小説掲示板ボーダーラィンのスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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ボーダーラィン

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  • 1:

    恋姫

    ギリギリの世界で綱渡りしてるょぅな毎日。死ぬ勇気も無ぃょ。今日と言う日がただ通り過ぎてぃくだけだった。

    2006-01-11 20:25:00
  • 2:

    名無しさん

    小文字にすんのやめて

    2006-01-11 20:28:00
  • 3:

    恋姫

    何度、死のぅと考ぇただろぅ。一人きりの夜がぁまりにも長くて、上手く過ごせなくて、どぅしょぅもなく弱ぃ自分にゃさしぃのはホストだけ。

    2006-01-11 20:38:00
  • 4:

    恋姫

    好きでも無い男たちに愛想笑いを振りまいて、お酒を作って、指名をもらって稼いだお金を優しいホストに注ぎ込んで、気付けば残ったのはただ虚しさだけ。

    2006-01-11 20:44:00
  • 5:

    恋姫

    もしかしたら本当に私を好きかもしれないなんて、自分がお客さんにしてることと同じ事されてるのに気付かないなんて。恋は盲目、騙し合いの世界で負け犬になって行く私。

    2006-01-11 20:57:00
  • 6:

    恋姫

    同じ過ちを何度繰り返せば、私は目を覚ますことが出来る?心の隙間を必死で取り繕っても、誰にも埋める事は出来ないのかもしれない。

    2006-01-12 12:20:00
  • 7:

    恋姫

    ずっと。。。子供の時から感じてる孤独感。どんな時も人の目を気にして自分を押し殺して生きてきた。私として生きてきたかな。空想の中で、だけ。。。お姫さまだった。

    2006-01-12 12:45:00
  • 8:

    恋姫

    学校へは、仮面を被って行く。私が演じるのは決まって、ピエロ。ただ笑っていてほしかった。楽しそうにしてくれたらそれで、幸せだった。

    2006-01-12 12:55:00
  • 9:

    恋姫

    一度、親友だと思っていた娘にイジメのターゲットにされた。ぃっのまにか親友の男を取ったことになってた。仲間がみんな親友に付いた。関係無い娘たちまでが私を汚れ物扱いをした。

    2006-01-12 13:07:00
  • 10:

    恋姫

    あまり多くを語らない私を、妙な連帯感でイジメて来る彼女たちに切ないほどの虚しさを感じた。それでも私は学校を休むことは無かった。その頃の私は家に居ることの方が地獄だったから。

    2006-01-12 13:15:00
  • 11:

    恋姫

    性的虐待。中学に上がる前の冬、風邪で休んだ私は家で一人だった。お母さんは買い物に出かけていた。「大丈夫か?」何故か、あの男。。。父はいた。

    2006-01-12 13:21:00
  • 12:

    恋姫

    熱で動けないでいる私に、あの男は「俺が男を教えてやる」。。。危うく処女を失いかけた時、お母さんは帰って来た。「また、教えてやるからな」私は、たまらなく吐き気に襲われた。何度も何度も吐いた。

    2006-01-12 13:34:00
  • 13:

    恋姫

    それが風邪によるものなのでは無いことだけは、朦朧とした頭の中でも理解できた。(汚い。。。)私の中でセックスは薄汚れたものになった。

    2006-01-12 13:39:00
  • 14:

    恋姫

    それからの私は、ただ一人、自分の身を守ることに必死だったから、少しでも家に居たくなくて学校に逃げた。イジメはさらに私の心を汚していったけれど。。。

    2006-01-12 13:50:00
  • 15:

    恋姫

    誰にも、何も言えず、ただ時が過ぎるのを待った。(私は何故、生まれてきたのだろう。。。)何度となく空を見上げた。あの男とのことがあってから、私は眠れなくなっていた。

    2006-01-12 13:58:00
  • 16:

    恋姫

    親に汚され、親友に裏切られ、恐ろしいほどの孤独感に、死を感じた。ただ、死なずにいたのは、すでに感情が死んでしまっていたから。。。

    2006-01-12 14:09:00
  • 17:

    恋姫

    生き地獄。地獄ってどんなところだろう。私には、こうして生きていることが、地獄に思えて仕方がなかった。唯一の慰めは、空想の世界では私は、生き生きしていた。

    2006-01-12 15:22:00
  • 18:

    恋姫

    空想の中では、私は姫で居られたから。何も恐れるものなどなかった。そこには感情が生きていた。泣いたり、笑ったり、怒ったり。今の私には、無いものがそこにはあった。

    2006-01-12 16:36:00
  • 19:

    名無しさん

    読んでます☆
    このぉ話わ実話ですか?フィクションですか?
    最後まで読むんで完結まで頑張って下さいね!!

