-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
∞桃尻伯爵∞
-
1:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『だからねー、ユウも忙しいからね?わかるでしょ?アハハ☆わかってるわかってる(。・∀・。)ノうん、ありがと☆じゃ仕事だし切るね、ウンはいはーい☆』
ポチッッ2005-11-26 17:36:00 -
151:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カツンカツンカツンカツン。。
ユウは、眠らない街が唯一静かになる夜明けの梅田をタクシーを捕まえるために歩いた。
『寒ッッッ』
コートのえりをピッと立て、丸まった背筋をたてた。2005-12-02 21:36:00 -
152:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
目の前を通りすぎるタクシーにハッとして、パッと腕を上げ、しばらくすると
タクシーが止まる。
バタッッ
『ありがとうございますー。どこまで?』2005-12-02 21:39:00 -
153:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
朝まで車を転がして、嫌な客でも居たのだろうか。
お疲れ気味で無愛想なタクシー運転手。
『お客さん!!?』
またまたハッとする2005-12-02 21:43:00 -
154:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あぁ、北野まで。』
タクシーは世話しなく静かに走り出す。
ユウはなんとなく悲しかった。リアの過去が、あまりにリアルなもので恐かった。人と人は、どこかで冷たく離れていなければいけないのかもしれない。例え己が踏み込みたくても、踏み込んでしまうと、思い描いた理想や善意は、はかなくもろく、異常な程に鮮明だったりする。見てはいけない領域に、土足で踏み込んだような、それはあまりにも大きな嫌悪感を生み出す事がある。2005-12-02 21:51:00 -
155:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
本当に大切にしたい相手こそ
本当は傷つけてしまうのかもしれない。
リアに笑って欲しい自分の気持ちは、もしかすると単なるエゴイズムなのかもしれない。
ハッ(*゚Д゚)!!!暗いょ自分!!!2005-12-02 22:00:00 -
156:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ユウは急にリアの声を聞きたくなった。
ピッピッピッ。。。ピッ
*+*+*+**プルルルルプルルルルルルルル
『はいょ』
電話に出たリアの声が、寝ぼけて腑抜けた声じゃなかったからちょっと戸惑う。2005-12-02 22:03:00 -
157:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
いつも通りのリアの声。
何とも意味のない会話をしてホッとして電話を切った。
家につくとリアが先に帰っててメモを捨て忘れてて、わたわたしてたら無理矢理リアに酒を飲まされた。2005-12-02 22:06:00 -
158:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
酔い潰れたリアを抱き抱え、ベットに運ぶとユウは風呂に入ってやっと就寝(。´_`。)
『…ウ、ユウ!!!』ん?夢?リアの声が聞こえる。2005-12-02 22:08:00 -
162:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
バコッバコッバコ
『痛いッッ。何いたっッッえ?なッッ何!(*゚Д゚)?』
ユウは飛び上がる程ではないにしろ、上半身をムクッと起こした。
『ユウ!!!』
『は?はい何(。´_`。)』2005-12-03 15:24:00 -
163:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『買い物行こ。ドレス!!ほんで髪切りに行こ!!!早く!!』
飛んできたリアが無理矢理ユウに被されたふかふかの羽毛布団をひっぺがす。
『寒っ(*゚Д゚)』
『ホラ、風呂いけ早く!!』
ガッ。。リアはユウをベッドから蹴落とした。2005-12-03 15:27:00 -
164:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『痛い痛いッッわかったわかった風呂入るから』
ユウはただならぬ殺気を背後から感じ、リアがまた何かあったのか、と、ほとほと呆れながら風呂に向かった。
チャポ───────ン2005-12-03 15:30:00 -
165:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『飲んでぇ♪♪飲んでぇぇ♪飲まれてぇ♪フフフン♪』
余り知らない河島英吾を鼻歌で奏でながらユウは湯舟につかって不細工過ぎる悪どい顔したアヒルのオモチャを泳がせる。
ガラガラガラガラッッ!!!2005-12-03 15:34:00 -
166:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『キャ(。´v`。)えっちィィ』
『まだ!!?(`Д´*)』
『まだってまだ入って5分そこそ…』
『早く!!!』
*+*+*+*ガラガラピシャッッ!!2005-12-03 15:36:00 -
167:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
どうしたのかしら(゚Θ゚・)
あんな荒れ荒れなのは珍しいわねぇ。ポチャ。。。
便秘で一週間程フン詰まりってた時もあそこまでは荒れてなかったし。ポチャン。。。。
