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今だから…ο

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  • 1:

    気が付けばここは
    養護施設…
    あたしはここで生まれてからすぐに預けられた

    2006-03-14 08:53:00
  • 2:

    ずっと気が付かなかったあたしが施設にいる事。生まれてすぐからいるからそれが当たり前だった。その施設では保育園まであったし。

    2006-03-14 08:56:00
  • 3:

    あたしが違和感を持ち出したのは物心ついた幼稚園ぐらいの頃だった
    施設では日曜日になると必ず誰かの親が面会に来る。その為に新しい服を着てまんべんの笑顔をして親が待つ面会室へと行く。

    2006-03-14 09:00:00
  • 4:

    そして帰ってくる頃には沢山のお菓子やおもちゃ新しい服…両手に抱えきれないほどの荷物を持って帰ってくる。
    それがすごく羨ましかった。あたしはいつも誰かのおさがりの服着ておもちゃもガラクタばかりで

    2006-03-14 09:04:00
  • 5:

    この頃はまだ知らなかった。あたしが親に捨てられた事を…
    だけど少しだけ覚えているのはごくたまにお父さんが会いに来てくれてたっけ。。かすかにしか記憶にないけど優しかった笑顔がすごく優しくて、そんなお父さんが一つだけくれたものがあった

    2006-03-14 09:08:00
  • 6:

    セーラームーンの猫のルナの人形。
    あたしそれがすごく嬉しくてずっと大切にしてた。なかなか会いに来ないお父さんだと思って大切にした。周りの子は新しい人形やおもちゃを沢山買ってもらってたけど
    あたしはルナの人形があるから少しは我慢できた

    2006-03-14 09:13:00
  • 7:

    だけどやっぱり他の子が羨ましかった。
    いつも土曜日になると
    先生にね「明日はお父さん来るかな?」って口癖だった。そしたらね先生も「来たらいいね。だからいい子にしとくのよ」ってそんな会話をしてたっけ。

    2006-03-14 09:18:00
  • 8:

    だけどお父さんはなかなか来なかった。そんな事にいつしか慣れ始め日曜日に期待などなかった。そして小学校へ上がると同時にあたしは変わってきた。先生に甘えたくてもあたしより下の子がいる。だからいつも先生の胸の中にはいけなかった

    2006-03-14 09:23:00
  • 9:

    そんな事であたしは下の子を苛めたりしては先生に怒られ泣いて先生の胸の中で眠ったりした。
    そうでもしなきゃ先生の胸元に行けなかったから

    2006-03-14 09:26:00
  • 10:

    そんな事してでも甘えたかった。
    小学校に入ってからは
    なかなかクラスに馴染めず同じクラスになった施設の子ばかりと仲良くしてた。
    そんな中あたしに声をかけてくれて仲良くなった子がいた
    名前はみっちゃん。
    すごくあたしと正反対の子で目が大きく可愛い女の子。

    2006-03-14 09:32:00
  • 11:

    みっちゃんとはすぐに仲良くなった。
    そんな中みっちゃんの
    誕生日が来てあたしが誕生日会に呼ばれた。
    誕生日会なんて施設でしかやったことなかったから何だか嬉しかった。
    初めて施設以外の家に行けるからすごく喜んだ。

    2006-03-14 09:36:00
  • 12:

    だけど一つだけ急に心配になった。プレゼント…どうしたらいいんだろう今まで誕生日会っていったら施設ではその月ごとに誕生日の子を集めてその子ら+先生達だけだったから祝う側になったことがない…

    2006-03-14 09:40:00
  • 13:

    それに買い物とかも行った事なかった。買い物といえば施設ないにある自動販売機しかない…
    それにこずかい何て月百円あったかないかだ…

    2006-03-14 09:42:00
  • 14:

    どうしよう…
    そうこう悩んでる内に
    誕生日会の日が来た。
    あたしはしょうがなく集めていた折り紙の金と銀の折り紙数枚と先生に隠してベッドの下に置いてたアメをビニール袋に入れてその辺に生えてる花を何本かちぎって持って行った。

    2006-03-14 09:47:00
  • 15:

    それが精一杯でこの頃のあたしにすれば上出来だって思いながらみっちゃん家まで行った。
    そしたらもぅみんな来ててどうやらあたしが最後みたい。
    「おじゃまします」
    初めて入る人の家。緊張しながらもおそるおそる入って行った。

