小説掲示板ジレンマのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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ジレンマ

• 1:

  那奈

  文章下手だけど最後まで読んでもらえたら嬉しいです…

  2006-03-29 05:15:00
• 2:

  那奈

  朝がきて今日もまた友達から夜のうちに携帯に着信があった 誰だ？かけなおさなきゃ… [もしもしー、昨日寝てた、何の電話だった？] [いや、別に暇だったから…] [ふーん、じゃまたメールするわぁ][おお!!][またねー] 最近おんなじような会話ばっかり。基本的に夜行動する友達が多いから夜に電話かかってきて朝にかけなおすパターン。さあ、今日も仕事仕事… 私はヘルスで働いてる18歳。こんな仕事するようになったのはなんとなく。おこずかい稼ぎで。お金は満たされる、でも心は満たされない。毎日体中をいろんな男の手が這う。虚しい？虚しくなんかならない。そんな感情なんてもう無くなった。あたしがこんなふうになったのは今までの経験があるから。

  2006-03-29 05:17:00
• 3:

  名無しさん

  名前は直樹。あと二人男がいたけど興味がなかった。一緒にいる時間、楽しかった。家に帰ったらメールが来た。あの場所にいた直樹以外の男二人の方のどっちかだった。[愛からアド教えてもらったー、彼氏ぃんの!? ] [いないよ][付き合ってー][まだよく知らないから分からないー][じゃぁ今度二人で遊ぼ][
  うん]…こんなメールが何回も続いた後また知らないアドレスからメールがあった。直樹からだった。[アド教えてもらったー、今日は楽しかった、また遊んでな][うん、また遊んでー]直樹とのメールはそれだけで終わったけど何かドキドキした。そして何か嬉しかった。

  2006-03-29 05:28:00
• 4:

  那奈

  しばらくして先輩と二人で遊んだ、そして付き合った。紹介してくれた友達には秘密で付き合ってたけどバレた。[あたしも直樹のこと好きやったのに!!何で那奈なん!?] あたしに言われても知らないし。そんなんあっちが決めること。心の中でそう思いながら[ごめん…、でもあたしも直樹のこと大好きやから…]てメールを返した。

  2006-03-29 05:39:00
• 5:

  那奈

  [でもあたしの中には直樹の子供がいるし!!]はぁ？何ゆってんの？意味不明!!そう思いながら[どうゆうこと？]ってメールを送った。[あたし直樹と那奈が知り合う前に直樹の家にも泊まったりしてて、その時エッチとかしてたから。その時の子。あたしは絶対産むから。]はぁ!?何この女!!いきなり涙が出てきた。泣きながら直樹に電話した。

  2006-03-29 05:45:00
• 6:

  那奈

  [どしたん？][愛が直樹の子供出来たって…][…はぁ？分けわからんから!!][あたしのほうが分からんゎ!!][ちょっと三人で話合おう][うん…]なんか二人に裏切られた気持ちだった。

  2006-03-29 05:51:00
• 7:

  那奈

  直樹の車の中で三人で話合った。直樹は愛を殴りそうになってた。愛はライターの火を着けたり消したりしている。結局愛の子供ができたとゆうのは嘘だった。愛はあたし達が別れないのなら縁を切ると言った。正直ショックだった、でもあたしは直樹のことがどうしようもなく好きだったから愛がそうしたいなら仕方ないと思った。

  2006-03-29 06:25:00
• 8:

  那奈

  [那奈、直樹のことが本間に好きだったら援交とか男と遊んだりするの辞めて。あたしからは送りにくいから直樹から送ってほしい。]何それ…、確かに援交はしてたけど、それは昔のこと。直樹と付き合ってからはしてないのに何で今更…頭が真っ白になった。

  2006-03-29 06:36:00
• 9:

  那奈

  直樹からまたメールが来た。[何やこれ!!お前俺を騙してたんか!!][騙してないよ!!でも昔はしてたけど…、直樹と付き合ってからはしてない!!][そっか、分かった。]何が分かったのか知らないけどそこでメールが終わった。

  2006-03-29 06:42:00
• 10:

  那奈

  あれから一週間直樹と連絡を取ってない。今日は一つ上のリカと遊ぶ約束だ。夜8時駅に集合なのに携帯の時計を見たら8時半を回っている。携帯も通じないし、もう帰ろかな…でも帰った後にここに来たら可哀想だし…なんてことを思いながらいたら一台の車があたしの前に止まった。

  2006-03-29 08:02:00
• 11:

  那奈

  [何してるん？][誰か待ってるんー？]正直ウザイ。どっか行きたいけどここしかベンチないし、とりあえず無視しとこう。そう思ってたらいきなり男が車から出てきて腕を掴まれた。[返事くらいしてやぁ!!][無理!!友達待ってるし!!][じゃぁ友達来るまで話しようなー。][無理!!]無理矢理抱きかかえられて車に乗せられた。

  2006-03-29 08:09:00
• 12:

  那奈

  よく見たらどこかで見たことある顔だ…あ、こないだ学校の帰りに駅でナンパしてきた人だ。あの時は電車の中にまでついてこられて本間に最悪だった。そんなことを思い出しながらも口には出さなかった。

  2006-03-29 08:11:00
• 13:

  那奈

  [名前教えてやぁ？][…][てか、自分見たことあるわー。俺と会ったことない？][無い。][冷たっ!!]嘘をついた。あるってゆってもいろいろメンドイし。いきなり車が動き出した。[ちょっと!!ぁかん!!下ろして!!][ドライブしよゃぁ♪][嫌!!友達来るから!!]それなのに車はどんどん走ってゆく。

  2006-03-29 08:17:00
• 14:

  那奈

  もうダメだ。あたしは走り出した車がどうしたら止まるか考えた。[トイレ行きたい!!][もうすこし我慢してー][我慢できない!!]いつの間にかどこか分からないとこまで走っていた。あたしは一個しか電池がない携帯で隠れてバッグの中でメールを打った。[助けて、迎えにきて。]直樹に送った。

  2006-03-29 08:19:00
• 15:

  那奈

  サイレントにしといた携帯にメールがきた。前にいる二人にはバレていない。直樹だ!!って思ったのにあゆみチャンからだった。あゆみチャンは、二つ上の人で、スゴイ綺麗で優しくてスナックで働いてる。自分をしっかり持ってるし、あたしはあゆみチャンに憧れていた部分もあった。

  2006-03-29 08:25:00
• 16:

  那奈

  [何してる？]ヤバイ!!電池がもうない!!あゆみチャンに頼るしかない!!バレないようにまたバッグの中で[助けて!!]ってメールを打って送った。ソッコーで返事が返ってきた。[どしたん!?今どこにいるん!?]今…上を見たら看板に〇〇と書かれていた。[〇〇ってとこ、助けてほしい!!][分かった!!]…結局直樹からは返事が返ってこないままだった。

  2006-03-29 08:30:00
• 17:

  那奈

  コンビニで車が止まった。でも車からは出してもらえない。[ちょっと待っててや。]一人コンビニに入って行った。あゆみチャンの車らしいのがコンビニの横の道を通った。もう一人の男は前に座っていて携帯をいじっていてこっちを見てない!!急いでバレないようにメールを打った。[今コンビニの横通った!?]メールを送った。

  2006-03-29 08:39:00
• 18:

  那奈

  さっきの車が戻ってきた。次々とその後に車が続いてる…あれ？何かおかしいで？あゆみチャンの車の後ろ10台以上がすべてコンビニに入った。そこには直樹らしい車もあった。みんな一斉に車から出てきた、やっぱり直樹もいた。

  2006-03-29 08:42:00
• 19:

  那奈

  直樹？メール返してこなかったの何で？心の中で聞いた。声にならなかった。何から話せばいいのか…[あれ、あたしの連れゃで!!あたし助けに来たから、はよ逃げんと殺されるでー]あたしを拉致った人達は車からあたしを出して去って逃げてった。あゆみチャンが駆け寄る。[大丈夫？][うん。大丈夫ゃで。]何で直樹がいるんだろう、そんなことを思いながら話していた。するとあゆみチャンの車から女が出てきた。