あの子の大事に大事に保管してたモズクを知らずに食べちゃった時もあんな荒れ荒れじゃなかったのに。ポチャ。。。カミと喧嘩でもしたかな(。´v`。)ノ2005-12-03 15:43:00 -
169:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
サッサカと風呂を上がり、化粧をする。
リアがサザエさんみたいな頭でボケーッッと見つめてくる。
『何?見つめられても困るんですけど(*゚Д゚)』
『あ、あぁごめんごめん。てか急げ』2005-12-03 22:03:00 -
170:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『何か有った?』
ジュボジュボとマスカラを引っこ抜きながら鏡に映る後ろのサザエさんに聞く。
『何も』
『へぇーふぅぅん』
何かあるんだなと直感か第六感か知らないヶド勘が働いた。2005-12-03 22:06:00 -
171:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『なぁ』
サザエさんが頭にくっついたカーラーをユサユサと揺らしながら話しかけてきた。
『ん?』
あたしは相変わらずマスカラを何回もマツゲに覇わす。
『22て大人?』2005-12-03 22:09:00 -
172:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ハハ。何いきなり』
鏡の中の不貞腐れたサザエさんの目を見る。
『いーの!!!大人か子供か聞いてんの!!!』
『はいはい。』
『どっちってば!(`Д´*)!』2005-12-03 22:12:00 -
173:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あたしはまだまだティンカーベルよ☆』
鏡の中に向かって答える。
『あんたはピーターパンでしょ男やし』
『ティンカーベルよ!!!』
『ハハ。…………あたしは…。なんやろーなぁ…。』2005-12-03 22:14:00 -
177:
さく
読みアゲアゲッ?
2005-12-04 09:04:00 -
179:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
それからドレスを買いに行き、古びた喫茶店で休憩して
美容院(。・v・。)ノ
『ユウっち今日はどんなかんじにするー?』
あたしの担当モギちゃんは鏡ごしに話しかける2005-12-04 12:26:00 -
180:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『お任せで(。・v・。)』
『相変わらずリアちゃんとは違ったオーダーやなぁ☆』
『あたしはお任せ主義よ☆』
隣ではリアの頭からジャキンジャキンと髪の毛が落ちていく。
『(*゚Д゚)リアが切ってる』2005-12-04 12:29:00 -
181:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『なぁ(。゚∀゚。)珍しいな』
モギはユウの頭を丁寧にクシでとく。
『めっちゃ切ってる!!!』
『なぁ(。゚∀゚。)切ってるな』
『ちょっとあんた(`Д´*)会話する気ないでしょ!!!』2005-12-04 12:31:00 -
182:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
出来上がりは満足☆
『あらユウ可愛くなって☆』
リアが財布を片手に揺らしながら近寄る。
『リアこそ大人っぽくなって凄い素敵よ』
リアが照れながらにやにやしているのが何気にわかった。2005-12-04 12:33:00 -
183:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『リアなんで切ったのー?』
会計をしながら聞く。
カッチョンカッチョンとレジがレシートを打ち出す。
『なんか、気分転換?』
『ふぅん(。´v`。)』2005-12-04 12:35:00 -
184:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
心斎橋をリアの手を引いてぶらぶらする。
リアがカレーを食べたいと言ったから、目に着いたインドレストランに入る。
『いらっしゃいませェ』
可愛い女の子従業員の声。
こじんまりとした席に座ってメニューを見渡す。2005-12-04 14:24:00 -
185:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『お決まりですかァ?』
従業員の女の子の声に頭を上げる。
『えっと、あたしは…』
ユウは黙りこんだ。
『ん?オイ、ユウ?どしたん?えっと、あたしはシーフードセットでナンで』リアが淡々と注文する。2005-12-04 14:28:00 -
186:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『シーフードですね、サラダかデザートがつきますが、どちらになさいますか?』
ユウは目が点で黙ったまま。
『えっと、じゃサラダで』
リアが話している従業員の女の子。それはエイと言う女の子。見ただけでわかる。
ユウが男の子だった時の元カノ2005-12-04 14:31:00 -
187:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『かしこまりましたぁ。お客様はいかがなさいますかぁ?』
気付かない。そりゃ当たり前。だって目の前に座ってる客は、元カレの『まさる』ではなく、綺麗に着飾った『ユウ』なんだもの。
『あ、チキンカレーセットで、ライスでデザートで』2005-12-04 14:34:00 -
188:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
エイはすらすらと伝票を記入して立ち去る。
『ユウ?』
ハッ(*゚Д゚)!!『ん?』
『どーした?』リアはこんな時だけ勘が鋭い。2005-12-04 14:36:00 -
190:
さく
読みアゲアゲッです?
