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銀の鎖

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  • 1:

    美桜

    初めて書く小説なので、下手ですが読んでもらえれば嬉しいです。更新も少しずつになりますが、気長におつきあい下さいm(__)m

    2006-05-07 02:28:00
  • 728:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    胸を張って美桜の両親に会えるように。そのことを考え昼の仕事をすることにした。

    2006-06-19 22:37:00
  • 729:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「皓輝さん、オレ店に遊びに行きますよ!!」と悠馬が言う。「大丈夫かよ。酔っ払ってくるんじゃないぞ?」とからかいながら皓輝は言う。

    2006-06-19 22:38:00
  • 730:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    悠馬の存在はずいぶん皓輝を助けてくれた。もう美桜は戻ってこないのではないか、そう弱音を吐く皓輝を悠馬はいつも励ましてくれていた。

    2006-06-19 22:39:00
  • 731:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    『大丈夫ですよ!絶対美桜姉は帰ってきますって!!』その言葉は何度皓輝を助けてくれたかわからない。

    2006-06-19 22:40:00
  • 732:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「悠馬、本当にありがとうな」心から感謝の気持ちを込めて悠馬に礼を言った。

    2006-06-19 22:41:00
  • 733:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    その言葉を受け悠馬は照れくさそうにしながら、「何言ってんすか!オレの方こそ皓輝さんには本当にお世話になりました」そう言い悠馬は深々と頭を下げた。

    2006-06-19 22:42:00
  • 734:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そして顔を上げ「皓輝さん、一つだけ約束してください」と真剣な表情で言った。
    「ん?」

    2006-06-19 22:44:00
  • 735:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「オレ、歳取ってホストとして働けなくなるまでこの店で頑張ります。だから、いつか必ず美桜姉と遊びに来てください!」

    2006-06-19 22:45:00
  • 736:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「悠馬…」皓輝はとっさに返す言葉に詰まった。そんなにも自分と美桜の再会を信じてくれているのか…

    2006-06-19 22:46:00
  • 737:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「ああ、約束する。必ず2人で遊びに来るよ」「…待ってます」…そして長いようで短かった皓輝の水商売時代が終わった。

    2006-06-19 22:47:00
  • 738:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    翌日。5月31日a.m.11:00。店の前には水商売時代の知人たちからのたくさんの花が贈られていた。

    2006-06-19 22:48:00
  • 739:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そしてオープンと同時に元同業者や、皓輝の客たちがたくさん店に訪れてくれていた。

    2006-06-19 22:49:00
  • 740:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    何人かスタッフは雇っていたが、ここまでたくさんの客が来てくれるとは思っていなかっただけに皓輝も慣れない接客に追われていた。

    2006-06-19 22:50:00
  • 741:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そこへ「いらっしゃいませ!」振り向くとそこに居たのはヒロだった。手には小さな花束を抱えている。

    2006-06-19 22:51:00
  • 742:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「よ!」花束を持っていないほうの手を軽く上げ皓輝に挨拶をする。「ヒロくん、お久しぶりです」「おめでとうさん。しっかしカフェとはまた似合ってないな〜」

    2006-06-19 22:52:00
  • 743:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    笑いながらカウンター席へヒロは座る。「これ、お祝い。どうせ花はたくさんあるだろうと思って小さいのにした」

    2006-06-19 22:53:00
  • 744:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「ありがとうございます」丁寧に頭を下げ花束を受け取る。「何にしますか?」「アイスティーで」「かしこまりました」オーダーを通し、カウンターを挟んでヒロの前に立つ。

    2006-06-19 22:54:00
  • 745:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    ヒロは店の中を見渡し、「恐ろしくお前に似合っていない店だな」と言った。

    2006-06-19 22:55:00
  • 746:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    店の雰囲気はアジアンテイストで、扱っているドリンクも少し変わっている。

    2006-06-19 22:56:00
  • 747:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「美桜の趣味だな…」ぽつりとヒロは言った。「お前、まだ美桜のこと待っているのか?」

    2006-06-19 22:58:00
  • 748:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「…はい」この店の雰囲気は美桜が好きだったもので統一している。