    2006-03-14 09:51:00
  • 16:

    そしたら中から優しそうなおばちゃんが笑顔で
    「れみちゃん?いらっしゃい。今日は来てくれてありがとう。ケーキも沢山あるから楽しんでいってね」とニコっと笑い話しかけてくれた

    2006-03-14 09:54:00
  • 17:

    何て優しいお母さん何だろうって思った。
    そしてあたしの席に着き歌やゲームが始まった。すごい楽しかった。
    そしてプレゼントを渡す時1人?みっちゃんに手渡してゆく。

    2006-03-14 09:57:00
  • 18:

    そしてどん?あたしの番が迫ってゆく。
    「次れみちゃんやで」
    誰かがそぅ言ったけどなかなかプレゼントが鞄から出せない。
    だってみんながあげたプレゼント見てたらあげられへんやん…
    綺麗な箱や可愛いラッピング…あたしの何て…
    沈黙が続いた中みっちゃんのおばちゃんが優しく「プレゼント何てなくていいのよ」ってにっこり笑ってそう言ってくれた

    2006-03-14 10:01:00
  • 19:

    つい「プレゼント忘れた」って言ってしまった。みっちゃんもにっこり笑って「来てくれただけで全然いいよ」って言ってくれた事がすごく嬉しかった。だけどやっぱり恥ずかしかった

    2006-03-14 10:04:00
  • 20:

    誕生日会では普段あまり食べれないお菓子ゃジュース、ケーキなど沢山出てあまりにも嬉しすぎてついいつもの癖で欲張ってしまった。
    施設ではお菓子は一つのお菓子を何人かで分けるからほんとにちょろ?しかない
    だからつい欲張ってしまった。早くこれ食べな無くなるって焦りながら食べた。

    2006-03-14 10:16:00
  • 21:

    そしたら周りの子に
    「れみちゃん欲張りすぎやしそんなに食べたら他の人のなくなるやん」て言われた…
    それを見たおばちゃんが「れみちゃんいいのよ。沢山食べなさいね」って。すごく優しいおばちゃんだった。

    2006-03-14 10:20:00
  • 22:

    そして誕生日会も終わり帰る時になってこそっとみっちゃんにプレゼントを渡した。
    「こんなんしか無くてごめん」
    みっちゃんはすごく喜んでくれてあたしはすごく嬉しかった。
    施設に帰ると先生やほかの子に沢山ケーキやお菓子ジュースを飲んだ事自慢げに話した

    2006-03-14 10:24:00
  • 23:

    そうして友達も増え始めて小学三年生ぐらいの頃施設の運動会で競技を見てる時お兄ちゃんが後ろから肩を叩きちょっと来ての合図をした
    あたしには兄弟がいて兄2人とあたしが施設にいた

    なんだろうと思い
    付いて行った先にちっちゃいおばちゃんが1人
    その横にいかついおじさんが立ってた

    2006-03-14 10:31:00
  • 24:

    するとちっちゃなおばちゃんが泣きながらあたしを見て
    「れみちゃん?分かる?お母さんやで」
    はっ?お母さん?
    おばちゃんが?????
    キョトンとしたあたしに向かっておじさんが
    「れみぃ!大きなったなぁ、お父さんやで、覚えてるか」

    2006-03-14 10:36:00
  • 25:

    はっ?お父さん?
    何言ってんのこの人…
    いくらあたしが小さい時の何回かしか会ってないお父さんでも違うってすぐわかった
    頭がぐちゃぐちゃになりお兄ちゃんの方を見た
    「れみ、ほんまのお母さんやで。横の人は再婚相手の人」
    ん?意味は分かるが
    あたしが想像してたお母さんじゃない
    これまで一度もお母さんと会ったことが無かったからいつも想像の母が自分の中にいた

    2006-03-14 10:43:00
  • 26:

    けどお兄ちゃんが言ってる事は嘘じゃないようだ「ほんまにお母さん?」「そうやで、れみなかなか会いに来れんでごめんな」って泣きながらあたしの方へ向かってきた
    あたしはただただたちすくすしかなかった

    2006-03-14 10:46:00
  • 27:

    これが母と義理父の再会だった。
    あたしから言えば初対面やったな。
    これを気にあたしは月に二度ほど母と義理父が面会にくるようになった。そして初めて外泊が出来た。あたしは今までずっと周りの子が外泊するの見届けてたからすごく嬉しかった。

    2006-03-14 10:50:00
  • 28:

    初めて食べる母の手料理初めて感じる母の愛
    義理父も可愛がってくれた。そして母はよく語ってくれた。
    本当の父とは離婚して
    あたしには兄弟が七人いて離婚した時にあたしはまだ生まれて間もなかったからあたし一人だけ

    2006-03-14 10:54:00
  • 29:

    母親の権利の元で残りの6人は父の元となった事そして兄弟の内のあたしの三個上の兄が赤ちゃんの頃に亡くなった事
    語ってくれた。
    子供ながらも理解した。

    2006-03-14 10:57:00
  • 30:

    もぅ本当の父には会えないて分かった時は辛かった、そして母の話では父がすごく自己中で最低な人だったと聞かされた
    あたしはまだ小学三年生だったからよくは分からなかったが母を信じた
    義理父も本当の娘のように可愛がってくれたけど

    2006-03-14 11:03:00
  • 31:

    母にだけは本性をだしていた。よく見ると母は歯が一本もない。訪ねると義理父はヤクザだったらしくて切れるとやばかったらしくて歯も義理父に殴られおられたみたいだ
    そんな姿あたしがいる時は見せないから想像付かなかった

    2006-03-14 11:07:00
  • 32:

    だからあたしは怖くはなかったけど母は時々おびえてた

    あたしさ家族とこうして外泊や面会が出来る事はほんまに嬉かってん
    けどいきなり母親です父親ですって言われても
    どう接したらいいんか正直分からんかってん

    2006-03-14 11:11:00
  • 33:

    それにせっかくこうして幸せな時間があるねんから笑っていようって
    いい子にしとこうって
    そしたら毎回楽しいし幸せな時が過ごせるって思って猫かぶり続けてん
    ほんまは施設ではいい子じゃなかった
    万引きするわすぐ人どつくわでしょっちゅう怒られてるのを隠していい子演じてたんかな…

    2006-03-14 11:16:00
  • 34:

    辛かったけどそれが一番いいと思っててん
    悪い子って分かって嫌われたくなかったし…

    そんなこんなんで施設での生活をふつうにしてる時にいきなり先生に呼び出されて暗い部屋に呼ばれて先生はすごい真剣な顔して話し始めた

    2006-03-14 11:19:00
  • 35:

    「れみちゃん聞いてね、本当のお父さんの事覚えてる?」
    「うん、覚えてる」
    「そのお父さんがな、つい最近亡くなったのよ」
    …「あそうなん。それって葬式とかあんの?」
    「あるよ。行きたいよね?」
    …………………ο
    「いや、いいわあたしお母さんに本当のお父さんと会ったらあかん言われてるし」
    「そうやんね、けど先生は連れて行きたい。れみちゃんがずっと好きやったお父さんやもん」

    2006-03-14 11:26:00
  • 36:

    「あたし別に行かんで」「そう…とりあえず今日はもぅ学校行こうか」
    「はぁい」








    お父さんが死んだ?

    2006-03-14 11:28:00
  • 37:

    人の死に未だ実感がわかなかった
    だけど必死で涙こらえてたのは分かった

    とりあえず学校では何も聞かなかったようにいつものように明るく笑っていた

    2006-03-14 11:31:00
  • 38:

    この時ぐらいからかな?あたしが人前で泣かなくなったのは…

    その日は何事もなく過ごしてたはずなのに
    急に夜涙が止まらなくて一人ベッドの上で声を殺して泣いた
    〃お父さん、お父さん〃

    2006-03-14 11:34:00
  • 39:

    一人で泣いてたらいきなり周りが暖かくなって誰かに抱きしめられた
    「れみちゃん辛いね、悲しいね。れみちゃんお父さん大好きやったもんな。我慢しなくていい」
    先生が泣きながら抱きしめ話しかけてくれた

    2006-03-14 11:37:00
  • 40:

    我慢…?
    そっかあたしお母さんからお父さんの事嫌う様に言われてたんだった

    先生の言葉にまたなみだが止まらなかった

    2006-03-14 11:39:00
  • 41:

