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☆スタービーチ☆
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1:
きらきらアフロ
「ねぇ知ってる?星の降る夜は1つだけ願い事が叶うんだよ?」
「誰も信じてないと思うけどさ。私は信じてるんだよね☆」2005-07-20 01:28:00 -
31:
きらきらアフロ
「ポタッ・ポタッ」「ホントに無事でよかった。」
涙があふれて仕方なかった。大粒の涙が頬を伝って床の上に
零れ落ちた。
「ホントに泣き虫だね」「昔と同じじゃない。」
物音で目を覚ましたリナは微笑みながらつぶやいた。2005-07-21 04:03:00 -
32:
きらきらアフロ
その笑顔を見て僕はまた泣いた。
もう涙でリナの顔はぼやけて見えなかった。
空を覆っていた長い夜は明け始めていた。
「ねぇツカサ?」「朝焼けだよ☆」
「でも私は夕焼けのほうが好きだな。」
そう言うとリナはまた笑った。
2005-07-21 04:11:00 -
33:
きらきらアフロ
ホッとすると今度は痛みが襲ってきた。
左足の小指の傷はもうかさぶたになっていた。
「少し寝るね。」
リナはそう言うとゆっくり目を閉じた。
ボクの右手をギュッと握り締めたままで。2005-07-21 04:17:00 -
34:
きらきらアフロ
リナが眠りに着くとボクは病室を出た。
ふとおばさんと目が合った。ボクは軽く会釈をした。
「あの子ね、昔からちょっと心臓が弱かったの。」
おばさんは突然話を切り出した。
そうだ。リナは昔から心臓が弱かった。
でもなぜボクはその事をしってるんだろう?2005-07-21 04:22:00 -
35:
きらきらアフロ
リナの子供の頃の話を聞きながらボクはホッと一息ついた。
「ひどい顔よ?」「顔を洗ってきなさい。」
おばさんにゆわれるがままボクはトイレに向かった。
鏡に映ったボクの目はパンパンに腫れていた。
本当にヒドイ顔だった。2005-07-21 04:28:00 -
36:
きらきらアフロ
ボサボサになった頭をかきながらボクは病室に戻った。
「心配かけてごめんね。」
リナはうっすら涙を浮かべていた。
「クリスマスもお正月もどこにも行けなくなっちゃった。」
そう言うと黙り込んでしまった。
2005-07-21 18:47:00 -
37:
きらきらアフロ
ボクにはリナの言葉が何を意味するのか分からなかった。
「どうゆうこと?」
少しの沈黙のあとボクは切り出した。
「リナね、半年くらい入院るの。」
後ろからおばさんの声がした。2005-07-21 18:52:00 -
38:
きらきらアフロ
その声を聞くとリナは頭から布団をかぶってしまった。
ボクはリナにかける言葉を見つけることができなかった。
「そうなんですか・・・。」「また来ます。」
そう言い残しボクは病室を出た。
長く続く廊下をペタペタ音をたてながら歩いた。
2005-07-21 19:08:00 -
39:
きらきらアフロ
春が近づき暖かくなるにつれてボクらは少し大人になった。
「ねぇツカサ?」リナはベットから体を起こした。
「海に行きたいね。いつも帰り道に歩いた海に行きたいな。」
少し遠慮がちな言葉だった。
2005-07-21 19:56:00 -
40:
きらきらアフロ
「春になってサクラが咲く頃になったらね。」
ボクはなだめるように言った。リナは病院の庭までなら
外出できたのだが、病院の外までは許されていなかった。
「どうしても行きたいんだもん。」
2005-07-21 20:03:00