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○●彩香の恋愛話○●
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1:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
a.m5:30――コンポから大音量で音楽が流れる。外はまだちょっと暗い。
あ〃ぁー今日も、だるぃけど楽しい1日の始まり…?。
2006-01-06 06:32:00 -
101:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
愛子は何も言わず泣いてる。彩華はどうしたらいいか分からんくて、愛子の近くに座った。10分ぐらい愛子は泣いていた。
愛子「……彩華…辛かったやんな…いっつも笑ってるから…あたし何もわかってなかった……彩華いっぱい悲しかったやんな…」
愛子が泣きながら、小さい声で話しだした。彩華もなんだか泣けてきた。
愛子「…あたしら親友やろ…?お願いやから…あたしの前では強がらんといてや……ヒッ…一人で泣かんといてや……」
2006-01-10 23:48:00 -
102:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
この時何かがはじけたみたいに彩華は泣きだした。子供みたいに泣いた。愛子、ごめん。彩華なに一人で背負い込もうとしてたんかな…全部自分だけでどうにかしようとして…そんなに強くなんかないのにな……
彩華『…あいご…ごめんなぁ……』
愛子は後で「あの時なんであんた謝んのか分からんかった?」って言った。
愛子は国語ばり苦手やからまぁ仕方ない。その時は言わんかったけど、あの『ごめん』には色んな意味があった。2006-01-10 23:50:00 -
103:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
心配かけてごめん。メールも電話もムシしてごめん。一人で背負い込もうとしてごめん。強がってごめん。愛子をこんなにも泣かせてごめん…。色んな意味があった。
その後、いっぱい泣いて愛子は泣き止んだ。彩華はまだ涙がとまらずに、泣きながら彩華の気持ちを話した。本当は辛かったこと。パパとママの言うことがプレッシャーになってたこと。他にも色々話した。2006-01-10 23:53:00 -
104:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
何時間か経って、2人でママのゴハンを食べにリビングに行った。ママは彩華の顔をみたとたん泣きだした。それを見てたら彩華も泣けてきて、それを見た愛子も泣いた。3人で泣いて、3人でゴハンを食べた。
テレビを見てたらお笑い番組がやってて、笑った。何日ぶりに笑ったんやろ…そんな自分に気付いて悲しくて、また笑えたことが嬉しくて、また少し泣けた。
2006-01-10 23:54:00 -
105:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
その日愛子は家に泊まった。夜話してくれたことに彩華はビックリした。
本当は何回か家にきてたこと。彩華のママと電話で、彩華の状態を聞いてたこと。けど愛子は愛子なりに色々考えて、今日は絶対何が何でも彩華の顔を見て帰るって決めてたこと。
その日は金曜日で、来週から学校に行くって愛子に言った。たぶん何も問題は解決してないんやけど。でも学校に行くことできっと彩華は大丈夫。2006-01-10 23:56:00 -
106:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
日曜日の夜、かなり久しぶりに直クンからメールがきた。
「元気?最近学校こやんから心配してるで?病気か???」
直クンらしいと思った。どこがって聞かれたら分からんのやけど。。なんとなく、本当になんとなくそう思った。2006-01-10 23:57:00 -
107:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
――絶対明日は学校に行こう。1時間かけて、かなり早く起きなあかんのに明日は愛子が朝から迎えにきてくれる。
明日からは学校に行こう。まだ左手の傷も少し痛むけど。完全には立ち直ってないだろうけど。でもきっと大丈夫。彩華は一人じゃない。一人で背負い込む必要なんてない。パパもママも、愛子も友達もペペも……みんな彩華の幸せを願ってくれるが為のこと。彩華は幸せ者やなぁ……
そんなことを考えながら、久しぶりに部屋の鍵をかけずに眠りについた。2006-01-10 23:59:00 -
108:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
《周りを彩るぐらい華やかな明るい子になって欲しい。》
そんな由来でついた彩華の名前。周りを彩るぐらい…みんなを明るく照らすぐらいってことかな?パパ、ママ。彩華はたぶんそんな子になったよ。不器用ながらも、毎日精一杯生きてるよ。彩華の友達はみんないい子ばっかり。彩華は本当に幸せ者だぁ。
2006-01-11 00:00:00 -
109:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
次の日。a.m7:00。
家に愛子がきた。勢いよく彩華の部屋のドアを開ける。
バンッ――「起きとうかぁ??」
彩華『起きてるゎぁ…?よし、完璧??』
化粧ノリは悪いがまぁ仕方ない。髪はいつもより強めに巻いて、まつ毛はいつもより濃いめ?昨日は久しぶりにムダ毛の処理もした。1ヵ月手入れしてなかったムダ毛は、それはそれは剃りごたえがあった?
