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━傷跡━
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1:
理都
生涯のうちで本当に、心の底から愛せる人なんて何人いるんやろう…。
龍二…
あんたと出会って、あたしの人生は180度変わったねん。IP強制表示中:210.136.161.1332005-11-30 16:21:00 -
2:
理都
2001年―夏
肌をジリジリと照りつける日差しに、次第に苦痛を感じ始めていた…。
♪〜♪〜♪
肩にかけていたバッグの中から、流行りの音楽が機械音となって流れ出す。IP強制表示中:210.136.161.422005-11-30 16:25:00 -
3:
理都
『もしもしぃ〜?』
あたしは、本体よりも重たいストラップがジャラ付けされた携帯を取り出し電話に出た。
「もっし〜?理都ぅ!?はぁっ…マジごっめん!!許して!今、どこ!?」
恐らくホームの音であろう騒がしい雑音の中、息を切らしながら必死に謝る―
指定着信音に設定されたその相手は、あたしの親友である【玲】だった。IP強制表示中:210.136.161.392005-11-30 16:28:00 -
4:
理都
『今なぁ、もうコンビニの中におるよ〜。玲は?今駅なん!?』
待ち合わせ場所であるコンビニエンスストアでかれこれ1時間以上待っていたあたしは、彼女の居場所を早く知りたかった。IP強制表示中:210.136.161.372005-11-30 16:32:00 -
5:
理都
「はぁっ…そうやねん!今、駅着いたとこで猛ダッシュするからぁ、あと20分くらいで着く思う!マジごめんなぁ…っ!!」
必死で謝る玲に、『分かった』と告げて、一度立ち読みに飽きて出たコンビニにもう一度入った。パラパラと雑誌をめくっていると、何人?ってくらい真っ黒な肌に、原色を着たギャル達が大口を開けてピースしていた。IP強制表示中:210.136.161.352005-11-30 16:35:00 -
6:
理都
適当に雑誌を見て、10分程経ったので、その時ハマっていたハイチュウの青りんご味を買って、あたしは外に出た。ハイチュウを一粒口に放り込むと、携帯を取り出してメールを打ち始める。
《玲〜、コンビニ外にいるから♪ヒールでこけんなよっ(^3^)/》
送信ボタンを押して、画面を閉じる。外に出るとやっぱり暑い…。IP強制表示中:210.136.161.382005-11-30 16:41:00 -
7:
理都
「俺も30分前くらいから連れ待ってんねやけど、えらい長居してるから、気になってさぁ!そっちも、待ち合わせ〜?」
初対面のくせに、やたらと親近感を持たせる軽快な話し方に、《慣れ》を感じた。
軽そうな奴…IP強制表示中:210.136.161.1312005-11-30 16:47:00 -
8:
理都
『うん、待ち合わせやでぇ。友達、寝坊して一時間半の遅刻やわ〜。』
なんとなく、関わりたくなかったので目を合わさず適当に答えた。
「ほんまかぁ!そりゃ痛いなぁ〜。一時間半って俺の連れよりヒドイでぇ。笑 自分、名前何ってゆぅん?」
なんで、名前言わなあかんねん…
『ってかこれ、ナンパ?』IP強制表示中:210.136.161.342005-11-30 16:50:00 -
9:
理都
言いたくなかったのであたしは、話をそらしてその男に少しダルそうに聞いた。
「ナンパやで。自分、タイプやから、ずっと見てたねん。良かったら、俺と友達なって下さい。」
は………???
見た目とはギャップのあり過ぎるあまりにストレートな、申し立てに、思わず唖然としてしまった。
なんやコイツ…からかわれてんのかな?IP強制表示中:210.136.161.442005-11-30 16:54:00 -
10:
理都
不信感を取り払えないあたしは、
『もう友達来るから。』
と言って、玲に電話をかけようとした。
「はぁっ…りっ理都ぅぅ〜!!お待たせぇ〜!マジごめんっ!!」
ナイスタイミングと言わんばかりに、走って玲が現われた。IP強制表示中:210.136.161.342005-11-30 17:33:00 -
11:
理都
「…はぁっはぁ…はぁ…あれっ?理都、どちらさんっ…?」
明らかに知り合いと話してました風な二人の距離に、興味深く玲が尋ねる。
『いや…ちゃぅねん。関係ないで。』
こんな【いかにも】というチャラチャラした男と知り合いだと思われても困るので、気まずそうにあたしは言った。IP強制表示中:210.136.161.382005-11-30 17:35:00 -
12:
理都
「今、知りおーてんなっ!お友達になって下さいって頼んでたとこやでぇ〜。理都ちゃんのお友達も初めまして!」
はぁぁぁ……!!??
ちゃっかり名前バレてるやん。しかも、コイツいらん事言わんでいいし。IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 17:37:00 -
13:
理都
玲がチャラを男を誉めだしたので、あたしは突っ込みを一層激しくした。
いやいや… 目立ってるのは、肌の黒さと髪型のせいですからぁ〜!!
残念……!!!!(何IP強制表示中:210.136.161.422005-11-30 17:40:00 -
14:
理都
「いやいや、お友達はリップサービスがお上手やな〜!そんなん言っても、おっちゃんチップとか出ぇへんでぇ☆」
「あははっ、何キャラやねん!うちは、風嬢かっつーの!笑 チップとかいらんから、名前教えてやぁ♪」
「おぅ!えぇで〜☆」IP強制表示中:210.136.161.422005-11-30 17:43:00 -
15:
理都
おいおい… アンタらなんのノリやねん。
出会って3分でどんだけ意気投合やねん。
あたしは、流れるような会話を第三者のごとく聞いていた。
IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 17:47:00 -
16:
理都
「俺は、龍二ゆぅーねん。年は、今年18やで☆理都ちゃんらは何歳なん?」
龍二があたしの方を向き、笑顔で聞く。
『…あたしらも、今年18やで。』IP強制表示中:210.136.161.1332005-11-30 18:04:00 -
17:
理都
同じ年と聞いて正直驚いた。そのくらい、アンタは当時から大人びていた。あの日、【龍二】と出会って…あたしの人生は180度変わってしまった。何も知らなかったあの頃に、戻れるならどれだけ本望か。
あたしと、アンタは出会うべきじゃなかった二人…IP強制表示中:210.136.161.412005-11-30 18:07:00 -
18:
理都
「龍二クン、ほんっまおもしろぃわ〜!玲、さっきからツボりまくりやん☆ってか、もう連れやな!笑」
龍二と会話が弾む玲が、楽しそうに言う。
「もちろん!お友達大歓迎っすわ〜。玲ちん、ノリ良くて好きよ♪」
それに答えて龍二が、軽がるしく【好き】と言う。IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 18:28:00 -
19:
理都
「理都ちゃんも、お友達になってや。」
もうすでに、お互いの番号を交換し終えた玲の方から向きを変え、龍二があたしに携帯を向ける。
仕方ない…。
二人が仲良くなってる手前、もう今更『無理』と一人だけ憎たらしい事も言えず…私も彼と【お友達】になった。IP強制表示中:210.136.161.1402005-11-30 18:30:00 -
20:
理都
〈ねぇ、思い出せる?〉
あの頃は、楽しかったな。みんなでファミレスで溜まって朝まで馬鹿話したり、カラオケでパラパラ踊って飲み明かしたり…
なぁ、龍二。
なんであの夜【好き】って言ったん?IP強制表示中:210.136.161.1402005-11-30 18:36:00 -
21:
理都
アンタはいつも軽がるしく【好き】って言葉を簡単に言うから。
あの夜も。
IP強制表示中:210.136.161.1332005-11-30 18:41:00 -
22:
理都
だから、あたしも、アンタも傷を負ってしまった。
もう、二度と消える事のない深い傷を…
…
負ってしまったねんで?IP強制表示中:210.136.161.342005-11-30 18:43:00 -
23:
??
頑張ってぇ??
IP強制表示中:210.136.161.1372005-11-30 18:44:00 -
24:
理都
「なぁ〜、理都ぅ♪龍二クンめちゃかっこよくなぃ〜っ?!」
龍二と別れて、目的のショップに迎う途中ご機嫌な玲がこっちを見て言う。
『そぅかなぁ…?顔が良くても、おもいっきりチャラ男っぽいやん。』
特に好印象を抱いてなかったあたしは、納得のいってないという表情をして答えた。IP強制表示中:210.136.161.1322005-11-30 18:56:00 -
25:
理都
「チャラ男でも、ノリ良いし悪い人じゃなさそぅやんっ☆」
玲が、交換したばかりの龍二の番号を登録してるのだろう、携帯をいじりながら言う。
…確かに、顔はほんとに文句の付けどころがなかった。鼻筋の通ったシャープな顔つき。切れ長でもパッチリとした目に、笑った時には少し下がる目尻が印象的だった。IP強制表示中:210.136.161.1352005-11-30 19:00:00 -
26:
理都
??チャン?
初カキコです?有難うござぃます?ほんとに嬉しい????
小説?書くの初めてなので、つたない文章になるかも知れませんが… 良ければこれからも読んで下さい?IP強制表示中:210.136.161.1392005-11-30 19:04:00 -
27:
理都
でも、あたしは軽い奴は嫌い。男も、女も。
見た目じゃない。中身がない人達の事。
ナンパなんか、もってのほかやわ…。まぁ、もう関わる事はなぃやろ。そう思っていた。IP強制表示中:210.136.161.382005-11-30 19:07:00 -
28:
理都
その後も、玲は「マジ面白かったわぁ♪」と連呼していたけど、あたしはお気に入りのショップ何件かで一通り買い物を終える頃には、龍二の存在なんてすっかり忘れていた。
IP強制表示中:210.136.161.1292005-11-30 19:48:00 -
29:
理都
「理都〜この後どぅするぅ?!どっか飲み行くぅ?」
玲ちん…うちら一応、未成年ですが。
『ん〜今日、買い物し過ぎて金欠やからなぁ。。』
バイトの給料日後とあって少しリッチなふところだったあたしは、久しぶりの買い物で少し調子に乗りすぎた…。IP強制表示中:210.136.161.1382005-11-30 19:50:00 -
30:
理都
「マジか〜。まぁ、玲もそんななぃねんけどな!笑 じゃぁさ〜、お兄の店飲みに行く??」
玲が、鏡を取り出してファンデーションの崩れを確認しながら言う。
玲のお兄ちゃんの店…。それは、いわゆる【ホストクラブ】というものだった。IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 19:52:00 -
31:
理都
玲のお兄ちゃんは、《仁くん》といってあたし達より二つ年上。
あたしからしても中学の先輩だったため、昔から仲が良かった。 仁くんは、中学の時からほとんど学校に来ていなくて顔を合わせるのは、玲の家に行った時くらいだったけど、夏休みなど長期休みには住みついているくらいの勢いでお邪魔していたため、あたしの事も本当に妹のように接してくれていた。IP強制表示中:210.136.161.392005-11-30 20:19:00 -
32:
理都
『ん〜急に行って、仁クン大丈夫なん?ってか、あたしホストとか行った事なぃしなぁ…。』
【ホストクラブ】という、テレビの特集番組の中だけの華やかな未知な世界に、あたしは少しビビっていた。
「あ〜大丈夫大丈夫!!さっき、メール送っといたから☆まだ時間早いし店すいてるから、今やったら来てもいいって〜。笑」
任せて♪と言わんばかりに軽くピースサインをしながら、玲が言う。IP強制表示中:210.136.161.372005-11-30 20:50:00 -
33:
理都
「さぁ、理都!もう店の外出てる言うてるし、行こ行こっ♪」
あたしの返事を聞く間もなく、玲は腕を組んで歩き始めた…。
ホストか…。いくら仁くんの店やっていっても、なんか恐いな。IP強制表示中:210.136.161.442005-11-30 21:08:00 -
34:
理都
この頃のあたしの中の【ホスト】のイメージと言えば、女イコール金づる、営業イコール色恋、未収イコール脅迫擬いな取り立て……
まぁ、そんな意味不明な、恐ろしいほど無知で勝手な想像ばかり膨らんでいた。IP強制表示中:210.136.161.382005-11-30 21:10:00 -
35:
理都
玲に連れられて、仁くんと同業者であろう数々のキャッチの波を擦り抜け、目的のビルに辿り着いた。
「おーいっ!お前ら、こっちこっち〜!」
煌びやかな看板がたくさん並ぶビルの下には、家でプーマのジャージを着てコーラ片手にテトリスに熱中している時の姿とは、全く別人の………仁くんが手を振っていた。IP強制表示中:210.136.161.362005-11-30 21:21:00 -
36:
理都
「お兄ぃ〜!歩いってたら外ばぁり暑いしっ。はよなんか飲ませてぇ〜。」
玲が、長めの前髪をかきあげながら言う。
「お前、急に押し掛けて来とぃてなんやねんそのあつかましさは…。笑 くれぐれもおとなしくしとけよ〜。」IP強制表示中:210.136.161.362005-11-30 21:31:00 -
37:
理都
仁くんは、玲にそう言うとすぐこっちを向き、
「おうっ!理都、久々やん☆お前、生きてたん?」
と、笑いながらあたしに言った。
『おかげ様でピンピンしてるわ☆ってか、仁くんそれ多分詐欺やで…。』
あまりにも違いすぎるホストとしての仁くんの姿にあたしは思わず言った。IP強制表示中:210.136.161.1402005-11-30 21:38:00 -
38:
理都
「…お前、どーゆぅ意味やねんっ!格好よさレベルアップしとぅやろ?笑」
自信満々に言う仁くん。
レベルアップってか、慰謝料取れるんちゃん…!?
本気でそう思った。IP強制表示中:210.136.161.1322005-11-30 21:42:00 -
39:
理都
まぁ、それ以上は仁くんのプライドを壊さない為にあえて突っ込まない事にしたけど。
IP強制表示中:210.136.161.1352005-11-30 21:48:00 -
40:
理都
《いらっしゃぃませぇ〜!!!!!!》
威勢のいい声が、店内に響いた。【ホストクラブ】に足を初めて踏み入れた瞬間やった…。
意外と広いし、綺麗なんやなぁ…
仁くんに案内されて、あたしと玲は一番奥の席に座った。IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 21:53:00 -
41:
理都
この時間は確かに空いていて、客はあたし達含めて三組くらいしかいなかった。
「あたしとりあぇず生でぇ〜っ!!」
玲が、豪快に手を挙げて言った。
おいおい…玲さん。居酒屋で店員に頼むんじゃないんやから。。思わず、新喜劇並にずっこけそうになった。IP強制表示中:210.136.161.1332005-11-30 21:57:00 -
42:
理都
「お前なぁ…。まぁ、ええわ。笑 理都は?何する?ジュースもあるから、無理せんでええで。」
緊張してるのを見透かれたのか、仁くんが気を使ってあたしに聞いてくれた。
ホストクラブでジュースってのもな……
なんとく変な意地(?)で、あたしもビールを頼む事にした。IP強制表示中:210.136.161.362005-11-30 22:39:00 -
43:
理都
「…ぷはぁぁぁっ。まぁ、今日は俺のオゴリやから二人共みぇーいっぱぃ飲んでいけやっ☆」
グラスのビールを三分の二ほど飲み干した仁くんが、あたし達を見て言った。
みぇーいっぱぃって…(禁
「理都〜!お兄のオゴリやし、がっつり飲み荒らして帰ろなぁっ♪♪」IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 22:52:00 -
44:
理都
ホストに何度か来た事のある玲は、緊張する様子もなく一杯目のビールを早くも飲み干していた…。
あたしは、仁くんや周りのテンションにはまだまだ乗り切れず、ちょびちょびと苦手な炭酸に苦戦しながらビールを飲んだ。IP強制表示中:210.136.161.362005-11-30 22:55:00 -
45:
理都
それから、仁くん率いるホスト君達は、一発芸をしてくれたりマジックをしてくれたり、あたしもだんだん打ち解けていき、 気付けばテーブルの上はグラスだらけになっていた。
ちょっと飲み過ぎたかも…
焼酎とか飲むんじゃなかったわ…
あたしは、慣れない焼酎やワインを飲んだせいで少し酔いが回ってきていた。IP強制表示中:210.136.161.392005-11-30 22:59:00 -
46:
理都
「未成年がこんなとこ来ていいん〜?」
ん…?少し重たい頭を起こすと、いつの間にかあたしの隣に座っていた男の子が、笑いながら聞いてきた。
『誰?』
…IP強制表示中:210.136.161.412005-11-30 23:06:00 -
47:
理都
!!
って、今の確実に意味不明な質問やん…
何言ってたんだ、あたし…
「あははっ。理都ちゃん、おもしろぃなぁ〜☆この仕事初めて、いきなし誰?ゆゎれたん初めてやわぁ。」
IP強制表示中:210.136.161.1382005-11-30 23:17:00 -
48:
理都
間の抜けた質問に、怒る様子もなく優しい顔で微笑む彼は、屈託のない笑顔がとても愛敬のある…ホストを初めてまだ一年足らずの【俊(シュン)】といった。
IP強制表示中:210.136.161.1342005-11-30 23:22:00 -
49:
理都
俊と出会えてほんまに良かったと思ってる…
アナタに出会えてなかったら、今のあたしはいなかったかもしれへん。
ボロボロになっていくあたしを最後まで信じて救ってくれようとした…IP強制表示中:210.136.161.1332005-11-30 23:43:00 -
50:
理都
その恩と優しさ。
あたしは、この先何があっても、アナタだけは…
アナタだけは忘れへん。
IP強制表示中:210.136.161.1382005-11-30 23:44:00 -
51:
理都
「おーい。理都ちゃん、大丈夫か〜!?」
俊の声で、我に返る。
あかん…あたしだぃぶ回ってるやん…
『ごめんなぁ。いきなし変な事言ってもて…。』
俊の方をちらっと見て、謝った。IP強制表示中:210.136.161.422005-11-30 23:54:00 -
52:
名無しさん
「無理せんときやぁ。理都ちゃん、さっきからだいぶ飲んでるやろ?」
俊が、心配そうに言う。
『うん…でも、大丈夫やでぇ!カクテル系なら余裕やわぁ〜☆』
あたしは、テーブルのグラスを手探りに掴み口に運んだ。IP強制表示中:210.136.161.402005-11-30 23:58:00 -
53:
理都
!!
口に流れ込む前に、俊の手によってグラスが引き戻された…。
え…何!?
「これ、ワイン。理都ちゃん、理都ちゃん少し話せぇへん?」IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-01 00:01:00 -
54:
理都
話って何するねん〜。
まだまだあたしは飲めるっちゅぅのぉぉ…。
本気で止められて少しイラだったが、俊の心配が伝わったからあたしは素直にグラスを置いた。
「理都ちゃんは、将来の夢とかある?」IP強制表示中:210.136.161.382005-12-01 00:05:00 -
55:
理都
『夢?』
「そぅやで。将来、何になりたぃとか、何がしたいとか。」
あたしの夢は…なんやろう。そんなんリアルに考えた事もないな。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-01 00:11:00 -
56:
名無しさん
『夢とか…別にない。生きてれば、なるようになるし。』
「そっか…。俺はな、今はこんな仕事してるけど、将来は弁護士になりたぃねん☆」
『弁護士…なんで?』
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-01 00:16:00 -
57:
名無しさん
「子供の頃からの夢やねん。まぁ、動機は些細な事やねんけどな…☆今は、昼間学校行って法律の勉強してるねん。」
『そっか…えらぃんやね…。』
「えらくなんかないで。自分のしたい事してるだけやからな。親には散々迷惑かけてるわ。笑」
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-01 00:20:00 -
58:
理都
俊が夢の話を語る横顔は、とても輝いていて…あたしには少し眩しかった。
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-01 00:25:00 -
59:
理都
「理都ちゃんは、まだ若いねんから、これから見つけたらいいねん!俺も、夢叶える為にどうしてもお金稼がなあかんから…今は、この仕事してるしな☆」
そう言って微笑む彼は、とても意志の強い…
でも、どこか哀しげな目をしていた。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-01 00:37:00 -
60:
理都
♪〜♪〜♪
突然、バッグの中の携帯が鳴った。
「電話?出てきていいで☆」
『いや、メールやわ!』
こんな時間に誰やろ…
メールBOXを開く。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-01 00:40:00 -
61:
理都
知らないアドレスからの受信メールが一件。
とりあえず、中身を開く。
《無事に帰れたかぁぁ?変なヤツにラチられてなぃか?(>_IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-01 00:43:00 -
62:
理都
なんやこれ…!?見た事なぃアドレスやん。誰やねんっ!!…???
《誰ですか?》
今度は、失礼のなぃように(?)敬語で聞く。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-01 00:47:00 -
63:
理都
返信はすぐに来た。
《…いきなし忘れられたんかい!!笑 俺って悲しい奴やな…_| ̄|◯ 昼間、話した龍二やで〜ぃっ!》
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-01 00:50:00 -
64:
名無しさん
…???昼間話した???誰やったっけ・・・?ん〜と、ん〜と。。。悩
!!!!!!
あぁ!!あのギャル男!!Σ(゚□゚ノ)ノIP強制表示中:210.136.161.342005-12-01 00:52:00 -
65:
理都
誰?って聞くより、失礼やな…。すんまそん。
《あぁ、ごめんごめん。覚えてるで☆今、飲みにきてるねん。》
一応、謝罪の言葉を添えてっと…送信。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-01 00:54:00 -
66:
理都
《いいでぇ☆オロナミンC三本で許したるわ。笑 飲みに?こんな時間に?バーかなんか?》
《ホストやで。》
送信。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 00:57:00 -
67:
理都
《ホスト?理都ちゃん、ホストなんか行くん?》
いやいや、初めてやけども…
《玲のお兄ちゃんの店やねん。》
送信。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-01 00:59:00 -
68:
理都
♪〜♪〜♪
早っ!!アンタどんだけ返信早いねん…(焦
《そっか。なら、えぇゎ☆ホストはあんまり行かん方がえぇで。》
急になんやねん。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-01 01:01:00 -
69:
理都
《なんでなん?》
相変わらず早い次の龍二からの返信は…あたしの質問の答えの代わりに、
《理都ちゃん、マジで俺と今度遊んでくれへん?》IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-01 01:05:00 -
70:
理都
可愛らしい絵文字と一緒に、そう書かれていた。
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-01 01:07:00 -
71:
理都
あの時、なんで
《分かった》なんて送ってしまったんやろ?
焼酎のせい?三杯も飲んだワインのせいなん…?IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-01 01:12:00 -
72:
理都
死ぬほど後悔してる。
メールを返してしまった事、アンタと約束の日に遊んだ事、アンタを、好きになった事………
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-01 01:18:00 -
73:
理都
アンタの血だらけの腕が、体が、今だに頭から離れへんねん…。
助けてや、龍二…IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-01 01:20:00 -
74:
理都
その後、俊くんとたわいもない話をして、「良くなった記念♪」らしく…お店の名前とメールアドレスが入った名刺をくれた。
玲は…というと、あの勢いじゃぁさすがにすっかりぶっ潰れていたみたいで(そりゃそぅやろな…)ソファーでスヤスヤと気持ち良さそうに眠っていた。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-01 01:45:00 -
75:
理都
↑誤字です。「良くなった記念」ではなくて、「仲良くなった記念」の間違いです。すみません?
って…どなたか読んで下さってればいいですが??IP強制表示中:210.136.161.332005-12-01 01:47:00 -
76:
理都
結局、あたしもいつの間にか眠っていて朝になってから仁くんに送ってもらって家に帰った…。
頭痛ぁぁぁぁ…↓二日酔いやし…最悪やんIP強制表示中:210.136.161.352005-12-01 10:17:00 -
77:
理都
化粧も落とさずベッドに寝転び、重い体で重い携帯を開く。
受信メール…三件。
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-01 10:25:00 -
78:
理都
《理都ぅ!?昨日ゎ、爆睡しててマジごめんなぁ↓(T_T)ちゃんと家着いたぁぁぁ?》 玲から。
《いつ帰ってくるん?》
親から。
《おは〜っ☆理都ちゃん、家着いたかぁ?俺は、今から仕事やわぁ!》
最後は… 龍二から。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-01 10:32:00 -
79:
理都
玲にその事を話すと、「えぇぇ〜☆いぃやんっ!!もちろん行ってこぃやぁぁん♪笑」と、あんだけ自分が騒いでたのに…意外にもノリノリやった。
まぁ、えっか… 一回遊ぶくらい。 その日は、全く覚えていない昨日のメールのやり取りを覚えてるフリをして…(禁 適当にメールをして次の日になった。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 10:39:00 -
80:
理都
あたしと龍二の悲劇の幕開けは、思ったより綺麗な空の日やったよな…?
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-01 10:41:00 -
81:
理都
「そぅやでぇぇ〜!メンエグにも出てきたでぇ☆笑」
聞く話によると、龍二は一週間前まで東京にいて昨日帰ってきてから初めてこの街に遊びに来てたらしい。
『確かにメンエグって顔やわアンタ…。』
「どんな顔やねん。笑 そぅゆう理都ちゃんも昨日より可愛いやぁん♪」IP強制表示中:210.136.161.422005-12-01 10:52:00 -
82:
理都
『ありがと…。』
確かにあたしは、長く明るい髪は巻いて、昨日買ったばかりの某有名ギャルショップの服を着て…変に昨日よりきまっていた。
「じゃあ、飯でも食いに行こうや〜☆」IP強制表示中:210.136.161.432005-12-01 10:55:00 -
83:
理都
昨日、出会ったばかりの龍二と一緒に、ご飯を食べながら色々な話をした。
龍二は、建築会社を経営するお兄ちゃんとふたりっこ。親は、2年前離婚をして母親は新しい男を作り、その男の家で暮らしているんだという。だから、龍二は16の頃から一人で住み、たった一人で生きてきた…。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-01 11:01:00 -
84:
理都
見た目の能天気さとは裏腹に、案外孤独な人生を送ってきていた龍二に、あたしは少し同情した。
『東京では一体、何してたん〜?』
あたしの質問に龍二が少し、顔を曇らせた気がした。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-01 11:04:00 -
85:
理都
「東京な…ホストやで☆」
昨日、龍二が「ホストはやめとけ」と言った理由がなんとなく分かった気がした。彼は、日本の中心地で、望んでいなかったはずのたくさんの悲しいモノ達を…その目で見てきたんだろう。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-01 11:07:00 -
86:
理都
「…まぁ☆シッポ巻いて帰ってきたって感じやなぁ〜!しゃぁないしゃぁなぃ!」
笑顔で答えながら、あまりに苦痛そうな顔をした龍二に‥あたしはそれ以上何も聞かなかった。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-01 11:10:00 -
87:
理都
「理都は?何してる子なん〜?」
『今は、アパレルのショップでバイトしてるで。』
「そぅなんやぁ〜!イケイケやなぁ☆笑」
いやいや…イケイケの意味が分からんから。むしろ、イケイケはアンタやし。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-01 11:14:00 -
88:
理都
「兄弟はおるん〜?」
『弟が一人。』
「そぅなんや♪弟えぇな〜!俺も欲しかったわ☆弟がおったら、絶対パシリに使うねんけどな〜!笑」
パシリかよっ…!!!どんな、希望動機やねん…
「理都ちゃん、彼氏とかおるん?」IP強制表示中:210.136.161.432005-12-01 11:18:00 -
89:
理都
『今は、おらへんで。ちょっと前に別れたから…。』
「そぅなんやぁ〜。んなら、今がまさにお客さんチャンスですよっ!?ってな感じやぁん☆」
お前誰やねん…IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-01 11:22:00 -
90:
理都
「まぁ、仲良くしよや☆」
嬉しそうにそう言った龍二の言葉通り、あたし達はそれから頻繁に遊ぶようになった。玲と龍二も、再会し前以上に仲良くなり、龍二の友達とあたし達も、たくさん知り合った。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-01 11:25:00 -
91:
理都
「理都ぅ〜!!!今日、直哉らがカラオケ行こやってさぁ☆スロット買ったから、全額アイツのオゴリでぇぇ☆」
『まっじで〜。それアツイなぁ☆んじゃあ、つぃでにご飯もごちってもらおっと。笑』
「あははっ☆それナイスやなぁ!んなら、リッチなもんたかっとこやぁ!笑」
あたしと玲は、龍二の友達の直哉に(勝手に…)おごってもらう事になったご飯について騒いでいた。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-01 11:30:00 -
92:
理都
「ってか、昨日も飲み過ぎたせぃでやたら頭痛いわ〜っ。ガンガンする↓」
『確かになぁ。龍二、調子乗りすぎやねん!アイツの酒のテンション恐ろしいゎ…』
「確かになぁ〜☆龍ちゃん飲んだら確実パラパラ踊り出すからなぁ〜。笑」
『ナァイトッブファィアー!!タラララララーッ♪やろ?…あの動きのキレの良さはありぇんゎ。笑』
「道の真ん中ゎやめて欲しいってなぁ〜〜↓笑」IP強制表示中:210.136.161.392005-12-01 11:38:00 -
93:
理都
そんな事を騒いでいると、ププッー車のクラクションが鳴り…龍二と直哉と洋介が迎えに来た。
「行くべ行くべ〜☆今日ゎ直哉のオゴリやで〜ぃ!」龍二の一言に、
『「ごちになりやぁーすっ☆☆☆笑」』
とあたし達は、ガンガン爆音で流れる音楽に更にテンションを上げて、ご飯を食べに行った。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-01 11:44:00 -
94:
理都
そんなこんなで毎晩のようにあたし達は、遊んで、騒いで… 楽しかった。
あの頃は、ほんまに楽しかったわ。
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 11:45:00 -
95:
理都
ある日の夜、その日もみんなで遊ぶ約束をしてたのであたしはバイトから帰ってきて早々に化粧直しをしていた。
♪〜♪〜♪
突然、ベッドの上に置いてあった携帯が鳴る。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-01 11:49:00 -
96:
理都
ん〜?玲かなぁ〜?なんやろ…?
メールBOXを開くと、そこには龍二からメールが来ていた。
龍二〜?なんの用事やろ?IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-01 11:51:00 -
97:
理都
とりあえず、メールを開く。
《理都〜、今日ちょぃ話あるから、先に出て来とぃてくれへん?》
龍二からのメールには、いつも龍二達が迎えに来てくれている公園まで、なぜか先に出てきて欲しいと書かれていた。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 11:54:00 -
98:
理都
なんやろぉ…。まぁ、暇やしいっかぁ。
《分かった〜!んなら、今から出るわ☆》
そう送信すると、あたしは服を着替えてスニーカーを履いて外に出た。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-01 11:56:00 -
99:
理都
『風、寒っ…』
夏の始めに出会った龍二。もうすっかり…季節は秋に近づいていた。
しばらくブランコに座って待っていると、龍二が現れた。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 11:59:00 -
100:
理都
「…うぃっす!ごめんな〜急に呼び出して。笑」
『いいで〜。いきなしどなぃしたん?話あるゆぅてたやん?』
「あぁ〜そぅやねん。えっと、、話なぁ…。」
龍二が、言葉を濁らせる。
何やねん?気になるやん…IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-01 12:03:00 -
101:
理都
「理都…。俺と付き合わへん?」
…突然だった。あまりに突然の龍二の言葉に、あたしは言葉を発せなかった。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-01 12:05:00 -
102:
理都
あたし達は、本当に仲が良かった。出会った頃よりもお互いの事をたくさんたくさん知って、本当に仲のいい友達やった。だから、こんな告白ありぇへんねん……
『と、突然…どぅしたん?ビックリするやん〜っ☆』軽く茶化すように龍二に言った。
「本気やで。」IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-01 12:09:00 -
103:
理都
「俺、出会った頃から理都が好きや。」
――理都が好きや――IP強制表示中:210.136.161.422005-12-01 12:11:00 -
104:
理都
龍二…本気なん? アンタは、見た目よりも弱くて友達想いで…馬鹿やけど、いつもいつも一生懸命で…
そんなアンタに、あたしも魅かれてたねんで?‥
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-01 12:15:00 -
105:
理都
「理都、これからは、友達としてやなく…俺と付き合って下さい。」
目の前で頭を下げる龍二に、あたしは今まで分からなかった、いや、気付かないフリをしていた…?何かがようやく殻を破って出てこれた気がした。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-01 12:18:00 -
106:
理都
『あたしで良かったら…』
龍二に言った。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-01 12:20:00 -
107:
理都
目の前には、真っ赤な顔して子供みたいに嬉しそうにはしゃぐ龍二…。 俯きながら、微笑むあたし…。
あの頃の二人は、【真実】ですか?IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 12:23:00 -
108:
理都
こうして、あたしと龍二は数か月の友達期間を経て…
【友達】から、【恋人】になった。
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-01 12:30:00 -
109:
理都
この関係を崩したくなかった為に、見て見ぬフリをしていた龍二の想いと微かな自分の気持ち…。
あたしは、それを信じる道を選んだんや。
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-01 12:53:00 -
110:
理都
その後、みんなと合流してから報告すると、玲は驚きながらも「まぁじでぇ〜!?理都がOKすると思ってなかったぁぁ!!笑 おめでとぉぉ☆」と、喜んでくれて、直哉や洋介も、「龍二良かったなぁ☆んなら今日ゎ、これから記念祭やぁん!笑」と仲間内からのカップル誕生に盛り上がってくれた。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-01 15:33:00 -
111:
理都
それから、相変わらずあたし達はみんな仲良くやっていたけど、一つ変わったのはあたしと龍二は【恋人同士】になったんだから、もちろん二人きりで会うようになった。 二人で遊ぶようになると、みんなの前では見せない龍二の優しい一面とか、カッコイイ一面を知り、あたしの気持ちも次第に膨らんでいった…。
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-01 22:27:00 -
112:
理都
龍二おっそぃなぁ…。ぅぅー。。待ってるこっちは、寒ぃっちゅーねん!!!
公園のブランコでアイツを待って早20分… 季節はすっかり秋真っ只中で、夜風はひんやりと冷たかった。
ってか、近いんやから龍二が着いてから出たら良かったやぁん…あー寒いε=(>ε<#)IP強制表示中:210.136.161.342005-12-01 22:31:00 -
113:
理都
ププッー☆車のクラクションが鳴る。やっと来たわぁぁ…。窓の向こうから、笑顔で手招きする龍二… アイツ何で、笑顔やねん(怒
寒い中待たされて、イラだつ気持ちを押さえつつ龍二のボンボンうるさい車に迎う。IP強制表示中:210.136.161.442005-12-01 22:35:00 -
114:
理都
「理都〜ごめんなぁ!!急に家に兄貴が来てさぁ…。すっかり遅なってもたわぁぁ↓」
『ほんまやでぇ!!あたし寒い中30分近く待たされたしなっ。家ん中おれば良かったし…。』
ふてくされたように運転席の龍二と目を合わさないように言った…。
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-01 22:39:00 -
115:
理都
「…りぃーちゃん♪怒らんといてっ?お嬢!可愛い顔が台無しやでぇー?」
誰がお嬢やねん…(--?)
『まぁ、えぇゎぁ…』
もぅ、車の暖房のおかげで今は寒くなぃしな。
「理都、手出して?」IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-01 22:43:00 -
116:
理都
調子のいい事を言ってあたしの機嫌を取る龍二が、突然こっちを向いて言った。『手ぇ?何?』
ギュッ………
…「ごめんな…俺があっためたるからな☆」IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-01 22:47:00 -
117:
理都
…何ょ。ほんま、調子いぃヤツ。…。…でも……。
『あったかい…』
あったかかった。気付かなかったこの温もり…。あたしは、嬉しかった。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-01 22:51:00 -
118:
理都
『あったかぃからぁ…今回は許したるわ!』
可愛くない言い方をして龍二の手を握り返すと、龍二は「はぃはぃ。姫☆」と言って笑ってた。
車で30分程走って、あたし達は龍二の家に着いた。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-01 22:56:00 -
119:
理都
『ヒーター付けよやぁぁ。寒い寒いぃ…!!』
「お〜う。待っとけよぉ☆すぐあったかくなるわ!」
ヒーターのスイッチを入れて、とりあえずあたしは荷物を置いて座った。
この部屋…いつ来てもほんま派手やな。 ヒョウ柄のシーツがかかったベッドに、ギャル男ブランド定番のショップ袋の数々…。目がチカチカした。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-01 23:00:00 -
120:
理都
「理都、午後ティーでえ〜かぁ?お前、これ好きやんなぁ☆」
『うん!ってか、良く覚えてるなぁ…!!』
「あたぼーャン。笑 ちゃんと昼に買っときましたからぁ〜☆」
ほんま良く覚えてるなぁ…。みんなの前でそんな言った覚えないのに。あたしの事…見てくれてたんやなぁ。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-01 23:04:00 -
121:
理都
ヒーターのせいか?…あたしは、少し体があったかくなった。
「ほいっ☆がっつぃてこぼすなよぉ〜。笑」
『…こぼすかぃな。ありがと!!』
龍二の手からグラスを受け取る。その後、テレビを付けたらたまたま洋画がやっていたので、それを見ながら、たわいもない話をしてた。IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-01 23:11:00 -
122:
理都
「…理都?こっち来てや?」
『…どぅしたん??』
「こっちこっち。」
洋画のエンディングが流れ始めた頃、龍二が自分の座っている方に手招きしながら言った。近くに行くと、座ったままの龍二はあたしの背中にぐるっと手を回して…そのまま包まれるように抱き締められた。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-01 23:15:00 -
123:
理都
「俺が絶対!!!幸せにしたるからな…。」
…幸せに?してくれるん?…アンタがあたしを。夢も何もない、今までふらふら適当に生きてきたあたしを…幸せにしてくれるのアンタなん?IP強制表示中:210.136.161.392005-12-01 23:23:00 -
124:
名無しさん
『うん…龍二…。…約束やで??』
あたしの手も、龍二の広い背中に回す…。
「おう…約束な。もちろんや…理都……。好き…好きやで。」
ヒーターですっかり暖かくなった体が、お互いの体温で 更に熱い…。あたし達は、何度もキスをした。IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-01 23:29:00 -
125:
理都
「ベッド……行こか。」
『………ん…。』
その日、あたし達はそのまま心も体も一つになった…。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-01 23:32:00 -
126:
理都
「なぁ…理都。」
『…ん?』
あたしに腕枕をしながら、耳元で龍二が言う。
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-01 23:34:00 -
127:
理都
「この家で一緒に暮らさん…?」
え…一緒にって…。同棲するって事?!?! う、うそぉ…で、でも、あたし親に何て言うん…!?… 突然の龍二の言葉に、頭の中がパニくった。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-01 23:38:00 -
128:
理都
『で、でも…そんなんいきなりやしっ…!!!』
「俺、お前と離れたくないねん…」
龍二…IP強制表示中:210.136.161.362005-12-01 23:40:00 -
129:
理都
親が離婚して、16の頃からこんな広い部屋に一人ぼっちで… 淋しさから逃れるために東京に行き、ことごとく現実を思い知らされたアンタを… ほっとけるわけなぃやんか…。アンタの孤独を痛いほど知るあたしが…
ほっとけるはずなぃやろ‥?IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-01 23:45:00 -
131:
理都
「ちょっと、理都…!!!あんた何その荷物は!?何処行くの!?」
『今日から、男と住むから。』
「…えっ!?ちょっと、何言ってるの…?理都、待ちなさいっ!!!!」
はぁダルイ…IP強制表示中:210.136.161.332005-12-02 00:25:00 -
132:
理都
『男と住むゆーてるやろ…もう、この家には迷惑かけへんわ!!』
「…いい加減にしなさい!!あんた、お父さんに何て言うつもりやのっ!?理都…!!!」
またお父さんの事持ち出す… あんたは昔からそればっかりや。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-02 00:29:00 -
133:
理都
小さい時から、何かってゆーと《お父さんに言いつけるから!》…《お父さんが心配してる!》…《お父さんに聞きなさい!》…
そんなに【男】ってエライん?