    2006-06-19 22:59:00
  • 749:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    たった一度だけだが美桜が好きだといっていたカフェに一緒に行ったことがあった。いつ美桜が帰ってきてもいいようにその店を基本にしてデザインをした。

    2006-06-19 23:00:00
  • 750:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「…そうか。ま、お前がそれでいいって言うなら俺は何も言わないよ」「ヒロくんも美桜とは全然連絡取れていないんですよね?」「ああ」

    2006-06-19 23:01:00
  • 751:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜を紹介してくれたのがヒロだったので、美桜が居なくなってから真っ先にヒロに連絡を取った。

    2006-06-19 23:02:00
  • 752:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そのとき初めて知ったことなのだが、美桜とヒロは幼馴染らしくお互いの家など行き来もあるようだった。

    2006-06-19 23:04:00
  • 753:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    だからその時はかなり食い下がって実家を問いつめたのだが、結局ヒロは教えてはくれなかった。

    2006-06-19 23:05:00
  • 754:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    ただ一言『美桜を信じて待て』とだけ言った。

    2006-06-19 23:06:00
  • 755:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「美桜、元気してるんですかね」と何気なく皓輝は言った。すると、「どうやら随分と前に実家を出たようだ」「!!」

    2006-06-19 23:07:00
  • 756:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「それも親父さんの目を盗んで失踪したようだ」(失踪!?)皓輝は愕然とした。

    2006-06-19 23:08:00
  • 757:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    自由になったのなら何故皓輝の所へ姿を見せにこないのだ!?もう美桜にとって自分は必要な存在ではないのか!?

    2006-06-19 23:09:00
  • 758:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    様々な思いが一瞬にして皓輝の頭をよぎった。その様子を見ていたヒロが一言、「それでもお前は美桜のことを待てるのか?」と尋ねた。

    2006-06-19 23:10:00
  • 759:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    確かに自由なのであれば皓輝に逢いに来てもいいはずだ。だが実際に美桜はこの前に現れてはいない。

    2006-06-19 23:11:00
  • 760:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    現在はもう皓輝のことなど忘れ、新しい土地で新しい生活を送っているのかもしれない。皓輝の知らない誰かと。だが…

    2006-06-19 23:13:00
  • 761:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    少し考えて皓輝はきっぱりいった。「待ちます。俺には美桜が必要です」「そうか…」

    2006-06-19 23:14:00
  • 762:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「正直、これだけ離れている相手をこれほどまでに思うって言うのは『恋』ではないのかも、と自分でも思うときもあります。無いものねだりで執着しているだけではないのかと」

    2006-06-19 23:15:00
  • 763:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    と皓輝はヒロの目を見ながら話す。「でも、恋であれ執着であれ、それ以外の理由であれ、俺にとって美桜が必要だということに変わりはありません」

    2006-06-19 23:16:00
  • 764:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    するとヒロは一息置いて、こう言った。「アイツも…美桜も同じようなことを言っていたよ」

    2006-06-19 23:17:00
  • 765:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「!?会ったんですか!?」「ああ。少し前にな」と落ち着いた様子でヒロは言う。「少し前にアイツから連絡が来て会った。元気だったよ」

    2006-06-19 23:18:00
  • 766:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「ヒロくん、美桜は今どこに!?」「それは今は言えない。アイツとの約束だから」「約束!?どんな!?」

    2006-06-19 23:20:00
  • 767:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「美桜自身がお前に会えると思うまでは会いに行かないと言っていた」「どうして!?」

    2006-06-19 23:20:00
  • 768:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「落ち着け皓輝。ここはお前の新しい店だろ?」そう言われて皓輝は我に返り少し冷静になる。

    2006-06-19 23:21:00
  • 769:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「どういうことですか?」とさっきよりは少し落ち着いて問う。「お前を守れるくらい強くなってから会いに行くといっていた」「え?…」

    2006-06-19 23:23:00
  • 770:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    意味がわからず皓輝は唖然とする。「美桜が言ってたよ。今まで自分は皓輝に守られてばかりいた。でも、今度は守られるばかりではなく自分も皓輝を守れるくらいの強さが欲しいと」