    2006-01-12 16:59:00
  • 20:

    恋姫

    今更になって、イジメの原因だった、私が男を取ったのがでっちあげだったことが明らかになった。元親友が振られた腹いせに広めた噂だったから。私はいい、ストレスの捌け口にされただけだった。

    2006-01-12 17:38:00
  • 21:

    恋姫


    読んでくれてありがとうm(_ _)mこの話はフィクションです。ただ少し、実話を元にしている部分もあります。完結までお付き合い下さいね。恋姫より。

    2006-01-12 17:47:00
  • 22:

    恋姫

    ただの一人も友達が出来なかったわけじゃなかった。むしろ、イジメていたのは自分のクラスの娘たちだけだったから。クラスの違う友達が、ギリギリの所で支えてくれていたのだと、今なら思える。

    2006-01-12 17:55:00
  • 23:

    恋姫

    ホタルのヒカリ。みんなが泣いてゆく。私は、ピエロの仮面を外し損ねて、涙が消えてしまった。「泣かないの?」そう聞かれて、「悲し過ぎて泣けないの」そんな時でも愛想笑いを振りまいた。

    2006-01-12 18:12:00
  • 24:

    恋姫

    卒業。一つの生き地獄からの卒業。ほんの少し、心が軽くなった。自由を手に入れた気がした。仮面を外せるかもしれないなんて。。。甘かった。学校のイジメなんて、ほんの地獄の入り口に過ぎなかった。

    2006-01-12 18:19:00
  • 25:

    恋姫

    卒業と共に、あの男の歪んだ愛情は牙を出し始めた。就職後の門限は18時。職場まで毎日迎えにきた。私の自由は会社の中だけになった。そう、第二のイジメが始まるまでは。。。

    2006-01-12 18:28:00
  • 26:

    恋姫

    「その格好、泉さんの真似でしょ!似合わないから」泉さんは、会社のアイドル的な人だった。何人かの取り巻きがいた。その中には、同期の顔もあった。私の毎日の送り迎えも気にいらない要素になっていた。

    2006-01-12 18:39:00
  • 27:

    恋姫

    (私はなんの為に。。。)そしてまた、私はピエロの仮面を被った。愛想笑いが私を支えていた。ただ与えられた仕事を必死でこなした。

    2006-01-12 18:48:00
  • 28:

    恋姫

    (何故、私は、標的にされてしまうのだろう。。。)けして美人でもなく、スタイルも悪い。一度、友達が言っていた。「いい意味でも悪い意味でも、独特のオーラがある」と。

    2006-01-13 12:18:00
  • 29:

    恋姫

    ふと、思い当たることがあった。幼いころから、私の周りには男の子が集まった。けしてチヤホヤされるのではなく、男まさりな遊びばかりしていたから。何より気を遣わなくて良かった。

    2006-01-13 12:27:00
  • 30:

    恋姫

    女の子と遊ぶ時は、何故かとても緊張した。兄弟に女の子が居なかったせいもあったのかもしれない。それは学校に上がってからも変わらなかった。やはり、男の子との方が話やすかった。

    2006-01-13 12:38:00
  • 31:

    恋姫

    周りから見れば、男に愛想を振りまいているように見えたのかもしれない。実際、中学でのイジメの間、男子の態度は変わらなかった。(男に生まれたかった。。。)何度となく思っていた。

    2006-01-13 12:47:00
  • 32:

    恋姫

    女の子と仲良く成る為には苦労した。自分を出すのに時間がかかってしまうから。男の子は自分を出す必要がなかったから楽だった。親友に裏切られてからは、心に鍵がかかったままだ。

    2006-01-13 13:10:00
  • 33:

    恋姫

    女の子の中にも、自分を出さなくても気楽に付き合える子もいた。違うクラスの子がそんな感じで私に接してくれたから、友達でいられた。親友にはなれなかったけれど。

    2006-01-13 15:40:00
  • 34:

    恋姫

    父親に汚されたのに、男の子との方が話やすかったのは自分でも、不思議だった。それは、父親とのことを知らない兄弟が妹と言うより、弟のように接してくれたからだと思う。その分、父親と同じ年代の人には恐ろしいほどの恐怖を憶えた。。。

    2006-01-13 15:52:00
  • 35:

    恋姫

    中卒の私でも入れた会社は田舎の小さな工場だった。父親と同じ年代の人と接っする時は、いつも動悸を押さえるのに苦労した。ピエロはそんなとき役に立った。その分、若い男性社員とは気楽に話せた。

    2006-01-14 04:21:00
  • 36:

    恋姫

    噂で聞いた話で、若い男性社員の中に泉さんの彼氏がいるらしかった。その彼とたまたま仲良く話していたのを聞いた取り巻きがいた。その時にイジメの芽が咲いたのだ。

    2006-01-18 13:42:00
  • 37:

    恋姫

    どこにでも、イジメの種は落ちているのかも知れない。私は、さらにまた新たな種。。。けして咲かせてはいけないどす黒い華の芽を咲かせようとしていた。

    2006-01-18 13:57:00
  • 38:

    恋姫

    それは、家で着実に芽を咲かせようと私に忍び寄ってきていた。父親は性的虐待以上に私たち兄弟に暴力を振るった。ほんの少しでも気に入らないことがあれば手を挙げた。一番の被害者は母親だったけれど。

    2006-01-18 14:22:00
  • 39:

    恋姫

    父親のストレスはそこで発散されていた。母親はそのストレスを言葉の暴力で私に向けていた。母親にとって、息子達は癒しになっていたらしい。(私は。。。?あなたのなんですか?)この時、死んでいたら良かった。。。

    2006-01-18 14:42:00
  • 40:

    恋姫

    気付かなかったけれど、お兄ちゃんもストレスの捌け口を性欲の捌け口を探していた。まさか。私がターゲットにされるなんて思いもしなかった。あまりにも何かが狂い過ぎている。。。

    2006-01-18 15:00:00
  • 41:

    恋姫

    眠れない夜が続いていたある日。。。お兄ちゃんが部屋に来た。「大丈夫か?なんか眠れないって言ってたな」父親の件以来部屋に鍵を付けていた。お兄ちゃんには警戒心をもっていなかったからすんなり部屋に入れた。

    2006-01-18 15:23:00
  • 42:

    恋姫

    二人でコーヒーを飲みながら、お笑い番組を観ていたら、段々眠くなってきた。久しぶりに気が緩んでしまったのだろう。布団に潜り込んで眠った。

    2006-01-24 08:26:00
  • 43:

    恋姫

    夢を見た。広い広い草原で私はただ一人きりで大声をあげて泣いていた。ふと、声に気付いた。(早く、僕に逢いにきて。。。)聞いたことの無い声だった。(誰なの?)そこで眼が覚めた。

    2006-02-03 11:31:00
  • 44:

    恋姫

    異変に気付いた。例えようの無い不快感。眼は覚めているのに眼を開けるのが恐かった。足元から視線を感じた。下着は履いていないのが分かった。何をするでも無く、兄は私のそれを眺めていた。

    2006-02-03 11:42:00
  • 45:

    名無しさん

    2006-02-03 11:44:00
  • 46:

    恋姫

    叫びたいのに声にならない。。。あまりの恐怖に体が身震いした。兄は私の側から離れ部屋を出ていった。体中の震えが止まらなくなった。それでも必死で下着を付けパジャマを履いた。急いで部屋の鍵を締めた。

    2006-02-03 11:51:00
  • 47:

    恋姫

    布団に潜り込んだ。震えは止まらなくなったまま。声を殺して泣いた。兄の不可解な行動を理解することが出来なかった。胃がキリキリと痛みだした。

    2006-02-03 11:57:00
  • 48:

    恋姫

    泣き疲れて束の間眠りに就いた。また同じ夢を見た。今度は違ぅ声が聞こぇた。(泣ぃてぃぃょ。気が済むまで。先に行って待ってるから)誰なの?何故私を待ってるの?

