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あの頃。
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1:
? ◆aNcczJY1pQ
携帯の受信フォルダを開く。あの人からの嬉しいメールは全部保護してある。それを見るたび涙が溢れる。あの人からの指定着信音はもう鳴らない。
失って初めて気付いた事。
幸せやった。2005-12-21 02:45:00 -
41:
? ◆aNcczJY1pQ
サングラスかけててよかった。本当の涙は誰にも見せない。あいつと離れた時に決めた事。あいつが手を握った。忘れてはない、体が覚えていたぬくもりと感触。完全に本当の自分に戻った気がした。だけど頭は素の私でいる事を許さなかった。「離して。私、タダじゃないねん。お金もらって触らせてる体やねん。商品やねん」体を売る事で、体をお金に変える事で存在価値を確認しすぎた私の口から勝手に出た言葉。あいつは悲しそうな顔をした。
2005-12-22 05:50:00 -
42:
名無しさん
めたぉもろぃ?はゃく読みたいな?頑張ってね?
2005-12-22 06:00:00 -
43:
? ◆aNcczJY1pQ
もう元の私には戻れない。過去を受け入れても、私は変わってしまった。だけど涙は溢れた。とめどなく溢れた。自分で自分がわからない。泣く事を忘れて生きてきた一年間。あいつの一言で、一瞬で泣いた。やのに体が拒否反応を起こす。あいつは私を抱き締めた。謝りながら強く抱き締めた。懐かしいにおいがした。私が好きだと言ってた香水のにおい。でも私は抱きつく事はしなかった。「今の私、そんなに安くないから。」腕を擦り抜けあいつから離れた。エレベーター止まったままや。1のボタンを押す。いつもの冷静な私に戻る。エレベーターが1階についた。「ちゃんとご飯食べるんよ!帰るな。堺筋でタク乗るからここでバイバイ!おやすみ!」完全に風俗嬢に戻っていた。作った笑顔。作った声。タクの中で考えた。出した答え。〈一生作られた今の自分で生きていこう。過去を認めても自分には戻れないってわかったんだから〉
2005-12-22 06:07:00 -
44:
? ◆aNcczJY1pQ
開き直ったら、なおさら楽になって爆睡した。目覚めは壮快。いつものようにシャワーを浴びて準備をする。今日も仕事頑張ろう。いつものように店に行く。予約の確認をする為にリストに入る。「今日は予約電話いつもより凄かったぞ。ラストまできっちり受付開始5分で埋まりましたよ!ナンバー1!」マネージャーが微笑む。こいつは女の子をおだてりゃいいと思ってるからたまにうざい。今日は金曜日。埋まって当たり前。「頑張るわ。」それだけ言って私の専用の部屋に行く。いつものようにセット完了してコールする。今日の1本目は誰やろ?作られた笑顔で客を待つ。私の前に、風俗嬢〇〇の前に現れたのはあいつだった。
2005-12-22 06:18:00 -
45:
? ◆aNcczJY1pQ
「きのう来てくれたから来た。めっちゃ電話したわ。一番に予約とれてよかった。俺、ちゃんとお金払ってる客やからな。」あいつは部屋に入るなり寝転んだ。「俺お前帰ってからすぐ早退してんやん。色々考えてんけどな、悩んでもしゃーないから、会いにきてん。」天井を見つめて言う。ここは店。あいつは今お客様。私はこの店のナンバー1。仕事。「ありがとう。でもミズキに見られたらどうするんよ?気をつけてよ。」言いながら寄り添う。
2005-12-22 06:26:00 -
46:
? ◆aNcczJY1pQ
「なぁ、腕まくらしながら抱き締めてや。お金払ってるからいいやろ?久しぶりに女に甘えたいねん。」そういや、よく腕まくらしたな。覚えてるんや。私は言われた通りする。きつくあいつを抱き締めた。きのうと同じにおいがする。ギャル男だったあいつもキレイ目と呼ばれる服装に変わってた。「相変わらずスーツしか似合わんな」おちょくる私にあいつはキスをした。何度も何度も唇を重ねた。
2005-12-22 06:32:00 -
47:
? ◆aNcczJY1pQ
私にとってキスはセックスより大事。今もずっと。エレチュウもうまく交わす。ホストとはセックスしてもキスはしない。私がキスの重みを知ったのがこの日。あいつとの一年ぶりのキス以来私は客とのキスをやめた。それで来なくなるならいい。絶対売らない物が二つになった。心とキス。キスをしない風俗嬢になった。
2005-12-22 06:38:00 -
48:
? ◆aNcczJY1pQ
あいつは次の日も店に来た。その次の日も。来ても脱がない。キスをして抱き合うだけ。離れてた時間をうめるかのように強く抱き合う。あいつが買った時間内だけ。あいつが帰ればキスをしない風俗嬢に戻る。あいつはいつも悲しい笑顔で帰る。
2005-12-22 06:43:00 -
49:
? ◆aNcczJY1pQ
5回目の来店であいつは私を貸し切った。7時間をお金で買った。今はいつでも家で帰りを待ってる私じゃない。呼ばれればすぐ行く私じゃない。あいつはそれをわかりきっていた。「俺めっちゃエースやん!お前の太客やん。何もしやんでいいし楽やろ?」「あんたがおらんくても指名でうまりますぅ!貸し切れただけありがたく思ってよ!やけど何がしたいん?私もうあんたの店いかんで?エースにはならんよ。」聞く私にあいつは「俺、信用ないなぁ。まだ疑うか?俺も一応ナンバー1やねん。ひとりの客の為にこんなに時間使うかぁ!俺はな、お前が他の男を接客すんの嫌やねん。お前の存在が今より遠くなりそうやねん。手の届かんとこにいくのが嫌やねん。これ以上自分作って風俗嬢になりきらせたくないねん。お前、よく笑うし笑顔かわいいけど、目、笑ってないやん。昔の笑顔と違うねん。お前のほんまの笑顔を奪ったんは俺やわ。やからお前をほんまに笑わすのも俺やねん。お前があん時みたいに笑うまで俺はここに来るから。」
2005-12-22 06:56:00 -
50:
? ◆aNcczJY1pQ
42さん?ありがとぉ?嬉しい?いっぱい書くから最後までよろしくね?
2005-12-22 07:01:00