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Anytime I believe your smile
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1:
なち ◆IWSq4hWLgI
みんなの笑顔が大好きだ。その笑顔が消えてしまうことや、その笑顔の裏側を知ることになろうとは予測もしなかった。
人ってそうゆう生きものってことを忘れ人を信じてきた。
今のあたしは人の笑顔が恐い2006-02-07 22:22:00 -
51:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしはサトミの言葉を胸に駅へ向かった。
行き先はヒトミの所
いつも公園の山になってるうえのほうからヒトミの姿を探す
(あ!居た!)あたしはヒトミの姿を見つけると勢い良く山を駆け下りる2006-02-08 22:41:00 -
52:
なち ◆IWSq4hWLgI
晴れて卒業したあたし達はこれから自由に会うことができる
明日が楽しみ。明後日も楽しみ。未来がとても楽しみ。あれしてこれして…夢物語があたしの中で広がっていた2006-02-08 22:43:00 -
53:
なち ◆IWSq4hWLgI
自転車置場に止めて、手をつないで教室に向かう。あたしたちは全学年で話題となった。幸いにも茶化すものも居ない。あたしたちは教師・生徒共に公認になった
2006-02-08 22:50:00 -
54:
なち ◆IWSq4hWLgI
休み時間、お昼は一緒。クラスはバラバラだったけどずっと一緒に居た。
学校が楽しかった。毎日が楽しかった。
楽しかったんよ2006-02-08 22:52:00 -
55:
なち ◆IWSq4hWLgI
6月、体育祭の準備が始まった。ヒトミは体育祭実行員だった。
この時から歯車がズレ始めていたんだ
気付かなかったよ。ううん、気付かないようにしてたのかな?2006-02-08 22:55:00 -
57:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしはこの時、ヒトミとあたし、そしてヒトミのクラスを入れて17人〜19人で行動していた。マトコ・リサ・ユリア・コトミ・アサミ・ミカが慕われていた。
2006-02-08 22:58:00 -
58:
なち ◆IWSq4hWLgI
お互い応援団の練習とあたしはプラス、バイトもあって忙しかった。
でもね、あたしさぁどんなに忙しい時もヒトミを忘れたことなかったよ。ヒトミが居たから頑張れた。ヒトミがあたしの全てやから2006-02-08 23:00:00 -
59:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしね、ヒトミの心が離れていくの知ってた。マトコが好きなのも知ってた。
でも聞けなかった。聞いちゃダメだって、聞いたら終わってしまうって…あたしちゃんと笑えてた?2006-02-08 23:02:00 -
60:
なち ◆IWSq4hWLgI
そして9月。今度は文化祭の準備に差し掛かった。ヒトミは行事ごとになると先頭に立って動く人だった。
また会えない日々。前は我慢できたのに今回ばかりは不安だった。2006-02-08 23:05:00 -
61:
なち ◆IWSq4hWLgI
その不安が的中してしまった。
忘れもしない、9/2。
文化祭準備期間のため、学校は昼までで久しぶりに一緒に帰る約束だった。
でも、文化祭の会議でヒトミは残ることになりあたしは一人で家に帰り連絡を待った。
電話とにらめっこ…こうゆう時の時間は経つのが遅い2006-02-08 23:09:00 -
62:
なち ◆IWSq4hWLgI
─プルルッ─
きたぁ!
内容は、父親の手伝いのため、今日は行けない。だった2006-02-08 23:11:00 -
63:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしは責めた。久しぶりに会える楽しみが崩れ悲しみが言葉として溢れ出て止まらなかった
「地下鉄やから」その一言により電話は切られ、電源を落とされていた2006-02-08 23:13:00 -
64:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしが悪かったのかな?あの時、あたしの聞き分けさえ良ければ何か変わってたのかな?ううん、きっと遅くなってもヒトミはあたしから離れてたよね
2006-02-08 23:14:00 -
65:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしはユリアに電話をした
『ユリア?今何してる?』 「カラオケおるよ?」 『ヒトミもおるん?』
「ううん。なちの家に行くからって急いで帰ったよ?でしたん?来てないの?」 『うん』 「おかしいなぁ。終わったのだいぶ前やし着いてるはずやで」 『ありがとう、ごめんな』2006-02-08 23:18:00 -
66:
なち ◆IWSq4hWLgI
電話を切り、あたしはマトコに電話した。
呼び出しはなるけど出ない。
次にヒトミの家に電話した2006-02-08 23:19:00 -
67:
なち ◆IWSq4hWLgI
なんと、お父さんが出た
『あのヒトミは…』 「さぁ?まだ学校から帰ってないみたいやわぁ」
これでヒトミの嘘がわかった
あたしは放心した。それから5時間、何をしたか覚えてないがバイトがあるので渋々出勤。仕事が手に付かずだらだらと退社時間を迎えた2006-02-08 23:21:00 -
68:
なち ◆IWSq4hWLgI
帰りの自転車であたしはもう一度ヒトミにでんわをした
─プルルッ─ つながった!2006-02-08 23:22:00 -
69:
なち ◆IWSq4hWLgI
「はい?」後ろが騒がしい。まだ外だとわかった
『今どこ?何してるん?』なるべく冷静にゆっくりと話した
「おとんの仕事手伝ってるよ」 『嘘やろ?さっき家に電話したらおっちゃん知らん言うてた。』 「友達と遊んでた」 『何で隠すんよ?何で嘘つくん?』 「なちが怒るから…」 『久しぶりに会うねんで?あたしがどんな気持ちで待ってたと思うん?!誰とおんねん!』あたしはキレた。2006-02-08 23:28:00 -
70:
なち ◆IWSq4hWLgI
接続悪いので、今日はここまでです??