2006-01-11 00:01:00 -
110:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
久しぶりの満員電車に乗り込む。少し大人になった彩華は、前を触らずともケツを揉むオジサマにメンチを切る。
a.m8:25。
愛子「っしゃぁ、行きますか?」
彩華『オーケーブラザー????』2006-01-11 00:02:00 -
111:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
愛子「シスターやろが??」
彩華『テヘヘ、ブラザー??』
今までと変わらない、彩華を腫れ物みたいに扱わない愛子の態度がとても嬉しい。
ふざけながら門をくぐる。階段を登る。廊下を歩く。久しぶりに会う友達に囲まれ、抱きつかれ。「なんで休んでたん?」って質問には、『プチ登校拒否???』って応えた。みんな冗談やと思ったらしく笑ってたけど、本気ですからハィ?2006-01-11 00:03:00 -
113:
???
しおり?
2006-01-11 19:18:00 -
116:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
???サン→2回目カキコサンクス???しおりありがとう?
2006-01-12 05:07:00 -
117:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
約1ヵ月ぶりの教室は、それはそれは入りにくかった。が、そんなこと微塵も顔に出さずにシラーッとした顔で教室に入る。みんなの視線が痛い……はんッッ見たけりゃ見たら??
1時間目、数学。授業がかなり進んでてちょっと困った。
《まぁ何とかなるゎ?》本当は楽観的でプラス思考な彩華。いつもの自分に戻れてるや…。2006-01-12 05:08:00 -
118:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
授業が終わった後、先生に呼ばれた。前に行くと、
先生「よう来たな、頑張ったな?。」
彩華『……??………別に普通??。』
嗚呼、やはりそう簡単に意地っぱりは直らない。
2006-01-12 05:09:00 -
119:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
……でもな、先生。あの時ほんまは泣きそうになったんよ。先生は気付かんかったと思うけど…本当は嬉しくて嬉しくて、必死に泣くのこらえたんよ。ありがとうね。
2006-01-12 05:10:00 -
120:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
その後も授業が終わる度に、色んな先生が声をかけてくれた。今思えば、良い先生ばっかりやったね。担任なんか、それから毎朝7:00に電話をかけてきてくれた。「今日もちゃんと来ますかね???」って。チャリンコこぎながらやったから風がビュウビュウうるさかったけどね、セ・ン・セ??。
2006-01-12 05:10:00 -
121:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
4時間目には体育があった。久しぶりの体育は……マラソン??
何を隠そう、彩華はマラソンが世界で2番目にキライである。ついでに言うと、?1位?→毛虫、?3位?→ゴキブリ。3位にかなりの差をつけ、郡を抜いてぶっちぎりの?2位?→マラソン。
2006-01-12 05:11:00 -
122:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
そんなこんなで久しぶりの学校終了。その日は疲れ果て夜の8時には眠りについた‥??
