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  • 1:

    みか

    「今日はどうするん?」
    「仕事ゃわぁ…。ごめんなぁ。また掛けるゎぁ!」
    少し悪怯れて電話を切る。

    2005-12-01 13:10:00
  • 51:

    みか

    「ぁっ!!由香!!終電!」「本間ゃぁ!」
    二人は立ち上がってその場を後にした。
    チラっと振り向くと、さっきの人はこっちを見て笑っていた。恥ずかしくなって、由香は笑ってしまった。

    2005-12-06 22:50:00
  • 52:

    名無しさん

    2005-12-06 22:51:00
  • 53:

    みか

    それから一週間が過ぎ、由香と香奈はまた買い物の為ミナミにいた。
    けど、今日は香奈は仕事があったので、香奈とは別れて駅に向かっていた。
    遠くからこの間見た歌のコンビが見えた。
    ―今日もちょっと聞いていこうかな―由香は足早にコンビの元に向かった。

    2005-12-06 23:16:00
  • 54:

    みか

    ふと、見渡すとあの人がいた。が、別に話し掛けることなんてない。
    だけど、ちょっぴり嬉しい気持ちに由香はなっていた。コンビの歌声が由香を包む。―前と同じで上手いなぁ―と関心していた。

    2005-12-06 23:26:00
  • 55:

    みか

    今日はオリジナルの歌みたいだった。悲しくなるょぅな歌に聞こえた。
    そして、次の歌になった。―ぁっ……―
    由香が前リクエストした、いつかのメリークリスマスだった。

    2005-12-06 23:33:00
  • 56:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 57:

    みか

    由香は身長は150ぐらぃの小さめだった。由香から見て彼は185以上はあると見えた。
    「何リクエストしたんですか?」「んーまぁ色々ゃな笑」二人して歌を聞いていた。良かった、今日は最後まで聞けた。由香は嬉しかった。

    2005-12-06 23:43:00
  • 58:

    みか

    「いつも聞きに来てるんですか?」「そぅゃなぁ。仕事場がミナミってのもぁるからなぁ?」「その見た目からゃったらホストっぽぃですょね?笑」
    目を合わせたまま一瞬止まった。言っちゃダメだった?

    2005-12-06 23:47:00
  • 59:

    みか

    「はははは!!?」
    彼は大笑い。意外な反応に由香はびっくりした。
    「俺がホストに見える!?笑」「ぅん、だって夜だし、若いし、スーツだし、ミナミだし…。」「だからってみんながホストな訳なぃやろ?笑」「そっか?」ホストではなぃってわかった瞬間なぜか由香は安心した。

    2005-12-06 23:53:00
  • 60:

    みか

    「今日は一人なん?」「ぅん、友達さっき仕事行ってん?」「ほぉか?」「キャバって楽しいんかなぁ?」「んー働くんじゃなくて、見学行ってみたい?」
    この人の言っている意味がゎからなかった。由香はハテナマークが頭に散らばった。

    2005-12-07 01:24:00
  • 61:

    みか

    そんな由香をに続けた。
    「まぁ、付いてきてみ?あっ時間ある?」
    そんな彼に由香はいくらなんでも、警戒しだした。「ぁーちょっとなら…。」「ほな、行こうか?」「どこに?」「キャバクラ?」どういう意味か由香にはわからないままだったが、付いていく事にした。

    2005-12-07 01:29:00
  • 62:

    みか

    「変なとこちゃぅゃんな!?」「ははは!大丈夫?ほな、俺の名前は松崎貴志ゃから!これで安心やろ?」安心かはわからないけど、大丈夫そぅだったのでそっから黙って由香は付いていった。

    2005-12-07 01:31:00
  • 63:

    みか

    「自分、名前何ていうん?」「由香ゃで?」「顔に似合った名前やねんなぁ。」「えっ!?どゅ意味!?」「誉めてるネン!可愛いって?」可愛いと言われて由香恥ずかしくなって目を反らした。

    2005-12-07 01:34:00
  • 64:

    みか

    周りはキラキラした繁華街だった。当時の由香にはわからなかったが、案内所やキャバクラ、風俗店、ホストクラブゃら集まっている所だった。
    歩いている人もクルクル頭の金髪の女、おっさん、ギャル男かお兄かわからない若い男様々だった。

    2005-12-07 01:37:00
  • 65:

    みか

    貴志に案内されたビルに着いた。色んな店の看板があった。「よくここのキャバクラに行くん?」「んー行ってるっちゃ行ってるなぁ笑」少しショックだった。
    エレベーターに乗り、貴志は3階を押す。

    2005-12-07 01:45:00
  • 66:

    みか

    エレベーターに乗った頃から緊張しだした。
    「うわ、何か緊張してきた。」「まじでか?」
    エレベーターが開いた。少し歩いて、壁に名前が書いてある。
    ━eS━と書かれていた。

    2005-12-07 01:50:00
  • 67:

    みか

    「ここやでぇ。ちょっと待ってな」そう言うと、携帯で誰かに掛けだした。すると、中から若い男が出てきた。
    「ぉーっす?」「ぉーっす?貴志の店の女の子?」「いや、さっき拾った女の子?笑」「わけわからんわ笑 まぁ入りいな!」由香は後ろで、ただ二人のやりとりをただ笑って見てるしか出来なかった。

    2005-12-07 02:00:00
  • 68:

    みか

    「さぁ、入るでぇ!緊張なんかすんなょ?」
    「いらっしゃいませぇ!」由香にとって、テレビで見たキャバクラがまさに生で見てるようにしかなかった。綺麗なドレスを着て頭をクルクル巻きの女の人と中年、若めの男が喋っている。
    だいぶ自分が場違いに感じた。

    2005-12-07 02:04:00
  • 69:

    みか

    広い店内で照明は少し暗めで、どこの誰だかわからない絵がおいてあり、イギリス風だった。
    広い席へ案内され、貴志と由香は微妙な距離で並んで座った。
    由香は不安になった。「こんなとこって私が来てもいいん?何したらいいん?」「別になんもせんでいいよ?ここ結構綺麗やろ?」「うん…。」

    2005-12-07 02:09:00
  • 70:

    みか

    「いらっしゃいませぇぇ」ぱっと目を上げると、黒のロングでスリットが深く入ったドレスを着て、髪は巻かずにストレートの女が席に付いた。
    「初めまして。あやです。」落ち着きのない由香に名刺を渡した。

    2005-12-07 02:15:00
  • 71:

    みか

    「この子由香チャンゃから?」「由香チャンって可愛いなぁ?松崎さん、店の子?」「ぃゃ、ちゃぅょ!笑」「ぇっ彼女!?」「ちゃぅちゃぅ!笑 キャバクラに興味ぁるねんて。だから強制見学させてんねん笑」「びっくりしたわぁ?」ケタケタと笑う彼女。

    2005-12-07 02:20:00
  • 72:

    みか

    「あっ俺ビール言うて?由香チャンは?飲める?」「ぁっハイ…。」由香の緊張はピークに近くなっていた。
    「由香チャン、固いなぁ?そしたら定番じゃなぃけど、カシオレにしとく?」「ハイ!」「ぁゃちゃんも好きなん頼んでな?」「はぁい?ありがとぅございまぁす★」
    頼んだお酒が来てとりあえず三人で乾杯をした。

    2005-12-07 02:26:00
  • 73:

    みか

    由香は一気に半分飲み干した。それを見た貴志は爆笑していた。
    「飲みますなぁ?」
    「貴志ごめんなぁ!」さっき喋っていた男が席に付いた。「ぇーょ?店長も飲んでぇな!」「もぅビール言うてるわ笑」「さすが!早いなぁ!」だんだん由香も笑えるまで緊張に慣れてきた。

    2005-12-07 02:30:00
  • 74:

    みか

    話を聞いていると、店長と貴志は付き合いが長いんだなと由香は思った。
    ゃっと四人で喋れるようになった頃、あやさんは席を立った。「何で?」「キャバクラは指名しなきゃ時間制で女の子が変わるねんで?」「そうなんやぁ」「由香チャン何もしらんねんなぁ!」「はい…笑」

