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トップへの道‥

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  • 1:

    私は全てにおいてトップに立ちたい…
     
    恋も‥
    仕事も…。

    2005-08-16 21:01:00
  • 11:

    確かに最初は引かれてた。 
    男の色気に・・
    硬派な部分に・・
     
    でも一緒にいればいる程 汚い所は見えてくる。

    2005-08-16 21:15:00
  • 12:

    ♪♪〜
    『もしもしぃ〜』
    ガチャ━・・
    電話が鳴ると同時に寝室に入りドアを閉める一輝。。

    2005-08-16 21:16:00
  • 13:

    そして いつものように 話終えるとリビングのソファーに向かって携帯を投げる。
    『だりぃ〜』
    ソファーに座り また携帯をいじる。
    『瞳、金ちょうだい!欲しい物あるから!!』
    手のひらを こちらに向けて一輝が手を出す。

    2005-08-16 21:16:00
  • 14:

    一輝からは最低でも毎月、給料日に20万は貰う‥
    でも 実際 度々お金を渡す事が増えて 貰っているお金よりも一輝が使ってる額のが多い時の方が最近は多い。
    『何買うの?』
    私は雑誌を広げながら一輝に聞く。
    『必要な物…』
    いつも こんな感じの返事

    2005-08-16 21:17:00
  • 15:

    私達が一緒にいる意味なんて本当はないのかも知れない‥
    好きかどうかさえ私には分からない。
    でも何故か私から離れる事は出来なかった。
    『これで足りる?』
    私は財布から三万を 取出し 一輝に見せる。

    2005-08-16 21:19:00
  • 16:

    『ぉお。じゃ行ってきます‥』
    一輝はお金を片手に取り、もう片方の手を私の耳に当てて私の顎を少し上に向け目を閉じる。
    たった数秒のキスですら義務に感じる。
    一輝から『愛してる』などの甘い言葉を聞く事なんてかなり前からなくなっていた。

    2005-08-16 21:20:00
  • 17:

    それだけじゃない‥
     
    『ありがとう』
    『ごめん』
    の言葉すら聞かない。

    2005-08-16 21:21:00
  • 18:

    一輝への不満も私にとってストレスの一部だった。
     
    一輝を仕事に見送り私はシフトを作る。
     
    我儘なスタッフが多く 私にとって一番嫌な仕事だった。

    2005-08-16 21:22:00
  • 19:

    『辞めようかな‥』
    独り言を言いながら頭をひねる。
     
    そして一通り終えると私はお酒を飲み 眠りにつく。 
    目覚めると隣には一輝がお酒や香水の匂いを漂わせて隣に眠っていた。

    2005-08-16 21:23:00
  • 20:

    一輝の髪の毛を触りながら 
    『一輝ぃ‥着替えないとスーツしわになるよ…』
    『ん〜‥瞳・・?!』それだけ言うと一輝はまた寝息をたて眠った。
    この時ばかりは一輝の事を愛しく思う。
    いつもこれくらい可愛ければ…

    2005-08-16 21:24:00
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