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トップへの道‥
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291:
『春、待って‥』私の手は春のスーツの裾に
『春がいっても無駄やから一輝が行き!!私なら大丈夫やから‥。』
春のスーツを無理矢理引っ張り私の隣に座らせる‥。
本当は一輝にいて欲しい。 側にいて欲しい・・・
私だって そんなに強くない。。2005-08-17 03:48:00 -
292:
でも少なくとも今‥
惨めな想いをしたのは私じゃない。
ミカの方だから・・・
ミカは一輝に来てほしい筈‥きっと何度も後ろを振り返ってる筈‥何度も後ろを向き、一輝が追い掛けてきていないか確認してる筈‥
『一輝!早く行き・・』2005-08-17 03:50:00 -
293:
『でも・・俺は瞳のが大切やから‥あいつは…もぅ、ええねん。』
『私はその言葉だけでいいから。早く行って!』
『春!!頼んだで!!』
悩む様子もなく、スーツを脱ぎ、私の肩にかけて急いでミカを追い掛けた一輝を私はかっこいいと思った。2005-08-17 03:51:00 -
294:
後ろから 追い掛けてきた一輝を見てミカは何と言うのだろう・・・
抱きついて泣くのだろうか…。
一輝をミカの元に行かせたのは 私の優しさなんかじゃない・・・
汚い…キタナイ‥
━━━━━同情心・・・。2005-08-17 03:52:00 -
295:
『チーママ、大丈夫ですか?!温いおしぼり持ってきますねっ!!』
春が席を立った瞬間‥。
私の中で張り詰めていた糸が一瞬にして切れた。
行かないで・・・一人にしないで・・・
ポタポタとスカートに流れ落ちる自分の涙をボーっとただ眺めていた。2005-08-17 03:53:00 -
297:
『えっ!?瞳さん、どしたんですか‥!?』
春が慌てて私の元に駆け寄って来る。
『何も・・ない‥ご・べん・・・』
私の顔はたぶん 見れたものじゃなかった‥びしょびしょに濡れた髪の毛に服・・。
これ以上落ちようがない化粧‥2005-08-17 07:22:00 -
298:
『俺!!何も見てないですからっ!はいっ!!』
差し出された湯気のたつ おしぼり‥
私は迷わず顔を拭いた。
目の周りはマスカラが覆いパンダという可愛い表現なんて出来ない‥
『ひどい顔・・』2005-08-17 07:23:00 -
299:
鏡を見ながら自分の顔を見ると勝手に言葉が出てきた
『そんな事ないですよ‥瞳さんは綺麗ですよ!』
間違っても綺麗筈なんてない・・・。
春の目が相当悪いか‥。かなり酔っているのか‥。
『さっ!頭拭きましょかぁ・・・』春が大きなタオルを私の頭にかけ 美容師のように丁寧に拭いてくれた。2005-08-17 07:26:00 -
300:
『そうなんですか‥。なら良かったです!でも泣きたくなったら俺の所に来てくださいね!』
ニコっと微笑む春‥
何だか照れ臭くて 話を変えてしまった。
でも その言葉は本当に嬉しかった。
泣きたくなった時、居場所が あるというだけで‥泣かせてくれる相手がいるだけで私はきっと泣かないで済む・・・。2005-08-17 07:33:00