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Anytime I believe your smile

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  • 1:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    みんなの笑顔が大好きだ。その笑顔が消えてしまうことや、その笑顔の裏側を知ることになろうとは予測もしなかった。
    人ってそうゆう生きものってことを忘れ人を信じてきた。
    今のあたしは人の笑顔が恐い

    2006-02-07 22:22:00
  • 101:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あたしはCoccoのRainningを聴いてすぐに心を打たれた

    それはとても晴れた日で未来なんていらないと思ってた。私は無力で言葉を選べずに帰り道の匂いだけ優しかった、生きていける…そんな気がしていた。教室で誰かが笑ってた。それはとても晴れた日で…
    腕を切ってみた。温かさを感じた血に塗れた腕で踊っていたんだ。あなたはもう居なくてそこには何もなくて太陽眩しかった。泣くことさえ出来なくて……今日みたく雨ならきっと泣けてた

    2006-02-09 16:52:00
  • 102:

    名無しさん

    南条って南条あやさんのことですか?『卒業式まで死にません』の。

    2006-02-09 17:47:00
  • 103:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    105さん、お問い合わせありがとうございます?
    そうですよ?99年3月に亡くなられ、お父さまと婚約者様によって【卒業式まで死にません】が出版されました

    2006-02-09 17:50:00
  • 104:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    南条はリストカットや大量服薬をしていた。しかし日記の文面は非常に明るく鬱など感じさせないものだった。それが南条の人気だった。私はPCで南条のHPに飛び、BGMカノンを聴きながらひたすら何度も日記を読み、時には自殺系サイトやメンタルサイトを閲覧し1年で色んな知識を頭にたたき込んだ。ヒトミが居なくなりあたしの心の拠り所はこの世に居なくなった無機質な画面のなかに人気を集める南条になっていた

    2006-02-09 17:55:00
  • 105:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    腕に伸縮包帯を巻き付けて欠陥を浮き上がらせ、剃刀を突き刺し、一気に引く。
    【ブチンッ】とゆう鈍い音に続き【ビュワッ!】と血が吹き出る。大げさに聞こえるかもしれないが本当に真上に吹き上がるのだった。それを眺めて、500ペットボトルに貯めていた。

    2006-02-09 17:59:00
  • 106:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    この頃、さすがに毎日貧血で運動なんて出来たものじゃなかった。教室までの階段で息が切れ、耳のすぐ傍に心臓があるんじゃいなか?と思うぐらい【ドクンドクンッ】とゆう耳鳴りがした。トロトロ自転車を漕ぎモタモタ階段をあがり教室に入った頃には疲れ果ててぐったり。1限目開始10分でギブアップ、保健室で寝てから早退をする。そんなこんなで1・2限目の授業はどの教科も単位が危なかった

    2006-02-09 18:04:00
  • 107:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    リストカットに平行してOD(オーバードーズ)。つまり薬の大量服薬もした。アナスイの財布を買ったことがある方はわかると思いますがその箱が閉まらないぐらいに薬をため込んだ

    2006-02-09 18:06:00
  • 108:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    引きこもりをしていると当然ながら生活リズムが狂うため処方どおりに薬を飲むことが困難になる。いや、もう貯めるのが一つの趣味みたいなものになっていた。

    2006-02-09 18:08:00
  • 109:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    この辺りの記憶が曖昧になっていて、ほとんど思い出せない中、はっきり思い出せる日。
    この日は担任から電話があり、久しぶりに登校。
    教室に入ったあたしへの目線はそれはもう冷たいものだった

    2006-02-09 18:15:00
  • 110:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    中央の自分の席に荷物を置くとおもむろにペットボトルに入れたお茶と薬箱を取り出した
    本鈴5分前のことだった

    2006-02-09 18:17:00
  • 111:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    総合学科に通うあたしはその日、好きな科目を選択するとゆう時間割りなので本鈴5分前にもなると移動のため人が少なかった。
    あたしは1限目に心理学の授業をとっていた。授業はスキだがどうも担当と気が合わないし隣の席の子は拒食でカリカリに痩せてていつもリストカットの傷やあたしの薬を見たがるので少し…いや、だいぶ病んだ

    2006-02-09 18:22:00
  • 112:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あいにく、ヒトミとは全く授業が被らないので身が持った感じ。
    憂欝の気分のまま、適当にポイポイッと薬を口に放り込みお茶で流し込んだ。そして本鈴が鳴ってからトロトロと移動をはじめる。

    2006-02-09 18:24:00
  • 113:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あたしは遅刻常習犯。しかぁし!診断書のお陰で厳しくされることは無かった。
    「遅いぞー!」担当と目が合った。だるさを表にだしながら着席

    2006-02-09 18:26:00
  • 114:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    「なち!おまえこのまんまやったら卒業できひんぞ」あたしは顔を上げ担当を睨み、ふっと笑って『大丈夫。その時は辞めるから』
    空気が止まった。焦ったように担当は出席を取りはじめる

