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僕等がいた。
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1:
奈津美
まだ17才だったあの頃
そこには確かに
僕等がいた。2005-05-17 15:34:00 -
251:
奈津美
ピチチ・・ピチチ。お母さん「奈津美奈津美!起きなさい」お母さんが私の体を叩く。
奈津美「・・・休む」お母さん「えっ?・・・休むの?」奈津美「・・・」お母さんはため息をひとつついて、お母さん「ちゃんと着替えなさい!あんた制服姿で寝てたの?!」奈津美「・・・・・」お母さん「学校に連絡してくるから、朝ご飯だけでも食べなさい」2005-05-23 21:42:00 -
252:
奈津美
食べれるわけがない。
お腹が減ったのか何なのかさえも分からない。晴れた空は色を私の目に写さない。
灰色だ。
ただ流行りの曲のMDがコンポから流れる。スケッチブックが涙を誘う。
勝手に涙は流れてくんだ・・・知らなかった。2005-05-23 21:47:00 -
253:
奈津美
気付けばもう夕方だった。お母さんが部屋に晩御飯を持って来た。
お母さん「あんたの好きなカレーやからちゃんと食べなさいよ・・・」そう言って部屋を後にした。机に置かれたカレーをただ眺めた。カレーってこんな色・・・?
灰色のカレー匂いはカレー。2005-05-23 21:51:00 -
254:
奈津美
机の前に座ってカレーを一口食べた。
涙が流れる。勝手に流れる。飲み込むとため息が出てくる。
おいしくない・・・。壁にもたれてベットの上のスケッチブックを眺めた。奈津美「・・・ぅぅっ・・・」そのまま泣いた。2005-05-23 21:55:00 -
255:
奈津美
そんな風にして三日がすぎた。
体重は三?やせて、立ちくらみがするのでずっと横たわっていた。お母さんは色々好きなものを作ってくれた。けれど食べる気がしない・・・。2005-05-23 21:59:00 -
256:
奈津美
由美子「奈津美?やっほぉ?」
制服姿の由美子が心配して遊びに来た。奈津美「・・・由美子・・・」
ベットに由美子が座って私の手を握った。由美子「奈津美、どう?」奈津美「・・・」由美子は切ない顔で微笑んで私を抱きしめた。由美子「奈津美、外行こうか?」奈津美「どこ行くん?」由美子「直人と冬月も表で待ってるから!ねっ?!外いこっ」由美子が私の服を選んで、壁にかかってた帽子を深く私にかぶせた。2005-05-23 22:08:00 -
257:
奈津美
由美子「おばさぁん一日奈津美お借りしまぁす!」お母さん「よろしくね・・・ごめんなぁ由美子ちゃん・・・あとこれお金」お母さんは私の鞄の中の財布にお金を入れた。由美子「じゃあ行ってきます!」奈津美「どこ行くん?」お母さん「奈津美、気付けてね」
2005-05-23 22:12:00 -
258:
奈津美
海「おいで、奈津美」
ぴたり。
振り返った。
海が笑って両手を広げた。
奈津美「・・・」海「おいで」
体が勝手に海へと向かう。何故かは分からないけど海のとこに行きたかった。2005-05-23 22:27:00 -
259:
奈津美
海の胸ってあったかい・・・。ぎゅぅぅぅっ・・・。海が私を抱きしめた。涙が止まった。由美子「さぁ!いこっか!」神田「今夜は寝かさないでぇ!お前らかくごしやがれ!」海が私の手つないで歩いた。
2005-05-23 22:31:00 -
260:
奈津美
電車に乗って舞子に向かった。そしてバスに乗った。その間もずっと海はだまって手つないでくれていた。泣きそうになるとつないでる手をぎゅっと強く握ってくれた。
2005-05-23 22:34:00 -
261:
奈津美