    2006-02-05 08:12:00
  • 49:

    恋姫

    目はすっかり腫れあがっていた。やけにはっきりと夢を覚えている。昨日の出来事を書き消すように。。。ただ、夢だけを頭に浮かべた。

    2006-02-05 08:27:00
  • 50:

    恋姫

    鏡に映る自分を見ていたらまた、涙が溢れた。いつのまにか手にかみそりを持っていた。(楽になるかな。。。)そっと、手首にかみそりを近づけた。。。

    2006-02-07 07:53:00
  • 51:

    恋姫

    手が震えてかみそりが手首をほんの少しかすめた。チクっとした痛みにもう、尻込みしてしまっていた。情けない。。。ただこんな自分に無性に腹が立った。

    2006-02-07 08:00:00
  • 52:

    恋姫

    死ぬ勇気もない。ただ頭の片隅で夢の中の声が引き止めているような気がしていた。現実は何も変わらず無情に時を刻んでいた。部屋の外で母の声が聞こえた。

    2006-02-07 08:07:00
  • 53:

    恋姫

    何も知らない母は、朝ご飯が出来たことを告げていた。何があっても学校も会社も休んだことが無かったのに、初めて、行きたくないと思った。(お金。。。どのくらいあったかな。。。)

    2006-02-07 08:14:00
  • 54:

    恋姫

    家出。そう思いついた瞬間、私は仮面を被った。いつものように私は支度をして食卓に向った。兄の存在を確認した時、体が震えた。なんとか冷静を取り戻したものの、食事は喉を通らなかった。

    2006-02-07 08:23:00
  • 55:

    恋姫

    お味噌汁をすすりながら、気持ちを落ち着けた。心も温まっていく気がした。束の間の安らぎに過ぎなかった。父と兄のいやらしい視線が私をどうしようもなく不快にさせた。

    2006-02-08 06:05:00
  • 56:

    恋姫

    結局、お味噌汁もほとんど残してしまった。吐き気を押さえるのに必死だった。「お父さん、もう仕事行かないと。。。」やっとの思いで告げた。父は嬉しそうに支度を始めた。誰も私の食欲の無さを心配するものは居なかった。。。

    2006-02-08 15:31:00
  • 57:

    恋姫

    父はあれから特に性的な悪戯はしてこない。送り迎えで十分満足しているようだ。普通の16才になりたかった。家出の準備はもう出来ていた。いつもより荷物が増えていても誰も気にしないことに悲しさが増した。

    2006-02-10 07:24:00
  • 58:

    恋姫

    父はいつものように会社の少し手前で私を降ろした。「行ってきます。」初めて、笑顔で告げた。父は嬉しそうに手を振った。(バイバイ。。。)父を見送ってから会社と反対方向へ歩いていった。

    2006-02-10 07:30:00
  • 59:

    恋姫

    調度、お給料を貰ったばかりで多少お金はあった。通帳にも少し貯金があった。(どこへ行こう。)未成年が行けるトコなんてたかが知れてる。その時、携帯がなった。あの、中学の時私を裏切った親友からだった。

    2006-02-10 07:38:00
  • 60:

    恋姫

    愛子。。。結局彼女を許し時々連絡を取っていた。「私、家出したの。」そう告げると「家においで。」すでに私の足は彼女の家へと向っていた。

    2006-02-10 07:44:00
  • 61:

    恋姫

    卒業前、イジメグループの一人が違う学校の不良に絡まれていた。偶然居合わせた私は、迷ったものの、助けに入った。相手の一人が私の目を見て一瞬、たじろいだ。「お前。。。」

    2006-02-10 08:13:00
  • 62:

    恋姫

    「私のクラスメートなんです。解放してもらえますか?」中心的な男が真直ぐ私を見ながら「白けたわ。撤収。」不満げな連れを促して、「お前。。。名前は?」私に聞いた。「人に聞く前に自分が名乗るべきじゃない?」クラスメートを連れその場を離れた。

    2006-02-10 08:29:00
  • 63:

    恋姫

    「俺は克哉!次ぎ会った時また聞くわ。」私の背中に向って彼は言った。少しして「なんか悔しいけど。。。ありがとう。」そう言い残し彼女は走って帰って行った。

    2006-02-10 08:38:00
  • 64:

    恋姫

    その後、イジメグループは手の平を返したように謝ってきたのだ。私はかなり呆れた。けれど、許してしまったのは孤独を埋められる気がしたからだった。愛子は卒業後、私に連絡してくるようになった。でも逢うのは今日が初めてだった。

    2006-02-10 08:51:00
  • 65:

    恋姫

    行く当てのない私は愛子に頼るしか無かった。家に着くと愛子は「しばらく家にいな。」久しぶりに見た愛子はあの時の不良、克哉を思い出させた。かなりやんちゃをしていると聞いていたけれど。家出の理由は聞かないでいてくれた。

    2006-02-10 08:58:00
  • 66:

    恋姫

    「男出来た?」愛子に聞かれ、一瞬言葉を失った。「せっかくだから男作ろうよ!」愛子の悪気の無い言い方に少し、気が緩んだ。いつのまにか涙が溢れてきていた。

    2006-02-10 09:04:00
  • 67:

    恋姫

    「どぅしたん!?」愛子は慌ててティッシュを渡してくれた。人前で泣くなんて、生まれて初めてのコトだった。しばらく涙は止まらなかった。

    2006-02-10 15:52:00
  • 68:

    恋姫

    愛子は泣き止むまで、ずっと隣に座って黙って待っていてくれた。しばらくして愛子は「何があったかは聞かないでおくわ。話したくなったら話してよ!」私は一人じゃないのだと、思えて余計に涙は止まらなかった。

    2006-02-10 15:58:00
  • 69:

    恋姫

    何故。。。本当の家族より友達の方が心許せてしまったのだろう。あの家に私の居場所は無かったからなのだろうか。一番心を許していた兄の裏切りはそれを決定付けた。

    2006-02-10 16:03:00
  • 70:

    恋姫

    「今日ナンパされに行こうよ」愛子が言った。「なんて冗談。彼氏の友達紹介してあげる。」(男なんて。。。)結局言いだせなかった。出掛けるにしても夜だから、私達は眠ることにした。

    2006-02-11 11:52:00
  • 71:

    恋姫

    最近泣いてばかりだ。すっかり疲れて私は深い眠りについた。

    2006-02-11 11:58:00
  • 72:

    恋姫

    全く、夢を見なかった。それほどに深い眠りだったのだと思えた。「起きた?お風呂入っておいでよ。」愛子の優しさに少し戸惑いながらも、久しぶりにゆっくりとお湯に浸かった。

    2006-02-14 09:39:00
  • 73:

    名無しさん

    しぉり?

    2006-02-21 04:11:00
  • 74:

    恋姫

    愛子が家に友達を呼んだのは初めてなのだとお昼をご馳走になっている時に愛子のお母さんが言っていた。(愛子も悩みとかあるのかな。。。)お風呂に浸かりながらふと、思った。

    2006-02-22 07:06:00
  • 75:

    恋姫

    すっかりリラックスしている自分に驚いた。(人の事心配する余裕残ってたんだ。。。)愛子に心を許してしまえる気がした。とりあえずお風呂を出て部屋に戻った。

    2006-02-22 07:21:00
  • 76:

    恋姫

    「おかえり!ほらっ、早く支度して!出掛けるよ!」愛子はもう出掛ける用意をして待っていた。化粧をあまりしない私は支度にさほど時間はかからなかった。

    2006-02-22 07:31:00
  • 77:

    恋姫

    16才。初めての家出。私の家族はきっとどんな友達がいるのかも知らないだろう。そして愛子の家にいることも想像つかないだろうと思えた。今はただ、愛子の優しさに甘えていたかった。

    2006-02-23 03:51:00
  • 78:

    恋姫

    愛子のお母さんはスナックで働いてる。今日は同伴らしく早くに出掛けているらしかった。とりあえず私達は夜の街へと出掛けた。近くの駅で彼と待ち合わせてると、愛子が言った。

    2006-02-26 17:12:00
  • 79:

    恋姫

    駅が近づくにつれ、急に動悸がしてきた。やはり兄や父を思い出してしまう。「どうしたん?」愛子が心配そうに覗き込んだ。「大丈夫だょ、ちょっと緊張して」作り笑いを無理矢理作った。

    2006-02-27 01:42:00
  • 80:

    恋姫

    「愛子!こっち!」その時、愛子の彼が声をかけて来た。「武士!もう来てたの!」愛子は嬉しそうに声をあげた。私は体の震えを止めるのに必死だった。「こいつ、連れの克哉。そっちは?」

    2006-02-27 15:47:00
  • 81:

    恋姫

    一瞬、震えが止まった。克哉と呼ばれたその人に視線を向けた。「おまえ、あの時の!」先に声をあげたのは克哉の方だった。『二人、知り合い?』愛子達が口を揃えて言った。何故だか震えも動悸も納まっていた。

