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☆スタービーチ☆

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  • 1:

    きらきらアフロ

    「ねぇ知ってる?星の降る夜は1つだけ願い事が叶うんだよ?」
    「誰も信じてないと思うけどさ。私は信じてるんだよね☆」

    2005-07-20 01:28:00
  • 200:

    きらきらアフロ

    無茶苦茶だってゆうことくらいボクにもわかってた。でも…。それでもボクはリナと一緒にいたいと思ったんだ。         ボクはこの星空に願った。ずっとリナがボクの隣で笑っていてくれますようにって。それだけでボクは幸せだから。

    2005-09-15 02:21:00
  • 201:

    きらきらアフロ

    満天の星空に星は降っていなかったけどそんなことどうだってよかった。ただ願えば叶うような気がしたから…。         ボクはキラキラ光る星空と白く輝く月の下でリナに恋をした。この町で育った誰もがそうであったように。静かな波音がボクをそっと包んでくれた。

    2005-09-15 02:22:00
  • 202:

    きらきらアフロ

    水平線と真っ暗な夜空の間から太陽がゆっくり昇り始めていた。耳を澄ませば微かに海鳥の声がボクの耳に届いた。ボクは立ち上がり両手を広げ伸びをした。 オレンジ色の光が真っ白な砂浜をを照らし始めた。ボクを吹き抜ける海風は、もうすぐそこまで切ない秋を連れてきていた。

    2005-09-16 07:37:00
  • 203:

    きらきらアフロ

    くすんだ青色の列車がホームに滑り込んできた。  ボクは前と同じ窓側の席に腰掛けた。       「ガタン」という音と共に列車は走り始めた。   窓から見える景色も薄れゆく海の匂いも何一つ変わらなかった。ただ一つ変わったのは…

    2005-09-16 07:38:00
  • 204:

    きらきらアフロ

    「やっと二人で一緒に暮らせるね。」       隣に笑顔のリナがいることだった。ボクは隣に座るリナの手をつないだ。   今度はひとりじゃない。 ボクはリナの肩にもたれかけ静かに目を閉じた。  走りゆく列車はふたりを新しい世界に連れて行ってくれるように思えた。

    2005-09-16 07:40:00
  • 205:

    名無しさん

    今初めて読みましたぁー!!感動しましたぁ〜頑張って下さい★

    2005-09-17 07:10:00
  • 206:

    きらきらアフロ

    210さんありがとです☆

    2005-09-19 13:56:00
  • 207:

    きらきらアフロ

    トンネルを抜けるとそこにはもう透き通るような青い空や白く輝く砂浜はなかった。列車の窓から見えるのは狭い灰色の空とそびえ立つ大きなビルだけだった。もう外はだいぶん暗くなり始めていた。列車に乗り込んでくる人々はなぜか寂しげだった。

    2005-09-19 14:08:00
  • 208:

    きらきらアフロ

    町を出てきた頃のボクもきっと同じような顔をしてたんだろう。この灰色に囲まれた大きな町はひとりで生きるにはあまりにも広すぎるから。        寂しそうにたたずむ人々は優しさや誰かのぬくもりを求めているように思えた。居場所がなかったあの頃のボクと同じように…。

    2005-09-19 14:10:00
  • 209:

    きらきらアフロ

    月に照らされてできた影を踏みながらボクたちは帰り道をあるいた。     人込みではぐれないようにつないだ手はギュッとついだままで。       「こうやって手をつないで歩くのも久しぶりだね?」笑顔で話し掛けるリナにボクは顔を真っ赤にしながら一回うなずいた。

    2005-09-19 14:12:00
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