夏に泊まった神田の親戚の旅館に着いた。部屋は今日は四人部屋。窓際の椅子に座って外を眺めてると由美子がオレンジジュースを差し出した。由美子の顔を見ると由美子は微笑みながら「おいちいよ?」と言った。一口飲んでテーブルに置いてまた外を見た。
2005-05-23 22:41:00 -
262:
奈津美
神田「よぉっっっっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!冬月ナァァァイス!!」神田が飛び上がって喜んだ。由美子も手叩きながら笑ってる。海は鏡を見ながらのりを取ってた。
2005-05-23 22:48:00 -
263:
奈津美
三人を見てると少し元気が出てきた。奈津美「みんな、ありがとう」
三人の動きが止まった。奈津美「ありがとう」
三人が笑った。私も笑った。2005-05-23 22:51:00 -
264:
奈津美
私は温泉は体調的にやめたほうがいいと女将に言われたので部屋のお風呂に入った。お風呂からあがったけどみんな温泉に行ってたから静かな部屋に一人ぽつんと座った。先輩・・・・・・。涙がまた溢れ出した。先輩・・先輩・・・先輩・・・。畳に横たわって泣いた。
2005-05-23 22:58:00 -
265:
奈津美
海はだまってドライヤーをかけて私の髪を乾かす。ドライヤーの音が部屋を包む。
奈津美「本当はな」海「ん?」ドライヤーの音は響く。
奈津美「死んだ人好きな人やねん・・・」海「うん」ブーン
奈津美「ずっと好きな人やねん・・・」ブーン
海「うん」奈津美「ずっと好きな人やねん。。」ブーン2005-05-23 23:06:00 -
266:
奈津美
奈津美「私なもう、待っても・・・もう会えない・・・」ブーン
海「・・・」奈津美「もう探せない・・・もう・・・」カチ。ドライヤーの止まる音
海「・・・・・っ」後ろから海が苦しいくらい強く抱きしめた。2005-05-23 23:10:00 -
267:
奈津美
奈津美「・・・ぅぅっ・・・せんぱい・・・せんぱいせんぱい・・・」涙はぽたりぽたりと海の腕をつたって私のふとももに落ちる。
海は抱きしめたまま。
泣いていた。多分泣いていた。
奈津美「海・・・」海「ん?」奈津美「冬の海は好きだよ・・・」
海「え?」奈津美「あんたみたいに、あったかいから・・・」2005-05-23 23:21:00 -
268:
奈津美
海「・・っんだよ・なんだよそれ」奈津美「冷たいようで、本当はあったかいから・・・」
海の手を放して海の方に体を向けた。海はうつむいた。
奈津美「あんたがもし一人ぼっちでさびしいときに笑わせてあげるから」海はうつむいたまま・・・。
奈津美「あたしがさびしいときには、笑わせてな」海はだまってうなずいた。
奈津美「けど、やっぱしばらくは無理かな・・・多分泣き虫だろなぁ」2005-05-23 23:28:00 -
269:
奈津美
海の頭にタオルをかけて顔を隠した。
多分泣いてるから、多分もう少したてば泣きやむから、分からないようにタオルをかけた。
海、ありがとう。
先輩・・・。2005-05-23 23:31:00 -
270:
名無しさん
馴れ合いはやめて下さい。なんかイヤ
2005-05-23 23:49:00 -
271:
名無しさん
マヂぃぃ.。゚+.(・∀・)゚+.゚完結するまで絶対読むから絶対完結まで書ぃてね?
2005-05-23 23:50:00 -
272:
奈津美
僕等の未来はあの時は未知のもので、ただ漠然としていた。
未来である今なら分かるけど、あの頃の僕等はただ傷をかばいあう事が友情だと思っていた。
本当は、ただの同情でしかなかった。2005-05-23 23:54:00 -
273:
奈津美
ゆりちゃんありがと?あとおちかれ、あたしはもう少し書くからゆっくり読んでください
ゆりちゃんの次の人へ?、気悪くさせたみたいでごめん?けど許してくださいm(__)m
その次の人?へ 完結いつすんだろ・・・頑張る(>_2005-05-24 00:00:00 -
274:
名無しさん
その次の人です??
