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ボーダーラィン
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1:
恋姫
ギリギリの世界で綱渡りしてるょぅな毎日。死ぬ勇気も無ぃょ。今日と言う日がただ通り過ぎてぃくだけだった。
2006-01-11 20:25:00 -
88:
恋姫
小夜子。いまどき、子のつく名前なんて古くさくて嫌いだった。だから今、キャバクラであゆみと呼ばれるたびに新鮮で嬉しいと思えた。なのになんで今更小夜子の時のことなんて思い出したのかな。
2006-03-13 03:31:00 -
89:
恋姫
26才。10年も前のこと。今だに鮮明に覚えている。最近もまた仮面を付け始めてしまったから。「あゆみ、次付くから用意しといて。前の二人指名取れなかったから頼むよ!」
2006-03-13 03:57:00 -
90:
恋姫
店では23才で通していた。気持ちを少し切り替えた。「失礼しまーす!あゆみです。」笑顔で名刺を渡しながら隣に座った。「あゆみちゃんか。なんだか落ち着いてるね、いくつだい?」少なくなった客のお酒を作り直しながら「23才です。」と答えた。客は少しお洒落な感じの中年だった。「僕はやっと落ち着いてお酒を飲めるよ。」「あゆみちゃんも何か飲みなさい。」いきなり気に入られたようだった。
2006-03-13 04:17:00 -
91:
恋姫
店側も客の好みを感じ取りながら女の子を付ける。私はタイミングがよかったのだ。「ありがとうございます!カクテル頼んじゃおっかな!」「好きなもの頼みなさい。」嬉しそうに客が言った。客の名前は岡田サン。岡チャンと呼ぶことになった。岡チャンは結局それから私を指名してさらに3時間延長して帰って行った。
2006-03-13 04:35:00 -
92:
恋姫
「ラストまで居てあげられなくてすまない。明日大事な会議があるからね。夕方連絡するからね。」帰りぎわ岡チャンはご飯でも食べなさいと5000円をくれた。うちに来るお客さんにしては珍しい人だった。店長がやけに嬉しそうに私を見た。
2006-03-13 04:43:00 -
93:
恋姫
やけに金払いのいいお客さんが来ると店長の態度が変わるのが嫌だった。すべてを金でしか見ない。だからこそ店長なのかもしれないけど。岡チャンにありがとうとおやすみメールを打ちながらまた小夜子の時のことを考えていた。。。
2006-03-13 04:54:00 -
94:
恋姫
食事の後、話ながら歩いていたら気付けばそこはホテル街だった。足が止まってしまった。「どうした?」克哉が聞いた。「い。。いきなりは。。ちょっと。。」治まっていた動悸と震えがまた始まった。
2006-03-13 05:05:00 -
95:
恋姫
「えっ?あぁ!違うよ。たけん家がこの先なんだ。驚いた?」愛子の彼氏の。。。そう分かっても震えが止まらなかった。克哉は優しく手を握ってくれた。何故だか克哉は私を安心させてくれた。
2006-03-13 05:13:00 -
96:
恋姫
同時になんだか恥ずかしくなった。「あはは。早とちり(^_^!)恥ずかしいわ」もう克哉の顔は見れなくなっていた。違うドキドキが私を襲った。
2006-03-20 05:59:00 -
97:
恋姫
家に着いてからみんなでDVDを観た。お笑いのだったから少し気が楽になった。気がつくと、愛子達が居なくなっていた。「あれ?二人は?」「さぁ?気付かなかった!」微妙な空気が流れた。
2006-03-23 18:56:00