    そして2日後母親に父の葬式に出てもいいとの
    承諾が下りてあたしは先生と父が眠っている家へ車で向かった

    家に付くと施設に一緒にいる兄2人はもぅそこにいてて周りを見るとあたしに似てる人が何人かいる あたしはとりあえず中に入った

    2006-03-14 11:43:00
  • 42:

    すると隣で顔をぐちゃ?にしながら話しかけて来る一人の女の人が
    「れみちゃん大きくなったね、ひとみ姉ちゃんやで、分かるか?」
    あっ名前だけ知ってる!そしたらこの人があたしらの兄弟の上から二番目の長女のお姉ちゃんか。

    2006-03-14 11:49:00
  • 43:

    あたしはそぅ思い適当に相づちをした
    そしたら次また女の人が来て「れみ、元気か?ほんま大きくなったな、あい姉やで」って
    顔はあたしそっくり
    あたしはマタマタうなずいた

    2006-03-14 11:53:00
  • 44:

    「れみに会うの何年ぶりやろうな…こうして再会したんがお父さんの葬式とかちょっと辛いな」とあい姉ちぁん
    「ほられみ見てみ、お父さんあんたそっくりやろ、最後見とき」そういいながらひとみ姉ちぁんは泣きながら父の遺体にすがりついてまた泣き出した

    2006-03-14 12:34:00
  • 45:

    ほんまや…あたしお父さんそっくりやん。
    何で今日は笑ってくれへんの?昔ならよく笑ってくれてたやん
    優しい笑顔で笑ってくれてたやん
    久々に会うねんから笑ってや…お父さん…

    2006-03-14 12:37:00
  • 46:

    そぅ心で伝えた
    そして最後の別れ…
    周りはみんな泣いているだけどあたしは泣かないっていうか何故か泣けない…
    「れみは強いな、偉いぞ。」ん?初めて聞く声
    ふと横を見ると一番上の兄がいた。
    一番上の兄も今日初めて会った。
    なんか父があたしに兄弟と会わせてくれたような気がした
    だって父が亡くなってなかったら会う事すらなかったはず…

    2006-03-14 12:43:00
  • 47:

    名無しさん

    2006-03-27 02:37:00
  • 48:

    名無しさん

    ???

    2006-04-27 04:58:00
  • 49:

    そうこうして葬式が終わった。あたしはとりあえず先生と一緒に施設に
    戻った。

    何故か悲しい日なのに
    初めて逢う自分の家族に会えた事であたしは
    幸せでした。

    2006-07-10 07:46:00
  • 50:

    れみ

    そして平凡な毎日が
    始まった。

    お母さんも月に何度か逢いにきてくれるし
    義理父ともうまいこと
    行ってた。

    2006-07-10 07:51:00
  • 51:

    れみ

    けどな相変わらず
    言いたい事言われへん
    かった。少しでもわがまま言ったら又会えない気がして。良い子じゃなかったら又一人になりそうな気がして。。

    2006-07-10 07:54:00
  • 52:

    れみ

    良い子演じるのも辛いな。この頃ぐらいからお母さんの本性が見えてきた。お母さんはすごいヒステリックでかなりの自己中。良い子演じるのがしんどくなってきて少しずつわがまま?言ったり思った事言ったら

    2006-07-10 07:57:00
  • 53:

    れみ

    すぐ怒る、それがはんぱない怒り。お母さんあたし別に悪いこと言ってないよ???自分の服ぐらい自分の好みの着せてよ。
    あたしがこの服いやとか言うとはんぱなく怒鳴るお母さん。

    2006-07-10 08:00:00
  • 54:

    名無しさん

    食べ物少し落としたぐらいで怒鳴る?!
    ちょっとでもつまんなそうな顔しただけでグチグチ文句言われる。

    お母さん?
    あたし人形やないで?

    2006-07-10 08:02:00
  • 55:

    れみ

    それからというもの
    お母さんが機嫌悪くならないようにあたしは手伝いしたりお母さんの前ではずっとワラってた。
    そしたらお母さんは【れみは良い子やね。さすがお母さんの子】

    2006-07-10 08:05:00
  • 56:

    れみ

    そうやって頭をなでてくれる。それが嬉しくて?あたしは良い子を演じ続けた。だけど施設に帰るとそのストレスが重なり施設では悪さばかり。
    施設でしかあたしはストレス発散できなかった・

    2006-07-10 08:08:00
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