    2006-06-19 23:24:00
  • 771:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「……」「だから暫くは一人で頑張るそうだ」「そんなことを美桜が…」守られているばかりだなんて、そんなことはなかったのに。

    2006-06-19 23:25:00
  • 772:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜の存在がどれだけ皓輝のことを助けてくれていたか。傍にいてくれるだけで充分なのに…

    2006-06-19 23:26:00
  • 773:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「まあ、アイツも頑張ってるんだ。お前も色々辛いだろうが頑張れ」「…はい」それだけ言うのが精一杯だった。「いらっしゃいませ!!」「お、新しいお客さんだぞ」と言いながらヒロは立ち上がる。

    2006-06-19 23:27:00
  • 774:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「忙しそうだから長居しても悪いし、帰るわ」財布を取り出しカウンターに千円置いて「じゃあな」と言い、「そうだ。これ」とメモを差し出した。

    2006-06-19 23:29:00
  • 775:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「何ですか?」メモを開きながら皓輝は尋ねる。どこかの住所と携帯電話の番号が書かれていた。

    2006-06-19 23:30:00
  • 776:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「俺からのもう一つのお祝い」「?」「美桜の仕事先と今の携帯電話の番号」「!?」驚きながらヒロの顔を見ると、

    2006-06-19 23:31:00
  • 777:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「さすがに俺もお前に同情するわ。これをどう使うかはお前に任せるよ」と言い店を出て行った。

    2006-06-19 23:32:00
  • 778:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    慌てて追いかけ店先で「ありがとうございました!!」と深々と頭を下げた。店に戻りスタッフに休憩すると声をかけスタッフルームに入った。改めてメモを見る。

    2006-06-19 23:33:00
  • 779:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    『大阪市北区…』あれだけ遠かった美桜がこんなにすぐに近くにいる。メモを見ながら皓輝はそう思い今すぐにでも飛び出したい思いだった。

    2006-06-19 23:35:00
  • 780:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    だが…水商売を辞め店を出したのも全て美桜のためだった。今ここで店を放り出して美桜に会いに行ってしまえば、これまでの努力が全て無駄になってしまう。

    2006-06-19 23:36:00
  • 781:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    それに美桜も皓輝のために頑張っているのだ。会おうと思えばいつだって会えるのだ…そう思い直し、皓輝は店へ戻った。

    2006-06-19 23:38:00
  • 782:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「いらっしゃいませ!!」と新しく入ってきた客に明るく挨拶をする。たった一枚のメモだがそれでも美桜と繋がる大事な証。

    2006-06-19 23:39:00
  • 783:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    それを手に入れ皓輝は今までの苦しみなど全てなくなったような気分だった。

    2006-06-19 23:40:00
  • 784:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜、いつか必ず迎えに行くから。お前に胸を張って会えるように頑張るよ…そう思いながら新しい店での一日が過ぎて行った…

    2006-06-19 23:41:00
  • 785:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    今日の更新はここまでになります。お付き合いくださいましてありがとうございました。

    2006-06-19 23:42:00
  • 786:

    コアラ

    気になる????

    2006-06-20 06:37:00
  • 787:

    ひろりん

    2006-06-20 10:46:00
  • 788:

    ラビ

    うーん。気になる(ΦДΦ)

    2006-06-20 23:03:00
  • 789:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    コアラさん、ラビさん、お待たせいたしました。ひろりんさん、アンカーありがとうございます。今から更新させていただきます。

    2006-06-21 01:04:00
  • 790:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    Side A&B=One 実家を出てから母がくれたお金でネイルの学校に入り勉強をした。今では資格も取れキタにあるサロンで働いている。

    2006-06-21 01:05:00
  • 791:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    実家を出てから何度も皓輝に連絡を取ろうと思ったけれど、まだ会えないと思い我慢をし今日まで頑張ってきた。

    2006-06-21 01:06:00
  • 792:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    離れることを決めたのは自分なのだから。けれど、未だに皓輝からもらったネックレスは外せないでいる。

    2006-06-21 01:07:00
  • 793:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    この銀の鎖は美桜と皓輝を繋ぐ鎖だから外すことができなかった。

    2006-06-21 01:08:00
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