ゅっくり書ぃてね?書くの疲れちゃぅでしょ?奈津美?のぺ?スで書き?げてね?2005-05-24 00:25:00 -
275:
奈津美
第14話
「最初の雪」2005-05-24 00:25:00 -
276:
奈津美
由美子「お玉とボール?」神田「ばびぃずびぃ゛ばぁ゛べぇ゛ん゛(はい。すいません)」
神田が由美子に渡した。
ペチン。由美子が手を離した。
神田「いっったぁぁΣ( ̄□ ̄|||)」由美子「調子に乗らないの。」奈津美・海「・・・?・・・」ぐつぐつ。お鍋の中の具がそろそろできそうだ。2005-05-24 00:58:00 -
277:
奈津美
ぱくり。奈津美「おいしい」神田→?(;o;)?心の声【よかったよかったぁ】
由美子ヽ(´▽`)/【あたしが入れたからだ】
海(^ー^)【ふぅ・】2005-05-24 01:07:00 -
278:
名無しさん
↑何か見にくい??
2005-05-24 01:10:00 -
279:
奈津美
灰色だった色が、少しずつ色を取り戻す。
四人で楽しく鍋を食べた。食べてしばらくして由美子と神田は二人で一階にあるゲームコーナーに行くと言って出て行った。2005-05-24 01:11:00 -
280:
奈津美
ごめん?見にくい?!
表情を伝えたかったねんけど?
ごめん?2005-05-24 01:12:00 -
281:
奈津美
奈津美「友達やん・・・」海「もっと近くで支えたい」海の目って引き込まれる・・・。
奈津美「先輩が一番・・・」海「余裕が出来るまで待つから」奈津美「友達やんかぁ・・・」
海は切ない顔で笑った。海「好きなんだ」
ドクン・・・ドクン2005-05-24 01:30:00 -
282:
奈津美
奈津美「いつでも・・・いつでも・・・そばにいてくれる?」
ドクン・・・ドクン
海「いる」
先輩の笑顔が歪んでいく
奈津美「遠くに行かない?」海「行かない」
ドクン・・・ドクン
奈津美「じゃあ、雪降らせて!それが無理なら」海は少し笑って
カラララ
窓を開けて指差した
海「もう降ってるよ」2005-05-24 01:35:00 -
283:
奈津美
海は私のおでこにキスをした。
先輩への気持ちをもったまま海を受け入れた。
あたし最低かも・・・。2005-05-24 01:38:00 -
284:
奈津美
奈津美「まだ、今は無理・・・」海「分かってるよ・・けど俺信じて大丈夫だから」海は窓の外に手を出して初雪をさわっていた。息が白い。
奈津美「奈津美って呼んで?」海「えっ?・・・奈津美・・・」奈津美「もっかい」海「奈津美」
奈津美「もっかい・・・もっかい」海「奈津美」
奈津美「ありがと」2005-05-24 01:59:00 -
285:
ギャル汚 ◆/GaL/3/muU
おひさのカキコ??感動した?いい話しやぁ?なんかかなりいいモンよましてもらってる気がする?つうかこんな恋したいっす?ワラ まぁそんな感じで続ききになるけどしおり?がんばってくらはい?
2005-05-24 02:21:00 -
286:
名無しさん
ゆりってやつどこの小説にも書き込んでこびうりすぎ。見ててうざい。
2005-05-24 06:06:00 -
287:
奈津美
あっ!ギャル汚寂しかったよ(TOT)きてくれてありがちょ??感動してくれてありがちょ?
2005-05-24 08:47:00 -
288:
奈津美
ゆりちゃんの事悪く言ってる人へ?