  2006-03-29 08:51:00
• 20:

  那奈

  愛だ!!何で愛が!?何で直樹が!?困惑していた。愛が笑って近付いてきた。[逃げようと思ったら逃げられたやろー？ナンパに付いてったんじゃないん？][違うって!!本間に恐かったんゃから…]直樹が近付いてきた。[お前何してるん!?]涙が出そうになった。

  2006-03-29 08:53:00
• 21:

  那奈

  全部謎が溶けた。直樹と愛は縁を切っていなかったんだ、あたしとは切ったのに…あゆみチャンは愛と仲が良かった、あたしが直樹に送ったメールは直樹から愛に送られて、愛があゆみチャンにゆったんだ。そもそもあゆみチャンからメールが来るとか珍しいし、タイミング的にもおかしいってもっと早く気付くべきだった。涙が出てきそうになる。でも我慢だ我慢!!今泣いたら負けたことになる!!ぐっとこらえた… あたしは惨めな気持ちになった…

  2006-03-29 08:55:00
• 22:

  那奈

  家まで直樹に送ってもらった。車の中で話すことはなかった。もう信用出来ないって思った、別れるしかないって思った。[これから俺らどうする？][別に][別にってなんゃ!!][何よ!?直樹がわけわからんからやん!!][もう別れるしかないやろ!!][そやな…!!]平気なフリして軽く答えた。別れるしかないって自分でも思ってたけどいざ口にだされると辛かったんだろう、何か胸の奥らへんでズキッて音がしたのが分かった…

  2006-03-29 09:00:00
• 23:

  那奈

  一週間、二週間と時間が経った。2ヵ月が過ぎた。直樹を忘れるのにそんなに時間はいらなかった。もうその時には直樹に対しての気持ちは消えていた。そんなに好きじゃなかったんじゃないん？普通やったらもっと引くでー。みんなから言われる言葉。いや、好きだったよ。今までで一番。だから裏切られた辛さも大きいんだよ。好きだった分、大事だった分、離れたくなかった分…悲しいんだよ…

  2006-03-29 09:15:00
• 24:

  那奈

  一回思いだすときりがないからね、だからみんな直樹の名前とか出さないで。思い出してしまうから。あたしは強がった。それに今のあたしの直樹に対する感情は怒りの方が強くなってきてるから…言おうとして止めた。でも本当のことだ。日が経つごとに怒りが増してくる…

  2006-03-29 09:20:00
• 25:

  名無しさん

  ジレンマってどぉゆう意味？

  2006-04-04 05:55:00
• 26:

  名無しさん

  ?ilemma?板ばさみ,窮地

  2006-04-04 06:22:00
• 27:

  名無しさん

  >>1-200

  2006-04-04 06:41:00
• 28:

  名無しさん

  板ばさみってどおゆう意味？その後の漢字なんて読むン？＆どおゆう意味？

  2006-04-05 00:13:00
• 29:

  那奈

  ある日知らない番号からいきなり電話があった。おもわず出てしまった。[はい？][ぉお!!久しぶりやなぁ、元気かぁ!?]声ですぐに分かった、直樹だ。直樹のメモリは消したから分からなかった。絶対もう関わりたくない人やのに…

  2006-04-08 01:48:00
• 30:

  那奈

  [元気やで、どうしたん？][俺車セルシオにした♪][ふーん、かっこイイんちゃう？今忙しいからまた電話かけ直すゎー]そう言ってすぐに切った。もちろんかけ直す気なんてなかった。信じられない、普通に電話してくるなんて…　　　　　　　　　　　　　　　　それからしばらく経った頃、愛と直樹が付き合ったことを噂で聞いた。

  2006-04-08 02:00:00
• 31:

  名無しさん

  >>31
  板挟み　とは
  対立する二者の間に立ってどちらに付くこともできず、苦しむこと。

  2006-04-08 02:18:00
• 32:

  名無しさん

  >>31
  窮地　　 きゅう‐ち【窮地】
  追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。

  2006-04-08 02:20:00
• 33:

  那奈

  29さん、35さん、36さん、私のかわりに説明ありがとうございます(>_

  2006-04-08 08:22:00
• 34:

  名無しさん

  ２９、３５、３６さんありがと！アホやからわからんかって説明してくれたから勉強なったわ

  2006-04-11 02:41:00
• 35:

  那奈

  雪は後ろの席の子だった。[ぁあー、帰りたいー]後ろから何度も聞こえてくる声。思わず声をかけた。[どしたん？][めっちゃ帰りたいねんー、眠たいしー]あたしは妙に親しみを感じた。それから急激に雪と親しくなっていつも雪にベッタリだった。

  2006-04-11 04:44:00
• 36:

  那奈

  学校で二人でトイレに入ったとたんに、いきなり雪が泣きだした日もあった。あたしにはなんで泣いてるのかわからない、でもずっと泣き止むまで一緒にいた。「もう嫌ゃ…もう嫌ゃ…」…ずっとこう言ってた。あたしは一緒にいる以外どうすることも出来なかった…あの時何があって雪は泣いてたんだろう？今もずっとわからないまま…

  2006-04-18 03:14:00
• 37:

  那奈

  「雪、大好きやで♪雪は那奈のこと好き？」雪に頻繁に聞いてた。その度に雪は「大好きやで♪決まってるやん♪」って言ってくれた。その言葉を聞くたびにあたしはニヤけていた。誰よりも雪に好きってゆわれるのが嬉しくて…学校には雪に会いに行ってるようなもんだった。

  2006-04-18 03:27:00
• 38:

  那奈

  雪の友達、華と奈美。もちろんわたしの友達でもある。華は鈴木エミを背を小さくしたみたいな子。奈美はとても面白い子だった。雪の次にこの二人が大好きだった。もちろん、それは友達としてだけど…

  2006-04-18 03:34:00
• 39:

  那奈

  雪が学校を休んだ時に、あたしと華と奈美で三人でマクドに行った。いつもは四人で毎日のように学校帰りに来てた。でもこの日は雪がいない…三人でいつも通りのたわいもない話をしてたけど、いきなり雪の話になった。奈美「雪って情緒不安定やから一緒におると疲れるよな〜」華「あの子はもっと強くならんとあかんやろ〜」あたし「でも雪って本間おもろいやんな♪」奈美「那奈はまだ知り合って浅いから分からないと思うけど、ずっと一緒におるとしんどなってくるで！！」 あたし「そっかなぁ…」
  それから延々と雪の話ばっかりだった。

  2006-04-18 03:50:00
• 40:

  那奈

  次の日は雪は学校に来た。華と奈美もいつもどおりに話している。なんであんなに文句ゆってたのに一緒にいるんかな？って少し思った。　　　　　　　　　　その日、雪に学校終わったら家来る？って誘われて家に行った。雪の家は母子家庭。お母さんは夜中に帰ってくるからそれまで家には二人だけ。夜になって雪がビールを飲みはじめた。　雪「飲むか？」あたし「うん！！」お酒なんて飲めないくせに調子にのって飲んだ。雪はずっと無言でビールを飲んだまま…二本目を飲みほしたところで雪が口を開いた。雪「人間ってな、―(ﾏｲﾅｽ)へ―(ﾏｲﾅｽ)へと考えてしまう生き物やな…」あたし「言われてみたらそうやな、でも何で？笑」　雪「一回落ちたらもうあかんな、うちの場合はどん底まで落ちてしまうから…」

  2006-04-18 04:22:00
• 41:

  那奈

  …あたしは黙り込んだ。雪が何でいきなりそんなことを言ったのかがわからなかった。そして雪は続けた。　雪「うちな…、本間死にたい…」あたしはまだ黙り込んだまま。嫌な空気が流れた。雪「…ぁ！！このまま今日泊まるやろ？一緒の布団で寝よか♪」急に雪が明るい声になった。なぜか安心した…

  2006-04-19 03:20:00
• 42:

  那奈

  それから布団に入って、話をしていたら、いつのまにか雪は眠っていた。あたしは雪のほっぺに軽くキスをして寝た…

  2006-04-19 19:19:00