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☆スタービーチ☆
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1:
きらきらアフロ
「ねぇ知ってる?星の降る夜は1つだけ願い事が叶うんだよ?」
「誰も信じてないと思うけどさ。私は信じてるんだよね☆」2005-07-20 01:28:00 -
61:
きらきらアフロ
「ツカサ!」
後ろから聞きなれた澄んだ声がした。
「卒業おめでとう。」
リナは苦笑いを浮かべながらボクの隣に座った。
「ありがとう。」ボクには精一杯の言葉だった。2005-07-22 02:54:00 -
62:
きらきらアフロ
「残念だったね。」
ボクは声を振り絞るように言った。
「仕方ないよ。あんなに休んでたんだもん。」
「でもツカサと一緒に卒業したかったな。」
オレンジ色に染まったリナはあきらめにも似た表情を浮かべていた。2005-07-22 02:59:00 -
63:
きらきらアフロ
「そうだね。」
何て声をかければいいかボクにはわからなかった。
「帰ろっか?」
リナは少し涙を溜めて小さな澄んだ声でつぶやいた。2005-07-22 03:03:00 -
64:
きらきらアフロ
ボクは2回首を横に振った。
「もうちょっと。もうちょっとだけ。」
夕日はもう半分ぐらいオレンジ色の海の中に沈んでいた。
夕焼けが眩しくてボクはうつむいて目を閉じた。
本当は涙をリナに見られたくなかったからなのだけど。
2005-07-22 03:10:00 -
65:
きらきらアフロ
学校から二人で歩く帰り道もこれが最後だった。
「もう1年かぁ。長いねぇ。」
リナはボソッと本当に小さな声でつぶやいた。
「ねぇツカサ?私が卒業したら一緒に暮らさない?」
「うん。」そう答えたぼくの顔は真っ赤になっていた。
2005-07-22 18:56:00 -
66:
きらきらアフロ
「真っ赤になってるよ。顔が。」
僕の顔を覗き込むようにしてリナは言った。
「そんなことないよ。夕焼けのせいだよ。」
まっすぐないつもの帰り道を歩いた。ボクは少し寂しかった。
並んだ二つの影は長く長く伸びていた。
2005-07-22 19:16:00 -
67:
きらきらアフロ
ボクは町を出て都会でバーテンを続けたかった。
始めてからもう2年経とうとしていた。
正直迷っていた。そんなに多くの理由があったわけではなかった。
ボクはこのキレイな海と満天の星空が大好きだった。
何よりリナと離れ離れになってしまうことが・・・。2005-07-22 19:50:00 -
68:
きらきらアフロ
アンティーク調の木目のドアがゆっくりと開いた。
「いらっしゃいませ。」
カウンターに腰掛けたリナにボクは少し頭をさげた。
「オーナーこんばんわ。」オーナーはしわくちゃの顔を少し
ニコッとさせた後、黙々とトールグラスを拭きつづけていた。
2005-07-22 22:57:00 -
69:
きらきらアフロ
「今日は何にしよっか?」
ボクは機嫌を伺うように黙り込むリナに問い掛けた。
「・・・甘くて色のキレイなカクテル。」
そう一言だけつぶやくとまたうつむいて黙り込んだ。2005-07-23 00:04:00 -
70:
きらきらアフロ
ボクは棚の奥にしまってあった焼酎をとりだした。
それを見たリナは少し驚いたようだった。
オレンジキュラソー、グレナデンシロップ、マラスキーノ、
ライムジュース、そして焼酎をメジャーカップで量り、
シェイカーの中に入れていった。2005-07-23 00:36:00