2006-02-08 23:29:00 -
71:
なち ◆IWSq4hWLgI
59さん、アンカーありがとうございます???
2006-02-08 23:34:00 -
72:
なち ◆IWSq4hWLgI
接続が良くなったのでまた書き始めます(*・∀・*)?
2006-02-08 23:35:00 -
73:
なち ◆IWSq4hWLgI
「誰でもいいやん」ヒトミの言葉に怒りがヒートアップした。
『良くないやろが!誰とおるんか言えや!どうせマトコやろが!?』言いたくない、聞きたくない固有名詞を出してしまった2006-02-08 23:37:00 -
74:
なち ◆IWSq4hWLgI
「そうやで。マトコとマトコの地元におる」 『何やねんそれ?あたしとの約束は破ってマトコとおるってどうゆうことやねん!?』 あたしは怒りや悲しみでどうしようもない気持ちをぶつけることしか出来なかった
2006-02-08 23:40:00 -
75:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしはね、きみの一番になりたかった
あたしとの約束よりマトコを選ばれた時、あたしには独りぼっちになった虚しさが押し寄せてきた。一気に真っ暗な暗やみに突き落とされたような…2006-02-08 23:42:00 -
76:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしが責めたから、結果ヒトミの口から一番聞きたくない言葉を聞かされた
「マトコが好きやねん。もう、なちのこと好きじゃないねん。だから別れてや」
あたしは何が起こったか分からなくなった。暗闇の中、何も見えない、何も聞こえない、地面の感覚も夜風も、あたしに伝わらなかった2006-02-08 23:47:00 -
77:
なち ◆IWSq4hWLgI
「聞こえてる?」ヒトミの言葉で我に返った。と、急に涙がこぼれた。脳が痺れてるみたいで体が震えていたのをハッキリ覚えている
『……や。嫌や!何で?嫌なとこ治すから!本間に嫌や!あたしにはヒトミしかおらんねん!』泣き叫んだ。しかしその叫びが伝わることはなかった
「もう無理やから。嫌なとこはないねん。ただ好きじゃなくなっただけ」
ヒトミはいつもあたしを責めたりしない。この時もそう言って「ばいばい」と電話を切られた。2006-02-08 23:52:00 -
78:
なち ◆IWSq4hWLgI
『ヒトミぃぃぃ!嫌やぁぁぁ!あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッ!』
その日どう帰ったのか、いつ眠ったのかわからない。
翌朝、あたしはまだ状況を把握できないでいた2006-02-08 23:55:00 -
79:
なち ◆IWSq4hWLgI
本間に大事な人を失って、あたしは自分が起きてるのかすら分からない。水を触っても感覚がない、親と話しても会話が曖昧で自分が第三者として遠くから自分を見ている感覚だった
2006-02-08 23:57:00 -
80:
なち ◆IWSq4hWLgI
人は【心の場所は?】と聞かれると胸を指す。本来ならば脳が全て指令を出し、胸はいわゆる心臓で血液を送る働きしかしないので感情のコントロールは出来ない。つまり頭を指すのが正しい。
しかし、この時あたしは確かに心は胸にあると感じた。胸の奥がそわそわして締め付けられて苦しかった2006-02-09 00:01:00 -
82:
なち ◆IWSq4hWLgI
そしてさらに、登校したあたさを待ち受けていたもの、それは目の前でバスから降りてくるヒトミとマトコの姿だった。
不思議なもので、この時その光景を目にしても辛くなかった。あたしの感情は壊れていた2006-02-09 00:03:00 -
83:
なち ◆IWSq4hWLgI
教室に入るなり、あたしはトイレへ向かった。頻繁にトイレへ行けばヒトミのクラスの前を通るから
この日も昼までの授業だった。あたしはヒトミとちゃんと話がしたかった。その気持ちだけでヒトミのクラスに足を運んだ2006-02-09 00:06:00 -
84:
なち ◆IWSq4hWLgI
ユリアが話す場を設けてくれた。しかしヒトミは拒んでいた。
『ちゃんと納得いくように話して?このまんまやったら苦しい。ヒトミはいいよ、好きな人が居るからあたしが居なくても幸せやん。あたしはヒトミしか居ない。ヒトミを好きなまま離れて、あたしはこの気持ちをぶつけるとこがないねん』あたしはヒトミに訴えた2006-02-09 00:09:00 -
85:
なち ◆IWSq4hWLgI
それを遮断したのはマトコやった。
「本間見ててネチネチうっとおしい。ヒトミが別れる言うてるのわからんの?ほんまうざいねん!お前、ミカにあたしの文句言うてたらしいなぁ!」
