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真実の愛〜そして偽りの愛…
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1:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
今でも幸せだったあの頃を思い出す。悲しむ自分の姿なんか想像できなかった。今となれば過去の出来事…。過去の出来事としてゆりの頭の中、心の中に封印する事はこの先できるなんて思えない…。
2005-11-25 14:01:00 -
128:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
さやは一層激しく泣き続けた。病院中に響き渡るぐらい…。ゆりはかける言葉をなくてさやの背中をなぜ続けた…。
そんなさやをかかえながら家まで戻り泣き疲れたのか眠ってしまった。そんなさやが目が離せなかった…。2005-11-29 11:20:00 -
129:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
さやの性格からして思い立ったら即行動派。何をしでかすかが本当に怖い…。ちゃんと見ててあげやな…。そぉ思っていたのにゆりは油断してそのまま眠ってしまった。
起きてみるといるはずのさやがいない…。
「さやっ!!?」2005-11-29 12:57:00 -
130:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
リビングにもいない…。靴…。さやの靴があるか玄関へ走った。
さやの靴がない…。
どこに行ったんやろ…。ゆりは青ざめた…。鍵もかけず家をとびでた。さやの行きそうな場所…。思い当たらない。ゆりはしゅんに電話していた…。2005-11-29 13:01:00 -
131:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
焦って何を言っていいのかわからない…。ゆりはパニックになりながらも必死にしゅんに状況を伝えた。しゅんもりょうとは何回も遊んだことがあり仲もよかったので突然のことにかなりびっくりしていた。突然しゅんが叫んだ!
「病院や!」2005-11-29 13:05:00 -
132:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
担当の医師から状況を聞いた後さやは泣き崩れてしまったので落ち着かせるためゆり達はりょうには会わず家に帰ってきたのだった。さやはりょうに会いに行ったはず!さやは電話をきりひたすら走り続けた。しんどいなんて思わなかった。病院につきりょうの部屋を聞きまたひたすら病院内を走った。
2005-11-29 13:10:00 -
133:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
さやはいた…。
【よかったぁ……】ゆりは力が抜けた。
「さや…。」
さやは静かに振り向いた。「ゆり…。りょういっぱい管みたいなのつながれてるねん…。顔じゅう傷だらけで包帯ぐるぐるまきやねん…。りょうやってわからへんねん…。」2005-11-29 13:13:00 -
134:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
目にいっぱい涙をためながら必死に離すさや…。
「1ヵ月ぶりやで…?全然会ってもないし連絡もしてなかったんやで…。次会えるときはちゃんと謝ろうって思ってたのに…。謝ったらいつもの笑ったりょうに会えると思ってたのに…」さやはゆりに抱きつきそのまま泣き崩れてしまった…。2005-11-29 13:16:00 -
135:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
その時りょうのお母さんが来た…。
「さやちゃん来てくれてありがとうな。ゆりちゃんも。私も今まだ信じられへんねん…。朝もいつもとおり元気に起きてきてね。いつも通りやったんよ…。ここ1ヵ月さやちゃんとケンカしてって口癖のように言っててん。謝りたいけどさやはも-俺に愛想つきたやろな…。って。さやちゃんごめんな…。心配ばっかりかけて…。あんなバカな息子スキになってくれたのに!早く目覚ましよなぁ…」2005-11-29 13:21:00 -
136:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
さやは大声をあげて泣いていた。そんなさやをゆりはかける言葉もなく優しく包み込んだ。りょうのお母さんはそんなさやとゆりをまた優しく包み込んでくれた。
「りょっ…うごめ…っごめんな…。さやっ…さやが頑固やから…いつもわがままばっかり言って…。も−わがまま言わへんから起きてよぉ!目覚ましてよぉ!」2005-11-29 13:24:00 -
137:
ゆり ◆4fg6mZxwdE
りょうのお母さんはずっとさやとゆりを抱き締めてくれていた。自分の息子が事故で意識不明の重体におちいってると言う現実をみて辛いはずなのにさやの事を心配してくれてる…。ゆりはそんな姿を見てりょうが早く目を覚ましてくれる事をただただ祈るばっかりだった。
2005-11-29 13:33:00