2006-01-12 05:13:00 -
123:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
彩華は何を1人で悲劇のヒロィンぶってたんやろ‥。周りにはこんなにあったかい人がたくさん居たのに。きっと幸せって、造るものでも探すものでもなくて、ふとした瞬間に気付くものなんやろうな。
気付かないだけできっと、どこかで必ず誰かに想われてる。
人生捨てたもんじゃないね。まだまだこれからやね。……ぅんっ彩華復活??2006-01-12 05:14:00 -
124:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
さてさて、18年の人生で1番落ちるとこまで落ちた彩華サン。次の恋は?…今のとこ予定ナシ??直クンゎもういぃの。諦めじゃなくて、心のすみっこの方で想ってるだけでいぃ。いつかイヤな顔せずに直クンの彼女の話が聞けるようになるまでわ。
2006-01-16 06:56:00 -
125:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
学校は行きだしたらやっぱり楽しかった。卒業間近には、長く休んだコトを後悔した。
彩華には夢ができた。
“田中先生みたぃな教師になる。”
田中先生……毎朝7時に電話をくれた担任である。
2006-01-16 06:57:00 -
126:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
『先生、彩華教師になる。先生みたいな教師になるゎ。』
進路指導のとき、そう言ったときの田中先生の顔が忘れられない。恥ずかしそうに笑って、「いつかそう言われるような教師になりたかったんや。」って言った。
2006-01-16 06:58:00 -
127:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
式がおわった後、「お前は今までもった中で1番手のかかる生徒やった。」
と憎たらしそうに田中先生に言われた。でも先生、目に溜まった涙隠せてないよ?
『…先生…ほんまにありがとう。彩華大学頑張るから。頑張って、素敵な教師になってこの学校に戻ってくるから。その時はまたよろじくおねがいじまず〜?泣。』
泣きながら言った彩華をみて、先生はほほえんだ??。2006-01-16 07:00:00 -
128:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
4月。電車にのって新しい学校、大学へ迎う。目指すは?カリスマ教師?。制服を着た子達をみて少し懐かしくなり、かなり羨ましくなる。
《なんやその化粧は??髪を染めるな、そして巻くな??学校はお勉強しに行くんですよーキャバクラじゃないですよーー》
など想いつつ大学到着??さぁ??頑張るか彩華?ゴーゴー彩華?2006-01-16 16:14:00 -
129:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
そんな感じで毎日は過ぎ、大学生活にも少しづつ慣れだした6月の終わり。今日は久しぶりに地元の友達と会う予定?
p.m7:00。地元の駅で待ち合わせ。
居酒屋に行き、新しい生活について語り合う。
1時間程たった時、突然友達――美紀が口にした。2006-01-16 16:16:00 -
130:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
美紀「美紀さぁ〜‥今風俗で働いてんねやん。」
彩華『ふ…風俗??なっなっなんでなん???』
びっくりした、非常にびっくりした。あまりに驚いて大好きな唐揚げを落としてしまった。もちろん迷うコトなく食べたけど??彩華の友達にキャバをしてる子はいても、風俗をしている子はいなかった。
2006-01-19 22:06:00 -
131:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
美紀「美紀な、ホストにはまってもうてん。それで未収できてさ…キャバやったら追い付かんから今はヘルスで働いてる。」
美紀は切なそうな悲しそうな、なんとも言えない表情で淡々と話した。
彩華『ホストかぁ…で未収はいくらなん?』
美紀「100ぐらぃかな…」2006-01-19 22:07:00 -
132:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
彩華『ひっひゃく?そりゃもちろん単位は万よな?』
美紀「当たり前やん、あほか?笑。」
彩華『ぇ〜…百万かぁ…大変やなぁ?そんでその男は男前なん?』
彩華の大切な友達の美紀。中学時代、いっぱい喧嘩して時には殴り合いもして、それでも友達だった美紀。そんな彩華の大切な美紀に、百万も未収をさせた男。かっこよくなけりゃ許さないぜ??怒。2006-01-19 22:07:00 -
133:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
美紀「ん〜…美紀にはかっこよく見えるカナッ?あっプリクラあんで、見る?」
彩華『見る見る?…(プリクラ拝見中)…』
美紀の目を見ずプリクラをそっと返した。……全然かっこよくなんてない。言うならば中の下。ありえない。美紀は目が悪いのか?見た目はいかにもホストって感じの容貌。プリクラにかかれた文字がものすごく汚くて、ずっと習字を習っていた彩華には許せない字を書いていた。2006-01-19 22:08:00 -
134:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