あたしは意味が分からなかった。「あたしを腹立つって言うたんやろ!」確かにミカに『たぶんヒトミはマトコが好きやわ。あたしはずっとヒトミが好きやったのに後から出てきて…腹立つわ』とこぼしていた。それにアレンジを加えてマトコに伝えていた2006-02-09 00:14:00 -
86:
なち ◆IWSq4hWLgI
「腹立つんやったら二度とクラス来るなや!帰れや!学校も来るな!きしょい」
そう言うとマトコはあたしを押し出し教室のドアを勢い良く閉めた
中からは《あははは!》と笑い声が響いてきた2006-02-09 00:17:00 -
87:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしは自分のクラスに戻り教卓の上にあったカッターを握り締めトイレに走った。途中涙が止まらなかった
個室に入り無意識に左手首を切り付けた。何度も何度も切った2006-02-09 00:19:00 -
88:
なち ◆IWSq4hWLgI
無知なあたしは手首を切れば死ねると思ってた。
【ドンドンッ】「なち!?」ユリアの声がした。開けるとユリアが立っていた
「何してんの!?保健室行こう!」 『いい…』 「あかん!こんなに血が出てるやん」 『いいねん!死にたいねん!ヒトミがおらんくなるなら死んだ方がマシやねん。』
【バシッ】ユリアのビンタが飛んできた。痛くなかった。ユリアを見ると泣いていた。2006-02-09 00:24:00 -
89:
なち ◆IWSq4hWLgI
泣きたいのはこっちやわ…
自然に涙は止まっていた2006-02-09 00:25:00 -
90:
なち ◆IWSq4hWLgI
ヒトミ、あんたがあたしに歌った唄。
ポルノグラフィティのアゲハ蝶は今聞いても泣ける。
会えただけで良かったのに愛されたいと願ってしまったね2006-02-09 00:27:00 -
91:
なち ◆IWSq4hWLgI
間違った恋愛やったかも知らん。けど本気で愛してた。愛することを教えてくれた、でも裏切りや失恋も教えてくれた。これがあたしのリストカットの始まりやった
あの日以来、あたしは本間の恋愛は出来やん。人を疑うようになった。素直じゃなくなった。
2006-02-09 00:30:00 -
92:
なち ◆IWSq4hWLgI
あんなに楽しかった学校が一日で大嫌いになった。最初は仮病で休みがちやったのが本格的に行かんくなった。
なち、引きこもり生活スタート2006-02-09 00:31:00 -
93:
なち ◆IWSq4hWLgI
今日はここまでです???
2006-02-09 00:32:00 -
94:
なち ◆IWSq4hWLgI
84さん、アンカーレスありがとうございます???
2006-02-09 00:37:00 -
95:
名無しさん
読んでるよ☆
2006-02-09 01:17:00 -
97:
なち ◆IWSq4hWLgI
98さん、ありがとうございます???ぜひ最後までお付き合いください??
99さん、アンカーレスありがとうございます???2006-02-09 01:28:00 -
98:
なち ◆IWSq4hWLgI
あたしは毎日アゲハ蝶を聴いていたなぁ。飽きることもなく泣いて過ごした日々
いつも一緒で終わることなんて夢にも思ってなくて…案外、終止符って簡単に打てるものやってんな。
片割れを無くした気分ですごく淋しかった。膨大な喪失感に襲われて胸の辺りがスースーした。
まるでこの世界に自分一人になったような孤独さ、全ての生きものに見離された気分にまでなった2006-02-09 16:00:00 -
99:
なち ◆IWSq4hWLgI
ひらりひらりと舞い遊ぶように姿見せたあなた。あれは暑い夏だったね。
あなたに会えた、それだけで良かった、それだけであたしの世界は光に満ち溢れていた。夢で会えるだけで良かったのに愛されたいと願ってしまった瞬間、世界が変わった。
あなたが言の葉に込めた意味をついに知ることは無かった。もしこれが戯曲だったのならなんてひどいストーリーだろう?進むことも戻ることも出来ずにただ一人立ち尽くすだけだった。
あなたが望むのならこの身などいつでも差し出すよ?降り注ぐ火の粉の盾にでも何でもなる。だからただそこに一握り残ったあたしの想いを救い上げて心の隅に置いて
あなたが揺らぐその景色の向こう、近づくことは出来ない。でも、出来たら愛してください。たまにはあたしの肩で羽を休めてよ。2006-02-09 16:28:00 -
100:
なち ◆IWSq4hWLgI
学校に行くとなれば遅刻・早退は当たり前。休むとなればずっとパソコンをいじっていた。
この頃、もう亡くなられていた【南条】とゆうネットアイドルに憧れていた。
Coccoをスキになったのも南条のお陰だった2006-02-09 16:32:00