母は、昔からどこに行っても一歩下がって父の顔をたてていた。 父の上司が家に来た時は一緒になってペコペコして、共働きのため自分が休みの日でも、父が起きる前には朝5時に必ず起きて、父のために朝食を作る…。《お父さんはこの家を支えてくれてるのよ》それが、母の口癖だった。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-02 00:40:00 -
134:
理都
【結婚】って、そうゆぅ事なん…?あたしには、分からなかった。母がそこまで父のために出来る理由が。男に尽くして、男のためにそこまで自分を犠牲にすることに、何の意味があるんか…。あたしには分からなかった。
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-02 00:44:00 -
135:
理都
『お父さんには、適当に言っとって。お母さん、得意やろ?…じゃ、行くから。』
「…理都っ!!理都っ、待ちなさい!!!!」
母の腕を強く振り払い、あたしは家を出た。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-02 00:47:00 -
136:
理都
あたしは、走った。
心の何処かで疼く罪悪感から一刻も早く逃げたかった…。龍二…龍二…。
「理都!!」
『…はぁっ。ごめん、お待たせっ!!はぁ…』
「…お前、親大丈夫やったんかぁ?」IP強制表示中:210.136.161.372005-12-02 00:51:00 -
137:
理都
『大丈夫やでっ☆早く行こやぁ〜!!』
「…おぅ!!!じゃあ、新しい二人の我が家にしゅっぱぁ〜つ!!笑」
旅行用のトランクに片っ端から荷物を詰めて…あたしは、明日からの新しい生活を始めようとしていた。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-02 00:55:00 -
138:
理都
「荷物は、適当にタンスつかってや〜☆何でも自由にしてや。」
『うん☆分かったぁ!ありがと!』
家に着くとあたしは、とりあえず服などを余っていたタンスに詰め込んだ。
「明日から、理都が毎日ここにおるねんなぁ〜☆幸せやわ!笑」
『…龍二〜!今日からやで☆今日から、理都はこの家の住人やから。』IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-02 01:03:00 -
139:
理都
笑って龍二にそう言うと、龍二は「…仲良くやっていこな☆」と、あたしのおでこにチュウした。
幸せやなぁ…。龍二…あたし、アンタと付き合って良かった!!! …明日から、めっちゃラブラブな日々なんやろなぁ☆IP強制表示中:210.136.161.422005-12-02 01:07:00 -
140:
理都
その日は、「二人の初めての共同作業〜♪笑」とかいう龍二の変な提案で、一緒にオムライスを作った。見た目はとても成功とは言えなかったけど… まぁまぁ味は良かった。
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-02 01:10:00 -
141:
理都
次の日、龍二はお兄ちゃんのところに、会社で働かせて欲しいと言いにいった。東京に行く前に働いていたらしく突然、報告もなく飛んだ龍二は、「お前、次はないぞ」…と、かたーく釘を刺されたみたいやった。
『行ってらっしゃーいっ☆』「…行ってきます。笑」『おぃおぃ‥。朝からローテンションやなぁ。初日やねんから、しっかり働きやぁ!!』「分かった分かった。笑 頑張ってくるな☆」
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-02 01:18:00 -
142:
理都
次の日の朝、龍二は早速仕事に行く事になったから玄関でお見送り。大丈夫やろかぁ…。 階段を降りた事を確認すると、玄関のドアを閉める。
タンタンタンタンッッッ
ん…?
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-02 01:22:00 -
143:
理都
ガチャッッッ
ドアが開く。
『…どなぃしたんっ!?忘れ物??』
「…忘れ物☆」IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-02 01:25:00 -
144:
名無しさん
な……なんやねんそれぇぇぇ…。龍二は、いきなしあたしの顔を引き寄せてキスしたら、「じゃぁ、行ってくるなぁっ♪」と軽快に階段を降りていった…(;--
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-02 01:28:00 -
145:
理都
毎日、龍二が仕事から帰ってくるまで、あたしは部屋の掃除をしたり買い物に行ったりした。アパレルのバイトは、同棲を始めた次の日に辞めた。龍二の生活と時間を合わすために… あたしは、昼間はひたすら家の事をする。 だけど、それなりに楽しかった。 ご飯を作って龍二の帰りを待ち、くたくたになって帰ってくる龍二に『おかぇりなさぃ☆』って言う…そんな生活に少しのぼせてた。
IP強制表示中:210.136.161.382005-12-02 01:36:00 -
146:
理都
ある夜…事件は起きた。
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-02 01:37:00 -
147:
名無しさん
>>1-155
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-02 01:57:00 -
148:
名無しさん
いいとこですいませんが、略が多くて読みづらいです。
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-02 07:41:00 -
149:
理都
156サン? あげてくれてありがとうございます?
157サン? 読みにくくてすみません??今から気を付けます?(;_;)IP強制表示中:210.136.161.422005-12-02 08:54:00 -
150:
理都
♪〜♪〜♪
そろそろ寝ようと二人でベッドに入ったその時、突然龍二の携帯が鳴った。
『電話やで。出たらぁ?』「おう。…誰やぁ?こんな時間にっ!」IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-02 09:05:00 -
151:
理都
ほんま人が寝かけとぅのに誰やねんっ。。
「…………」
『龍二?何してるン?うるさぃねんからはよ出ぇや』「…ぃゃ、出んくていぃわ。」
はっ…??何でやねん。やましぃんかっ!?IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-02 09:15:00 -
152:
理都
『はぁ?何でやねん?出たらいぃやん!』
「…や、出たらややこぃから。…東京の連れやし。」鳴り止んでも鳴り止んでも、ひたすら真っ暗な部屋に鳴り響く電話。
『連れやったら、いぃやん!?うるさぃねんから、出てよっ!!』IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-02 09:17:00 -
153:
理都
あたしが痺れを切らして、そう怒鳴った時やった…。【ガシャーンッッッッ】
えっ……?!?!?! 何っ!?!?… 突然の事に何が何やか分からへん。… カーテンのおかげでこっちにガラスは飛んで来なかったものの、ベッドのすぐ横にある窓ガラスが割れた……。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-02 09:23:00 -
154:
理都
「…っ何でおんねん…」
『はぁっっ!?知り合いなん…?んなら、とりあえず早く電話出ぇや!!』
鳴り響く電話と、外からの叫び声。明らかにただ事じゃなぃこの状況。とにかくあたしには何が何やか分からんかった…。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-02 18:46:00 -
155:
理都
「もしもし…俺やけど…。うん…。今、部屋やで…おう‥って…え?ちょっ…響子さん待ってや。今俺、女とおるから。」
響子…って誰やねん。
「おう…同棲しとぅで。おう…えっ?いや‥そんなん無理やって!コイツは関係ないから‥」
『え?…龍二なんなん?何って言ってるん?』IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-02 19:01:00 -
156:
理都
「ちょっとお前と電話代われって…」
なんなんそれ…。意味分からんし。えらそうに…誰やねんコイツ。
『分かった!代わるわ。貸してや!』IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-02 19:03:00 -
157:
理都
『…もしもし?』
「アンタ、龍二と付き合ってるん?」『そうやけど。』
「ふーん。アンタも、そいつに騙されてるんやろ?ふん…ガキ同士が同棲するとかアタマ痛いねん!」
はぁ…??何この女… めっちゃ腹立つ。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-02 19:10:00 -
158:
理都
『…大きなお世話です。』「とにかく、龍二に話あんねん。表に出せや?」『何の話ですか…電話で言ったらいいやろ!?』「えぇから出せや!今からそこまで押し掛けんぞっ!!」
プップ―――!!!!!
窓の外から耳に響くクラクションが鳴る。IP強制表示中:210.136.161.442005-12-02 19:17:00 -
159:
理都
「…やばぃな。なんかややこぃのん連れてきとるし…。」龍二の言葉に窓の外を見る。全窓フルスモークの真っ黒なセルシオが一台。車の外には、スーツ姿の明らかに【あっち系】のガタイのいい男が二人タバコを吸っている…。『龍二…?これ一体なんなん?』
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-02 19:38:00 -
160:
理都
「理都…ちょっと行ってくるわ。」えっ…?マジで…『…あかんてっ!!何ゆってん…!?アレ明らかに危ないやろ!?』
あたしは、自分の目で見た想像以上にヤバイ光景に必死で龍二を止める。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-02 19:44:00 -
161:
理都
「15分以内に戻らんかったら、ポリ呼んでくれ…。」…龍二が行かない事にはこの状況から回避出来ない。 『分かったわ…その代わり、絶対ここから動いたらアカンで…!』龍二がジャンパーを着て出ていった。
恐い…恐い…。警察って何番やっけ!?あぁ、110番やんな… どぅしよう…何かあったら… 警察すぐ来るんやろか……IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-02 19:53:00 -
162:
理都
頭が真っ白や…。 真っ暗な部屋でただひたすら、龍二が帰ってくるのを待つ。恐くて外の様子は見れなかった。まだ…15分経ってないかも知れへん。だけど、不安で不安でたまらなかったあたしは、震える手で警察に電話した。『…もしもし!?!?』「はい○○県警ですが」『あのっ…あのっ、家の下に変な人が来てて…彼氏が‥彼氏が…連れていかれたんです!!!』
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-02 20:28:00 -
163:
理都
「えっ、落ち着いて?家は何処なん!?」『○○市、○○町…です!!…早く来てぇぇ…!!お願いします!』あたしは、必死で家の場所を告げた。 龍二ぃ… 早く帰ってきてやぁ…。嫌な胸騒ぎがして心臓がバクバクした。 20分後、パトカーの音が聞こえた。
着た!!!!パトカーや!IP強制表示中:210.136.161.382005-12-02 20:34:00 -
164:
理都
下で、ガヤガヤと人の声が聞こえ始めた。あたしは、とにかく龍二が心配やった…。それと同時に、龍二が響子って女とどういい関係なのか― ただ、それだけを考えていた…。
ガチャッッッ
ドアが開いて、龍二が戻ってきた。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-02 20:38:00 -
165:
理都
『龍二っ!!!!』
「…お〜。ポリのおかげで助かったわぁ。」『…アンタ無事やったんっ!?』「もうちょっとで車乗せられよったけどな。ポリきて事情話してたら、アイツらも納得してくれたわ。」
はぁぁぁ…何もなくて良かったぁ‥
『ってか…あの人ら一体何なん!?どーゆう関係なん?』IP強制表示中:210.136.161.332005-12-02 20:43:00 -
166:
理都
一番気になっている事が早く知りたくて、あたしは龍二に詰め寄った。「あー、東京におった時の客…。」『…客がなんでこんなトコまで来るん?』「アイツも関西出身やから、こっちおる時遊びでちょっとだけ付き合っててなぁ。んで、ブッチして飛んでん。なら、東京まで追っ掛けて来やがって… 年上やし金持ってたからそっからは店の客やったんやけど、俺が突然こっち戻って来たからどうせ店の誰かに聞きつけて来たんやろ。」 タバコを吸いながら、言う龍二に 無性に腹がたった。
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-02 20:52:00 -
167:
理都
『アンタ…いい加減にしぃやぁっ!!あたしがどんだけ心配したと…』あまりの怒りと安心感で、あたしは言葉が出なかった。
「理都ー、心配かけてごめんなぁ。もう、大丈夫やからなっ!!」そう言って龍二はあたしの頭をポンポンと叩くと、笑顔で「一見落着やし寝よか」と言った。
その夜。ベッドの中で天井を見ながらあたしの頭の中では、あの女が言った「アンタも、そいつに騙されてるんやろ?」という言葉が延々と回っていた。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-02 21:05:00 -
168:
理都
その事件の後は、またしばらく平穏な日々が続いた。毎晩二人でチャリに二人乗りしてコンビニにお菓子と酒を買いに行ったり、久しぶりに玲や直哉とみんなで地元のカラオケに行ったりした。 その頃すでに龍二と同棲して、二ヵ月が経っていた。
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-02 21:12:00 -
169:
理都
もうすぐ季節は春…
この頃からか、あたしには少し気になる事が出始めていた。
龍二は、【元カノ】の話をしょっちゅうする。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-02 21:30:00 -
170:
理都
響子さんの事があってから彼女だけじゃなく、他にも、何人も何人も名前が出てきた。
雑誌を見てたら、「この店アユミと行った事あるわ〜」音楽を聞いていたら、「この歌、友紀も好きやったな〜」料理を作っていたら…「咲季のカレーは絶品やったなぁ〜」さすがのあたしも、ストレスが溜まりに溜まっていた。言われるたびにイライラを我慢した。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-02 21:36:00 -
171:
理都
だけど、余裕のない女やと思われたくなかったあたしは何も言わず、龍二の好きな【東京系ギャル】になる為に、努力した。
髪の色を茶髪から更にブリーチで抜き、子供の頃から人一倍白かった肌を日サロに通い焼き続けた。
負けたくない…。負けたくない…。龍二の元カノ達に負けたくない…!!
ただ、その一心だった。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-02 21:44:00 -
172:
理都
《理都〜!!聞いてぇ☆うち直哉と付き合う事になってぇん(*^_^*)》
玲からの突然のメール。えぇぇ…マジでぇっ☆驚 アイツらいつの間にそんな仲にぃぃ…♪ でも、直哉はいい子やし、玲ほんまに良かったなぁ…。《ほんまにぃ!?いつの間にぃ!?笑 でも、玲おめでとうっ☆》メールを返す。
『龍二!!玲と直哉付き合う事になってんて〜☆』
「えっ!?マジで!?アイツらいつの間にやねん〜!!んなら、今日は記念パーティやなぁ!」IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-02 23:00:00 -
173:
理都
『ほんまやなぁ☆んじゃあ、今から玲に言うわぁ!!』「おう!」
その日は、玲と直哉のカップル記念パーティをした。って言っても… お決まりのカラオケ→居酒屋コースやけど(;-_- 玲と直哉はあたし達の前でもラブラブで、みんなでひたすら盛り上がった☆IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-02 23:09:00 -
174:
理都
時間も遅くなってみんな朝から仕事があったので解散して、あたしと龍二も家に帰った。
『…はぁ〜!!叫び過ぎて喉痛いわぁ。笑』ハロプロメドレーやったしなぁぁ…。禁 「ほんまやなぁ☆アイツら幸せそぅで良かったなぁ。」『確かになぁ☆』玲、直哉の事めちゃ好きそぅやったなぁ…!!
そんな事を言い合いながら、龍二とテレビを付けて見ていた。IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-02 23:23:00 -
175:
理都
その時、たまたまテレビの歌番組に後藤真希が出ていた。 ゴマキや!やっぱ可愛いなぁ…。
「おっ、後藤真希やん。元カノがコイツにまぁじそっくりでなぁ〜!ナナってゆぅねんけど、サークルの代表やっててさぁ〜…アイツしょっちゅぅ知らんヤツに写真撮られてたなぁ☆」
……またや…やめてや…。ゴマキにそっくりとか、可愛すぎるやん…頼むから、そんな子の話しんとって?あたしと比べんとってや…?お願いやから…IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-02 23:34:00 -
176:
理都
♪〜♪〜♪
突然、あたしの携帯が鳴った。
「お前、携帯鳴ってるで?」…誰やろ。知らん番号。。『知らん番号やから…無視しとくわ。』 「は?」IP強制表示中:210.136.161.412005-12-02 23:37:00 -
177:
理都
「出たらいぃやん。」
…出たってややこしぃやん。あたしは、知らない番号は絶対出ない事にしてる。勧誘とか…イタズラとか…今まで出ても、ロクな事がなかったから。
『…ややこしぃから、いぃわ!』 「…貸してや。俺が出たるわ。」 はっ?なんでやねん…更にややこぃし!! 『いいって!!もぅいいやん!?』IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-02 23:42:00 -
178:
理都
「貸せってっ!!」 …なんなん、一体…?『もぅ、いいやん!どうせサイトかなんかやねんから!!』龍二があまりにしつこいから電話をバッグにしまおうとした。 「貸せゆぅとぅやろがぁ!!?」
バッッ―
龍二が携帯を取り上げで通話ボタンを押す。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-02 23:47:00 -
179:
理都
「理都に、何の用事や?」 別れてから二年以上経つのに…。。『…ちょっ龍二?変わってや!!』
「…お前、誰の女にかけてきとんねん?なめとったらアカンぞ?」 はっ!? 何言ってるん!?圭佑はそんなんちゃうし‥!!
『龍二!!やめてって!!圭佑は関係なぃねんっ!!』IP強制表示中:210.136.161.382005-12-02 23:56:00 -
180:
理都
『…ちょっ、アンタ何考えてるん?!』 あんな言い方する事なぃのに…
「お前、圭佑って誰やねん?」『学生時代の元彼や‥でも、あんな言い方せんでもいいやろ!?』
「……お前…元彼と連絡とってるんか?」IP強制表示中:210.136.161.372005-12-03 00:07:00 -
181:
理都
『はぁっ!?だから…学生時代のってゆぅてるやろ?』 「番号も登録せんと、俺が仕事行ってる時にこそこそ電話してるんか?」
ありぇへん…。ありぇなさすぎる…。『はぁ…何言ってるん?圭佑そんな事言ってなかったやろ?二年ぶりやねんから。』
「お前、男の番号全部消せや。」IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-03 00:11:00 -
182:
理都
『…え?』
「俺以外の男の番号や。連れも、職場も全部消せ。今すぐや。聞こえとんか?」
…プチン。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-03 00:14:00 -
183:
理都
龍二のその言葉で、あたしはついにキレた。
『アンタ…いい加減にしてやっ!!!自分はさんっざん元カノの自慢ばっかりしとぃて……あたしには、してもない浮気疑惑押しつけて…聞いて呆れるわ!』
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-03 00:19:00 -
184:
理都
あたしは、怒鳴り散らして龍二を睨み付けた…。
「聞こえとんかって言ってんねん?お前には、耳なぃんか?」IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-03 00:22:00 -
185:
理都
【ガシャーンッッッ】
…テーブルの上のグラスが一気に落ちた。
驚いたあたしは、龍二を見上げる。龍二の目からは、いつもの優しい面影が全く残っていない。変や…急になんで…おかしい…こんなん龍二じゃない…。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-03 00:28:00 -
186:
理都
今、考えれば…その時の姿がほんまの【アンタ】やったん? あたしには、今だに分からへん…。一緒にいて何ヵ月も見抜かれへんかった【アンタ】の本当の姿が、本当の愛が、これからこんなにも悲しくて、深い―傷跡―となって残っていく事になるなんて…
あたしには、気付く術すらなかった。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-03 00:37:00 -
187:
名無しさん
199
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-03 01:48:00 -
188:
名無しさん
名前何て読むん?
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-03 02:17:00 -
189:
理都
199サン?あげてくれてありがとうござぃます?
200サン?名前は、【りつ】と読みます? 誰も読んでくれてないとおもってたから嬉しいデス??IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-03 09:07:00 -
190:
名無しさん
.
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-03 13:47:00 -
191:
理都
龍二に言われて、あたしは龍二以外の男の番号を全部消した。まぁ、別にたいして仲のいい友達もおらんかったからそこまで痛くもなかった。だけど、龍二のあの態度は腹立つ… 自分の事、棚に上げすぎやろ!?しかも、あんな言い方せんでもいぃやん…!?
正直、龍二にキレられたんは初めてやったから、少しビックリした。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-03 18:11:00 -
192:
理都
次の日、龍二は初めて仕事を休んだ。「お前が浮気せんか心配やから。」が、理由らしい。 『してなぃゆーとぅやんっ!!』あたしがそう言っても無駄やった。
その日から、龍二の必要以上の束縛、干渉が始まった。男友達とは、着信拒否、メール受信拒否させられて、自然と全員が縁が切れた。女友達と遊ぶ時さえ門限は夕方5時で、毎回龍二が迎えに来る。 女友達にはいっつも『ごめんね…』って気持ちでいっぱいやったけど、【愛されてる】んやから、仕方ない。
龍二に連れて帰られる車の中で、あたしはただひたすらそう思った。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-03 18:24:00 -
193:
理都
『なぁ龍二、いい加減仕事行きやぁ…?』
龍二が仕事に行かなくなって、今日で二週間が経っていた。初めは、あたしの事心配してくれてるんやから‥そう思ってた。
「俺は、お前と少しでも一緒にいたぃねん。」 テレビを見ている彼が、タバコを片手に言う。そんなんゆぅたって、仕事行かんとお金なぃやんっ…。働かないと収入はない。当たり前の事やのに、龍二は平然としてる。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-04 00:36:00 -
194:
理都
『そんなんゆったって、お金なくなるでっ…!!』来月から、どぅやって生活するんよ……↓
「足りン分、またオカンに貰えばぇぇやろ〜。」
また、おばちゃんに…
龍二のおばちゃんは、月に何度か家にやってくる。 その度に食材や生活用品を持ってきてくれていた。龍二のおばちゃんに対する態度は、あんまりいぃもんじゃなかったけど…「アイツは男作って出て行ったねん!」っていう龍二の気持ちも分からなくもないから、あたしは気にしなかった。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-04 10:21:00 -
195:
理都
『あんまりおばちゃんに貰ってばっかりやったら悪いやん…。あたし、荷物取りに行くつぃでもあるし今日実家寄ってくるわ。』メールや電話は来るけど、あれ以来全く帰ってないしなぁ。
「実家ぁ?いいけどお前、すぐ帰ってこぃよ〜。」
『分かった。夕方までには帰ってくるわ。』
あたしは、久しぶりの実家に帰る事にした。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-04 10:29:00 -
196:
理都
なんか、この辺りめちゃ懐かしいなぁ…。今まで散々見飽きていた地元の風景が、妙に懐かしく感じた。
【ガチャッ】
「…理都っ!?!?アンタ帰ってきたの!?」
『荷物取りにきただけやで。』IP強制表示中:210.136.161.372005-12-04 10:33:00 -
197:
理都
「荷物って…!アンタ一体今何処にいるのっ!?何ヵ月も帰って来ないで…お父さんがっ…お父さんが、どれだけ心配してると思ってるのっ!!?」
『………お母さんは。』
「…えっ!?」
『お母さんは、あたしの事心配してなかった?』IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-04 10:38:00 -
198:
理都
「っアンタ…!お母さんだってしてるに決まってるでしょっ!!!何言ってんのよ!!」
――ウソツキ。
お母さんは、心配なんかしてない。あたしを心配してるんじゃなく…あたしを心配する【お父さん】が、心配なだけ。
『お金ちょーだい。』IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-04 10:44:00 -
199:
理都
「…え!?」『お金やって。来月足りひんねん。』「お金って…その人、働いてるんやないの!?」『働いてるけど、事情あって今行ってない。』「………。」
あたしは、悪いなんて思わへん。【親】なんて子供の為にいるんやから。
「………いくらいるの?」『五万でいぃわ。足りんくなったら、また来るから。』
―ヒドイなんて、思わへん。親不孝者ってのは、こんなもんやろ。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-04 10:53:00 -
200:
理都
「…理都……アンタ連絡くらいしなさいよ……?」
『お金なくなったら適当にするわ。』
5万円を財布にしまい込むと、あたしはそう言って家を後にした。 今日は、焼肉でもしよかなぁ〜♪IP強制表示中:210.136.161.332005-12-04 11:02:00 -
201:
理都
―別に嫌いなわけじゃ、ない。 今まで何不自由なく育ててくれて、親にはそれなりに感謝してる。ただ、今のあたしには【龍二】との生活が一番。
『もしもし龍二ぃ〜!?お金入ったでぇ!笑 今から帰るなぁー☆』
何よりも、誰よりも、大切なモノやから―。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-04 11:13:00 -
202:
理都
「理都〜☆今日の夜なぁ、光輝君遊びに来るって!!」 え…光輝クン来るんや。あたしは、光輝クンの事があんまり好きじゃなぃ。っていうか…苦手やった。
『…そぅなんや〜!光輝クン何しに来るん!?』
「なんか、お前に女紹介してほしいらしぃで〜!笑」はぁ…!? そんなんおらんし!!Σ(-□-?)禁
光輝クンは、龍二の地元の先輩でちょっと?…いや、かなり?。。ややこしぃ人やった。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-04 11:21:00 -
203:
理都
『…女とかおらんしなぁ↓↓』
腕、肩、背中、ふくらはぎに鋭く入ったタトゥーが大迫力の彼は…あたし達より四つ年上。10代の頃は、長い間少年院に入ってたり、何かと警察にはお世話になってたみたぃやった。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-04 11:28:00 -
204:
理都
「りぃ〜☆お前の女連れ紹介してやぁ!!!」家に来た光輝クンが早速、あたしに言う…。だから、おらんてっっ!!(ノд´?)) 心の中で思いながら、恐くて口には出せへん…(汗 『あぁ〜えっと…友達みんな彼氏持ちでぇ…☆笑』 っていうか、なんとなく自分の友達を光輝クンには紹介したくなかった…。そういう人っておらへん?('・c_・` )
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-04 11:34:00 -
205:
理都
「なんでやね〜んっ!!お前の連れ呼んで、今からみんなで遊びに行こぅやぁーなぁ、龍っ!!」
「いぃっすね〜☆みんなでパァーっとやりましょかぁ!笑」
おぃ龍二!!Σ(`△´;?)そ…そんなん言われたってぇぇ↓_| ̄|◯
『ちょ…龍二!あたしの友達マジでほら…みんな彼氏おるからさぁ!!アンタの連れとかおらへんの!?』この際、そっちのんがマシな気が…(汗IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-04 11:44:00 -
206:
理都
「はぁ?俺ぇ!?俺も、みんな番号消したしなぁ…。元カノしか覚えてなぃわぁ。お前、嫌やろ?」
元カノか……。でも、あたしの友達誘わされるんはほんまに無理↓仕方ない!!(;-_-+
『も、元カノでも、ぃぃやんかっ!!』…あたし、やたら矛盾してるな。苦笑IP強制表示中:210.136.161.332005-12-04 11:49:00 -
207:
理都
「…え〜っ。光輝クンそれでいいっすか!?」
「まぁ、誰の連れでもえぇわ!その代わりお前、綺麗どころ頼むでぇ!!」
助かった…(−_−;;;)
「分かったっす。笑 んじゃあ、アイツに電話してみるかぁ。」 ってなわけで、龍二の【元カノ】を誘う事になった。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-04 12:00:00 -
208:
理都
「お前今何してるん?…おう。テスト勉強?そんなんぇぇから、今からちょっと出てこぃや☆」
テスト中なんや…。『…龍二。テスト中とか悪ぃやん?』 もう時間も遅いしなぁ。。m(__)m
「もしもし?…は?まぁ、どーでもいぃわ☆今から、迎えに行くからなっ!!準備しとけよ〜!!」
おぃ…どんだけ自己チュー!?!?(。?д。)ノIP強制表示中:210.136.161.442005-12-04 12:25:00 -
209:
理都
『龍二…アンタちょぃ強引すぎやろ。。!!!』 聞いてて呆れるわぁ↓
「えぇねんえぇねん。コイツは、絶対俺を断られへんからっ。」
そう、笑って自信満々に言う龍二。
この言葉を、あたしは 第三者のように聞いてた。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-04 12:38:00 -
210:
理都
「おぅ!カヨ!お前久しぶりやなぁ〜☆」
「…久しぶり。」
「光輝クンこぃつ、元カノのカヨっす!んでカヨ、先輩の光輝クンで、こっちが今の女の理都やで。」
『初めまして☆…遅くに来てもらってごめんなぁ!』IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-04 13:01:00 -
211:
理都
「いえ、大丈夫です…初めまして。」
カヨちゃんは、そう言ってあたしに頭を下げた。
『でも、明日テストやってんやろ〜?勉強してたんやんなぁ!?』「…はい。」『そっかぁぁぁ、ほんまごめんなぁ↓』
謝ったもののなんか、ほんま悪い事したなぁ…。見た目のまんまのおとなしいカヨちゃんに、罪悪感が沸き上がった。IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-04 13:06:00 -
212:
理都
「………。」 急に黙り込むカヨちゃん。『カヨちゃんっっ!?』
「……もちろん…最初は、違いましたよ。」 そう言ってカヨちゃんは、どことなく曇った表情であたしに微笑んだ。
龍二と、何かあったんかなぁ‥!?まぁ、場の雰囲気もあるしその時はそれ以上何も聞かなかった。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-04 13:36:00 -
213:
理都
「理都さん、番号聞いていいですか?」 カヨちゃんに言われたので、あたしと彼女は携帯の番号とメールアドレスを交換した。光輝クンにも聞かれてたけど…カヨちゃんは「家に着いてから、あたしから送ります。」と、光輝クンのアドレスだけを聞いていた。
「理都さん、またメールしますね。」
帰り際、二人きりになった時にカヨちゃんがあたしに言った。『うん!!いつでも、メールしてなっ☆待ってるからさ〜。』
「理都さんも、何かあったらメール下さい。」 カヨちゃんが言う。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-04 13:44:00 -
214:
理都
『おっけい!分かったぁ☆カヨちゃんも、テスト頑張ってなぁ!!』
家の近くまで送り、カヨちゃんは一人帰っていった。
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-04 13:48:00 -
215:
理都
カヨ、元気…? 最近、アンタ何してるん?? あれから、もう三年も経つな。
「理都さんは、直感でいい人やと思ったから。」三年前に、アンタが泣きながらあたしに言ってくれた言葉嬉しかったで。 同じ痛みを負った者同士、変な言い方やけどアンタとはなんか他とは違う【絆】が生まれたよな…。 カヨ、覚えてる?あたしな、もう一度、カヨに会いたいわ…。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-04 14:11:00 -
216:
理都
―その後、光輝クンとカヨちゃんはしばらくメールを続けたみたぃやったけど、誘ってもカヨちゃんの「学校とバイトで忙しい」という定番の理由で‥(?)流され続けたらしく二人で遊ぶ事はなかった。。
一方龍二は、全く行かなくなっていた仕事をよぅやくまた行き始めた。 ほんま良かった…!!(。´д`)ノIP強制表示中:210.136.161.342005-12-04 14:22:00 -
217:
理都
『今日は、ハンバーグにするわなぁ☆楽しみにしとってやぁ!!』 「…あんま期待はせんけど、楽しみにはしとくゎ。笑」 『なんやねんそれ…(−_−メ)まぁ、今日も頑張ってきてなぁっ☆』「おう、任せろ!行ってくるわ!」
めっちゃ絶品なハンバーグ作って、龍二脅かしてやろ〜っと。笑 あたしは、近くのスーパーに材料を買いに行ってから 洗濯を済まし、久しぶりに念入りに部屋の掃除をした。…我ながらピカピカやった☆IP強制表示中:210.136.161.332005-12-04 14:29:00 -
218:
理都
《玲ちーん!!生きてるかぁっ!?ミ(ノ´ω`)ノ最近、連絡なぃけど直哉とどぅなん??》
龍二が帰ってくるまで時間が余ったから、久しぶりに玲にメールを送った。直哉と付き合い始めてから、玲達も二ヶ月経っていた。
《りつぅー☆久々やんかっ!!瀕死しかけやったけど…↓_| ̄|◯ なんとか生きてんで!笑 直哉とはなぁ、玲の仕事の事で色々モメてるわ〜↓》 《仕事ぉ!?玲、居酒屋のバイト辞めたん〜?》《一週間前に辞めて、今キャバで働いてるねん…☆笑》 えっ…!!!マジかぃ…Σ(“□”ノ)ノ驚 《そぅなんやぁ!!めちゃビックリやし☆そりゃ直哉怒るわなぁ↓(≧。≦;)笑》
玲は、居酒屋を辞めて仁くんの紹介でキャバで働いてるらしい。 兄弟揃って、お水の花道かぁ…☆まぁ、なんとなく玲には居酒屋より合ってる気がした。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-04 14:41:00 -
219:
理都
【―ガチャッッ】
あ…!!!帰ってきた!!
《玲、ごめん!!龍二帰ってきたから、またメールするなぁ★(ノд≦))》
龍二は、一緒にいる時にあたしが携帯をいじると機嫌が悪くなる。それは、相手が誰やろうと関係なかった。 《了解よん☆笑 理都も、主婦頑張ってなぁぁ♪ε≡≡(〇 ̄□ ̄)〇》玲にメールを送り、慌てて携帯を閉じる。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-04 14:48:00 -
220:
理都
『龍二っ!!おかぇり☆お疲れさまぁ〜☆』
!!!!!! 龍二の姿を見て、驚いた…。『…アンタ、その傷どなぃしたんっっ!?!?』
龍二の顔は、肩方の目蓋は赤く腫れ上がって、腕にはアザだらけ…。口からは切れて血が出ていた。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-04 14:55:00 -
221:
理都
「ぃ…ってぇっ…」
『ちょっ…!!何があったん!?喧嘩でもしたんっ!?!?』そりゃアンタ、痛ぃに決まってるやん……
「兄貴の友達と仕事中、ふざけて遊んでてん…☆ってか、相手ごっつぃ馬鹿力やからマジ痛いしな。笑」
龍二は、切れた口を指で擦りながら、痛々しく言う…。 遊んでたって… それが、遊んでたって傷かよッッ!!!!あたしは、内心めちゃくちゃ心配やった…。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-04 15:02:00 -
222:
理都
「…こんなんたぃした事なぃって!!腹減ったし早く飯にしてやっ☆」
詳しい事情をもっと知りたかったけど、笑って龍二が言うから‥あたしは納得いかなぃ表情でしぶしぶ下準備してたハンバーグを焼き始めた。
それから、時々こんな風に『…え?!』って思うくらい龍二は全身傷だらけになって帰宅する日があった。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-04 15:09:00 -
223:
理都
『なぁ、龍二仕事場でうまくいってるん…??』
我慢出来なくなったあたしは、龍二に聞いた。
「は?なんで?うまくも何も、仕事やねんからそんなん関係なぃやろ?笑」
『…だって、アンタ日に日に傷増えてるやんっ!!冗談にしても…度が過ぎてるやろ!?』 あたしは、心配な気持ちが溜りに溜まってたからその場で大声を出した。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-04 15:14:00 -
224:
理都
「……お前、働かんかったら働かんでなんゃごちゃごちゃゆぅくせに、今度は何やねん?」
『…そんなん言ったって、あたしはアンタを心配して言ってるんやんかっ‥!!うまくいってなぃんやったらいってなぃで…正直言ったらいぃやん!!』
ただ、アンタの体が…アンタが心配やからっ…。。
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-04 15:25:00 -
225:
理都
「…お前に何が分かんねん。」
え………??