人それぞれやしあんまプリプリしんと楽しくしてくださいm(__)m私は読んでくれてる人が誰であろうと嬉しいよ?2005-05-24 08:51:00 -
289:
奈津美
もう会えないと泣きながらさまよった中で、ちゃんと探して見つけてくれたのは、君達だった。
季節はあわただしく繰り返す。
今度は僕が君達を探し出す。2005-05-24 08:57:00 -
290:
奈津美
第15話
「クリスマスツリー」2005-05-24 09:00:00 -
291:
奈津美
街が12月になってクリスマスムードになった。
先輩のお墓に私はちょくちょく行っている。海には来てほしくなかったから由美子と二人で毎回行っては涙を流した。由美子「なぁ前から聞きたかったんけど、冬月と付き合ってんの?」奈津美「・・・付き合ってない付き合ってない」由美子「そうなんやぁ・・・けどさぁ冬月はあんたの事絶対好きやで」
あたしはそれ以上何も答えなかった。それにしても寒いです?お墓場って寒い?奈津美「先輩また来るね」由美子「先輩またね!」お墓に向かって手を振って、神田と海の所へ行った。2005-05-24 09:15:00 -
292:
奈津美
海とは付き合ってない。私の中には先輩がいつもいて海が入る隙を作らない。
海「クリスマス会える?」奈津美「四人でクリスマスするんやろ?」神田「しかも俺ん家で?」由美子「奈津美も来るよね?一緒に料理しよ?」2005-05-24 09:25:00 -
293:
奈津美
家に帰るとお母さんが玄関に額縁に入れた先輩が描いた私の絵が飾られてあり私は絵に向かって挨拶をしてる。
お母さんはやっと笑うようになってきた私を見てそうしてくれた。お父さんは会社から帰ってくると私とお母さんが飾り付けしたツリーを見て踊りだした。2005-05-24 09:29:00 -
294:
奈津美
由美子「おっそぉい!」教室に戻ると三人が待ってた。奈津美「ごめんごめん?」由美子が教壇に立つ
由美子「んじゃ明日から冬休みですがぁ・・・イベント覚えてますか?」奈津美「・・・?」神田「はい。由美子先生!クリスマスでぇす!」由美子「はい。よろしい?冬月次!」海「カウントダウンです」由美子「はい!いいですかぁ!カウントダウンは有馬でしますよぉ」奈津美「えっ?聞いてないよ?」神田「だって言ってないもん?」海「当たったんだよクジが」奈津美「・・・クジ・・・?・・・えぇっ?!商店街のくじ引き?!」由美子「へへっ★当たりましたぁ?」
奈津美「すっご!すっごぉぉい!」2005-05-24 10:47:00 -
295:
奈津美
お母さん「メリークリスマァス?!」奈津美「朝からうるさいなぁ・・・ご飯食べてんねんから静かにしてや?」お母さんはサンタの恰好をしてクリスマスの曲をかけて踊ってる。
お母さん「いいやんかぁ?へるもんちゃうし??今日は由美子ちゃんたちとパーティやろ?!タッキー君も一緒?!あの子かわいいなぁ??」奈津美「冬月君やって?」お母さん「冬月タッキーやんかぁ??」2005-05-24 10:53:00 -
296:
奈津美
お母さんは、海のファンです?
私は待ち合わせに間に合うようにちょっと早めに家を出て小さいツリーを買って先輩のお墓に行った。今日は寒い?
奈津美「寒い寒い」お墓の前にちょこんとツリーを置いた。奈津美「先輩・・・メリークリスマス」一人で来るのは始めて。2005-05-24 11:01:00 -
297:
奈津美
先輩・・・。
一人で来るとやっぱ辛いなぁ・・・。墓石を触って泣いた。
先輩・・・会いたいです。2005-05-24 11:05:00 -
298:
奈津美
空を見上げたら
海「よぉっ」海が目に入った。
奈津美「冬月ぃ!めっさびっくりした」
海はくすくす笑って先輩に手をあわせた。奈津美「初めてやんなぁここまで来るの」海「綺麗な墓だな」奈津美「うん」
先輩・・・先輩。2005-05-24 11:10:00 -
299:
奈津美
墓場を出たら海が手を出してきた。
私は手を握った。海「冷てぇ・・・」奈津美「あったかぁ・・・」海は微笑んだ。奈津美「冬月・・・」海「ん・・・?」奈津美「・・・あんたが居たら寂しくないよ」海が立ち止まった。奈津美「寂しくないよ」
海「あっ。」海が空を見上げた
奈津美「雪だぁ・・・」海「晴れてんのに、何でだ?」ふいに後ろを向いた。風が吹いた・・・。
奈津美「きれい・・・」海「うん」
先輩の居るお墓の場所に光がさして雪が舞落ちる。2005-05-24 11:23:00 -
300:
奈津美
この雪は先輩からのプレゼントだ。
私は空を見上げながらそう思った。先輩は空にいる。それなら寂しくないよ・・・。いつでも会えるから。
いつもあなたを想っているから・・・。
先輩・・・さようなら2005-05-24 11:28:00