2005-12-04 15:24:00 -
191:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
*+*+*あの頃まだまだ俺は幼な過ぎて、
まだまだ誰かを大切になんてできなかったんだ。
エイ、君は今幸せかい?
あの時、どうして信じてやれなかったんだろうね。
悪いと、悪かったと、思ってるから、今なら許してくれるかな2005-12-04 17:25:00 -
192:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
3年前*+*+*マサル19歳
*+*+*+*『まぁくん!!!待ってお願い!!!』
『お前なんで嘘ついたん?』
エイに腕を力いっぱい捕まれ振り返るマサル。2005-12-04 17:28:00 -
193:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あれはほんまに間違いやってんって!!!』
『はッッ。お前間違いであいつと浮気しとん』
『だから、ほんま酔ってて…。寂しかってん…』
『意味わからんねんけど。俺、お前になんかした?』
『だって、まぁくんモテるし、冷たいし』2005-12-04 17:31:00 -
194:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
マサルは当時、専門学校に通う美容師目指した学生。
エイとは学校で知り合い、エイに告白され付き合っていた。
マサルは女の子も尻込みする位に綺麗な顔立ちで、回りは男女問わずに人気者だった。
もちろんモテた。
でもマサルはエイをほんとに好きだった。好きで好きで、好きが故、素直になれずに冷たく振る舞っていた。2005-12-04 17:36:00 -
195:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
でも、エイは余りいい噂は立たなかった。
『軽い』『ヤリマン』『3股かけてる』など、
毎日マサルの耳に右から左から飛び交っていた。
それでも信じていたかった。それでも好きだった。
初めての女の子。2005-12-04 17:39:00 -
196:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ある日一人暮しのエイのマンションに、マサルはバイト帰りに内緒で寄った。
黙って行った事など初めてで、鍵が開いていたのでマサルはドアを開けた。
そこで目にしたのは
パーカーだけ羽織って下は何もはいていないエイと、いつもマサルにくっついて、毎日のようにエイの『悪い噂』を耳元で囁いていた友達と思っていた男。2005-12-04 17:43:00 -
197:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
何もかも失って一人ぼっちになった気がした。
学校も辞めてしまい、ほんとに中身も夢も何もなくなった。
それから何度かエイは実家に来た。
会いたい気持ちはどこにもなかったのに。
それでも、好きな気持ちだけがいつまでも剥がれ落ちてくれなかった。2005-12-04 17:46:00 -
198:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
苦しくて苦しくて、
『誰かを好きになる事』が、こんなに辛いものだなんて、マサルは何ヶ月も何ヶ月も、一人、闇の中でもがき苦しんだ。
苦しんだ結果、自分以外を愛する事を封印する。絶対に開かない箱に入れて、絶対に二度とひらかないと誓って。
家をでて今に至る。2005-12-04 17:51:00 -
199:
さく
ハラハラ?
2005-12-04 19:22:00 -
200:
名無しさん
ァゲる?リアの話消えたン??
2005-12-05 11:11:00