「何もこっちの事情分からんくせに…勝手な事ばっかぬかすなやっ!!!あぁーほんま気分悪っ。」
【ガチャンッッッ―】IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-04 15:31:00 -
226:
理都
『…ちょっ龍二っ!!!!』
………事情を話してくれへんのはアンタやんか。あたしが、毎回心配してるの気付いてたくせに…。なんでなん…? なんで勝手な事とか言うんょぉ……IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-04 15:36:00 -
227:
理都
龍二は、その日、夜になっても帰ってこなかった。
同棲してから、一人きりで夜を過ごしたのはこの日が初めてやった。
《龍二…さっきはごめん。何も分からず、えらそぅな事言ってもて。待ってるから、早く帰ってきて…。》龍二にメールを送り、その日は広いベッドに一人。
いつの間にか眠りについていた…。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-04 15:44:00 -
228:
理都
朝になっても、龍二はまだ帰ってきていなかった…。《龍二、まだ怒ってるん…??》 メールを送信して携帯を閉じる。
はぁぁ…今日は、せっかくの日曜日やのに。。【日曜日は、毎週二人でデートしよなっ♪】付き合いたてからの二人の約束だった。
♪〜♪〜♪
携帯が鳴る。龍二からの、返信やぁ!!!!!IP強制表示中:210.136.161.402005-12-04 15:49:00 -
229:
理都
《ハンバーグ作って待っとったら…しゃぁなぃから許したる★o(`∧´)〇》
……って
『なんやそれっ…!!!Σ(゜□゚;?)』 思わず、口に出して突っ込んでしまったけど‥‥ 龍二怒ってなくて良かったぁ♪ってな、わけで…!! あたしは、急いでハンバーグ作りに取りかかった。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-04 15:55:00 -
230:
理都
龍二は昼くらぃに戻ってきて、『何処にいたん?』って聞いたら「直哉んとこ」って言っていた。別に疑ってもなかったし、疑うつもりもなかったから、そのまま丁度焼き上がったハンバーグを二人で食べた。
変にまた言い合いになって出て行かれるのは嫌…。一人きりのベッドは、あんなにも広く、冷たく感じたのに‥その日、一日ぶりに二人で寝るそのベッドはやっぱりとても温かった。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-04 16:06:00 -
231:
龍二
次の日からも、龍二は今まで通り仕事に行った。傷は相変わらず絶えなかったけど‥ あたしは、あれ以来何も言わなかった。
『おかぇりぃー☆』ある日の夕方、仕事が終わって帰宅した龍二の様子が、少しいつもと違った。あたしの『おかぇり』に対しても、返事はない。『龍二、どなぃしたん〜?お腹すぃた?今日は、カレーやねんでぇー☆』あたしは、変に突っ掛からないようにと、出来るだけ明るく言った。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-04 16:20:00 -
232:
理都
「…食欲なぃから、いらんわ。」
タバコを取り出し、機嫌悪そうに龍二が言う。
『そぅなんやぁ…。まぁ、カレーは温めるだけやからさ!!またお腹すぃたら食べてやぁ☆』 何かあったんやと思ったけど‥あたしはそれだけ言って、一人でカレーを温めて食べた。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-04 16:27:00 -
233:
理都
機嫌の悪い日は、突っ掛からないんが一番っ…!!!その日の龍二は、ほんとに機嫌が悪く ほとんど会話も交わさないままさっさと寝てしまった。
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-04 16:32:00 -
234:
理都
【PiPiPiPiPiPi――】
am.6:00
…耳に突き刺さるばかでかいアラーム音が部屋に鳴り響く。 あっ、六時…龍二が仕事に行く時間やぁ…。『…龍二ぃー起きてやぁ。。六時やでぇ。』 あたしは、隣で寝ている龍二を擦りながら起こす。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-04 16:38:00 -
235:
理都
寝起きの悪い龍二は、なかなか起きない…。まぁ、いつもの事やけど。
『龍二!!六時やでぇ☆早く起きな遅刻すんでぇー!』完璧に目が覚めたあたしは、龍二の耳元で叫んだ。
「…うっ…さぃ…なぁ」今日は、いつも以上にご機嫌ナナメらしい。眉間にシワを寄せてそぅ言うと、背中を向けてしまった…。
もぅ…早く起きな間に合わへんやんっ!!(汗 『ちょっと龍二ぃ〜遅刻するってば!!起きてよぉー。』IP強制表示中:210.136.161.432005-12-04 16:45:00 -
236:
理都
懲りずに、龍二を起こし続ける。
「……ちょ、俺は頭痛いねん……黙れや。」 『じゃぁ…遅刻してもぃぃん?』「…ぇぇゆーとぅゃん。」
結局、その日龍二は仕事に行かなかった…。 昨日から引き続き機嫌は悪い。
『龍二、お兄ちゃんに休んだ理由ゆっとかんでいぃん?』 夕方になり、タバコを吸っている彼に聞く。「一日くらぃ別にぇぇわ。」『…やけど、こなぃだ無断で休んだら次はなぃって言われてたやん…。』IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-04 16:53:00 -
237:
理都
「お前また俺に喧嘩うっとんか?」 こっちを見て龍二が言う。……そぅじゃなぃやんっ。。お兄ちゃんは厳しい人やってアンタ言ってたから… だけど、あたしはもう何も言わなかった。
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-04 16:59:00 -
238:
理都
次の日、龍二はまた仕事を休んだ…。昼まで寝て、一日中、テレビゲームをしたり雑誌を見たり、あたしは洗濯物を干しながらまた前みたぃにそのうち行きだすやろぉ…って甘く考えていた。 だけど、今回は違った。 龍二は、次の日もその次の日も仕事には行かなかった…。
今日で、つぃに一週間経った。もぅ、完璧クビちゃぅんっ…!?!?この状況にあたしは、どぅしたらぃぃか分からんかった…。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-04 17:08:00 -
239:
理都
それと同時にこの頃からか、龍二が少しずつ変わっていった気がした。あたしに対しての執着心、独占欲が更に激しくなった…。
『なぁ、龍二ぃー。あたし、来週また実家帰ってくるわなぁ?』 「…あかん。何の為にやねん?」『何の為にって…お金いるからやん。来月、収入少ないから…やっていかれへんやん?』 「じゃあ、俺も行くゎ。」IP強制表示中:210.136.161.412005-12-04 17:14:00 -
240:
理都
え……俺もって。龍二が…うちにっ!?!?Σ(゚□゚?)ぃゃぃゃ、無理やっ…↓↓↓↓ こんな黒人か何人か分からんよぉな…髪型ラィオンキングみたぃな(ぇ…)派手なん連れて帰ったら、あの人ら腰抜かしてまぅわ…。。。。汗
『…りゅっ、龍二!?あたし、お金もらぃに行くだけやねんからさっ!!アンタが一緒やと、ややこしぃやろ…!?』「‥は?何がややこしぃん?」『アンタ働いてる事になっとぅからさ!…やから、せめて家の前で待っとってやっ!』 アンタ見たら、くれるもんもくれへんゎ…(−_−;)IP強制表示中:210.136.161.412005-12-04 17:24:00 -
241:
理都
「お前、俺の事、親に会わせられへんの?」
『いゃ…そぅいぅわけじゃなぃけどさっ☆ほら、明日日曜日やからお父さんもおるし…!!』 ん〜〜〜怒ってる…?まずぃなぁ…。。
「お前、俺の事ナメてんの?」 『ナメてなぃで…』IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-04 17:30:00 -
242:
理都
「んじゃぁ、行ったらあかんのおかしぃやろが。」 『…いゃ、だって……ほらさ…!!…突然やか―』
【バシンッ―バキッッッッッ】
!!!!!!…え。。。ものすごぃ音と共に、龍二が壁に投げ付けた喧嘩が落ちて真っ二つになった…。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-04 17:36:00 -
243:
理都
………音と転がってる携帯に驚いたあたしは、しばらく唖然としてた。
「もーぇぇわ。お前、勝手に行ってこぃや。」
……ビ、ビックリした‥。ってか、携帯見事に真っ二つやし。。。↓↓
『…行かへんわ。明日、日曜日やからうちらの約束の日やしな…。』 龍二がそこまで怒ると思ってなかったから‥あたしは実家に行くのはやめた。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-04 17:43:00 -
244:
理都
まぁ、生活はなんとかなるやろ…… とにかく、その日あたしは少しでも節約して、家計を切りつめていこうと決心した。業務スーパーに行って、冷凍食品をばか買いして冷凍庫に保存。洗濯は三日に一回。お風呂の水は、洗濯に使ぅ事はもちろん。洗濯をしなぃ日は毎日溜めて、一週間は抜かずに入った。 汚いって言われても仕方ない……。ガキなあたし達が生活していく為には、どー思われたってそんな事関係なかった。
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-04 17:56:00 -
245:
理都
258ですが、喧嘩が真っ二つって…?? 携帯の間違いです?スミセン?
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-04 18:20:00 -
246:
理都
龍二の連れ周りにもあたしの携帯の番号を伝え、携帯が一つしかないせぃで、何処に行くにも行動は一緒。あたしは、親友やった玲とさえ、連絡を取りずらくなっていた。 玲…元気してるんかなぁぁ
『なぁ、龍二。直哉と玲うまくいってんかなぁ?』
「さぁ?いってるんちゃん?」 ベッドに寝転び雑誌を見ながら、興味なさげに龍二が言う…。『アンタ、直哉とかと遊びたくなぃん??』 龍二だって、一緒に住んでから、確実にアイツらと遊ぶ回数は減ったと思う。。「そぅぃゃ、アイツ最近、会ってないな。久々に呼ぼか。」龍二がそぅ言ったから、急いで玲にメールをした!!……けど玲は、キャバの仕事中やった…↓↓↓↓↓悲
結局、直哉と直哉の妹の【結衣ちゃん】がうちに遊びにきた。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-04 18:44:00 -
247:
理都
「りーっちゃん☆ 久々やぁーん!!笑」 笑顔でハイテンションな結衣ちゃんが玄関から走ってきた。
『ゆぃちゃんっ☆久々やな!!笑 元気やったぁ?』 あたしの問いに結衣ちゃんはうんうんっ♪と言ってニコニコしてた。2つ年下の結衣ちゃんとは、直哉や玲とかと何度か一緒に遊んだ事があったからあたしも仲が良くみんなの妹みたぃな存在やった。結衣ちゃんと久々の再会でキャーキャー☆いろんな話をしてたら、直哉と龍二も、久々に話が盛り上がってるみたぃで二人共やたら笑顔やった。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-04 18:53:00 -
248:
理都
「なぁ、りっちゃん!!久々にプリクラ撮りに行こやぁー☆☆」 結衣ちゃんがこっちを見て言う。プリクラかぁ……。プリクラなんて、何ヵ月撮ってないやろ!?('・c_・` 汗;) 『いぃなぁ♪プリクラあたしも撮りたいわ!!笑』何も考えずあたしも、結衣ちゃんに笑顔で言う。「なぁなぁー、龍ちゃん!りっちゃんとプリクラ撮りに行ってきてぃぃ〜!?」結衣ちゃんが、直哉と話し込んでいた龍二に言った。「プリクラ?」「そぅそぅ!!プリクラゃで☆駅前のゲーセンにあるねんッ!」まぁ…さすがの龍二も、結衣ちゃんとやったら何も言わんやろ。「…ゲーセンとか…絶対アカン。」━えぇ!!!汗
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-04 19:03:00 -
249:
理都
ちょっ…龍二… なんでやねんなっ!!!!
「ぇぇ゛ー!!龍ちゃん、なんでよぉ〜!ゆぃりっちゃんとプリクラ撮りたいもーん↓↓↓」「ゲーセンなんか……ヤンキーとかチャラ男とかうさん臭い奴らの集まりやねんぞっ!?」 お前が言ぅなッ!!!!!Σ(゜▽。;?)━━死
「そんなん無視したらいぃやぁぁん。なぁ、りっちゃんも撮りたいやんなぁ!?」 そりゃ……あたしだって久々に女の子とプリクラとか撮りたいけどぉぉぉ↓『…龍二すぐ帰ってくるからさ!!プリクラ撮ったらすぐに。』 あんまり、みんなの前で機嫌悪くさせたくなぃしな…。。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-04 19:12:00 -
250:
理都
「お前、結衣とやったらいぃやんけ…。笑 行かせたれや〜☆」 男同士である直哉がそう言ってくれたのもあって、龍二はしぶしぶ了解してくれた。
「その代わり、お前七時までに絶対戻って来いよ。」 七時ぃ…!?今、六時半やし…。ってかゲーセンまで、確実10分はかかるやんっ↓↓ ……『…分かったゎ。』 「携帯お前が持っていけ。七時やからな??時計見とけよ。」
龍二は、そう言ってあたしに共用の携帯を渡した。あたしと結衣ちゃんは、『「やったぁ☆」』とはしゃぎながら駅に向かった。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-04 19:22:00 -
251:
理都
数時間後、あたしは一人、絶望に突き落とされるなんて知らずに。
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-04 19:31:00 -
252:
理都
結衣ちゃんと、ゲーセンに着いた。この辺りは、ゲーセンが少ない事もあってプリクラの前には学生がたくさん並んでいた…。
「りっちゃんやたら混んでるでぇ〜。。七時までに間に合うかなぁぁぁ?」『ん〜…どぅやろ?際どいかもっ!?』 すでに40分過ぎてるしな…(--;)『まぁ、せっかく来たんやし撮って帰ろやぁぁ☆笑』 撮ってすぐ帰れば大丈夫やろっ。あたしは、深く考えずに結衣ちゃんと一緒に変顔したり久々のプリクラに盛り上がった!!IP強制表示中:210.136.161.372005-12-04 20:33:00 -
253:
理都
「それにしても、りっちゃんすごぃな〜!!龍ちゃんやたら束縛魔やんっ…☆笑 ゆぃやったら、耐えられへんわ〜↓↓」 帰り際、結衣ちゃんが言った。
『確かになぁ…。やけど、もぅこんだけ一緒におったら慣れてもたゎ。笑 麻痺するってゆぅーん??普通の束縛を束縛ゃと思わんくなるねん。』自分で言ぅのも変やけど…… その頃、あたしはほんまにそんな感じやった。
【感覚麻痺】―その言葉がピッタリ。 周りから見たら、「やり過ぎやろっ!!」って事でも、あたしにとったらなんて事なかった。それが、龍二の【愛】の表現やったから。
あたしは、彼を、彼の気持ちを…理解していたから。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-04 20:45:00 -
254:
理都
「りっちゃん愛されてるんやなぁ〜☆ある意味…羨ましいわぁー。笑 ゆぃも彼氏欲しぃー!!!」
そう言う結衣ちゃんに『ある意味って何やねん。笑』と二人で笑った。
あたし達は、よぅやく家に着いた。時間は、ちょうど七時を10分回ったところやった。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-04 21:02:00 -
255:
理都
『あープリクラ機が混んでてさぁぁ〜。って、10分しか過ぎてなぃやんっ!!』あたしは、笑いながら靴を脱いだ。
「………入んな。」「お前、俺がどんだけ心配したと思ってるん?」『えっ?』
「何かあったんかと思って…今から探しに行くとこやってんぞ?」 はっ…!?『……って何言ってるんよ〜!!10分くらぃで何かあるわけなぃやん!笑』
あたしは、部屋に入ろうとした―――。その時。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-04 21:32:00 -
256:
理都
【ガッッッッッッ―】
っっえ!!!!!!?!!!…………何!?!?!?――腹部に激痛が走った。「…お前、調子のっとったらアカンぞ?」
今までになく冷たい声で言う龍二‥‥あたし、今龍二に殴られた?IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-04 21:37:00 -
257:
理都
調……子に乗る……あたし…?……何…が?……どーゆぅ事………??
ショート寸前の思考回路で、あたしは玄関から飛び出した。 ダッッッッッ―
「お前っ!!!待たんかぃやぁぁぁぁ!!!」『ぎぃやぁあぁあややぁぁぁ!』追い掛けてくる龍二は、あたしの髪の毛を掴み廊下を引きずり回った。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-04 21:45:00 -
258:
理都
『…いだぃっっい"たぁぁい!!!やめてやぁあぁあぁあぁぁーーー!!!』何が何やか分からへんまま…引きずられるあたしは、泣き叫ぶ。「…約束すら守られへん女なんていらんのじゃぁぁぁ!!」 龍二は、構わずあたしの髪を引っ張り続ける。イタイ…………。痛い………。これは、何?………夢なん??
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-04 21:54:00 -
259:
理都
「……おぃ龍っっ!!!!お前何やってんねんっっ!!!???」 事態に驚いた直哉が血相を変えてこっちに走ってくる。
「はぁ…っ。コィツが悪いからしゃーなぃやろ…はぁ…。」 「…お前、やからって女殴んなやっ!!!」「俺の女や……。お前に関係なぃやろ…。」
「…龍、お前どなぃしてん?相手、理都やぞっ??…分かってん!?…正気か!?」 直哉が大声で、龍二に問い掛ける。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-04 22:08:00 -
260:
理都
「……関係なぃわ。」
関係なぃ……… あたしは、龍二の彼女。龍二の、愛してやまない、大切な彼女……周りからも羨ましがられるくらぃいつもアンタに愛されてる彼女… それが、アンタの【愛】の表現やったから… あたしは、いつでもアンタを理解してるから………IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-04 22:18:00 -
261:
理都
「……りっちゃんっ!!!!!」地面に倒れ込むあたしに結衣ちゃんがかけよってきた。『………ゆ……ちゃん…?…あた…し……』意識が朦朧とする
「ちょっと、龍ちゃん!!!りっちゃんに何するんよ!!!」「…お前らに関係ないゆぅとるやろ。」「はぁっ!?女に手あげる男とか最低ゃろがッッ!!」「結衣っ!!!…やめとけ。」「やけどっお兄ぃ…!!」「理都、部屋戻れるか…?」 直哉……? へ……や? 恐い……!!あたしは、必死で首を横に振る。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-04 23:36:00 -
262:
名無しさん
読んでます??完結してな?
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-05 00:14:00 -
263:
理都
281サン? ありがとうございます?読んでくれてる方がいてほんとに嬉しいです?完結までもう少しかかりますが…頑張ります??
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-05 00:40:00 -
264:
理都
違う…。そう、どんな時でも状況は無理してでも、理解しなくてはいけなぃものやねん…。「りっちゃん…立てる?」心配そぅに結衣ちゃんが言う。
『うん……』重い体を持ち上げる。……龍二の方は見られへん。「りっちゃん大丈夫‥?ここ人んちの前やからさ…部屋戻ろっ!!」結衣ちゃんに腕を組まれ、あたしは部屋に戻った。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-05 00:49:00 -
265:
理都
部屋に戻って、結衣ちゃんが引きずられたせぃで擦り傷だらけのあたしの足にバンドエイドを貼ってくれた。その間、龍二は一言も口を開かなかった…。
『結衣ちゃ…ごめんな。ありがと。もぅ、時間も遅いし…明日学校やろ?あたしは、大丈夫やから。』だぃぶ落ち着いてきたあたしは、目の前に座り心配そぅな顔をする結衣ちゃんに言った。「でも……りっちゃん!!」『…ほんまに、大丈夫やから☆直哉も、ありがとぅなっ。』あたしは、笑顔で二人に言う。「でも、りっちゃんまた龍ちゃんに……」「…結衣っ!!理都が大丈夫ゆぅとんねん。ほら、帰るぞ!!」直哉が納得のいってない表情の結衣ちゃんの手を引っ張り、玄関に迎う。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-05 01:00:00 -
266:
理都
最後まで、結衣ちゃんは不安そぅな顔をしてたけど…もぅ一度二人に『ありがとう☆』と言うとあたしはゆっくり玄関のドアを閉めた。
……振り替えると、龍二がベッドに座っている。あたしは、黙ってベッドから少し離れた所に座った。それからしばらく無言が続いたけど、先に口を開いたんは龍二やった。
「理都……痛いか?」
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-05 01:06:00 -
267:
理都
『……痛いよ。』
「…………ごめん…な?」
……今更謝られても遅いわ…。なぁ、なんで、こんな事したん……? あたしが、時間通りに帰らんかったから??? 聞きたいけど……聞いたところできっとあたしには理解出来ひん。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-05 01:11:00 -
268:
理都
「理都……ほんまにごめん…俺…あんな事するつもりじゃなかってん……。お前を傷つけるつもりなんか…ほんまに……。」
『……龍二がこんな事するなんて思わんかった』
「理都……!!!ごめんなっ…俺…ごめんな…!!ほんまどぅかしててん……お前が、心配やったから…事故かなんかに巻き込まれたんちゃぅかって…心配で心配でっ……!!」
…………龍二。うん、そぅやんな…。きっと、悪いのはあたし。アンタは、あたしを愛してくれてる。そんなアンタが、あたしを裏切るはずなぃよな…?IP強制表示中:210.136.161.442005-12-05 01:20:00 -
269:
理都
『約束……やぶったんはあたしやから。あたしこそ、ごめんな…。』
「……理都!!!いぃねんで…?お前に、何もなかったら俺は、それでいぃねんっ…お前が‥お前が帰ってきてくれたら……!!」 そぅ言って龍二は、あたしを強く抱き締めた。
………龍二、ごめんな。アンタを裏切りかけたあたしを許して? あたしには、アンタしかおらへんねん…。
ズキズキと痛む傷を見て見ぬフリするように、あたしは龍二の腕の中でそっと眼を閉じた…。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-05 01:35:00 -
270:
理都
それからも、龍二は相変わらず仕事には行かなかった。ある日、朝早くにインターホンが鳴り龍二のおばちゃんが家に訪れた。
「理都ちゃん、こんにちわ。元気??」おばちゃんは、笑顔で部屋の中のあたしに言った。『あっ…こ、こんにちは!!』パジャマ姿のままやったあたしは、その場で思わず姿勢を正した…。「そんなに気を使わんとって?笑 いっつも龍二がお世話になってる理都ちゃんには、おばちゃん感謝してるんよ☆」おばちゃんはそぅ言って「お邪魔します」と部屋の中に入ってきた。 龍二は、気持ち良さそーぅにまだ爆睡中……。おぃおぃ…気まずぃねんから頼むから早く起きてくれっ!!!!(汗) 『龍二、まだ起きないんですよぉ…☆』あたしは苦笑いしながら、おばちゃんに言う。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-05 01:48:00 -
271:
理都
「まぁ、そのうち起きるわよ。」龍二の方を見てそぅ笑顔で言うおばちゃんは、初めて会った時から【男を作って出て行った―】っていうイメージとは全く違うどちらかと言えば苦労してきました…みたぃな弱々しくて、少しやつれた印象やった。
「今日は、お米と少しやけど昨日作ったおかず持ってきたねんよ☆…あなた達ちゃんと、食べてる??」冷蔵庫に持ってきたタッパーをしまいながら、おばちゃんがあたしに聞いた。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-05 01:58:00 -
272:
理都
『…まぁ、なんとか。いつも、すみません。』あたしは、軽く苦笑いしながら頭を下げた。
「…理都ちゃん、ごめんねぇ。」『え…?』
「この子、今仕事全く行ってないんやってね…。お兄ちゃんから聞いたわ。」
あぁ……。『…まぁ、龍二も色々あるみたぃなんで仕方なぃですよ☆』あたしは、なるべく平気な顔をして言った。龍二が仕事に行かなくなったほんまの理由は、あたしにも今だに分からんかったから…。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-05 02:08:00 -
273:
理都
「……職場で、色々あるみたいでね。」やっぱり…。おばちゃんは、知ってるんかな?『…上の人と、うまくいってなぃんですか?』「まぁ…そんなとこかな。この子は昔から、自分が一番って性格やったからね…。上からモノを言われる事に慣れてなぃんよ。それに加えて、人に合わす事も苦手でね。要は世渡り下手ってゆぅか…。」
………おばちゃんの話に妙に納得した↓_| ̄|◯
「…んぁ…なんゃ…!?オカン?…何しに来てんネン!?」
自分の話に気付いたんか…?よぅやく龍二が起きた。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-05 02:25:00 -
274:
理都
読み返すとほんとに初めの方かなり読みにくいですね??
マシになってたらいぃんですが…気を付けます??IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-05 03:21:00 -
275:
せな
初めから読みました?てか続き気になるし書いて栗?
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-05 04:03:00 -
276:
理都
せなサン? レス?はホントに励みになります???
ありがとうございます?頑張ります?m(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.382005-12-05 11:27:00 -
277:
理都
「龍二…アンタ何しに来てるはないでしょ?お米持ってきたんよ。」 「……米!?あぁ、そんなもんさっさと置ぃて帰れや。」って……アンタ持ってきてもらっとぃてどんな言い方やねんっっ↓汗 「はぁ…アンタって子ははほんまに…。理都ちゃんごめんなぁ。」 えっ!?『…ぁ!いぇいぇっ!ありがとうございます。ほんと助かります…。』あたしは、慌てておばちゃんにもぅ一度頭を下げた。
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-05 11:39:00 -
278:
理都
「…理都ちゃん、ちょっとおばちゃんに買い物付き合ってくれへん?」
突然おばちゃんが、思い立ったよぅに言う。おばちゃんと二人で出かける事なんとなかったからかなり気まずかったけど『……はっ、はぃ!』断る方がそれより遥かに気まずぃやんと思った……。汗 さすがの龍二も、それには何も言わなく(こぉいぅ時に言ぇよッッッ)「あ、タバコ買ってきとって。あ!あと、歯磨き粉もな!!なかったやろっ?」と、ノンキに用件まで言ってきた…。『……分かったわぁ。』「じゃぁ理都ちゃん、下で先に車出しとくわなぁ。」『…あっはぃ!』急いで着替えるとおばちゃんの後を追い、玄関を出ようとした。
「あっ!!!理都!!」
『えっ…!?』IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-05 11:55:00 -
279:
理都
「歯磨き粉は、クリアクリーンなっっ!!!!」
……………こぃつ。(殺
『…行ってきます。』あたしは、急いで階段を降りておばちゃんの車に迎った。「急に、ごめんねぇ。せっかくやしたまには理都ちゃんと二人でゆっくり話したかったんよー。」運転席のおばちゃんが笑顔で言う。『…あっ、いぇ。大丈夫です!』「先にスーパー行っていぃかな?」『はぃ。』……って先に……っ!?その後は……!? あたしの頭はいろんな事がグルグルしてたけど、おばちゃんに連れられてそのまま近くのスーパーに向かった…。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-05 12:08:00 -
280:
理都
スーパーに着くと、おばちゃんは自分んちの今日の夕飯の材料を買い、つぃでにってうちにも食材をいくつか買ってくれた。助かりますデス…。
「さぁ、買い物も終わったしお昼ご飯でも食べて行こっか!」『あ…はぃっ。』お昼ご飯か…。まぁ、お昼ご飯くらぃなら。龍二のおばちゃんは、二人でいる時もずっと笑顔で話してくれてぃて そこまで恐いとか苦手な雰囲気はなかった。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-05 12:16:00 -
281:
名無しさん
>>1-300
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-05 14:06:00 -
282:
理都
301サン?あげてくれてありがとうございます??
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-05 15:41:00 -
283:
名無しさん
↑
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-05 20:34:00 -
284:
理都
303サン?ありがとうございます??
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-05 23:39:00 -
285:
理都
「なんでも、好きなもん頼んでねぇ!」『…はぃ。』おばちゃんに連れられて、和食屋さんに来た。内装や雰囲気も落ち着いてて、癒される店やった。一通り注文を終えて、おばちゃんがあたしの方を向く。
「…理都ちゃん、あの子とちゃんとうまくいってる?」 『あっ…はぃ。まぁ、一応。』 …………殴られたなんて言ぇへん。
「そっか…!それなら、安心なんやけどね。あの子はなかなかクセのある子やから。」そぅ言っておばちゃんは苦笑いした。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-05 23:49:00 -
286:
理都
『龍二の…子供の頃ってどんなんやったんですか?』あたしは、前から知りたかった事を聞く。
「……子供の頃かぁ、ちっちゃぃ頃は素直で良く笑う子やったんやけどね。… 中学くらいからかな?今みたいに血の気が多くなってしょっちゅう問題ばかり起こして……。まぁ、あの子があぁなってしまったんはあたし達親が原因やねんけどね…。」おばちゃんは、悲しそうな目をして言った。
龍二は、きっと淋しかったんだろう。親が離婚して、唯一同じ家にいる母親でさえ龍二じゃなく【男】を選んだ。 おばちゃんにも、いろいろ事情はあったんやと思う。やけど、あたしには道を外す事でしか孤独から逃られなかった龍二が…すごく可哀相に思えた。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-06 00:15:00 -
287:
理都
「だけどね…、あの子はほんまに理都ちゃんと会ってから変わったんよ??」
『…そぅなんですか?』
「ほんまに…ほんまに…理都ちゃんのおかげやわ。理都ちゃんみたいないい子に出会えて…あの子を変えてくれて…ありがとう。」おばちゃんはあたしに頭を下げた。
正直、嬉しかった。龍二を変える事が出来たんが自分やって言われた事が。過去に何があったんかは分からへん。やけど、あたしが好きなのは今のアイツ…。おばちゃんの言葉で、龍二への気持ちも再認識出来た気がした。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-06 00:37:00 -
288:
理都
「じゃあ、また近いうちに顔出すわね。」『はい。ご馳走様でした。』おばちゃんに送ってもらって、あたしは家に帰った。
『龍二ぃ。ただぃまー!』部屋を見渡す…が、龍二はいない。 …はっ!?アィツどこ行ってん????携帯は、あたしが持ってたから連絡はつかへん…。『まぁ、コンビニでも行ったんやろ…。』 別にたいして深く考えず、あたしはおばちゃんに買ってもらった食材を冷蔵庫につめた。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-06 00:44:00 -
289:
理都
その後、夕方になっても龍二は帰ってこなかった。
『おっそぃなぁぁ…。唐揚げ冷めてもたやんっ。』夕食に作った唐揚げを見ながら、あたしはぼゃいた。その後も時間は過ぎていき、あまりにも遅いから先にお風呂に入るコトにした。 どこ行ったんやろ…!?あたしは、何かあったんかもってだんだん心配になってきた…。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-06 00:52:00 -
290:
理都
夜11時を回ったトコやった。【バンッッッッッッ―】
「理都ーっ!!!帰ったぞぉーっ!!!」龍二がものすごぃ勢いでドアを開けて帰ってきた。 はぁっ…!?!? 『アンタなぁ………何そのテンション!?こんな時間までどこにおったんっっ!?』 「駅前のスロットやっ☆」『………すろっとぅおぉぅっ!?』ありぇへん…………。死 『アンタなぁ…人がどんだけ心配したと思ってるんっ!?!』 スロットとかふざけるにも程があるゃろ… 「ごめんごめん!!だって、連絡出来ひんやんっ。携帯、一つしかなぃし。」……誰のせぃやねん…(殺 こっちは、本気で心配してたっちゅーのに↓↓IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-06 01:42:00 -
291:
まあ?
読んでるヨ?頑張ってくださいネ??
IP強制表示中:210.136.161.1972005-12-06 01:48:00 -
292:
理都
『ってか…そんなお金どこにあったん!?そんなんする余裕なんてなぃんくらぃ分かるやろっ…!?』ほんまに信じられへんっ…。
「ってか、怒んなやっ!!お前の事…今日はマジで喜ばしたるわ☆☆☆」自信満々の龍二が笑顔で言う。一体何よ………?
「理都よぉーーくっこれ見ろっ!!!!!」『………ぇ!?!??アンタ…それどなぃしたん!?』龍二の手には、一万円札が何枚も握られていた…。「閉店までねばってココまでいったったわっ!!お前…3千円が9万やぞっっ☆9万!?30倍や!!!」…‥…‥さ、さんじゅうばい?????……パチスロ未経験のあたしには、あまりの衝撃に頭がクラクラした。笑IP強制表示中:210.136.161.442005-12-06 02:00:00 -
293:
理都
まあ?サン? カキコ?ありがとうござぃます??? 嬉しいです??(σ_;`。)
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-06 02:52:00 -
294:
理都
『………マ、マジでっっ!!??』「見ての通りゃっ!!!大マジゃろがぁ☆」驚くあたしに、さっきより自信満々に言う龍二。
正直、嬉しいと言うよりは………助かった………といぅ感じやった。
龍二が勝手にお金を使ったのは納得いかなったけど、実際、あたし達の生活はかなり崖っ淵やった……。全財産は約5000円。おばちゃんにもらった食材を含めて、冷蔵庫の中の食料を節約して食べ繋いで行っても…1週間持つか持たへんか分からんかった…。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-06 03:12:00 -
295:
龍二
「なぁっ☆理都すげぇやろ!?これでしばらくはやっていけるでぇー!!」嬉しそうにはしゃぐ龍二。
………龍二…アンタって…………アンタって…………『アンタって天才っっっっ!!!?!?』……馬鹿なあたしは、本気でそぅ思った☆(−_−;)苦笑
「お〜ぉ!!!軽く才能発揮ってトコやな♪任せてくれゃっ。笑 なんでも好きなもんこぅたるわな!」 『マジでぇぇ!?そんじゃあ、今きれてる化粧品こぅてや〜☆』「化粧品くらぃ任しとけや!!明日、買いに行こかぁ!」
その日は久しぶりに二人で心から笑って、あたしはその夜、久しぶりにすごく楽しい夢を見た…。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-06 08:47:00 -
296:
理都
次の日、あたしは三ヵ月ぶりに玲と会う事になった。『そんじゃあ、行ってくるわなぁ〜☆』「おぅ。気ぃつけてな!アイツにもよろしく!」 龍二は、あの初めて殴られた日以来…さすがにあたしを前程は縛らなくなった。初めてアイツの前で涙を見せたんゃし、龍二も反省したんゃと思う。『玲と会うんまぁじ久々やなぁ〜。ほんま楽しみっ☆』あたしは、待ち合わせ場所に着く間中ウキウキしてならなかった。
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-06 08:56:00 -
297:
理都
「理都ぅ〜〜〜〜!!!久しぶりぃぃっ☆笑」玲が手を振ってやってきた。
『!?……れ、玲ぃぃぃっ!?』
………驚いた。玲は、三ヵ月前とはまるで別人やった。ブランドのアクセにブランドのバッグ。茶髪でストレートだった髪は、ayuみたぃな金髪の巻き髪、青かった目の上はブラウン系のグラーデションでキラキラしてた…。夜の世界にはまってた。どっからどぅ見ても、今の玲は【キャバ嬢】やった。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-06 09:07:00 -
298:
名無しさん
>>1-180>>180-350
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-06 09:08:00 -
299:
理都
『玲……アンタめっちゃ変わったなぁ!!!』驚きを隠せず玲に言う…。
「えっほんまにぃ〜!?中身は全く一緒ゃねんけどな。笑 」 『いゃ…ほんま綺麗になったわぁ!!』
「あはは、ほんまぁ??理都ありがと☆」しっかりとマスカラのつぃた長いマツゲで笑う玲は、すごく色っぽかった。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-06 09:14:00 -
300:
理都
「ところで、龍二とはうまくいってるんっ?」
近くのガストに入り、アイスミルクティーを飲みながら玲が聞く。『うん…まぁなんとか。笑』 「なんとかってなんゃねん。笑 相変わらずラブラブゃねんな☆」 まぁ、ラブラブっちゃラブラブなんかな…。
『玲は!?直哉とは、その後どぅなったん…!?』少し前にあんまりうまくいってなぃと言ってたから、気になってた。「ぁー、まだ別れてはなぃで。やけど、全然会ってなぃわぁ…。」『えっ…なんでなん?』 「直哉も働ぃとぅし、あたしは夜やから生活の時間が合わへんねん。」 ストローで氷をカランカランさせながら玲が言う…。確かに、直哉が帰ってきたら玲は仕事に行かなあかんもんな。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-06 09:26:00 -
301:
理都
319サン?読んでくれてありがとうござぃます??
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-06 09:27:00 -
302:
理都
『…そぅなんやぁ。直哉の事は、まだ好きなん?』会われへん事より、玲の気持ちが大事ゃと思った。
「………好きゃで。直哉の事は、今でも好き。」あたしの質問に、玲は少し俯きながらそぅ言った。
この頃の二人に何があったんかは分からへんけど、この日聞いた玲の直哉への気持ちに嘘はなかったと思う。 直哉の事を【好き】と言った時の玲は、三ヵ月前と何も変わらないとても優しい目をしてたから…。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-06 09:35:00 -
303:
理都
「理都は、龍ちゃんと頑張ってな!!!」あたしの方を向き、玲は笑顔で言った。『…うん。ありがと…玲も、何かあったら言ってきてなっ!!』 「分かったぁー☆」 あたし達は、その後も積もりに積もった話を延々として気付いたらガストに五時間も滞在していた…。笑
「理都、うちそろそろ仕事ゃから行くなぁ〜☆」『うん、頑張ってなっ!!』 外はすっかり暗くなっていて…あたしと玲は、駅でバイバイした。IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-06 09:42:00 -
304:
理都
家に帰る前に、久々にコンビニ寄って立ち読みした。雑誌とかここ最近買ってなかったなぁ…。(財布の中はリッチやし、龍二の分も買っとったろっ♪) あたしは、当時買っていたeggとmen'seggをレジに持って行った。駅のコンビニを出ると、歩いて家に迎う。最近は、夜でもだぃぶあったかくなった。夜でも、上着なしでいける。もーすぐ龍二と出会った夏がやってくる…
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-06 12:21:00 -
305:
理都
『ただぃま〜!』
玄関を入ると、龍二が窓際でタバコを吸っていた。『龍二っ!帰ったでぇ☆』「…おぅ。おかぇり。」ん……???様子がおかしい。龍二が、こっちを見よぅとしない。『どぅしたん?何かあったん?』「…。」龍二は黙ってぃる…。
『…なんゃねんな。何かあったなら、ハッキリ言ってやっ?!』「………理都。」IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-06 12:29:00 -
306:
理都
「金………なくなってもた。」
……………??????はっっ!?!?『ちょっっ…どぉゆぅことッッッ!?なんでなん!?』 ありぇへんっ…!! 「スロットで…全部すってもた。」 『はぁぁっ!?全部って昨日の9万全部っ!?』「ぃゃ、二万でコレ買って…あとは帰りに…。」龍二が指差すほうを見ると、ピカピカのMDデッキが置いてあった…。頭がショート寸前や………
『……アンタ…何血迷ってるん???…アホちゃぅん?せっかく入った金一日で使ってもて…明日からあたしらどぅやって生活するねんっ!?』 あたしは、ただ呆れて…馬鹿らしくて…悔しくて…明日からの事を考えると……涙が溢れてきた。
「理都…ごめん↓俺、あの金二倍にしよぉと思ってんゃんっ…!!二倍にして…お前にもっと色々買ってやろぉって…。」 ………もぅ無理や…。明日から無一文なんて…IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-06 14:26:00 -
307:
名無しさん
↑
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-06 17:27:00 -
308:
理都
327サン?ありがとうござぃます??
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-06 22:02:00 -
309:
理都
『なぁ……龍二…働こ…??アンタが働かへんのやったら…あたしが働くわ!!!』
じゃなぃと、あたし達は一緒にはおられへん…… 「いゃ、俺もお前と一緒に働くゎ…」 『一緒にって…お兄ちゃんのとこ戻るん?!』「ちゃぅ。お前と一緒のとこで働くねん。」 ……はっ!? 『アンタなぁ…二人一緒に雇ってくれるとこなんてあるわけなぃやろっ!?』聞いて呆れるゎ‥。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-06 22:32:00 -
310:
理都
「パチンコ屋とかゃったら、夫婦で雇ってくれたりするらしぃから大丈夫ゃっ!!」パチンコッッ…!?!?Σ(゜□。;?) 嫌ゃ……あんなやかましくて…オヤジ臭くて…柄悪ぃとこ…。
『夫婦て…そんなん、証明とかいるに決まってるゃん↓』 「そんなん行ってみな分からんゃろっ!!!明日、聞きに行くぞ!!」 ほんま…こぃつだけはどこまで強引ゃねんっ。でも、そんなこと言って選んでる場合じゃない…。すぐにでも働かなきゃ……。
じゃなぃとあたし達は、先の見えない闇からこのまま抜け出されへん。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-06 22:44:00 -
311:
理都
次の日、あたし達は早速駅の近くのパチンコ屋に向かった。ガソリンが入れられへんから、ここ最近の交通手段は車やなく二人乗りのチャリやった……。
汗だくになって必死でチャリをこぐ龍二の後ろで、あたしはただボーッと流れる景色を見てた。夏に近づぃてるせぃで、日中の陽射しはものすごく暑かった。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-06 22:54:00 -
312:
理都
「ん〜二人一緒にねぇ…↓今、ちょうどバイトが辞めて人が欲しいとこやったんやけどやっぱカップルでってゆうんはねぇ…。」
「そこをなんとかお願いしますっ!!!俺ら、いずれは夫婦なんで!!」いずれはってアンタ…そんなんで通らんゎ…(汗) 「ん〜話聞いてたら、アンタらすぐにでも働かなあかんみたぃやしなぁ…。」 『…そぅなんです。だから、お願いします。』 あたしは、パチンコ屋のオーナーに頭を下げた。
「ん〜‥じゃあ、彼女だけやったらいいよ。」 …え!? 「うちも、辞めたんは一人やし二人いっきにってなると難しいねん。ちょうどホールの女の子が足りひんから、明日から彼女だけ来てもらわれへん?」 あたしだけ…。。やけど、そんなん悩んでる場合ゃなぃッッッ!!!!IP強制表示中:210.136.161.342005-12-06 23:14:00 -
313:
理都
『お願いしまっっ…』「そんじゃぁいいです。」……!!!???ぇッッ……!?Σ(゚□゚?)『ちょっ…龍二何言ってるん!?』「二人で働かれんかったら意味なぃゃろ。」……あるっちゅーねん…。殺 『すみませんッッ…!あたしだけでも、お願ぃします!!!』あたしは、オーナーにもう一度頭を下げた。「だからぁ、やめゃゆーとぅゃろ。」『…アンタいい加減にしぃや?今日中に職見つけなあたしら無一文ゃねんでっ!?ちょっとくらぃこの状況理解しぃやっ!!』「やかましぃなぁ…他探せばぇぇやろ。こんないっきに二人くらぃ雇ぇんしょっぼぃ店より景気ぇぇとこよぅけあるゎっ!!」龍二は立ち上がりオーナーを睨み付けた…。
「ふんっ。さっさと帰れ。クソガキがっ。」オーナーはあたし達の履歴書をゴミ箱に捨てると、事務所から出て行ってしまった……。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-07 00:11:00 -
314:
理都
『アンタって世の中ナメてなぃ……?』
来た道を15分も経たないうちに、またチャリをこぃで引き戻すあたし達…。
「ナメてない。ナメてんのは、あのハゲゃ!怒」 ………はぃ…そぅでっか。(T_T) 『ってか…マジどうするんよぉ↓チャリで行けるパチンコ屋ってあっこしかなぃのに…。』 「お前、アパレルは??駅前のビルにいっぱぃあるゃん。女の服屋なら心配なぃしなっ。」…………ア、アパレル!!その手があったか!!!!(何IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-07 00:28:00 -
315:
理都
アパレルなら、経験あるし雇ってくれるかも…。あたし達は、履歴書を書き直して急いで駅前のビルに向かった。ビルに着くと求人の貼り紙がしてある店が何件あったから、とりあぇず龍二には外で待ってもらって直接入って交渉する事にした!!