    2006-02-09 18:29:00
  • 115:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    「おはよう!久しぶりやなあ」カリカリの子(以後、あっこ)が笑う。 『久しぶりぃ!』あたしとあっこは大声で話しハシャイだ。担当に注意されてもお構いなしだった
    あたしは薬が回り思考は停止。酔っ払いみたいに舌が回らなくなり極度の眠気により担当とあっこに『寝るわぁ』と残し落ちた

    2006-02-09 18:33:00
  • 116:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    いや、本当に落ちた。
    【ゴンッ】とゆう鈍い音と共におでこを机に打ち付けたが無反応で眠っていたとあっこから聞かされた
    それから2限目は隣の部屋に移動。起こされて起きてふらふらよろよろと移動。天秤をつかってアロマを作る作業。実は天秤の使い方を知らないはず…ここから全く記憶が無いのであっこの証言をもとに書きます

    2006-02-09 18:37:00
  • 117:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    まず教室に入ったあたし。入ったことすら記憶に無いけど…
    出された課題を着々とこなし、天秤を扱っていたとゆう。しかも『なち天秤やるわぁー』と率先して『あれ?あれ?!』と永遠天秤をいじっていたとゆう。そして疲れたのか飽きたのかまたもや爆睡。
    エエェェ!!覚えてないし!!そう、完璧に健志を起こしていた

    2006-02-09 18:41:00
  • 118:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    授業が終わり、廊下に出た時に『保健室行ってくるわあ』とフラフラ消えたそうでここだけ記憶はありますがどうやって保健室に着いたかまではわかりません。ただ気付いたらベッドに寝ていて保健医と担任があたしに声をかけていた。親を呼んだらしい。ヘロヘロになりながらも焦りまくったがまた爆睡。

    2006-02-09 18:44:00
  • 119:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あたしを呼ぶ声がする。うるさくて目を覚ますと今度は両親が居た。
    そこから記憶が戻ったのは日曜の夕方だった。
    それまであたしは一度も目覚める事無く眠り続けていた

    2006-02-09 18:46:00
  • 120:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    服は着替えてある。
    あたしは状況を把握できないでいた。とりあえずトイレに行きたかった。
    すっきりしたところで親に会った。責められることより何より無言が一番つらかった

    2006-02-09 18:48:00
  • 121:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    気まずかったのであたしはすぐに部屋に戻り、自己嫌悪からまた腕を切った
    そして薬……。
    あれ?…薬……が…な…い…?

    2006-02-09 18:52:00
  • 122:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    少し休憩します?

    2006-02-09 18:52:00
  • 123:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    肌身離さず持っていたはずの薬箱が無くなっていた。
    何も疑わず親に詰めた

    2006-02-09 21:05:00
  • 124:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    『ちょおっ!なちの薬箱は?!』 「捨てたよ。全部!あと診察券も預かってるから」さらっと言われたその言葉にあたしはブチ切れた

    2006-02-09 21:07:00
  • 125:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    とりあえずその辺にあるものを破壊しまくった。音に気付いた父親が慌てて飛んできた。
    「何やってんねん?!」
    『何やってんねんちゃうやろが!何、人の薬勝手に捨ててんねん!』 「おまえが変なことするからやろが!」 『おまえに何がわかんねん!?いつも世間体だけ押しつけやがって!どんだけ我慢したかわかってんのか?』 「何がやねん?!」 『なちがヒトミとおる時、おまえなんてゆった?気持ち悪いゆうたよな?家に連れてくんなゆうたよなあ?!みんなして否定しやがって!そんなにいらんねやったらなあ!消えたるわ!それでスッキリするんやろが!?』

    2006-02-09 21:14:00
  • 126:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あたしは自分の部屋に戻り隠していた剃刀で腕や足を切った。何ヶ所も切り刻んだ。途中から訳がわからんくなったけど気付いたら部屋が血だらけやった。

    2006-02-09 21:25:00
  • 127:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    翌日、親が外出中に保険証を抜き取り3つの病院を回った。そして薬を見て満足していた

    2006-02-09 21:26:00
  • 128:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    校内OD事件により、あたしは校長から「迷惑です、他の生徒に悪影響になります。しんどいなら学校辞めたらどうだ?」と言われた
    あたしは鼻でフッと笑うと『お前みたいに朝礼でまともに話されへん奴に説教されたくないねん。噛まずに喋れてから文句言えや。みんな聞いてへんし長くてだるいだけやねん』と言ってやった。あの時の校長の顔をは忘れへん

    2006-02-09 21:31:00
  • 129:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    隣を見ると同じクラスで喋ったことのない子が立っていた
    目を丸くして見つめるあたしに笑いながら
    「この前、薬大量に飲んだやろ?すごいなあ!あっ、当日さぼろか!一緒に遊びにいく?」
    あたしは人見知りなのでうまく話せないし断ったけど、アドレスは交換した
    『連絡来ない人は削除していくクセあるから』あたしはいつもこう言う

    2006-02-09 21:39:00
  • 130:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    「え?消されるの?淋しいなぁ!嫌やから毎日うざいぐらい送るなぁ」
    その言葉の通り、毎日連絡があり、次第に仲良くなった
    これが、ユカとの出会いだった

    2006-02-09 21:41:00
  • 131:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    ここからあたしは夜へと入っていくことになり
    夜のドロッとした人間関係に約1年間悩まされることになる。

    2006-02-09 21:45:00
  • 132:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    なちはヒトミとの傷を癒す能力に乏しかった。あまりにもショックが大きくて、なちには受けとめきれなかった。
    引きこもりになったなちはODやリスカを繰り返した。この頃から記憶は曖昧だった。深く気にしなかったが、実は重度のショック状態が続き処理しきれないなちの心は【分裂】することで浄化しようとした。
    そしてそれは夜に入り、更に悪化の道を辿ることになる

    2006-02-09 21:51:00
  • 133:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    今日はここまでです??