    2006-02-27 15:55:00
  • 82:

    恋姫

    「ちょっとな。」克哉が言った。「名前は?次会ったら教えてもらう約束だったよな!」それを聞いて愛子は「名前知らなかったの?変なの」みんな笑った。私はやっと口を開いて「小夜子。槙村小夜子です。」

    2006-02-28 01:06:00
  • 83:

    恋姫

    私達はボーリングに行くことにした。なんとなく克哉と並んで歩きながらあの、卒業前に出会った時のことを考えていた。ふいに克哉が言った。「あの時さ、おまえのこと変な奴やって思った」「無鉄砲って言うの?なんか拍子抜けしたわけ」「まさか、こんな形で逢うとはな」相づちも打てない勢い。なんとなく笑ってしまった。

    2006-03-02 16:34:00
  • 84:

    恋姫

    「あの時、本当はすごく震えてたんだよ。めっちゃ恐かった。あの子、私をいじめてた一人だったし。無視しても良かった。。。でも気が付いたら。。。ごめん!克哉君も変な奴やわ。」恥ずかしくなって誤魔化した。「運命だな!」やけに自信たっぷりと克哉が言った。

    2006-03-02 16:55:00
  • 85:

    恋姫

    『仲良すぎ?!』愛子達がからかう。不思議と兄や父のことも忘れていられた。ペアに別れてボーリングをした。克哉君は結構うまくて私が足を引っ張ったわりに勝利!夕飯は愛子達がおごってくれることになった。ご飯も食べ終わった帰り道。

    2006-03-04 19:20:00
  • 86:

    恋姫

    「克哉君で良かった。ちょっと。。。男の人に逢うの恐かったから。」なにげなく克哉が頭を撫でた。くすぐったい気持ちになった。

    2006-03-05 03:59:00
  • 87:

    恋姫

    「あゆみちゃん!何ぼーっとしてるん?」ふと、現実に引き戻された。「彼氏のことでも考えてたの?」キャバクラで待機中だったの忘れていた。゙あゆみ"は私の源氏名。本名なんてしばらく忘れていたな。

    2006-03-06 21:06:00
  • 88:

    恋姫

    小夜子。いまどき、子のつく名前なんて古くさくて嫌いだった。だから今、キャバクラであゆみと呼ばれるたびに新鮮で嬉しいと思えた。なのになんで今更小夜子の時のことなんて思い出したのかな。

    2006-03-13 03:31:00
  • 89:

    恋姫

    26才。10年も前のこと。今だに鮮明に覚えている。最近もまた仮面を付け始めてしまったから。「あゆみ、次付くから用意しといて。前の二人指名取れなかったから頼むよ!」

    2006-03-13 03:57:00
  • 90:

    恋姫

    店では23才で通していた。気持ちを少し切り替えた。「失礼しまーす!あゆみです。」笑顔で名刺を渡しながら隣に座った。「あゆみちゃんか。なんだか落ち着いてるね、いくつだい?」少なくなった客のお酒を作り直しながら「23才です。」と答えた。客は少しお洒落な感じの中年だった。「僕はやっと落ち着いてお酒を飲めるよ。」「あゆみちゃんも何か飲みなさい。」いきなり気に入られたようだった。

    2006-03-13 04:17:00
  • 91:

    恋姫

    店側も客の好みを感じ取りながら女の子を付ける。私はタイミングがよかったのだ。「ありがとうございます!カクテル頼んじゃおっかな!」「好きなもの頼みなさい。」嬉しそうに客が言った。客の名前は岡田サン。岡チャンと呼ぶことになった。岡チャンは結局それから私を指名してさらに3時間延長して帰って行った。

    2006-03-13 04:35:00
  • 92:

    恋姫

    「ラストまで居てあげられなくてすまない。明日大事な会議があるからね。夕方連絡するからね。」帰りぎわ岡チャンはご飯でも食べなさいと5000円をくれた。うちに来るお客さんにしては珍しい人だった。店長がやけに嬉しそうに私を見た。

    2006-03-13 04:43:00
  • 93:

    恋姫

    やけに金払いのいいお客さんが来ると店長の態度が変わるのが嫌だった。すべてを金でしか見ない。だからこそ店長なのかもしれないけど。岡チャンにありがとうとおやすみメールを打ちながらまた小夜子の時のことを考えていた。。。