『すみません…外のアルバイト募集の紙見たんですけど。』「あっ、マジぃ?面接希望の子ぉ〜??」
派手なメイクにグレーのカラコン。マネキン人形の用な髪の色。それじゃ不便ゃろッッ!?ってくらぃ長い付け爪をした店員が…語尾を上げてあたしに聞いた。『はぃ…そぅです。』 「そっかぁ〜。今さぁ店長いなぃんよねぇ。あっ、履歴書あるぅ?」『はぃ。』あたしは手に持っていた履歴書を渡した。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-07 00:48:00 -
316:
理都
今日は、そろそろ寝ます?読んでくれてる方がもしいたら?ありがとうございました???
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-07 01:01:00 -
317:
?知,光?
頑張って書ぃてねぇ??
完結楽しみにしてるカラ?
辛ぃ?過去かもしらンけど
呼んでて共感できるとこ
ぁるカラ頑張って書ぃて??
ほしぃですぅ〜??
またカキコむねぇ??IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-07 05:10:00 -
318:
理都
?知,光?サン? ?ありがとぅございます??? めちゃくちゃ嬉しぃ?完結?までまだかかりますが、お付き合いヨロシクお願いします?? また、カキ?して頂けたら嬉しいデス??
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-07 06:24:00 -
319:
名無しさん
339
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-07 13:39:00 -
320:
理都
339サン?あげてくれてありがとぅございます??
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-07 15:06:00 -
321:
理都
「まぁ、しゃぁなぃやろ〜。世の中なんてそぉゆぅもんやって。えぇから他探しに行こやっ!!」 なんでコイツは、こーゆぅ時だけこんな前向きゃねん……(;-_-+ 『はぁぁぁ…なんかこんだけ頼んで無理やったらやる気なくすわぁ↓』頭ばっか下げてめっちゃ気疲れするしな…。「とにかく近く歩いてみよや。日暮れてまぅゎ、ほら行くぞ!」そぅ言った龍二に連れられて…あたし達は全敗したビルを出る事にした。
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-07 17:43:00 -
322:
理都
『なぁ龍二ぃ…次、何処行くん!?』「家の近くに色々あったやろ?個人店やったら、二人一緒に雇ってくれるかもしれんゃん!」
ぃゃ……店の規模がちっちゃぃねんから、余計無理ゃろ…(汗
あたし達は、家の近くの喫茶店やペットショップ、クリーニング屋など手当たり次第回ってみる事にした。やけど、二人一緒となるとやっぱり全て無理ゃった…。『なぁ、二人一緒にってゆぅのいい加減諦めよぅや↓↓↓』もぅ、すっかり日も暮れてしまった…。 「なんでやねんっ。」 龍二は納得いってなぃ様子やったけど、これ以上無謀な事を続けてても意味なぃゃんって本気で思った。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-07 17:58:00 -
323:
理都
「彼女、仕事探してるん?」
……突然の声に二人一緒に顔を上げた。
そこには、明らかにサラリーマンではなぃ…スーツ姿の40歳くらぃのオジサンが立っていた。『…なんでですか?』いきなし話し掛けてきた見知らぬオッサンにあたしは、かなり警戒してた。「いや、だってそれ。」オッサンの目線の先には、あたしの手にしっかりの握られたタゥンワーク……(!!!死) 『まぁ…一応…。』 「ってか、どちらさんすか??」
横にいた龍二が明らかに怪しい!!オッサンに…冷たい口調で言った。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-07 18:12:00 -
324:
理都
「あぁ、怪しいもんじゃなぃよ。」 それが怪しぃちゅーねんッッッ…!!(汗 「実は僕、この近くでスナックパブを経営してるもんなんやけど。良かったら彼女うちで働かへん?」
……ス?!スナック!? そんなん龍二が許すはず……「俺も、働けますか?」
……△●□×※っ!?俺もって…ってか、アンタ男やがなッッΣ(゚□。`?) 『龍二何言ってるんょ…。スナックやでっ?』 「んー、男の子はちょっとなぁ。まぁしばらくの間ボーイとしてなら…。来てもらってもいいよ?」 えっっ!?「ほんまっすかっ!?!?」 「うん。その代わり、彼女には週5くらいで出勤してもらいたいんやけど。」 一緒に働けるんゃ…。『龍二…どぅするん??』 「…理都、俺もおれるんゃからこの際やってみよか。」 『…うん。』IP強制表示中:210.136.161.332005-12-07 19:01:00 -
325:
理都
奇跡って突然降ってくるもんゃな…‥。明日からどぅしよぅと思ってたけど、あたし達は二人同時に職が見つかった。しかも、一日中立ちっぱなしで時給800円でやってた服屋に比べて、スナックは、時給2000円も出るらしぃ。 ありぇん。おいしすぎる…ッッッ。笑 あたしは、よぅやく職が見つかった事の喜びでその日は帰ってからもニヤけっぱなしやった。
奇跡は突然降ってくる。
それと同時に、絶望も突然に降ってくること…あたしはまだ知らずにいた。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-07 19:13:00 -
326:
理都
次の日、早速あたし達は揃って初出勤した。スカートを履いてきてって言われたから、お気に入りのひらミニスカートを履いた。出勤する前、龍二には「お前、絶対変なヤツに番号とか教えんなよ!!?」とか「お前、相手に気もたせる態度とかとんなよ!!?ってか、笑ぅなっ!!!」とか…色々、釘を刺された。接客業ゃのに真顔ってどーなんょ……???(;-_-禁
龍二は元ホストやけど、とにかくあたしは初めて踏み入れる夜の世界に‥‥‥ ただドキドキしてぃた。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-07 20:30:00 -
327:
理都
「…あら!新しぃ子やんねー?初めまして☆一応ここのママの香織です。夜、初めてなんやってぇ?慣れるまでは色々大変かも知れへんけど、頑張ってね!!」初めて会ったママは、若くてイメージで言ったら黒木瞳…!?!?とても40近いとは思えなぃくらぃ華奢で美人な人やった。『…よろしくお願ぃします。』緊張が抜けきれないあたしは、店内を見渡す。イメージしていたちっちゃいスナックという感じではなく、カウンター席の他にBOX席が四つほどあり中は案外広かった。「そんじゃぁ、初めに基本的な事と水割りの作り方覚えてもらうわね!」まだ開店前の店内で、あたしは接客の基礎をママに色々教わった。 時刻は七時。「さぁ、みんな店開くよ〜!今日もよろしくねっ!!」
ママの声が店内に響く。この夜が…あたしの初水商売経験の幕開けやった。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-07 20:55:00 -
328:
名無しさん
http://choco2.jp/i.php?id=tptw
IP強制表示中:222.7.56.2152005-12-07 21:23:00 -
329:
理都
龍二はといぅと、昨日あたし達に話し掛けてきたオッサン…… いゃいゃ素敵なマスターに…☆笑 洗い場で説明を受けている様子やった。
「なぁなぁ、自分名前何ってゆぅん〜?」
『り…りつです。』「りつぅ??変わった名前やなぁ〜。ぜったぃ覚えられへんゎ。」『ぇっ…!!覚ぇて下さいよ!!』「無理やゎ〜。帰る頃には確実記憶になぃわっ。笑」 初めて席に付いたお客さんは、20代後半のサラリーマンですごく話しやすぃ人やった。最初は緊張でなかなか話せなかったものの…お酒も入り時間が経つにつれ話はかなり盛り上がった。「りつおもろぃやっちゃな〜!!電話番号教えてやぁ☆」えっっ……!!!汗 それは無理ゃ……。 『ごめんなさぁい↓↓あたし携帯持ってなぃんですょ…笑』ってか、まんざら嘘ぢゃなぃしな…▲(;-_-+ 「嘘はえぇってぇ〜。男持ちかぁ?」『いゃ‥ほんとになぃんですよぉ。』「えぇやんけ。教えてやぁ〜。こんだけおったねんからさぁ!!」 サラリーマンは、案外しつこかった…。「岸本クンっ!ごめんなぁ〜。この子、今ほんまに携帯なぃんよぉ。料金滞納しすぎて止められたらしぃわぁ!笑」後ろから声がした。香織ママIP強制表示中:2005-12-07 21:48:00 -
330:
削除削除されますた
IP強制表示中:あぼーん -
331:
名無しさん
>>230-350
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-07 22:37:00 -
332:
理都
「マジかよ〜!!ちゃんと金払ぇよっ。笑」『いゃ〜ずっとプー太郎だったもんで…☆』「若ぃんゃから働けっ!笑」ママのフォローのおかげで、話は流れその場には笑顔が戻った。さすが、水商売のプロはちゃぅなぁ……!! なんか、周りの子達を見てても巧みな話術に妙に関心した。
その日は、なんとか一日が終わり、日給制にしてもらった為あたしはママから1万2千円を受け取った。数時間で、1万2千円………。あたしは、封筒を手にした瞬間飛び跳ねるよぅな気持ちやった!!IP強制表示中:210.136.161.352005-12-07 22:38:00 -
333:
理都
350サン?352サン? あげてくれてありがとぅござぃます???
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-07 22:41:00 -
334:
理都
店を出ると、龍二が裏口の所で待っていた。表だと、お客さんと店の女の子にバレるから…。あたし達が付き合ってるって事は、ママとマスターだけしか知らない。「ややこしくなるから黙っててね!」と言われたので、あたしと龍二もそれで納得した。
『龍二〜!初仕事、どぅやったぁ??笑』隣を歩く龍二に聞く。「ってか……あんなんボーイちゃぅやんけっ。ボーイといぅ名の皿洗い係ぢゃ!!怒」
機嫌悪そうに龍二が答えた…。確かに、ボーイと言っても龍二は全くといっていいほどカウンターに近寄っていなかった。笑 カウンターから離れた洗い場で、ひたすら汚れたグラスや皿を洗い続ける…。一時は、有名ホストクラブで華やぃでいた龍二にとったら相当苦痛は大きかったと思う。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-07 22:54:00 -
335:
理都
『まぁ、お金貯まるまでやしさ!!!頑張ろっ…!?』あたしは、龍二の機嫌を取るよぅに言った。「…まぁなっ、割りの合わんバイトするよりマシやしなっ。」確かに‥龍二は、ボーイやから女の子ほどはもらぇへんとしても皿洗いだけで時給1000円やったから、まぁまぁいいバイトやった。
『二人合わせて一日で、1万8千円かぁ〜。 めーッちゃアツイなッッ!!!笑』「確かになっ。一日2万やと考えてぇ…10日行けば、20万…っっ??!?」…に、にじゅぅまんえん・・・!!?『………。』「………。」「『あはははっ!!いぇーいっっっ☆』」あたし達は、道の真ん中で二人でピースサインをして笑った。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-08 00:08:00 -
336:
理都
それから、あたし達はひたすら仕事を頑張った。お金に余裕も出てきて、龍二はつぃに新しい携帯をGET!! 車も復活して、しんどかったチャリの二人乗りもなくなった。全てが順調やった。全てが、元に戻った…。
仕事を初めて早三ヵ月。
あたしは接客にも慣れ、客からの口説きやセクハラも自然と交わせるよぅになってぃた。だけど、裏でだんだんと龍二の限界が近づいていた事をあたしは薄々気付いていた…。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-08 00:19:00 -
337:
理都
『はぁっ…龍二ごめんっ!お待たせっ!!』
急いで裏口に向かったあたしは、先に終わって待っていた龍二に言った。「…お前、遅ぃねん。人どんだけ待たすねん?」龍二の足元には、複数のタバコの吸い殻が落ちていた。やばぃっっ…。こりゃだぃぶイラつぃてるな…↓汗 『ごめんなぁ…お客さんが酔ってなかなか帰らんくて↓』「1時であがりゃねんから、そんなん任せて出てこりゃぇぇやろ?」『…そんなんゆったって、あたしの客やねんからそんな無責任な事出来ひんやん!?』「ふんっ…何がお前の客やねん。酔ったオヤジと馬鹿みたぃに笑いやがって、アタマ悪ぃんとちゃうか??」 ……はぁ!?コイツなんなん。『ごめんって…。ほんまに。』せっかくうまくいっとぅのに喧嘩なるんは嫌や…↓IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-08 00:35:00 -
338:
理都
その日は、店からの帰り道を二人とも無言で帰った。
次の日も、その次の日も、龍二の機嫌はあんまり良くなかったけど…あたしは、気にしないよぅにひたすら仕事を頑張った。お金が必要やから。龍二と幸せになる為には、もっともっとお金が必要やから。あたしは、ママにも常連さんにも気に入られてこの頃には週6日で勤務してた。一方龍二は、店には出勤するもののやっぱりスナックにボーイは必要なぃって事で勤務時間を減らされ…最近は一日2時間制とかになっていた。そのせぃでも、龍二はだぃぶイライラしてたんやと思う。
ある日の事やった。店が終わっていつも通り龍二の待つ裏口に向かった。そこには、龍二の姿ともぅ一人…店のマスターやった。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-08 00:48:00 -
339:
理都
今日はこの辺りで…読んで頂いた方いましたら、ありがとぅござぃました???
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-08 00:51:00 -
340:
?まぁ-?
頑張ってネェ?
応援してますッッ??IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-08 03:34:00 -
341:
リな
続き気になる∪?
がんばってくナニ〃さい??IP強制表示中:210.136.161.352005-12-08 08:31:00 -
342:
理都
?まぁ-?サン?ありがとぅござぃます???? 頑張って完結?させます???
IP強制表示中:210.136.161.382005-12-08 08:38:00 -
343:
理都
りなサン??ありがとぅござぃます??今から仕事なので帰ったら書きマス??読んでやって下さい???
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-08 08:45:00 -
344:
理都
時間が空いたので少し更新?します??
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-08 13:44:00 -
345:
理都
マスターと…店の外で何話してるんやろ!?(・・?) 『龍二〜お待たせ!終わったでぇ!!』あたしは、二人の元に行って声をかけた。「…おっ、おぅ!んなら、帰ろか。」「理都ちゃん、お疲れさま。」『二人で何話してたんですかぁ!?』「いや、世間話やで。なぁ龍二?」マスターが龍二に言った。龍二も、「そぅやで」って言ってたから気にしなかった。
あたし達は、二人で手を繋いで帰り道を歩いた。
「なぁ、理都。お前仕事楽しいか?」いつも行くコンビニを通り過ぎた頃、突然龍二が言った。『いきなしなんなん?楽しぃってか、稼がなアカンしっ。』
…とは言ったものの、正直仕事にも慣れてきてその頃あたしはスナックの仕事がそこそこ楽しかった。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-08 14:08:00 -
346:
名無しさん
367↑
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-09 09:15:00 -
347:
ブー?
読んでます???
先がむちぁ気になるー?
頑張ってくらさぃ(・∀・)IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-09 14:06:00 -
348:
理都
367サン?あげてくれてありがとぅござぃます??
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-09 18:34:00 -
349:
理都
ブー?さん? カキ?ありがとぅござぃます?ほんとに励みになります???
良ければこれからも読んでください???IP強制表示中:210.136.161.432005-12-09 18:36:00 -
350:
理都
昨日は用事が出来てしまい更新?出来なくてスミマセン? 今日は、時間があるので今から書いていきます??
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-09 18:39:00 -
351:
理都
「そっか…。ってか、やっぱ辞めへん?俺、お前が他の奴にヘラヘラしとんの見たなぃねん。」
……えっ!?『ってか…そんなん今更やん。三ヵ月もやってきたんやし、急に辞めるとか無理やしっ。汗』
…ママは、本当にあたしを可愛がってくれてる。店の女の子とも仲良くなった。お客もある程度固定客がつぃた。突然辞めるとかそんなみんなを裏切るよぅな真似出来ひん…。「お前は俺より、仕事が大事なん?」『…そうゆぅわけじゃなぃやんっ。』「じゃあ、どーゆぅワケなん?俺が嫌やってゆーとんのに、お前は辞める気なぃんやろ?」
……そぅじゃないゃろ。確かに、仕事は楽しい。やけど 『お金貰ってやってる事やのに、アンタは理解出来ひんの?』 この仕事を辞めてしまったら、またあんなギリギリの生活が待ってるんやって考えたら… あたしは、辞める事が出来ひん。今は、辞める事が出来ひんねん。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-09 19:15:00 -
352:
理都
「……もぅ、えぇわ。勝手にしろや。」『ちょっ…龍二!!』 龍二は、そのまま家に着くまで一言も口をきかなかった。
龍二の気持ちも分からへんわけじゃない…。そりゃぁ接客やねんから、客の前では作り笑いでヘラヘラもするし平気でブリッコもする。それを、龍二はいつも見て見ぬフリしながら我慢してグラスを洗い続ける。龍二がイライラするのも仕方ない。やけど、あたしは働かなあかんねんっ。二人でやっていくって決めたんやから、二人の為に……働くしかなぃやんか。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-09 19:41:00 -
353:
理都
次の日も、あたしは普通に仕事に行った。龍二は二時間制やったし、あたしの方が早くに出勤する事になってた。家を出る出際に龍二に「ほんまに行くん?」って聞かれたけど、あたしは『行くで。龍二も、仕事やねんからちゃんと来ぃや。』って答えて、そのまま一人で店に向かった。
それから、何週間かあたしは今までと変わらず仕事に行く毎日を続けていた。最初は機嫌の悪い日が続いた龍二も、だんだんと何も言わなくなっていった。
ある日の晩やった。仕事が終わって龍二の待つ裏口に急いで迎う。そこには、前にも一度見た光景。龍二とマスターの姿…IP強制表示中:210.136.161.412005-12-09 20:24:00 -
354:
理都
またや…。 なんで、いっつも店の外で話してるんやろ…。『りゅ!…あたしが呼びかけた瞬間やった。 マスターの手元から、龍二の手元に何かが移動した。
封筒……………???
「あっ…理都。帰ろか!」龍二は、マスターから受け取った封筒をポケットにしまうと、あたしに気付いてそう言った。『…うん。』帰り道、あたしは龍二に聞いた。『龍二、さっきマスターから何貰ってたん?』「…あぁ、給料やで。先月分の。」 ‥‥給料?『なんで先月分の給料が、今頃渡されるん?』だって、もう給料日から二週間以上経ってる。 「俺、貰ってなかってん!ほら、先月あんまり入ってなかったから後回しになってたねん。」
龍二はそう言って「ちょぃコンビニ寄るわ。」と、コンビニに入っていってしまった…。なんで、給料が後回しになるんやろ??あたしは、なんとなく納得いかない感じやった。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-09 20:54:00 -
355:
理都
次の日、久しぶりに直哉と結衣ちゃんが家に遊びに来た。二人に会ったのは、あの日以来やった…。
「りっちゃん久々ぁ〜!!元気しとったぁぁ…?!」直哉に聞いたところによると、結衣ちゃんはあれからあたしの事をかなり心配してくれてたらしい。『結衣ちゃん久しぶり〜☆うん、あたしは元気やで!!!笑』笑顔でそぅ答えると、結衣ちゃんは安心した表情を浮かべて「良かったぁぁ〜!><」と言った。
結衣ちゃんと直哉が来てから約30分後、結衣ちゃんの友達の【アヤナ】がやって来た。「理都ちゃん龍くん久しぶりぃぃ〜☆」
アヤナは、結衣ちゃんと同じ年。見た目は、THEギャル!!!!といった感じで…バッチシ焼けた黒肌に、エクステのついた明るくて長い髪。青いシャドーが映える大きな瞳に、細い手足が印象的な可愛い子やった。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-09 21:15:00 -
356:
理都
この辺りで休憩します??
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-09 22:06:00 -
358:
理都
気のせいかもしれへん。やけど、最近何か話しかけてもいつも上の空で…
龍二が何考えてるんか正直分からんかった。
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-10 00:31:00 -
359:
理都
それから一週間、あたしは相変わらず仕事に行き詰めやった。売り上げもあがり給料も三ヵ月前よりは、だぃぶ上がってきていた。 龍二とは、喧嘩はしなぃもののなんとなく今も変な壁が消えないでいた。
……最近、やっぱり龍二はおかしい。携帯を必要以上にいじっている。着信音は常にサイレント。浮気しとんか…!?って思ったけど、あたし達が一緒にいない時間はあたしが先に出勤した時のほんの1〜2時間。
そんな短時間に、浮気なんて出来るんやろか?IP強制表示中:210.136.161.402005-12-10 00:47:00 -
360:
理都
それと、もう一つ。あたしが不思議に思ってる事があった。
最近龍二は、金回りが妙にいい…。明らかに給料より多い額を、何かと買い物をしたり使ってる気がする。なんでか分からへん。隠れてスロットでも行ってるんやろか!? 聞きたいけど…あたしは、疑問でいっぱいの頭をその時まだどぅしたらいぃか分からんかった。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-10 00:55:00 -
361:
理都
今日はそろそろ寝ます?
読んでくれた方いらっしゃぃましたら??ありがとぅございました??IP強制表示中:210.136.161.342005-12-10 00:57:00 -
362:
名無しさん
読んでんで?頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-10 02:51:00 -
363:
理都
385サン?読んでくれてありがとぅござぃますっ?完結まで頑張ります??
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-10 04:19:00 -
364:
理都
家に帰ってから、あたしは龍二を問い詰める事にした。
『なぁ、龍二…。アンタマスターと何かあるん?』濡れた髪を乾かしながら、タバコを吸っている龍二に聞く。「は…?何かってなんやねん。」『最近、仕事の後二人で話し込んでる事多いやん?』「…あぁ、あれは世間話やってゆぅたやん。」 もう、騙されへん。『じゃあ、アンタが時々渡されてる封筒はなんなんよ?』「……給料やて。」 『…給料なわけなぃやろっ!?こなぃだも貰ってたのになんでしょっちゅぅ給料なんか貰うねん!!』あたしは、明らかに何か隠してる龍二に…大声をあげた。
「…お前うざぃなぁ。何もなぃゆーとぅやろが?」龍二はこっちを見向きもせず髪を乾かし終えると「疲れたから寝るわ。」と、そのままベッドに入ってしまった。 絶対におかしい…。何が何でも突き止めなアカン。
あたしは、電気を消してベッドに入り、龍二が眠りにつくのを待った…。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-10 07:22:00 -
365:
名無しさん
?
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-10 10:07:00 -
366:
名無しさん
390↑
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-10 12:42:00 -
367:
名無しさん
????
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-10 15:27:00 -
368:
理都
389サン?390サン?391サン?
上げてくれてありがとぅございます?m(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.402005-12-10 18:15:00 -
369:
理都
あたしは暗闇の中で目を閉じて、これから起こる事への胸騒ぎに必死に耐えようとしていた。
‥龍二の寝息が聞こえる。龍二が寝た事を確認して、ベッドから起き上がった。目的はただ一つ。
あたしは、枕元の龍二の携帯を手に取った。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-10 22:22:00 -
370:
理都
…恐る恐る携帯を開く。
―――【メール受信BOX】
………??コレは…何……?龍二の携帯のメールBOXには、ページをめくってもめくってもずらりと並ぶ女の名前があった。浮気なんてレベルじゃない…。女の名前は全部違う名前やった。ちょっと待って・・・コレは一体どーゆうことなん????あたしは、頭の中が洗濯機みたぃに掻き回された………。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-10 22:53:00 -
371:
理都
しばらく呆然としてたあたしは、我に返る‥。
ありぇへん…ありぇへん…ありぇへん…っっっ!!!コレは、浮気なんッ!?龍二は浮気をしてるん…!!!???あたしが毎晩必死で働いてた間、隠れて女と会ってたってゆぅん・・・・??
あたしは、気が狂いそうやった。
『龍二ぃぃ!!!!起きやぁっ!!!!!』頭がショートしたまま、龍二を叩き起こす。「……んぁー…?なんやねん…?」……寝呆ける龍二に、更に血が上った。『アンタどーゆぅ事やねんっ!!人が必死で働ぃとう時に浮気しよったんかっ!!??』あたしは、大声で怒鳴った。「……はぁ…?なにがやねん…」『とぼけたって隠されへんねんっ!!アンタの携帯全部見たんじゃ!!!』 「…は…?…お前人のもん勝手に見んなや!?」『…はぁっ!!??開き直りか!?あたしのんやって見るやろがッッ!!!』あたしは、怒りと興奮で…自分でも何が何やか分からんくなってた……。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-10 23:19:00 -
372:
理都
「………うっ…さぃなぁ。ちょっとバイトしとっただけやろが…。」龍二が、眉間にシワを寄せて怪訝そうに言った。
………は………???バイトって…なんなん…???『…ちょっとどーゆぅ事なん?浮気やなぃんっ!?』「浮気ちゃぅゆーとぅやろ。」 『バイトって…なんなん!!??ちゃんと説明してやっ!!汗』ってか、なんで黙ってバイトなんか……
「援交させる女探しててん。」 ‥‥‥‥? 今…なんつった……???IP強制表示中:210.136.161.372005-12-10 23:42:00 -
373:
理都
『……援交…って??』 「援交相手探してるオッサンに相手の女紹介したら、一人につき1万☆めっちゃおぃしぃやろっ!?」龍二が笑って言う。ちょっと待って……『……じゃあ、あの大量の女のメールは?』…思考回路が…頭が追い付かへん……
「出会い系で適当に引っ掛けてん!えぇカモになるやつゴロゴロおるしな〜。」………。アンタは……… 『女を売ってたん?』
「嫌な言い方するなや〜。俺かてそうゆぅ事に慣れてそぅなヤツ選んでるわっ!」な…んで…そんな……IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-11 00:48:00 -
374:
理都
『信じられへん……』嫌な胸騒ぎは、あたしの想像を遥かに超えていた。
「しゃーなぃやん。お前、一人につき1万やぞ!?頑張れば一日に1万8千円どころじゃなぃねんぞッッ!!」1万8千円… あたしと龍二が仕事を一緒に始めた頃、帰り道に二人笑顔でピースして喜んだ金額……
『そんなんで稼いだお金…よく平気で使えるな??』「何で稼ごうが金は金やろ。俺やって稼がなアカン思ったから断らんとしたんやんっ。」 ………え?『断らんとって…???』
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-11 01:14:00 -
375:
理都
いつの間にか祝4○○?です??? 今日は、この辺りで寝ます??ありがとぅございました????
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-11 02:01:00 -
376:
名無しさん
?
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-11 06:15:00 -
377:
理都
401サン?上げてくれてありがとぅございます??
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-11 12:55:00 -
378:
名無しさん
>>1-250 >>251-300
IP強制表示中:210.136.161.2002005-12-11 13:48:00 -
379:
名無しさん
>>301-450
IP強制表示中:210.136.161.1992005-12-11 15:26:00 -
380:
?ヒナ?
続き気になる?
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-11 17:33:00 -
381:
まや
続きカナリ気になるぅ??
書いて??IP強制表示中:210.136.161.432005-12-11 22:52:00 -
382:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-12 02:03:00 -
383:
理都
403サン、404サン?読んでくれてありがとぅござぃます?
?ヒナ?サン?ありがとぅござぃます?良かったら読んで下さいッ??
まやサン?ありがとぅございます?今から更新?しますね??IP強制表示中:210.136.161.402005-12-12 10:24:00 -
384:
理都
407サン?上げてくれてありがとぅございました??
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-12 10:25:00 -
385:
理都
……『アンタは、あたしよりお金を取ったって事?そんな裏でコソコソしてるよぅな店にあたしを平気で働かそうとしてたん?』 あたしを…引き替えにしてたって事やろ? 「辞めろゆーた時に、辞めんかったんお前やん。」 ………そんなん!!!!『そんなんあたしは何も理由聞いてなぃやんかっっ!!!!』「…お前には言うなって言われてたんやからしゃーなぃやろ。」悔しぃ……。悔しぃ……。ほんまに悔しい…っっ…。
『貸して!!!!!』あたしは、勢い良く龍二の携帯を奪い取った。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-12 10:41:00 -
386:
理都
こんなもんっ!!こんなもんっっ……!!!! あたしは、片っ端から次々と女の名前やメールを削除していった。「…お、お前何すんねんっっっ!!!?やめろっておいっ!!?」龍二が、必死で止めようとする事が更に悔しかった…。
………その時、携帯のディスプレイからあたしには信じられないモノが目に入った。たくさんのメールの中に、見覚えのある名前…。
受信【アヤナ】IP強制表示中:210.136.161.332005-12-12 10:52:00 -
387:
まや
ぉはょぅ(?^?^?)
ずっと読んでるょ?
メタ面白い??
頑張って完結して?さぃ?
続きが気になるぅぅ???IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-12 11:04:00 -
388:
理都
アヤナ……?って、あのアヤナやんなぁ………?? 龍二がアヤナとメールなんて珍しいな……あたしは、受信メールを開く。
《え〜どんなバイトなん?稼げるんー??》《今?お金確かになぃけどぉぉ↓》《えっ、日給3万!?何それーッッ!?Σ(゚□゚;)》
…嫌な予感がした。いや、予感じゃない。これは、あたしの確信や。『アンタ、まさかアヤナを売ろうとしたん?』………龍二は、アヤナを汚い金に変えた。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-12 11:05:00 -
389:
理都
まやチャン?
おはよ??ほんまにありがとぅ??? ?とかして貰えると、頑張ろうって思ぅしかなり嬉しいデス??? 中盤までかなり読みにくかったと思うけど、ごめんなさい??(σ_;。)IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-12 11:11:00 -
390:
理都
「……あ、いやコイツは普通にバイト紹介しよぅかと思っただけやん!」『援交のやろ?』「……ちゃぅって。お前が心配やから、アヤナにもあの店に来てもらおぅ思ったんやっ!!」
………龍二、もぅええわ。『うちの店、日給3万も貰っとう子おらへんで…?』「…だから…それはっ!」
アンタは…アヤナを売ろうとしたんや。言い訳なんて出来ひん。アヤナを…… あたしの、友達を―。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-12 11:24:00 -
391:
まや
無理せんと頑張って書いて(・∀・)?
これ見るのぅちの日課になってるカラ
放棄だけはしやんといてなぁ(??ω??)ワラIP強制表示中:210.136.161.382005-12-12 11:41:00 -
392:
理都
「理都…っ!!!ごめんって!!!確かにアヤナは、俺が悪かった…っ!!!!!」『触らんとって 』「…え?」「……連れ裏切って金に変えるような汚い手で、あたしの事触んなや?」 「お前…なんでそんなんゆぅねん。まだ、アヤナは売ってなぃやんけっ!!!」………さすがのあたしも、限界みたいや。
『アンタ、頭大丈夫か…?アヤナは、結衣の親友や。アンタの親友である直哉の連れや……。血の通う人間やったら、そんな事出来ひんはずやろ?』
「……お前の為やんけ。お前が金ない生活が嫌やゆーから、全部金の為にしたんやんけっ!!!」
『いい加減にしてやっ!』【バンッッッ―】あたしは、携帯を床に投げ付けた。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-12 11:45:00 -
393:
理都
『……アンタは、いっつもそぅや。何でもかんでも、あたしの為あたしの為って……あたしがそんなん望んでると思うか?友達売りに出してその金でヌクヌクと生活する事を…あたしが望んでると思うんか……?』悔しくて…悔しくて……こらえ切れず、涙が溢れた。
「理都……ごめんな。俺やって、ずっと続けるつもりはなかったんや…。ある程度稼いだら、お前を辞めさせて違う仕事探すつもりやったんやっ…!!!」
もう…どぅでもいい。言い訳でも言い訳やなくても、龍二が犯した罪は事実。 『龍二……あたしら、ちょっと間頭冷やそや。』IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-12 12:03:00 -
394:
理都
まやチャン?
日課とかありがたぃお言葉で????嬉??
放棄?は、絶対しませんのでご安心を??
仕事だからまた夜に続き?します?中途半端なトコですみません…???IP強制表示中:210.136.161.342005-12-12 12:08:00 -
395:
まや
待ちぼうけしとく殻??帰って来たら即_?カキ?してねん?ワラ待って松(?≧∀')??
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-12 12:22:00 -
396:
理都
まやチャン?
ありがと???。。?仕事が遅いから夜中?になるかもだけど、ちゃんと更新?するねぇッ???
読んで下さい???IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-12 14:35:00 -
397:
かぉりん
理都ちゃんの小説メッチャ読みゃすぃしォモシロィ???
続きバリ気になるし??早く読みたぁぁぃッッ(´∀`)頑張って完結して?さぃ?IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-12 17:54:00 -
398:
まや
りっつあん??
仕事ぉっカメ??
楽しみに待ってたドン??IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-12 23:05:00 -
399:
理都
かぉりんチャン?
初?ありがとう???おもしろいとか言ってくれて感激デス?? 自分的には最初がかなり読みにくくて…
でも、励ましの言葉?頂けて嬉しい限りです???IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-13 01:37:00 -
400:
理都
まやチァン?
ただぃま帰りました??
遅くなってごめんねぇ??仕事終わって見たら『おつかれ?』トカ?してくれててメッチャ嬉しかったョ???
今から少し更新?するね?IP強制表示中:210.136.161.392005-12-13 01:40:00 -
401:
理都
「頭冷やす…って、どーゆぅ意味や?」
あたしには、分からへん…何もかもが……『…しばらく、距離置こって言ってんねん。』 頭がつぃていかへん…。「…は?お前、何言ってるん?」 『そのままやん…。頭の整理つくまで考えたいねん。』「何を考えるねん!?俺、謝っとぅやろ?」『…そぅゆぅ問題ちゃぅやん。アンタ、自分のした事分かってるん?』 「だからぁ…お前も見たんやろ?アヤナは、未遂で終わってるやろが!!」……アヤナ。『じゃあ、なんで紹介しよぅとしたん?アンタにとっても…アヤナは連れやなかったん…?』そぅやろ龍二…?
「だって、アイツ…元ヤリマンやんっ。経験者のんが落とすん楽やろ!?」
【パシンッッッ―】 衝動だった。あたしの右手は、思いっきり龍二の頬に当たった。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-13 02:09:00 -
402:
理都
「………は?お前、何すんねんっ!?」
『アンタは……最低や。』右手がジンジン痛む。 「…何がやねん。お前もしつこい女やなぁ??」しつこくたって構わへん。そんな事…『アンタみたぃな地の通ってない人間に言われたなぃねん。』 「……お前なぁ、たいがいにしとけよ…。」『こっちのセリフやわっ!!!アンタみたぃに金の為やったら何でも出来る汚いヤツに言われたら…おしまぃやわっ!!!』 【バシンッッッッッ━━】
………突然やった。力のこもった龍二の右手が、一瞬であたしの顔面に飛んだ。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-13 02:37:00 -
403:
理都
明日、仕事で朝早くて本当に少ない更新?でゴメンナサイ??
時間がある時は、まとめて?しますので良ければ読んで下さいッ??IP強制表示中:210.136.161.332005-12-13 02:40:00 -
404:
かぉりん
リッッちゃん?←勝手にリッッちゃんとか呼んでしまってるけろ??
更新ァリガ??∩_∩?チョットでも嬉しぃ??
ホンマに毎回?楽しみにしてるから????
ぁんまり無理せずに少しずっでぃぃんで頑張って?さぃね(´∀`)?IP強制表示中:210.136.161.432005-12-13 02:51:00 -
405:
まや
あんま無理しなぃ程度に
頑張ルンバ??
最後まで見守るょン?IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-13 02:52:00 -
406:
結貴
ふあLIと(人′?`)
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-13 06:16:00 -
407:
理都
かぉりんチャン?
優しいお言葉?ありがとぉ??? りッッちゃんとか全然呼んじゃってくらさぃな???? なるべくマメに更新したぃので、これからもヨロシクお願いします?
まやチャン?
最後まで見守って下さい?まやチャンの?が励みになります??? 頑張るね?IP強制表示中:210.136.161.402005-12-13 09:27:00 -
408:
理都
結貴チャン?
ありがとぅございます?読んで頂けて嬉しいデス?頑張りますねッ???IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-13 09:29:00 -
409:
マミ
続ききになる?
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-13 10:05:00 -
410:
ぁ?
何日もかけて今読み終わったぁ???凄ぃ良かった???これからも頑張ってネン??
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-13 13:54:00 -
411:
理都
今、仕事から帰ってきました???????
マミチャン?続き少しずつですが…マメに更新?していきますね???ヨロシクお願いします?
ぁ?チャン?
嬉しい?ありがと????頑張って書くので、良かったら最後までお付き合い下さい?m(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.1352005-12-13 22:19:00 -
412:
理都
痛………い………何が…起こった…ん…?
「お前、いい加減にしとかなしばくぞっっ!?人ばっか悪いみたぃに言いやがってっ…元はといぇばお前がダラダラ辞めへんのが悪ぃんやんけっ!!!!」
顔全体がジンジンする……これは…なに……あぁそっか…。龍二は……またあたしの事殴ったんや……… 『…うそつき。』IP強制表示中:210.136.161.412005-12-13 23:41:00 -
413:
理都
「あぁっ…!?」……『アンタ、またあたしに手あげたな…。』約束したのに…あの日、もう二度としーひんって言ったのにな… 「それはっ…お前が悪いからやろ!?俺は、謝っとんのにごちゃごちゃ突っ掛かってくるからやろが!」
『…‥やからって、なんで殴るん?なんで、また嘘つくん…?』「…嘘なんてつぃてへんわ!!お前がヘラヘラと仕事しとぅ間、俺がどんだけ嫌な思いして我慢しとったか分かるかっ!?毎日毎日、お前の笑い声聞きながら汚ない皿洗いばっかさせられてっ……。あの時、俺の立場より仕事を取ったんは………理都、お前やろが…?」
…………あ…たし……? 「俺の気もしらんとなぁ…都合いい勝手な事ばっかぬかすなや……っ!!!」 ―――…あたしの…せぃ??悪いのは…全部……あたしな…ん??なぁ…お願いや…誰か教え…て……?