    2006-02-09 21:51:00
  • 134:

    105

    なんや自分の学生時代見てるみたい?
    あたしも南条あやのファンでした?

    2006-02-09 21:55:00
  • 135:

    名無しさん

    http://vl-o-l.jp/gaogaojgmjgp/

    2006-02-09 22:50:00
  • 136:

    名無しさん

    2006-02-09 22:52:00
  • 137:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    105さん?ほんとに?ありがとうございます?あたし南条さん大ファンでHP見て町田さんや人の冷たさにイライラしてました?読んでくれてる方が居てくれて嬉しいです?暇を見つけて更新するのでお付き合い下さい??

    2006-02-09 23:10:00
  • 138:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    142さん、アンカーレスありがとうございます?

    2006-02-09 23:10:00
  • 139:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    「なちー♪」ゆかがヘップ前に現われたのは待ち合わせ時間を30分ほど過ぎた頃だった
    『寒いって!まじ凍りそうやねんけど!』「ごめんごめん」あたしとゆかは東通りを歩く

    2006-02-10 15:04:00
  • 140:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あたしの家は門限10時、オール禁止だった。あたしは特別苦労しなかった。もともて友達と遊ぶことが少なかったし、ヒトミと離れてから余計に人との関わりが無くなったような気がする

    2006-02-10 15:10:00
  • 141:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    あたしは八方美人なだけあって人に誘われるとなかなか断ることが出来ない
    「カラオケでオールしよー」この日はユカに誘われて初オール。

    2006-02-10 15:16:00
  • 142:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    しかし二人に共通するところは同じ場所に座ってられないとゆう飽き性。
    「飽きたー」『なちも飽きたー』この一言がこの先の不幸を呼んでしまった

    2006-02-10 15:18:00
  • 143:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    「何するー?」『わからんー。夜の梅田って結構何もすること無いねんなあ』時刻は0時を回っていた
    (終電間に合わんしなぁ)
    初のオール。昼とは違い夜の梅田は賑わいもなく、することもなく、あたしとユカは東通りの信号で困り果てていた

    2006-02-10 15:21:00
  • 144:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    「おはよう。」
    この時刻にしてはおかしなあいさつだ
    視点を声のするほうに向けた
    「何してんの?さっきからおるけど…」金髪で髪を立て、スーツを来たお兄さんが立っていた

    2006-02-10 15:24:00
  • 145:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    『ユカぁー…』
    あたしはユカに助けを求めようとした。でもユカは相方と思われるスーツの人と何やら話し込んでいた
    困ったあたしに「アドレス教えて?」と聞かれ早く疎の場を逃げたくて教えた

    2006-02-10 15:27:00
  • 146:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    ユカも交換が済んだらしく戻ってきた
    「ばいばーい」ユカは元気良く手を振った。あたしはぺこりと頭を下げた
    そしてアテもなくフラフラしていると煌びやかな世界があたしの前に現われた

    2006-02-10 15:30:00
  • 147:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    夜を夜と思わせない明るさ、建物が密集して空が目立たない、人が流れ、退屈だったあたしの心に素直に入り込んだ街…兎我野(トガノ)。

    2006-02-10 15:33:00
  • 148:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    なんかワクワクした。すっごい憧れた。でもちょっと恐かった。
    その後東通りのファッキンで語り明かした。
    「なち、あたしたまになちとおって淋しいときあるねん」『え?』「なち、気持ちがどっか行ってるみたいやし」『そ、そんなことないよ?』あたしは焦った。今いつもおるのはユカ。失うのが恐かった

    2006-02-10 16:11:00
  • 149:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    何だかんだで明け方。
    気が付けば朝6時。少しずつ明るくなる空。人気の無い街。コロコロ表情を変える梅田の虜になるのには十分すぎた

    2006-02-10 16:14:00
  • 150:

    なち ◆IWSq4hWLgI

    その日から頻繁に夜遊びするようになり、家族と顔を合わせない日々が続いた
    「あんた!こんな夜にいつもどこ行くの!」痺れを切らしたのは母だった。 『梅田』あたしは一言答えると母親の顔も見ないで玄関に向かった
    「いい加減にしない!うちの門限わかってるでしょ!!」 『……うっさいなぁ。家におったら干渉してうるさい、外に出たらうるさい、ほんまにだるい』 「あんた、こんな時間に疾しい仕事してるんちゃうやろなあ?」 『疾しいって?』あたしは冷たく答えるとそのまま出掛けた

    2006-02-10 16:20:00
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