    2005-12-07 02:52:00
  • 75:

    みか

    それから何人か女の人が付いた。その度、《松崎さんの店の子?》と聞かれた。もしかして…まさかなぁと思いながら、その店を後にした。
    「ありがとう?すんごい勉強になったわぁ★」「そっかそっか?良かったわぁ?俺も久々店長に会えたし満足やわ。」聞こうか迷う…。

    2005-12-07 03:43:00
  • 76:

    みか

    「あっ今何時!?」すっかり終電の時間を忘れていた。「ぁーもぅタクシーで帰りぃ。ハイ。」そぅ言って一万円札を渡してきた。
    「こんなにいらんょ!」「ぇぇでぇ。バイト代と思っときぃ。」「いやっ…んじゃぁ、いつもあの歌の人んとこおる?」「おう!」「明日はバイトあるから、明後日に十時にそこ行くから!」「おう!待ってるわな!」貴志は近くにタクシーを拾い、由香を乗せた。
    「ありがとう!楽しかった!」貴志は笑顔で由香を見送った。

    2005-12-07 03:51:00
  • 77:

    みか

    タクシーに乗った由香はぼんやりさっきキャバクラに行った事を思い出した。
    私も働きたいなぁ…。あっ!携帯聞けばお礼言えたのに!私って最悪…。ってかあの人って、キャバクラか何かやってるんかな?けど、それやったらあんな時間に外いないやろうし…。
    由香はひたすら考えた末、明後日に本人に聞く事にした。

    2005-12-07 03:57:00
  • 78:

    みか

    そんな事よりも、由香は少し浮かれていた。名前を聞けた事、自分の名前を呼んでくれた事が嬉しかった。たかが会ったのが二回目。だけど、由香にとったらどうでもよかった。

    2005-12-07 04:01:00
  • 79:

    みか

    明後日になり、相変わらず香奈は仕事があったので、途中で別れた。
    コンビニでトイレに寄り、鏡チェックをすませ、温かいミルクティーを買い、あの貴志と約束した場所へと向かった。

    2005-12-07 04:23:00
  • 80:

    みか

    相変わらず綺麗な歌声が遠くから聞こえる。
    歌ってる彼らの前に座り、ミルクティーで温まりながら歌を聞いていた。
    携帯を見てみると十時過ぎを表示していた。

    2005-12-07 14:46:00
  • 81:

    みか

    まだかなぁ…。
    ミルクティーも冷えてきた。そんな頃、彼達は由香のリクエストの曲を歌いだした。
    ―何もかもが輝いて がむしゃらに夢を追い掛けた―切ないなぁ、と思いながら、携帯を見ると十時半を過ぎていた。もぅこなぃのかな?不安になりだし、諦めモードになった。

    2005-12-07 14:54:00
  • 82:

    みか

    「本間ぇぇ歌やな。」
    聞き覚えのある声。由香は一瞬にしてドキドキした。
    「遅刻してもたわ笑 ごめんなぁ。」「いや、いいよ!」パァっと笑顔になった。
    「あっ、ハイ、お釣り返すね!」かばんからお釣りを入れた封筒を貴志に渡した。

    2005-12-07 15:03:00
  • 83:

    みか

    「ははは!本間律儀な奴やなぁ!これぐらぃもらっときぃや!」「いや、だって…。」「まぁ、寒いしビクドンでも行くか?」
    嬉しかった。まだ一緒にいられる事が何よりも。

    2005-12-07 15:08:00
  • 84:

    みか

    ビクドンに着くと、由香と貴志は定番のいちごみるくを頼んだ。
    「ってか貴志クンって何してる人なん?」「俺?キャバクラゃってる?」「えっやってるって経営!?」
    由香は若い貴志が経営者なんて思わなかった。

    2005-12-08 14:57:00
  • 85:

    みか

    それから色んな話を聞いた。貴志が24才という事、16からずっとボーイをして、自分の店を持った事。由香には未知の世界だった。
    「すごいなぁ…。」由香は思った事そのまま言った。