ズキズキと痛む頬を押さえながら、あたしは次から次へと目に溢れてくる涙を止める事が出来なかった。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-14 00:31:00 -
414:
名無しさん
>>27-100
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-14 01:04:00 -
415:
名無しさん
>>101-200
>>201-300
>>301-400IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-14 01:20:00 -
416:
名無しさん
??
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-14 04:51:00 -
417:
ぁき
めちゃL|L|話ゃけど途中ヤリトリしてんのやめてや?楽しみで見てんのに?のャリトリとかあったら見る気なくすわ
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-14 06:58:00 -
418:
名無しさん
あんた器小さいねんな
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-14 10:15:00 -
419:
理都
439サン?440サン?441サン?
あげて頂いてありがとぅございます??IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-14 12:45:00 -
420:
理都
ぁきサン?
気を悪くさせてしまいすみません? 私個人としては、皆サンからの応援??がすごくすごく嬉しかったので…レスしたかったのですが、私のレスで読みにくくなったようでゴメンナサイ? これから、気を付けますね?
443サン?ありがとうございます?良ければ、これからも読んでやって下さい?IP強制表示中:210.136.161.412005-12-14 12:53:00 -
421:
理都
今日は仕事が少し早く終わりそうなので、帰ったら更新?しますm(*o_o)m
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-14 13:01:00 -
422:
理都
龍二の気持ちを見てみぬフリしてたのは……あたし?………あたしは、ただ生活する為に…龍二と生きていく為に………
「…もう、えぇわっ!!やってられん。」
【バタンッッッ―――】
『…龍二ぃっ!!!!』 ………な……んで…???『……なんでえぇぇえぇぇぇ?』あたしは、その場に泣き崩れた。 …あたしはただ、二人でここに居られたら良かった。必要以上のお金なんかいらん……。 アンタと笑って毎日を過ごせたらそれで良かった……IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-14 17:59:00 -
423:
理都
龍二が出て行った後、アンタが《あたしの為》やと言って稼いだお金が、大切そうにタンスの引き出しに入ってた…。 だけど、あたしはアヤナを裏切った事だけは許されへん… アヤナは、確かに昔は遊んでたかもしれへん。もしかしたら援交やって経験者かもしれへん…… やけど、アヤナはあたしの友達。
あたし達の大事な【仲間】やから…――。
あたしは、アイツを理解してる。そう言い聞かせてきた。この夜、初めて龍二の事を理解出来なかった。 そう思うと、誰もいなくなった部屋で…涙が止まらなかった。IP強制表示中:210.136.161.442005-12-14 18:25:00 -
424:
理都
その日、やっぱり龍二は帰ってこなかった。
《龍二…どこにいるん?》メールを送信してから一時間が断つけど、その後も一向に返信はなかった。 あたしは、アヤナにメールを送った。《龍二が言ってたバイトの件、間違いやから気にせんとってな〜☆》……本当の事は、言わなくていい。信用してた龍二に裏切られたって思ったら、アヤナが可哀想すぎるから。
あたしは、仕事ばかりで最近ほったらかしだったグチャグチャになった部屋に、掃除機をかけて念入りに掃除をした。洗濯機から溢れるくらい溜まっていた洗濯物も、全部洗って干した。洗い物もしてキッチンを綺麗にして、余っていた食材を取り出した。
【ハンバーグ】を作ろう。龍二の一番好きな【ハンバーグ】を…… まな板を見つめ包丁を単調に動かす。トントントントン…… あたしは、玉ねぎのせいでまた涙腺が弱くなった。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-14 18:57:00 -
425:
理都
「理都…ごめんな?」
龍二からメールが来たのは龍二が部屋を出て行ってから、三日後だった。
あたしは、『早く帰ってきて。』とだけ送信した。IP強制表示中:210.136.161.392005-12-14 20:53:00 -
426:
理都
龍二が出て行った次の日、あたしはママに電話をして店を辞める事を告げた。ママは驚きとショックで必死に止めようとしたけど、あたしはもうこれ以上あの店にいるつもりはなかった。
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-14 20:57:00 -
427:
理都
マスターからも何度か着信があったけど、それこそあたしが電話を取る事は…二度となかった。
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-14 21:02:00 -
428:
理都
なぜか禁止ワードが連発したので…↑三つは分けて投稿しました。読みにくくてスミマセン??
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-14 21:54:00 -
429:
理都
「…ただいま。」
三日後の夜、龍二は家に帰ってきた。
『おかえり。』あたしは、それだけ言って作っていた料理を温めてテーブルに並べた。 「…理都、店辞めたんやってな?」 テーブルの前に座った龍二が俯いた顔を上げて聞いた。『辞めたよ。もぅ行く気なかったし。』「…そっか。」 『別に、龍二のせぃじゃないで。あたしも、昼夜逆転生活にいい加減疲れてたしな。』 「俺んとこに、マスターから鬼電あったねん…お前にチクったんか?って聞かれて。金貰うとこ見られたって言ったら電話切らたけどな…。」『………そっか。』
あたし達は、その後しばらく無言のまま少しだけ甘ったるくなり過ぎたシチューを食べた。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-14 23:08:00 -
430:
理都
それから何日かは、久しぶりに二人で家で過ごした。最初はなんとなくギクシャクしてたけど…そのうち自然と元の空気に戻っていった。
『なぁ、龍二!次の仕事どうするん?』 ゲームをしながらテレビの画面に釘づけの龍二に聞く。「…ぁー?仕事なぁー。でも、まだ金あるやん。」 ……あるっていっても、生活費とかその他の支払いを入れたらあっという間になくなる。『そんなんすぐなくなるやろ!?なくなってからじゃ前みたぃになるねんでっ…。』それだけは嫌や…。 「あぁー…分かった分かった。なんとかなるって!」そう言って、またゲームを始める龍二。
………龍二のこーいうトコ、たまにイライラする。前向きなんはいぃけど…その楽観的な考え方はなんとかして欲しい…。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-14 23:31:00 -
431:
まや
完結するまで見守るカラ頑張ってニィ?
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-14 23:52:00 -
432:
理都
言いたい事はたくさんあった……けど、また喧嘩はしたくない。あたしは、黙って立ち上がり台所に行き洗い物をした。
―それでもあたしの思いとは反対に… あたしが仕事を辞めてからまた家に二人でいる時間が急に増えて、あたし達は近頃、些細な事でもしょっちゅう喧嘩をするようになった。
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-15 00:44:00 -
433:
理都
「おいっ。理都、俺のシャツ知らんかー?」『シャツ??何の?』「バーバリーのんや。さっきから探してんねんけど…見当たらんねん!」 ……バーバリー????『あー、あれやったら今洗濯機の中やけど。』そうぃやさっき、入れて回したとこやわ。「……は?冗談やろ…?」 『何が?洗濯機んとこに置いてあったから入れただけやん。』「………お前、ふざけんなよ?俺、洗濯機の横に……除けといたやろがっ!?」『…何言ってるん?知らんわそんなん。置いてあるんが悪いんやろ!除けてあるとか、こっちは分かるわけなぃやん。』 「お前…ほんまダボやな……。アタマ悪すぎやろ…!?型崩れするシャツ洗濯機で回すアホおるか!?えぇっ…!?」『いちいちうるさぃなぁ。…シャツなんかアイロンすれば済む話やろっ!!』
あたしは、洗濯機を一時停止して龍二のいうシャツを引っ張りだしてきて ベランダに大雑把に干した。
それを見た龍二は、「…それもう捨てとけや。ほんまやってられんわっ……。」と言って家の外に出て行ってしまった。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-15 00:53:00 -
434:
理都
今日は、けっこう書けたしキリがいいのでこの辺りで寝ます??
まやチャン?最後まで見守ってて下さいね?? いつも?ありがとう???IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-15 00:55:00 -
435:
まや
ぉっかれ??
また明日??
アヒャ??IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-15 01:34:00 -
436:
理都
そんな事が続き、龍二は喧嘩をすると家を出て行き、いつも数時間帰ってこなかった。その間、あたしは、家でひたすらフロムエーやタウンワークを見てた。ほんまに早く働かなきゃ… 仕事を辞めて二週間。貯めていたお金は、無情にもどんどんなくなっていく……このままじゃ危ない。
「理都、金ちょーだぃや。」 ……そんなあたしの不安はお構いなしに、龍二が最近お金をせびる回数が増えた。『…アンタ、一体何考えてるん?お金なぃん分かってるやろ?』「分かってるから、稼ぎに行くんやんけ。」 龍二は、やめていたスロットにまた行き始めていた。そりゃたまには勝ってくる日もあったけど、総合すると確実にマイナスやった…。『お金なんかない。スロットとかやめぇや…。ちゃんともっかい1から働こぅやっ…!!』そんな不安定な収入じゃ無理やねん…… 「働くまでの繋ぎやろが。俺やってちゃんと探してるわ!早く出せや!」『ちょっ…!!龍二ぃっ…!』 【バタンッッ―】龍二は、あたしの財布から二万円を抜いて部屋を出て行った。
『………どぅしたら?…どぅしたらぃぃんー‥?』あたしは、頭を抱えてその場にしゃがみ込んだ。IP強制表示中:212005-12-15 10:06:00 -
438:
理都
龍二も、あたしも、夜の仕事で【金銭感覚】が狂っていた。お金をどう使えばいいか分からない。節約の仕方が分からない。昔のように切り詰めて生活する事が出来なくなり、いつの間にかタンスの中の札束はすっかり底をつきていた。
『龍二…あたし明日、実家帰ってくるわ。』
実家にはもう、半年以上帰ってない。 「なんで?」『お金…もぅなぃやん。』「…そやな。分かった。」半年間も連絡を取っていない親に、お金を貰うのはさすがに罪悪感が湧いた。 だけど、仕事がなかなか見つからず…今は他に頼るところがなかった。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-15 10:20:00 -
439:
理都
次の日、あたしは朝早くから実家に向かった。キラキラ眩しい朝日。チョッキを羽織って庭の植木に水を巻くおばあちゃん。近所の人には会いたくなくて、一人なるべく下を向いて歩く。口から吐いた息が白く、季節がすっかり変わってる事に気付いた…
【ガチャッ―】
「…理都…………!?」 『ただぃま。』「あんた…帰ってきたの…!?」目を真ん丸にさせて、お母さんがエプロン姿のまま玄関に出てきた。 『いや、お金取りにきただけ。』あたしは、靴を脱ぎながら言った。「……お金って、まだあんた達働いてないん?」『働いとったけど、ちょっと前に辞めてん。』 あたしは二階に上がり、部屋からついでに冬服をカバンに入るだけ詰め込んだ。 『急いでるねん。早くちょーだい。』下に降りて、突っ立ったままのお母さんに言った。「……理都、あんた今何処にいるん?居場所だけでも言って帰りなさい。」『いいやん、別に。早くちょうだいよ!』 「言わないんなら、お金なんか渡されへん。…こっちの心配も考えなさい!!」 なんやねんそれ… お母さんがそう言うから、仕方なく今いる住所だけを告げた。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-15 10:49:00 -
440:
削除削除されますた
IP強制表示中:あぼーん -
441:
理都
「理都…あんたその人うまくいってるん?帰ってくる気はないん…?」
貰ったお金をさっさと財布にしまい込んだ。うまくいってるかは分からへん…だけど、『うん、帰る気はない。』……これはあたしの本心。
「…あんたこの先どーするつもりなん?お金もないままやっていかれへんやろ?」 そんなん言われんでも分かってるわ… 「その人どういう人なん!?あんた一回二人で家に…」うるさい‥。『ごちゃごちゃうるさぃなぁ。ほっとぃてや!!!』「……りつっ……いい加減にしなさいよ!!」『心配せんでももぅ帰ってこーへんからっ!!!!』
【バタンッッ―】あたしは、そのまま荷物を持って家を飛び出した。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-15 13:30:00 -
442:
名無しさん
??
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-15 19:38:00 -
443:
名無しさん
あ
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-15 21:20:00 -
444:
名無しさん
>>1-200
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-15 21:44:00 -
445:
名無しさん
>>201-400
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-15 22:40:00 -
446:
理都
皆サンあげてくれてありがとうございます?m(^×^)m
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-15 23:04:00 -
447:
理都
………言われなくても、分かってる。どうするつもりかなんて…… 毎日、頭が割れるくらい考えてる。うるさぃ…うるさぃ… 何も知らんくせにみんなうるさぃねんっ………。
あたしは、カバンをかついでそのまま駅まで走った。白い息を切らして、前を向いて全速力で走った。
走らなければ…振り返ってしまいそうやったから―
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-15 23:39:00 -
448:
理都
その道程は、夏に実家に帰った時に比べて…少し遠く感じた。
家に着くと、下に見覚えのある車が止まっていた。あれ…!?【タンタンタンッッ―】あたしは、急いで階段を駆け上がる。玄関のドアノブを握った時だった。
「ぎゃあぁあぁーっ!」……えっ!?…何……!?突然、部屋から聞こえたものすごい悲鳴にあたしは慌てて中に入った。そこで見た光景は………あたしには信じられない光景だった。IP強制表示中:210.136.161.442005-12-16 00:48:00 -
449:
???
めっちゃ気になるやん?
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-16 00:55:00 -
450:
名無しさん
>>401-500
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-16 00:59:00 -
451:
理都
『…お…ばちゃん……?』
あたしは、思わず声を詰まらせた。―――あたしの目に飛び込んできた光景は、自分の【恋人】が……実の親に暴力を奮っているところやった。
「りつ…ちゃ……?」 状況が把握出来なくて一瞬頭が真っ白になってたあたしは、おばちゃんの声で正気に戻る……。『ちょっ…ちょっと!龍二っ!!!!アンタ何してるん……っ!?』おばちゃんの腕や足は赤く腫れあがっていて、苦しそうに横に倒れていた。 「…おう。理都、帰ってきたんか。」 ………は!?『アンタ何してたん…?おばちゃんどぅしたんっ!?ってか…おばちゃん大丈夫なん!?』あたしは、パニック寸前の頭で慌てておばちゃんの元に駆け寄った…。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-16 01:25:00 -
452:
理都
「り…つちゃん、私なら大丈夫やから…ね。」おばちゃんは、痛々しい声で目尻にシワを寄せ、微笑んで言った。 ……コレは一体どーゆう事なん?
『龍二……アンタこの状況ちゃんと説明してや。』 あたしは、怒りで震える手を精一杯握り締めた。
「説明も何も、オカンがさっさと金出さへんからやんけっ!!」 おばちゃんの手の中には、古びた財布がしっかりと握られていた。
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-16 01:40:00 -
453:
理都
『……アンタ、やからおばちゃん殴ったん?』
「ちょっと貸してゆーただけやろがっ!?それをババァがごちゃごちゃ抜かしよるからっ…!!」 ―――信じられなかった。あたしにはともかく、実の母親に手を出すなんて… あたしには、彼を理解出来るはずがなかった。
『龍二、おばちゃん…に、謝りや??』あたしは、言葉にならない気持ちを押し殺してなるべく平穏に言った。 「…なんで俺が謝まらなあかんねん。金よこしたら謝ったるわっ!!」 ………。『アンタ、いい加減にしときや………?』IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-16 01:55:00 -
454:
理都
龍二の傲慢な態度が許せなかった。『一体何考えてるん!?アンタ…自分の親やでっ!?頭大丈夫…!?』「…はぁ?そんなん知っとうわ。」 おかしい……龍二は間違ってる…… 。 『…ありぇへん。アンタ正常じゃなぃわ。異常や。』「はっ?異常?お前、俺に喧嘩売っとんか…?」 『今すぐ謝れって言っとんねんっっ!!』謝って……「…頭くるからこれ以上ごちゃごちゃぬかすなや。」お願い……『おばちゃんの傷見てみぃ…?アンタが全部やってんで…??これが異常じゃなかったら何やねん!!自分がした事分かってるんかっ…!??なぁ!?龍二ぃっっ…!!?』 「理都ちゃんっっ!!」 「……理都ちゃん……もぅいいんよ。もぅいいから…。ありがとう…ありがとう…。」―――おばちゃん………。あたしは、気付いたら大声で泣き叫んでいた。
龍二………謝って? お願いやから………。 謝って…。 あたしの前で謝ってよ……
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-16 02:47:00 -
455:
理都
今日は、この辺りで寝ます??
?してくれた方、読んでくれた皆様、ありがとうございました???IP強制表示中:210.136.161.362005-12-16 02:50:00 -
456:
名無しさん
??
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-16 06:25:00 -
457:
?
???
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-16 09:31:00 -
458:
理都
読んでくれてる方がいるのはやっぱり嬉しいです??ありがとうございます??
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-16 10:49:00 -
459:
名無しさん
??
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-16 17:17:00 -
460:
名無しさん
ぃま始めヵラここまでめちゃ時間かかったけど気になって一気によんだょ-?
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-16 18:54:00 -
461:
名無しさん
あげとくな?
>>400-500IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-16 23:48:00 -
462:
???
最悪やな?
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-17 00:09:00 -
463:
名無しさん
気になる??
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-17 00:10:00 -
464:
理都
皆サン、読んで頂けて嬉しいです???
あげてくれた方々も、ありがとうございます??
続き少しですが更新?しますね?m(__)mIP強制表示中:210.136.161.362005-12-17 00:43:00 -
465:
理都
――その後、おばちゃんは「…理都ちゃん、少ないけどこれ置いていくね。」と、テーブルの上に1万円札を一枚置いて部屋を出て行った。あたしは、おばちゃんの言葉には返事をせず、床に座り込んだまま動けなかった…。
部屋の中では、沈黙の時が流れる――…。
「……りつ?怒っとん?」 それを先に破ったのは龍二やった。 『そんなん…怒ってるとかの問題やないやろ。』 「んなもんっ…しゃあなぃやんけ。兄貴には見離されとるし、オカンしか頼りどころなぃんやからっ…。」『おばちゃんやって……大変なんアンタも分かっとぅやろ!?!?』――…おばちゃんの再婚相手は、おばちゃんより10個も年上で、ろくに働きもせずに毎日ギャンブルと酒浸りしてる 【最低男】と、龍二がいつも話していた。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-17 01:06:00 -
466:
まや
りっつあん??
ぉっ??
待ってたょ??
めた続き気になる?IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-17 01:19:00 -
467:
理都
「そんな事ゆぅたかて…俺らやって食っていかれへんねんぞ!?」そんなんどうでもいい……。『親殴ってまでお金巻き上げて…アンタはそれでいぃん???』「…だからぁ、借りただけゆーとるやろ!?収入入ったら俺やってきっちり返すやろが…っ!!」
『そっか………ちょっと、スーパーで夕飯の買い物してくるわ。』
――…なんとなく、この場にいる事があたしにはもういたたまれなかった。
『行ってきます。』龍二の返事はなかったけど、振り返らずそのままスニーカーを履いて あたしは玄関のドアを閉めた。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-17 01:21:00 -
468:
理都
すみません?明日、六時起きなので今日は?ほんとに少しですが…?
まやチャン? いつもアリガトウ?明日は、なるべくたくさん更新?するね??IP強制表示中:210.136.161.422005-12-17 01:24:00 -
469:
まや
ゆっくり休んでネッ?
まぢ楽しみ??IP強制表示中:210.136.161.392005-12-17 01:47:00 -
470:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-17 09:17:00 -
471:
???
頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-17 12:28:00 -
472:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-17 14:32:00 -
473:
理都
皆さんあげてくれて有難うござぃます? 今日は仕事が早く終わったので更新?していきますね????
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-17 17:48:00 -
474:
理都
寒さで手足がかじかむ中、あたしは頭の中で決まっている目的地へと急いだ。
【ピンポ―ンッ】ガチャッ―
「はーい!………あれっ?理都…!?」 『…直哉、久しぶり。今大丈夫??』あたしは、直哉の家の玄関の前にいた。 「お、おぅ…お前どなぃしたん!?一人で来るとか珍しいやん!」 確かに、龍二と一緒じゃなく一人でココに来るのは初めてやった。『……理由は中で話すわ。』 あたしは、そう言うと、直哉に招かれて靴を脱ぎ部屋へとあがった。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-17 18:03:00 -
475:
理都
「………なるほど。…そんな事があったんかぁ。」
『…うん。』 直哉の部屋に案内されて、あたしはベッドに座る彼にさっきまでの状況を一通り説明した。『あたしな、どぅしたらいぃか分からへんかったね…ん…。目の前でおばちゃんが倒れとんのに、何も出来ひん上に結局置いていったお金もおばちゃんに返せへんかった…。』 ほんまに【罪悪感】に飲み込まれそうやった…… 『なぁ直哉…龍二は、なんで突然あんな事したんやろ?いくらお金が必要やからって…あそこまでする必要あるん!?あんな…傷…あんなヒドイ事……』 あたしは、顔を上げ龍二の親友である直哉に必死に訴えた。
「………理都、実はな…」直哉が言葉を詰まらせた。―この時、これから知らされるあたしの知らない龍二の【過去】を聞く事に…少し恐怖を感じた。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-17 18:34:00 -
476:
????????????
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-17 19:12:00 -
477:
理都
「……理都、龍二のおばちゃんの腕や足の細かい傷見たか?」
少しの沈黙の後、突然直哉が言った。…―細かい傷?『…そぅいぇば、ご飯食べに行った時に腕には何個かあったかも知れへん。』顔は化粧で見えんかったはず… 『それが、どぅかしたん?剃刀まけか、料理の火傷やって思っててんけど…。』
「アレな、ガラスが刺さった傷やねん。」 ――え?ガラス…? 『…ガラスって何なん??』 『………中学ん時、おばちゃんが乗ってる時に龍二が車のフロントガラスバットで叩き割ったねん。』 ―――?――――は…??―…何?どうゆぅこと…? 『直哉、意味が良く分からへん…。龍二が!?何の為によ…?』理解不能… そんなん信じれるわけないやんっ‥
「意味なんかないで。…それが、【アイツ】やったから。」 ――…直哉は、茶色い髪の毛を手で一度くしゃっとすると、遠い何かを思い出すように 悲しい目をして言った。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-17 19:41:00 -
478:
理都
沈黙が流れる。――直哉の張りつめた表情に【嘘じゃない】事を確信し、あたしは一瞬言葉を失った。
『……龍…二…おばちゃんと仲悪かったん?』 「昔から…良くはないで。やけど、そんなん関係なぃねん。」 関係ない…? 「………昔のアイツは、血も涙もなかったから。」 『え?』――どういう事?「…血の気が多くて喧嘩っ早くて気にいらん事があったらすぐ殴る。それが、先こう連れや親でも関係ない。 周りを誰も信じてへん。アイツが信じてたのは、いや、信じれたモノは―…金と自分自身だけや。人を信じる事が出来んくなったアイツには、そうする事でしか…自分を守れんかったんやろな。」
――――直哉の言葉が、脳裏に突き刺さる。……出会った頃の彼からは、想像のつくはずがない 龍二のあまりにも【寂しい過去】に頭が真っ白になった。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-17 21:46:00 -
479:
?????
?
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-17 22:13:00 -
480:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-17 23:12:00 -
481:
名無しさん
?
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-18 07:50:00 -
482:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-18 11:40:00 -
483:
理都
皆サン、あげてくれてありがとぅござぃますっ???
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-18 17:28:00 -
484:
理都
「…でもな理都、アイツもあれで落ち着いたねん。中学までは俺ら原付乗り回して毎晩暴走したり、ヤンチャばっかしてポリにも何度も捕まった…。卒業して働きながらもしばらくはヤンキー街道まっしぐらやった龍二が、18になって突然東京でホストになるって言った時は…さすがに俺らもビックリしたけどな。東京に行ってからは、世間の厳しさってのを分かったんやろな…。」……そうやったんや。
『じゃあ…龍二は今でも人を信じてないって事?』
それなら、あまりに悲し過ぎる――‥。「いや、理都と出会ってからのアイツは変わったで。」『え…?』「……確かに、お前にまで手はあげた。やけど、アイツはお前を信じてるねん。信じてるからこそ、お前のちょったした行動に裏切られる恐怖から、感情のコントロールが効かへんくなるねやろな……。」 直哉は手に取ったタバコに火をつけると 「はぁぁ……」と一度大きなため息をついた。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-18 18:02:00 -
485:
理都
あたしは、これ以上、この場で何て言えばいいか分からなかった…。
『…直哉、色々話してくれてありがと。あたし、龍二とこれからの事話し合って頑張ってみるわぁ!』しばらく沈黙が続いた後、あたしは立ち上がり直哉に言った。 「おぅ…!友達やねんから全然かまへんで!何かあったら、いつでも来いや!」『うん、ありがとう…。』あたしは、無理矢理笑顔を作りそう言って部屋を出ようとした。
「………理都!!!」 ―――え? 「俺は…今でも玲が好きや。諦めへん。この先も、玲と幸せになるつもりや。やから…お前も頑張れ…幸せになれ!!」直哉は、ドアの前で立ち尽くすあたしに、真っすぐな目をして言った。『ありがとう…。』あたしは、それだけ言って微笑むと、静かに彼の部屋を後にした。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-18 18:27:00 -
486:
理都
――家に帰る途中、あたしの頭の中は色々な事がグルグルしてた…。
一つずつ理解するんは難しい…。 中学の頃からしたら、龍二は一時は落ち着いてたって事やろ? 現に、あたしと付き合い始めた頃は直哉が言うような【血も涙もない】なんて雰囲気じゃなかったし。 ―――…ふと、龍二のおばちゃんの言葉を思い出す。「理都ちゃんと出会えて、あの子はほんまに変わったんよ…ありがとう……理都ちゃんのおかげで…っ、ほんまに…ありがとう‥。」
『はぁぁぁ…。』あたしは道端で立ち止まり、直哉に負けない大きなため息をついた。白い息が、一瞬で消える。あんな目にあってもおばちゃんが笑顔だった理由、お金を置いていった理由が、なんとなく分かった気がして…胸が痛んだ。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-18 19:25:00 -
487:
理都
この辺りで休憩?します?
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-18 19:42:00 -
488:
???
???
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-18 21:23:00 -
489:
?知,光?
ロ1回カキコ∪+ニ事ぁるねン
vナど覚ぇてるかなァァ???
久々にカキコ∪てみ+ニ??
ぁンま呼ンでなかっ+ニンゃン
かぁ??ゴメンなぁ???
でも久々vニ呼ン+ニ゙ら
めっちゃ最新されてて
凄Ll嬉∪かっ+ニァァ??
ま+ニ明日も読むカラ最新
待ってますねぇ(?´∀`)??IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-19 02:34:00 -
490:
理都
?知、光?チャン?
?ありがとぉ??〃もちろんッ覚ぇてるョ????
また、読んでくれて嬉しぃデス? これカラは話の進展?が早くなると思うンで、良かったらこれからも読んで下さいネ?m(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.1332005-12-19 10:34:00 -
491:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-19 15:46:00 -
492:
まや
リッツアン書いて??
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-19 20:24:00 -
493:
理都
514サン?あげてくれてありがとうござぃます?
まやチァン? まやチァンの?〃はホント励みになりマス?? 頑張って完結?まで?するね??IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-19 22:23:00 -
494:
理都
家に帰ると、龍二はベッドで気持ち良さそうに…眠っていた。ノンキな奴……↓そう思ったけど、なんとなくあたしはそのまま起こさなかった。
お腹がすいたから軽く昨日の残りモノを口にして、疲れたからお風呂入るん面倒くさぃな…洗面所でメイクだけを落として、眠くなってきたからあたしもベッドに入った。その時――
【ピンポーンッッッ―――】
部屋のインターホンが鳴り響いた。ん…!?こんな時間に誰やろ??IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-19 22:40:00 -
495:
理都
『はぃはーい!!』 【ガチャッッ――】玄関のドアを開ける。
「…こんばんは、夜分遅くに悪いねぇ?」
―え??『あ……いえ。こんばん…は。』 目の前には、なぜか【大家さん】が立っていた。 『あの…どうしたんですか?』スウェットにすっぴん、頭もボサボサでいかにも間抜け・・なあたしは、そろそろ初老であろう白髪混じりの男の大家さんに聞いた。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-19 23:04:00 -
496:
理都
「…いやぁお宅さぁ、先月分の家賃まだ貰ってないんやけどねぇ。」
――えっ!? 『先月ですか!?』そんなはずなぃ。だって、ココはっ…!!
「振込まれてないから電話かけたら、今月から直接君らに払ってもらってって言われたんでねぇ。」
……う…?…嘘やろ…… 『…ゆ、雄二さんが、そぅ言ったんですかっ!??』「あーそうそう。黒崎くんが、そう言ってたんよ。」――つ…ついに、恐るべき時が来てしまった・・・。実を言うと、あたし達が今住んでる家は龍二のお兄ちゃんである【雄二さん】の会社の【寮】やった……。光熱費は払ってたけど、家賃だけは会社の経費から落ちるから… もともと龍二が一人で住んでた頃から必要なかった。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-19 23:40:00 -
497:
理都
『……分かりました。 でも、どうしても事情があって…少しだけ待ってもらえませんか?』
あたしは、なんとか事態を把握して冷静に言った。
「んー次の期限まで二週間あるから、まとめて振込んで貰えるんなら二週間はこっちも待つけど…。」
『…すみません。お願いします!』あたしは、目の前の大家さんにボサボサの頭を深く下げた。 「じゃあ、来月まとめて二ヵ月分よろしく頼むね。」 そう言って大家さんは、階段で下に降りていった。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-19 23:52:00 -
498:
理都
【…ガチャッ―】
『ど、どなぃしよぉぉぉぉ………!!!』あたしは、ドアを閉めた途端その場にしゃがみ込んだ。 会社の経費で落ちてないって事は、雄二さんが口座を止めたって事やんなぁ……!? まさか……不景気で引き払った!?汗 冷静に言ったもののあたしは、突然の事態にやっぱり混乱していた。。。。 二週間後には、家賃二ヵ月分である【12万】円を支払わなアカンっ・・・↓
馬鹿なあたしは…まだ龍二が実の兄に《見離された》って事に―――気付いていなかった。IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-20 00:06:00 -
499:
理都
『龍二っ!!龍二!!起きてやぁぁっ!!!』 「…ぁー?…んん……?」『アンタっ!!寝呆けてる場合やなぃねんっ!!さっさと起きぃやッッ!!!』【バシッ―】「…っ痛たぃ……なぁ。……何やねん。」寝起きの悪い龍二を、無理矢理叩き起こした。 『……二週間後に、二ヵ月分の家賃払わなアカン。』「あぁ……?お前、何言っとん?家賃は、兄貴の会社が毎月振込んどぅやろが。…ったくしょうもなぃ事で起こすなやっ。」龍二は、寝返りをうってあたしにまた背を向けた。
『………さっき大家さんが来て、雄二さんが先月から振込みしてなぃって。』
龍二の動きが一瞬止まる―「それ、マジなん?」
『…今月から、うちに直接お金貰いに行ってって言われたって!!』 「二ヵ月分の家賃ていくらなん?」 『12万………。』IP強制表示中:210.136.161.402005-12-20 01:09:00 -
500:
名無しさん
????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-20 01:23:00 -
501:
名無しさん
>>400-600
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-20 01:28:00 -
502:
理都
「兄貴に電話するわ。」 『……で、でもっ、』あたしは……言葉を飲んでやめた。龍二は、携帯を手に取り雄二さんに電話をかけ始めた。
「………もしもし?兄貴?おう…ってか、家賃止めたってどーゆうこと?」
あたしは、二人の会話をしばらく恐る恐る聞いてた…。「はっ!?なんやねんそれ!?…ちょ、ありぇんって!!兄貴待っ――」電話が切れた。『…龍二?!どぅしたん!?』「家賃、やっぱ払わなアカンわ‥。」えぇっ!? 『なんで急になん?ここって元から寮やから、寮に住んでる人はみんな経費で払ってなぃんやろ…!?』 「最近、仕事出てないしな。お前なんかに払う金はないし、払えんなら引き払うって……。」 ……嘘やろぉぉ↓IP強制表示中:210.136.161.422005-12-20 01:33:00 -
503:
理都
『家賃……二週間で、12万やで?』 そんなん絶対無理やん…。「なんとかするしかなぃやろ。ココ引き払われたら、俺ら住むとこなくなんねんから!」…なんとかって。『どぅする気なん?』 「…日払いのバイトやるしかなぃな。」 『日払いって?』「とりあぇず、今から連れに電話して聞いてみるから!!」
そう言って、龍二はもう一度携帯を手に取りその後ひたすら電話をかけていた。
あたしは、その光景を呆然と見ながら―‥ただ頭の中が不安で溢れ返っていて、少しずつ崩れかかっている自分達の【未来】を必死で見てみぬフリをしていた。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-20 01:47:00 -
504:
理都
523サン、524サン? あげてくれてありがとうござぃます???
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-20 01:49:00 -
505:
理都
その後、何時間も電話をかけ回った甲斐があり、顔が広い龍二の連れが日払いの仕事を紹介してくれた。 ってなわけで、悩む暇なくいきなり明日から龍二は工事現場の警備の仕事。あたしは、工場で働く事になった………。
「一日俺が8000円で、お前が6000円やと考えるやろ?二人合わしたら、14日で12万いけるやろっ!?」嬉しそうに龍二が言う。『工場って…何の工場なん?』 「あー、なんかよぅ分からんわ。まぁ、女ばっかみたぃやから安心しろや!」 『そっか…。』 なんかって何なんやろう……。汗 あたしは、急に飛び込みざるを得なくなった未知な世界に更に不安になった。
――…やけど、ほんまに一刻も早く働くしかない。龍二も、やる気出してるみたいやし!! こんな時に不謹慎やけど、あたしは龍二がまた働く気になってくれた事が正直嬉しかった。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-20 02:23:00 -
506:
理都
未来は誰にも分からない。運命は、誰にも変えられない。現実は、時にあまりにも残酷で… 目を閉じてしまう。 その方が楽だと、人はそこへ逃げてしまう。暗闇の向こうに見えるのは光?それとも―‥?
光を信じてた【あの頃】こそが、本当の幸せだったのかも知れないね。
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-20 02:37:00 -
507:
理都
今日はこの辺りで…?
読んでくれた方いらっしゃぃましたら、?遅くまでありがとうござぃました??IP強制表示中:210.136.161.332005-12-20 02:43:00 -
508:
りり
パケ代ゃばぃとぃぅのに,一気に読んでしまった(´∪`)かなり面白ぃデス↑リリも日課になると思うので,頑張って完結させてくらさぃ☆ミ
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-20 03:26:00 -
509:
まや
リリ?これ日課になるやんな??
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-20 05:28:00 -
510:
理都
りりチャン? 嬉しい?ありがとぅござぃます???
日課?の期待に応えれる為にも、頑張って更新?しますね?これからも、是非読んで下さぃ??
まやチァン? 日課?ありがとう??なんか、?が覚めたので仕事までに少し更新?しますねッ?????IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-20 06:21:00 -
511:
理都
『…さっむぅ。じゃあ、今日から頑張ろな!!また終わったら、連絡するわ。』「おう。俺もするわ。」 翌朝、あたしと龍二は別々に出勤した。 足早に通り抜ける街並は待ち侘びているクリスマスに浮かれ、見慣れた商店街はその飾り付けでキラキラしていた。
『もぅじきクリスマスかぁ…今年はそんな場合じゃなぃってか。』
あたしは一人呟きその場を通り過ぎると、龍二に指定された場所に急いだ。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-20 06:38:00 -
512:
理都
辿り着いたその場所は、あまりに古びたほんまに昔からある【ザ・工場】…って感じの建物やった。
『こんなとこで働くんやぁ‥‥。』 あたしは、ここまで来て足が竦んだ。 やけど…そんなん言ってる場合やなぃやんっっ!!!気合いを入れ直して、いざ建物の入り口の扉を開けた。
『すみませーん……。』
「あれ??どちらさん?」受け付けに行って中に声をかけると、事務のおばさんが一人出てきた。『あの、私紹介で今日から働きに来たんですけど…。』 「あ〜、春山君の??昨日、電話で言ってた子やんねぇ?」 『あ…、はい。』 【春山君】は、ここを紹介してくれた龍二の学生時代の友達やった。 昔から顔が広い彼は、色々な知り合いから情報を得て、日払いで働ける場所をあたし達の為に探してくれた。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-20 06:53:00 -
513:
理都
「人には困ってないんやけど、春山君の頼みじゃ断られへんしねぇ。」
おばさんは、苦笑いしながら言った。 『…すみません。』 無理矢理頼んでくれたんやと知ってなんとなく気まずかったけど、今はただ仕事を見つけてくれた【春山君】に感謝するしかなかった。
「じゃあ、中に案内するからついて来てね。その前に、着替えてもらうから。」『はい…。』あたしは、おばさんに言われるがままに後をついていった。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-20 07:01:00 -
514:
りり
まゃちゃん(´∪`)日課なるょぉ★まぃにちがゥキゥキ♪読んでるカタみにくぃかもなんで,感想控えます(。・_・。)りっさん頑張ってくらさぃ↑↑
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-20 13:52:00 -
515:
理都
りりチャン? ほんとにありがとう?完結?まで頑張りマス_?気が向いたらまた?して下さいね??
