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ソース
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1:
ユキ#jb
ピ!
「298円になります。」
彼女は、毎回ソースを買っていく。2006-02-15 06:51:00 -
76:
名無しさん
なんでこんなつまらんの。読んで損しました
2006-03-05 22:32:00 -
78:
名無しさん
やばい見たい!
2006-03-06 03:26:00 -
79:
ユキ ◆BYasmdOvp.
ちょこんと正座をして、画材や、雑誌でゴチャゴチャの部屋のわずかに空いてるスペースに、ソースさんがいた。
自分の部屋を、こんなに居心地悪いものだと思ったのは初めてだ。2006-03-12 22:55:00 -
80:
ユキ ◆BYasmdOvp.
日頃から、ちゃんと掃除してないから、こうゆう時ダメなのか。
僕は、麦茶が出すぎてるのに気付いて、あわててティーバックを取り出した。
「すいません。うち麦茶しかなくて。」
2006-03-12 23:00:00 -
81:
ユキ ◆BYasmdOvp.
「私、麦茶好きです。ありがとう。」
ソースさんは、僕の手からコップを受取り微笑んだ。
僕は、失神しかけた。生ソースさんが、可愛すぎて。
幸せすぎて死にそうだった。僕の部屋で、向い合いながら、麦茶を飲んでいる。こんな奇跡、予想も妄想もしていなかった。2006-03-12 23:07:00 -
82:
ユキ ◆BYasmdOvp.
今日、僕は女の子を助けた。そして、現場から自分の家まで逃げた。
女の子は、ソースさんだった。
襲われていたのが、自宅のマンションの近くらしく、帰るのは怖いから、僕の家に今日だけ泊めてくれないかと、ソースさんにお願いされたのだ。2006-03-12 23:13:00 -
83:
ユキ ◆BYasmdOvp.
なんだか、まだ信じられない。今起こってる現実が都合良すぎて。冴えない男の奇跡的な、恋物語。
まるで、〇車男みたいだ。さしずめ僕は、自転車だったから、自転車男だろう。
なんだか、間抜けな名前だ。
「あの。」2006-03-12 23:19:00 -
84:
ユキ ◆BYasmdOvp.
「はい。」
変な声が出てしまった。ソースさんが話かけてきた。それだけで、緊張してしまう。
「学生さん?ですよね?美大?」
乱雑に置かれたキャンバスを指差しながら、僕を見る。2006-03-13 07:56:00 -
85:
ユキ ◆BYasmdOvp.
「はい。」
僕は、自分で顔が赤くなってくのが分かった。
「絵、見ていい?」
「あ、はい。」
ソースさんは、キャンバスを手に取りながらクスリと笑った。
「はい。ばっかりだね。」
「あ!はい!…あ。」クスクスと、彼女は笑った。2006-03-13 08:00:00