    2005-12-08 17:44:00
  • 86:

    みか

    由香は何故貴志があの日、キャバクラ見学をさせてくれたのかわかった。
    「私もキャバで働きたいなぁ…。雇ってょ!」「うーん、それは自分で店見つけた方がぃぃで?」意外な返答に由香はびっくりした。

    2005-12-08 17:50:00
  • 87:

    みか

    「そうやんなぁ…」
    「ってか、毎度やけど、終電なくなったんちゃう?笑」貴志の質問に由香慌てて携帯を見た。
    「あっ…」目が合い、二人して笑った。
    その日から二人は何度かこうして会うようになった。

    2005-12-08 17:55:00
  • 88:

    みか

    この日から二週間が過ぎた。相変わらず、由香と貴志はミナミにいた。
    今日は貴志は車を出していた。夜景を見に行く約束をしていたから。
    貴志は由香をどう見てくれてるのか気になりだした。彼女の話題なんてなかった。けど、いないとは決まってる訳じゃない。

    2005-12-08 18:37:00
  • 89:

    みか

    関係を壊したくない由香はひたすら自分の気持ちを押し殺していた。
    運転してる貴志がかっこよく見えた。
    「貴志の彼女って幸せやろうなぁ…。」精一杯の由香の探りの言葉。
    すると貴志は笑いながら由香の頭をポンポンっと叩いた。

    2005-12-09 15:14:00
  • 90:

    みか

    何も言わない貴志。由香もそれ以上何も言わなくなった。
    ただひたすらに、車は山道を走っていた。
    「由香は俺といたら幸せ?」「…ぅん。」「何落ちてんねん!笑 愛想かょ!笑」貴志が笑うと由香まで笑ってしまった。

    2005-12-09 15:21:00
  • 91:

    みか

    「着いたで!」車を降りると、目の前には見たことのないたくさんの星のようなキラキラが広がっていた。
    「すごぉ…。」自分の目が洗われるような綺麗な夜景だった。
    「由香ここすごいやろ?」「うん…やばい!」しばらく夜景を眺めていた。

    2005-12-09 15:28:00
  • 92:

    みか

    肩にファって温かい気配を感じた。「風邪ひくで。」そう言いながら貴志は上着を由香に掛けた。
    貴志の香水か、微かにいい匂いがした。
    「貴志いいで!寒いやろ!?大丈夫やから!」

    2005-12-09 15:31:00
  • 93:

    みか

    「俺はこれで十分やから。」貴志は由香の手を握った。由香は恥ずかしくなってそれ以上何も言わなくなった。
    車に戻った二人には会話はなかった。由香からしたら、何を考えてるかわからない貴志に何も言う事が出来なかった。

    2005-12-09 15:39:00
  • 94:

    みか

    「今日、帰りたくない…。」俯いたまま由香は言った。「…ほんなら家来るか?」貴志の予想外の言葉。帰れと言われると思っていた。「うん!」由香は嬉しかった。━まだ貴志と一緒にいれる━

    2005-12-11 16:17:00
  • 95:

    みか

    車を走らせ、山道から見慣れた街の景色が見えてきた。ミナミからあまり離れていない、あるマンションに着いた。由香ずっとドキドキしていた。
    車から降りて、エレベーターに乗り、ある階に降りた。

    2005-12-11 16:23:00
  • 96:

    名無しさん

    あげ。

    2005-12-22 01:44:00
  • 97:

    みか

    ぁげて頂いてぁりがとぅござぃます?

    2005-12-23 19:39:00
  • 98:

    名無しさん

    ???

    2005-12-23 19:48:00
  • 99:

    みか

    「どうぞぉ!」「お邪魔します!」
    部屋に入ってみると、1LDKの広い部屋だった。リビングにはパソコンとソファが置かれ、男の部屋なのに意外に綺麗にされていた。

    2005-12-23 19:51:00
  • 100:

    みか

    いつのまにか100取られてしまぃましたね?ワラ

    2005-12-23 19:52:00
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