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-20 18:03:00 -
516:
理都
「そんじゃあ、コレに着替えてね。」
『……はい。』作業着だと言って手渡されたのは、給食当番みたいな真っ白なかっぽう着に、シャンプーハット型のゴムの帽子。おまけに目から下を全部覆い隠してしまう無駄にでかい顔型マスク・・・。『まるでロボコップやん……↓死』「えっなんて!?あっ、帽子ん中に髪は一本も残さず入れてな!」『…はぃ。』「じゃぁ、エアーシャワー浴びに行くから!」
ロボコップ姿のままおばさんに連れられて工場内に入ると、今更やけどここは食品工場やった事が判明…。入り口でエアーシャワーを浴びて、かっぽう着の上から全身のホコリ取りをして、念入りに手を洗ってからようやく中に入れる。
どうりで衛生管理に厳しいわけやった。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-20 18:27:00 -
517:
理都
中に入ると、中年のオバサンが大半やったけど、ちらほら若い子もいるみたいやった。まぁ、目だけしか見えてないけど……(謎)
担当のオバサンに仕事を教えてもらい、なんとなく理解したところであたしは列に参加した。工場ってのは大半が流れ作業やから、ベルトコンベアーの前に一列に並び、流れてくる商品に物を入れたりラベルを貼ったりする。 手元しか動かしてないんやからって楽そうに見えるけど、同じ場所で何時間も立って同じ作業をするっていうのは…想像以上にハードな事やった。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-20 18:36:00 -
518:
名無しさん
????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-20 18:44:00 -
519:
理都
「なぁ、自分えらい若そうやなぁ。いくつなん?」 たまたま隣り合わせになったオバサンが、慣れた手つきで作業をしながらあたしに話し掛けてきた。『…18で‥す。』 手元が狂わないようにと、あたしは下を向いて答える。「18ぃ??うちの息子と一緒やわ。若いのに、なんでこんなとこで働きよん?お姉ちゃんやったら他にもよぅけあるやろぉ!?」『…日払いのバイト探してたんで。』 「あー、そぃでかぁ。日払いは貯めるの大変やからなぁ!若いもんにはあんまりお勧め出来ひんでぇ。」おばさんは、笑いながら眉を下げて言った。
『どうしても……すぐに必要なんです。』
俯いたままのあたしがそう言うと、おばさんは何かを察すように「…まぁ、ここは時給もそこそこやしな。お姉ちゃん頑張りやぁ。」と言って、また手元の作業に集中し始めていた。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-20 19:03:00 -
520:
理都
『お疲れさまでした。』 挨拶をして、着替えて建物の外へ出る。まだ、夕方だというのに辺りはすっかり真っ暗やった。
初日は、ハッキリ言ってほんまに疲れ果てた……
朝九時〜夕方五時までの仕事。立ち仕事には慣れてると言っても、あたしは昔から一つの場所にじっとしとくのがものすごーく苦手やった・・・コンビニには、10分もおられへん。ましてやファミレスで食べ終わった後に、ドリンクバーだけで二時間おれる〜っ♪なんてことは、あたしには到底考えられへんかった…。 だから、この八時間は体力的にというよりも、精神的に…‥キツイ―。
『…あー寒っ。はよ帰ろっ。』マフラーを口元までぐるぐるに巻き、あたしは早足で家路をと歩き出した。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-20 19:32:00 -
521:
理都
541サン? あげてくれてありがとうござぃます??
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-20 19:35:00 -
522:
コアラ
しおり?頑張って??
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-20 21:14:00 -
523:
理都
帰り道を歩きながら、ふと財布の中の今日の収入を見る。八時間で約6500円…。夜の仕事の時に比べたら、ありぇへん割合。やけど、あたしはなんだかすごく嬉しくて、財布を閉じると自然と笑みがこぼれた。
龍二も、真面目に頑張ってたんかなぁ??
12月の風は、やっぱり冷たい。あたしは、帰りにコンビニに寄ってホットココアと、―‥もう一度売場に戻り、久しぶりにハイチュウの青りんご味を買った。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-20 21:23:00 -
524:
理都
コアラチャン? しおり?ありがとぅござぃます?頑張って?ますね??
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-20 21:25:00 -
525:
理都
【ガチャッ―】
『ただぃまぁ〜っ!!』
…ってあれ―!?家に帰ると、龍二はまだ帰っていなかった。『なんやぁ、まだ帰ってなかったんやぁ。ってか…寒っ。』あたしは、ヒーターのスイッチを押して、冷蔵庫の扉を開き中を見る。 はぁぁ…ろくなもんなぃしっ↓↓汗 冷蔵庫の中から、カチカチになった冷凍の枝豆を取り出し、鍋で茹でた。
枝豆を食べながらでテレビを見てると、【タンタンタン―】階段を登る音。龍二が帰ってきた!!IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-20 21:36:00 -
526:
理都
【ガチャッ―】
「はぁ…っ理都〜!!帰ってるかぁっ!??」
『おかえりぃー☆あたしは一時間前くらいに帰ってきたでぇ!』 …龍二が開けた玄関から、いっきに寒気が入ってきた。『ってか…寒ぃから!!死 早く閉めて閉めてッッ!!』「お前なぁ…寒いん俺やからっ!!このくそ寒ぃ中外で朝から立っててんぞ!?」 確かに……それはキツイ(゚゚?)『龍二ほんまお疲れ〜!!こっち来て早くあったまりぃやぁ☆』 あたしは、自分の方に向けていたヒーターを龍二の方に向けた。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-20 21:46:00 -
527:
理都
「あぁぁぁ〜マジ解凍されるわぁ・・・ほんま凍死しよった。これ見てや…。」『…ひぃゃあぇッッッ!?!?』龍二が突然――自分の手をあたしの首筋に当てた。 「お前、何語やねん。笑」 『…つっ、冷た過ぎやろぉー!!ってか急にビックリするねんからやめてやぁ!!怒』 「ごめんごめん。あっ、コレ今日の分の給料やで。お前のは??」 そう言ってテーブルの上に龍二の手から、千円札が何枚か置かれた。『あっあたしのは、コレやで〜!!』あたしも、急いで財布から6500円を取り出す。
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-20 21:58:00 -
528:
理都
「二人合わせて、約15000円かぁ〜!!えぇ感じやなっ!!」『ほんまやぁ…ってか龍二、給料全額ちゃんと使わずに帰ったん!?』 「当たり前やんけ〜。何も食ってないっつーの!」龍二…… 『アンタ、やれば出来る子やねんなぁ。』あたしは、自分でさぇコンビニに寄って使ったのに…一銭も使わずに息を切らして帰ってきた龍二に素直に関心した。「…お前はオカンか。」そう言ってヒーターにへばりつく龍二。 ギュッッッッ――
「…え?」 『龍二…頑張ろな。今度こそ、自分らの力でお金稼ごなッ!!』あたしは、龍二のお腹に手を回し後ろから抱きついた。 「…おう。」
信じてる。あたしは、アンタを信じてる。だから、アンタもあたしを信じて…?
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-20 22:24:00 -
529:
名無しさん
????????????????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-20 22:45:00 -
530:
名無しさん
>>500-600あげ
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-20 23:05:00 -
531:
理都
552サン?553サン?
あげてくれてありがとうござぃます???IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-20 23:48:00 -
532:
理都
『龍二〜じゃあ、また夕方になっ!頑張ろな!!』 「おう。また後でな!」次の日も、あたし達は駅で別れて出勤した。
……あ、今日から休憩に昼ご飯持って来てって言われてたんや。コンビニさっき通り過ぎ―‥ ――振り返った足を元に戻す。 『…昼くらぃ食べんでも余裕やんっ☆』
あたしは、厚いマフラーを巻き直し、そのまま真っすぐ工場に向かった。
仕事は、馬鹿なあたしでもすぐに覚えれるくらい単調なもんやった。それが、逆に辛い…と思う時もあったけど、弱音だけは吐きたくなかった。 むしろ、何かを目指して頑張っている自分が、ただ嬉しかった。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-21 00:18:00 -
533:
理都
一週間後、お金は順調に貯まり、タンスの引き出しにはもう家賃の半分以上は貯まっていた。 『龍二ぃ〜!!ほら見て!12万までもぅちょっとやでぇっ…!?』「ほんまやなぁ!俺らってすげぇな〜!」『ほんま…人間やれば出来るもんやなぁ☆』 あたしは、しみじみそぅ感じた。とりあえず、家賃を払いきったら今度こそちゃんとした定職に就きたい……。 龍二にも、自分のしたい【仕事】をして欲しい―!!でも、次が見つかるまではお互い、せっかく探してくれた今のところは最後まで辞めんと頑張りたい…っ。
この頃のあたしは、一日中色々な事を考えていて、色々な事に追われてた。だけど、今思えば、この頃が一番生き生きしててアイツの隣で輝いていられた―…
最後なんかも知れない。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-21 00:57:00 -
534:
きぃ?
ずぅっと読んでるょん?めた?いい話しゃしぉもしろくて毎日楽しみ?最後まで読むから頑張って完結しちゃってねぇ??りっちゃんファイトっ??
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-21 00:59:00 -
535:
???
頑張ってね?
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-21 02:02:00 -
536:
名無しさん
読んでるよ?
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-21 02:30:00 -
537:
りり
りっちゃま頑張ってくらさぃ(●´∪`)ノァタシも工場体験ぁるからょく気持ちわかります↑↑ワラ,ぉぅぇんしてます☆ミ
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-21 03:26:00 -
538:
理都
きぃチャン? ?ありがとうござぃます?いい話とか言ってもらぇて?光栄?デス?良ければ、完結?まで読んでやッてください?
???チャン?いつもありがとう??
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-21 10:37:00 -
539:
理都
名無しサン? 読んで頂いてありがとうござぃます?
りりチャン? 工場は、ほんとにすごぃ?衛生管理?でビックリしました??
応援?してくれてほんとにありがとう???IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-21 10:40:00 -
540:
理都
【♪〜♪〜♪】
その晩やった。龍二の携帯が突然鳴った。
「…誰やぁ!?」『電話なん〜?』「あ、雅人や。」ガチャッ― 「おぅ!お前久々やんけ!」 かかってきた電話の相手は、龍二の地元の連れの【雅人】やった。「おぅっ。ってかお前、生きてたんけ?最近何してんねん〜?!笑」二人は、久しぶりの電話に話が弾んでる様子やった。
龍二の爆笑が続く中、(おもんなぃなぁ……。)いい加減、イライラしてきた。電話は、かれこれ30分近くは続いていた。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-21 11:04:00 -
541:
理都
あたしは、痺れを切らして立ち上がり台所へ行く。 『………お腹すぃた。』 ここ一週間、昼は家から空のペットボトルに入れて持っていく【お茶】しか飲んでいなかった。 冷蔵庫を開ける―と、おばちゃんが一週間前に持ってきてくれたタッパー入りの【肉じゃが】が入ってた。あの日、大家さんが来てからバタバタしててすっかり食べるの忘れてたんやぁ…。
――おばちゃん、あの日から来てないけど大丈夫かなぁ――?? 体の事は心配やったけど、あたしは早くおばちゃんに来て欲しかった。龍二がまたちゃんと働き始めたよ!!って事を…一刻も早く、彼女に伝えたかった。
【肉じゃが】は、さすがに色が変形して異様な匂いを発していたから捨てて、タッパーを念入りに洗った。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-21 11:30:00 -
542:
理都
部屋では、龍二の馬鹿デカイ笑い声がまだ聞こえている。 長過ぎやろ…。人には、散々言うくせに。怒 あたしは、濡れた手をタオルで拭きながらイライラを押さえ部屋に戻る。 「えっ、マジで…!?」 「…おぅ!朝から晩で?」電話を持つ龍二の表情が、一瞬変わった。
どぅしたんやろ?????あたしは、フローリングに腰を下ろしボケーっとベッドの上の龍二を見ていた。まさか、この一本の電話が彼を―― いや‥あたしの人生までもを狂わす事になるなんて。
この時は気付くはずなく。
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-21 11:45:00 -
543:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-21 15:09:00 -
544:
きぃ☆
続き気になりゅ?ぅ??早く読みたいょ??
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-21 17:05:00 -
545:
名無しさん
?
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-21 19:38:00 -
546:
名無しさん
めちゃ気になる?
頑張って下さい??IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-21 22:03:00 -
547:
理都
566サン? ありがとうござぃますっ??
きぃ☆チャン? お待たせしました??少し更新?するんで読んで下さい??
568サン? ありがとうござぃます?
569サン? 嬉しいデス?頑張りますね??IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-22 00:15:00 -
548:
理都
『龍二、雅人クン何て言ってたん?』
ようやく終了した電話に、あたしはすかさず聞く。 「あー、なんかアイツ鳶の仕事辞めたらしくて…今ごっつぃ事しててさぁ!!」『何なん?』「マジすげぇぞ…!あのあほパチプロなっとんねん!!笑 」興奮気味に龍二が言う。パチプロ?? 『スロットの?』 「おぅっ☆毎日朝から晩まで打って、総計したら最大月100万はいくらしぃわぁ!」『…でも、マイナスの日もあるんやろ??』 「まぁ、そりゃなぁ。ギャンブルやからなっ!」笑いながら話す龍二。
ギャンブルはキライ…。賭事には、喜びの紙一重として常に悲しみがあるから。ましてや、それを定職ににするなんて――‥。 『アンタ、スロットやめる言うたやんな?』 あたしはもう、賭事のせいであんな目に合うんは嫌。
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-22 00:38:00 -
549:
理都
「おう。俺は、やめたから関係なぃけどなっ!!」 自信満々に言う龍二。
『…ならいぃねん。』 あたしは、その言葉に安心して微笑んで言った。
『あと一週間やな〜。家賃払い終わっても、まだ仕事続けるやんな?』 辞めるワケにはいかへんし。 「えっ…、警備を?」『うん。だって、せっかく見つけてくれたんやし辞めたところで収入なしじゃ生活無理やん。』 「まぁ…な。」『何か他にしたぃ仕事あるんやったら、見つけてから考えや!?』あたしは、軽ーく釘を刺す。
「…分かった分かった。」そう言うと龍二は立ち上がり、同じように冷蔵庫を開けてはカチカチの枝豆袋の残りを見て――…溜め息をついた。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-22 01:11:00 -
550:
理都
次の日も、何事もなく仕事に行って帰ってきた。ある程度お金にも余裕が出てきたから、久しぶりに近所のスーパーに寄って食材を選ぶ。 甦った【節約魂】のおかげで、それこそ日持ちするモノ、冷凍できるモノを全般に選んだ。
『最近、店屋物ばっかでちゃんと食べてなかったしな…。いっちょ作るか!!』重たくなった買い物カートを押しながら、久々の料理に気合いが入った。
この頃、龍二が何処にいるかも知らずに――‥あたしは、主婦に紛れて長い長いレジの列にうんざりしながら並んでいた。
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-22 01:41:00 -
551:
理都
『龍二っ!じゃあ、今日も頑張ろなぁ!!』
このセリフも日課になっていた。次の日も、あたしは昨日洗っておいたペットボトルに烏龍茶を詰めて仕事に向かった。 最近、胃がちっちゃくなったせいで…昼ご飯は、コンビニでおにぎりを一つ買った。
―昼休み【ブーブーブー】 マナーモードに設定されたカバンの中の携帯が、バイブ特有の音を出す。 ん?メール…!? 三角のおにぎりを頬張りながら、あたしは携帯を取出し片手に持つと中を開いた。
受信1件―【龍二】
《理都〜!今日、雅人と飯食いに行くから帰り遅なるわ。m(__)m》
メールは龍二からやった。雅人クンと…… 何かを考えそうになったけど、あたしは《分かった☆帰りは気を付けてなぁo(^-^)o》とだけメールを送り、口に入ってたおにぎりをいっきに飲み込んだ…。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-22 02:08:00 -
552:
かぉりん
リッ??ァタシ忙しくて最近読めゃんかって今一気に読んだぁ????ィッパィ?更新?されててゥレシィッッ??ァリガ??∩_∩?
ァタシ今まで読んだ小説ん中でリッ?の小説が?番ゃねん(*゚▽゚)v
だから絶対最後まで読みたぃし頑張ってちょ??
最後まで応援してるょん?IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-22 02:09:00 -
553:
名無しさん
略
メールは龍二からやった。雅人クンと…… 何かを考えそうになったけど、あたしは《分かった☆帰りは気を付けてなぁo(^-^)o》 とだけメールを送り、口に入ってたおにぎりをいっきに飲み込んだ…。
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-22 02:12:00 -
554:
理都
↑上はあたしです?すみません。略やってしまいました?? 読みにくくなって申し訳ないです?
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-22 02:15:00 -
555:
理都
少し休憩_?
かぉりんチャン? お久しぶりデス?また読んでくれてありがとう????
この?が?番なんて言ってもらえて… ほんと嬉しい限りデス? 時間があればいっきに書きたいんですがなかなか仕事が忙しくて…?時間を見つけてなるべく早く完結?させるンで、どぅぞお付き合い下さい?? ほんとにありがとう?IP強制表示中:210.136.161.432005-12-22 02:22:00 -
556:
かぉりん
全然ゅっくり時間のぁる時でぃぃから書ぃてねッッ??ぃぃ小説ができるの楽しみにしてます??←(日本語変ゃったかも?ゴメンチ?)
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-22 02:31:00 -
557:
理都
【ガチャッッ――】
『ただぃまぁ〜!』
部屋の中は、真っ暗で静まり返っている。…そっか。龍二は遊びに行ってるんやった。
『はあぁぁぁ…今日も疲れた〜ぁ…。ほんま最近、足むくみまくりやぁ↓』あたしは、上着を脱いでパンパンに腫れた足を、軽く撫でた。 ほんまに、もっと体力付けなアカンわぁ…。完璧運動不足やしな(;-_-+ 足を伸ばして、出来るだけ態勢を楽にする。 『はぁぁぁ…。』 体はイタイ。 仕事は、退屈。 ほんまになんでこんなに日々疲れ果ててるんやろぉ・・・? だけど、周りからしたらこれが普通やねんよな。【普通の生活】の中の【普通の幸せ】って、こーゆうとこにあるんかも知れへん…。
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-22 02:47:00 -
558:
理都
昨日の残り物を温めて食べて、いい加減テレビにも見飽きると、あたしはする事がなくなった。 それにしても、龍二遅いなぁぁ……。早く帰ってこーへんかなぁ?? 時刻は、もうすぐ日が変わる。そんな事を考えながらあたしは、気付いたらいつの間にか――‥カーペットの上で眠っていた。
あったかい…。龍二……?『ほら!!もぅすぐで12万達成するでぇーッ☆』「マジ?俺らってすげぇなぁ!」『これ貯まったら…今度こそ胸張って生活出来るなぁ。。』「当たり前やろ!?もうお前に苦労はかけへん。理都…今までごめんな。これからは、力合わせて二人で頑張っていこな!!」 『……うんっ☆』
龍二……ほんまに……??きっと…約束だよ…???ポカポカのカーペットの上であたしは、とてもとてもあったかい夢を見ていた。
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-22 03:32:00 -
559:
理都
かぉりんチャン?
ありがとぉ???いいモノ?が出来上がるように、頑張りマスね? 良ければ、これからも読んで下さい???IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-22 06:59:00 -
560:
きぃ☆
りっ?ぉはょ?ぉ?本間りっ?の小説ぃぃゎぁ??毎日楽しみ?又時間開いたら書いてねぇ?
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-22 10:49:00 -
561:
?
???
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-22 15:16:00 -
562:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-22 19:18:00 -
563:
理都
きぃ☆チャン?
いつも本当ありがとう??後でまた更新?するので見て下さいネッ??
584サン? 585サン?あげてくれてありがとぅござぃマス?IP強制表示中:210.136.161.392005-12-22 22:53:00 -
564:
理都
チュンチュンッ…チュン…
ん…?鳥…の声……?
目が覚めると、すっかり外は明るかった。『…ふぁ〜。良く寝たなぁ‥。』下で寝てたはずなのに、自分の体がベッドの上にある事に気付く。『あ‥帰ってきてたんや。』隣を見ると、スウェット姿に着替えて気持ち良さそうに眠っている、龍二の姿があった。
『…いつ帰ってきたねん。』 あたしは、ベッドから起き上がりキッチンに行くと、睡眠で呆けた頭を冴えさせる為に熱いコーヒーを入れた。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-23 00:14:00 -
565:
理都
顔を洗い簡単にメイクと髪を整えて、30分後、爆睡している龍二を起こす。
『龍二ぃ!そろそろ仕事の時間やでぇ!』「…んー…お…ぅ…。」『早く起きな遅刻するで!?』「ぇー‥うんうん…。」 …んまにぃ、コイツだけは朝から手がかかるっ。 『ほらっ!さっさと起きるッッッ!!』 【ガバッッッ――】 鬼なあたしは、無理矢理布団を剥ぎ取ってやった。「…!?ってか…さぶっ!!!!」『寒ぃんはみんな一緒やから。早く起きて着替ぇーや。』 ぶつぶつ文句を言いながらようやくベッドから起き上がった龍二に、間髪入れず作業着を渡した。
「お前…ほんま容赦なぃよな。」
『当たり前やん。』
寝癖がピンピン立った頭をぐしゃぐしゃと掻きながら言う龍二が可笑しくて、あたしは笑って言った。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-23 00:39:00 -
566:
りり
ょんでます♪♪頑張って(´∪`)
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-23 00:51:00 -
567:
理都
りりチャン? いつも?ありがとうデス??
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-23 01:12:00 -
568:
理都
『じゃあ、また夕方に!』「…おぅ。っつか、外さぶっ…。」 クリスマスまで一週間をきっていたこの時期、朝は本気で冷蔵庫の中にいるみたいやった。 『寒いなぁ…。まぁ、今日もお互い頑張ろなっ!』 あたしは、今朝もお決まりの日課を言う。
「…おぅ。」 起きてから間がない日の龍二の朝のテンションは…相当低い。 『じゃあ、あたし先に行くから。』駅で手を振り、あたしは彼と反対の方向に歩き始めた。
《今日も、頑張ろなっ!》これが、この朝で最後のセリフになるなんて―‥ そんな事に気付きもせず、あたしは商店街の点灯してないクリスマスツリーを見て『綺麗やなぁ…。』なんて呑気な事を考えていた。
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-23 01:32:00 -
569:
理都
『龍二〜先お風呂入る?』 「ぁー…俺ゲームしとぅからえぇわ。お前、先入れや。」 『分かったぁ。』 今日は、最低気温‐3度だったらしくて…仕事から帰ってくると、完全に体は冷えきっていた。
あー寒っ…早く暖まりたぃわっ…。あたしは、ゲームに熱中してる龍二の後ろを通りお風呂場へ迎う。お風呂に入ると、『解凍されるぅぅぅ〜…。』ってな感じで、かなり極楽モード。 程よく体が暖まったところで、あたしは浴槽から出て顔と体を洗い、傷んだ髪の毛にコンディショナーを塗りたくってやった。
【ガチャッ――】『龍二ぃ〜はよ次入りやぁ。めっちゃあったまんでぇ!』風呂場から出て、まだテレビと睨めっこしてる…龍二に声をかけた。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-23 01:48:00 -
570:
理都
『…おー。あっくそっ‥!ぐあぁぁ〜!!』
ワケのわからん奇声を発しながら、コントローラーのボタンを連打する。壊れるやん・・・死 まぁ、あたしはゲームとかほとんどしーひんから壊れても関係ないけど…。 龍二は、テレビに向かってその後もギャーギャー言ってる。タオルで濡れた頭をゴシゴシしながら、あたしはベッドに座りその光景を眺めていた。
【ピンポーンッッッ―――】
その時――。突然、部屋のインターホンが鳴った。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-23 02:01:00 -
571:
理都
ん?誰やろ…!? そう思った瞬間やった。
【ピンポーンッッピンポ―ンッッ】立て続けに鳴り響くインターホン。『龍二……誰か来たで??』 あたしは、なんとなく出たくなかった。「お前出てきてや。」『なんでよっ…?たまにはアンタが出てやぁ。』二人で言い合ってる内にも、インターホンは鳴りやまない‥。【ドンドン゙ンドンッッッ――】 え…?!?! 玄関からはドアを叩く音が聞こえる。「あー…ったく、ほんま誰やねんっ。」 痺れを切らしゲームを中断する龍二。イライラしながら腰を上げて、そのまま玄関へ迎った。
「どちらさんっ!?!?」【ガチャッ―‥‥‥】
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-23 02:47:00 -
572:
姫
きになる?
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-23 03:12:00 -
573:
理都
姫チャン? ありがとう?続き書いていきますね??
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-23 08:58:00 -
574:
理都
「で?お前は、ろくに仕事も来んと、こうやってゲーマーになってるわけや?」ベッドに腰掛けると、一時停止されたままのテレビゲームの画面を見て、雄二さんが言った。
「…なってへんわ。昼間はちゃんと行っとんねん。」「へぇ。」
……シーン。なんなんすかこの空気(T_T) あたしは、その場から逃亡したい気持ちでいっぱいやった…。
「お前、ここどーすんねや。」 「……週末に、家賃払うつもりやで。」 「二ヵ月分やろ?払えんか。」「…まぁな。」
龍二が、ゲームの電源を切りながら言った。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-23 09:57:00 -
575:
理都
「なんやお前、スロットやってんか?」 雄二さんが、ベッドの脇にあった【パチスロ攻略本】を見つけて言った。 これは、あたしがここに住む前からあった。 少なからず、龍二は昔からパチスロには行ってたみたいやし、しょっちゅう見てるわけやないからあたしは特に気にも止めてなかった。
「…今は行ってへん。」
「お前、今何の仕事してんや。」「警備やで。」
「へぇ。ろくに仕事も来ーへんお前が、くそ寒い中そんなかったるい仕事をなぁ?」 「……。」
雄二さんは、スーツのポケットからタバコを取出し、パーラメントに火を付けた。IP強制表示中:210.136.161.382005-12-23 10:21:00 -
576:
理都
「っつか…兄貴何の用なん?用あったから、来たんやろ!?」
龍二が、痺れを切らして雄二さんに言う。
「お前、またやったらしいな。」 「え…!?」 「またアイツに、手出したったらしぃなぁ?」
「………アイツて。…オカン…‥??」 雄二さんは、無言のまま煙を吐いた。 おばちゃん…… あの日の事や…。 あたしは、脈が速くなるのを隠しながら二人の会話を聞いた。IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-23 10:33:00 -
577:
理都
「……あっあれはっ……だってオカンがっ――」
【バシィッッッッッ―――】
『ひゃぁっっ…!!!』
…………雄二さんの快心の一発が、龍二の顔面にヒットした。 あたしの傍に吹っ飛んできた龍二は、ただ唖然としてる…。
「お前だけは… なんべん言っても、分からんやっちゃなぁ?このボケが…。」雄二さんは、そう言うと、鋭い眼差しで下にいる龍二を睨み付けた。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-23 10:53:00 -
578:
理都
「……痛って。」 龍二の擦った口からは、切れて少し血が出ていた。
「お前、調子こいとったしらんぞ?」 「……。」 クルッ― え……。突然、雄二さんがあたしの方を向いた―‥。 「彼女もなぁ、コイツなんか当てにしとったらアカン。」
――…?どう言う意味…?「このダボは、こーいう奴やねん。…女に仕事行くフリしてスロット打ちに行くような、こすい男やからなぁ? なぁ龍二っ!?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………雄……二さん??‥何言ってるン??あはは。冗談…!!それ…ちゃんちゃらおかしぃやん!
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-23 11:29:00 -
579:
つう
3日間くらぃで読んだョ???????
頑張ってぇ??続きが気になる??IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-23 11:33:00 -
580:
理都
『……いや、今度ばっかりはちゃんと働いてますよ。朝も、作業服着て一緒に出勤してるし…!!』あたしは、雄二さんの言葉に反感を覚え少し声を荒げて、言った。
「……はぁ。 龍二?ほんま、お前には良心ってもんがなぃんか?」
溜め息混じりで、呟く雄二さん。 龍二は、なんで黙ってるん? 「女に嘘ついてまでして、それがお前の選んだ道か……?」 なぁ、なんで???なんで、反論せーへんの???
「…………。」
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-23 11:54:00 -
581:
理都
「理都…………ごめん。」
『………りゅ……じ??』
なんで、謝るん? 謝る必要ないやん。 早く言い返してや? アンタは、毎日頑張ってたやん 。 今朝も一緒に、駅で別れたやん―――――‥??
「ほんまに……ごめん。」IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-23 12:08:00 -
582:
理都
『………冗談や…んな?』 「…………。」
「……彼女も、残念やけどなぁ。うちの若いもんが駅前のパチ屋で、昼にこいつなんべんも見かけてんねやぁ。事実は、はよーうちに知っとう方がえーやろ?」……………。あっ―… 【ガラッッッッ――】 タンスの中の貯金………………!!
『……嘘や……ろ?』IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-23 12:24:00 -
583:
まや
ずっと読んでンデェ??
テカ悔しくて
涙出て来たょ?
リュウジ君しっかりしろょ?
ってメタ思った?
続きが気になる??
頑張ってな???IP強制表示中:210.136.161.422005-12-23 12:31:00 -
584:
理都
貯金が……………半分以上ない……。
『……龍二、アンタが使ったん?』 「……うん。」『なん……で?』
「……一回だけ、雅人のスロットについていったら、どーしても止められんくなってもて…………。」
《雅人と飯食いに行ってくるわ!》 ―――あの日。「…まぁ、彼女もこれで分かったやろ?こんなやつに本気になるだけ無駄やってことや。じゃあ、俺は帰るから、家賃の件週末までに間に合わんようやったらココ引き払うからな。」
【バタンッッ――…】まだ長いタバコを灰皿に押しつけ、雄二さんはそう言って出て行った。IP強制表示中:210.136.161.402005-12-23 12:34:00 -
585:
理都
休憩_?
つうチャン? 初?ありがとうござぃます?三日もかかりましたかぁ??まだ少し長くなりそうですが…??良ければ今後とも読んでやって下さいっ??
まやチャン? お久しぶり??龍二は、これから更にすごい事になっていきます?読んでくれて嬉しいデス?今日は朝からいっぱい更新?出来ました??IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-23 12:42:00 -
586:
りり
更新されてて嬉しぃ(´∪`●)頑張ってょぉ☆ミ
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-23 13:16:00 -
587:
まや
久しぶりかな???
えっ?〃もっとすごぃ
事になるってぇ???
気になる???
アシャシャシャ????
頑張れ??IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-23 13:21:00 -
588:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-23 16:45:00 -
589:
理都
りりチャン☆ いつもありがとぅ (*/▽*)"
まやチャン? 期待にそえるよぅに頑張りマス?また、読んでくらさぃネ??
641サン? ありがとうござぃます?IP強制表示中:210.136.161.392005-12-23 19:48:00 -
590:
理都
二人きりになった空間に、張り詰めた沈黙が続く。
「……………理都?」
「理都…ごめんな? 今回は、ほんまに俺が悪いと思ってるねん…。お前が頑張ってんの分かってながら俺が、俺が自分の欲に…勝てんかったから……!」 「…………理都???」
何を 言ってるん?IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-23 20:34:00 -
591:
理都
龍二は 何を言ってるの?
これは 現実?
「理都…、ほんまにごめん!!俺、明日からは仕事またちゃんと行くかっ―‥ ‥‥り…………つ???」
止まらない。 止まらないよ。 あたしの目からは、大粒の涙が ポタポタと 水色のカーペットに 染み込んでいった。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-23 20:50:00 -
592:
理都
「理都……!!俺……ごめん!!ほんまに俺…もう絶対スロットやめるし、今度こそ…今度こそ仕事もちゃんとっ――‥!!」
『別れよ。』
『もう、終わりにしよ?』限界だった。 限界を、 とっくに通り越していた。 もう、 十分疲れたよ。ねぇ龍二、アンタが恐れた 【人を信じる事】って こういう事――…?
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-23 21:44:00 -
593:
名無しさん
あげます
>>500-650IP強制表示中:210.136.161.442005-12-23 22:55:00 -
594:
???
久しぶり?頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-23 23:31:00 -
595:
姫
薬物とギャンブルにはまってどうしよもない男と暮らした日々を思い出します?
IP強制表示中:218.222.1.1532005-12-24 01:02:00 -
596:
りり
気になるぅ(´∪`●)頑張ってぇ☆ミカキコしまくりでごめんね↓↓
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-24 01:57:00 -
597:
きぃ☆
更新されてりゅ??てか本間にこの小説ぉもちろぃ???毎日楽しみでしゃーなぃし??りっ?頑張って書いてねぇ???
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-24 02:07:00 -
598:
名無しさん
????
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-24 07:35:00 -
599:
かぉりん
??ぁvナ"ま<vノ??
vノ⊃?頑張れぇッッ∪ε∪IP強制表示中:210.136.161.332005-12-24 12:18:00 -
600:
名無しさん
????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-24 14:00:00 -
601:
名無しさん
??????
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-24 17:43:00 -
602:
まや
りっちゃん?
メリクリ??
また書いてナァ?IP強制表示中:210.136.161.382005-12-24 21:10:00 -
603:
名無しさん
早く続きが気になるよ?りっちゃん仕事頑張って?メリークリスマス?
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-24 22:15:00 -
604:
名無しさん
????
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-25 00:24:00 -
605:
名無しさん
>>1-500
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-25 04:43:00 -
606:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-25 13:54:00 -
607:
名無しさん
コノ小説ぉもろぃ?楽∪みに読んでます?‥けど、途中の読者どぅ∪のゃりとりとか作者サンと読者のゃりとり、はっきり言わ∪てもらぅけど邪魔デス?読みずらぃ?会話するなら感想スレとか読者スレ+ニててそこで会話∪てほ∪ぃな?
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-25 15:00:00 -
608:
名無しさん
頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-25 17:26:00 -
609:
名無しさん
632あんたが邪魔やで?
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-25 19:12:00 -
610:
名無しさん
>>600-700
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-25 19:14:00 -
611:
名無しさん
ココめちゃ人気やな???
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-26 00:31:00 -
612:
???
書いてぇ??
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-26 00:37:00 -
613:
あぃ
書いてよ?
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-26 02:40:00 -
614:
理都
皆サン、本当にすみません?二、三日バタバタ?していてすっかり遅れてしまいました??あまりの応援?の多さに、嬉しい反面すごくビックリしています??
本当に、有難うございます?今日からまた、頑張って書いていきますのでどうぞ完結?まで宜しくお願いします。(ノ_。)
632サンのご意見で読者サンとのやり取りで読みにくいという事でしたので…私の勝手ですが、これからは『今日はここまで?』という区切りのいいとこまで書いたら、まとめてレスさせて頂きたいと思います?
私自身、応援?はとても励みになるので…不快に思われた方も ご理解頂けたら嬉しい限りです?IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-26 10:29:00 -
615:
理都
では、続きを書いていきます。
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-26 10:41:00 -
616:
理都
続く沈黙が、いたたまれない空気を作り上げる。
「……り…つ…?冗談やんな?」
突然の言葉に、泳ぐ目を止められない様子の龍二。
冗談なワケがないIP強制表示中:210.136.161.1312005-12-26 10:47:00 -
617:
理都
「お…い……理都??」
冗談なワケないやん
『…………本気。』
もう、無理だよ。
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-26 10:57:00 -
618:
理都
「何…言ってるん?お前…何言ってんねんっ…!?」『もう、 疲れたねん。』 「………え?」
『もう、 頑張る事に疲れた。アンタと一緒に、頑張る事に 疲れたねん。』 「理都………」
「理都、ほんまに俺明日からちゃんとするからっ…信じて…?頼むわ…もう一回だけ…俺の事信じて!?」 そんなに慌てた顔して 何 言ってるの?
信じたよ。
あたしは、アンタの事を今日までずっと信じてたよ?IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-26 11:44:00 -
619:
理都
何度、裏切られた―――?
『もうっ、裏切られるのは嫌や……。いい加減にしてや!? あたしばっかり毎日アホみたいに頑張って…何度踏みにじられたん!?アンタに裏切られるんはうんざりやねんっ…!!!』
悔しいよっ………
あたしは、叫んだ。堪えきれない涙をめいっぱい流しながら、引き出しに入っていた 減ったお札を床に叩きつけながら、 叫んだ 。絞りつけられた心が、あまりに痛くて…IP強制表示中:210.136.161.402005-12-26 12:02:00 -
620:
理都
「…なんでやねん。今まで一緒にやってきたやろ?なぁ…?一年間も、頑張ってきたんやろ?それを、お前は…お前は、そんなに簡単に捨てれるんか…?」
『捨てたんは、あたしじゃないっ…!アンタや。 アンタが、あたしの一年間を……捨てたんや。』
こんなにもあっけなく…
「ほんまに、別れる気なんか…?」IP強制表示中:210.136.161.332005-12-26 12:14:00 -
621:
理都
『別れる。』
あたしは、俯いていた顔を上げて言った。マスカラが流れて顔中 真っ黒になったぐちゃぐちゃな姿で‥ 彼に告げた。
「…………無理や。」
「急に別れるとか…無理に決まってるやろっ!!!」IP強制表示中:210.136.161.432005-12-26 12:20:00 -
622:
理都
『無理って言われても、関係ない。アンタに借りがあるわけでもないし、別れるのは あたしの勝手や。』 「………っ。」
『稼いだお金は、あたしの分も置いていくし。生活費の足しにでも 使って。』 「……いら…ん。」 『荷物は、また後日取りにくるわ。一人じゃ運びきられへんし‥ しばらく玲ん家にでも行くから、またそれから二人で取りに――』「……お前、 いい加減にしろよ? 」
「ふざんなっ!!!」 【バシンッッッッ―――】 ……バタン。
あたしは、そのまま地面に倒れこんだ。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-26 12:47:00 -
623:
理都
カーペットを敷いてない部分のフローリングの床は、とても 冷たい‥。
『……また、暴力やろ? そうやって、自分の思い通りにならんかったらすぐに手出すねん。アンタって ほんま最低やな……?』
妙に冷静な自分。
痛いなんて感覚は もうなかった。ただ、彼を変える事が出来るは【あたしじゃなかった】という事実を 思い知らされただけ―‥
IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-26 13:14:00 -
624:
理都
「…帰りたかったら帰ればえぇやろ。なぁ?実家の場所知っとんねん。窓ガラス割ってでもなぁ、引きずり戻したるわっ!!!」
『……ふざけんとってや。アンタ、何言ってるん? なんでアンタにそこまで言われなアカンねんっ!?』腹が立つ。血管が、音を立てて脈打ってる……。
『…どぅせなぁ、家賃ももう払えへんねん。来週なったら、ここ出なアカンねんからちょうどいいやろ!』あたしは、龍二を睨み付け冷たく 言い放った。
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-26 13:49:00 -
625:
???
頑張ってね?
IP強制表示中:210.136.161.382005-12-26 14:23:00 -
626:
理都
再び、あたし達の間を張りつめた沈黙が襲う。
昨日までのあたしからは考えられない冷酷な言葉に、龍二の剣幕が 少しずつ消えていくのが分かる。
『今日はもう電車ないから明日、朝一で出るわ。』
【ベタンッ――】―‥?「理都…悪かった。ほんまに、反省してる。だから、出ていくなんて言わんとってや……?なぁ頼むわ…?お前がおらんと 俺は… 俺は… 何を信じて生きていったらいいねん? お前だけが…俺の支えやった…。理都……俺の、傍におってくれや……。」
【未来】が――。 これっぽっちも見えなくなったあたしの目に映った光景は、昨日まで心から愛していた男が 冷たい床に頭を着けて土下座していた。IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-26 14:24:00 -
627:
理都
『……やめてや。今更、そんなんされても… あたしはもうアンタの事を信じられへん。』 足元にいる龍二を見ないように、あたしは視線を上に向けた。
「もう一回だけ…信じてくれや。」 『…っしつこぃなぁ。家賃どうするんよ?払えへんのに、アンタの何を信じるん!?』 「絶対なんとかするから。お前の信用取り戻す為に、絶対なんとかするから。」
龍二は言った。 まだ、頭を床に着けたまま 態勢をより低くして そう言った。IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-26 14:37:00 -
628:
理都
【信用】って何?
