思いますよ!」と言われて二人で照れた。浴衣を買ってマクドで軽く食べて由美子は用事あるからと言って由美子とマクド前で別れた。

    2005-05-18 15:04:00
  • 43:

    奈津美

    振り向くと
    神田が目の前でこけた?神田「・・・いってぇ」
    神田が腰をさする。奈津美「・・・大丈夫?」思わず笑ってしまう。海もすぐ駆け寄ってきて笑い出した。それを見てすねる神田。その顔がやけに笑えてよけい笑った。海を見ると海が笑いながらこっちを見た。
    あたしが海の笑う顔をちゃんと見たのは初めてだった。

    2005-05-18 15:23:00
  • 44:

    奈津美

    目の前に映るものすべて信じて疑わなかったあの頃
    キラキラどれだけ僕等は輝いていただろう。

    2005-05-18 15:28:00
  • 45:

    名無しさん

    ????

    2005-05-18 15:47:00
  • 46:

    奈津美

    3話
    「花火」

    2005-05-18 16:51:00
  • 47:

    奈津美

    神田は立ち上がって走り出した。私と海は二人で立ち止まっていた。
    海「おぉい!神田ぁ!どこ行くんだよ!」神田に向かって海が叫んだ。神田は止まってこちらに向かって
    神田「お前らこっち来いって!早く!」そう言って走り出した。奈津美「えっ?!あたしも?!」海「まじ意味分かんねぇ・・・」そう言って海も走り出した。あたしは立ち止まってると海が振り向いて
    海「早く」と手招きした。仕方なく私も走った。

    2005-05-18 17:06:00
  • 48:

    奈津美

    やっと追い付いた時にはハーバーランドだった。モザイクの先の小さい遊園地に着いた。
    神田「あぁ疲れたぁ!お前ら遅いねん!」階段に神田が息切れしながら座る。あたしと海も息切れしながら座る。
    海「はぁはぁ・・・あっつぅ・・・お前意味不明だよなぁ」神田に向かってそう言った。
    奈津美「っていうか私関係ないやん・・・何でついて行かなあかんのよ・・・」

    2005-05-18 17:11:00
  • 49:

    奈津美

    神田「お前ら二人に発表しまっす!」神田が私と海の前に立って元気よく言った。
    神田「・・・明日・・俺、山村に告白します!」
    海と私は黙った。海「えっ?お前山村の事」神田「好きやで」

    2005-05-18 17:15:00
  • 50:

    なつ

    きになるぅ?しおり? がんばってくらはい??

    2005-05-18 17:28:00
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