    2006-03-13 04:54:00
  • 94:

    恋姫

    食事の後、話ながら歩いていたら気付けばそこはホテル街だった。足が止まってしまった。「どうした?」克哉が聞いた。「い。。いきなりは。。ちょっと。。」治まっていた動悸と震えがまた始まった。

    2006-03-13 05:05:00
  • 95:

    恋姫

    「えっ?あぁ!違うよ。たけん家がこの先なんだ。驚いた?」愛子の彼氏の。。。そう分かっても震えが止まらなかった。克哉は優しく手を握ってくれた。何故だか克哉は私を安心させてくれた。

    2006-03-13 05:13:00
  • 96:

    恋姫

    同時になんだか恥ずかしくなった。「あはは。早とちり(^_^!)恥ずかしいわ」もう克哉の顔は見れなくなっていた。違うドキドキが私を襲った。

    2006-03-20 05:59:00
  • 97:

    恋姫

    家に着いてからみんなでDVDを観た。お笑いのだったから少し気が楽になった。気がつくと、愛子達が居なくなっていた。「あれ?二人は?」「さぁ?気付かなかった!」微妙な空気が流れた。

    2006-03-23 18:56:00
  • 98:

    恋姫

    ふいに、兄のことを思い出した。何かすごく恐くなってきた。「どうした?震えてるけど、寒い?」克哉クンが肩に手を伸ばしてきたのを思わず振り払ってしまった。

    2006-04-10 12:13:00
  • 99:

    恋姫

    「ごめん!本当に男の人、苦手で。。。もっと言えば、恐いの。。。」なんとも言えない空気に、息苦しくなってきていた。ほんの数分がとても長く感じられた。やっと克哉クンが口を開いた。

    2006-04-10 12:30:00
  • 100:

    恋姫

    「ごめん!本当は今日、お前が来ること知ってたんだ。愛子チャンに聞いて。ずっと探してた。あいつら気を使って二人きりにしてくれたんだよね。けど、まさかお前が恐がったりすると思わなかったから。理由、聞かない方がいいよな?」

    2006-04-11 22:08:00
  • 101:

    恋姫

    私はまだ状況が把握出来ずに、返事に困った。「ごめんなさぃ。ちょっと気が動転してしまって。今はまだ話せないけど、いつか話すから。なんか白けさせちゃったね、ごめん!」「いや、今日、逢えただけで俺は十分だし!」やっと少し、落ち着きを取り戻してきていた。

    2006-04-11 22:21:00
  • 102:

    恋姫

    愛子達は結局戻ってこなくて、二人で部屋にあった、人生ゲームに夢中になった。気が付いたら、朝になっていた。さすがに眠くなって二人でソファーにもたれて眠った。自然と手を繋ぎながら。

    2006-04-11 22:32:00
  • 103:

    名無しさん

    2006-04-12 00:32:00
  • 104:

    恋姫

    「あゆみチャン、どうした?携帯握ったままぼーっとして。」「えっ?あぁ、ちょっと昔を懐かしんでた。」答えながら、克哉クンのコトが頭から離れずにいた。「昔の男のコトでも考えてたのー?てか指名取れて良かったね!」「ありがとう。本当にラッキーだったよ!」なんとなく、笑いあった。彼女はレギュラーでNo.1のさやかチャン。いつも、私のコトを気に掛けてくれる。

    2006-04-13 15:59:00
  • 105:

    恋姫

    家も近くて、二人でよくホストも行く。「今日はどこの初回荒らしに行くー?」が、口癖。大抵は、ホスト以上にホストを楽しませて帰ってくる。「間違いなく、私達、お金取れるよね!」

    2006-04-13 16:07:00
  • 106:

    恋姫

    さやかチャンはさすが接客のプロだなって思う。新人ホストは大抵、あっさり退散させられる。私もつい、職業病で接客してしまう。ある意味それが楽しいのだけど。

    2006-04-13 19:44:00
  • 107:

    恋姫

    さやかチャンは自分から好きになった人としか付き合わない。どんなに言い寄られても、すべてうまくかわしていく。例え相手が誰もが羨むような人だとしても。「自分が好きじゃなきゃ一緒に居ても楽しくないじゃない!」

    2006-04-18 12:15:00
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