簡単に 崩れたり、取り戻したり、出来るモノ?
それは、人と人の間には 必要不可欠なはずのに… 時に、 ものすごく自分を縛り付ける。傷つき、傷つけられ、人は いずれ信じる心を恐れてしまう。 だけど、それを癒してくれるのも やはり人だと―。
あたしは、彼に伝えたかったのかも知れない。
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-26 14:54:00 -
629:
理都
この辺りで休憩?します。
???チャン、頑張るね?いつもありがとう??IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-26 14:57:00 -
630:
りり
頑張ってねぃ♪♪♪(´∪`●)
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-26 15:02:00 -
631:
理都
ん〜 なんか読み返すと脱字が多い? スミマセン?
りりチャン!いつもありがとうm(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.1372005-12-26 15:10:00 -
632:
名無しさん
>>1-100 >>101-200
>>201-300 >>301-400
>>401-500 >>501-600
>>601-700
頑張って(?゚∀゚)?IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-26 15:25:00 -
633:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-26 15:31:00 -
634:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-26 19:52:00 -
635:
名無しさん
????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-26 20:03:00 -
636:
理都
657サン? 読みやすくしてくれて有難うござぃます??658サン、659サン、660サン有難うござぃます?
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-26 20:35:00 -
637:
理都
あたしは、力が抜けてその場に座り込んだ…。
目の前の龍二が、ゆっくりと顔をあげる。「これが、ほんまに最後やから…。」 【俺を 信じて?】
龍二は、震える手であたしを抱き締めた。
ここで突き放す事は、きっと簡単。 だけど、今あたしが彼を見捨てたら――‥龍二は、今度こそ一人になってしまう。 今度こそ、人を 信じる事が出来なくなってしまう。
悲しいのは、いつだって諦めてしまう事。あたしは、彼を 変えたい――。IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-26 20:49:00 -
638:
理都
これは、大きな駆け?
ううん。
あたしは、賭事はしない。もう一度、彼を信じれる? ううん。
きっと、不安は消えない。
だけど、信じたい。 あたしにもう一度だけ、チャンスをちょうだい…? アンタに人の【強さ】を教えたい。いつか絶対―‥。抱き締められた腕の中で、あたしの目が 閉じる事はなかった。IP強制表示中:210.136.161.342005-12-26 21:02:00 -
639:
名無しさん
>>600-700
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-26 21:47:00 -
640:
名無しさん
????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-26 23:48:00 -
641:
理都
結局、あたしは出ていくのをやめた。
バカな女だと言われても、仕方ない。 こんな、どうしようもない男の傍に まだいる気なんやから。 だけど、今は‥ あたしの【居場所】は、ココにしかない。 今日まで龍二との生活が あたしの全てやったから。
人は誰でも、一人になるのが 恐いんだよ?
ほんとは、自分自身が 此処に【居場所】を求めてたのかも 知れない 。
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-27 00:28:00 -
642:
理都
そして週末―。
龍二は、大事にしていた車を売った。 『…ほんまにいいん?』 あたしが尋ねると、「車なんかまた稼いで買ったらえーねん!!」と、龍二は笑ってた。
年式が古いから下取りは安かったけど、ある程度な金額にはなった。 車屋からの帰り道、辺りはすっかり真っ暗で あたし達は来た道を歩いて帰る。 「これで家賃払えるな…☆」あたしを見て、龍二が言う。 『…うん。』あたしは、なんとなく俯いて言った。
IP強制表示中:210.136.161.432005-12-27 01:05:00 -
643:
理都
夜風がすごく冷たくて、かじかむ手を コートのポケットに突っ込んだ…。
街はただ、いつも以上にキラキラしてて、肩を寄せ、通り過ぎる人々は 皆幸せそうに 笑っていた。
家に着くと、振込むのが面倒臭かったあたし達は、大家さんに直接家賃を払いに行く事にした。 「お〜、待ってたよ!君ら、最近朝早くから頑張ってたもんなぁ。じゃあ、確かに二ヵ月分 受け取りました。来月からも、宜しくね。」 そう言うと、大家さんは笑顔で部屋の扉を閉めた。IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-27 01:20:00 -
644:
名無しさん
??????
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-27 09:17:00 -
645:
きぃ☆
りっ?ぉはょ?更新されててうれしいょ??まだまだ楽しみにしてるから頑張ってねっ?
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-27 09:34:00 -
646:
理都
660サン、?ありがとう?
きぃ☆チャン、おはよう?いつもありがとう?仕事までに少し更新?しますね??IP強制表示中:210.136.161.372005-12-27 09:50:00 -
647:
理都
『これからどーするん?』部屋に戻ったあたしは、龍二に尋ねる。
「…おう。まぁ、とりあぇず家賃は払えたし安心やな!」 『そんなん、それだけじゃアカンやん。』 「まぁ…な。」
車を打ったお金で、家賃12万と、光熱費を払った。 まだまだ、今の 現状 から余裕はない。
「明日、もう一回警備の仕事行けるか聞いてみるわ…!!」 龍二は、携帯を持ちながら言う。
『……うん。』 龍二は、あたしは働かなくていいと言った。 家にいてくれたらいい。もう、苦労はかけたくないと―‥。龍二がそう言うなら、あたしはその意志を尊重しようと思った。IP強制表示中:210.136.161.352005-12-27 10:02:00 -
648:
理都
でも、現実は そんなに甘くなかった――。
『……無理やったん?』
「…うん。」
さすがに、ブチった警備の仕事は、謝って頼み込んでも、聞く耳さえ持ってくれず電話を切られた…。
『また、1から探さなアカンやん…どぅするん…?』一気に不安になったあたしは、思わず俯く。IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-27 10:10:00 -
649:
理都
「…っ。大丈夫やから!お前は、何も心配せんでぇぇかっ―」
【ビクッッッッッ――――】
「‥‥‥り‥‥つ‥?」
え―‥ 今のは、今のは 何? 龍二が、あたしの頭を触ろうとした。 無意識に、全身が【警戒】した。IP強制表示中:210.136.161.442005-12-27 10:26:00 -
650:
理都
『ごっ…ごめん!』 なんでか、あたしは咄嗟に謝っていた 「いや、いいねん。大丈夫やで。」龍二は、そう言って 微笑んだ。
ドクン――‥
あたしは 心臓が波打つのが聞こえた。 恐い。 体が震える。 龍二への気持ちが 【愛】では、なくなってしまう――‥。
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-27 11:04:00 -
651:
理都
「理都、ちょっと…コンビニ行ってくるわな☆」 龍二は、ジャンパーを羽織ると、そう言って部屋を出て行った。
――‥あたしは、一体何がしたいんだろう。
彼を愛しているから、此処にいる。彼を、救いたいから 此処にいたい。
それだけじゃないの? 『……うーーーー…。』 昨日、殴られたが傷が今になって痛む。 あたしは、歯を食いしばり震える手を 強く‥ 握り締めた。IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-27 11:39:00 -
652:
???
頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-27 12:19:00 -
653:
名無しさん
????
IP強制表示中:210.136.161.1312005-12-27 13:44:00 -
654:
名無しさん
???????
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-27 17:48:00 -
655:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-27 20:28:00 -
656:
あぃ
頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-27 21:04:00 -
657:
理都
???チャン、いつもありがとう? ?見ると、ほんと励みになります?
678サン、679サン、680サン、ありがとう?
あぃチャン、また読んでくれてありがとう?m(*o_o。)mIP強制表示中:210.136.161.342005-12-27 23:11:00 -
658:
理都
それから、あたしは何をするワケでもなくただボーっとして、時間が過ぎていくのを感じた。 時計は、いつの間にか 【21時】 を回っていた。
《ちょっとコンビニ行ってくるわ☆》 ――‥龍二?遅くない‥? 龍二が出て行ってから、かれこれ1時間半が経とうとしてる。
コンビニは、ほんまにすぐ近く。『…立ち読みでもしとんかな。』 あたしは、ようやくフローリングの床から腰を上げ、お風呂の湯を張りに向かった。
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-27 23:30:00 -
659:
理都
お風呂の湯は、すぐに溜まった。 『…先、入ろかな。』 そう思ったけど、やっぱり やめた。
部屋に戻ると携帯を手に取り、発信ボタンを押す。
プププププ―《おかけになった電話は電波の――…》【カチャ】携帯を閉じる。
『コンビニ、 電波あるしな。』 あたしは、結局 先にお風呂に入る事にした。
その後、一時間経っても、二時間経っても、 龍二は帰ってこなかった。IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-27 23:51:00 -
660:
理都
『……遅過ぎやろ。』 濡れた髪も、すっかり乾いて冬の乾燥で パサパサになった。 ベッドに腰掛け、【洗い流さないトリートメント】を塗りたくる。 ププププ―《おかけになった電話は電波の――…》
【カチャ】 『はぁぁ…。』 龍二、ほんまに 何処にいるん? あたしが、あんな態度とったから?
ピーポーピーポー 『救急車の音…まさか、』事故――?コンビニ帰りに、巻き込まれたとか‥‥‥ 『そんなわけなぃやんなぁ…!?』嫌な《胸騒ぎ》がする…。 恐い‥。恐いよ。
『龍二ぃぃぃ…。』IP強制表示中:210.136.161.332005-12-28 01:28:00 -
661:
理都
【バタンッッッ――】
「理都っっ………!?」
「お前、どなぃしてんっ…!?何かあったんか!?」龍…二…… 玄関先に、龍二の姿が見えた。
『…何処にいたん?アンタ…何処にいたんよぉ!!!』 【バフッッッ――】あたしは、玄関を目がけて横にあった枕を投げ付けた。『携帯繋がらんし…めちゃくちゃ心配したのにっ…!』IP強制表示中:210.136.161.332005-12-28 01:50:00 -
662:
理都
「……ごめんな!?携帯、充電切れてもたねん。ってか…今、何時や!?」
龍二が、画面が真っ暗な携帯電話をポケットから取り出して言った。『…充電切れてたんや。今…23時40分やけど?ってか、そんな事よりこんな時間まで何処にいたん!?』「…良かった!間に合ったぁぁ〜!」あたしの質問には答えずに、龍二は笑顔でそう言った。IP強制表示中:210.136.161.362005-12-28 02:01:00 -
663:
理都
「メリークリスマス!!」
―――――え?――何? 笑顔の龍二の手には、小さな小さな 紙袋 が握られていた。 『…これ…は?』 「もちろん、いい子な理都にサンタからのクリスマスプレゼントやで☆」
『‥‥‥‥クリスマスプレゼント???』えっ―…今日ってもしかして‥‥‥「やーっぱり、お前忘れてたなぁ。笑 今日は、12月24日。クリスマスイブやで。」 龍二が 笑った。
クリスマス‥‥イブ‥‥IP強制表示中:210.136.161.352005-12-28 02:31:00 -
664:
理都
そんな事、すっかり忘れてた。毎日、色々な事で頭がいっぱいで…
『…開けていい?』
龍二から、プレゼントとして何かを貰うのは 初めてやった。 紙袋の中には、水色の小さな箱に見覚えのある英語のブランド名――。 『これって……』
【パカッ―】 箱の中に入っていたのは、あたしがその時欲しかった ティファニーのアトラスリング‥‥IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-28 02:42:00 -
665:
理都
『……ほん……まに?』
信じられへん。 クリスマスプレゼントに‥‥ あたしが、欲しかったモノ覚えててくれたん????
「お前、昔 雑誌見て欲しいゆぅてたからさぁ。車売った金でってのがなんやけど…まぁ、感謝の気持ちやから!」龍二は、笑顔で少しはにかみながら言った。 「理都…付けてみて?」あたしの薬指に、龍二が、指輪を―‥はめる。
シルバーの指輪は、あたしの指で キラキラと 輝いていた…。IP強制表示中:210.136.161.432005-12-28 02:54:00 -
666:
理都
『……ありがとう。』
あたしは、照れて 俯きながらお礼を言った。
嬉しかった。涙が出そうな程、嬉しかった。心の奥底にある 黒くてモヤモヤした気持ちが、少しずつ晴れていくのが分かる―‥。
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-28 02:59:00 -
667:
理都
今日は、ここで寝ます?
読んでくれた方がいましたら、、ありがとうございました??IP強制表示中:210.136.161.1362005-12-28 03:00:00 -
668:
まみ
おつかれぃ?
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-28 05:47:00 -
669:
あぃ
ゆっくり寝てね?お疲れ様でした?続きまた読むから頑張ってなぁ?
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-28 06:08:00 -
670:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-28 11:20:00 -
671:
理都
まみチャン、ありがとうござぃます??
あぃチャン、いつもありがとう?頑張るので、読んでやって下さいね???
695サン、ありがとうござぃます?IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-28 13:09:00 -
672:
???
?しおり?
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-28 14:47:00 -
673:
名無しさん
??????????
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-28 19:59:00 -
674:
奈美
初めて読ませてもらいましたぁ??
早く完結するの待ってます?IP強制表示中:222.7.56.212005-12-29 01:27:00 -
675:
さぁ
りつサン?の小説ハマりすぎて今まで感想書く余裕もなく読み続けました??皆応援してるから、ガンバってくださぃm(__)m
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-29 02:08:00 -
676:
名無しさん
????????????????????????
IP強制表示中:210.136.161.1372005-12-29 02:17:00 -
677:
かな
IP強制表示中:210.228.189.562005-12-29 02:42:00 -
678:
名無しさん
???????
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-29 05:35:00 -
679:
名無しさん
??
IP強制表示中:210.136.161.442005-12-29 12:01:00 -
680:
名無しさん
?
IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-29 17:21:00 -
681:
名無しさん
あげ??????
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-29 17:52:00 -
682:
???
あげ?
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-29 18:16:00 -
683:
名無しさん
IP強制表示中:210.228.189.562005-12-29 18:38:00 -
684:
あぃ
りっちゃん頑張ってね?
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-29 19:47:00 -
685:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.382005-12-29 19:51:00 -
686:
理都
風邪をひいて寝込んでしまいました?? 遅くなってスミマセンです??
???チャン、ホントにいつもありがとう??
698サン、ありがとう?
奈美チャン、読んで頂けて嬉しいです?良ければ、今後とも目を通してやって下さい??
さぁチャン、嬉しいお言葉? ホントにありがとう? 応援?はホントに励みになります。良ければ、また?してやって下さい?m(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.1362005-12-29 22:38:00 -
687:
理都
かなチャン、読んで頂いてありがとうございます??
???チャン、あげてくれてありがとう??
あぃチャン、寝込んでて??久々に?見れたから嬉しかったデス??いつもありがとうね?
あげてくれた皆サン、感謝してます?頑張りますので、どうぞ最後までお付き合い下さいませ?m(o_o。)mIP強制表示中:210.136.161.1312005-12-29 22:43:00 -
688:
理都
では、691からの続きを書いていきます。
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-29 22:46:00 -
689:
理都
その後テレビを付けると、クリスマスの《深夜特番》ばかりやっていた。
クリスマス忘れてた若者って・・・あたしぐらぃちゃうん!? って思う程、テレビの中はキラキラして、賑やかで―‥ みんなとても楽しそうやった。
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-29 22:54:00 -
690:
名無しさん
あげるよ?
>>650-800IP強制表示中:210.136.161.332005-12-29 23:23:00 -
691:
理都
眠たくなってきたので、あたし達は 電気を消してベッドに入った。入りたての布団は冷たくて…足先を思わず引っ込めてしまう。
『ぅー足さっぶ〜‥。』
「冷たぃなぁ。靴下履いて寝るか?」 『靴下ぁ?ん〜いいゎ‥。』 なんか、靴下って 縁起悪いって聞いた事あるし。 『あ〜‥早く暖まってぇ。ほんま、ガクガクするわぁ‥!』あたしは、毛布の中で冷たいままの膝を抱えた。
「ったく、しゃぁーなぃなぁ。」【ギュッッ―】 え‥‥? 「俺の体温やるわ。」龍二は、あたしの体を抱え込んだ。『‥アンタ、あったかいなぁ‥‥。』 体温が、ジワジワと体に伝わってくるのが分かる―‥。
布団の中であたしの手を握ると「お前、冷たすぎ。」そう言って 彼は微笑んでいた。IP強制表示中:210.136.161.422005-12-29 23:27:00 -
692:
理都
「‥なぁ、理都。 お前、子供の頃ってサンタクロース信じとった?」
体もだいぶあったかくなりウトウトしかけていた時。突然 龍二が言った。
『‥‥え?サンタ?んーどうやろ。あんま記憶になぃわ‥。けど、たぶん信じてなかったで。』 子供の頃は、最初から【クリスマスプレゼント】として 毎年何か買ってもらってた気がする。 『龍二は?』
「俺は、信じてたで。ちっこい頃からずーっと!」 龍二が、自分から子供の頃の話をしてくれるのは、初めてやった。IP強制表示中:210.136.161.372005-12-29 23:44:00 -
693:
理都
なんだか嬉しくて、『そぅなんや〜。意外やなぁ!』と、あたしは自然と笑顔で言った。
「ちっこい頃にな、保育園で聞いた通りに クリスマスの晩に枕元に一番でっかい靴下ぶらさげて、欲しいもん紙に書いて入れててん。」龍二が、話始める。
「そん時、俺どーしても流行ってたウルトラマンのゲームが欲しくてな!【サンタさんへ】って‥‥ガキのくそきったない字で書いた。」
『それでそれでっ?サンタのおじさんから朝、入ってたってワケやぁ〜!?』なんか 純粋だった子供の龍二が可愛らしくて‥ あたしはおどけて言った。IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-30 00:06:00 -
694:
理都
『‥‥‥そう‥なんや。』それ以上、言葉が出てこない。 なんで―?
「あっ、お前なぁに暗なってんねん!これ、俺の唯一純粋な時代の話やねんぞ。可愛いもんやろっ!?」笑いながら言う龍二。
なぁ、なんで――‥‥?
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-30 00:37:00 -
695:
名無しさん
>>1-50>>51-100>>101-150>>151-200>>201-250>>251-300 >>301-350 >>351-400 >>401-500 >>501-550 >>551-600>>601-650>>651-700>>701-750
IP強制表示中:210.228.189.562005-12-30 00:44:00 -
696:
理都
「…理都、明日どっか行こか?せっかくやしな!去年は、アイツらと騒いで終わったもんな〜。」 去年のクリスマスは、直哉や玲達とカラオケに行った。
「クリスマスやしなぁ。今年は、デートくらいせなアカンやろ!!笑 …あっ、せやけど明日から足ないから電車でもえーか!?ほんまごめんなぁ‥‥。」
《メリークリスマス!!》《良かった…!!間に合ったぁぁ〜!!》《いい子の理都に、サンタさんからのクリスマスプレゼントやで―――‥☆》IP強制表示中:210.136.161.342005-12-30 00:49:00 -
697:
理都
っ…なんで、こんなに切ないんかなぁ――――‥?
カーテンの隙間から見た月は、滲んでいて… まるで青い湖 に浮かんでるようだった。
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-30 00:59:00 -
698:
理都
715サン、721サン、読みやすくしてくれてありがとうございました?
この辺りで…m(*o_o)mIP強制表示中:210.136.161.1352005-12-30 01:02:00 -
699:
???
しおり?
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-30 01:29:00 -
700:
理都
2002年 12月25日
【恋人】として龍二と過ごした二度目のクリスマス。
そして、最後のクリスマスになった。
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-30 01:42:00 -
701:
理都
???チャン、いつも即?ありがとう?
皆さんのカキ?は、ほんとに励みになります?また、読んで下さいね?IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-30 02:23:00 -
702:
名無しさん
?????
IP強制表示中:210.136.161.1382005-12-30 05:28:00 -
703:
名無しさん
書いてェェ??o(>?
IP強制表示中:210.136.161.422005-12-30 06:55:00 -
704:
名無しさん
アゲ??
IP強制表示中:210.136.161.332005-12-30 09:56:00 -
705:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-30 16:11:00 -
706:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-30 20:03:00 -
707:
さぁ
更新されててうれしかった??マタ楽しみにしてます??
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-30 22:30:00 -
708:
????????????
????????????
IP強制表示中:210.136.161.402005-12-30 22:34:00 -
709:
理都
729サン、読んでくれてありがとうございます?m(*o_o)m
さぁチャン、ありがとうね?またカキ?くれててホントに嬉しいです??IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-30 22:37:00 -
710:
理都
729サン、読んでくれてありがとうございます?m(*o_o)m
さぁチャン、ありがとうね?またカキ?くれててホントに嬉しいですっ??
あげてくれた方、ありがとうございました?IP強制表示中:210.136.161.372005-12-30 22:38:00 -
711:
理都
↑かぶってスミマセン?
IP強制表示中:210.136.161.1352005-12-30 22:39:00 -
712:
理都
『行ってらっしゃい!』
「おう、行って来るな。」
その後、龍二は直哉の友達の紹介で 《鳶職》 をする事になった。 雄二さんの会社も建築関係で、内容的は割と似たような感じやったから‥仕事にはすぐに慣れたみたいやった。
《行ってらっしゃい!》 ―――朝、こうやって龍二を送り出すのなんて何ヵ月ぶりやろう???
なんか、やっぱりいいな…こーゆうのって。IP強制表示中:210.136.161.332005-12-30 23:11:00 -
713:
理都
あたしの隠れた不安はよそに、龍二はその後も ちゃんと毎日仕事に行った。
その姿を見ては、あたしもまた…【節約魂】に磨きをかけて、毎日料理、洗濯、掃除、出来る限りの事は頑張った。 給料は月末払いやから最初の一ヵ月はほんまに大変やったけど、毎日白いニッカを泥だらけにして帰ってくる龍二は、今まで見たどんな姿よりも―‥かっこよかった。
IP強制表示中:210.136.161.412005-12-30 23:37:00 -
714:
理都
『ん〜〜〜いい天気!』
龍二を仕事に送り出して、あたしはベランダに布団を干した。『……うっ冷たっ。』年は明けても、まだ冬真っ只中…。風は冷たい。【ピンポーンッ―――】
ん!? 玄関のチャイム。 …こんな朝早くから誰やろぉ。 あたしは、履いていた突っ掛けをほっぽり脱いで 部屋の中に入る。
『はぃはぁーい!』
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-30 23:53:00 -
715:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.362005-12-31 00:06:00 -
716:
あぃ
頑張ってなぁ?
IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-31 00:37:00 -
717:
理都
【ガチャッ―――】
あ――――‥‥‥‥
『おば‥‥ちゃん!』
玄関のドアを開けると、立っていたのは数か月ぶりに見るおばちゃんの姿。 「…理都ちゃん、久しぶり。」 そう言って、彼女は優しく微笑んだ。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-31 01:24:00 -
718:
理都
おばちゃんに会うのは、あの日以来―‥。ほんまに、何ヵ月ぶりやろ!?
『…あ、中あがってください!!』 あたしは、慌てて言う。「ありがとう。」そう言うと、おばちゃんは履いていた靴を綺麗に揃えて、 部屋の中に入った。
IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-31 01:28:00 -
719:
理都
『…コーヒーで、いいですか!?』 台所から、部屋にいるおばちゃんに声をかける。 「あ、気を使わんとって?まぁ‥でも、頂こうかな☆」 昔、龍二とお揃いで買った マグカップに熱いコーヒーを入れた。『…龍二、仕事に行ってて。』 おばちゃんにカップを手渡しながら、なんとなく此処に龍二がいない理由を伝える。
IP強制表示中:210.136.161.392005-12-31 01:36:00 -
720:
理都
「そう‥‥。あの子、ちゃんと働きだしたんね?」
『はい。真面目に頑張ってます。』
一時はとんでもない事になったけど、今は本当に昔みたいに―‥落ち着いた。
「ほんとは…もっと早くに来たかったんやけどね。雄二がうるさくて。」おばちゃんは、複雑そうに笑った。 『…雄二さんは、おばちゃんの事、すごく大切に思ってると思います。』 それは、あの日、一目会っただけでも分かった。IP強制表示中:210.136.161.1292005-12-31 01:43:00 -
721:
理都
おばちゃんは、何も言わずに微笑んでいた。
「あの子とは、龍二とは、昔から私も衝突ばかりで‥言い合いも、喧嘩もしょっちゅう。 ……だけど、あの子もあの子なりに アレで一生懸命な子やから。」おばちゃんは、優しい声で言った。
『……そうですね。』あたしも、それに笑顔で答えた。IP強制表示中:210.136.161.412005-12-31 02:02:00 -
722:
理都
「理都ちゃん、龍二をよろしくね?」
え‥? 『…あ、はい!』改まって言われて、あたしは慌てて返事をした。
「……理都ちゃんがいなくなったら、あの子はきっとまた―‥。 不器用な子やけど、どうか信じてやって?」
――――信じる、… か。IP強制表示中:210.136.161.1392005-12-31 02:13:00 -
723:
理都
『大丈夫ですよ。‥あたしは、龍二を信じてます。だから、龍二にも、あたしを信じて欲しいんです!!』
「……理都ちゃん。ありがとう、ありが…とう。」
おばちゃんは、目尻をくしゃくしゃにさせて、幸せそうに―‥笑った。
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-31 02:21:00 -
724:
理都
―帰り際、おばちゃんは、また「少しだけど…」と、お金を置いていこうとしたけど、あたしはキッパリ断った。
『次は、龍二に会いに来て下さい!』 あたしは、玄関で靴を履く彼女に言う。「‥‥そうやね。 雄二にも、頑張ってる事伝えとくから。理都ちゃん、龍二によろしく伝えといてね。」おばちゃんはそう言うと、笑顔で 部屋を後にした。
【バタン――‥。】
IP強制表示中:210.136.161.352005-12-31 02:45:00 -
725:
理都
741サン、いつもあげてくれてありがとう??
あぃチャン、また読んでくれて嬉しいです??∞?∞IP強制表示中:210.136.161.392005-12-31 02:48:00 -
726:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.1342005-12-31 09:17:00 -
727:
理都
あたしは、カップを洗い場に持って行きながら、おばちゃんの言葉を思い出す。
《――‥理都ちゃん、龍二を信じてやって?》
大丈夫。 大丈夫だよ。
IP強制表示中:210.136.161.372005-12-31 10:25:00 -
728:
理都
【バタンッ――――】
「理都っ!ただいま!!」『…龍二、おかえり☆』
振り返れば、いつもアンタは笑ってくれたから――――‥。
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-31 10:34:00 -
729:
さぁ
りつちゃん朝から更新アリガトm(__)mょぃお年を??
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-31 10:56:00 -
730:
理都
それから、数か月間―。 【平穏な日々】は、続いた。 龍二は、毎日鳶の仕事を汗だくになりながら頑張り、あたしも、料理の勉強や家事を、一生懸命にこなした。喧嘩もたくさんしたけど、暴力を奮われる事はあれ以来なく、平凡だけど温かい時間が、ゆっくりと過ぎていった。
シアワセダッタ―‥
IP強制表示中:210.136.161.1322005-12-31 11:30:00 -
731:
理都
龍二とあたしの【最終章】は、あまりに幸せな前章から始まり―
そして、この先、消える事のない悲しい【傷跡】となって―――‥胸に残る。
IP強制表示中:210.136.161.1302005-12-31 11:37:00 -
732:
理都
752サン、ありがとう?
さぁチャン、ありがとう?読んでくれてる方がいて嬉しいです!(;_;) 今日で、2005年も終わりですね?
良い?お年?を…?☆彡IP強制表示中:210.136.161.1402005-12-31 11:41:00 -
733:
りり
本間にぉもろぃです♪♪ぃっも毎日みてます(´∪`)りつちゃん,ょぃお年をぉ☆ミ
IP強制表示中:210.146.60.2002005-12-31 15:28:00 -
734:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.342005-12-31 17:25:00 -
735:
名無しさん
??????
IP強制表示中:210.136.161.1332005-12-31 22:59:00 -
736:
あぃ
あけましておめでと?りっちゃんにとって幸せな年になりますよーに?みんなもいい年になりますよーに?りっちゃん続き頑張ってなぁ?
IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-01 01:15:00 -
737:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-01 11:12:00 -
738:
理都
新年??明けましておめでとうございマス?????
りりチャン、読んでくれてたんだ〜!?嬉しい(σ_;。)完結させるので、今年もヨロシクお願いします☆
あぃチャン、おめでとう?? いつもありがとぅね?? 今年もあぃチャンに、幸せ?がたくさん訪れますよーに?m(*∨∨)m
ペース早めるので、暇があれば読んで下さい??IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-01 17:48:00 -
739:
理都
あげてくれた皆様、ありがうござぃました?
では、続き頑張ります?IP強制表示中:210.136.161.432006-01-01 17:49:00 -
740:
理都
【タンタンタンタンタンッ――】
『…はぁ。あっつぅ…!』部屋までの階段を早足で登り、階に辿り着く。
―――‥‥‥あれ????
部屋の前に、見知らぬ男がいる……。IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-01 18:10:00 -
741:
理都
スーツ姿に派手な髪色、推定21〜23歳くらい。
少しずつ近づいて、部屋の前で止まり声をかける…。『あのぉ……どちら様ですか?』
あたしの声に気付き、男はいじっていた携帯から顔を上げ、こっちを見た。
「あれぇ〜?自分、誰ぇ?あっ、もしかして龍二の彼女ぉ?」
―――‥甘い香りが、スーツから漂う。こっちを向いたその男の顔は、すごく美形で何か見た目から感じる【オーラ】があった。 と、同時に‥夜のニオイも一発で分かった。IP強制表示中:210.136.161.442006-01-01 18:27:00 -
742:
理都
『あっ、はい…!龍二は、今仕事行ってますが…。』ネギやら何やらたくさん飛び出したスーパーの袋をぶら下げながら…あたしは突っ立ったまま言う。
「あぁ〜やっぱそうなんやぁ〜。さっきから携帯繋がらんし〜近くまで来たから寄ったんやけどねぇ〜。」なんだか、独特の話し方。語尾を伸ばすのが クセ なんやろうか‥?IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-01 18:38:00 -
743:
理都
『あ、でも‥もうじき帰ってくると思いますけど。』携帯のディスプレイを見ると、時刻は17:30―‥。龍二が、いつも仕事から帰ってくる時間だった。
「あ、ほんまぁ?じゃあ、待ってていいかなぁ〜?」‥‥え?‥‥っと、何処でやろぉ。 ((´`; )))
さすがに、見知らぬ男をいきなし部屋にあげるわけには―‥‥? ん〜〜と……「……ぷっ、自分反応おもしろいなぁ〜。笑 龍二帰ってくるまではここでかまへんよぉ☆」
あたしがネギ持ったままキョドっていたら、男はそう言って笑った。 茶色い髪の毛が、笑うと子犬みたいで、可愛かった―。
IP強制表示中:210.136.161.382006-01-01 19:03:00 -
744:
理都
【タンタンタンタンタンッ――】
「はぁ…はぁ…っ、あれっ‥‥? えっ!?」
タイミング通り、龍二が階段を駆け上がってきて、あたし達に気付く。
「あっ、龍ちゃぁ〜ん!久々ぁ☆元気しよった?」
「な……那智さんっ!?」龍二は、驚いた様子であたしの隣に立つスーツ男を見上げていた。IP強制表示中:210.136.161.402006-01-01 19:19:00 -
745:
理都
「久々に地元帰ってきたからさぁ〜何してんのかなぁ?って思って、顔出しに来たね〜ん。笑」 「……マジすか!?ってか、那智さん…ほんま久々じゃなぃすかっっ!!!」 龍二は、相当興奮しているようやった。
龍二が、他人に 敬語 を使うのを初めて聞いた。
この人、誰なんやろぉ‥?
IP強制表示中:210.136.161.372006-01-01 19:36:00 -
746:
理都
「えっ、じゃぁ今はミナミに住んでるんすか…!?」「うん。四月の頭に引っ越したねん。」
とりあえず、あたし達は部屋の中に入った。龍二に頼まれたので、三人分のコーヒーを入れる‥。
「っつか、那智さん相変わらずハイパー男前っすね〜!今は、【ミナミの夜王】すか?笑」 「…なんやねんそれ↓笑」
リビングからは、楽しそうな笑い声が聞こえる。IP強制表示中:210.136.161.372006-01-01 19:48:00 -
747:
理都
「龍ちゃん、面白い彼女の紹介してよ。」
コーヒーを手渡すと同時に、スーツ男がチラっとあたしを見て言った。 面白い彼女て・・(`c_´;?)
「あっ、はい。女の理都っす!一年、同棲してるんすよ☆」 「…ふ〜ん。そぅなんやぁ。」 スーツ男と目が合う――。
「可愛いね。」
‥‥‥え? 「理都ちゃんヨロシクね。」 そう言って彼は、また子犬のように微笑んだ。IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-01 20:02:00 -
748:
理都
【那智(ナチ)】――と、呼ばれるその男は、龍二の学生時代の先輩だった。
職業はもちろん、夜のお仕事。三月までは地元で働いていたけど、今はミナミでホストをしているらしい。龍二の学生時代の先輩と言えば… もちろん元ヤンチャ系。おっとりした話し方からは想像出来ないけど、昔は相当荒れていたみたいで元総長だったとか、そうじゃないとか・・・
龍二が【ホスト】に興味を持ったのも、彼の影響、彼の勧め…だったという。
IP強制表示中:210.136.161.352006-01-01 20:16:00 -
749:
理都
休憩?します。
まやチャン、明けましておめでとぉ?????
?読んでくれてたんや??…? 感激です?(;_;)
まやチャンにとって、今年もнДρρУ?な?年になりますよぉに…?IP強制表示中:210.136.161.1402006-01-01 20:23:00 -
750:
???
頑張って?
IP強制表示中:210.136.161.362006-01-01 21:27:00 -
751:
理都
まやチャン、ありがとぉ??時間ある時は、また?して下さぃNEッ??〃
???チャン、明けましておめでとぅ?? 今年も、ヨロシクお願ぃします???IP強制表示中:210.136.161.372006-01-01 21:37:00 -
752:
理都
《久々に顔出しに来たね〜ん☆》そう言って家に来たた那智さんは、大阪に住んでいるにも関わらず、それからは県外にあるあたし達の部屋に‥ちょくちょく遊びに来るようになった。
別に、来るのは構わなかった。だけど、時間が問題。那智さんが来るのは、いっつも普通はまだ寝ている時間の早朝… 平日は、龍二が仕事に行ってるからさすがに来なかったけど、祝日の日や、日曜の朝は、ほぼ毎週と言っていい程――‥家に来ていた。IP強制表示中:210.136.161.432006-01-01 21:50:00 -
753:
理都
『…なぁ、龍二。明日も、那智さん来るん?』
ここ最近、週末はほんとにゆっくり出来ない。
「さぁな〜?まぁ、来てくれたら嬉しいやんけっ☆」夕食後、能天気にゲームをしながら‥言う龍二。
はぁ・・・ちょっとはあたしの気持ちも考えてや↓ 平日は、龍二を送り出すと同時に、あたしも家事を始める…。日曜日は、唯一二人で朝からゆっくり出来る日やった。 那智さんが来たら、ご飯も三人分作らなアカン。いくら龍二の先輩やからっていっても、毎週毎週、朝から晩までおられたらはっきり言って‥‥ 迷惑やった。IP強制表示中:210.136.161.342006-01-01 22:03:00 -
754:
理都
「龍ちゃぁ〜ん!おつかぁれえぇ〜い。」
那智さんは、スーツに女モノの香水と、酒のニオイをプンプンさせて家にくる。「りっちゃんも、おはよ〜さぁん☆」 《くっさ………。》心では思いながら、『お疲れさまです。』笑顔で、答える。
【ドサッッッ――】「…ふぁぁあぁ〜疲れたあぁぁ!」
スーツ姿のままあたし達のベッドに倒れこむと、那智さんはそのまま 爆睡 してしまった・・・IP強制表示中:210.136.161.1402006-01-01 22:30:00 -
755:
理都
「那智さん、相当疲れてるんやな〜!めっちゃ気持ち良さそうやし。笑」
『……ってか、スーツくらい脱いだらいいのに。』
《イライラする‥‥。ニオイが布団につくやん…。》「疲れてんねんから、しゃぁなぃって!!ホストってほんま大変やねんから。」持っていたタバコを灰皿に押しつけながら、龍二が言う。 …。IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-01 22:38:00 -
756:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-01 22:42:00 -
757:
理都
龍二は、学生時代から那智さんに相当憧れていたらしい。甘いフェイスで女にはモテて、鍛えられた筋肉質な体のおかげで、ヤンキー同士の喧嘩は負け知らず。「今は落ち着いてるけど、昔はほんまに話すだけで緊張するくらい……ごっつい人やってんぞ〜!」 龍二が言う。
はっきり言って、あたしにはそんなの関係ない。
《たまたま》ココに寄っただけの那智さんが、どうしてここまで頻繁に来るようになったのか――‥
全く分からなかった。
IP強制表示中:210.136.161.372006-01-01 22:58:00 -
758:
理都
それからも、何週間と那智さんは家に来続けていた。♪〜♪〜♪
「あ、ごめん!電話、出てきていぃ〜??」
「全然いぃっすよ!」
那智さんの携帯は、頻繁に鳴る。まぁ、ホストっていうのは‥こんなもんなんだろう。数分家の外に出て、「ごめんなぁ〜☆客が、うるさくて。」と笑顔で戻って来た。
「やっぱ、有名店でナンバー入ってる人は違うっすね〜。これぞ、休日魔の鬼電…!!笑」 龍二が、戻って来た那智さんに言った。IP強制表示中:210.136.161.342006-01-01 23:13:00 -
759:
理都
「…いや、色々と大変よ。ルール分かってない客もおるからな。」
那智さんは、一瞬――…。真面目な顔をして言った。
「それより、龍二ぃ。お前夜戻ってくる気なぃの?」えぇっ‥‥‥!?
「夜っすかぁ?いやぁ…女に瞬殺されますよ。笑」 「あははっ、そぅやなぁ。りっちゃんキレたらありえそやし☆」 「ありえるてか、刺されます…。笑」 二人がこっちを見て笑う。・・・・このやろ。(`c_´; )怒IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-01 23:30:00 -
760:
理都
「昼って、どんくらい稼げんの?」 「え〜と、鳶やったら…手取り17万くらぃすかね。安いっすよ。生活費で消えていくし。」
「そっかぁ〜。でも、ココ寮なんやろ?家賃いらないんっしょ?」 「あ〜家賃も‥‥働き出してから払ってるんすよ。兄貴が、手引きやがって…。笑」
龍二と那智さんがリビングで話をしてるのを聞きながら、あたしはせっせと昼食の 焼そば を作っていた。IP強制表示中:210.136.161.1302006-01-01 23:40:00 -
761:
理都
♪〜♪〜♪
さっきとは違う着信音が、狭い部屋に響く。
「ごめん…。また行ってくるわぁ!」 那智さんは、玄関を出て外に向かった。『ホストって、大変やねんな。』【カタン‥】焼そばをテーブルに並べながら、龍二に言う。 「まぁ、売れっ子はな。かけんでも嫌程かかってくるからな!」 龍二が、三人分のグラスに麦茶をつぎながら言った。『‥‥アンタ、那智さんに勧められてホストしててんよなぁ?』IP強制表示中:210.136.161.352006-01-02 00:13:00 -
762:
理都
「勧められてってか…俺が憧れてたからなぁ。那智さんに稼ぐなら東京や!言われて、東京行っててん。」『そうなんや……。』
なんとなく、納得いかない・・・。自分は、ミナミに移って関西から出る気はないくせに、なんで龍二を東京に行かせたんやろう?
