小説掲示板新たなスタートのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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新たなスタート

• 1:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  −私、葵。１９才−
  葵のちょっと前の出来事からこれからの出来事を日記みたいに書いていきます。
  つまらないと思いますが読んでくれたら嬉しいです。
  
  後、文才ないですm(__)m

  2006-04-24 06:35:00
• 2:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  −２００６年４月２２日−
  今日、１０ヵ月働いていたセクキャバを辞めた。
  １週間前に店で１番仲良かった子と喧嘩をした。
  原因はその子の好きな人(お客さん)と仲良くしてしまってそれを知ったその子のヤキモチ。その子は私がその人を好きだと思ったみたい。
  仲良くって言っても、ただ普通に電話しただけなんだけど(^_^;)

  2006-04-24 06:43:00
• 3:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  でも私も悪いんだろうし謝って、話し合って、誤解を説いて仲直りしたと思ってたんだケド違ったみたい。
  
  昨日、出勤して気付いた違和感。
  明らか店の子らの態度が違う……集団無視。
  オーナーからの突然の呼び出し……私のやってない事、聞き覚えのない事での説教。

  2006-04-24 06:46:00
• 4:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  私じゃないと言っても「ミンナが言っていた」と言われ、信用してもらえなくて憂欝な気持ちでこの日は仕事をした。
  
  今日、目覚めても昨日の憂欝な気持ちが消えない。
  出勤前お客さん達から連絡があった。
  一週間前の事を知ってて心配してくれて励ましメールんくれるお客さん。何も知らなくて会いに来てくれる事の報告をくれるお客さん。

  2006-04-24 06:57:00
• 5:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  店に行きたくないと流した涙が、お客さん達の優しさに対しての涙に変わった。
  些細な事なのに、私にはすごく嬉しくて【女の子に負けずに頑張ろう】って涙を拭った。
  それでもやっぱり目に涙は浮かぶ。行きたくない気持ちを押さえ【私を待ってくれる人が居る】と呟き出勤した。
  
  昨日より居場所のない待機室。自らヒトリになるように漫画を読んで待機してたら……またオーナーから呼び出しが入った。

  2006-04-24 07:04:00
• 6:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  今の私には何も恐いものなんてない。私は何もしてないんだから！
  それに昨日に、辞める覚悟も、戦う覚悟も出来ていたから堂々と事務室に向かった。
  事務室に入ってすぐ、オーナーに店のＨＰを店された。そしてＢＢＳをクリックするように言われた。
  そのＢＢＳには名前は出されていなかったが、私の事であろう書き込みが入っていた。
  【女の子が喧嘩しているらしいで〜！】だの【ミンナに迷惑かけまくって辞めるようとしてる子が居るねんて！】だのと……。

  2006-04-24 07:09:00
• 7:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  女の子と喧嘩したの知ってるのは原因に加わったお客さんと私の彼氏である客とこの２人と仲の良いお客さんの３人だけ。
  そして辞めたいと思った事は私の男にも言っていなくて、昨日、待機室で友達との電話で辞めたいと話していたから、知っているのは店の子だけだから不思議に思った。
  そして書き込みの日付は今日。
  ３人のお客さんはそんな事するような人達じゃない。だから【店の子ら？】なんて考えても、もう意味すらない。てか頭が回らない。
  そんな私にオーナーは「辞めたいんならさっさと辞めろ！こっちも頼んでまで居てもらう必要なんてない！」と言葉を放った。私はその言葉に「辞めさせていただきます。」と答えた。

  2006-04-24 07:18:00
• 8:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  何も真相を聞かず頭ごなしに言うオーナー。女の子の嫌がらせ。誰が書いたか分からない書き込み。私にも限界があります。今、それを越えました。
  
  こんな私を待っていてくれたお客さん、顔も出さずにこんな事になってしまってごめんなさい。
  
  「もうここの人間とも、客とも連絡はとるな！」と、オーナーの言葉で話は終わって、私は待機室に戻って荷物の整理をしながら、１番ボスの女の子に「辞めたんでシフトから抜いてください。」と、言ったら何人かの人は「知ってたよ」って顔を浮かべながら「何でぇ？」と白々しく聞いてきた。

  2006-04-24 07:23:00
• 9:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  今まで辞める子が居た時は、泣く子や、説得する子が居たケド、今の私にはもちろんそんな子は居る訳がない。
  荷物の整理を終え彼氏である客に辞めた事を告げたら、もう店に来ていたらしく仲の良いお客さんと店を出てきてくれて、私も最後の挨拶をして店を出た。
  そして待ち合わせしてた喫茶店に笑顔で入った。暗い顔をしたら、辞めた事以上に心配させてしまいそうだったから。私はヘラ?と経緯を話した。
  
  そしてヒトリ、タクシーに乗り込み家に帰った。玄関に入るなり涙が一気に溢れた。

  2006-04-24 07:30:00
• 10:

  葵 ◆gGTOhi3OZY

  店への未練なんてない。ただお客さんとの別れが辛かった。
  今までお客さんとの別れを辛く感じた事はなかった。
  でもこの店に入って、特定のお客さんだけど、本当に良くしてくれて。
  そんな人達と出会って、そんな人達が私の名前を笑顔で呼んでくれた事で、どれだけ救われただろう？勇気をもらえただろう？頑張れただろう？笑顔になれただろう？

  2006-04-24 07:35:00