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トップへの道‥
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211:
『ミカが来た・・・家つけられたりしてない?!』
『はぁ?!』
吸いかけの長いタバコを灰皿に押しつけ 私に近ずきオートロックのモニターに目をやる一輝。
ミカは私の家を知らない筈・・・
だいたいの場所は知っていても部屋までは知らない。2005-08-17 02:13:00 -
212:
一輝の家と知って来たのか‥
私の家と知って来たのか‥それすら分からない私達はどうする事も出来ない。
焦り‥不安‥心配‥
どれに当たるかは分からないけど 私にはどうする事も出来ず一輝の顔を伺うしか出来なかった。
『出んでいいやん。ほっとけ!!』2005-08-17 02:14:00 -
213:
少し怒ったように言う一輝
『どっちかに用事あったら電話くるやろ』
確かにそうだ・・・
『瞳は何も心配せんでええ‥何かあった時は俺が守るから!!』
グイグイ手を引っ張り無理矢理ソファに座らされ 耳元で囁くように言われた言葉‥。2005-08-17 02:15:00 -
214:
一輝に出会って、一輝を愛して、一輝を必要として、私は変わった。
【可愛い女】になりたい私が【可愛い女】になれない私を守る為、一生懸命作ってた【大人の女】という偽物の私‥
その偽りの壁を一輝は初めて壊してくれた人。
【愛してる】
というたった一言が 心地よかったり、人を愛するという事を教えてくれた人。2005-08-17 02:17:00 -
215:
『唯ちゃんも座りっ!!』
一輝が優しく話す。
『じゃ、今日は俺が何か作ったろ!!二人とも何食べたい?』
腕をまくりながら気合いを入れた一輝が言う。
『パスタっ!!』2005-08-17 02:18:00 -
216:
そうとうお腹が空いていたのか唯は速答だった。
『よっしゃ!!今日は瞳の大好きなカルボナーラにしよかっ!なっ?!』
ニコっとこちらを向き笑顔で言う一輝に私は小さく頷いた。
♪♪♪〜
みんな一瞬目が合う‥2005-08-17 02:19:00