「まぁ、東京は思ったより厳しかったけどなぁ…。」実際、龍二は東京で失敗した。こっちに帰ってから、東京で見た事、知った事、あっちの情報を、全て那智さんに 報告 したと言う。IP強制表示中:210.136.161.1392006-01-02 00:24:00 -
763:
理都
『なぁ、龍二…。那智さんって、ほんまに付き合い長いねんよな?』
あたしの脳裏に何か が、突っ掛かる。
「当たり前やんけ!あの人には昔から、めっちゃ世話になってるわぁ〜。」
…確かに、悪い人ではないと思う。だけど、ツジツマが合わない。
ミナミで成功している彼が、突然会いに来た理由。 龍二を、東京に行かせた理由。 そして、頻繁になる電話を見る時の、時たま 張りつめた表情―――‥。IP強制表示中:210.136.161.332006-01-02 00:35:00 -
764:
理都
休憩?します。
785サン、いつもありがとうございます??IP強制表示中:210.136.161.402006-01-02 00:38:00 -
765:
名無しさん
きになるわぁ!
IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-02 01:25:00 -
766:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1392006-01-02 02:19:00 -
767:
あぃ
あぃ今頃気付いたけど?りっちゃんの書く小説が楽しみ過ぎて日課にナッチャッタ?毎回頑張ってなぁ??応援してるし??りっちゃんFight????
IP強制表示中:210.136.161.1372006-01-02 02:22:00 -
768:
???
頑張ってな?
IP強制表示中:210.136.161.352006-01-02 02:59:00 -
769:
名無しさん
????????
IP強制表示中:210.136.161.352006-01-02 04:53:00 -
770:
名無しさん
????
IP強制表示中:210.136.161.1322006-01-02 11:25:00 -
771:
名無しさん
800
IP強制表示中:210.136.161.342006-01-02 11:28:00 -
772:
名無しさん
794サン、795サン、読んでくれてありがとうござぃます?あぃチャン、ほんまにありがとうっ…??? 完結?までスピードアップ??するので、どうぞ最後までお付き合い下さいNE???
???チャン、いつも応援?ありがとう??
798サン、799サン、800サン、ありがとうござぃます?IP強制表示中:210.136.161.1302006-01-02 14:09:00 -
773:
理都
↑ 上は 理都 です?
気付いたらいつの間にか?800まできてました…?
長くなってゴメンナサイ?もう少し頑張ります?
では、続き書いていきます。IP強制表示中:210.136.161.1302006-01-02 14:13:00 -
774:
理都
――那智さんは、一体どういう人なんだろう?
あたしの中にフツフツと込み上げてくる 疑問 は、日に日に増していくばかりだった。
IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-02 14:17:00 -
775:
理都
ある週の平日――。
龍二が仕事から帰ってくる前に、夕飯の買い物に行った。トイレットペーパーが安売りしてたからまとめて三つも買ったら、買ってから後悔した‥‥‥‥重い。そして、格好悪い・・・。世間から【ギャル】 と呼ばれるような髪型や格好をした10代の女が、汗を流してそんな姿でスーパーから出てくるのは、きっと異様な光景だったと思う。
IP強制表示中:210.136.161.382006-01-02 14:30:00 -
776:
理都
『ぁ〜‥‥重たっ。』 季節は、6月―。ジリジリと突き刺さる陽射しは…すっかり【夏】だった。
部屋への階段を、ゆっくりと上がる。
「……ぁあっ?お前ナメとんか?いい加減にしろよっっっ!!!!」
・・・・・・・ん!!??IP強制表示中:210.136.161.1302006-01-02 14:40:00 -
777:
理都
「…どうなるか分かっとんやろな? ぁあ!?ワレ聞こえとんかっっ!!」
な、何事だ・・・・?
部屋の前には、携帯片手に怒鳴り上げる【那智さん】の姿――――‥‥‥?
IP強制表示中:210.136.161.1352006-01-02 14:50:00 -
778:
理都
【カチャンッッッ――‥】
あ、ヤバ・・・鍵が落ち…
「……ぁっ、んならまたかけるから。お前ちゃんと出ろよ。」 【…カチャ。】
「りっちゃん、おかぇりちゃ〜ん!龍二まだ帰ってなぃやんなぁ?」 那智さんはあたしに気付くと、携帯を閉じて笑顔で言った。IP強制表示中:210.136.161.352006-01-02 15:28:00 -
779:
理都
『……ぁ、はい。もう帰ってくると思います。』
この時のあたしは、だいぶビックリした顔をしていたと思う。 さっきまでの彼は、いつもの温厚な話し方の那智さんとは、まるで別人やったから‥‥‥。
その後、龍二が帰って来たので、久しぶりに外食しようという事になり三人で居酒屋に行った。居酒屋での会計は、「いっつもご馳走なってんねんからぁ〜!」と、那智さんが全て 払ってくれた。IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-02 16:19:00 -
780:
名無しさん
??Uおリ??
IP強制表示中:210.136.161.372006-01-02 16:23:00 -
781:
理都
『…なぁ、龍二、那智さんって売れっ子ホストなんやろ?』
那智さんが帰ってから、あたしはベッドの上で雑誌を見る龍二に尋ねる。
「おぅ!そやで〜。今はミナミでナンバー入ってるんやて。まぁ、あんだけ顔良かったら当たり前か!笑」笑いながら、答える龍二。
『……あたしさ、なんかあの人引っ掛かるねんよな。』IP強制表示中:210.136.161.382006-01-02 16:33:00 -
782:
理都
「はっ!?何が?」
だって、話に矛盾してる事が多すぎるやん…。
『あの人、何か隠してるんちゃうん?』
「はぁ…お前、何言ってるん? 言ってる事が理解出来ひんわ。笑 突然、どないしたねん!?」IP強制表示中:210.136.161.402006-01-02 16:48:00 -
783:
理都
『だってっ…!おかしいやん。東京に行かせてから今まで電話一つしてきてないのに、なんでこんなに頻繁に家に来るんよ!?』
「お前なぁ、行かせてからって…東京に行ったのは俺の意志や。那智さんは、稼げる場所を教えてくれただけやろ。」
『稼げてないやん!!現にアンタは、東京で失敗してこっちに戻って来たんやろ!?』IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-02 16:59:00 -
784:
理都
「………お前は、何が言いたいねん?」
『だからぁっ…、あの人何か裏があるんちゃんかって思うねやんっ!!』
電話でのあの態度―――‥絶対に、何かおかしい。
IP強制表示中:210.136.161.1322006-01-02 17:06:00 -
785:
理都
809サン、しおり?ありがとうござぃます???
IP強制表示中:210.136.161.1352006-01-02 17:07:00 -
786:
理都
「俺が稼げんかったんは、俺の実力がなかった、ただそれだけや。那智さんは、何の関係もないやろが?」『……だけどっ――、』
「那智さんは、もう5年以上昔から知ってる先輩やねん。いくらお前でも、俺が慕ってる人の事悪く言うようやったら許さん。」
――――‥‥。
龍二が、あたしの目を真っすぐに見て言った。何かが崩れてしまいそうで、あたしはそれ以上、彼に何も言う事は 出来なかった。IP強制表示中:210.136.161.422006-01-02 17:33:00 -
787:
理都
だけど、しばらくしてあたしは気付く。
あたしの【嫌な予感】は、やはり思い過しなんかじゃなかった。
――数週間後。
那智さんは、相変わらず家に遊びに来ていた。IP強制表示中:210.136.161.352006-01-02 18:15:00 -
788:
名無しさん
しおり?
IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-02 18:24:00 -
789:
理都
817サン、しおりありがとうございます??
IP強制表示中:210.136.161.442006-01-02 18:43:00 -
790:
理都
他愛もない会話が、クーラーがガンガンに効いたリビングに広がる。
「なぁ龍二、お前、健輔覚えてるかぁ?」
「えっ……当たり前じゃなぃすか!?健輔くんこっち戻ってきてるんすか!?」「うん、アイツ千葉からこっち戻って来てんねん☆」【健輔くん】というのは、那智さんと同期の、同じく学生時代の龍二の先輩らしい…。IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-02 18:52:00 -
791:
理都
「うわぁ〜!!めっちゃ懐かしいなぁ。健輔くん、結婚してからこっち戻ってなかったすよねぇ!?」
龍二が、嬉しそうに言う。「そやなぁ〜。あの健輔が嫁の実家で【マスオさん】してるからなぁ。笑」
健輔くんも、昔は相当ヤンチャくれだったらしく……その後、二人で思い出話に華を咲かせていた。
IP強制表示中:210.136.161.352006-01-02 19:00:00 -
792:
理都
「お前も、健輔とは色々あったよなぁ〜。」
「あははっ、そっすね〜。俺、あの頃礼儀知らんかったんで…!!笑」
《今もやろ・・・・・?》と、一応、突っ込み。
上下関係が厳しい世界で、上からモノを言われる事が嫌いな龍二は、良く先輩の健輔くんと、殴り合いの喧嘩をしたらしい。《直哉の言った通りや…。》那智さんは、中心的存在だった為直接下の子と関わる事は、少なかったんだという。IP強制表示中:210.136.161.432006-01-02 19:12:00 -
793:
理都
「今度、三人で飯でも食いにいこっかぁ〜?」
「いいっすね〜!!笑 いつ行きます?めっちゃ楽しみやぁ!」
那智さんの提案に、龍二のテンションは上がる。
「じゃあ、休みだし明日の夜とかはどう?」IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-02 19:22:00 -
794:
理都
「明日すかっ?もちろんオッケーっす!!!」
――‥ってなワケで、龍二は明日、那智さん達と出かける事になった。
来ても構わないと言われたが、あたしは、あえてその誘いを断った。
IP強制表示中:210.136.161.432006-01-02 19:29:00 -
795:
理都
それから龍二は、何度か那智さん達と飲みに行く機会があった。
龍二には毎回「来たらええやん!」と誘われたけど、あたしは、その度に断っていた。
行っておけば良かったのかな? と、問いかけてみても もう遅い――‥
IP強制表示中:210.136.161.342006-01-02 19:54:00 -
796:
理都
休憩します_?
IP強制表示中:210.136.161.342006-01-02 20:59:00 -
797:
かぉりん
りっちゃん??
ぁけぉめぇ☆ぉ正月早々、更新してくれてァリガ??続き楽しみにしてますッッ?頑張って?さぁぃッッ?IP強制表示中:210.136.161.332006-01-02 21:26:00 -
798:
理都
一番近くにいたあたしには止める事が、 出来たのかも知れない。
だけど、龍二はここ半年間本当に仕事に励んで、友達とすら遊んでなかった。 久しぶりに再会した那智さんと一緒にいる時の彼は、いつも嬉しそうに笑っていて…
心配しながらも、あたしにとってもそれは、些細な、幸せだった――。
IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-02 21:38:00 -
799:
???
しおり?
IP強制表示中:210.136.161.372006-01-02 21:43:00 -
800:
理都
かぉりんチャン、明けましておめでとう???
久々カキ?感激デス??? 今日まで仕事が休み?だったから、朝からなかなか頑張りました??
良ければ、また読んでやって下さいネッ??
???チャン、いつもありがとうござぃます??IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-02 21:52:00 -
801:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.362006-01-02 23:22:00 -
802:
理都
831サン、いつもありがとうっ??読んでくれてる方がいて、嬉しいです?(。_。*)
IP強制表示中:210.136.161.1322006-01-03 00:00:00 -
803:
理都
「…なぁ理都、俺ら貯金てどんくらいあるっけ?」
―――【その時】は、突然やってくる。
『貯金‥‥??なんで?』
IP強制表示中:210.136.161.352006-01-03 00:15:00 -
804:
理都
「いや、ちょっとワケ…あってさ…。」
嫌な予感が、する。
『ワケってなんなん?』IP強制表示中:210.136.161.402006-01-03 00:19:00 -
805:
理都
「あぁ…なんか、那智さんが困ってるらしくてさ。」
【――――やっぱり。】
なんでだろう。あたしはこの時、自然にそう思った。IP強制表示中:210.136.161.402006-01-03 01:12:00 -
806:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-03 01:23:00 -
807:
理都
だからって、龍二には何の関係もない。
『それで?なんで、アンタの貯金が関係あるん?』
「もし、未収回収出来んかったら…那智さん店クビになるし、もう大阪おられんくなるねん。デカイ店やから裏に何が絡んどるか分からんしな…ちょっとでも、集めなバックがヤバいらしいねん。」
『未収て、いくらなん?』IP強制表示中:210.136.161.402006-01-03 01:32:00 -
808:
理都
「300万・・・・。」
『は?????????』
―――…今、何つった?
IP強制表示中:210.136.161.412006-01-03 01:37:00 -
809:
理都
『さ、300万っ……!?』
「エースやからな。今月はこれでも、少ない方らしい…。」
あたしは、呆気に取られた。IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-03 01:42:00 -
810:
理都
『ってか…まさか、アンタそのお金払う気ちゃうやんな!?』
「…払えるワケないやんけ。ただ、那智さんが困ってるのに、見てみぬフリするワケにはいかへんやろ?」
待って――――――…。
『どーゆーこと‥‥?』IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-03 01:47:00 -
811:
?リぃ?
??リァルタィム??
いつもみてまぁす??
頑張ってねン??IP強制表示中:210.136.161.1372006-01-03 01:52:00 -
812:
理都
「貯金で…今ある分だけ、貸そうと思うねん。」
『無理っ!!!!!!!』
あたしは、咄嗟に叫んだ。IP強制表示中:210.136.161.422006-01-03 01:57:00 -
813:
理都
837サン、いつもありがとう??
りぃチャン、リアルタィム??ありがとう? 名前似てて親近感?沸きました???IP強制表示中:210.136.161.392006-01-03 02:01:00 -
814:
あぃ
頑張って?みんなりっちゃんの小説楽しみにしてるからね????????無理だけはしないでね?
IP強制表示中:210.136.161.1302006-01-03 02:05:00 -
815:
理都
「……しゃあないやんけ。那智さんには、ほんまに世話になったねん。」
『世話!?アンタ……何考えてるん?世話になったからって、アンタがその逃げた女の飲み代払う必要がどこにあるんっ!?』
「未収は関係ない…。俺はただ、那智さんを助けたいだけや。」
ちょっと待ってや・・・・
IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-03 02:07:00 -
816:
理都
『信じられへん………。』
「分かってくれや理都…。お前やって、那智さんが悪い人ではないって分かるやろ?」
『…そういう問題じゃないやん!!このお金は、アンタが半年間…汗水たらして稼いだお金やねんで!?』
あたし達が毎日毎日、どんだけ苦労してきたか‥‥
IP強制表示中:210.136.161.1352006-01-03 02:15:00 -
817:
?リぃ?
ぉ返事ぁリまと??
リつちゃンの小説にリぃはまッてるねン(・?・人)゚+.毎日みてるヵラ頑張ッて完結さしてょ???IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-03 02:19:00 -
818:
理都
「……貸すだけやねん。払い終わったら、すぐに返してくれるって言っとる。那智さんが本気出したら、なんぼでも金なんか入ってくんねん。今助けれたら、俺は那智さんにやっと昔の恩を返せるねや…。」
『なんで………龍二なん?他にも、貢いでくれる客いっぱいおるんやろ?』IP強制表示中:210.136.161.1322006-01-03 02:25:00 -
819:
理都
「他の客には、その女が飛んだ事がバレて…助けてくれる子もおるみたいやけどなんせ、那智さんの売り上げは大半がそのエースの子やったから…。この一件で那智さんから離れた客も多いし、細客じゃそこまで手助け出来ひんねん……。」
―――カチャン‥
何かが、【小さな音】をたてる。
「理都…俺は、那智さんを信じてんねん!大丈夫やから、お前は心配すんな?」IP強制表示中:210.136.161.432006-01-03 02:39:00 -
820:
まリ
最初ヵラ読みました??
すっごくはまってます?頑張って完結してください?IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-03 02:43:00 -
821:
理都
↑略やってしまいました?ごめんなさい?????
休憩?
あぃチャン、優しいお言葉?ありがとう?? 毎日、あぃチャンからの?にいっぱい励まされてるよ?ほんとにありがとう?(;_;)
りぃチャン、ありがとう?? 900になったら新スレ?立てるつもりなので…ほんと長編?ですが??完結までお付き合い下さい??IP強制表示中:210.136.161.352006-01-03 02:47:00 -
822:
理都
まりチャン、目?を通して頂けて嬉しいです??
頑張ります? どうぞ、読んでやって下さい(。_。?)IP強制表示中:210.136.161.342006-01-03 02:51:00 -
823:
理都
『…いくら、貸すつもりなん?』
「貯金、ある分だけ…。すぐ返ってくんねん!健輔くんらも、みんな協力するみたいやしな。」
――――‥《俺は、那智さんを信じてるねん!》
IP強制表示中:210.136.161.1302006-01-03 02:58:00 -
824:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-03 03:04:00 -
825:
理都
「理都…俺は、お前に苦労かけたりはせーへん。生活費の分は、ちゃんと置いていく!やから………分かってくれるか?」
《信じて――――…る?》
IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-03 03:05:00 -
826:
理都
『……分かった。』
「ほんまか!?良かったわぁ…!突然、ごめんな…。返ってきたらすぐ貯金するからな!!」
『うん。』
IP強制表示中:210.136.161.382006-01-03 03:13:00 -
827:
理都
龍二は、心から嬉しそうに笑った。
あたしって、つくづく馬鹿な女やな―――… 。
IP強制表示中:210.136.161.392006-01-03 03:16:00 -
828:
理都
だけど、お金を貸す事に、賛成したワケじゃない…。
那智さんを助ける事に、協力したいと思ったワケでもないねん。
なぁ、龍二…分かってる?IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-03 03:20:00 -
829:
理都
あたしは、アンタが【信じれるモノ】 を、これ以上奪いたくなかった。
それだけやねん‥‥‥‥。
IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-03 03:25:00 -
830:
理都
855サン、いつもありがとう???
朝早いので今日は、この辺りで寝ます??
読んでくれてありがとうございました?IP強制表示中:210.136.161.442006-01-03 03:28:00 -
831:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-03 03:35:00 -
832:
あぃ
今日もお疲れ様でした?仕事も頑張ってね????りっちゃんおやすみなさい?
IP強制表示中:210.136.161.1352006-01-03 03:46:00 -
833:
まや
リッたん?ぉっカメ???
マァジ小説ぉもろぃ?
本間日課ゃワァ??
しかも展開がィパ?ィ
?からぉもろぃ(??▽?)
ラストまでガンバルンバ??IP強制表示中:210.136.161.392006-01-03 03:52:00 -
834:
?リぃ?
リつちあン?おつかれ玉(?・3・?)ぉ仕事頑張ッてにゃあ??????
お?ぇンしてぅゃあン???明日も小説書Llてにッ??待ッてうヵラさあ??
リぃゎ完結するまでリつちぁンの?小説?見続けるヵラあああ?ふあLlと?だょン(?艸??){…???)IP強制表示中:210.136.161.362006-01-03 04:12:00 -
835:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-03 09:01:00 -
836:
名無しさん
???
IP強制表示中:210.136.161.372006-01-03 13:20:00 -
837:
さぁ
りつチャン明けましてオメデトm(__)m更新ゥレシィ?ァリガトm(__)m頑張ってねん??
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-03 14:42:00 -
838:
一葉
めっちゃ共感しつつ読ましてもーてます??最後まで頑張ってください?
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-03 14:54:00 -
839:
名無しさん
ここの雰囲気好き??
IP強制表示中:210.136.161.1402006-01-03 17:58:00 -
840:
名無しさん
http://ibid.jp/q?i=my/index
IP強制表示中:222.7.56.562006-01-03 20:10:00 -
841:
名無しさん
あげ
IP強制表示中:222.7.56.512006-01-03 20:13:00 -
842:
???
しおり?
IP強制表示中:210.136.161.432006-01-03 21:09:00 -
843:
名無しさん
U汚リ
IP強制表示中:210.136.161.412006-01-03 23:32:00 -
844:
名無しさん
862サン、ありがとう?
あぃチャン、ありがとうね?休み明けの仕事頑張ってきました???
まやチャン、また日課?になってくれて嬉しいデス??いっぱい励まされてるんで最後までお付き合い下さい?m(*∨ω∨)m
りぃチャン、応援?に応えれるように頑張ります?
それにしても、絵文字?の使い方 可愛いなァ…??IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-04 00:43:00 -
845:
理都
↑理都です?
IP強制表示中:210.136.161.1322006-01-04 00:45:00 -
846:
理都
866サン、867サン、ありがとう?
さぁチャン、明けましておめでとう??? また読んでくれてありがとう!??
一葉チャン、初?ありがとうございます?最後まで頑張るので、どうぞヨロシクお願いします(。_。*?)
870サン、雰囲気好きとか言ってもらえて嬉しいです?872サン、ありがとう?IP強制表示中:210.136.161.362006-01-04 00:52:00 -
847:
理都
???チャン、874サン、しおりありがとう??
皆様へ__?
もうすぐ、気付いたら900になります…。900を越えたら、新スレを立てたいと思ってます。ご迷惑おかけしますが、ご配慮下さい?IP強制表示中:210.136.161.332006-01-04 00:57:00 -
848:
名無しさん
U汚リをUてたものです?新レスたてたら教えてね?
ずッとみてます?
IP強制表示中:210.136.161.442006-01-04 01:13:00 -
849:
理都
879サン、しおりありがとうございます??キリのいいところで新スレ立てたいと思います。立てる前に、ここにカキ?しますね?
では、続き書いていきます。IP強制表示中:210.136.161.1402006-01-04 01:20:00 -
850:
あぃ
あいにもちゃんと新スレおちえてね?頑張って?仕事お疲れ様??????
IP強制表示中:210.136.161.1402006-01-04 01:23:00 -
851:
理都
龍二が那智さんに貸した金額は、全部で約30万円。
半年間、本当に切り詰めて【節約生活】をしてきたあたし達の結果―‥。
IP強制表示中:210.136.161.402006-01-04 01:24:00 -
852:
理都
その後、那智さんからは、すぐに電話があった。
未収は結局回収出来なかったけど、店へのお金はなんとか無事に返せたらしい。《300万も、どっから集めたん・・・・?》と、疑問だったが‥まぁ、言っても彼は売れっ子ホスト。
客から借りたり、自身でも貯金のいくらかぐらいは、あったのだろう。
IP強制表示中:210.136.161.352006-01-04 01:36:00 -
853:
理都
それを聞いた龍二は、「ほんまに良かったわぁ…!」と、心底嬉しそうに喜んでいた。
那智さんは、今まで通り仕事に復帰するらしく《ほんまに助かったわ…。ありがとう!一ヵ月以内には、稼いでちゃんと返すな!》と言って、電話を切った。IP強制表示中:210.136.161.1362006-01-04 01:48:00 -
854:
理都
「理都…!ほんま良かったわぁ!那智さん今の仕事辞めんですんだし…お金もすぐ返せそうやって!」
『そっか。 あたしら役に立てて良かったな☆』
あたしが微笑んで言うと、「…俺な、明日からまたバリバリ頑張るわっ!!」
と――、龍二は子供のように 笑った。
IP強制表示中:210.136.161.1372006-01-04 02:05:00 -
855:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.1352006-01-04 02:10:00 -
856:
理都
それから、龍二はその言葉通り、今まで以上に仕事に励んだ。 真夏の炎天下での外仕事は、本当に過酷なもので…脱水症状に近い症状をしょっちゅうという程起こし倒れ、泥だらけのニッカ、汗が手でしぼれるくらいのタオル‥‥。 毎日、フラフラになりながら帰ってきていた。
電話から一週間―。
那智さんからの連絡は、 まだない。
IP強制表示中:210.136.161.402006-01-04 02:24:00 -
857:
理都
「理都、俺、明日出勤になったから。」
『え…?』
明日は、日曜日。日曜日は交代制で時々出勤がある。『だけど…アンタ先週出たから当番ちゃうやろ!?』二週連続なんて、今までなかったのに…。IP強制表示中:210.136.161.1352006-01-04 02:32:00 -
858:
理都
「親方に、明日人数足りんからお前も来るか?って言われてん。日曜は、日当割り増しきくし出んわけにはいかんしな☆」
龍二は、洗ったばかりの髪をタオルでグシャグシャと拭きながら言った。
『……そっか。』
ここ最近、働きづくめやけど‥‥大丈夫なんかな。IP強制表示中:210.136.161.1382006-01-04 02:41:00 -
859:
理都
「明日は、現場遠くてちょっと遅なりそうやから…飯先食べとってな!!ごめんな。」
『うん、分かった…。』
ご飯を一人で食べるんくらい構わない。
アンタが、無事に帰ってきてくれるんなら。IP強制表示中:210.136.161.412006-01-04 02:48:00 -
860:
理都
『……あんまり、無理はせんとってな?』
「えっ無理!?そんなんしてないしてない〜。この仕事、けっこう俺に向いてる思うしな☆」
…。IP強制表示中:210.136.161.1392006-01-04 02:56:00 -
861:
理都
「それに……、もっと稼いで、次はお前にカルティエの指輪くらい買ったらなアカンやろ!!笑」
『何……それ。』
何よ‥‥‥‥それ‥‥。IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-04 03:02:00 -
862:
理都
「なんや〜カルティエいらんのかぁ? ……あっ、お前まさかバーキンとか言うなよっ!!笑」
―――――――‥‥‥。
IP強制表示中:210.136.161.1332006-01-04 03:08:00 -
863:
理都
『……両方がいい。』
「はっっ!!??お前…いくらなんでも、それは無理やてぇ〜っ!泣 何年かかる事やら‥‥‥‥‥。」
龍…………二………?
IP強制表示中:210.136.161.1382006-01-04 03:15:00 -
864:
理都
『冗談やって。』
いらん…………。
あたしは、そんなん一つもいらんねん――――‥‥。
IP強制表示中:210.136.161.372006-01-04 03:26:00 -
865:
理都
アンタが、 愛しい。
「お前、冗談かよ!まぁ…いつかどっちかは買ったるわ☆バーキンは…ちょい厳しいけどな。苦笑」
誰よりも、 愛しい――――――――‥‥。
IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-04 03:34:00 -
866:
理都
中断_?
あぃチャン、今から新スレ?立てます?お付き合いヨロシクお願いします??
887サン、ありがとうね?
りぃチャン、愛してるとかありがとう?? やっぱり、絵文字の使い方うますぎるよ〜???可愛い?IP強制表示中:210.136.161.1312006-01-04 03:42:00 -
867:
理都
皆様_?
━傷跡━ を読んで頂きまして、ありがとうございました?
900になるので、新しく書いていきたいと思います。もう終盤ですが、頑張りますのでどうぞ最後までお付き合い下さい。
?理都?IP強制表示中:210.136.161.1382006-01-04 03:46:00 -
868:
?リぃ?
?9ロロ?ヶ"ッ??(?∀艸*)
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-04 04:17:00 -
869:
名無しさん
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-1000IP強制表示中:210.136.161.342006-01-04 06:47:00 -
870:
続きはこちら↓
http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1136314344/-5IP強制表示中:219.165.69.642006-01-04 07:06:00 -
871:
名無しさん
????????????
IP強制表示中:210.136.161.342006-01-04 13:22:00 -
872:
名無しさん
?????
IP強制表示中:210.136.161.432006-01-05 14:06:00 -
873:
名無しさん
>>1-100>>101-200>>201-300>>301-400>>401-500>>501-600 >>601-700 >>701-800 >>801-900
IP強制表示中:210.136.161.2042006-01-11 00:20:00 -
874:
理都
「……でも、ほんなら、どーしたらえぇねんっ!!!このまやったら、餓死してまうねんぞっ…!!?」
『車、売ろう。』
「え…………!?」
『車、また売ったらいいやん。そしたら、食費くらいにはなるやろ?』
――自分の口から、こんな言葉が出てくるとは、思ってもみなかった。IP強制表示中:210.136.161.1342006-01-14 14:05:00 -
875:
理都
↑間違えたので、気にしないで下さい!すみません!
IP強制表示中:210.136.161.1402006-01-14 14:11:00 -
876:
名無しさん
>>1-300
IP強制表示中:210.136.161.402006-01-14 16:43:00 -
877:
>>1-50>>51-100>>101-150>>151-200>>201-250>>251-300 >>301-350 >>351-400 >>401-450 >>451-500 >>501-550>>551-600>>601-650>>651-700>>701-750>>751-800>>801-850>>851-900
IP強制表示中:219.125.148.1812006-01-29 22:26:00 -
878:
名無しさん
>>312-400
IP強制表示中:210.136.161.1322006-01-30 14:01:00 -
879:
名無しさん
>>401-500
IP強制表示中:210.136.161.402006-01-30 14:18:00 -
880:
名無しさん
>>501-600
IP強制表示中:210.136.161.1292006-01-30 14:30:00 -
881:
名無しさん
>>601-700
IP強制表示中:210.136.161.422006-01-30 14:46:00 -
882:
名無しさん
>>701-800
IP強制表示中:210.136.161.1382006-01-30 14:55:00 -
883:
名無しさん
>>801-1000
IP強制表示中:210.136.161.402006-01-30 15:05:00 -
884:
名無しさん
>>1-200?>>201-400?>>401-600?>>601-800?>>801-1000?
IP強制表示中:210.136.161.1322006-02-07 05:34:00 -
885:
名無しさん
>>100-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300IP強制表示中:222.7.56.1472006-02-11 02:55:00 -
886:
名無しさん
>>301-350 >>351-400 >>401-450
IP強制表示中:222.7.56.1432006-02-11 03:19:00 -
887:
名無しさん
>>451-500>>501-550>>551-600>>601-650
IP強制表示中:222.7.56.1462006-02-11 23:18:00 -
888:
名無しさん
>>550-600
IP強制表示中:210.136.161.1322006-02-11 23:26:00 -
889:
名無しさん
>>651-700>>701-750>>751-800>>801-850>>850-900>>901-1000
IP強制表示中:222.7.56.1432006-02-12 01:40:00 -
890:
名無しさん
>>1-100
IP強制表示中:210.136.161.1402006-02-12 06:39:00 -
891:
名無しさん
あげ
IP強制表示中:125.28.5.662006-02-14 23:06:00 -
892:
名無しさん
あ
IP強制表示中:210.136.161.1372006-02-16 04:32:00 -
893:
名無しさん
>>410-460
IP強制表示中:219.125.148.2112006-02-17 01:07:00 -
894:
名無しさん
>>461-520
>>521-580
>>581-650IP強制表示中:219.125.148.2012006-02-17 01:08:00 -
895:
名無しさん
>>1-150
IP強制表示中:210.136.161.1392006-02-17 01:35:00 -
896:
名無しさん
>>150-300
IP強制表示中:210.136.161.1362006-02-17 01:52:00 -
897:
名無しさん
>>301-500
IP強制表示中:210.136.161.1352006-02-17 02:36:00 -
898:
名無しさん
>>501-700
IP強制表示中:210.136.161.412006-02-17 03:01:00 -
899:
名無しさん
>>701-900
IP強制表示中:210.136.161.332006-02-17 03:18:00 -
900:
名無しさん
>>1ー1000
IP強制表示中:210.136.161.362006-02-17 05:07:00 -
901:
名無しさん
>>2-500
IP強制表示中:210.136.161.1332006-02-17 09:30:00 -
902:
名無しさん
>>2-50>>51-100>>101-150>>151-200>>201-250>>251-300>>301-350 >>351-400 >>401-450 >>451-500 >>501-550 >>551-600>>601-650>>651-700>>701-750>>751-800>>801-850>>851-900>>901-950
IP強制表示中:222.7.56.1402006-02-17 10:31:00 -
903:
名無しさん
>>306-900
IP強制表示中:210.136.161.372006-02-17 10:45:00 -
904:
名無しさん
>>573-700
IP強制表示中:210.136.161.422006-02-17 11:54:00 -
905:
名無しさん
>>701-900
IP強制表示中:210.136.161.402006-02-17 12:17:00 -
906:
名無しさん
>>901-999
IP強制表示中:210.136.161.1382006-02-17 12:44:00 -
907:
名無しさん
>>800-900
IP強制表示中:210.136.161.372006-02-19 16:28:00 -
908:
名無しさん
>>1-250 >>251-500 >>501-750 >>751-1000
IP強制表示中:210.136.161.1332006-02-22 02:02:00 -
909:
名無しさん
>>1-500
IP強制表示中:218.218.45.2252006-02-27 01:31:00 -
910:
名無しさん
>>1-1000
IP強制表示中:218.218.45.2252006-02-27 01:32:00 -
911:
名無しさん
206-250
IP強制表示中:219.125.148.1702006-02-27 03:34:00 -
912:
名無しさん
>>320-380
IP強制表示中:222.7.56.1422006-03-05 00:16:00 -
913:
名無しさん
>>360-480
IP強制表示中:222.7.56.1422006-03-05 00:31:00 -
914:
名無しさん
>>413-480
IP強制表示中:222.7.56.1382006-03-05 00:44:00 -
915:
名無しさん
>>250-350
>>351-500IP強制表示中:210.136.161.432006-03-05 07:11:00 -
916:
名無しさん
>>463-500
IP強制表示中:222.7.56.1382006-03-11 15:55:00 -
917:
名無しさん
>>1-50>>51-100>>101-150>>151-200>>201-250>>251-300 >>301-350 >>351-400 >>401-450 >>451-500 >>501-550>>551-600>>601-650>>651-700>>701-750>>751-800>>801-850>>851-900>>901-950>>951-1000
IP強制表示中:222.7.56.1432006-03-11 16:09:00 -
918:
名無しさん
950ゲッ??? はょ書ぃてぇ??
IP強制表示中:210.136.161.362006-03-12 00:12:00 -
919:
名無しさん
楽しみに待っとりマス? 早く書いてくらさい?
IP強制表示中:210.136.161.1382006-03-13 07:38:00 -
920:
名無しさん
あ
IP強制表示中:222.7.56.592006-03-13 20:14:00 -
921:
名無しさん
か
IP強制表示中:222.7.56.532006-03-13 20:16:00 -
922:
名無しさん
きもい
IP強制表示中:222.7.56.562006-03-13 20:18:00 -
923:
名無しさん
きえろー
IP強制表示中:222.7.56.492006-03-13 20:19:00 -
924:
名無しさん
きえろよー
IP強制表示中:222.7.56.552006-03-13 20:20:00 -
925:
名無しさん
えっ
IP強制表示中:222.7.56.572006-03-13 20:23:00 -
926:
名無しさん
た
IP強制表示中:222.7.56.532006-03-13 20:24:00 -
927:
名無しさん
たさ
IP強制表示中:222.7.56.502006-03-13 20:27:00 -
928:
名無しさん
たさかは
IP強制表示中:222.7.56.572006-03-13 20:28:00 -
929:
名無しさん
1000いっても倉庫入りしなくなったの知っててやってるよね?
IP強制表示中:210.136.161.382006-03-13 20:28:00 -
930:
名無しさん
あほやからわかりましぇーん?あげまくってんねぇーん?あはは?
IP強制表示中:222.7.56.592006-03-13 20:40:00 -
931:
名無しさん
あはは?
IP強制表示中:222.7.56.582006-03-13 20:42:00 -
932:
名無しさん
き
IP強制表示中:222.7.56.572006-03-13 20:50:00 -
933:
名無しさん
中田さん
IP強制表示中:222.7.56.512006-03-13 20:53:00 -
934:
名無しさん
本宮さん
IP強制表示中:222.7.56.592006-03-13 20:54:00 -
935:
名無しさん
吉岡さん
IP強制表示中:222.7.56.592006-03-13 20:57:00 -
936:
名無しさん
誰だ
IP強制表示中:222.7.56.562006-03-13 21:02:00 -
937:
名無しさん
とはふむ
IP強制表示中:222.7.56.522006-03-13 21:07:00 -
938:
名無しさん
うん
IP強制表示中:222.7.56.522006-03-13 21:10:00 -
939:
名無しさん
な
IP強制表示中:222.7.56.512006-03-13 21:12:00 -
940:
名無しさん
そ
IP強制表示中:222.7.56.552006-03-13 21:14:00 -
941:
名無しさん
や
IP強制表示中:222.7.56.532006-03-13 21:16:00 -
942:
名無しさん
ちょこん
IP強制表示中:222.7.56.582006-03-13 21:17:00 -
943:
名無しさん
かわい
IP強制表示中:222.7.56.502006-03-13 21:20:00 -
944:
名無しさん
さ
IP強制表示中:222.7.56.492006-03-13 21:23:00 -
945:
名無しさん
ら
IP強制表示中:222.7.56.502006-03-13 21:26:00 -
946:
名無しさん
かさ
IP強制表示中:222.7.56.482006-03-13 21:33:00 -
947:
名無しさん
??????????
IP強制表示中:222.7.56.512006-03-13 21:36:00 -
948:
名無しさん
がんばれー
IP強制表示中:222.7.56.592006-03-13 21:37:00 -
949:
名無しさん
がんばれよー
IP強制表示中:222.7.56.532006-03-13 21:38:00 -
950:
名無しさん
たのしみ
IP強制表示中:222.7.56.522006-03-13 21:40:00 -
951:
名無しさん
あげまくり
IP強制表示中:222.7.56.502006-03-13 21:41:00 -
952:
名無しさん
りっちゃんがんばれ
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953:
名無しさん
わくわく
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954:
名無しさん
がんばれ
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955:
名無しさん
りっちゃんあげまくり
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956:
名無しさん
がんば
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957:
名無しさん
しまったねん
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958:
名無しさん
こまったねん
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959:
名無しさん
あげたねん
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960:
名無しさん
がんばれ
IP強制表示中:222.7.56.492006-03-13 21:52:00 -
961:
名無しさん
あげ
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962:
名無しさん
あげまくり
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963:
名無しさん
かいてくださーい
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964:
名無しさん
応援してます
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965:
名無しさん
?
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966:
名無しさん
???
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967:
削除削除されますた
IP強制表示中:あぼーん -
968:
削除削除されますた
IP強制表示中:あぼーん -
969:
削除削除されますた
IP強制表示中:あぼーん