彩華『…美紀…あんた今すぐ眼科に行け。よー見ぃや、どこがかっこいいねん?なんやこの品のなぃ笑顔は?そんでなんやこの字は??なんでこんな男の為に100万も使ったんよ…お前はあほか……?』
美紀「彩華…でもな、美紀は好きになってもうてん…自分が色カノって分かっててもそばに居たいねん…」2006-01-19 22:09:00 -
135:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
…分かるよ。相手の心に自分はいないって分かってても、いつかを夢みて離れられない気持ち。
「いつかは自分だけを愛してくれるかも…」「いつか自分を本当の彼女にしてくれるかも…」「いつかは……‥」
その“いつか”は永遠にこないと分かっていても。今そばに居たい。……痛い程よく分かる。
彩華『そっか…好きになってもうたら仕方ないな?頑張りや。早く未収分返さなな。』
美紀「ぅん…頑張るゎ?」2006-01-19 22:10:00 -
136:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
美紀「んでさぁ、彩華も美紀の店で働かん?」
彩華『はぁ?なっなんで??』
美紀「今女の子少なくて…彩華やったら絶対ナンバー入れるって?」
彩華『いや、ナンバーとかじゃなくてやな…ヘルスなぁ…?』2006-01-19 22:11:00 -
137:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
彩華『…ぅ〜ん……行く…ゎ。とりあえず体験だけでもいい?』
美紀「ほんま?ぅんっ全然いけるよぉ、じゃぁ店長に話とくから明日いける?」
スケジュール帳を見ながら予定を確認し、OKの返事をする。
その後も酒を片手に、色んなコトを語り合った。店のシステムとやらも詳しく聞いた。2006-01-19 22:12:00 -
138:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
美紀「じゃぁ明日夜7時に駅で??」
そして美紀と別れた。
《風俗かぁ…まぁ本番はしたらあかんみたいやし、いっかな?美紀もおるし?》
プラス思考で楽観的な彩華は大して気にもせずムダ毛処理を丹念にして眠りについた?。2006-01-19 22:17:00 -
139:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
今でも、なぜあの時 大して迷いも考えもせずに『行く』と返事したのか分からない。コナンでも解けないであろう、迷宮入りの謎である。
2006-01-19 22:18:00 -
140:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
そんな感じで店長――河田との初対面。見た目はなかなかいけている?年は‥見たとこ32ってとこかな?
そして店長から“講習”を受ける。完全マニュアルって感じで、毎回同じで良いらしい。
店長「ミィちゃんから聞いてたけど…彩華ちゃんほんま可愛いなぁ、絶対売れるよ。始めは慣れへんと思うし不安もあるやろうけど、頑張れな?」
彩華『はぁ…?』2006-01-19 23:13:00 -
141:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
初めて会った男の前で裸になるのには少し抵抗もあったけど、今更そんなコト言ってられない。バッサァッと服を脱ぎ、店長と共にお風呂に入る。
講習中も、彩華の緊張をほぐす為か店長は常しゃべっていた。最近のニュースやら最近はまってるお笑いコンビやら好きなタィプやら……手とり足とり教え教えられながら、店長と彩華は話していた。2006-01-19 23:14:00 -
142:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
店長「スタイルいいなぁ…肌も白いしキレィやしくびれてるし…乳何カップ?Eぐらいあるやろ?」
彩華『そんなないですよ、Dです??』
店長「ほんまかぁ?へ〜…ほんまたまらん身体してんなぁ。」
彩華『はぁ…』
彩華にとってそんな誉めコトバは聞き飽きた。今までヤった男はみんな彩華の身体を「たまらん。」と言った。そして彩華に惚れた。ううん、“彩華の身体”に惚れた。2006-01-20 19:36:00 -
143:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
その頃の彩華は、相変わらずェッチに愛なんていらないと思っていた。まぁ軽い女だったのね?。
ヘルスには少し抵抗があったけど…でもいぃや。きっとこの見た目と身体は、こうなるコトを考えての神様からのプレゼントやったんやろう。イチャイチャしてる時、彩華は誰とでも恋人気分になれる。《彩華はこの人が好きなんだ。》と錯覚する。そして現実に戻る。きっとこの仕事は彩華にとって“天職”なんだ。2006-01-20 19:37:00 -
144:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
そんなコトを考えながら頑張っていたら、いきなり店長に苦しい程抱き締められた。
店長「彩華ちゃん…さっきから『はぁ?』しか言うてないやん?。‥絶対稼がしたるからな。」
彩華『はぁ……』
店長「また『はぁ』かよ?彩華ちゃんおもろいなぁ?」2006-01-20 19:37:00 -
145:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
そんな感じで講習終了。店でお客サンを待つ。
店長「これ書いて?あっあと源氏名何にする?」
そう言って渡されたのは簡単なプロフィール表。彩華はAB型だけど、こ−ゆ−世界でABとBはダメらしい。だから店長に言われてO型と書いた。なんだか少し悲しくて、複雑な心境…??
