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トップへの道‥
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51:
一番に声をあげたのは一輝の腕に手を回すミカだった
『家片付けないとあかんし…ごめんね。みんな楽しんで帰り』
私は財布からあるだけの万札を出し席をたとうとした
『もしかして彼氏が来るとか?!』
ミカは一輝とのイチャイチャぶりを見てほしいかのように私に話かける。2005-08-16 21:57:00 -
53:
ホストに本気になんてならないから。
いゃ…本気の恋愛なんてした事ないから‥
『まぁ‥じゃ明日遅刻しないようにね。おやすみ』
私は足早に店を後にした。2005-08-16 21:59:00 -
54:
『ありがとうございました…また店寄らして貰います。でもチーママ俺の事覚えといて下さいよっ!!』
新人ホストの春がエレベータのボタンを押しながら私に笑顔を向けて言っていた。
『はい。私もまた寄らして貰うねぇ。ありがとう』
社交辞令を交わす私達‥
『瞳っ!!』2005-08-16 22:00:00 -
55:
振り返るとそこにいたのは一輝だった。
『はい?!』
『何でお前あんなに払ったん?ミカに払わせたらいいやろ!!』
『私仮にもチーママやで。従業員に払わせたり出来ないやん。しかもここやって知ってたら来なかったわっ…一輝は何も言うてくれんねっ。しかもお金の話ばっか‥バイバイ』2005-08-16 22:01:00 -
60:
『んっっ・・』
体をポンポンと叩かれて半分、夢見心地で目を開けると 隣にはスーツ姿の一輝が座っていた。
『ちょっと話いい?』
いつもより優しく話す一輝に私は頷きリビングに向かった。2005-08-16 22:06:00