《源氏名…何にしよ。美紀は“ミィ”って言ってたなぁ…う〃〜ん。。?》2006-01-20 19:38:00 -
146:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
さんざん考えて迷った挙げ句、源氏名“セイラ”にした。どうせなら彩華とはかけ離れた名前がいぃ。
彩華『じゃぁ“セイラ”でお願いします。』
店長「はい−、セイラちゃんね?」
ついさっき撮ったパネルと共に、彩華は“セイラ”としてお客サンを待つ。2006-01-20 19:39:00 -
147:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
p.m10:00。ちらほらお客サンも来だして、お気に入りの子を指名していく。…今のとこセイラちゃんの出番ナシ??待機室で雑誌よんだりケータィいじったりしながら、初めてのお客サマを待つ待つ待つ。
p.m11:00。店長「セイラちゃ〜ん、60分お客サンきたよ?頑張って?」
彩華『はっはい??』
化粧も髪型も鏡でバッチリ確認したし、後はやるだけ?彩華の初お客サマ、彩華の意地をかけて頑張らねば??2006-01-20 19:40:00 -
148:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
彩華が行ったお店は俗に言うホテヘル。エレベーターでお客サマを待つ。
《…ドキドキドキドキドキドキドキドキ……
……キタ――(゚∀゚)――?こいつかッセイラちゃん初の客ゎ?顔ぶつぶつやんけ?やっぱこんなもんやな‥?》
そんな思い微塵も顔にださずに最上級の笑顔で『初めましてぇセイラです??お名前何て言うんですかぁ??』2006-01-20 19:41:00 -
149:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
………そんな感じで初のお客サマとの時間は終わった。もっと戸惑ってテンパるものかと思ったら意外とそうでもなかった。頭の中は意外と冷静で、ついさっき受けた講習通りに進めていく。店からコールが入れば、教えられてもなぃのに上目遣いに甘えて延長ゲッチュ??
お客サマとバイバイしてお店に戻る。
《なんや、意外とできるもんやなぁ、延長とれたし?こりゃ幸先いいわ?》
まだ仕事のしの字もわかってないようなぺーぺーだけど、彩華には向いてるとなんとなく思った。2006-01-20 19:42:00 -
150:
彩華 ◆0gyq3MgaWA
その日は次の日朝から大学があったため、その1人のお客サンであがりにしてもらった。
お給料――12000円。…こんな簡単にお金が手に入るんや、たった1人やのに。お客サンと疑似恋愛して、時間の中で精一杯恋人になるだけ。彩華にとっては初めて会った人とキスすることも、身体中舐められるコトも、お客サンをいっぱい気持ちよくしてあげるコトも苦じゃない。だってェッチするのにすら愛なんていらんのに。……当時の彩華は本当に心の底からそう思っていた。彩華の考えは間違ってないと、むしろ愛って何やねん?と。2006-01-20 19:43:00